JPH06151365A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Publication number
JPH06151365A
JPH06151365A JP30392392A JP30392392A JPH06151365A JP H06151365 A JPH06151365 A JP H06151365A JP 30392392 A JP30392392 A JP 30392392A JP 30392392 A JP30392392 A JP 30392392A JP H06151365 A JPH06151365 A JP H06151365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
vacuum chamber
gap
ring
seal ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP30392392A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Kondo
泰一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP30392392A priority Critical patent/JPH06151365A/ja
Publication of JPH06151365A publication Critical patent/JPH06151365A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマ処理装置の真空チャンバ内で生成す
るラジカルによるOリングの腐食を防止する。 【構成】 真空チャンバ1は、上部筐体1aと下部筐体
1bとで構成され、それらの隙間には、Oリング11が
介装されている。Oリング11の近傍には配管12の一
端が配置され、配管12の他端は排気管10に接続され
ている。プラズマ雰囲気中で生成し、上部筐体1aと下
部筐体1bとの隙間に入り込んだラジカルは、Oリング
11の近傍の配管12から吸引されて外部に排出される
ため、ラジカルとOリング11との接触が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造工程などに
おいて使用されるプラズマエッチング装置やプラズマC
VD装置などのプラズマ処理装置に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマエッチング装置の一例を
図3に示す。このプラズマエッチング装置の真空チャン
バ1内には、半導体ウエハ2を支持するサセプタ3が設
置されている。このサセプタ3とその上方に設置された
シャワー電極4との間には、RF電源5より所定の電圧
が印加され、半導体ウエハ2の上方にプラズマ雰囲気が
形成されるようになっている。
【0003】真空チャンバ1の上部にはガス供給管6の
一端が接続され、外部のエッチャント供給源7,8から
塩素、NF3 などのエッチャントが、またパージガス供
給源9から窒素などのパージガスがそれぞれシャワー電
極4の隙間を通って真空チャンバ1内に供給されるよう
になっている。
【0004】真空チャンバ1の底部には、外部の真空ポ
ンプ(図示せず)に接続された排気管10の一端が接続
されており、真空チャンバ1内の不要となったガスを外
部に排出したり、真空チャンバ1内を所定の真空度に維
持したりすることができるようになっている。
【0005】真空チャンバ1は、その内部を定期的にク
リーニングできるようにするため、上部筐体1aと下部
筐体1bとに二分割されており、それらの隙間には、真
空チャンバ1内の気密を維持するためのOリング11が
介装されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な構成のプラズマエッチング装置においては、真空チャ
ンバ内のプラズマ雰囲気中で生成した〔F・〕などのラ
ジカルの一部が上部筐体と下部筐体との僅かな隙間(通
常2〜3mm程度)に入り込んでゴム製のOリングを腐食
させてしまうという問題がある。
【0007】その対策として、この隙間の近傍に遮蔽板
を設けてラジカルが隙間に入り込むのを阻止することも
考えられるが、この対策は、真空チャンバ内の構造が複
雑になったり、遮蔽板の表面に付着した生成物がウエハ
の汚染源になったりするという問題がある。
【0008】本発明の目的は、プラズマ処理装置の真空
チャンバ内で生成するラジカルに起因するシールリング
の腐食を防止することのできる技術を提供することにあ
る。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、下記の
とおりである。
【0011】(1).請求項1記載の発明は、真空チャンバ
を複数の筐体で構成し、それらの隙間にシールリングを
介装したプラズマ処理装置において、前記シールリング
の近傍に配管の一端を配置し、前記配管の他端を前記真
空チャンバ内を排気するための排気管に接続したもので
ある。
【0012】(2).請求項2記載の発明は、真空チャンバ
を複数の筐体で構成し、それらの隙間にシールリングを
介装したプラズマ処理装置において、前記シールリング
の近傍に配管の一端を配置し、前記配管の他端を不活性
ガス供給源に接続したものである。
【0013】
【作用】上記した手段(1) によれば、筐体の隙間に入り
込んだラジカルを配管を通じて吸引することにより、こ
の隙間に介装されたシールリングとラジカルとの接触が
回避されるため、ラジカルとの接触によるシールリング
の腐食を確実に防止することができる。
【0014】上記した手段(2) によれば、筐体の隙間に
配管を通じて不活性ガスを供給することにより、この隙
間に介装されたシールリングとラジカルとの接触が回避
されるため、ラジカルとの接触によるシールリングの腐
食を確実に防止することができる。
【0015】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例であるプラズマ
エッチング装置の概略構成図である。
【0016】本実施例のプラズマエッチング装置の真空
チャンバ1内には、半導体ウエハ2を支持するサセプタ
3が設置されている。このサセプタ3とその上方に設置
されたシャワー電極4との間には、RF電源5を通じて
所定の電圧が印加され、半導体ウエハ2の上方にプラズ
マ雰囲気が形成されるようになっている。
【0017】真空チャンバ1の上部にはガス供給管6の
一端が接続され、外部のエッチャント供給源7,8から
塩素、NF3 などのエッチャントが、またパージガス供
給源9から窒素などのパージガスがそれぞれシャワー電
極4の隙間を通って真空チャンバ1内に供給されるよう
になっている。
【0018】真空チャンバ1の底部には、外部の真空ポ
ンプ(図示せず)に接続された排気管10の一端が接続
され、真空チャンバ1内の不要となったガスを外部に排
出したり、真空チャンバ1内を所定の真空度に維持した
りするようになっている。
【0019】真空チャンバ1は、上部筐体1aと下部筐
体1bとから構成されており、それらの隙間には、真空
チャンバ1内の気密を維持するためのOリング11が介
装されている。
【0020】本実施例のプラズマエッチング装置は、下
部筐体1bの中に配管12の一部が挿通されており、そ
の一端は、上部筐体1aと下部筐体1bとの隙間のOリ
ング11の近傍に配置され、他端は、排気管10に接続
されている。
【0021】上記のような配管12を設けたことによ
り、プラズマ雰囲気中で生成し、上部筐体1aと下部筐
体1bとの隙間に入り込んだラジカルは、この配管12
を通じて吸引され、外部に排出されるため、ラジカルと
Oリング11との接触が回避され、Oリング11の腐食
が確実に防止される。
【0022】
【実施例2】図2は、本発明の他の実施例であるプラズ
マエッチング装置の概略構成図である。
【0023】前記実施例1では、配管12の他端を排気
管10に接続したが、本実施例では、配管12の他端が
パージガス供給源9に接続され、上部筐体1aと下部筐
体1bとの隙間に窒素などのパージガスが供給されるよ
うになっている。
【0024】従って、プラズマ雰囲気中で生成し、上部
筐体1aと下部筐体1bとの隙間に入り込んだラジカル
は、この配管12を通じて供給されるパージガスによっ
て真空チャンバ1内に押し戻される。これにより、ラジ
カルとOリング11との接触が回避されるため、Oリン
グ11の腐食が確実に防止される。
【0025】なお、本実施例では、配管12の他端をパ
ージガス供給源9に接続したが、真空チャンバ1の外部
に他の不活性ガス供給源を設置し、配管12の他端をこ
の不活性ガス供給源に接続するようにしてもよい。
【0026】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0027】前記実施例では、プラズマエッチング装置
に適用した場合について説明したが、プラズマCVD装
置やプラズマアッシング装置など、他のプラズマ処理装
置にも適用することができる。
【0028】また、Oリングに限定されるものではな
く、各種の断面形状を有するシールリングに適用するこ
とができる。
【0029】また、プラズマ処理装置以外であっても、
例えばシールリングを腐食させるようなガスを使用する
真空チャンバを備えた各種処理装置には、本発明を適用
することができる。
【0030】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0031】本発明のプラズマ処理装置によれば、ラジ
カルとの接触によるシールリングの腐食が確実に防止さ
れ、その寿命が向上するため、シールリングの交換頻度
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプラズマエッチング装
置の概略構成図である。
【図2】本発明の他の実施例であるプラズマエッチング
装置の概略構成図である。
【図3】従来のプラズマエッチング装置の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 真空チャンバ 1a 上部筐体 1b 下部筐体 2 半導体ウエハ 3 サセプタ 4 シャワー電極 5 RF電源 6 ガス供給管 7 エッチャントガス供給源 8 エッチャントガス供給源 9 パージガス供給源 10 排気管 11 Oリング 12 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバを複数の筐体で構成し、そ
    れらの隙間にシールリングを介装したプラズマ処理装置
    であって、前記シールリングの近傍に配管の一端を配置
    すると共に、前記配管の他端を前記真空チャンバ内を排
    気するための排気管に接続し、前記隙間に入り込んだラ
    ジカルを前記配管を通じて吸引するように構成したこと
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 真空チャンバを複数の筐体で構成し、そ
    れらの隙間にシールリングを介装したプラズマ処理装置
    であって、前記シールリングの近傍に配管の一端を配置
    すると共に、前記配管の他端を不活性ガス供給源に接続
    し、前記隙間に前記配管を通じて不活性ガスを供給する
    ように構成したことを特徴とするプラズマ処理装置。
JP30392392A 1992-11-13 1992-11-13 プラズマ処理装置 Pending JPH06151365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30392392A JPH06151365A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 プラズマ処理装置

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JP30392392A JPH06151365A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 プラズマ処理装置

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JPH06151365A true JPH06151365A (ja) 1994-05-31

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ID=17926908

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JP30392392A Pending JPH06151365A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 プラズマ処理装置

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JP (1) JPH06151365A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538373A (ja) * 2001-08-16 2004-12-24 ファースト ソーラー リミテッド ライアビリティ カンパニー 化学蒸着システム
JP2010010302A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置
KR20170117890A (ko) 2016-04-14 2017-10-24 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 가열 장치 및 터보 분자 펌프

Cited By (4)

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JP2010010302A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置
KR20170117890A (ko) 2016-04-14 2017-10-24 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 가열 장치 및 터보 분자 펌프
US10801521B2 (en) 2016-04-14 2020-10-13 Tokyo Electron Limited Heating device and turbo molecular pump

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