JP2002025911A - 熱処理装置及びそのシール方法 - Google Patents

熱処理装置及びそのシール方法

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JP2002025911A
JP2002025911A JP2000201573A JP2000201573A JP2002025911A JP 2002025911 A JP2002025911 A JP 2002025911A JP 2000201573 A JP2000201573 A JP 2000201573A JP 2000201573 A JP2000201573 A JP 2000201573A JP 2002025911 A JP2002025911 A JP 2002025911A
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知久 島津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いシール性を維持でき、しかも被処理体に
対する汚染の恐れもない熱処理装置を提供する。 【解決手段】 縦長の処理容器48内にその下端の開口
部から、昇降可能になされたキャップ手段66上に設置
された被処理体Wを挿入して収容すると共に前記開口部
を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転し
つつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置40におい
て、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理
時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部72
に対して微小間隙82だけ隔てて位置されるキャップ本
体68を有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の複
数の排気溝部84,86を形成し、前記排気溝部を真空
引きする溝部排気手段92を設けるように構成する。こ
れにより、高いシール性を維持でき、しかも被処理体に
対する汚染の恐れも大幅に抑制することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理体に所定の熱処理を施す熱処理装置及びそのシー
ル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を製造するため
には半導体ウエハに対して成膜、エッチング処理、酸化
拡散等の各種の処理が施される。例えば一度に多数枚の
ウエハ表面に成膜するCVD装置においては、ウエハボ
ート上に半導体ウエハを例えば等ピッチで載置し、これ
を所定の温度に加熱しながら所定の減圧下にてウエハ表
面に成膜用のガスを供給し、このガスの分解生成物或い
は反応生成物をウエハ上に堆積させて膜形成を行なうよ
うになっている。
【0003】図5は従来の一般的な縦型の熱処理装置を
示す構成図である。図示するように、この熱処理装置2
は、例えば石英製の内筒4と外筒6とよりなる2重管構
造の処理容器8を有しており、この処理容器8の外周に
は加熱ヒータ10を設け、加熱炉を形成している。ま
た、この処理容器8の下端には、処理ガスを導入する処
理ガスノズル12や図示しない真空排気系に接続される
排気口14を形成した例えばステンレススチール製の筒
体状のマニホールド16が接続されている。そして、こ
のマニホールド16の下端開口部は、例えばボートエレ
ベータのような昇降機構18により昇降可能になされた
例えばステンレススチール製の平板状の蓋体20により
Oリングよりなるシール部材22を介して気密に塞がれ
てシールされる。そして、この蓋体20上には、半導体
ウエハWを所定のピッチで多段に支持したウエハボート
24が、保温筒26を介して設置されており、上記蓋体
20と共に一体的に昇降可能になされている。また、上
記蓋体20の中央には、磁性流体シール28を介してこ
れを気密に回転自在に貫通した回転軸30が設けられ、
この回転軸30上に設けた回転テーブル32上に上記保
温筒26を載置している。そして、この回転テーブル3
2を回転しつつ真空雰囲気下において半導体ウエハに成
膜などの熱処理を施すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体ウエ
ハの熱処理時には、周知のように、製品歩留りを向上さ
せるために不純な成分が処理容器8内へ侵入することを
避けなければならない。このような状況下において、上
記シール部材22は一般的にはフッ素系のシリコンゴム
等よりなる耐熱性、シール性及び耐腐食性の高いOリン
グ等を用いているが、このシール部材22から非常に僅
かではあるが、O2 成分、H2 成分、フッ素ガス成分等
の不純物ガスがアウトガスとして排出することは避けら
れず、この不純物ガスが真空引きされている処理容器8
内に侵入してウエハ表面中に付着し、電気特性を劣化す
るなど、熱処理に悪影響を与える場合がある、といった
問題があった。
【0005】更には、蓋体20に設けた磁性流体シール
28には磁性流体を用いているが、この磁性流体が僅か
ではあるがウエハ表面を汚染する、といった問題もあっ
た。そこで、本出願人は、特開平3−249936号公
報や特開平10−231932号公報において開示され
ているように、マニホールド16と蓋体20との接合部
を鏡面仕上げし、ここに多段に排気溝を設けてこれを真
空引きしたり、或いはシール部材の内側に微小な環状空
間を形成してこれを真空引きするなどの排気シール構造
を提案した。しかしながら、この場合にはマニホールド
16と蓋体20との両端面の接合部に、微小なゴミ等が
介在する場合があり、このゴミ等が両端面間にて摩擦等
により粉砕されてしまい、これがパーティクルとなって
処理容器8内に飛散してしまう、といった新たな不都合
があった。本発明は、以上のような問題点に着目し、こ
れを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の
目的は、高いシール性を維持でき、しかも被処理体に対
する汚染の恐れもない熱処理装置及びそのシール方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可
能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿
入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段に
より塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処
理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回
転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成
された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置
されるキャップ本体を有し、前記接合フランジ部の端面
側に環状の複数の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真
空引きする溝部排気手段を設けるように構成したもので
ある。これにより、処理容器の下端の開口部を塞ぐキャ
ップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔て
て位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により
真空引きすることによりシールするので、従来装置と略
同様に高いシール性を維持することが可能となる。ま
た、この場合、従来装置において用いていたOリング等
のシール部材を用いていないので、アウトガスによる問
題も解消することが可能となる。
【0007】この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記
キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げされて
いる。また、請求項3に規定するように、前記キャップ
本体の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状
の被処理体設置台が設けられ、前記被処理体設置台内に
は、これを加熱する設置台加熱手段が設けられている。
これにより、被処理体設置台が加熱されるので、被処理
体間の温度分布の均一性を向上させることが可能とな
る。
【0008】請求項4に規定する発明は、縦長の処理容
器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャ
ップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると
共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被
処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装
置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且
つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フラン
ジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置される内側キャッ
プ本体と、前記内側キャップ本体の外側に配置されて熱
処理時にその周縁部が前記接合フランジ部に対して間隙
シール部材を介して接合され且つ前記内側キャップ本体
と所定の間隔だけ離間して位置される外側キャップ本体
とを有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の排気溝
部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段
を設けるように構成する。これにより、処理容器の下端
の開口部を塞ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に
対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部
分を溝部排気手段により真空引きすることによりシール
するので、従来装置と略同様に高いシール性を維持する
ことが可能となる。また、外側キャップ本体は、間隙シ
ール部材を介して接合フランジ部に気密にシールされて
いるので、シール性を一層高めることが可能となる。更
に、ここで使用したシール部材から発生するアウトガス
は溝部排気手段によって系外へ排出されてしまうので、
これが処理容器内へ侵入することはほとんどなく、この
アウトガスによる問題も解消することが可能となる。更
には、内側キャップ本体の外側に、外側キャップ本体を
設けるようにしたので、処理容器内とその外側の大気と
の圧力差は外側キャップ本体で受けられ、内側キャップ
本体に大きな荷重がかかることを防止することが可能と
なる。
【0009】この場合、例えば請求項5に規定するよう
に、前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記
内側キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げさ
れている。また、請求項6に規定するように、前記接合
フランジ部の排気溝部の内周側に、環状のガスパージ溝
部を形成し、このガスパージ溝部に対して不活性ガスを
供給するパージガス供給手段を設けるようにしてもよ
い。これによれば、間隙シール部材から発生したアウト
ガスは、この不活性ガスにより処理容器内へ侵入するこ
とを阻止されるので、アウトガスによる問題を、一層確
実に解消することが可能となる。この場合、例えば請求
項7に規定するように、前記間隙シール部材は、前記排
気溝部の外周側に位置されている。
【0010】また、請求項8に規定するように、前記排
気溝部は、複数形成されているようにしてもよい。ま
た、請求項9に規定するように、前記内側キャップ本体
の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状の被
処理体設置台が設けられ、前記被処理体設置台内には、
これを加熱する設置台加熱手段が設けられる。これによ
り、被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温
度分布の均一性を向上させることが可能となる。また、
請求項10に規定するように、前記内側キャップ本体と
前記外側キャップ本体との間にはキャップ加熱手段が設
けられている。この場合には内側キャップ本体全体も加
熱することができるので、被処理体間の温度分布の均一
性を更に向上させることが可能となる。
【0011】また、例えば請求項11に規定するよう
に、前記微小間隙は、数μm〜10数μmの範囲内であ
る。更に、請求項12に規定する発明は、上記した熱処
理装置のシール方法であり、縦長の処理容器内にその下
端の開口部から被処理体を挿入し、前記開口部をキャッ
プ手段により塞ぎつつこれを回転させることによって前
記被処理体を回転させて所定の熱処理を施すようにした
熱処理装置のシール方法であって、前記キャップ手段を
前記開口部の周囲に形成される接合フランジ部に対して
微小間隙だけ隔てた位置で回転し、前記微小間隙を真空
引きするようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る熱処理装置
及びそのシール方法の一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。図1は本発明に係る熱処理装置の一実施例を示
す構成図、図2は本発明装置の要部を示す部分拡大図で
ある。この熱処理装置40は、例えば石英製の内筒42
と、外筒44と、この外筒44の下端に接続される例え
ばステンレス製の筒体状のマニホールド46より主に構
成される処理容器48を有している。具体的には、上記
外筒44は天井を有して円筒体状に成形され、その下端
は上記マニホールド46の上端に例えばシール部材50
を介して接合されている。また、このマニホールド46
の上部は、例えばステンレススチールよりなるベースプ
レート52に支持されており、ここで装置全体の荷重を
受けている。そして、上記内筒42は円筒体状に成形さ
れ、その下端は上記マニホールド46の内壁面にリング
状に設けた支持凸部54により支持されており、上記外
筒44とにより2重管構造になっている。また、上記処
理容器48の外周全体には後述する被処理体を加熱する
加熱ヒータ56が設けられており、ここに加熱炉を形成
している。そして、上記内筒42の内側には、例えば石
英製のウエハボート62に所定のピッチで多段に支持さ
れた被処理体としての半導体ウエハWが、ロード及びア
ンロード可能に設定されており、これに所定の熱処理を
施すようになっている。
【0013】また、上記マニホールド46には、処理容
器48内へ成膜ガス等の処理ガスを供給する処理ガスノ
ズル58が設けられると共に、上記内筒42と外筒44
との間の空間に連通する排気口60が設けられており、
この排気口60には、処理容器48内を真空引きする図
示しない真空排気系が接続される。上記マニホールド4
6の下端の周囲には、その外方へ突出させてなるリング
状の接合フランジ部72が形成されており、そして、こ
のマニホールド46の下端の開口部64は、本発明の特
徴とするキャップ手段66により開閉可能に塞がれる。
具体的には、このキャップ手段66は、例えばステンレ
ススチールよりなるキャップ本体68を有しており、そ
の周縁部はリング状に略平板状になされていると共に、
中心部は処理容器48内側へ突出された有天井の筒体状
となってこれにより被処理体設置台70を形成してい
る。そして、この被処理体設置台70上に上記ウエハボ
ート62の下端を設置してこの全体を支持している。
【0014】このキャップ本体68の被処理体設置台7
0の天井部内側には、その下方に延びる回転軸74の上
端が固定されており、この回転軸74の下端は、ボート
エレベータのような昇降機構76のアーム78の先端に
設けたベアリング等を内蔵する軸受け部80に回転可能
になされている。これにより、このキャップ本体68の
回転移動と昇降移動を可能としている。この回転軸74
の回転は、上記アーム78内に内蔵される図示しない動
力伝達機構によって行なわれる。そして、熱処理時に
は、上記接合フランジ部72の下側の端面72Aに対し
て、上記キャップ本体68の周縁部の上側の端面68A
(図2参照)は所定の微小距離tだけ離間させて微小間
隙82を形成し得る位置に設置されるようになってい
る。すなわち、上記両端面68A、72Aは熱処理時に
おいても接触することはなく、微小距離tだけ隔てて離
間されている。この距離tは例えば数μm〜10数μm
程度の範囲内であり、しかも両端面68A、72Aは例
えば平面度が10μm以下に、共に鏡面仕上げされてい
る。
【0015】そして、上記接合フランジ部72の端面7
2Aには、下側を上記微小間隙82側に開放させて複数
の、図示例にあっては2つの環状、或いはリング状の排
気溝部84、86が同心円状に形成されている。この排
気溝部84、86の幅は、例えば5mm程度、高さは例
えば10mm程度である。そして、上記各排気溝部8
4、86には、それぞれ溝部排気通路88、90が接続
されると共に、この溝部排気通路88、90は、例えば
真空ポンプよりなる溝部排気手段92に共通に接続され
ており、上記各排気溝部84、86を介して微小間隙8
2内を真空引きできるようになっている。この場合、上
記各溝部排気通路88、90にそれぞれ圧力調整弁9
4、96を介設させて、各排気溝部84、86内が同圧
となるように真空引きしてもよいし、或いは両排気溝部
84、86間に僅かな圧力差を形成するように、例えば
一方の排気溝部84内の圧力が僅かに高くなるように真
空引きするようにしてもよいし、またはその逆の圧力関
係となるように真空引きしてもよい。そして、上記被処
理体設置台70の内側の上部には、例えば円板状の抵抗
加熱ヒータよりなる設置台加熱手段98がその下方の回
転機構80側より延びる支持ロッド100により支持固
定されており、この被処理体設置台70を所定の温度に
加熱し得るようになっている。
【0016】次に、以上のように構成された本発明装置
の動作及びシール方法について説明する。まず、昇降機
構76を駆動してキャップ手段66及びこの上に設置さ
れているウエハボート62等を、処理容器48内から降
下させてアンロードした状態で、このウエハボート62
に未処理の多数枚の半導体ウエハWを所定のピッチで載
置する。そして、上記昇降機構76を駆動してキャップ
手段66及びウエハWを載置したウエハボート62を上
昇させ、これを処理容器48のマニホールド46の下端
の開口部64より、予め加熱されている処理容器48内
へロードして収容し、キャップ手段66のキャップ本体
68によりこの開口部64を塞ぐ。この場合、前述した
ように、キャップ本体68の周縁部の上側端面68A
は、接合フランジ部72の下側端面72Aとは接するこ
となく両端面68A、72A間は所定の距離t(図2参
照)だけ離間させておき、ここに微小間隙82を形成し
ておく。
【0017】この状態で加熱ヒータ56によりウエハW
を所定のプロセス温度まで昇温して維持する。そして、
処理ガスノズル58より所定の処理ガス、例えば成膜ガ
スを処理容器48内へ導入しつつ排気口60より処理容
器48内を真空引きして所定のプロセス圧力を維持し、
熱処理、例えば成膜処理を開始する。また、この成膜処
理時には、回転機構80を駆動することにより、ウエハ
ボート62と共にキャップ本体68も回転させてこの状
態を維持する。この際、上記排気口60からの真空引き
と同時に溝部排気手段92も駆動して、接合フランジ部
72に形成した排気溝部84、86内及び微小間隙82
内も真空引きを行なう。
【0018】このように、排気溝部84、86内や微小
間隙82内を真空引きすることにより排気シールの作用
を示し、処理容器48の外側大気より上記微小間隙82
を介して処理容器48内へ侵入しようとする空気は、上
記排気溝部84、86側へ真空引きされるので、処理容
器48内側へ侵入することはない。この場合、この溝部
排気手段92による真空引きの程度は、処理容器48内
のプロセス圧力にも依存するが、処理容器48内の圧力
よりも僅かに低い圧力を維持するように真空引きすれ
ば、処理容器48内の雰囲気も上記排気溝部84、86
側へ真空引きされることになるので、大気側の空気が処
理容器48内へ侵入することを確実に防止し、シール性
を高く維持することが可能となる。このように、接合フ
ランジ部72とキャップ手段66との接合部に、従来装
置で用いていたOリング等のシール部材を用いる必要が
ないので、アウトガス問題をなくすことができ、ウエハ
Wを不純物ガスで汚染することもない。また、回転して
いるキャップ本体68は接合フランジ部72に接するこ
となく僅かに離間されているので、両者が接した状態と
なっている従来装置ではゴミ等を挟み込んでこれを砕く
ことによりパーティクルが発生する問題があったが、本
実施例ではそのようなパーティクルの問題は発生せず、
また、微小間隙82に侵入したゴミ等は排気溝部86を
介して系外へ排出されてしまうことになる。
【0019】また、キャップ本体68の端面68Aと接
合フランジ部72の端面72Aは、共に鏡面仕上げされ
ているので、キャップ本体68が回転しても両端面68
A、72Aが接することはない。また、熱処理時には、
被処理体設置台70内に設けた設置台加熱手段98に通
電して設置台70を所定の温度に維持しているので、加
熱量が劣る傾向にあるウエハボート62の下端部近傍の
ウエハWに対して温度補償を行なって十分に熱量を加え
ることができ、上下方向に位置されるウエハ間の温度分
布をなくしてこれを均一な温度分布状態に維持すること
が可能となる。また、この部分に不要な反応副生成物が
付着することも防止できる。
【0020】また、ここでは両排気溝部84、86から
真空引きする際に、共通の真空ポンプ、すなわち溝部排
気手段92により真空引きするようにしているが、これ
に限定されず、内側の排気溝部86は真空到達度が高い
真空ポンプ、例えばターボ分子ポンプを用いて真空引き
し、外側の排気溝部84は大排気量の真空ポンプ、例え
ばドライポンプを用いるなど、両溝部84、86を別々
の真空ポンプで吸引するようにしてもよい。また、ここ
では排気溝部84、86は2段設けたが、この段数には
制限がなく、プロセス圧力に鑑みてシール性を高めるた
めには更に多くの排気溝部を同心円状に形成してもよ
い。ここで図3を参照して排気溝部の段数と各段の溝部
の到達圧力と微小間隙の距離tとの関係について説明す
る。図中では、微小間隙の距離tを0μm、15μm、
30μm、60μmの場合のデータを記してあり、ま
た、このシミュレーションでは処理容器内の圧力を完全
真空として設定している。尚、各段の排気溝部の排気速
度は10リットル/分に設定してある。
【0021】この図3によれば、例えば距離tを15μ
mに設定した時には、3段程度の排気溝部を形成すれ
ば、1.33Pa(1×10-2Torr)程度まで真空
引きが可能であることが判明する。従って、この図3を
基にして、必要な距離tや排気溝部の段数を適宜設定す
ることができる。上記実施例では、キャップ手段66と
して1枚のキャップ本体68を用いた場合を例にとって
説明したが、これに限定されず、キャップ手段66とし
て図4に示す本発明装置の変形例のように2枚のキャッ
プ本体102、104を用いるようにしてもよい。尚、
図4においては、図2に示す構成部分と同一部分につい
ては同一符号を付して説明を省略する。具体的には、図
4に示すキャップ手段66では、図2に示したキャップ
本体68と同様な構造のものを内側キャップ本体102
として用いており、更に、この外側、図示例では下方に
これを覆うようにして略円板状の外側キャップ本体10
4を設けている。この場合にも、接合フランジ部72の
下側の端面72Aと内側キャップ本体102の上側の端
面102Aとの間は前記実施例と同様に距離tだけ離間
されており、ここに微小間隙82を積極的に形成してい
る。
【0022】一方、これに対して、外側キャップ本体1
04は、上記内側キャップ本体102よりも一回り大き
く形成されており、その周縁部は上方に略直角に屈曲さ
れており、このリング状の屈曲部の上端は、Oリング等
の間隙シール部材106を介して接合フランジ部72の
下側の端面72Aの周辺部に気密に直接接触してシール
されている。そして、この外側キャップ本体104は、
その中央部にて、軸受け部80側に高さ調整ネジ108
でもって高さ調整可能に支持固定されている。これによ
り、上記内側キャップ本体102は回転軸74に接合さ
れてこれと一体的に回転するが、この外側キャップ本体
104は、回転することなく固定された状態となる。そ
して、上記回転軸74を挿通するために上記外側キャッ
プ本体104の中央部に成形した挿通孔110の周囲に
は、この外側キャップ本体104と上記軸受け部80と
の間に気密に接合された例えば金属製の伸縮可能なベロ
ーズ112が介在されており、処理容器48内の気密性
を維持している。
【0023】また、上記内側キャップ本体102と外側
キャップ本体104との間は所定の間隔T、例えば20
mm程度だけ離間されており、この間隔の部分に、例え
ば薄い円板状の抵抗加熱ヒータよりなるキャップ加熱手
段114が設置されて、主に上記内側キャップ本体10
2の周縁部を加熱するようになっている。このキャップ
加熱手段114は、上記外側キャップ本体104を貫通
する支持ロッド116(兼電力導入端)により、軸受け
部80側へ支持されている。そして、上記支持ロッド1
16及び設置台加熱手段98を支持する支持ロッド10
0の上記外側キャップ本体104に対する貫通部には、
Oリング118等が介在されており、気密性を保持して
いる。また、図2に示す先の実施例では、接合フランジ
部72には2つの排気溝部84、86を設けたが、ここ
では図4に示すように外側の一方の溝を排気溝部84と
して用い、内側の溝をガスパージ溝部120として用い
ている。そして、このガスパージ溝部120にはガス通
路122を介して不活性ガス供給手段124が接続され
ており、N2 ガス等の不活性ガスを流量制御器126に
より流量制御しつつ上記ガスパージ溝部120へ供給し
得るようになっている。尚、本実施例の場合にも、先の
実施例と同様に複数の排気溝部を形成してそれぞれを真
空引きするようにしてもよい。
【0024】そして、上記外側キャップ本体104の周
縁部の屈曲部には、排気ポート128が形成されてお
り、これには途中に圧力調整弁130を介設した間隙排
気通路132が接続されている。この間隙排気通路13
2は、溝部排気通路88と共に、溝部排気手段92へ接
続されており、上記微小間隙82内の雰囲気や内側及び
外側キャップ本体102、104間の空隙部分の雰囲気
を真空引きできるようになっている。そして、この外側
キャップ本体104内には、冷却媒体を流すための冷却
ジャケット134が形成されており、プロセス時にこの
外側キャップ本体104を所定の温度まで冷却するよう
になっている。更には、マニホールド46の側壁部分、
上記ガスパージ溝部120及び外側キャップ本体104
の屈曲部には、それぞれ圧力計136A、136B、1
36Cが設けられており、例えば各圧力値が略同一値と
なるように不活性ガスであるN2 ガスの供給量、溝部排
気手段92の排気量、各圧力調整弁94、130等が制
御されることになる。
【0025】この実施例においては、プロセス時には内
側キャップ本体102は接合フランジ部72に対して非
接触でウエハWと共に一体的に回転するが、外側キャッ
プ本体104は固定されており、接合フランジ部72に
対して間隙シール部材106を介して気密に接触してい
る。従って、図2にて説明した先の実施例の場合より
も、シール性を大幅に向上させることが可能となる。換
言すれば、シール性が高くなった分だけ、排気溝部の数
を減少させることができる。そして、本実施例の場合に
は、上記間隙シール部材106からアウトガスが発生す
るが、このアウトガスは、この間隙シール部材106よ
りも内周側に設けた排気溝部84及び外側キャップ本体
104に設けた排気ポート128より真空引きされてい
るので、これを介して系外へ排出されることになる。特
に、最内周側に設けたガスパージ溝部120に不活性ガ
スとしてN2 ガスを微量ずつ供給しているので、このN
2 ガスが微小間隙82を介してその外周側に位置する排
気溝部84へと流れるガス流が形成される。このため、
処理容器48内へ流入しようとするアウトガスの流れ
は、上記N2 ガスのガス流によって阻止され、上述のよ
うに排気溝部84からN2 ガスと共に系外へ排出される
ので、アウトガスによるウエハWの汚染を一層確実に阻
止することが可能となる。
【0026】また、各圧力計136A、136B、13
6Cの圧力値が略同一になるように設定することによ
り、図2に示した先の実施例と比較して内側キャップ本
体102の上下面間における圧力差がなくなるので、こ
の変形を防止できるのみならず、軸受け部80に対する
負荷を大幅に軽減することもできる。更に、ここでは設
置台加熱手段98のみならず、キャップ加熱手段114
も設けているので、内側キャップ本体102の全体を加
熱することができ、ウエハW間の温度分布の均一性を更
に向上させることが可能となる。尚、以上の各実施例で
はキャップ手段66としてステンレススチールを用いた
場合を例にとって説明したが限定されず、SiCなどの
セラミックス、或いは石英を用いるようにしてもよい。
【0027】また、ここでは外筒44の下端にステンレ
ス製のマニホールド46を接合してなる処理容器48を
例にとって説明したが、これに限定されず、外筒44と
マニホールド46とを全て石英で形成してこれらを一体
化した石英一体型の処理容器にも本発明を適用すること
ができるのは勿論である。また、本発明装置は、2重管
構造の熱処理装置のみならず、単管構造の熱処理装置に
も適用できる。更には、ここでは保温筒を設けない場合
を例にとって説明したが、従来装置と同様に保温筒を用
いた熱処理装置にも本発明を適用することができる。ま
た、本発明装置は、成膜処理のみならず、エッチング処
理、酸化拡散処理、アニール処理、改質処理、結晶化処
理等の各種の熱処理についても適用できるのは勿論であ
る。また、ここでは被処理体として半導体ウエハを例に
とって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、L
CD基板等にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱処理装
置及びそのシール方法によれば、次のように優れた作用
効果を発揮することができる。請求項1、2、11及び
12に係る発明によれば、処理容器の下端の開口部を塞
ぐキャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だ
け隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段
により真空引きすることによりシールするので、従来装
置と略同様に高いシール性を維持することができる。ま
た、この場合、従来装置において用いていたOリング等
のシール部材を用いていないので、アウトガスによる問
題も解消することができる。請求項3に係る発明によれ
ば、被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温
度分布の均一性を向上させることができる。請求項4及
び5に係る発明によれば、処理容器の下端の開口部を塞
ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間
隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気
手段により真空引きすることによりシールするので、従
来装置と略同様に高いシール性を維持することができ
る。また、外側キャップ本体は、間隙シール部材を介し
て接合フランジ部に気密にシールされているので、シー
ル性を一層高めることができる。更に、ここで使用した
シール部材から発生するアウトガスは溝部排気手段によ
って系外へ排出されてしまうので、これが処理容器内へ
侵入することはほとんどなく、このアウトガスによる問
題も解消することができる。更には、内側キャップ本体
の外側に、外側キャップ本体を設けるようにしたので、
処理容器内とその外側の大気との圧力差は外側キャップ
本体で受けられ、内側キャップ本体に大きな荷重がかか
ることを防止することができる。請求項6〜9に係る発
明によれば、間隙シール部材から発生したアウトガス
は、この不活性ガスにより処理容器内へ侵入することを
阻止されるので、アウトガスによる問題を、一層確実に
解消することができる。請求項10に係る発明によれ
ば、内側キャップ本体全体も加熱することができるの
で、被処理体間の温度分布の均一性を更に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】本発明装置の要部を示す部分拡大図である。
【図3】排気溝部の段数と各段の溝部の到達圧力と微小
間隙の距離tとの関係を示す図である。
【図4】本発明装置の変形例を示す図である。
【図5】従来の一般的な縦型の熱処理装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
40 熱処理装置 42 内筒 44 外筒 46 マニホールド 48 処理容器 66 キャップ手段 68 キャップ本体 70 被処理体設置台 72 接合フランジ部 82 微小間隙 84,86 排気溝部 92 溝部排気手段 98 設置台加熱手段 102 内側キャップ本体 104 外側キャップ本体 106 間隙シール部材 114 キャップ加熱手段 120 ガスパージ溝部 124 不活性ガス供給手段 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/324 H01L 21/302 B Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 DA09 FA10 KA04 KA10 KA23 KA28 LA15 5F004 BC01 BC02 BC08 5F045 BB14 DP19 EB10 EF20 EG01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の処理容器内にその下端の開口部か
    ら、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被
    処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャ
    ップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに
    所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ
    手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の
    周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ
    隔てて位置されるキャップ本体を有し、前記接合フラン
    ジ部の端面側に環状の複数の排気溝部を形成し、前記排
    気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるように構成
    したことを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記接合フランジ部の端面と、これに対
    向する前記キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕
    上げされていることを特徴とする請求項1記載の熱処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ本体の中央には、前記処理
    容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台が設けら
    れ、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設置台
    加熱手段が設けられることを特徴とする請求項1または
    2記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 縦長の処理容器内にその下端の開口部か
    ら、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被
    処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャ
    ップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに
    所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ
    手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の
    周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ
    隔てて位置される内側キャップ本体と、前記内側キャッ
    プ本体の外側に配置されて熱処理時にその周縁部が前記
    接合フランジ部に対して間隙シール部材を介して接合さ
    れ且つ前記内側キャップ本体と所定の間隔だけ離間して
    位置される外側キャップ本体とを有し、前記接合フラン
    ジ部の端面側に環状の排気溝部を形成し、前記排気溝部
    を真空引きする溝部排気手段を設けるように構成したこ
    とを特徴とする熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記接合フランジ部の端面と、これに対
    向する前記内側キャップ本体の端面とは、共に高度に平
    面仕上げされていることを特徴とする請求項4記載の熱
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記接合フランジ部の排気溝部の内周側
    に、環状のガスパージ溝部を形成し、このガスパージ溝
    部に対して不活性ガスを供給するパージガス供給手段を
    設けるようにしたことを特徴とする請求項4または5記
    載の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 前記間隙シール部材は、前記排気溝部の
    外周側に位置されていることを特徴とする請求項4乃至
    6のいずれかに記載の熱処理装置。
  8. 【請求項8】 前記排気溝部は、複数形成されているこ
    とを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の熱処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記内側キャップ本体の中央には、前記
    処理容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台が設
    けられ、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設
    置台加熱手段が設けられることを特徴とする請求項4乃
    至8のいずれかに記載の熱処理装置。
  10. 【請求項10】 前記内側キャップ本体と前記外側キャ
    ップ本体との間にはキャップ加熱手段が設けられること
    を特徴とする請求項4乃至9のいずれかに記載の熱処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記微小間隙は、数μm〜10数μm
    の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれかに記載の熱処理装置。
  12. 【請求項12】 縦長の処理容器内にその下端の開口部
    から被処理体を挿入し、前記開口部をキャップ手段によ
    り塞ぎつつこれを回転させることによって前記被処理体
    を回転させて所定の熱処理を施すようにした熱処理装置
    のシール方法であって、前記キャップ手段を前記開口部
    の周囲に形成される接合フランジ部に対して微小間隙だ
    け隔てた位置で回転し、前記微小間隙を真空引きするよ
    うにしたことを特徴とする熱処理装置のシール方法。
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