JPH10301587A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH10301587A
JPH10301587A JP9112474A JP11247497A JPH10301587A JP H10301587 A JPH10301587 A JP H10301587A JP 9112474 A JP9112474 A JP 9112474A JP 11247497 A JP11247497 A JP 11247497A JP H10301587 A JPH10301587 A JP H10301587A
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karaoke
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music
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Hiroshi Yoshika
博史 吉鹿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最終電車が近い利用者や後に約束がある利用者
でも安心してカラオケを楽しむことができるようにす
る。 【解決手段】約束や門限などの予定時刻をカラオケ装置
にセットすると、装置はカラオケ演奏中であっても現在
時刻を監視し、この予定時刻が到来したとき、カラオケ
演奏を中断して予定時刻が到来した旨をアラームする。
また、予定時刻の5分前には、この予約時刻の利用者
が、カラオケ曲の予約リストを整理して、自分が予約し
た曲を取り消したり先に演奏したりすることができ、先
に帰ったのちに予約曲のみが残ることが無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ装置に
利用者に必要な時刻を知らせることができるカラオケ装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在カラオケは、手軽
な娯楽として人気を集めている。特に、夜の外食のあと
や昼間のちょっとした空き時間に楽しむ顧客が多い。し
かし、このような時間帯にカラオケに熱中していると、
時間が経つのを忘れてしまい、最終電車や約束の時間に
遅れてしまうといった問題点があった。
【0003】この発明は、カラオケ装置の利用者に必要
な時刻を報知することにより、上記課題を解決したカラ
オケ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、カラオケ曲を演奏する演奏手段と、該演奏手段の
演奏動作を停止させる予定時刻を入力する時刻入力手段
と、入力された予定時刻を記憶する時刻記憶手段と、現
在時刻を監視し、前記予定時刻になったとき前記演奏手
段の動作を停止して予定時刻である旨を報知する報知手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0005】この出願の請求項2の発明は、カラオケ曲
を演奏する演奏手段と、最終電車や店舗の開店・閉店な
どのイベントの時刻を記憶するイベント時刻記憶手段
と、予定イベントを入力するイベント入力手段と、該イ
ベント入力手段によって入力された予定イベントの時刻
を前記イベント時刻記憶手段から検索し予定時刻として
記憶する予定時刻記憶手段と、現在時刻を監視し、前記
予定時刻になったとき前記演奏手段の動作を停止して予
定時刻である旨を報知する報知手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0006】請求項1の発明では、利用者は自分の予定
などを考慮してカラオケを止めなければならない時刻を
予め入力しておく。そうするとカラオケ装置は、現在時
刻を監視し、前記予定時刻になったときその旨を報知す
る。これにより、利用者は後に予定がある場合でも安心
してカラオケを楽しむことができる。
【0007】また、請求項2の発明では、利用者は最終
電車の時刻やデパートの開店・閉店時刻など自分が後に
予定しているイベントを予め入力する。カラオケ装置は
これらのイベントの時刻を記憶しており、イベントが入
力されるとその時刻を読み出して予定時刻として監視す
る。そして、その予定時刻になったとき、利用者に祖の
旨を報知する。これにより、利用者は後に予定がある場
合でも安心してカラオケを楽しむことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるカラオケ装置について説明する。カラオケボッ
クスなどの店舗では、利用者が歌唱に熱中すると時間を
忘れて約束などの用事に遅れたり最終電車に乗り遅れた
りすることがあるが、このカラオケ装置は、利用者が用
事の時刻や帰りの駅名などを登録しておくことにより、
用事の時刻や最終電車の時刻が近づいてきたときにモニ
タにアラームを表示して利用者に注意を促すようになっ
ている。このアラーム機能は、カラオケ曲の演奏を主な
機能としているカラオケ装置に、このカラオケ曲の演奏
以外の機能を実行させるデータであるICMデータによ
って実行される。
【0009】図1は同カラオケ装置のブロック図であ
る。カラオケ装置全体の動作を制御するCPU20に
は、バスを介してROM21,RAM22,ハードディ
スク装置27,通信制御部26,コマンダ受信部23,
操作部24,表示部25,音源29,音声データ処理部
30,DSP31,文字パターン展開部36,表示制御
部38が接続されているほか、外付けの動画再生装置で
あるLDチェンジャ4が接続されている。
【0010】また、表示制御部38には、内蔵の文字パ
ターン展開部36のほか、前記LDチェンジャ4および
2台のモニタ7,8が接続されている。この2台のモニ
タのうちモニタ7は聴衆に向けて設置される大型モニタ
7であり、モニタ8はステージ上で歌唱する歌唱者に向
けて設置される小型の歌唱用モニタ8である。通常は大
型モニタ7,歌唱用モニタ8ともに同じ映像が表示され
るが、上記アラーム機能の動作時など異なる映像が表示
される場合もある。
【0011】ROM21には、起動プログラムなどが記
憶されている。起動プログラムは、この装置の電源がオ
ンされたとき読み出されるプログラムであり、ハードデ
ィスク記憶装置27に記憶されているシステムプログラ
ムやカラオケ演奏プログラムなどをRAM22に読み込
む機能を有する。RAM22には、上記システムプログ
ラム,カラオケ演奏プログラム,ICM実行プログラム
などが読み込まれ、利用者の選択に応じてカラオケ曲の
演奏やICM機能などを実行する。また、RAM22に
は図3(B)に示すデータ記憶エリアも設定されてい
る。220は利用者が選択したカラオケ曲の楽曲データ
を読み込む演奏楽曲データ記憶エリアである。また、予
定客フラグ221,予定時刻記憶エリア222および予
定テーブル225は、前記アラーム機能が使用するエリ
アである。予定客フラグ221,予定時刻記憶エリア2
22は、演奏楽曲データ記憶エリア220に読み込まれ
ている楽曲データの演奏動作を約束や終電などの予定時
刻になったとき中止するか否かが記憶される。予定テー
ブルは、利用者によって入力された以後の予定を登録す
るテーブルである。実行ICMデータ記憶エリア223
には、ICM実行プログラムによって実行されるICM
データ(たとえばアラーム機能ICMデータなど)が読
み込まれる。また、予約リスト224には、利用者がコ
マンダ15を用いて予約したカラオケ曲が予約順に記憶
される。この予約リスト224には図9に示すように優
先フラグ,時間内フラグ,取消フラグおよび用件時刻記
憶エリアが各予約曲に対応して設けられている。
【0012】通信制御部26は通信回線を介して配信セ
ンタと交信し、楽曲データやICMデータをダウンロー
ドするための制御部である。通信制御部26はDMA回
路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データやI
CMデータをCPU20を介さずに直接ハードディスク
記憶装置27に書き込むことができる。ハードディスク
記憶装置27には、図3(A)に示すように、前記シス
テムプログラム,カラオケ演奏プログラム,ICM実行
プログラムなどを記憶するプログラム記憶エリア27
0、約1万曲の楽曲データを記憶する楽曲データ記憶エ
リア271および複数のICMデータを記憶するICM
データ記憶エリア272が設定されている。
【0013】また、コマンダ15は、図2に示すように
種々のキー群51〜56、赤外線発光部57およびLC
D表示部58を備えている。キー群は、Aキー,Bキー
を含むテンキー51,メモリ/セットキー52,スター
トキー53,転送キー54,取り消しキー55,キーコ
ンキー56からなっている。曲番号をカラオケ装置本体
に入力する場合、まずテンキー51を操作して曲番号を
入力すると、入力内容がLCD表示部58に表示され
る。この曲番号の入力が間違っている場合には取り消し
キー55をオンすることにより入力内容を取り消すこと
ができ、こののち最初から入力しなおすことができる。
曲番号の入力ののち、メモリ/セットキー52をオンし
てバッファの内容を確定し、転送キー54をオンすると
この確定した曲番号がカラオケ装置本体に転送される。
すなわち、曲番号に対応する赤外線コード信号を赤外線
発光部57から出力する。カラオケ装置本体は、この受
信した曲番号を予約リストに登録する。スタートキー5
3は、予約リストに登録されているカラオケ曲を利用者
の指示を待ってスタートする単曲モード時に使用される
キーであり、このスタートキー53がオンされたとき先
頭に登録されているカラオケ曲の演奏をスタートする。
また、カラオケ曲の演奏中に取り消しキー55をオンす
るとその曲の演奏が中止される。
【0014】また、キーコンキー56はシーソー構造に
なっており、キーの右側が△キー56b、キーの左側が
▽キー56aになっている。△キー56bを1回オンす
ると演奏のキーが半音上昇する。また、▽キー56aを
1回オンすると演奏のキーが半音低下する。
【0015】上記キー群のうち、テンキー51,キーコ
ンキー56およびスタートキー53は、ICMデータの
アラーム機能において時刻の入力などに使用される。
【0016】ここで、曲番号は4桁の歌手番号+2桁の
歌手別曲番号の6桁で構成されており、全てのカラオケ
曲の曲番号の上位4桁はその曲のオリジナル歌手の歌手
番号になっている。そして、歌手番号のうち、“800
0”がICMデータに割り当てられており、ICMデー
タもカラオケ曲と同じ構成の6桁の曲番号(たとえば
“8000−10”など)で識別される。
【0017】カラオケ装置本体において、コマンダ受信
部23は、コマンダ15から受信した赤外線コード信号
をデータに復元し、このデータをCPU20に伝達す
る。CPU20はこのデータに対応し、曲番号の予約リ
スト224への登録などの対応処理を実行する。操作部
24はカラオケ装置のフロントパネルに設けられてお
り、上記コマンダ15と同様のテンキーなどのキースイ
ッチ群を備えている。表示部25も操作部24と同様カ
ラオケ装置のフロントパネルに設けられており、現在演
奏中の曲番号や予約曲数などを表示するLEDマトリク
ス表示器を含んでいる。
【0018】音源29は、楽曲データに含まれる楽音デ
ータに基づいて楽音信号を形成する。音声データ処理部
30は、楽曲データに含まれる音声データに基づいてバ
ックコーラスなどの音声信号を再生する。音源29が形
成した楽音信号および音声データ処理部30が再生した
音声信号はDSP31に入力される。DSP31は、こ
れら楽音信号および音声信号に対してリバーブ,エコー
などの効果を付与する。DSP31が付与する効果の種
類や程度は、楽曲データに含まれているDSP制御デー
タに基づいて制御される。効果が付与された楽音信号,
音声信号はD/Aコンバータ33でカラオケ演奏音のア
ナログ信号に変換されたのちアンプ33に出力される。
アンプにはマイク11から歌唱音声信号も入力される。
アンプ33はカラオケ演奏音と歌唱音声信号をミキシン
グ・増幅してスピーカ35を駆動する。
【0019】図3(C)、(D)は、楽曲データおよび
ICMデータの構成例を示す図である。同図(C)は楽
曲データの構成を示している。楽曲データは、ヘッダ,
楽音トラック,歌詞トラック,音声制御トラック,DS
P制御トラックからなっている。ヘッダは、この楽曲デ
ータに関する種々のデータが書き込まれる部分であり、
曲名,ジャンル,発売日,曲の演奏時間などのデータを
含んでいる。
【0020】楽音トラック,歌詞トラック,音声制御ト
ラック,DSP制御トラックの各トラックは全てMID
Iフォーマットで記述されている。MIDIフォーマッ
トは、複数のイベントデータと各イベントデータ間の時
間間隔を示すデュレーションデータΔtからなってい
る。シーケンスプログラムは、所定のテンポクロックで
Δtをカウントし、Δtをカウントアップしたときこれ
に続くイベントデータを読み出して所定の処理部へ出力
する。
【0021】楽音トラックは、メロディトラック,リズ
ムトラックを初めとして種々のパートのトラックを含ん
でいる。楽音トラックのイベントデータは楽音の発音や
楽音の消音などを指示するノートオンイベントデータや
ノートオフイベントデータなどで構成されている。
【0022】歌詞トラックは、モニタ39上に歌詞を表
示するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。このシーケンスデータは楽音データではないが、イ
ンプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易に
するためこのトラックもMIDIデータ形式のシステム
・エクスクルーシブ・メッセージで記述されている。音
声制御トラックは、音声データ部に記憶されている音声
データの発生タイミングや再生ピッチなどを指定するシ
ーケンストラックである。音声データ部には、音源29
で合成しにくいバックコーラスやハーモニー歌唱などの
人声が記憶されている。DSP制御トラックには、DS
P31の動作を制御するDSP制御データがデュレーシ
ョンデータとともに書き込まれている。
【0023】同図(D)はICMデータの構成を示す図
である。ICMデータも上記楽曲データとほぼ同様の構
成になっており、このICMデータの名称,リリース日
などのデータが書き込まれるヘッダ、スクリプトデー
タ、および、該スクリプトの実行時に使用される複数の
画像データなどからなっている。アラーム機能ICMデ
ータは、図4〜図8の動作を実行するスクリプト、図1
1〜図15の画面をモニタに表示するための画像デー
タ、および、図10のメッセージテーブルや終電時刻表
などのテキストデータなどで構成されている。
【0024】このようにICMデータも楽曲データとほ
ぼ同様の構成をしているため、楽曲データとともに配信
センタからダウンロードしてデータを更新することがで
きるく。データの更新はICMデータ全体の書き換えの
みならず、一部のスクリプトや画像データ,テキストデ
ータのみの書き換えも可能である。
【0025】上記の構成において、利用者がアラーム機
能ICMデータの曲番号(たとえば“8000−1
0”)を入力すると、他の先に予約されたカラオケ曲に
優先してアラーム機能ICMデータが実行され、約束や
門限の時刻や最終電車で帰る駅名などのアラームが必要
な予定を入力することができる。この入力ののちカラオ
ケ装置は通常のカラオケ曲演奏動作を実行するが、上記
アラーム時刻が5分以内に近づくとカラオケ曲の曲間に
アラームを表示して利用者に注意を促すとともに、この
利用者が予約しているカラオケ曲を取り消しや優先演奏
させるなど予約内容を変更できるようにする。さらに、
上記予定時刻になると、利用者のカラオケ演奏を中止し
てアラームを表示し、予定に遅れることがないようにす
る。
【0026】図4,図5は同カラオケ装置の曲予約動
作,予約曲の実行動作を示すフローチャートである。図
6〜図8は同カラオケ装置のアラーム機能ICMデータ
を実行したときの動作を示すフローチャートである。図
9は予約リスト224の例を示す図である。図10は利
用者が登録したアラームが必要な予定を記憶する予定テ
ーブル225を示す図である。図11〜図15は前記ア
ラーム機能が実行されているときにモニタ7,8に表示
される画面の例を示す図である。図16は前記アラーム
機能ICMデータに含まれるメッセージテーブルの例を
示す図である。
【0027】図4は曲予約動作を示すフローチャートで
ある。コマンダ15から曲番号が入力されると(s
1)、この曲番号がアラーム機能ICMデータなどのI
CMデータを指定する曲番号であるかを判断する(s
2)。アラーム機能ICMデータを指定する曲番号の場
合には予約リストの最上位にこれを登録し、現在演奏中
のカラオケ曲の次にこれが実行されるようにする(s
3)。一方、通常のカラオケ曲の曲番号であった場合に
は予約リストの最下位にこれを登録する(s4)。な
お、現在カラオケ曲が演奏されていない場合には、この
曲番号が入力されたICMデータまたはカラオケ曲が即
座に実行される。
【0028】図5は予約実行動作を示すフローチャート
である。この動作は先のカラオケ曲の演奏が終了したと
き実行される動作である。まず予約リスト224に登録
されている曲番号があるか否かを判断する(s10)。
登録されている曲番号がない場合には曲間CMを上映す
る。この曲間CMはICMデータによって実行されるも
のであり、リクエストベスト20やイベント情報などを
表示するものである。曲番号が予約リスト224に予約
登録されている場合には、そのうち最上位のものを読み
出し(s11)、これがアラームICMデータを指定す
る曲番号であるか否かを判断する(s12)。アラーム
ICMデータを指定する曲番号であった場合にはICM
データ記憶エリア272からアラーム機能ICMデータ
を読み出し(s13)、図6のアラーム設定モードの動
作に移行する。また、通常の楽曲データを指定する曲番
号であった場合に、この曲番号で指定された楽曲データ
を読み出し(s14)、この曲の演奏動作に移行する。
【0029】図6は前記アラーム設定モードの動作を示
すフローチャートである。この動作ではまず、オンする
と、アラームが必要な予定が最終電車(終電)であるか
約束や門限などの用件であるかを選択する画面を表示す
る(s20)。利用者が終電を選択するとs22以下の
動作に進む。利用者が用件を選択した場合にはs40以
下の動作に進む。
【0030】s22では図11(A)に示す路線リスト
を表示して、利用者が帰る電車路線を選択させる。利用
者がこの路線リストに基づいて路線を選択すると(s2
3)、この電車路線の駅名リストを表示する(s24:
図11(B)参照))。なお、図11(B)は路線とし
て京阪線を選択した場合の駅名リストを示している。利
用者がこの駅名リストから自分が下車する駅を選択する
と(s25)、アラーム機能ICMデータにテキストデ
ータとして含まれている時刻表からその駅に到着する最
後の電車の時刻を読み出す(s26)。ここで、路線が
経由する場合にはその最短経路を割り出して最寄り駅の
最終時刻を割り出し、さらに、このカラオケ装置が設置
されている店舗から最寄りの駅までの所要時間を予め減
算して予定時刻とする。そして現在時刻を参照して予定
時刻が過ぎていないかを判断する(s27)。予定時刻
がまだの場合には、この店舗から下車駅までの距離を前
記時刻表に含まれる距離データ欄から読み出し(s2
8)。この距離に基づいて概算のタクシー料金を算出す
る(s29)。これら予定時刻と概算のタクシー料金を
予定テーブルに記憶して(s30)、動作を終了する。
【0031】一方、s27で既に予定時刻を過ぎている
場合にはモニタ7,8に「最終電車はもう終わっていま
す。」の文言を表示し(s31)、この店舗から下車駅
までの距離を読み出し(s32)、この距離に基づいて
概算のタクシー料金を算出して(s33)、「タクシー
料金は約○○円です。」の文言とともに表示する(s3
4)。そしてこの予定を予定テーブルに記憶することな
く動作を終了する。
【0032】また、約束などの用件を登録する場合には
s21からs40に進む。s40では、図12の用件入
力画面を表示して予定時刻の入力を受け付ける(s4
1)。約束などの用件の場合、カラオケ装置は、最終電
車の時刻のように経路や駅までの距離などを判断して時
間を逆算することができないため、利用者が実際の用件
の場所とこの店舗の場所との距離を勘案した時刻を予定
時刻として入力するものとする。現在時刻を判断し(s
42)、入力された予定時刻が既に過ぎていれば「予定
の時刻はもう過ぎています。」の文言を表示して(s4
4)、動作を終了する。入力された予定時刻が現在時刻
よりも後であれば、引き続き図12の画面を表示して、
用件の選択を受け付ける(s43)。この選択された用
件とその時刻を前記テーブルに記憶して(s11)、動
作を終了する。図12に示すように用件として、「約
束」、「門限」、「映画」、「学校」、「仕事」、「そ
の他」を選択することができる。同図は「門限」が選択
された状態を示している。なお、図11,図12におい
て路線名,駅名,用件名など表示された項目の選択は、
キーコンキー56(▽キー56a,△キー56b)によ
るカーソルの移動で行い、その選択の確定はスタートキ
ー53で行う。また、図12における時刻の入力はテン
キーで行う。なお、時刻の入力は、12時間以上先の時
刻が入力される場合はないと想定して午前/午後の入力
を省略している。
【0033】上記の動作ののち、カラオケ装置は通常の
動作に復帰し、予約順にカラオケ曲の演奏を行う。そし
て、カラオケ曲の演奏が終了する毎に図7の動作を実行
する。図7は、カラオケ曲の演奏が終了する毎に実行さ
れる予定チェック動作を示すフローチャートである。ま
ず、現在時刻を読み出し(s50)、予定テーブルを検
索して(s51)、現在時刻から5分以内の予定時刻の
予定が存在するかを判断する(s52)。該当する予定
がない場合にはそのままこの動作を終了し、図5の予約
処理動作に移行する。
【0034】5分以内のの予定がある場合にはこの予定
を読み出してモニタ7,8に図14のようなアラーム画
面を表示する(s53)。図14(A)は最終電車の時
刻が近づいてきたときの表示例を示しており、行き先の
駅名ととともに、s29で計算されている概算のタクシ
ー料金を一緒に表示する。また、同図(B)は約束など
の用件の時刻が近づいてきたときの表示例を示してお
り、用件の内容「約束」と図16のメッセージテーブル
からこの用件に対応して読み出されたメッセージを表示
している。
【0035】この用件の利用者が予約しているカラオケ
曲を整理するために予約リスト224の内容を図13に
示す構成でモニタ7,8に表示する(s54)。これは
図9(A)に示す予約リストの内容を表示したものであ
る。利用者は、▽キー56a,△キー56b,テンキー
51の1キー,2キー,0キーおよびスタートキー53
を用いてこの予約リストを整理することができる。
【0036】この予約リストが表示された当初は1曲目
の位置にカーソルが表示されているが、▽キー56aま
たは△キーキー56bを操作することによって、このカ
ーソルを上下に移動させることができる。また、画面上
には5曲分の予約曲しか表示されていないが、カーソル
の移動によって画面がスクロールし6曲目以後の予約曲
を表示させることもできる。そして、予定時刻が近づい
てきた利用者の予約曲の位置にカーソルが来たときに0
キーおよび1キーまたは2キーをオンする。0キーをオ
ンすると、その曲が予定時刻が近づいてきた利用者の予
約曲であることを示す予定客フラグがセットされ、その
利用者の予定時刻が予定時刻欄に記憶される(図9
(A)参照)。そして、1キーをオンすると、その曲の
優先フラグがセットされる。2キーをオンすると、その
曲の取消フラグがセットされる。利用者が予約した曲に
全ての曲に対して上記操作を行ったのちスタートキー5
3をオンすると、この優先フラグ,取消フラグに基づい
て、図9(A)→同図(B)のように予約リストが整理
される。すなわち、優先フラグがセットされた曲は予約
リストに上位に並べ替えられ、取消フラグがセットさた
曲は予約リストから削除される。
【0037】上記予約リストの整理におけるCPU20
の動作を説明する。s55〜s59でキー入力を監視し
ている。▽△キー56a,bがオンされた場合にはs5
5の判断でs61に進み、▽キー56aまたは△キー5
6bのオンに対応してカーソルを下または上に移動す
る。なお、このときカーソルが表示中のリストから外れ
るときにはリストをスクロールする。また、カーソルの
リストの上端または下端にある場合には、カーソルはそ
れ以上、上または下に移動しないものとする。
【0038】0キーがオンされた場合にはs56の判断
でs62に進み、そのときカーソルがある予約曲に対し
て予定客フラグをセットするとともに、予定時刻欄にこ
の利用者の予定時刻を書き込む(s63)。1キーがオ
ンされた場合にはs57の判断でs64に進み、そのと
きカーソルがある予約曲に対して優先フラグをセットす
る。そしてその曲の取消フラグが既にセットされている
場合にはその取消フラグをリセットする(s65)。2
キーがオンされた場合にはs58の判断でs66に進
み、そのときカーソルのある予約曲に対して取消フラグ
をセットする。そしてその曲の優先フラグが既にセット
されている場合にはその優先フラグをリセットする(s
67)。なお、予定客フラグ,優先フラグまたは取消フ
ラグがセットされているときに、重ねて0キー,1キー
または2キーがオンされたときはそのフラグをリセット
するものとする。
【0039】そして、スタートキー53がオンされた場
合にはs59の判断で、s68に進み、優先フラグ,取
消フラグの内容に従って、図9(B)のように予約リス
トを整理する。これで予約リストの整理を終了し、図5
の予約処理動作に進む。
【0040】図8は時刻チェック動作を示すフローチャ
ートである。この動作はカラオケ曲が演奏されているい
ないにかかわらず約1分毎に実行される動作である。ま
ず、現在時刻を読み出し(s70)予定テーブルを検索
して(s71)、予定時刻が到来した予定が存在するか
を判断する(s72)。該当する予定がない場合にはそ
のままこの動作を終了する。
【0041】該当する予定がある場合には、大型モニタ
7に図15に示すアラームを表示する(s73)。そし
て現在カラオケ演奏中であるか否かを判断し(s7
4)、カラオケ演奏中であれば、RAM22の予定客フ
ラグ221および予定時刻222を参照し、この予定時
刻が到来した利用者の曲であるかを判断する(s7
5)。予定時刻が到来した利用者のカラオケ曲が演奏さ
れているのであればこのカラオケ曲の演奏を中止し(s
76)、歌唱用モニタ8にも図15のアラーム画面を表
示する(s77)。そして、予約リストを検索し(s7
8)、予定時刻の到来した利用者の予約曲を予約リスト
から消去する(s79)。予定時刻の到来した利用者の
カラオケ曲が演奏されている場合以外はs74,s75
からs78にジャンプして予約曲の消去のみを行う。こ
れにより、先に帰った利用者の予約曲が予約リストに残
ることが無い。
【0042】なお、上記実施形態では予定がある場合に
は、予告なく曲を途中で中断するようにしたが、事前
に、たとえば曲のスタート時にこの曲は途中で中断され
る旨を表示するようにしてもよい。また、途中で中断し
そうな曲は、テンポを早くして時間内に終了するように
演奏するようにしてもよい。さらに、上記実施形態で
は、予定時刻が到来した利用者の曲が演奏されている場
合のみ演奏を中止するようにしているが、予定時刻が到
来した場合には誰の曲が演奏されていても演奏を中止ま
たは一時停止させるようにしてもよい。
【0043】また、上記実施形態では、モニタへの表示
でアラームするようにしているが、音声によるアラーム
にしてもよく、表示と音声を併用したアラームにしても
よい。また、使用する言語は日本語のみならず、英語,
韓国語,中国語などど種々の言語で行ってもよい。
【0044】なお、上記実施形態では、予定事項を最終
電車としているが、これ以外にデパートなどの店舗の開
店・閉店時刻や映画館の映画のスタート時刻などを時刻
表として記憶しておき、これを自動的に読み出すように
してもよい。また、約束などの用件の場合、その時刻を
直接入力して予定時刻を設定しているが、現在時刻から
の経過時間(たとえば「1時間後」など)を入力できる
ようにしてもよい。
【0045】また、各自が個人を識別できるリモコンを
使用する場合には、個人名を表示することにより、より
インパクトのあるアラームを発することができる。ま
た、個人情報として帰宅時の下車駅や門限などが設定さ
れている場合には、個人識別リモコンから入力されるコ
ードに基づいてカラオケ装置が利用者を識別し、その利
用者の予定を読み出すことにより、利用者がアラームの
予定を設定しなくても自動的にアラームを発することが
できるようになる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、利用者が約束
などの予定時刻で入力しておけば、その時刻になったと
きカラオケ演奏を中断して、その旨を報知してくれるた
め、時刻を気にしながら歌唱する必要がなくなり、安心
してカラオケを楽しむことができる。
【0047】請求項2の発明によれば、最終電車などの
予定イベントを入力すれば、装置がそのイベントの時刻
を検索して監視し、この時刻になったときカラオケ演奏
を中断して報知してくれるため、最終電車などのイベン
トの時刻を正確に知らない利用者であっても安心してカ
ラオケを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置に付属するコマンダの外観図
【図3】同カラオケ装置のハードディスク記憶装置,R
AMの構成図、および、楽曲データ,ICMデータの構
成を示す図
【図4】同カラオケ装置の曲番号の予約登録時の動作を
示すフローチャート
【図5】予約実行動作を示すフローチャート
【図6】アラーム設定モード時の動作を示すフローチャ
ート
【図7】予約チェック動作を示すフローチャート
【図8】時刻チェック動作を示すフローチャート
【図9】予約リストの例を示す図
【図10】予定テーブルの例を示す図
【図11】アラーム設定モード時に表示される画面の例
を示す図
【図12】アラーム設定モード時に表示される画面の例
を示す図
【図13】予定チェック時に表示される画面の例を示す
【図14】予定チェック時に表示される画面の例を示す
【図15】時刻チェック時に表示される画面の例を示す
【図16】ICMデータに含まれるメッセージテーブル
の例を示す図
【符号の説明】
7,8…モニタ 22…RAM、221…予定客フラグ、222…予定時
刻記憶エリア、224…予約リスト、225…予定テー
ブル 27…ハードディスク装置、272…ICMデータ記憶
エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ曲を演奏する演奏手段と、 該演奏手段の演奏動作を停止させる予定時刻を入力する
    時刻入力手段と、 入力された予定時刻を記憶する時刻記憶手段と、 現在時刻を監視し、前記予定時刻になったとき、前記演
    奏手段の動作を停止して予定時刻である旨を報知する報
    知手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 カラオケ曲を演奏する演奏手段と、 複数のイベントの時刻を記憶するイベント時刻記憶手段
    と、 予定イベントを入力するイベント入力手段と、 該イベント入力手段によって入力された予定イベントの
    時刻を前記イベント時刻記憶手段から検索し、予定時刻
    として記憶する予定時刻記憶手段と、 現在時刻を監視し、前記予定時刻になったとき、前記演
    奏手段の動作を停止して予定時刻である旨を報知する報
    知手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
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