JPH09152875A - 携帯用カラオケ電子早見本 - Google Patents

携帯用カラオケ電子早見本

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JPH09152875A
JPH09152875A JP7338113A JP33811395A JPH09152875A JP H09152875 A JPH09152875 A JP H09152875A JP 7338113 A JP7338113 A JP 7338113A JP 33811395 A JP33811395 A JP 33811395A JP H09152875 A JPH09152875 A JP H09152875A
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Kenji Miyata
賢二 宮田
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EKUSHINGU KK
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が個人的に所有して持ち歩く上で好都
合な付加機能を有する携帯用カラオケ電子早見本を提供
する。 【解決手段】 携帯用カラオケ電子早見本1は、下記の
要件を備えて構成される。無線受信部37:発信元か
らの呼出信号を無線受信する。報知信号出力部38、
41:無線受信部が呼出信号を受信した場合に、音・振
動・光のいずれか単独又は複数の組合せによる呼出報知
信号を出力する。選曲データ記憶手段14:カラオケ
装置のデータ保有部に蓄積された演奏曲のカラオケデー
タに対応して、その選曲を行うための選曲データを記憶
する。演奏曲検索手段11:使用者の検索指令に基づ
いて、選曲データにより演奏曲の検索を行う。選曲送
信部22:検索された演奏曲に対応する選曲データをカ
ラオケ装置側へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌いたいカラオ
ケ曲を利用者が電子的に検索するためのカラオケ電子早
見本に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケを楽しむ時には、カラオ
ケ装置に添付されている曲名ガイドブック(早見本)を
めくりながら歌いたい曲を選び、その曲番号等を入力す
ると、その曲の演奏が行われるのが普通である。しかし
ながら、このような曲名ガイドブック(印刷物)を手め
くりしながら選曲するのは面倒であり、また、演奏レパ
ートリーに新曲が追加されても、ガイドブックの内容が
更新されていないために、新曲の曲番号が利用者にわか
らない場合がある。そこで、このような問題を解消する
ために、例えば特開平3−273279号公報や、特開
平4−171498号公報に記載されているように、電
子的なカラオケ曲検索手段を備えた電子早見本が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電子早見本は、一般にはカラオケ選曲以外の目的には
使用できないように構成されており、付加的な機能のバ
リエーションに乏しい難点がある。例えば、これらの電
子早見本は、カラオケボックス等において不特定多数の
利用者により使用されることが前提となっており、各利
用者が自分専用の使用方法を追及するための機能等につ
いては、全く考慮されていないのが現状である。
【0004】本発明の課題は、カラオケ選曲という本来
の機能に加え、例えば利用者が個人的に所有して持ち歩
く上で好都合な付加機能を有する携帯用カラオケ電子早
見本を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の携帯用カラオケ電子早見
本(以下、単に電子早見本という)は、下記の要件を備
えて構成されることを特徴とする。 無線受信部:発信元からの呼出信号を無線受信する。 報知信号出力部:無線受信部が呼出信号を受信した場
合に、音・振動・光のいずれか単独又は複数の組合せに
よる呼出報知信号を出力する。 選曲データ記憶手段:カラオケ装置のデータ保有部に
蓄積された演奏曲のカラオケデータに対応して、その選
曲を行うための選曲データを記憶する。 演奏曲検索手段:使用者の検索指令に基づいて、選曲
データにより演奏曲の検索を行う。 選曲送信部:その検索された演奏曲に対応する選曲デ
ータをカラオケ装置側へ送信する。
【0006】すなわち、上記構成の早見本によれば、無
線受信部が発信元からの呼出信号を無線受信し、報知信
号出力部がこれに基づいて電子早見本の携帯者に対し呼
出報知信号を出力する機能を備えていることから、いわ
ゆるページャー端末(例えば、商標名:ポケットベル)
としても使用できる利点があり、ひいては利用者が個人
的に所有して持ち歩く場合に、ページャー端末による呼
出し機能を活用できて便利である。なお、選曲送信部
は、選曲データをカラオケ装置側へ無線送信するものと
することもできるが、有線により送信するものとしても
よい。
【0007】ここで、無線受信部は、呼出信号とともに
文字データを発信元から無線受信するものとすることが
でき、これに対応して、受信した文字データに基づく文
字情報を視覚表示する文字情報表示部を備えたものとす
ることができる。こうすれば、呼出報知機能のみでな
く、メッセージ等の受信・表示も可能となるのでより便
利である。この場合、その文字情報表示部を、検索のた
めに選曲データを一覧表示する検索表示部に兼用する構
成とすれば、上記機能を備えた電子早見本をよりコンパ
クトに構成でき、携帯に好都合である。
【0008】次に、無線受信部は、データ保有部のカラ
オケデータが更新された場合には、そのカラオケデータ
に対応する選曲データを受信するものとすることがで
き、これに対応して、その受信した選曲データを、選曲
データ記憶手段に記憶させる記憶制御手段を設けること
ができる。こうすれば、ホストコンピュータ等のデータ
保有部のカラオケデータに、新曲等の更新データが加え
られ又は変更された場合に、そのデータを電子早見本へ
供給することが可能となり、例えば新曲をサポートする
場合の対応が容易となる。
【0009】上記構成には、携帯使用、あるいは個人使
用等を考慮した各種付加機能を具現するための要件を自
由に付け加えることができ、例えば下記のような要件を
付け加えることができる。 選曲回数計数手段:各演奏曲の選曲回数を計数する。 演奏曲登録手段:選曲回数計数手段が計数する選曲回
数が予め定められた回数以上となった演奏曲を登録す
る。 登録演奏曲選択手段:登録された演奏曲のうち、所望
のものを選択する。 これにより、例えば電子早見本の使用者が頻繁に選択す
る演奏曲が、演奏曲登録手段に自動登録されるので、以
降はその登録内容に従って選曲を簡単に行うことができ
る。
【0010】また、次のような要件を付加することもで
きる。 機種選択手段:カラオケ装置の機種を選択する。 演奏曲リスト記憶手段:カラオケ装置の各機種毎の演
奏曲リストを記憶する。 演奏曲選択手段:所望の演奏曲を、演奏曲特定手段に
よる検索結果に基づいて選択する。 曲特定情報検索手段:カラオケ装置の機種と演奏曲と
が選択されることにより、該機種に対応する演奏曲リス
トにおいて、その選択された演奏曲を特定するための曲
特定情報を検索する。 該検索された特定情報は、前述の選曲送信部により、カ
ラオケ装置側へ送信される。
【0011】上述の構成によれば、例えば電子早見本を
携帯して各所のカラオケ施設に出向いた際に、その施設
に設置されているカラオケ装置の機種を機種選択手段に
より選択し、続いて演奏曲検索手段により所望の演奏曲
を検索した後、その検索結果に基づいて演奏曲を選択す
る。そして、曲特定情報検索手段が、等該機種に対応す
る演奏曲リストにおいて、選択された演奏曲を特定する
ための曲特定情報を検索し、その曲特定情報がカラオケ
装置に対し送信される。すなわち、機種選択手段により
選択可能なものである限り、どのようなカラオケ装置の
機種に対しても共通に使用可能な電子早見本とすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に示す実施例を参照しつつ説明する。図1
(a)は、本発明の電子早見本の一例を示す外観図であ
る。電子早見本1は、本体部20と、これに設けられた
選曲送信部としての赤外線発光部22、受信アンテナ1
9、登録演奏曲選択手段としての入力部25、液晶ディ
スプレイ等で構成される文字情報表示部としての表示部
24が設けられている。入力部25は、機種選択ボタン
26、番号ボタン27、モードボタン28、削除ボタン
29、スクロールキー30及び確定ボタン31等の各種
操作ボタンで構成されている。なお、機種選択ボタン2
6は、電子早見本1が使用可能なカラオケ装置の機種に
一対一に対応して設けられている(本実施例では、A〜
Fの6機種)。
【0013】図2は、電子早見本1の内部構成を示しお
り、I/Oポート15と、これに接続されるCPU1
1、RAM12、ROM13等を含む早見本制御部10
が設けられている。このCPU11が、演奏曲検索手段
及び記憶制御手段の主体をなす。I/Oポート15に
は、送信制御部21、表示制御部23及び前述の入力部
25、さらにはデータ記憶部14等が接続されている。
また、送信制御部21には前述の赤外線発光部22が、
表示制御部23には表示部24がそれぞれつながれる。
なお、赤外線発光部22は近赤外線発光ダイオード等で
構成されており、曲番号のデータを赤外線パルスにより
カラオケ装置側へ送信する役割を果たす。また、I/O
ポート15には、無線送信されてくる呼出信号を復調す
る呼出信号復調部35、及びメッセージデータ及び選曲
データ等のデータを復調するデータ復調部36がそれぞ
れ接続されており、これらにさらに受信装置37がつな
がれている。また、前述の受信アンテナ19はこの受信
装置37に接続されて無線受信部を構成する。
【0014】さらに、I/Oポート15には、報知信号
出力部として、報知音発振回路39とスピーカ40等を
含む報知音発生装置41が接続されている。また、本体
部20に軽い振動を発生させる振動発生装置38も同様
に接続されている。なお、報知音発生装置41及び振動
発生装置38のいずれか一方を省略してもよい。ここ
で、図1(b)に示すように、本体部20の側面部には
スライドスイッチ45が設けられており、そのスライド
スイッチ45の操作位置に応じて、呼出信号を受けたと
きの報知信号出力の出力モードが、報知音と振動の両方
(S+V)、報知音のみ(S)、振動のみ(V)、報知
信号出力せず(OFF)の各モードのいずれかに設定さ
れるようになっている。
【0015】図2に戻って、データ記憶部14は、バッ
クアップ電源(図示せず)付きのRAM等で構成されて
おり、次の各記憶部が設けられている。 機種別演奏曲リスト・選曲データ記憶部14a(選曲
データ記憶手段):図3にその一例を示すように、選曲
データとしての各演奏曲の曲名50が、機種(A〜F)
毎の曲番号51及び機種に無関係な内部曲番号52
(X)と対応付けて記憶されている。また、図示はして
いないが、選曲データとして、各演奏曲に対応する歌手
名を始め、リリースされた年代、歌詞のキーワード(歌
い出し部分の歌詞を含む)、作曲者名、作詞者名、編曲
者名等も、各々の曲に対応付けて記憶されている。 登録記憶部14b:図4に示すように、登録曲の曲名
61が、カラオケ装置の機種63、その機種に対応する
曲番号62、及び登録番号64と対応付けて記憶されて
いる。 メッセージ記憶部14c:受信装置37が呼出信号と
ともに受信するメッセージデータを記憶する。このメッ
セージデータに基づき、表示部24にメッセージが表示
される。 選曲カウンタ14d:各演奏曲の選曲回数を、前述の
内部曲番号毎に記憶する。
【0016】次に、ROM13には、下記のプログラム
及びデータが格納されている。 呼出報知制御プログラム13a:受信装置37が呼出
信号を受信するに伴い、報知音発生装置41及び振動発
生装置38から、音ないし振動による報知信号を出力さ
せる呼出報知処理を司る。 選曲プログラム13b:選曲データないし登録番号の
入力により、曲検索及び選曲のための処理を行う。ま
た、曲検索ないし選曲のための表示部24における表示
制御も司る。 演奏曲リスト更新プログラム13c:受信装置37が
受信するカラオケ装置(後述)側からの選曲データに基
づいて、機種別演奏曲リストの内容を更新する。 送信方式選択プログラム13d:選択されたカラオケ
装置の機種に対応する、赤外線発光部22からのデータ
送信方式を選択する。 登録プログラム13e:入力部25からの入力内容及
び選曲カウンタ14dの内容に基づいて、所望のあるい
は選曲回数が一定以上となった演奏曲を登録番号と対応
付けて登録する処理を行う。
【0017】図5はカラオケ装置101の構成を示して
いる。そのカラオケコマンダ104は、入出力制御部で
あるカラオケ制御部110を備え、ここにCPU11
1、ROM112、RAM113等を内蔵していて、カ
ラオケ装置101の全体の制御を司る。カラオケ制御部
110には、ホストコンピュータ102とカラオケコマ
ンダ104との間で通信を行うモデム115、カラオケ
データ記憶部116、楽音合成部117、さらにモニタ
制御部118及び入力部119が接続されている。モニ
タ制御部118には、歌詞テロップ表示用のCRT等の
モニタ107が接続される。また、カラオケ制御部11
0には、電子早見本1側へ選曲データ等を送信するため
の無線送信部121が変調部123を介して、及び電子
早見本1側から曲番号データを無線受信するための赤外
線受信部122が復調部124を介してそれぞれ接続さ
れている。
【0018】カラオケデータ記憶部116は、ホストコ
ンピュータ102から配信される多数のカラオケ曲のデ
ータを曲番号と対応付けて蓄積する役割を果たし、楽音
データ記憶部124、歌詞データ記憶部125等を含
む。楽音データ記憶部124は、例えば、MIDI(Mu
sical Instrument Digital Interface)規格として構成
され、その情報は少なくとも音階、音の強さ、音の長
さ、音色等を含む楽音データを記憶する。また、歌詞デ
ータ記憶部125は歌詞テロップのデータを記憶する。
楽音合成部117は、例えばシンセサイザ等で構成さ
れ、楽音データに基づいて各楽器の演奏音信号を合成す
る。その演奏音信号はアンプミキサ108に送られて増
幅され、スピーカ106から演奏音として出力される。
利用者は、その演奏音と同期してモニタ107に表示さ
れる歌詞テロップを見ながら、アンプミキサ108に接
続されたマイク105により歌唱することとなる。
【0019】以下、電子早見本1の作動について、フロ
ーチャートを用いて説明する。まず、図6は、呼出報知
処理の流れを示しており、P1において図5に示す呼出信
号発生局80から呼出信号81を受信すると、P2におい
てメッセージデータが同時に送信されてきていないかど
うかを判断する。送信されてきていれば、P3においてそ
のメッセージデータをメッセージデータ記憶部14c
(図2)に格納する。ここで、図1のモードボタン28
を操作することにより、メッセージ表示モードと選曲モ
ードとが切り替わるようになっており、P4においてメッ
セージ表示モードが選択されていると、表示部24の画
面は図10(a)に示すメッセージ表示画面24aとな
り、そこに上記メッセージデータに基づくメッセージM
が表示される(P5)。続いてP 6に進み、スライドスイ
ッチ45(図1)により設定されたモードにより報知信
号の出力を行い、以下P1に戻って同様の処理を繰り返
す。なお、P3において新たなメッセージデータを受けた
場合は、古いメッセージデータは自動的に消去・更新さ
れる。
【0020】次に、図7は、電子早見本1に対し所望の
演奏曲を手動登録する処理の流れを示している。まずR1
において、モードボタン28を押すことにより、図10
(b)に示す選曲モード指定画面24bを呼び出し、さ
らに3:「曲登録」を指定することにより、登録モード
とする。続いて登録番号を番号ボタン27を用いて入力
する(R2)。次に、R3において、入力された登録番号に
おいて演奏曲が登録済でない場合には、カラオケ装置の
機種を機種選択ボタン26を用いて入力し、続いて所望
の演奏曲のその機種における曲番号を入力する(R4、R
5)。これら入力内容は、入力部25を操作する毎に表
示部24にその都度表示され、確定ボタン31(図1)
を押すことにより確定される。
【0021】機種と曲番号の入力を確定した時点で表示
部24には、登録を実行するか否かを確認するメッセー
ジが表示され、実行する場合は確定ボタン31を再度押
すことで登録確定処理が行われる。すなわち、上記入力
された機種と曲番号により曲名50が機種別演奏曲リス
ト(図3)において検索され、さらにその検索された曲
名が、上記機種及び曲番号と対応付けられて、図4に示
すように、登録記憶部14(図2)に格納・登録される
(R7)。一方、登録をやり直す場合には、所定の入力を
行うことでR4に戻り、機種と曲番号の入力をやり直す。
一方、R3において、入力された登録番号において演奏曲
が登録済の場合には、入力表示部24にその登録内容が
表示される。利用者はこれを見て登録の更新をするか否
かを選択し(R9)、更新する場合はR4以下の処理とな
る。この場合、新規の登録内容が古い登録内容に上書き
される。一方、更新しない場合には、R2に戻って登録番
号を入力し直す。
【0022】以上が手動登録処理の概要である。すなわ
ち利用者は、電子早見本1を携帯してカラオケボックス
等へ赴き、そこに設置されているカラオケ装置の演奏曲
リストを参照して、演奏曲の登録を上記手順に従い実行
すればよいのである。
【0023】続いて図8は、選曲処理の流れを示してい
る。まずS1において、前述と同様に選曲モード指定画面
24b(図10(b))を呼び出し、登録番号で選曲す
る場合は1:「登録選曲」を、そうでない場合は2:
「個別選曲」をそれぞれ選択する。ここではまず、「個
別選曲」が選択された場合から説明する。
【0024】すなわち、「個別選曲」が選択されるとS8
に進み、カラオケ装置の機種を機種選択ボタン26(図
1)を用いて指定する。次に、S9に進み、図1の番号キ
ー27等により、歌手名、曲名等の検索データを入力す
る。そして、S10において、その入力内容に基づき、対
応する機種の演奏曲リストにより関係する曲が検索さ
れ、表示部24に図11に示すような演奏曲リスト24
dが表示される。利用者はスクロールキー30(図1)
を操作することにより、カーソル24eを所望の演奏曲
の表示位置に合わせ、さらに確定キー31(図1)を押
すことにより選曲内容を確定させる。次にS11におい
て、その選択された演奏曲の選曲カウンタ14d(図
2)のカウント値を1増加させる。そして、そのカウン
ト値が予め設定された値NTに到達すると、その演奏曲
を内部曲番号52(図3)と対応付けて、図4に示すよ
うに、登録記憶部14に格納・登録する(S12、S13)。
【0025】続いて、S6において、選択された機種のデ
ータ送信方式が選択される。すなわち、曲番号はコード
化されて、パルス信号により赤外線発光部22からカラ
オケ装置に向けて送信されるのであるが、カラオケ装置
の機種により、そのパルス長やパルス間隔が異なってい
たり、さらには機種特定のためのコード受信を前提とし
て赤外線パルス信号の受付けを開始するなど、そのデー
タの送信方式が異なっている場合がある。そこで、前述
の送信方式選択プログラム13d(図2)に基づき、そ
の機種に対応するデータ送信方式が選択され、送信制御
部21に所定の指令が発せられる。送信制御部21はこ
の指令を受けて赤外線発光部22に対し、上記曲番号コ
ードを指定された方式によりカラオケ装置に向けて無線
送信させる(S7)。カラオケ装置101では、その曲番
号コードを赤外線受信部122(図5)で受信し、その
曲番号で指定される演奏曲の演奏を行う。
【0026】一方、S1で「登録選曲」が選択されると図
10(c)に示す登録曲リスト24cが表示され、利用
者は同様にしてカーソル24eを所望の演奏曲の表示位
置に合わせ、さらに確定キー31(図1)を押すことに
より選曲内容を確定する。続いてS3においてカラオケ装
置の機種を入力することにより、登録記憶部14から指
定された登録内容が読み出される(S4)。前述の通り、
演奏曲は特定の機種の曲番号あるいは内部曲番号と対応
付けて登録されているので、機種別演奏曲リスト14a
(図3)を参照して、その演奏曲の入力された機種にお
ける曲番号が検索される(S5)。その後S6に進み、「個
別選曲」と同様の処理となる。なお、登録された演奏曲
の削除は随時行うことができ、例えば登録曲リスト24
cにおいて、削除したい演奏曲にカーソル24eを合わ
せ、削除キー29を押した後、確定キー31を押すこと
で、削除処理が実行されるように構成することができ
る。
【0027】最後に、新曲のカラオケデータ(以下、新
曲データという)の配信の際の処理を図9のフローチャ
ートに基づいて説明する。なお、該処理のプログラムル
ーチンのうちカラオケコマンダ104に関係する部分
は、カラオケシステム全体の制御を行うプログラムとと
もに図5のカラオケ制御部110のROM112に格納
され、電子早見本1に関係する部分は、早見本制御部1
0のROM13に格納されている(演奏曲リスト更新プ
ログラム13c)。
【0028】すなわち、ホストコンピュータ102から
新曲データがカラオケコマンダ104へ配信されると、
T1で新曲データが受信され、T2においてこの新曲データ
をカラオケデータ記憶部116へ蓄積する。この蓄積が
終了すると、T3を経てT4が実行され、その新曲データの
うちから曲番号、曲名、歌手名等の選曲データが取り出
され、例えば図5の変調部123で変調された後、無線
送信部121からアンテナを介して電子早見本1へ送信
される。電子早見本1は、アンテナ19を介して受信装
置37でこの選曲データを受信する(T6、T7)。例え
ば、電子早見本1側で機種選択ボタン26(図1)を用
いてカラオケ装置の機種の選択を行い、その選択した機
種に対応する送信方式で、データリクエスト信号をカラ
オケコマンダ104側へ送信する。カラオケコマンダ1
04側ではこれを受けて、選曲データを電子早見本1側
へ送信するように構成することができる。
【0029】そして、T8において、電子早見本1が受け
る変調された選曲データが、電子早見本1のデータ復調
部36で曲名、歌手名等の選曲データに復調され、さら
にT9においてその機種別演奏曲リスト・選曲データ記憶
部14a(図2)に蓄積されて、機種別演奏曲リストの
内容が更新される。すべてのデータの蓄積が終了する
と、T10を経て、カラオケコマンダ104に配信された
新曲に対応した選曲データの送信は終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としてのカラオケ電子早見本の外
観を示す正面図及び側面図。
【図2】図1のカラオケ電子早見本のブロック図。
【図3】機種別演奏曲リストの内容の一例を示す説明
図。
【図4】登録記憶部における登録内容の一例を示す説明
図。
【図5】カラオケ装置のブロック図。
【図6】図1のカラオケ電子早見本における呼出報知処
理の流れを示すフローチャート。
【図7】同じく選曲処理の流れを示すフローチャート。
【図8】同じく演奏曲の登録処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図9】新曲に対応する選曲データをカラオケコマンダ
から電子早見本へ転送する処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図10】表示部における表示内容例を示す模式図。
【図11】同じく別の表示内容例を示す模式図。
【符号の説明】
1 携帯用カラオケ電子早見本 11 CPU(演奏曲検索手段、記憶制御手段) 14 データ記憶装置 14a 機種別演奏曲リスト記憶部(選曲データ記憶手
段) 14b 登録記憶部(演奏曲登録手段) 14c 選曲カウンタ(選曲回数計数手段) 22 赤外線発光部(選曲送信手段) 25 入力部(登録演奏曲選択手段) 32 表示部(文字情報表示部) 37 受信装置(無線受信部) 38 報知音発生装置(報知信号出力部) 41 振動発生装置(報知信号出力部) 101 カラオケ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信元からの呼出信号を無線受信する無
    線受信部と、 その無線受信部が前記呼出信号を受信した場合に、音・
    振動・光のいずれか単独又は複数の組合せによる呼出報
    知信号を出力する報知信号出力部と、 カラオケ装置のデータ保有部に蓄積された演奏曲のカラ
    オケデータに対応して、その選曲を行うための選曲デー
    タを記憶する選曲データ記憶手段と、 使用者の検索指令に基づいて、前記選曲データにより演
    奏曲の検索を行う演奏曲検索手段と、 その検索された演奏曲に対応する選曲データをカラオケ
    装置側へ送信する選曲送信部と、 を備えたことを特徴とする携帯用カラオケ電子早見本。
  2. 【請求項2】 前記無線受信部は、前記呼出信号ととも
    に文字データを前記発信元から無線受信するものとさ
    れ、 また、該受信した文字データに基づく文字情報を視覚表
    示する文字情報表示部を備え、 その文字情報表示部は、前記検索のために前記選曲デー
    タを一覧表示する検索表示部に兼用されている請求項1
    記載の携帯用カラオケ電子早見本。
  3. 【請求項3】 前記無線受信部は、前記データ保有部の
    カラオケデータが更新された場合には、そのカラオケデ
    ータに対応する選曲データを受信するものとされ、 これに対応して、その受信した選曲データを、前記選曲
    データ記憶手段に記憶させる記憶制御手段が設けられて
    いる請求項1又は2に記載の携帯用カラオケ電子早見
    本。
  4. 【請求項4】 前記各演奏曲の選曲回数を計数する選曲
    回数計数手段と、 前記選曲回数計数手段が計数する選曲回数が予め定めら
    れた回数以上となった演奏曲を登録する演奏曲登録手段
    と、 その登録された演奏曲のうち、所望のものを選択する登
    録演奏曲選択手段と、 を備える請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯用カ
    ラオケ電子早見本。
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