JPH10301863A - 情報通信方法およびそれを用いた情報通信装置並びに情報通信コンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報通信方法およびそれを用いた情報通信装置並びに情報通信コンピュータプログラムを記録した記録媒体

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JPH10301863A
JPH10301863A JP9107831A JP10783197A JPH10301863A JP H10301863 A JPH10301863 A JP H10301863A JP 9107831 A JP9107831 A JP 9107831A JP 10783197 A JP10783197 A JP 10783197A JP H10301863 A JPH10301863 A JP H10301863A
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JP
Japan
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reception
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JP9107831A
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English (en)
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Hitoshi Yamamoto
山本  仁
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の送信情報を、複数の受信者に対して効
率良く送信することを可能とする。 【解決手段】 送信情報と、情報を送信したい受信者
と、該受信者の保持している受信形態と、該受信形態へ
の接続情報とが与えられると、上記受信者を該受信者が
保持している受信形態別のグループに分類し(S1〜S
10)、上記送信情報を上記受信形態によって受信可能
な変換情報に変換し、上記接続情報を用いて、上記受信
形態別のグループ毎に、上記変換情報を各受信者に送信
する(S11〜S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール、ファ
クシミリ、電話等を利用した情報通信機能を有する情報
処理装置および文書処理装置における情報通信方法およ
びそれを用いた情報通信装置並びに情報通信コンピュー
タプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置や文書処理装置間における
情報通信に関して、従来からの技術として、特開昭63
−292739号公報には、電子メールなどに用いられ
る文字コードデータを、ファクシミリなどに用いられる
イメージデータに変換する装置が開示されている。ま
た、特開平2−270466号公報には、送信先の受信
形態にあわせて、送信情報を変換して送信する装置が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置は、同一の送信情報を複数の受信者へ順次送信す
る、いわゆる同報送信を行う場合、送信の度に受信者の
受信形態にあわせた情報の変換を行わなければならない
構成である。従って、上記の構成では、受信者の数だけ
送信情報の変換を行わなければならないので、送信動作
が非常に繁雑になり、送信効率が極めて悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の情報通信方法は、同一
の送信情報の送信を複数の受信者に対して行う情報通信
方法において、ユーザによって、送信情報と、該送信情
報を受信させたい受信者と、該受信者の保持している受
信形態と、該受信形態への接続情報とが与えられると、
上記受信者を各受信者が保持している受信形態別のグル
ープに分類し、上記送信情報を上記受信形態によって受
信可能な変換情報に変換し、上記受信形態別のグループ
毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報
の送信を行うことを特徴としている。
【0005】また、請求項7に記載の情報通信コンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体は、同一の送信情報
の送信を複数の受信者に対して行うための情報通信コン
ピュータプログラムを記録した記録媒体であって、ユー
ザによって、送信情報と、情報を受信させたい受信者
と、該受信者の保持している受信形態と、該受信形態へ
の接続情報とが与えられると、上記受信者を該受信者が
保持している受信形態別のグループに分類し、上記送信
情報を上記受信形態によって受信可能な変換情報に変換
し、上記受信形態別のグループ毎に、各受信者への上記
接続情報を利用した上記変換情報の送信を行うことを特
徴とする情報通信コンピュータプログラムを記録してい
る。
【0006】請求項1および請求項7に記載の構成によ
れば、受信者とは、ユーザが情報を送信する相手のこと
である。また、受信形態とは、ユーザが情報を受信させ
たい受信者の保持している通信メディアのことであり、
例えば、電子メール、ファクシミリ、電話、テレックス
等のことである。また、接続情報とは、例えば、受信形
態が電子メールの場合であれば、電子メールアドレスの
ことであり、電話であれば電話番号のことである。ユー
ザが情報を送る場合、送信したい送信情報、送信情報を
送りたい受信者、それぞれの受信者が保持している受信
形態、およびその受信形態への接続情報を入力できるよ
うに、例えば表示画面上に入力画面を設定する。この入
力の方法は、ユーザがキーボード等を用いて直接入力す
る方法でもよいし、あるいは、メモリに、受信者とその
受信形態および接続情報とを対応させた電話長データを
記憶させておき、受信者を入力すれば、その受信形態と
接続情報とが自動的に入力されるようにしてもよい。こ
れらのような方法により、ユーザが、送信情報、受信
者、受信形態、および接続情報を入力すると、受信者を
受信形態別のグループに分類する。
【0007】その後、送信情報を、各受信形態によって
受信可能なように変換し、受信形態別のグループに分け
られた受信者に対して、グループ毎に送信する。このと
き、各受信者に対する送信は、上記の接続情報を用いて
行われる。
【0008】これにより、全受信者に送信を完了するた
めに行う送信情報の変換は、全受信者の保持している受
信形態の種類の回数だけ行えばよい。このため、同報送
信を行う際、送信情報の変換に要する時間と、送信情報
や受信者等を記憶しておくためのメモリ容量とを大幅に
節約することが可能となる。
【0009】また、請求項2に記載の情報通信装置は、
同一の送信情報の送信を複数の受信者に対して行う情報
通信装置において、受信者を該受信者が保持している受
信形態別のグループに分類するための受信者分類手段
と、送信情報を上記受信形態に対応した変換情報に変換
するための情報変換手段と、上記変換情報を該変換情報
に対応した受信形態を保持している受信者に送信するた
めの送信手段と、ユーザによって、上記送信情報と、該
送信情報を受信させたい受信者と、該受信者の保持して
いる受信形態と、該受信形態への接続情報とが与えられ
ると、上記受信者分類手段を制御して、上記受信者を各
受信者が保持している受信形態別のグループに分類さ
せ、上記情報変換手段を制御して、上記送信情報を上記
受信形態によって受信可能な変換情報に変換させ、上記
送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎に、
各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の送信
を行わせる制御手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0010】上記の構成によれば、受信者とは、ユーザ
が情報を送信する相手のことである。また、受信形態と
は、ユーザが情報を送信したい受信者の保持している通
信メディアのことであり、例えば、電子メール、ファク
シミリ、電話、テレックス等のことである。また、接続
情報とは、例えば、受信形態が電子メールの場合であれ
ば、電子メールアドレスのことであり、電話であれば電
話番号のことである。ユーザが情報を送る場合、送信し
たい送信情報、送信情報を送りたい受信者、それぞれの
受信者が保持している受信形態、およびその受信形態へ
の接続情報を入力できるように、例えば表示画面上に入
力画面が設定される。この入力の方法は、ユーザがキー
ボード等を用いて直接入力する方法でもよいし、あるい
は、メモリに、受信者とその受信形態および接続情報と
を対応させた電話長データを記憶させておき、受信者を
入力すれば、その受信形態と接続情報とが自動的に入力
されるようにしてもよい。これらのような方法により、
ユーザが、送信情報、受信者、受信形態、および接続情
報を入力すると、制御手段は、受信者分類手段を制御し
て、受信者を受信形態別のグループに分類させる。
【0011】その後、制御手段は、情報変換手段を制御
して、送信情報を、各受信形態によって受信可能なよう
に変換させ、送信手段を制御して、受信形態別のグルー
プに分けられた受信者に対して、グループ毎に送信させ
る。この送信は、上記の接続情報を用いて行われる。
【0012】これにより、全受信者に送信を完了するた
めに行う送信情報の変換は、全受信者の保持している受
信形態の種類の回数だけ行えばよい。このため、同報送
信を行う際に、送信情報の変換に要する時間と、送信情
報や受信者等を記憶しておくためのメモリ容量とを大幅
に節約することが可能となる。
【0013】また、請求項3に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、上記制御手段は、上記受信者
分類手段を制御して、受信者を該受信者が保持している
受信形態別のグループに分類させるときに、複数の受信
形態を保持している受信者のある場合には、該受信者を
該受信者が保持している複数の受信形態のグループに所
属させ、上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグ
ループ毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変
換情報の送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の
一つにより該受信者への送信が失敗した場合には、上記
送信手段を制御して、該受信者の保持している他の受信
形態により、該受信者に送信を行わせることを特徴とし
ている。
【0014】上記の構成によれば、複数の受信形態を持
つ受信者は、保持している複数の受信形態別のグループ
に所属するように分類される。この分類は、受信者のも
つ全ての受信形態のグループに所属するように行われて
もよいし、受信者のもつ複数の受信形態のうちのいくつ
かの形態のグループに所属するように行われてもよい。
そして、この受信者への一つの受信形態による送信が失
敗した場合には、他の受信形態での送信が行われる。
【0015】従って、受信者のひとつの受信形態が、他
の通信によって占有されていたり、用紙切れであった
り、使用中であったり等の不具合のあった場合でも、他
の受信形態を用いて、確実かつ迅速な情報通信が可能と
なる。
【0016】また、請求項4に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、上記制御手段は、上記受信者
分類手段を制御して、受信者を該受信者が保持している
受信形態別のグループに分類させるときに、複数の受信
形態を保持している受信者のある場合には、該受信者を
該受信者が保持している複数の受信形態のグループに所
属させ、上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグ
ループ毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変
換情報の送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の
一つにより該受信者への送信が完了した場合には、該受
信者の保持している他の受信形態による送信は行わせな
いことを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、複数の受信形態を持
つ受信者は、保持している複数の受信形態別のグループ
に所属するように分類される。この分類は、受信者のも
つ全ての受信形態のグループに所属するように行われて
もよいし、受信者のもつ複数の受信形態のなかの幾つか
の形態のグループに所属するように行われてもよい。そ
して、この受信者への一つの受信形態による送信が完了
した場合には、他の受信形態での送信が行われない。
【0018】これにより、同一の受信者に同じ内容の情
報が重複して送信されるのを防ぐことができる。従っ
て、送信者は送信時間と送信コストの無駄を省くことが
できる。また、受信者は、複数の受信形態により、同じ
情報が送信されることがないので、複数の情報を受信し
た場合、同一の情報を複数受信しているかどうかを精査
確認する必要がない。
【0019】また、請求項5に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、受信者からの返信を受信する
ための受信手段を備え、上記制御手段は、ユーザによっ
て与えられた送信情報に、該送信情報を識別するための
識別子を付加し、送信を行った受信者から返信のあった
場合には、上記受信手段を制御して該返信を受け取ら
せ、該返信に上記識別子が含まれているかどうかを判断
することを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、制御手段は、固有の
識別子を送信情報に付加し、この送信情報を変換情報に
変換させて各受信者に送信する。このとき、変換情報を
受け取った場合には該識別子と受信者の接続情報とを含
む返信を依頼するメッセージ等を、変換情報に付加して
送信するようにしてもよい。
【0021】その後、制御手段は受信手段を制御して、
各受信者からの返信を受け取り、返信情報に、この識別
子が含まれているかどうかを判断する。
【0022】従って、送信情報を送信したユーザは、実
際に受信者が送信情報を受信したかどうかを確認するこ
とが可能となる。これにより、受信者が読む前に電子メ
ールによる送信情報が消滅したり、ファクシミリ出力紙
が受信者まで配布されなかったり、電話で応対した人が
受信者に情報を伝え忘れたりした場合には、ユーザは、
受信者に情報が届いていないことを知ることができる。
また、全受信者から、上記の識別子の含まれた返信を受
け取ったときに、送信情報を破棄するようにすれば、送
信情報のためのメモリ容量を節約することができる。
【0023】また、請求項6に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、送信の状況を表す履歴情報を
表示するための表示手段を備え、上記制御手段は、上記
送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎に、
各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の送信
を行わせたときに、上記表示手段を制御して、各受信者
への送信の状況を表す履歴情報を表示させることを特徴
としている。
【0024】上記の構成によれば、履歴情報とは、一つ
の送信情報の送信における、各受信者の受信状況を表す
情報である。履歴情報には、例えば、送信を試行した時
間、受信者の受信形態、送信結果等が記載される。ま
た、この履歴情報は、上記受信形態別のグループ毎に行
う送信が行われたときに表示される。従って、複数の受
信者に対する、送信情報の送信の状態を、送信情報の送
信中にに把握することができる。
【0025】従って、ユーザは、送信情報の送信中に、
上記の履歴情報によって、受信者への送信経過の確認を
行うことができるので、最適な受信形態を選択する作業
にかかる時間と労力とを低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の第1の形態について、
図1ないし図3を用いて説明すれば、以下の通りであ
る。図2(a)は、本実施の形態にかかる情報通信装置
(以下、本情報通信装置とする)の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、本情報通信装置は、中
央処理部(制御手段・受信者分類手段)1と、送信情報
記憶部2と、電話帳データ記憶部3と、宛先リストデー
タ記憶部4と、送信制御部(情報変換手段・送信手段)
5と、電子メール制御部(送信手段)6と、ファクシミ
リ制御部(送信手段)7と、電話制御部(送信手段)8
とから構成されている。
【0027】中央処理部1は、本情報通信装置における
情報通信に関する全ての演算を行う、本情報通信装置の
中枢部である。送信情報記憶部2は、本情報通信装置に
備えられた図示しない入力装置によって入力されたオリ
ジナル情報を、送信情報として記憶するためのものであ
る。
【0028】この入力装置とは、例えば、LAN(Loca
l Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の
ネットワークから情報をオリジナル情報として取得する
ための装置、あるいは本情報処理装置に備えられている
図示しない記録媒体を読み込んで、この媒体に記録され
ているファイルをオリジナル情報として取得する装置の
ことである。
【0029】図2(b)に、このオリジナル情報の一例
をオリジナル情報11として示す。この図に示すよう
に、オリジナル情報11は、図や写真等の画像情報と、
文章を構成する文字コード情報とから構成されている。
このように、この入力装置によって、HTML(Hyper
Text Markup Language)等で書かれた、文字コード情報
と画像情報とが混合したデータを、オリジナル情報とし
て入力することも可能である。
【0030】送信情報記憶部2は、このオリジナル情報
を、画像情報と文字コード情報とに分類し、送信情報と
して記憶する。
【0031】電話帳データ記憶部3は、ユーザによって
作成された、図示しない電話帳データを記憶するための
ものである。この電話帳データには、ユーザが情報を送
信する際に便利なように、情報の送信先である受信者の
名前、受信形態およびその受信形態への宛先データ(接
続情報)が記載されている。受信形態とは、電子メー
ル、ファクシミリ、電話といった、情報を通信するため
の形態のことである。また、宛先データとは、電子メー
ルアドレスや電話(ファクシミリ)番号などの、上記の
受信形態を保持している受信者に接続するための情報で
ある。また、ユーザとは、本情報通信装置を使用して情
報通信を行う、送信情報の送信者のことである。
【0032】ユーザは、送信情報を受信させたい受信者
をこの電話帳データから選択すると、中央処理部1は、
電話帳データから選択された受信者の保持している受信
形態およびその宛先データを取得し、後述する宛先リス
トデータ15を作成する。宛先リストデータ記憶部4
は、この宛先リストデータ15を記憶するためのもので
ある。
【0033】図3(a)は、宛先リストデータ15の例
を示す説明図である。この図に示すように、宛先リスト
データ15には、縦方向に受信者、横方向に各受信者に
ついての、受信形態別に分類された宛先データが記載さ
れている。受信形態は、電子メール、ファクシミリおよ
び電話の3種である。また、この例では、受信者は、
「長島」、「湯川」、「山本」および「佐藤」の4人で
ある。これらの受信者への、受信形態に応じた宛先デー
タとして、電子メールの場合は電子メールアドレス、フ
ァクシミリの場合はファクシミリ番号、電話の場合は電
話番号が記載されている。また、ここで、各受信者が所
有していない受信形態の宛先データについては、「−」
で示している。
【0034】送信制御部5は、電子メール、ファクシミ
リ、および電話の各受信形態によって受信可能な情報と
なるように、上記の送信情報を各受信形態に対応した変
換情報に変換するためのものである。さらに、送信制御
部5は、後述する電子メール制御部6、ファクシミリ制
御部7、電話制御部8を介して、各受信者に上記の変換
情報を送信するためのものである。
【0035】電子メール制御部6は、送信制御部5によ
って電子メール用変換情報に書き換えられた送信情報
を、電子メールを受信可能な受信者に送信するためのも
のである。同様に、ファクシミリ制御部7および電話制
御部8は、ファクシミリあるいは電話を受信可能な受信
者に、ファクシミリ用変換情報あるいは電話用変換情報
を送信するためのものである。
【0036】本情報通信装置における情報通信を以下に
説明する。まず、中央処理部1は、図示しない入力装置
を介して、オリジナル情報を受け取り、送信情報記憶部
2を制御して、このオリジナル情報を文字コード情報と
画像情報とに分類させ、送信情報として記憶させる。
【0037】次に、ユーザが、図示しないキーボード等
の入力部によって、上記の電話帳データに記載されてい
る受信者の中から、送信情報を送信したい受信者を選択
して入力すると、中央処理部1は、電話帳データに基づ
いて宛先リストデータ15を作成し、宛先リストデータ
記憶部4を制御してこの宛先リストデータ15を記憶さ
せる。
【0038】上記の宛先リストデータ15の作成・記憶
後の、本情報通信装置における動作の流れを、図1のフ
ローチャートを用いて以下に示す。この図に示すよう
に、まず、中央処理部1は、宛先リストデータ記憶部4
に記憶されている宛先リストデータ15から、受信者を
一人取り出す(S1・S2)。そして、この受信者が電
子メールの受信形態を保持しているかどうかを調べる
(S3)。S3で、電子メールの受信形態を保持してい
ると判断した場合には、中央処理部1は、この受信者を
電子メール宛先グループ用の図示しないメモリに記憶す
る(S4)。
【0039】S3で、この受信者が電子メールの受信形
態を保持していないと判断した場合には、中央処理部1
は、この受信者がファクシミリの受信形態を保持してい
るかどうか判断し(S5)、保持していれば、この受信
者をファクシミリ宛先グループ用の図示しないメモリに
記憶する(S6)。
【0040】同様に、S5で、ファクシミリの受信形態
もないと判断した場合には、中央処理部1は、この受信
者が電話の受信形態を保持しているかどうかを判断し
(S7)、保持していれば、電話宛先グループ用の図示
しないメモリに記憶する(S8)。この受信者が、電話
の受信形態も保持していない場合には、通信不可能とし
て、この受信者を宛先リストデータ15から削除する
(S9)。その後、S1に戻り、宛先リストデータ15
に未だ受信形態を調べていない受信者があるかどうか調
べる。
【0041】S1からS9までの処理を、宛先リストデ
ータ15における全ての受信者について行った後、中央
処理部1は、S4、S6およびS8においてメモリに記
憶した各宛先グループに基づいて、送信用宛先リストデ
ータ16を作成し、図示しないメモリに記憶する(S1
0)。
【0042】図3(b)は、この送信用宛先リストデー
タ16の一例を示す説明図である。図3(a)に示した
宛先リストデータ15では、受信者の並び順は受信形態
によらずランダムである。これに対し、図3(b)に示
すように、送信制御部5によって並べ替えられた送信用
宛先リストデータ16における受信者の並び順は、一番
上に電子メール宛先グループ、次にファクシミリ宛先グ
ループ、最後に電話宛先グループとなっている。
【0043】その後、中央処理部1は、送信制御部5を
制御して、送信情報を電子メール用変換情報に変換させ
る。そして、この電子メール用変換情報を、送信用宛先
リストデータ16で最上位に記載されている電子メール
宛先グループの受信者に、電子メール制御部6を介して
送信させる(S11)。その後、送信制御部5は、中央
処理部1の指示により、電子メールの場合と同様に、送
信情報をファクシミリ用変換情報に変換し、送信用宛先
リストデータ16において電子メール宛先グループの下
に記載されているファクシミリ宛先グループの受信者に
送信を行う(S12)。その後、送信情報を電話用変換
情報に変換し、送信用宛先リストデータ16の最下位に
記載されている電話宛先グループの受信者に送信を行い
(S13)、情報通信を終了する。このS11〜S13
における送信は、送信用宛先リストデータ16に記載さ
れている宛先データに基づいて行われる。
【0044】以上の処理の例を、図3を用いて説明す
る。図3(a)に示す宛先リストデータ15は、図3
(b)に示す送信用宛先リストデータ16のように変換
される。その後、送信情報が電子メール用変換情報に変
換され、電子メールを保持している受信者である「湯
川」の電子メールアドレス「ABC123」に送信され
る。
【0045】次に、送信情報がファクシミリ用変換情報
に変換され、電子メールはないがファクシミリを保持し
ている受信者である「長島」のファクシミリ番号「03
−456」と、同じく「山本」のファクシミリ番号「0
5−456」とに送信される。最後に、送信情報は電話
用変換情報に変換され、電話のみを保持している受信者
である「佐藤」の電話番号「06−789」に送信され
る。
【0046】以上のように、本情報通信装置は、ユーザ
の行う1回の入力動作によって異なる受信形態を保持し
ている複数の受信者に送信情報を送る同報送信可能な装
置であって、受信者を受信形態の種類別のグループに分
類し、受信形態の種類別のグループ毎に、各受信者に送
信する構成である。従って、全受信者の保持している受
信形態の種類が3種類であれば、同一の送信情報を送信
する場合、送信情報の変換操作回数が最大でも3回とな
る。これにより、送信情報の変換に要する時間とメモリ
の容量とを大幅に節約した同報送信を行うことが可能と
なる。
【0047】また、電子メールの場合には、同一のアク
セスポイント(接続先電話番号)に対して一括して同報
送信できるため、回線接続時間および情報送信時間が節
約できる。
【0048】なお、本実施の形態では、受信形態を、電
子メール、ファクシミリ、電話の3種類としているが、
これに限るものではない。送信制御部5が、受信形態の
種類に応じたデータの変換を行うようにし、各制御部6
〜8と同様の、受信形態に応じた制御部を付加すること
で、どのような受信形態にも対応できる。
【0049】また、本実施の形態で述べた例では、受信
者の数を4人としているが、受信者の数はこれに限るこ
とはない。電話帳データ記憶部3や宛先リストデータ記
憶部4の容量と、中央処理部1あるいは送信制御部5の
処理能力とが許す限り、受信者の数は何人でも設定でき
る。
【0050】また、ユーザが電話帳データから送信した
い受信者を選択するようにしているが、これに限るもの
ではなく、受信者名、受信形態、および宛先データをユ
ーザが直接入力する方法でもよい。
【0051】また、送信情報の変換を、各受信形態別に
分類された受信者に送信する直前に行うようにしている
が、これに限るものではない。各受信形態によって受信
可能なように、予め送信情報を変換しておき、その後、
受信者を受信形態別に分類するようにしてもよい。
【0052】また、本情報通信装置を、宛先リストデー
タ15あるいは送信用宛先リストデータ16を、同報送
信中に、図示しないモニタ等の表示画面に表示させる構
成としてもよい。
【0053】また、コンピュータを中央処理部1、送信
情報記憶部2、電話帳データ記憶部3、宛先リストデー
タ記憶部4、送信制御部5、電子メール制御部6、ファ
クシミリ制御部7および電話制御部8として機能させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を、コンピュータに読み込ませることによっ
て、本情報通信装置と同様の作用および効果を得ること
も可能である。
【0054】〔実施の形態2〕本発明の第2の実施の形
態について、図3ないし図5を用いて説明すれば以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態にて
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0055】本実施の形態にかかる情報通信装置(以
下、本情報通信装置とする)では、中央処理部1が送信
用宛先リストデータ16を作成すると共に、後述する送
信管理データ21を作成する。送信管理データ21は、
各受信者が保持している受信形態と、この受信形態への
送信の記録を記載するためのものである。
【0056】図4(a)は、この送信管理データ21
の、送信情報を送信する前の初期状態における構成の一
例を示す説明図であり、図4(b)は、送信管理データ
21の、全受信者への送信情報の送信が完了した状態の
一例を表す説明図である。これらの図に示すように、送
信管理データ21は、縦方向に受信者、横方向に各受信
者についての受信形態が記載され、一人の受信者におけ
る一つの受信形態の欄は、試行条件表示部22aと試行
結果表示部22bとに分けられている。
【0057】試行条件表示部22aは、各受信者におけ
る各受信形態の有無を表す部分である。図4(a)に示
す初期状態では、試行条件表示部22aの値が「0」で
あれば、受信者はこの受信形態を保持していることを表
す一方、「−1」であれば、受信者はこの受信形態を保
持していないことを表している。また、各受信者におけ
る送信が終了すると、試行条件表示部22aには、受信
者が保持している受信形態における試行回数が記載され
る。
【0058】また、試行結果表示部22bは、受信者に
おける受信形態の送信の試行結果を表すフラグであり、
「0」で未送信、「1」で送信完了、「−1」で送信失
敗を表す。また、試行結果表示部22bに「2」が記載
されている場合は、同一受信者の保持する他の受信形態
によって送信が完了したことを示している。図4(a)
に示す初期状態では、試行結果表示部22bは全て
「0」となっている。
【0059】本情報通信装置における情報通信の動作の
流れを以下に説明する。中央処理部1が送信用宛先リス
トデータ16を作成・記憶するまでは、実施の形態1に
おいてS1〜S10として示した通りである。本情報通
信装置では、送信用宛先リストデータ16が作成された
後、中央処理部1は、送信用宛先リストデータ16に基
づいて、初期状態の送信管理データ21を作成する。
【0060】図5は、上記の送信管理データ21の作成
後の、本情報通信装置における動作の流れを示すフロー
チャートである。中央処理部1は、送信管理データ21
の作成後、送信管理データ21における全受信者の電子
メール欄を取り出し(S21)、電子メールでの送信を
試行するかどうか判断する(S22)。このS22にお
ける判断は、電子メール欄の試行条件表示部22aの値
が「−1」でなく、電子メール欄の試行結果表示部22
bの値が正の数でない受信者があるかどうかでなされ
る。該受信者のある場合には、該受信者への電子メール
での送信の試行が、送信用宛先リストデータ16の宛先
データに基づいて行われる。この場合、中央処理部1
は、該受信者の電子メール欄の試行条件表示部22aの
値に1を足す(S23)。その後、中央処理部1は、送
信制御部5を制御して、送信情報を電子メール用変換情
報に変換させ、電子メール制御部6を介して該受信者に
送信させる(S24)。その後、中央処理部1は、該受
信者の試行結果表示部22bの更新を行い(S25)、
S26に移行する。
【0061】S25では、S24における送信が失敗し
た場合には、中央処理部1は、試行結果表示部22bの
値を「−1」とし、成功した場合には「1」とする。ま
た、成功した場合には、中央処理部1は、この受信者の
電子メール以外の受信形態における試行条件表示部22
aが「−1」でない受信形態の試行結果表示部22bの
値を「2」とする。
【0062】S22で、電子メール欄の試行条件表示部
22aの値が「−1」でなく、電子メール欄の試行結果
表示部22bの値が正の数でない受信者のいない場合に
は、電子メールでの送信は行われず、S26に移る。
【0063】次に、S21〜S25における電子メール
についての処理と同様に、S26〜S30においてファ
クシミリについての処理を、S31〜S35において電
話についての処理が行われる。その後、中央処理部1
は、全ての受信者について送信が正常に完了しているか
どうか判断し、していない場合には、S21に戻り、S
21〜S35の処理を再び行う(S36)。全ての受信
者について送信が正常に完了していれば処理を終了す
る。
【0064】以上の処理の例を、図3および図4を用い
て説明する。ユーザが送信情報の受信者として、「湯
川」、「長島」、「山本」および「佐藤」を選び、図3
(a)に示す宛先リストデータ15が作成される。その
後、図3(b)に示す送信用宛先リストデータ16およ
び図4(a)に示す送信管理データ21が作成される。
【0065】図4(a)に示すように、初期状態の送信
管理データ21においては、全ての試行結果表示部22
bは「0」となっている。また、電子メールを保持して
いるのは「湯川」だけであるので、電子メールの欄の試
行条件表示部22aは、「湯川」の値のみ「0」であ
り、他の受信者の値は「−1」となっている。また、フ
ァクシミリを保持しているのは「長島」と「山本」とで
あるので、これらの受信者の値のみ「0」であり、他の
受信者の値は「−1」となっている。また、受信者全員
が電話を保持しているので、電話の欄における試行条件
表示部22aは、全て「0」となっている。
【0066】まず、「湯川」の電子メール欄の試行条件
表示部22aの値が「0」であり、受信形態として電子
メールを持っているので、この値が「1」に更新され、
「湯川」宛に電子メール用変換情報の送信が試みられ
る。
【0067】その結果、送信が正常に完了したとする
と、送信の試行結果表示部22bの値が「0」から
「1」に更新される。さらに、「湯川」の保持する他の
受信形態で送信する必要がなくなったことが送信管理デ
ータ21に記載される。この場合、「湯川」のファクシ
ミリの欄における試行条件表示部22aの値が「−1」
(受信形態持たず)であるので、このファクシミリの欄
は変更されない。また、電話の欄における試行条件表示
部22aの値は「0」であるので、その試行結果表示部
22bの値は「2」(無効)となり、次のファクシミリ
による送信準備がなされる。
【0068】電子メールはないがファクシミリを保持し
ているのは「長島」と「山本」とである。まず送信管理
データ21の「長島」のファクシミリの欄における試行
条件表示部22aの値が「1」に更新され、その後、
「長島」宛にファクシミリ用変換情報の送信が試みられ
る。
【0069】その結果、送信が誤動作に終ったとする
と、「長島」のファクシミリの欄の試行結果表示部22
bの値は「−1」となり、次の「山本」への送信が行わ
れる。「山本」への送信が成功した場合、「山本」のフ
ァクシミリ欄の試行条件表示部22aの値は「l」、試
行結果表示部22bの値は「1」となり、「山本」の電
話の欄における試行結果表示部22bの値は「2」とな
って、次の電話による送信準備が行われる。
【0070】電話を保持しており、他の受信形態による
送信も完了していない受信者は「長島」と「佐藤」とで
ある。電子メール、ファクシミリの場合と同様に、受信
形態が電話となる送信が行われる。電話によっても全て
の受信者に送信が完了しなければ、再び電子メールの送
信処理に戻る。
【0071】全員への送信が完了すると、送信管理デー
タ21は、例えば図3(b)に示したようになる。この
図では、「湯川」への送信は、電子メールで1回の試行
により完了したことがわかる。また、「長島」への送信
の試行は、ファクシミリで3回、電話で2回行われ、3
回目のファクシミリによる送信で完了したことがわか
る。また、「山本」への送信は、ファクシミリによる1
回の試行により、また、「佐藤」への送信は電話による
2回の試行により完了したことがわかる。
【0072】以上のように、本情報通信装置は、受信者
を、各受信者が保持している全ての受信形態のグループ
に所属させ、各受信者に対して、一つの受信形態で送信
できなかった場合に、他の受信形態での送信を行う構成
である。従って、受信者の受信装置が、他の機器によっ
て占有されていたり、用紙切れであったり、使用中であ
ったり等の不具合のあった場合でも、この受信者が他の
受信形態を保持している場合には、この受信形態によっ
て送信ができる。これにより、確実かつ迅速な同報送信
が可能となる。
【0073】また、一つの受信形態で送信が完了した受
信者には、他の受信形態による送信は行わないので、同
一の受信者に同じ内容の情報が重複して送信されること
を防ぐことができる。従って、ユーザは送信時間と送信
コストの無駄を省くことができる。また、受信者は、複
数の受信形態により、同じ情報を送信されることがな
い。従って、受信した情報が同一の情報であるかどうか
を精査確認する必要がない。
【0074】なお、本実施の形態では、各受信者を、保
持している全ての受信形態のグループに所属させている
が、これに限るものではない。受信者が複数の受信形態
を保持している場合、これら複数の受信形態のうちの2
つ以上のグループに所属させる構成であればよい。
【0075】また、本情報通信装置を、宛先リストデー
タ15、送信用宛先リストデータ16あるいは送信管理
データ21を、同報送信中に、図示しないモニタ等の表
示画面に表示させる構成としてもよい。
【0076】また、コンピュータを中央処理部1、送信
情報記憶部2、電話帳データ記憶部3、宛先リストデー
タ記憶部4、送信制御部5、電子メール制御部6、ファ
クシミリ制御部7および電話制御部8として機能させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を、コンピュータに読み込ませることによっ
て、本情報通信装置と同様の作用および効果を得ること
も可能である。
【0077】〔実施の形態3〕本発明の第3の実施の形
態について、図4ないし図8を用いて説明すれば以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態にて
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0078】図6は、本実施の形態にかかる情報通信装
置(以下、本情報通信装置とする)の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、本情報通信装置は、
図2に示した情報通信装置の構成において、受信制御部
(受信手段)32を付加した構成である。
【0079】本情報通信装置における各制御部6〜8
は、上記実施の形態1・2に示した働きに加えて、送信
情報を送信した各受信者からの返信を受信するためのも
のである。この返信の形態が電子メールであれば、電子
メール制御部(送信手段・受信手段)6が、ファクシミ
リであればファクシミリ制御部(送信手段・受信手段)
7が、電話であれば電話制御部(送信手段・受信手段)
8が受信する。
【0080】また、受信制御部32は、上記の返信を各
制御部6〜8を介して受けとり、この返信を中央処理部
1に処理可能な情報形態に変換し、中央処理部1に伝達
するためのものである。
【0081】本情報通信装置における中央処理部1は、
情報を送信するときに、送信にかかる送信情報にメッセ
ージコードを付加する。このメッセージコードは、送信
情報を特定するための識別番号である。このメッセージ
コードは、本情報通信装置の中で送信情報を特定できる
ような、一意の値を持つものである。さらに、中央処理
部1は、メッセージコードと受信者の宛先データとを含
む情報(以下、返信情報とする)の返信を、受信者に依
頼するための返信依頼メッセージを送信情報に付加す
る。また、中央処理部1は、送信情報に対応した着信管
理表33を作成し、図示しないメモリに記憶する。
【0082】図7(a)は、各受信者への送信情報の送
信前における着信管理表33の例を示す説明図である。
また、図7(b)は、受信者からの返信情報をいくつか
受信した場合における、着信管理表33の例を示す説明
図である。これらの図に示すように、着信管理表33
は、対応する送信情報のメッセージコード「0471」
と、各受信者欄および各受信者に対応した着信確認欄と
から構成されている。また、着信確認欄の値が「0」の
場合は、対応する受信者からの返信が未だないことを表
し、「1」の場合は、返信があったことを表している。
【0083】本情報通信装置における情報通信の動作の
流れを以下に説明する。なお、中央処理部1が送信用宛
先リストデータ16および送信管理データ21を作成す
るまでは、前記実施の形態1および2に示した通りであ
る。図8は、送信管理データ21の作成後の、本情報通
信装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【0084】まず、中央処理部1は、送信にかかる送信
情報に上記のメッセージコードと返信依頼メッセージと
を付加する(S51)。次に、中央処理部1は、着信管
理表33を作成し、上記のメッセージコードと受信者と
を記載するための初期設定を行った後、図示しないメモ
リに記憶する(S52)。この初期設定とは、着信管理
表33の着信確認欄の値を、図7(a)に示すように、
全て「0」とすることである。
【0085】次に、図5に示したフローチャートによる
処理により、全ての受信者への送信を行い(S53)、
中央処理部1は、受信制御部32を制御して、各受信者
からの返信を待つ(S54)。制御部6〜8のいずれか
が情報を受信すると、中央処理部1は受信制御部32を
制御して、この情報を中央処理部1に処理可能なように
変換させ、取得する。そして、中央処理部1は、この情
報における送信の形態が電子メールかどうか調べる(S
55)。
【0086】送信形態が電子メールであれば、中央処理
部1は、この情報の差出人が送信用宛先リストデータ1
6にある受信者に含まれているかどうかを調べるため
に、電子メールアドレスの確認をする(S56)。S5
6で、差出人の電子メールアドレスが送信用宛先リスト
データ16にある受信者のものでないと判断された場合
には、再びS54に戻り、返信情報を待つ。
【0087】S55において、送信形態が電子メールで
ないと判断された場合には、送信形態がファクシミリま
たは電話であるとして、中央処理部1は、情報の送信者
が、送信用宛先リストデータ16にある受信者に含まれ
ているかどうかを調べるために、電話(ファクシミリ)
番号の確認をする(S57)。
【0088】S57において、電話(ファクシミリ)番
号が、送信用宛先リストデータ16にある番号と一致し
ないと判断された場合には、再びS54に戻り、返信情
報を待つ。
【0089】S56で電子メールアドレスが一致した場
合、または、S57で電話(ファクシミリ)番号が一致
した場合には、中央処理部1は、メモリから着信管理表
33を読み出して、送信情報を特定するメッセージコー
ドと、S54で受信した情報に含まれているメッセージ
コードとが一致するかどうか確認する(S58)。
【0090】S58において、受信した情報にメッセー
ジコードが含まれていないか、あるいはメッセージコー
ドが一致しないと判断された場合には、S54に戻り、
返信情報を待つ。また、S58でメッセージコードが一
致すると判断された場合には、受信した情報は求める返
信情報であるとし、着信管理表33における、返信情報
の差出人である受信者の着信確認欄の値を「0」から
「1」に更新する(S59)。その後、中央処理部1
は、全ての受信者の着信確認欄の値が「1」、すなわち
確認完了であるかどうかを判断する(S60)。S60
において、確認完了であると判断された場合には、中央
処理部1は、送信情報を破棄し(S61)、情報通信を
終了する。また、S60で、未だ着信確認欄の一部の値
が「0」のままであると判断された場合には、再びS5
4にもどって返信情報を待つ。
【0091】以下に、上記の処理の例を示す。送信情報
に、固有のメッセージコード「0471」を付加し、電
子メール、ファクシミリおよび電話によって各受信者へ
の送信が完了し、図4(b)に示すような送信管理デー
タ21を得たとする。その後、図7(a)に示す着信管
理表33が作成される。
【0092】各受信者からの返信があると、図7(b)
に示すように、着信管理表33にその結果が記載され
る。返信が電子メールで送られてきた場合には、返信情
報は電子メールアドレスとメッセージコード「047
1」とから構成される。また、ファクシミリあるいは電
話による返信の場合には、返信情報は、ファクシミリ番
号あるいは電話番号とメッセージコード「0471」と
のダイアルトーン信号である。
【0093】図7(b)に示す着信管理表33では、
「長島」の着信確認欄は「0」であり、受信の確認が取
れていないことを示している。従って、送信情報を保持
していなければならない。最終的に「長島」の着信確認
の値が「1」になれば、送信情報を削除することにな
る。
【0094】以上のように、本情報通信装置では、各受
信者に、送信情報を受け取った際に、メッセージコード
と受信者の宛先データとを含む返信情報を返信してもら
い、各制御部6〜8の一つで受信する。その後、中央処
理部1は、受信制御部32を制御して、この返信情報
を、中央処理部1に処理可能な情報に変換させ、取得す
る。そして、中央処理部1が、この返信情報に含まれて
いる宛先データと送信用宛先リストデータ16中の宛先
データとを照合し、かつ、この情報に含まれているメッ
セージコードと着信管理表33におけるメッセージコー
ドとを照合することで、返信のあった受信者への送信完
了の確認をする。その後、中央処理部1は、該受信者へ
の送信の完了を、着信管理表33に記載する。
【0095】従って、送信情報を送信したユーザは、実
際に受信者が送信情報を受信したかどうかを確認するこ
とが可能となる。これにより、受信者が読む前に電子メ
ールによる送信情報が消滅したり、ファクシミリ出力紙
が受信者まで配布されなかったり、電話で応対した人が
受信者に情報を伝え忘れたりした場合には、ユーザは、
受信者に情報が届いていないことを知ることができる。
【0096】なお、本実施の形態では、各受信者が送信
情報を受信した受信形態と、該受信者が返信してきた情
報の送信形態とが一致する必要はない。返信の送信形態
が電子メールであるかファクシミリまたは電話であるか
に分けて、送信用宛先リストデータ16から、送信情報
の受信者であることが確認できればよい。
【0097】また、本実施の形態では、中央処理部1
が、上記のメッセージコードと受信者の宛先データとを
含む情報の返信を受信者に依頼するための返信依頼メッ
セージを送信情報に付加するとしているが、これに限る
ものではない。送信者側と受信者側との間に、メッセー
ジコード付きの情報を受信したときには、必ずメッセー
ジコードと受信者の宛先データとを含む情報を返信する
という同意が得られていれば、返信依頼メッセージは必
要ない。
【0098】また、本情報通信装置を、同報送信中に、
宛先リストデータ15、送信用宛先リストデータ16、
送信管理データ21あるいは着信管理表33を図示しな
いモニタ等の表示画面に表示させておく構成としてもよ
い。
【0099】また、S53における各受信者への送信の
処理を、図5に示したフローチャートによる処理として
いるが、これに限ることはなく、図1に示した処理でも
よい。また、受信者全員に送信が完了していない状態で
も、返信情報を受信することは可能である。
【0100】また、コンピュータを中央処理部1、送信
情報記憶部2、電話帳データ記憶部3、宛先リストデー
タ記憶部4、送信制御部5、電子メール制御部6、ファ
クシミリ制御部7、電話制御部8および受信制御部32
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータに読み込
ませることによって、本情報通信装置と同様の作用およ
び効果を得ることも可能である。
【0101】〔実施の形態4〕本発明の第4の実施の形
態について、図4および図9ないし図11を用いて説明
すれば以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実
施の形態において示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0102】図9は、本実施の形態にかかる情報通信装
置(以下、本情報通信装置とする)の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、本情報通信装置は、
図2に示した構成において、送信管理データ制御部(表
示手段)41を付加した構成である。
【0103】送信管理データ制御部41は、図7に示し
た送信管理データ21を、ユーザにとって確認しやすい
ように変換して、後述する送信管理表示用データ(履歴
情報)42を作成し、図示しないメモリに記憶すると共
に、本情報通信装置に備えられた図示しないモニタ等の
表示画面に表示するためのものである。
【0104】図10は、送信管理表示用データ42の例
を示す説明図である。この図に示すように、送信管理表
示用データ42は、送信管理データ21によって示され
る送信履歴を、ユーザに確認し易いように表示するため
のもので、文字コードを用いて構成されたデータであ
る。
【0105】本情報通信装置における情報通信の動作の
流れを以下に示す。本情報通信装置の情報通信は、図5
のフローチャートに示した情報通信において、図11の
フローチャートに示す処理を付加した情報通信である。
図11に示す処理は、全ての受信形態についての送信を
試行して、送信管理データ21の試行条件表示部22a
および試行結果表示部22bが更新されたとき、即ち、
図5に示したフローチャートにおけるS35の直後に行
われる。
【0106】図5におけるS21〜S35に示すよう
に、全ての受信形態についての送信が試行され、送信管
理データ21が更新されると(S71)、中央処理部1
は、まず、送信管理データ21に、送信管理表示用デー
タ42を更新していない受信者があるかどうかを判断し
(S72)、ある場合には、送信管理データ制御部41
を制御して、その受信者名を送信管理表示用データ42
に記載させ、この送信管理表示用データ42を図示しな
いメモリに記憶させると共に図示しない表示画面に表示
させる(S73)。
【0107】その後、送信管理データ制御部41は、中
央処理部1の指示により、送信管理データ21に基づい
て、この受信者の保持する一つの受信形態について、こ
の受信形態の種類、その受信形態における試行回数およ
び試行結果を、送信管理表示用データ42に記載し、記
憶・表示を行う(S74〜S77)。その後、S74に
戻り、この受信者の保持する他の受信形態についてS7
5〜S77の処理を行う。この受信者の保持する全ての
受信形態ついてS75〜S77の処理を行った後、S7
2に戻り、送信管理データ21における他の受信者につ
いてS73〜S77の処理を行う。このとき、送信の完
了した受信者に関する記載において、送信の試行を1回
も行っていない受信形態に関しては、記憶・表示は行わ
れないようにしてもよい。その後、全ての受信者につい
てS73〜S77の処理を行った後、送信管理表示用デ
ータ42の更新を終了し、図5におけるS36に移行す
る。
【0108】このS71〜S77の処理の例を、図4
(b)に示す送信管理データ21および図10を用いて
示す。この図4(b)の送信管理データ21では、「湯
川」の電子メール欄における試行条件表示部22aの値
と試行結果表示部22bの値とが共に「1」となってい
る。この場合、図10に示すように、送信管理データ制
御部41は、S75において、受信形態として「電子メ
ール」を送信管理表示用データ42に記載し、S76に
おいて試行回数1回を記載する。その後、試行結果表示
部22bの値が「1」であることから、送信管理データ
制御部41は、S77において「回目に送信完了しまし
た。」と送信管理表示用データ42に記載する。もしこ
の試行結果表示部22bの値が「−1」であれば、送信
管理データ制御部41は、S77において、「回目に送
信失敗しました。」と送信管理表示用データ42に表示
する。また、「湯川」の保持する他の受信形態である
「電話」に関しては、送信の試行を行っていないので、
送信管理表示用データ42への記載は行われない。
【0109】また、「長島」のファクシミリ欄では、試
行条件表示部22aが「3」であり試行結果表示部22
bが「1」である。また電話欄では試行条件表示部22
aが「2」であり、試行結果表示部22bも「2」であ
る。従って、送信管理データ制御部41は、S75にお
いて、受信形態として「ファクシミリ」を送信管理表示
用データ42に記載し、S76において試行回数3回を
記載する。その後、試行結果表示部22bの値が「1」
であることから、送信管理データ制御部41は、S77
において「回目に送信完了しました。」と送信管理表示
用データ42に記載する。その後、S75において、受
信形態として「電話」を送信管理表示用データ42に記
載し、S76において試行回数2回を記載する。その
後、試行結果表示部22bの値が「2」であることか
ら、送信管理データ制御部41は、S77において「回
目に送信失敗しました。」と送信管理表示用データ42
に記載する。また、上述のように、送信管理表示用デー
タ42の記載がなされる度に、送信管理表示用データ4
2の表示も更新される。
【0110】以上のように、本情報通信装置は、送信管
理データ21を送信管理表示用データ42のように文字
コード情報に置き換えて表示する構成である。また、こ
の送信管理表示用データ42は、常に表示部に表示され
ている。従って、送信管理データ制御部41によってそ
の記載が変更されると同時に、ユーザは、最新の送信管
理表示用データ42を確認することができる。
【0111】これにより、複数の受信者に対する送信情
報の送信の状態が、よりタイムリーに把握できるため、
同報送信中に、送信をこれ以上続けるか否か、また、個
々の受信者に対して、電話とファクシミリと電子メール
とのうち、どの受信形態によって送信すべきか等の判断
をすることができる。
【0112】従って、ユーザは、同報送信中に、既に送
信が完了しているかどうか、完了していなければ、どの
ような理由で未送信であるのかといった、複数の受信者
における送信経過の確認作業を行うことができるので、
最適な受信形態を選択する作業にかかる時間と労力とを
低減することができる。また、全受信者への送信完了を
容易に確認することができるので、確認後に送信情報等
を破棄することができる。従って、送信情報記憶部2や
宛先リストデータ記憶部4等のメモリを効率よく使用す
ることが可能となる。
【0113】なお、本実施の形態では、図11に示した
送信管理表示用データ42の更新の処理は、全ての受信
形態についての送信を試行したとき、すなわち図5に示
したS35の直後に行われるとしているが、これに限る
ものではない。各受信形態に対する送信の後、すなわ
ち、S25、S30あるいはS35の直後に行うように
してもよい。また、一人の受信者への送信が完了した時
点で行うようにしてもよい。また、全受信者への送信が
完了したとき、すなわち、S36の後に行うことにして
もよい。
【0114】また、送信管理表示用データ42には、上
述した内容の他に、送信が失敗した場合の原因を記載す
るようにしてもよい。送信管理表示用データ42の記載
内容は、ユーザの要求に応じて自由に変えられるもので
ある。
【0115】また、送信管理表示用データ42は、文字
コード情報を用いて構成されたデータであるとしている
が、これに限るものではなく、画像情報や音声情報と組
み合わせて構成されていてもよい。
【0116】また、コンピュータを中央処理部1送信情
報記憶部2、電話帳データ記憶部3、宛先リストデータ
記憶部4、送信制御部5、電子メール制御部6、ファク
シミリ制御部7、電話制御部8および送信管理データ制
御部41として機能させるためのプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータ
に読み込ませることによって、本情報通信装置と同様の
作用および効果を得ることも可能である。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の情報通信方法は、ユーザによって、送信情報と、該送
信情報を受信させたい受信者と、該受信者の保持してい
る受信形態と、該受信形態への接続情報とが与えられる
と、上記受信者を各受信者が保持している受信形態別の
グループに分類し、上記送信情報を上記受信形態によっ
て受信可能な変換情報に変換し、上記受信形態別のグル
ープ毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変換
情報の送信を行う方法である。
【0118】これにより、全受信者に送信を完了するた
めに行う送信情報の変換の回数が、全受信者の保持して
いる受信形態の種類の数だけ行われるので、送信情報の
変換に要する時間と、送信情報や受信者等を記憶してお
くためのメモリ容量とを大幅に節約することが可能とな
るという効果を奏する。
【0119】また、請求項2に記載の情報通信装置は、
受信者を該受信者が保持している受信形態別のグループ
に分類するための受信者分類手段と、送信情報を上記受
信形態に対応した変換情報に変換するための情報変換手
段と、上記変換情報を該変換情報に対応した受信形態を
保持している受信者に送信するための送信手段と、ユー
ザによって、上記送信情報と、該送信情報を受信させた
い受信者と、該受信者の保持している受信形態と、該受
信形態への接続情報とが与えられると、上記受信者分類
手段を制御して、上記受信者を各受信者が保持している
受信形態別のグループに分類させ、上記情報変換手段を
制御して、上記送信情報を上記受信形態によって受信可
能な変換情報に変換させ、上記送信手段を制御して、上
記受信形態別のグループ毎に、各受信者への上記接続情
報を用いた上記変換情報の送信を行わせる制御手段とを
備えている構成である。
【0120】これにより、全受信者に送信を完了するた
めに行う送信情報の変換の回数が、全受信者の保持して
いる受信形態の種類の数だけ行われるので、送信情報の
変換に要する時間と、送信情報や受信者等を記憶してお
くためのメモリ容量とを大幅に節約することが可能とな
るという効果を奏する。
【0121】また、請求項3に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、上記制御手段は、上記受信者
分類手段を制御して、受信者を該受信者が保持している
受信形態別のグループに分類させるときに、複数の受信
形態を保持している受信者のある場合には、該受信者を
該受信者が保持している複数の受信形態のグループに所
属させ、上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグ
ループ毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変
換情報の送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の
一つにより該受信者への送信が失敗した場合には、上記
送信手段を制御して、該受信者の保持している他の受信
形態により、該受信者に送信を行わせる構成である。
【0122】これにより、請求項2の効果に加えて、受
信者のひとつの受信形態が、他の通信によって占有され
ていたり、用紙切れであったり、使用中であったり等の
不具合のあった場合でも、他の受信形態を用いて、確実
かつ迅速な情報通信が可能となるという効果を奏する。
【0123】また、請求項4に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、上記制御手段は、上記受信者
分類手段を制御して、受信者を該受信者が保持している
受信形態別のグループに分類させるときに、複数の受信
形態を保持している受信者のある場合には、該受信者を
該受信者が保持している複数の受信形態のグループに所
属させ、上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグ
ループ毎に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変
換情報の送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の
一つにより該受信者への送信が完了した場合には、該受
信者の保持している他の受信形態による送信は行わせな
い構成である。
【0124】これにより、同一の受信者に同じ内容の情
報が重複して送信されるのを防ぐことができる。従っ
て、ユーザは送信時間と送信コストの無駄を省くことが
できるという効果を奏する。また、受信者は、複数の受
信形態により、同じ情報が送信されることがないので、
複数の情報を受信した場合、同一の情報を複数受信して
いるかどうかを精査確認する必要がないという効果もあ
わせて奏する。
【0125】また、請求項5に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、受信者からの返信を受信する
ための受信手段を備え、上記制御手段は、ユーザによっ
て与えられた送信情報に、該送信情報を識別するための
識別子を付加し、送信を行った受信者から返信のあった
場合には、上記受信手段を制御して該返信を受け取ら
せ、該返信に上記識別子が含まれているかどうかを判断
する構成である。
【0126】これにより、送信情報を送信したユーザ
は、実際に受信者が送信情報を受信したかどうかを確認
することが可能となるという効果を奏する。
【0127】また、請求項6に記載の情報通信装置は、
請求項2の構成に加えて、送信の状況を表す履歴情報を
表示するための表示手段を備え、上記制御手段は、上記
送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎に、
各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の送信
を行わせたときに、上記表示手段を制御して、各受信者
への送信の状況を表す履歴情報を表示させる構成であ
る。
【0128】これにより、複数の受信者に対する送信情
報の送信の状態を的確に把握できるため、同報送信中
に、送信をこれ以上続けるか否か、また、個々の受信者
に対して、電話とファクシミリと電子メールとのうち、
どの受信形態によって送信すべきか等の判断をすること
ができる。
【0129】従って、ユーザは、同報送信中に、既に送
信が完了しているかどうか、完了していなければ、どの
ような理由で未送信であるのかといった、複数の受信者
における送信経過の確認作業を行うことができるので、
最適な受信形態を選択する作業にかかる時間と労力とを
低減することができるという効果を奏する。
【0130】また、請求項7に記載の情報通信コンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体は、同一の送信情報
の送信を複数の受信者に対して行うための情報通信コン
ピュータプログラムを記録した記録媒体であって、ユー
ザによって、送信情報と、情報を受信させたい受信者
と、該受信者の保持している受信形態と、該受信形態へ
の接続情報とが与えられると、上記受信者を該受信者が
保持している受信形態別のグループに分類し、上記送信
情報を上記受信形態によって受信可能な変換情報に変換
し、上記受信形態別のグループ毎に、各受信者への上記
接続情報を利用した上記変換情報の送信を行う情報通信
コンピュータプログラムを記録している構成である。
【0131】これにより、全受信者に送信を完了するた
めに行う送信情報の変換の回数が、全受信者の保持して
いる受信形態の種類の数だけ行われるので、送信情報の
変換に要する時間と、送信情報や受信者等を記憶してお
くためのメモリ容量とを大幅に節約することが可能とな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる情報通信装置における動
作の流れを示すフローチャートである。
【図2】図2(a)は、本発明の第1の実施の形態にか
かる情報通信装置の構成を示すブロック図であり、図2
(b)は、上記情報通信装置に入力されるオリジナル情
報の例を示す説明図である。
【図3】図3(a)は、図2(a)に示した情報通信装
置における宛先リストデータの例を示す説明図であり、
図3(b)は同じく送信用宛先リストデータの例を示す
説明図である。
【図4】図4(a)は、実施の形態2にかかる情報通信
装置における、送信管理データの情報通信前の例を示す
説明図であり、図4(b)は、同じく情報通信完了後の
送信管理データの例を示す説明図である。
【図5】上記情報通信装置における動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】実施の形態3にかかる情報通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】図7(a)は、図6に示した情報通信装置にお
ける、情報通信前の着信管理表の例を示す説明図であ
り、図7(b)は、同じく情報通信中の着信管理表の例
を示す説明図である。
【図8】図6に示した情報通信装置における、動作の流
れを示すフローチャートである。
【図9】実施の形態4にかかる情報通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】図9に示した情報通信装置における、送信管
理表示用データの例を示す説明図である。
【図11】図9に示した情報通信装置における、動作の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理部(制御手段・受信者分類手段) 5 送信制御部(情報変換手段・送信手段) 6 電子メール制御部(送信手段・受信手段) 7 ファクシミリ制御部(送信手段・受信手段) 8 電話制御部(送信手段・受信手段) 32 受信制御部(受信手段) 41 送信管理データ制御部(表示手段) 42 送信管理表示用データ(履歴情報)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の送信情報の送信を複数の受信者に対
    して行う情報通信方法において、 ユーザによって、送信情報と、該送信情報を受信させた
    い受信者と、該受信者の保持している受信形態と、該受
    信形態への接続情報とが与えられると、 上記受信者を各受信者が保持している受信形態別のグル
    ープに分類し、 上記送信情報を上記受信形態によって受信可能な変換情
    報に変換し、 上記受信形態別のグループ毎に、各受信者への上記接続
    情報を用いた上記変換情報の送信を行うことを特徴とす
    る情報通信方法。
  2. 【請求項2】同一の送信情報の送信を複数の受信者に対
    して行う情報通信装置において、 受信者を該受信者が保持している受信形態別のグループ
    に分類するための受信者分類手段と、 送信情報を上記受信形態に対応した変換情報に変換する
    ための情報変換手段と、 上記変換情報を該変換情報に対応した受信形態を保持し
    ている受信者に送信するための送信手段と、 ユーザによって、上記送信情報と、該送信情報を受信さ
    せたい受信者と、該受信者の保持している受信形態と、
    該受信形態への接続情報とが与えられると、 上記受信者分類手段を制御して、上記受信者を各受信者
    が保持している受信形態別のグループに分類させ、 上記情報変換手段を制御して、上記送信情報を上記受信
    形態によって受信可能な変換情報に変換させ、 上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎
    に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の
    送信を行わせる制御手段とを備えていることを特徴とす
    る情報通信装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記受信者分類手段を制
    御して、受信者を該受信者が保持している受信形態別の
    グループに分類させるときに、複数の受信形態を保持し
    ている受信者のある場合には、該受信者を該受信者が保
    持している複数の受信形態のグループに所属させ、 上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎
    に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の
    送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の一つによ
    り該受信者への送信が失敗した場合には、上記送信手段
    を制御して、該受信者の保持している他の受信形態によ
    り、該受信者に送信を行わせることを特徴とする請求項
    2に記載の情報通信装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記受信者分類手段を制
    御して、受信者を該受信者が保持している受信形態別の
    グループに分類させるときに、複数の受信形態を保持し
    ている受信者のある場合には、該受信者を該受信者が保
    持している複数の受信形態のグループに所属させ、 上記送信手段を制御して、上記受信形態別のグループ毎
    に、各受信者への上記接続情報を用いた上記変換情報の
    送信を行わせたときに、上記複数の受信形態の一つによ
    り該受信者への送信が完了した場合には、該受信者の保
    持している他の受信形態による送信は行わせないことを
    特徴とする請求項2に記載の情報通信装置。
  5. 【請求項5】受信者からの返信を受信するための受信手
    段を備え、 上記制御手段は、ユーザによって与えられた送信情報
    に、該送信情報を識別するための識別子を付加し、 送信を行った受信者から返信のあった場合には、上記受
    信手段を制御して該返信を受け取らせ、該返信に上記識
    別子が含まれているかどうかを判断することを特徴とす
    る請求項2に記載の情報通信装置。
  6. 【請求項6】送信の状況を表す履歴情報を表示するため
    の表示手段を備え、 上記制御手段は、上記送信手段を制御して、上記受信形
    態別のグループ毎に、各受信者への上記接続情報を用い
    た上記変換情報の送信を行わせたときに、上記表示手段
    を制御して、各受信者への送信の状況を表す履歴情報を
    表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報通信
    装置。
  7. 【請求項7】同一の送信情報の送信を複数の受信者に対
    して行うための情報通信コンピュータプログラムを記録
    した記録媒体であって、 ユーザによって、送信情報と、情報を受信させたい受信
    者と、該受信者の保持している受信形態と、該受信形態
    への接続情報とが与えられると、 上記受信者を該受信者が保持している受信形態別のグル
    ープに分類し、 上記送信情報を上記受信形態によって受信可能な変換情
    報に変換し、 上記受信形態別のグループ毎に、各受信者への上記接続
    情報を利用した上記変換情報の送信を行うことを特徴と
    する情報通信コンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
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