JP4483040B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に所定の熱処理を施す熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体集積回路を製造するためには半導体ウエハに対して成膜、エッチング処理、酸化拡散等の各種の処理が施される。例えば一度に多数枚のウエハ表面に成膜するCVD装置においては、ウエハボート上に半導体ウエハを例えば等ピッチで載置し、これを所定の温度に加熱しながら所定の減圧下にてウエハ表面に成膜用のガスを供給し、このガスの分解生成物或いは反応生成物をウエハ上に堆積させて膜形成を行なうようになっている。
【0003】
図5は従来の一般的な縦型の熱処理装置を示す構成図である。図示するように、この熱処理装置2は、例えば石英製の内筒4と外筒6とよりなる2重管構造の処理容器8を有しており、この処理容器8の外周には加熱ヒータ10を設け、加熱炉を形成している。また、この処理容器8の下端には、処理ガスを導入する処理ガスノズル12や図示しない真空排気系に接続される排気口14を形成した例えばステンレススチール製の筒体状のマニホールド16が接続されている。そして、このマニホールド16の下端開口部は、例えばボートエレベータのような昇降機構18により昇降可能になされた例えばステンレススチール製の平板状の蓋体20によりOリングよりなるシール部材22を介して気密に塞がれてシールされる。
そして、この蓋体20上には、半導体ウエハWを所定のピッチで多段に支持したウエハボート24が、保温筒26を介して設置されており、上記蓋体20と共に一体的に昇降可能になされている。また、上記蓋体20の中央には、磁性流体シール28を介してこれを気密に回転自在に貫通した回転軸30が設けられ、この回転軸30上に設けた回転テーブル32上に上記保温筒26を載置している。そして、この回転テーブル32を回転しつつ真空雰囲気下において半導体ウエハに成膜などの熱処理を施すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体ウエハの熱処理時には、周知のように、製品歩留りを向上させるために不純な成分が処理容器8内へ侵入することを避けなければならない。このような状況下において、上記シール部材22は一般的にはフッ素系のシリコンゴム等よりなる耐熱性、シール性及び耐腐食性の高いOリング等を用いているが、このシール部材22から非常に僅かではあるが、O2 成分、H2 成分、フッ素ガス成分等の不純物ガスがアウトガスとして排出することは避けられず、この不純物ガスが真空引きされている処理容器8内に侵入してウエハ表面中に付着し、電気特性を劣化するなど、熱処理に悪影響を与える場合がある、といった問題があった。
【0005】
更には、蓋体20に設けた磁性流体シール28には磁性流体を用いているが、この磁性流体が僅かではあるがウエハ表面を汚染する、といった問題もあった。
そこで、本出願人は、特開平3−249936号公報や特開平10−231932号公報において開示されているように、マニホールド16と蓋体20との接合部を鏡面仕上げし、ここに多段に排気溝を設けてこれを真空引きしたり、或いはシール部材の内側に微小な環状空間を形成してこれを真空引きするなどの排気シール構造を提案した。
しかしながら、この場合にはマニホールド16と蓋体20との両端面の接合部に、微小なゴミ等が介在する場合があり、このゴミ等が両端面間にて摩擦等により粉砕されてしまい、これがパーティクルとなって処理容器8内に飛散してしまう、といった新たな不都合があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、高いシール性を維持でき、しかも被処理体に対する汚染の恐れもない熱処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に規定する発明は、縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置されるキャップ本体を有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の複数の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、前記キャップ本体の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台を設け、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設置台加熱手段を設けるように構成したものである。
これにより、処理容器の下端の開口部を塞ぐキャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することが可能となる。また、この場合、従来装置において用いていたOリング等のシール部材を用いていないので、アウトガスによる問題も解消することが可能となる。
また、被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温度分布の均一性を向上させることが可能となる。
【0007】
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げされている。
【0008】
求項3に規定する発明は、縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置される内側キャップ本体と、前記内側キャップ本体の外側に配置されて熱処理時にその周縁部が前記接合フランジ部に対して間隙シール部材を介して接合され且つ前記内側キャップ本体と所定の間隔だけ離間して位置される外側キャップ本体とを有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、前記内側キャップ本体の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台を設け、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設置台加熱手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処理装置である。
これにより、処理容器の下端の開口部を塞ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することが可能となる。
また、外側キャップ本体は、間隙シール部材を介して接合フランジ部に気密にシールされているので、シール性を一層高めることが可能となる。
更に、ここで使用したシール部材から発生するアウトガスは溝部排気手段によって系外へ排出されてしまうので、これが処理容器内へ侵入することはほとんどなく、このアウトガスによる問題も解消することが可能となる。
更には、内側キャップ本体の外側に、外側キャップ本体を設けるようにしたので、処理容器内とその外側の大気との圧力差は外側キャップ本体で受けられ、内側キャップ本体に大きな荷重がかかることを防止することが可能となる。
また、被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温度分布の均一性を向上させることが可能となる。
請求項4に係る発明は、縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置される内側キャップ本体と、前記内側キャップ本体の外側に配置されて熱処理時にその周縁部が前記接合フランジ部に対して間隙シール部材を介して接合され且つ前記内側キャップ本体と所定の間隔だけ離間して位置される外側キャップ本体とを有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、前記内側キャップ本体と前記外側キャップ本体との間にキャップ加熱手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処理装置である。
これにより、処理容器の下端の開口部を塞ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することが可能となる。
また、外側キャップ本体は、間隙シール部材を介して接合フランジ部に気密にシールされているので、シール性を一層高めることが可能となる。
更に、ここで使用したシール部材から発生するアウトガスは溝部排気手段によって系外へ排出されてしまうので、これが処理容器内へ侵入することはほとんどなく、このアウトガスによる問題も解消することが可能となる。
更には、内側キャップ本体の外側に、外側キャップ本体を設けるようにしたので、処理容器内とその外側の大気との圧力差は外側キャップ本体で受けられ、内側キャップ本体に大きな荷重がかかることを防止することが可能となる。
また、内側キャップ本体全体も加熱することができるので、被処理体間の温度分布の均一性を更に向上させることが可能となる。
【0009】
この場合、例えば請求項5に規定するように、前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記内側キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げされている。
また、請求項6に規定するように、前記接合フランジ部の排気溝部の内周側に、環状のガスパージ溝部を形成し、このガスパージ溝部に対して不活性ガスを供給するパージガス供給手段を設けるようにしてもよい。これによれば、間隙シール部材から発生したアウトガスは、この不活性ガスにより処理容器内へ侵入することを阻止されるので、アウトガスによる問題を、一層確実に解消することが可能となる。この場合、例えば請求項7に規定するように、前記間隙シール部材は、前記排気溝部の外周側に位置されている。
【0010】
また、請求項8に規定するように、前記排気溝部は、複数形成されているようにしてもよい。
【0011】
また、例えば前記微小間隙は、数μm〜10数μmの範囲内である。
更に、本発明の関連技術は、上記した熱処理装置のシール方法であり、縦長の処理容器内にその下端の開口部から被処理体を挿入し、前記開口部をキャップ手段により塞ぎつつこれを回転させることによって前記被処理体を回転させて所定の熱処理を施すようにした熱処理装置のシール方法であって、前記キャップ手段を前記開口部の周囲に形成される接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てた位置で回転し、前記微小間隙を真空引きするようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る熱処理装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る熱処理装置の一実施例を示す構成図、図2は本発明装置の要部を示す部分拡大図である。この熱処理装置40は、例えば石英製の内筒42と、外筒44と、この外筒44の下端に接続される例えばステンレス製の筒体状のマニホールド46より主に構成される処理容器48を有している。
具体的には、上記外筒44は天井を有して円筒体状に成形され、その下端は上記マニホールド46の上端に例えばシール部材50を介して接合されている。また、このマニホールド46の上部は、例えばステンレススチールよりなるベースプレート52に支持されており、ここで装置全体の荷重を受けている。そして、上記内筒42は円筒体状に成形され、その下端は上記マニホールド46の内壁面にリング状に設けた支持凸部54により支持されており、上記外筒44とにより2重管構造になっている。また、上記処理容器48の外周全体には後述する被処理体を加熱する加熱ヒータ56が設けられており、ここに加熱炉を形成している。そして、上記内筒42の内側には、例えば石英製のウエハボート62に所定のピッチで多段に支持された被処理体としての半導体ウエハWが、ロード及びアンロード可能に設定されており、これに所定の熱処理を施すようになっている。
【0013】
また、上記マニホールド46には、処理容器48内へ成膜ガス等の処理ガスを供給する処理ガスノズル58が設けられると共に、上記内筒42と外筒44との間の空間に連通する排気口60が設けられており、この排気口60には、処理容器48内を真空引きする図示しない真空排気系が接続される。
上記マニホールド46の下端の周囲には、その外方へ突出させてなるリング状の接合フランジ部72が形成されており、そして、このマニホールド46の下端の開口部64は、本発明の特徴とするキャップ手段66により開閉可能に塞がれる。具体的には、このキャップ手段66は、例えばステンレススチールよりなるキャップ本体68を有しており、その周縁部はリング状に略平板状になされていると共に、中心部は処理容器48内側へ突出された有天井の筒体状となってこれにより被処理体設置台70を形成している。そして、この被処理体設置台70上に上記ウエハボート62の下端を設置してこの全体を支持している。
【0014】
このキャップ本体68の被処理体設置台70の天井部内側には、その下方に延びる回転軸74の上端が固定されており、この回転軸74の下端は、ボートエレベータのような昇降機構76のアーム78の先端に設けたベアリング等を内蔵する軸受け部80に回転可能になされている。これにより、このキャップ本体68の回転移動と昇降移動を可能としている。この回転軸74の回転は、上記アーム78内に内蔵される図示しない動力伝達機構によって行なわれる。そして、熱処理時には、上記接合フランジ部72の下側の端面72Aに対して、上記キャップ本体68の周縁部の上側の端面68A(図2参照)は所定の微小距離tだけ離間させて微小間隙82を形成し得る位置に設置されるようになっている。すなわち、上記両端面68A、72Aは熱処理時においても接触することはなく、微小距離tだけ隔てて離間されている。この距離tは例えば数μm〜10数μm程度の範囲内であり、しかも両端面68A、72Aは例えば平面度が10μm以下に、共に鏡面仕上げされている。
【0015】
そして、上記接合フランジ部72の端面72Aには、下側を上記微小間隙82側に開放させて複数の、図示例にあっては2つの環状、或いはリング状の排気溝部84、86が同心円状に形成されている。この排気溝部84、86の幅は、例えば5mm程度、高さは例えば10mm程度である。
そして、上記各排気溝部84、86には、それぞれ溝部排気通路88、90が接続されると共に、この溝部排気通路88、90は、例えば真空ポンプよりなる溝部排気手段92に共通に接続されており、上記各排気溝部84、86を介して微小間隙82内を真空引きできるようになっている。この場合、上記各溝部排気通路88、90にそれぞれ圧力調整弁94、96を介設させて、各排気溝部84、86内が同圧となるように真空引きしてもよいし、或いは両排気溝部84、86間に僅かな圧力差を形成するように、例えば一方の排気溝部84内の圧力が僅かに高くなるように真空引きするようにしてもよいし、またはその逆の圧力関係となるように真空引きしてもよい。
そして、上記被処理体設置台70の内側の上部には、例えば円板状の抵抗加熱ヒータよりなる設置台加熱手段98がその下方の回転機構80側より延びる支持ロッド100により支持固定されており、この被処理体設置台70を所定の温度に加熱し得るようになっている。
【0016】
次に、以上のように構成された本発明装置の動作及びシール方法について説明する。
まず、昇降機構76を駆動してキャップ手段66及びこの上に設置されているウエハボート62等を、処理容器48内から降下させてアンロードした状態で、このウエハボート62に未処理の多数枚の半導体ウエハWを所定のピッチで載置する。そして、上記昇降機構76を駆動してキャップ手段66及びウエハWを載置したウエハボート62を上昇させ、これを処理容器48のマニホールド46の下端の開口部64より、予め加熱されている処理容器48内へロードして収容し、キャップ手段66のキャップ本体68によりこの開口部64を塞ぐ。
この場合、前述したように、キャップ本体68の周縁部の上側端面68Aは、接合フランジ部72の下側端面72Aとは接することなく両端面68A、72A間は所定の距離t(図2参照)だけ離間させておき、ここに微小間隙82を形成しておく。
【0017】
この状態で加熱ヒータ56によりウエハWを所定のプロセス温度まで昇温して維持する。そして、処理ガスノズル58より所定の処理ガス、例えば成膜ガスを処理容器48内へ導入しつつ排気口60より処理容器48内を真空引きして所定のプロセス圧力を維持し、熱処理、例えば成膜処理を開始する。また、この成膜処理時には、回転機構80を駆動することにより、ウエハボート62と共にキャップ本体68も回転させてこの状態を維持する。この際、上記排気口60からの真空引きと同時に溝部排気手段92も駆動して、接合フランジ部72に形成した排気溝部84、86内及び微小間隙82内も真空引きを行なう。
【0018】
このように、排気溝部84、86内や微小間隙82内を真空引きすることにより排気シールの作用を示し、処理容器48の外側大気より上記微小間隙82を介して処理容器48内へ侵入しようとする空気は、上記排気溝部84、86側へ真空引きされるので、処理容器48内側へ侵入することはない。この場合、この溝部排気手段92による真空引きの程度は、処理容器48内のプロセス圧力にも依存するが、処理容器48内の圧力よりも僅かに低い圧力を維持するように真空引きすれば、処理容器48内の雰囲気も上記排気溝部84、86側へ真空引きされることになるので、大気側の空気が処理容器48内へ侵入することを確実に防止し、シール性を高く維持することが可能となる。
このように、接合フランジ部72とキャップ手段66との接合部に、従来装置で用いていたOリング等のシール部材を用いる必要がないので、アウトガス問題をなくすことができ、ウエハWを不純物ガスで汚染することもない。また、回転しているキャップ本体68は接合フランジ部72に接することなく僅かに離間されているので、両者が接した状態となっている従来装置ではゴミ等を挟み込んでこれを砕くことによりパーティクルが発生する問題があったが、本実施例ではそのようなパーティクルの問題は発生せず、また、微小間隙82に侵入したゴミ等は排気溝部86を介して系外へ排出されてしまうことになる。
【0019】
また、キャップ本体68の端面68Aと接合フランジ部72の端面72Aは、共に鏡面仕上げされているので、キャップ本体68が回転しても両端面68A、72Aが接することはない。
また、熱処理時には、被処理体設置台70内に設けた設置台加熱手段98に通電して設置台70を所定の温度に維持しているので、加熱量が劣る傾向にあるウエハボート62の下端部近傍のウエハWに対して温度補償を行なって十分に熱量を加えることができ、上下方向に位置されるウエハ間の温度分布をなくしてこれを均一な温度分布状態に維持することが可能となる。また、この部分に不要な反応副生成物が付着することも防止できる。
【0020】
また、ここでは両排気溝部84、86から真空引きする際に、共通の真空ポンプ、すなわち溝部排気手段92により真空引きするようにしているが、これに限定されず、内側の排気溝部86は真空到達度が高い真空ポンプ、例えばターボ分子ポンプを用いて真空引きし、外側の排気溝部84は大排気量の真空ポンプ、例えばドライポンプを用いるなど、両溝部84、86を別々の真空ポンプで吸引するようにしてもよい。また、ここでは排気溝部84、86は2段設けたが、この段数には制限がなく、プロセス圧力に鑑みてシール性を高めるためには更に多くの排気溝部を同心円状に形成してもよい。
ここで図3を参照して排気溝部の段数と各段の溝部の到達圧力と微小間隙の距離tとの関係について説明する。
図中では、微小間隙の距離tを0μm、15μm、30μm、60μmの場合のデータを記してあり、また、このシミュレーションでは処理容器内の圧力を完全真空として設定している。尚、各段の排気溝部の排気速度は10リットル/分に設定してある。
【0021】
この図3によれば、例えば距離tを15μmに設定した時には、3段程度の排気溝部を形成すれば、1.33Pa(1×10-2Torr)程度まで真空引きが可能であることが判明する。従って、この図3を基にして、必要な距離tや排気溝部の段数を適宜設定することができる。
上記実施例では、キャップ手段66として1枚のキャップ本体68を用いた場合を例にとって説明したが、これに限定されず、キャップ手段66として図4に示す本発明装置の変形例のように2枚のキャップ本体102、104を用いるようにしてもよい。尚、図4においては、図2に示す構成部分と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
具体的には、図4に示すキャップ手段66では、図2に示したキャップ本体68と同様な構造のものを内側キャップ本体102として用いており、更に、この外側、図示例では下方にこれを覆うようにして略円板状の外側キャップ本体104を設けている。この場合にも、接合フランジ部72の下側の端面72Aと内側キャップ本体102の上側の端面102Aとの間は前記実施例と同様に距離tだけ離間されており、ここに微小間隙82を積極的に形成している。
【0022】
一方、これに対して、外側キャップ本体104は、上記内側キャップ本体102よりも一回り大きく形成されており、その周縁部は上方に略直角に屈曲されており、このリング状の屈曲部の上端は、Oリング等の間隙シール部材106を介して接合フランジ部72の下側の端面72Aの周辺部に気密に直接接触してシールされている。そして、この外側キャップ本体104は、その中央部にて、軸受け部80側に高さ調整ネジ108でもって高さ調整可能に支持固定されている。これにより、上記内側キャップ本体102は回転軸74に接合されてこれと一体的に回転するが、この外側キャップ本体104は、回転することなく固定された状態となる。そして、上記回転軸74を挿通するために上記外側キャップ本体104の中央部に成形した挿通孔110の周囲には、この外側キャップ本体104と上記軸受け部80との間に気密に接合された例えば金属製の伸縮可能なベローズ112が介在されており、処理容器48内の気密性を維持している。
【0023】
また、上記内側キャップ本体102と外側キャップ本体104との間は所定の間隔T、例えば20mm程度だけ離間されており、この間隔の部分に、例えば薄い円板状の抵抗加熱ヒータよりなるキャップ加熱手段114が設置されて、主に上記内側キャップ本体102の周縁部を加熱するようになっている。このキャップ加熱手段114は、上記外側キャップ本体104を貫通する支持ロッド116(兼電力導入端)により、軸受け部80側へ支持されている。そして、上記支持ロッド116及び設置台加熱手段98を支持する支持ロッド100の上記外側キャップ本体104に対する貫通部には、Oリング118等が介在されており、気密性を保持している。
また、図2に示す先の実施例では、接合フランジ部72には2つの排気溝部84、86を設けたが、ここでは図4に示すように外側の一方の溝を排気溝部84として用い、内側の溝をガスパージ溝部120として用いている。そして、このガスパージ溝部120にはガス通路122を介して不活性ガス供給手段124が接続されており、N2 ガス等の不活性ガスを流量制御器126により流量制御しつつ上記ガスパージ溝部120へ供給し得るようになっている。尚、本実施例の場合にも、先の実施例と同様に複数の排気溝部を形成してそれぞれを真空引きするようにしてもよい。
【0024】
そして、上記外側キャップ本体104の周縁部の屈曲部には、排気ポート128が形成されており、これには途中に圧力調整弁130を介設した間隙排気通路132が接続されている。この間隙排気通路132は、溝部排気通路88と共に、溝部排気手段92へ接続されており、上記微小間隙82内の雰囲気や内側及び外側キャップ本体102、104間の空隙部分の雰囲気を真空引きできるようになっている。そして、この外側キャップ本体104内には、冷却媒体を流すための冷却ジャケット134が形成されており、プロセス時にこの外側キャップ本体104を所定の温度まで冷却するようになっている。
更には、マニホールド46の側壁部分、上記ガスパージ溝部120及び外側キャップ本体104の屈曲部には、それぞれ圧力計136A、136B、136Cが設けられており、例えば各圧力値が略同一値となるように不活性ガスであるN2 ガスの供給量、溝部排気手段92の排気量、各圧力調整弁94、130等が制御されることになる。
【0025】
この実施例においては、プロセス時には内側キャップ本体102は接合フランジ部72に対して非接触でウエハWと共に一体的に回転するが、外側キャップ本体104は固定されており、接合フランジ部72に対して間隙シール部材106を介して気密に接触している。従って、図2にて説明した先の実施例の場合よりも、シール性を大幅に向上させることが可能となる。換言すれば、シール性が高くなった分だけ、排気溝部の数を減少させることができる。
そして、本実施例の場合には、上記間隙シール部材106からアウトガスが発生するが、このアウトガスは、この間隙シール部材106よりも内周側に設けた排気溝部84及び外側キャップ本体104に設けた排気ポート128より真空引きされているので、これを介して系外へ排出されることになる。特に、最内周側に設けたガスパージ溝部120に不活性ガスとしてN2 ガスを微量ずつ供給しているので、このN2 ガスが微小間隙82を介してその外周側に位置する排気溝部84へと流れるガス流が形成される。このため、処理容器48内へ流入しようとするアウトガスの流れは、上記N2 ガスのガス流によって阻止され、上述のように排気溝部84からN2 ガスと共に系外へ排出されるので、アウトガスによるウエハWの汚染を一層確実に阻止することが可能となる。
【0026】
また、各圧力計136A、136B、136Cの圧力値が略同一になるように設定することにより、図2に示した先の実施例と比較して内側キャップ本体102の上下面間における圧力差がなくなるので、この変形を防止できるのみならず、軸受け部80に対する負荷を大幅に軽減することもできる。
更に、ここでは設置台加熱手段98のみならず、キャップ加熱手段114も設けているので、内側キャップ本体102の全体を加熱することができ、ウエハW間の温度分布の均一性を更に向上させることが可能となる。
尚、以上の各実施例ではキャップ手段66としてステンレススチールを用いた場合を例にとって説明したが限定されず、SiCなどのセラミックス、或いは石英を用いるようにしてもよい。
【0027】
また、ここでは外筒44の下端にステンレス製のマニホールド46を接合してなる処理容器48を例にとって説明したが、これに限定されず、外筒44とマニホールド46とを全て石英で形成してこれらを一体化した石英一体型の処理容器にも本発明を適用することができるのは勿論である。また、本発明装置は、2重管構造の熱処理装置のみならず、単管構造の熱処理装置にも適用できる。
更には、ここでは保温筒を設けない場合を例にとって説明したが、従来装置と同様に保温筒を用いた熱処理装置にも本発明を適用することができる。また、本発明装置は、成膜処理のみならず、エッチング処理、酸化拡散処理、アニール処理、改質処理、結晶化処理等の各種の熱処理についても適用できるのは勿論である。
また、ここでは被処理体として半導体ウエハを例にとって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、LCD基板等にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
請求項1及びこれを引用する請求項に係る発明によれば、処理容器の下端の開口部を塞ぐキャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することができる。また、この場合、従来装置において用いていたOリング等のシール部材を用いていないので、アウトガスによる問題も解消することができる。
また被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温度分布の均一性を向上させることができる。
請求項3及びこれを引用する請求項に係る発明によれば、処理容器の下端の開口部を塞ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することができる。
また、外側キャップ本体は、間隙シール部材を介して接合フランジ部に気密にシールされているので、シール性を一層高めることができる。
更に、ここで使用したシール部材から発生するアウトガスは溝部排気手段によって系外へ排出されてしまうので、これが処理容器内へ侵入することはほとんどなく、このアウトガスによる問題も解消することができる。
更には、内側キャップ本体の外側に、外側キャップ本体を設けるようにしたので、処理容器内とその外側の大気との圧力差は外側キャップ本体で受けられ、内側キャップ本体に大きな荷重がかかることを防止することができる。
また、被処理体設置台が加熱されるので、被処理体間の温度分布の均一性を向上させることができる。
特に請求項6に係る発明によれば、間隙シール部材から発生したアウトガスは、この不活性ガスにより処理容器内へ侵入することを阻止されるので、アウトガスによる問題を、一層確実に解消することができる。
請求項4及びこれを引用する請求項に係る発明によれば、処理容器の下端の開口部を塞ぐ内側キャップ本体は、接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置され、この微小間隙の部分を溝部排気手段により真空引きすることによりシールするので、従来装置と略同様に高いシール性を維持することができる。
また、外側キャップ本体は、間隙シール部材を介して接合フランジ部に気密にシールされているので、シール性を一層高めることができる。
更に、ここで使用したシール部材から発生するアウトガスは溝部排気手段によって系外へ排出されてしまうので、これが処理容器内へ侵入することはほとんどなく、このアウトガスによる問題も解消することができる。
更には、内側キャップ本体の外側に、外側キャップ本体を設けるようにしたので、処理容器内とその外側の大気との圧力差は外側キャップ本体で受けられ、内側キャップ本体に大きな荷重がかかることを防止することができる。
また、内側キャップ本体全体も加熱することができるので、被処理体間の温度分布の均一性を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明装置の要部を示す部分拡大図である。
【図3】排気溝部の段数と各段の溝部の到達圧力と微小間隙の距離tとの関係を示す図である。
【図4】本発明装置の変形例を示す図である。
【図5】従来の一般的な縦型の熱処理装置を示す構成図である。
【符号の説明】
40 熱処理装置
42 内筒
44 外筒
46 マニホールド
48 処理容器
66 キャップ手段
68 キャップ本体
70 被処理体設置台
72 接合フランジ部
82 微小間隙
84,86 排気溝部
92 溝部排気手段
98 設置台加熱手段
102 内側キャップ本体
104 外側キャップ本体
106 間隙シール部材
114 キャップ加熱手段
120 ガスパージ溝部
124 不活性ガス供給手段
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (8)

  1. 縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置されるキャップ本体を有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の複数の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、
    前記キャップ本体の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台を設け、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設置台加熱手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げされていることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置される内側キャップ本体と、前記内側キャップ本体の外側に配置されて熱処理時にその周縁部が前記接合フランジ部に対して間隙シール部材を介して接合され且つ前記内側キャップ本体と所定の間隔だけ離間して位置される外側キャップ本体とを有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、
    前記内側キャップ本体の中央には、前記処理容器内側へ突出された筒体状の被処理体設置台を設け、前記被処理体設置台内には、これを加熱する設置台加熱手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処理装置。
  4. 縦長の処理容器内にその下端の開口部から、昇降可能になされたキャップ手段上に設置された被処理体を挿入して収容すると共に前記開口部を前記キャップ手段により塞ぎ、前記被処理体を回転しつつこれに所定の熱処理を施す熱処理装置において、前記キャップ手段は、回転可能になされ且つ熱処理時に前記開口部の周囲に形成された接合フランジ部に対して微小間隙だけ隔てて位置される内側キャップ本体と、前記内側キャップ本体の外側に配置されて熱処理時にその周縁部が前記接合フランジ部に対して間隙シール部材を介して接合され且つ前記内側キャップ本体と所定の間隔だけ離間して位置される外側キャップ本体とを有し、前記接合フランジ部の端面側に環状の排気溝部を形成し、前記排気溝部を真空引きする溝部排気手段を設けるようにし、前記内側キャップ本体と前記外側キャップ本体との間にキャップ加熱手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処理装置。
  5. 前記接合フランジ部の端面と、これに対向する前記内側キャップ本体の端面とは、共に高度に平面仕上げされていることを特徴とする請求項3又は4記載の熱処理装置。
  6. 前記接合フランジ部の排気溝部の内周側に、環状のガスパージ溝部を形成し、このガスパージ溝部に対して不活性ガスを供給するパージガス供給手段を設けるようにしたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  7. 前記間隙シール部材は、前記排気溝部の外周側に位置されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  8. 前記排気溝部は、複数形成されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の熱処理装置。
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