JPH10302148A - 自動貸出返却設備 - Google Patents

自動貸出返却設備

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JPH10302148A
JPH10302148A JP10772497A JP10772497A JPH10302148A JP H10302148 A JPH10302148 A JP H10302148A JP 10772497 A JP10772497 A JP 10772497A JP 10772497 A JP10772497 A JP 10772497A JP H10302148 A JPH10302148 A JP H10302148A
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Japan
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cassette
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video
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JP10772497A
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Inventor
Kenji Murata
賢志 村田
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稼働率の向上を図れるようにする。 【解決手段】 貸出用の物品を収納する収納部を設け、
収納部に収納されている物品と貸出中の物品とを管理す
る管理手段を、収納部に収納可能な個数よりも多い個数
の物品を管理するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貸出用の物品を収
納する収納部と、前記収納部に収納されている物品と貸
出中の物品とを管理する管理手段とが設けられている自
動貸出返却設備に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記自動貸出返却設備においては、従
来、管理手段は、収納部に収納できる個数の貸出用の物
品について、そのうちの収納部に実際に収納されている
物品と貸出中の物品とを管理するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、多数の物品を
貸し出した結果、収納部に収納されている貸出用の物品
が少なくなり、その収納部の空になった収納スペースに
貸出用の物品を補充して稼働率を向上させたい場合で
も、管理手段は、収納部に収納できる個数を越える個数
の物品については管理できないので、後から補充した物
品を管理することができず、空になった収納スペースを
活用して稼働率の向上を図ることができない欠点があ
る。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、
管理手段による管理内容を工夫することにより、稼働率
の向上を図れるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動貸出
返却設備は、管理手段が、収納部に収納可能な個数より
も多い個数の物品を管理するように構成されているの
で、収納部の空になった収納スペースに貸出用の物品を
補充して、その補充した物品を含めた数の物品を管理す
ることができる。従って、空になった収納スペースに物
品を補充して、稼働率の向上を図ることができる。請求
項2記載の自動貸出返却設備は、管理手段が、収納部に
収納可能な物品の個数に、予測される貸出し中の物品の
個数を加えた個数の物品を管理するように構成されてい
るので、貸出用物品の品揃えや目標とする稼働率に応じ
た個数の物品を能率良く管理することができる。請求項
3記載の自動貸出返却設備は、予測される貸出し中の物
品の個数を変更設定する手段が設けられているので、実
際の稼働率に則した管理をすることができる。請求項4
記載の自動貸出返却設備は、管理手段が、物品に付設さ
れている物品内容を特定する情報を読み取って管理する
ように構成されているので、収納スペースとその収納ス
ペースに収納されている物品とを任意に組み合わせて管
理し易く、例えば、物品毎の収納スペースを予め特定し
ておいて、その物品に付設されている収納スペース識別
用の情報を読み取って管理する場合に比べて、物品の貸
出時の収納スペースと返却時の収納スペースとが異なる
ような場合でも精度良く管理し易い。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、自動貸出返却設備
の一例として、物品の一例であるケース入りビデオカセ
ットVの自動貸出返却装置を示し、利用者の貸出要求と
返却要求とを受け付ける受付部A(A1,A2,A3)
とビデオカセットVを外部から出し入れするカセット出
し入れ口C2とを備えた前面パネルC1の三つがキャビ
ネット前面の左右両側と中央部に設けられ、キャビネッ
トCには物品保管装置Dが格納されている。
【0006】前記物品保管装置Dは、貸出用のビデオカ
セットVを各別に収納自在なカセット収納スペース71
の複数が上下方向並びに左右方向に並べられているカセ
ット収納棚Ha,Hbを備えたカセット収納部Hと、カ
セット収納部Hに対する搬出入用のビデオカセットVが
仮置きされるカセット搬出入部B(B1,B2,B3)
と、それらのカセット収納部Hとカセット搬出入部Bと
の間でビデオカセットVを搬送するカセット搬送装置G
と、後述する制御装置Eとを設けて構成され、カセット
搬送装置Gは、カセット出し入れ側を互いに対向させて
設けた前面側の2基のカセット収納棚Haと背面側の1
基のカセット収納棚Hbとの間に配置され、各カセット
搬出入部Bは、受付部Aの各々に対応して配置されてい
る。
【0007】前記受付部Aの各々には、利用者の識別用
カードに磁気記録されている個人識別データを読み取る
カードリーダ1と、貸出又は返却のいずれかを選択する
ように点灯表示する選択ボタン2と、貸出用又は返却用
のビデオカセットVの識別データや返却予定日等を入力
するタッチパネル3と、貸出料金や返却時の追加料金を
表示する金額表示部4と、貸出要求又は返却要求に対応
して紙幣や硬貨が投入される現金投入口5aを備えた現
金投入部5と、現金投入部5に投入された投入金額と貸
出要求又は返却要求に応じて領収するべき領収金額との
差額を釣り銭として釣り銭返却口6aに払い出す釣り銭
処理部6と、貸出料金の領収書や返却されたビデオカセ
ットVの受取書等を印字して発行するレシートプリンタ
7と、操作手順等を画像表示する表示画面8とが設けら
れている。
【0008】前記カードリーダ1は、貸出時や返却時に
おいて識別用カードが挿入されると、その識別用カード
を外部から抜き出せなくなるように取り込んで個人識別
データを読み取り、制御装置Eからの返却指令でその識
別用カードKを外部から抜き出せる状態に排出するよう
に構成されている。
【0009】前記カセット搬出入部Bの各々には、図5
〜図7に示すように、貸出用又は返却用のビデオカセッ
トVをカセット出し入れ口C2から出し入れできるよう
に、カセット出し入れ口C2をキャビネット前後方向に
揺動開閉する前面扉10の裏側に搬出入用のビデオカセ
ットVを載置支持する貸出・返却棚11を固定して構成
され、前面扉10は、前面パネルC1の裏側に固定した
扉支持台15に左右二個のダンパ付き蝶番14で横軸芯
X1周りで揺動自在に支承され、前面扉10を開き側に
揺動付勢するコイルばね13と、前面扉10を閉じ状態
にロックするロック機構Fと、前面扉10の開閉状態を
検出する開閉検出センサ10aとが設けられている。前
記貸出・返却棚11には、図6に示すように、同時に四
個のビデオカセットVをキャビネット前後方向に沿う縦
姿勢で左右方向に一列状に並べて載置支持できるように
四箇所のカセット載置部16が設けられている。
【0010】そして、貸出・返却棚11は前面扉10の
揺動に伴って一体回動して、図5(ロ)に示すように、
前面扉10を閉じた状態でカセット載置部16をキャビ
ネット内側に向けて、後述する搬送台車50との間で移
載するに適した姿勢でビデオカセットVを保持する移載
用姿勢と、図5(イ)に示すように、前面扉10を開い
た状態でカセット載置部16をキャビネット外側に向け
て、キャビネット外側から出し入れするに適した姿勢で
ビデオカセットVを保持する出し入れ用姿勢とに揺動操
作自在に設けられている。
【0011】前記ロック機構Fは、左右二個の被係止ピ
ン40を前面扉10の内側に固定するとともに、前面扉
10の揺動にともなう被係止ピン40の移動経路に入り
込むように突出付勢されている係止爪41を備えた左右
二個のラッチ錠42と、係止爪41の各々をレリーズワ
イヤ43で付勢力に抗して被係止ピン40の移動経路か
ら引退させるソレノイド44とを設けて、それらの係止
爪41で左右二個の被係止ピン40を係止して前面扉1
0を閉じ姿勢にロックするように構成されている。そし
て、制御装置Eからの解除指令でソレノイド44に通電
されると、二個の係止爪41が被係止ピン40の移動経
路から引退してその係止が解除されて、前面扉10がコ
イルばね13の付勢力とダンパ付き蝶番14のダンパ作
用とで開き側にゆっくりと揺動し、貸出・返却棚11が
キャビネット前面側に引き起こされて、その貸出・返却
棚11に載置されている貸出用のビデオカセットVを取
り出したり、返却用のビデオカセットVをその貸出・返
却棚11に載置するに適した出し入れ用姿勢に切り換わ
るように構成されている。また、前面扉10が開かれる
と、ソレノイド44の通電が停止されて係止爪41が被
係止ピン40の移動経路に入り込むが、この状態で前面
扉10をコイルばね13の付勢力に抗して手動操作で閉
じ側に揺動させると、被係止ピン40の各々が係止爪4
1の先端部に形成したテーパ面45を押圧して、係止爪
41が付勢力に抗して引退移動し、被係止ピン40が係
止爪41の内側に入り込んで前面扉10が閉じ姿勢にロ
ックされて、貸出・返却棚11が移載用姿勢に保持され
るように構成されている。
【0012】前記カセット載置部16の各々には、移載
用姿勢においてビデオカセットVをスライド移動自在に
載置支持する載置面16aが備えられ、前面パネルC1
の裏側には、カセット載置部16に載置支持されている
ビデオカセットVの上部を移載用姿勢において自重で押
圧する押圧板12が、下向き揺動範囲を規制する状態で
上下揺動自在に取り付けられている。
【0013】図8に示すように、ビデオカセットVのケ
ースV1は透明の樹脂でその内側を透視できるように形
成され、ビデオカセットVのケースV1の入口側から臨
む端面には映像内容等を印字したラベル(図外)が貼着
され、ケースV1の奥側に入り込んでいる端面V2に
は、ビデオカセットVの内容を特定する情報としてのそ
のビデオカセットVに収録されている映像内容を識別す
るためのバーコードV3を印刷したラベルV4が、ケー
スV1の外側から読み取れるように貼着されており、ビ
デオカセットVはそのバーコードV3を下向きにしてカ
セット載置部16に載置支持され、扉支持台15には、
各カセット載置部16の載置面16aに形成した貫通孔
18を通して、載置されているビデオカセットVの有無
を検出する反射型の在荷検出用フォトセンサ19と、そ
のビデオカセットVのバーコードV3を読み取るバーコ
ードリーダ20とが設けられている。
【0014】前記在荷検出用フォトセンサ19とバーコ
ードリーダ20は、扉支持台15に固定したガイドレー
ル21に沿って各カセット載置部16の並び方向に往復
スライド移動自在なスライド台22に取り付けられ、こ
のスライド台22を駆動移動させるスライド台移動装置
23と、スライド台22の移動位置を検出する反射型の
スライド位置検出用フォトセンサ24とを設けて、バー
コードリーダ20が各カセット載置部16の並び方向に
往復移動操作自在に構成されている。
【0015】前記スライド台移動装置23は、扉支持台
15の上面に縦軸芯Y1周りで回転自在に支承した駆動
プーリ25と従動プーリ26とに亘って巻掛けたワイヤ
ー27にスライド台22を連結し、扉支持台15の下面
に固定した電動モータM1の駆動で駆動プーリ25を正
逆に回転させて、スライド台22を往復スライド移動さ
せるように構成されている。前記スライド位置検出用フ
ォトセンサ24は、各カセット載置部16に対応位置さ
せて設けた光反射板28からの反射光を検出して、スラ
イド台22のカセット載置部16に対する位置を検出す
るように構成され、スライド台22を往復スライド移動
させることで、各カセット載置部16に載置した貸出用
又は返却用のビデオカセットVの有無の検出とそのバー
コードV3の読み取りとが行えるように構成されてい
る。
【0016】前記カセット収納棚Ha,Hbの各々は、
図9に示すように、上下多段に設けた鋼製の棚板70に
カセット収納スペース71をキャビネット幅方向に並設
して構成され、棚板70の各々は側面視で略L形に形成
され、その前面側端部と背面側上部とに亘って溶接固定
した多数の鋼製の丸棒74で区画して、隣合う丸棒74
どうしの間が、貸出用のビデオカセットVをスライド移
動自在に載置支持する載置面71aを備えたカセット収
納スペース71に構成され、各カセット収納スペース7
1毎に対応する光反射テープ76を棚板前方側に臨ませ
て、後述するカセット移載装置Jに設けた反射型の在荷
検出用フォトセンサ(図外)で収納されているビデオカ
セットVの有無を検出するように構成されている。
【0017】前記カセット搬送装置Gは、図10に示す
ように、複数のカセット収納スペース71や貸出・返却
棚11に対する物品移載位置に移動操作される搬送台車
50と、搬送台車50を各カセット収納スペース71と
貸出・返却棚11とに亘って往復移動させる移動装置5
1とを設けて構成され、搬送台車50には、ビデオカセ
ットVを保持するカセット保持部82及びそのカセット
保持部82と各カセット収納スペース71及び貸出・返
却棚11との間でビデオカセットVを移載する二基のカ
セット移載装置Jが備えられている。
【0018】前記移動装置51は、カセット収納棚H
a,Hbのカセット出し入れ側に沿って、それらのカセ
ット収納部Hの上下高さの略全域に亘って昇降自在なア
ルミ合金製昇降レール52と、その昇降レール52を駆
動昇降させる駆動昇降装置53と、搬送台車50を昇降
レール52に沿って往復駆動走行させる駆動走行装置5
4とを設けて、搬送台車50の昇降レール52に沿う走
行と昇降レール52の昇降とによって、搬送台車50が
所望のカセット収納スペース71や貸出・返却棚11に
対するカセット移載位置に移動するように構成されてい
る。
【0019】前記駆動昇降装置53は、キャビネットC
内の左右両側に横軸芯周りで回転自在に支承した上下一
対のプーリ55a,55bと、それらのプーリ55a,
55bに亘って巻き掛けた左右二本のタイミングベルト
56と、下側のプーリ55bどうしを連結する駆動軸5
7にチェーン連動させた昇降用電動モータM2と、昇降
レール52の左右両端部に設けた昇降用のガイドローラ
58を転動させてその昇降方向を案内するガイド支柱5
9とを設けて、左右のタイミングベルト56を昇降レー
ル52の左右両端部に連結し、昇降用電動モータM2の
正逆駆動回転でタイミングベルト56を回動させて駆動
昇降させるように構成され、昇降レール52の一端部に
設けた透過型の昇降位置検出用フォトセンサ60を遮光
する遮光板61が各棚板70の高さに対応してキャビネ
ットC側に取り付けられている。
【0020】前記搬送台車50は、図11〜13に示す
ように、昇降レール52の上部左右両側縁に沿って転動
する左右の上部鍔付き車輪62と、昇降レール52の下
部を左右両側から挟み込んで転動する下部鍔付き車輪6
3との各々が走行方向の前後二個所に支承されている台
車フレーム64に、カセット保持部82及びカセット移
載装置Jの取付け台65を固定して構成されている。前
記駆動走行装置54は、昇降レール52の両端部に横軸
芯周りで回転自在に支承した左右一対のプーリ66a,
66bと、それらのプーリ66a,66bに亘って巻き
掛けたタイミングベルト67と、一方のプーリ66bを
駆動回転させる走行用電動モータM3とを設けて、タイ
ミングベルト67を台車フレーム64の下端側に連結
し、走行用電動モータM3の正逆駆動回転でタイミング
ベルト67を回動させて搬送台車50を駆動走行させる
ように構成されている。
【0021】前記二基のカセット移載装置Jは、搬送台
車50の走行方向に沿って間隔を隔てて取付け台65に
取り付けられ、取付け台65に固定した下向きコの字状
の機枠80と、この機枠80の左右両側に間隔を隔てて
固定した側板81との間が、各々のカセット移載装置J
で移載したビデオカセットVを保持するカセット保持部
82に構成され、各カセット保持部82には、搬送台車
50を所定のカセット収納スペース71又は貸出・返却
棚11のカセット載置部16に対するカセット移載位置
に移動させた状態において、それらのカセット収納スペ
ース71又はカセット載置部16に対するカセット出し
入れ方向にスライド移動自在にビデオカセットVを載置
支持するカセット支持面82aを備えている。
【0022】前記カセット移載装置Jの各々には、搬送
台車50を所定のカセット移載位置に移動させた状態に
おいて、移載対象のビデオカセットVのカセット移載方
向の前後両面を一対の係止片84aで係止して、そのビ
デオカセットVをカセット載置部16の載置面16aや
カセット収納スペース71の載置面71aとカセット支
持面82aとに沿ってスライド移動操作する移載アーム
84が設けられ、これらの移載アーム84は、昇降レー
ル52による搬送台車50の上下移動操作でビデオカセ
ットVの上側部分に対して係脱させるように構成されて
いる。
【0023】詳述すると、機枠80の上部に設けた固定
レール86aでカセット移載方向にスライド移動自在に
案内支持されるスライドアーム83と、このスライドア
ーム83に対して更にスライド移動自在な移載アーム8
4と、スライドアーム83と移載アーム84とをスライ
ド移動させるスライド駆動装置85とを設けてカセット
移載装置Jが構成されている。そして、互いに平行な二
本の下向きコの字形のスライドガイド87a,87bを
スライドアーム83の下面に左右に並べて固定し、一方
のスライドガイド87aを固定レール86aに外嵌させ
てスライドアーム83をスライド移動自在に案内支持す
るとともに、他方のスライドガイド87bを移載アーム
84の上面に固定した固定レール86bに外嵌させて、
移載アーム84をスライドアーム83でスライド移動自
在に案内支持し、前後のいずれのカセット収納棚Ha,
Hbのカセット収納スペース側に向けても移載アーム8
4をスライド移動自在に設けられている。
【0024】前記スライド駆動装置85は、スライドア
ーム83の長手方向に沿う一側縁に設けたラックギヤ8
5aと、このラックギヤ85aに噛み合う二個のピニオ
ンギヤ85bと、これらのピニオンギヤ85bを減速ギ
ヤ85cを介して駆動回転させる移載用電動モータM4
と、スライドアーム83のスライド方向両端側に縦軸芯
周りで回転自在に支承した第1プーリ85dと第2プー
リ85eとの二個のプーリと、第1プーリ85dに巻掛
けられて端部が機枠80と移載アーム84とに連結され
ているいる第1ワイヤー85fと、第2プーリ85eに
巻掛けられて端部が機枠80と移載アーム84とに連結
されている第2ワイヤー85gとを設けて構成されてい
る。
【0025】そして、図13において左側のカセット移
載装置Jで示すように、スライドアーム83と移載アー
ム84とが上下に重なり合ってカセット保持部82の上
部に待機している待機位置において、移載用電動モータ
M4を正逆いずれかに所定回数回転させると、スライド
アーム83が対応する方向にスライド移動し、図13に
おいて右側のカセット移載装置Jで示すように、例えば
第1プーリ85d側をカセット収納スペース71又はカ
セット載置部16に向けてスライド移動させると、第1
ワイヤー85fが引き出されて移載アーム84がスライ
ドアーム83に対して更にスライド移動して、そのカセ
ット収納スペース71又はカセット載置部16に入り込
み、この状態で移載用電動モータM4を逆方向に所定回
数回転させると、移載アーム84が待機位置に復帰移動
するように構成されている。
【0026】前記台車フレーム64の横側部には、二個
の透過型の走行位置検出用フォトセンサ69が走行方向
に間隔を隔てて取り付けられ、昇降レール52の横側部
には、走行位置検出用フォトセンサ69を遮光する遮光
板69aが取り付けられ、この遮光板69aには、各カ
セット収納スペース71に対応して位置検出用の透光孔
69bが形成されている。
【0027】次に、前記制御装置Eによる制御動作を図
15の制御ブロック図と図16〜図20のフローチャー
トを参照しながら説明する。前記制御装置Eは、各受付
部Aから入力される操作情報に基づいて貸出・返却動作
を制御するとともにカセット収納部Hに収納されている
ビデオカセットVと貸出中のビデオカセットVとを管理
する主制御部30と、各カセット収納スペース71に収
納されているビデオカセットVの収納データや貸出デー
タ等の管理データを管理用リストに記憶する記憶部31
と、カセット搬送装置Gの搬送動作を制御する搬送制御
部32とを設けて構成され、搬送制御部32には、昇降
制御装置33と走行制御装置34と移載制御装置35と
が設けられ、主制御部30と搬送制御部32は相互に通
信可能に設けられている。
【0028】そして、図16のフローチャートで示すよ
うに、カセット収納部Hに収納可能な個数のビデオカセ
ットVを管理するための管理用リストを作成し、各ビデ
オカセットVとそのビデオカセットVが収納されている
カセット収納スペース71とを対応させて管理する為の
管理データを作成する管理データ作成モードが選択され
ると、管理データ作成モードによる制御を実行し、貸出
・返却動作を行う稼働モードが選択されると稼働モード
による制御を実行するように構成されている。
【0029】前記管理データ作成モードによる制御は、
図17のフローチャートで示すように、予測される貸出
中のビデオカセットVの個数がキャビネットC内側に設
けたテンキー9で入力されると、カセット収納部Hに収
納可能なビデオカセットVの個数にその予測個数を加え
た個数のビデオカセットVを管理できるように管理用リ
ストを更新し、後述する返却モードにより、収納しよう
とする貸出し用のビデオカセットVを返却用のビデオカ
セットVとみなして、カセット搬出入部Bからカセット
収納部71に収納しながら、それらの管理データを作成
する。尚、自動貸出返却装置の稼働開始に先立って貸出
し用のビデオカセットVを空のカセット収納部Hに初め
て収納する場合は、それらのカセット収納スペース71
の全部にビデオカセットVが収納されるまで管理データ
作成モードを実行し、自動貸出返却装置の稼働を中断し
て空になったカセット収納スペース71に貸出し用のビ
デオカセットVを補充する場合は、所望個数のビデオカ
セットVが収納されるまで管理データ作成モードを実行
する。
【0030】前記稼働モードによる制御は、図18のフ
ローチャートで示すように、貸出時や返却時において利
用者がいずれかの受付部Aのカードリーダ1に識別用カ
ードを挿入して利用者識別データが読み出されると、主
制御部30は、その利用者が登録された適正な利用者で
あるか否かを確認し、適正な利用者でない場合は、返却
指令を出力してその識別用カードを排出するようにカー
ドリーダ1を作動させ、適正な利用者である場合は、識
別用カードをカードリーダ1に取り込んだままその受付
部Aの選択ボタン2を点灯させ、「貸出」が選択される
と、タッチパネル3に入力されたデータから作成した出
庫指令情報に基づいて貸出モードによる制御を実行し、
「返却」が選択されると、記憶部31に記憶されている
貸出データから作成した入庫指令情報に基づいて返却モ
ードによる制御を実行し、同時に貸出又は返却されるビ
デオカセットVが最大4個までの複数個ある場合は、そ
れら複数個のビデオカセットVを一纏めにして管理する
ように構成されている。
【0031】前記貸出モードによる制御は、図19のフ
ローチャートで示すように、貸出用のビデオカセットV
の有無を記憶部31に記憶されている管理データから確
認して、そのビデオカセットVが有る場合は貸出料金を
金額表示部4に表示し、その貸出料金に対応して現金投
入部5に現金が投入されると、必要な釣り銭を釣り銭返
却口6aに払い出す精算処理を実行する。
【0032】そして、ビデオカセットVをカセット収納
部71から取り出してカセット搬出入部Bに搬送するた
めの制御データを搬送制御部32に入力してビデオカセ
ットVの貸出用の搬送制御を実行し、移載用姿勢に操作
されている貸出・返却棚11へのビデオカセットVの移
載が完了すると、貸出・返却棚11に保持したビデオカ
セットVのバーコードV3の読み取りのためにバーコー
ドリーダ20を移動操作する。従って、利用者が最大4
個までの複数個のビデオカセットVの貸出をタッチパネ
ル3に入力すると、それらのビデオカセットVの各カセ
ット載置部16への移載が完了してから、バーコードリ
ーダ20が移動操作されて、それらのバーコードV3が
連続的に読み取られる。尚、同時に二個以上のビデオカ
セットVの貸出要求がある場合は、二基のカセット移載
装置Jでカセット保持部82の各々にビデオカセットV
を保持させてから、搬送台車50を貸出・返却棚11へ
移動させて、その貸出・返却棚11に移載するように構
成されている。
【0033】次に、バーコードV3の読み取り情報に基
づいて、タッチパネル3に入力された貸出用のビデオカ
セットVの全部が正しく保持されているか否かを確認
し、貸出用のビデオカセットVであることを確認する
と、ソレノイド44に通電して前面扉10を開くととも
に貸出・返却棚11を出し入れ用姿勢に操作する。尚、
貸出用でないビデオカセットVが一つでもある場合は、
後述する返却用の搬送制御により、貸出・返却棚11に
移載されているビデオカセットVの全部を元のカセット
収納スペース71に収納して貸出料金を返却する。そし
て、その貸出・返却棚11からビデオカセットVが取り
出されて前面扉10が閉じられたことを検出すると、カ
ードリーダ1に取り込まれている識別用カードを排出す
るようにカードリーダ1を作動させ、領収書をレシート
プリンタ7で印字して発行し、貸出したビデオカセット
Vの貸出データと空になったカセット収納スペース等の
管理データを管理用リストに書き込む。
【0034】前記返却モードによる制御は、図20のフ
ローチャートで示すように、返却用のカセット収納スペ
ース71の有無を記憶部31に記憶されている管理デー
タから確認し、空のカセット収納スペース71が有る場
合は、ソレノイド44に通電して前面扉10を開くとと
もに空の貸出・返却棚11を出し入れ用姿勢に操作し、
返却用のビデオカセットVがその貸出・返却棚11に載
置されて、前面扉10が閉じられたことを検出すると、
貸出・返却棚11に保持したビデオカセットVのバーコ
ードV3の読み取りのためにバーコードリーダ20を移
動操作する。
【0035】尚、利用者が最大4個までの複数個のビデ
オカセットVを返却した場合は、それらのバーコードV
3が連続的に読み取られ、同時に二個以上のビデオカセ
ットVの返却要求がある場合は、二基のカセット移載装
置Jでカセット保持部82の各々にビデオカセットVを
保持させてから、搬送台車50をカセット収納スペース
71へ移動させて、そのカセット収納スペース71に移
載するように構成されている。
【0036】次に、管理データ作成モードにおいて返却
モードによる制御を実行する場合はそのビデオカセット
Vをカセット収納スペース71に搬送して収納するため
の制御データを搬送制御部32に入力して、ビデオカセ
ットVの返却用の搬送制御を実行し、ビデオカセットV
の返却の場合は、利用者識別データに対応する貸出デー
タを管理用リストから読み出して、その貸出データとバ
ーコードV3の読み取り情報とに基づいて、所定のビデ
オカセットVが期限内に適正に返却されているか否かを
判別して、ビデオカセットVが期限内に適正に返却され
ていない場合は、必要な追加料金を金額表示部4に表示
し、その追加料金に対応して現金投入部5に現金が投入
されると、必要な釣り銭を釣り銭返却口6aに払い出す
精算処理を実行する。
【0037】そして、カードリーダ1に取り込まれてい
る識別用カードを排出するようにカードリーダ1を作動
させ、受取書をレシートプリンタ7で印字して発行した
あと、返却用の搬送制御を実行し、返却したビデオカセ
ットVとそのビデオカセットVを収納したカセット収納
スペース71等を示す管理データを管理用リストに書き
込む。
【0038】従って、制御装置Eが、ビデオカセットV
に付設されているバーコードV3を読み取って、カセッ
ト収納部Hに収納されているビデオカセットVと貸出中
のビデオカセットVとを管理する管理手段に構成され、
この制御装置Eは、カセット収納部Hに収納可能なビデ
オカセットVの個数に予測される貸出中のビデオカセッ
トVの個数を加えた、カセット収納部Hに収納可能な個
数よりも多い個数のビデオカセットVを管理するように
構成され、テンキー9が、予測される貸出し中のビデオ
カセットVの個数を変更設定する手段に構成されてい
る。
【0039】前記搬送制御部32は、貸出用或いは返却
用の搬送制御において、主制御部30から制御データが
入力されると、必要な制御データを昇降制御装置33と
走行制御装置34と移載制御装置35とに入力するよう
に構成されている。前記昇降制御装置33は、入力され
た制御データと昇降位置検出用フォトセンサ60の検出
結果に基づいてカセット移載装置Jの昇降高さを判別し
て、そのカセット移載装置Jが所定のカセット収納スペ
ース71又は貸出・返却棚11との間でビデオカセット
Vの受け渡しができる高さ位置に停止させるべく、昇降
用電動モータM2の駆動を制御するように構成されてい
る。前記走行制御装置34は、入力された制御データと
走行位置検出用フォトセンサ69の検出結果に基づいて
搬送台車50の走行位置を判別して、カセット移載装置
Jを所定のカセット収納部72又は貸出・返却棚11と
の間でビデオカセットVの受け渡しができる横方向位置
に停止させるべく、走行用電動モータM3の駆動を制御
するように構成されている。
【0040】前記移載制御部装置35は、移載アーム8
4を所定のカセット収納スペース71又は貸出・返却棚
11に入り込ませて、そのカセット収納スペース71又
は貸出・返却棚11との間でビデオカセットVを受け渡
しさせるべく、移載用電動モータM4の駆動を制御する
ように構成されている。そして、貸出モードにおけるカ
セット収納スペース71からのビデオカセットVの取出
しや返却モードにおける貸出・返却棚11からのビデオ
カセットVの取出しにおいては、図14(イ)に示すよ
うに、取り出そうとするビデオカセットVの上部に移載
アーム84を入り込ませてから、図14(ロ)に示すよ
うに、昇降レール52を下降させて移載アーム84の前
後の係止片84aの間にビデオカセットVを入り込ま
せ、次に、その移載アーム84を待機位置に復帰移動さ
せると、ビデオカセットVがカセット載置部16の載置
面16aをスライドしながらカセット支持面82aに移
動し、図14(ハ)に示すように、ビデオカセットVを
そのカセット保持部82に保持させて搬送するように構
成されている。尚、図14は貸出・返却棚11からの取
出し動作を示しているが、カセット収納スペース71か
らの取出し動作も同様に行われるものであり、また、貸
出モードにおける貸出・返却棚11へのビデオカセット
Vの載置や返却モードにおけるカセット収納スペース7
1へのビデオカセットVの収納においては、前述の取出
し動作と逆の手順で移載アーム84を作動させれば良い
ので、その説明は省略する。
【0041】〔その他の実施形態〕 1.収納部に収納可能な個数よりも多い個数を変更でき
ない状態で、その個数の物品を管理する管理手段が設け
られていても良い。 2.本発明による自動貸出返却設備は、貸出用の受付部
と返却用の受付部とが各別に設けられていても良い。 3.貸出用の物品はビデオカセットに限定されず、コン
パクトディスクや書籍等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動貸出返却装置(自動貸出返却設備)の斜視
【図2】自動貸出返却装置の内部を示す要部斜視図
【図3】自動貸出返却装置の内部を示す側面図
【図4】自動貸出返却装置の内部を示す要部平面図
【図5】カセット搬出入部の側面図
【図6】図5(ロ)のVI−VI線矢視図
【図7】図6のVII −VII 線矢視図
【図8】ビデオカセットの斜視図
【図9】収納棚の要部断面
【図10】カセット搬送装置の要部側面図
【図11】カセット搬送装置の要部断面図
【図12】搬送台車の要部正面図
【図13】搬送台車の要部平面図
【図14】移載装置の作動説明図
【図15】制御ブロック図
【図16】フローチャート
【図17】管理データ作成モードのフローチャート
【図18】稼働モードのフローチャート
【図19】貸出モードのフローチャート
【図20】返却モードのフローチャート
【符号の説明】
9 変更設定する手段 E 管理手段 H 収納部 V 物品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貸出用の物品を収納する収納部と、 前記収納部に収納されている物品と貸出中の物品とを管
    理する管理手段とが設けられている自動貸出返却設備で
    あって、 前記管理手段が、前記収納部に収納可能な個数よりも多
    い個数の物品を管理するように構成されている自動貸出
    返却設備。
  2. 【請求項2】 前記管理手段が、前記収納部に収納可能
    な物品の個数に、予測される貸出し中の物品の個数を加
    えた個数の物品を管理するように構成されている請求項
    1記載の自動貸出返却設備。
  3. 【請求項3】 前記予測される貸出し中の物品の個数を
    変更設定する手段が設けられている請求項2記載の自動
    貸出返却設備。
  4. 【請求項4】 前記管理手段が、前記物品に付設されて
    いる物品内容を特定する情報を読み取って管理するよう
    に構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載の自
    動貸出返却設備。
JP10772497A 1997-04-24 1997-04-24 自動貸出返却設備 Pending JPH10302148A (ja)

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JP10772497A JPH10302148A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 自動貸出返却設備

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020008350A (ko) * 2000-07-22 2002-01-30 윤학범 대여물품 무인 반납장치
KR100718272B1 (ko) 2003-03-24 2007-05-14 주식회사 벼리시스템 도서 무인반납시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020008350A (ko) * 2000-07-22 2002-01-30 윤학범 대여물품 무인 반납장치
KR100718272B1 (ko) 2003-03-24 2007-05-14 주식회사 벼리시스템 도서 무인반납시스템

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