JPH10207479A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH10207479A
JPH10207479A JP9009467A JP946797A JPH10207479A JP H10207479 A JPH10207479 A JP H10207479A JP 9009467 A JP9009467 A JP 9009467A JP 946797 A JP946797 A JP 946797A JP H10207479 A JPH10207479 A JP H10207479A
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JP
Japan
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music
song
data
karaoke
key
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JP9009467A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujita
博之 藤田
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】曲名リストを掲載したカタログ本がなくても所
望の曲を親切なユーザインタフェースで検索できるよう
にする。 【解決手段】カラオケ装置のモニタに50音検索画面ま
たはジャンル検索画面を表示し、コマンダのキー操作で
カーソルを移動、選択入力を行って、曲名の入力やジャ
ンルの選択を行う。入力された文字列や選択されたジャ
ンルに該当する曲をインデックスファイルから検索して
候補曲表示欄72,82に表示する。所望の曲が検索さ
れたときは選曲キーをオンしてこの曲を予約リストに登
録する。この動作はスクリプトによって実行され、スク
リプトは配信センタから楽曲データとともにダウンロー
ドされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者がモニタ
や赤外線リモコンを使用して所望の曲を検索することが
できるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在カラオケ装置は、カラオケ曲を演奏
するための楽曲データを約1万曲分記憶しており、利用
者の選曲によって自由にそれらを演奏することができ
る。利用者は、従来、演奏可能な曲名を50音順に記載
したカタログ本を曲名を検索してその曲の曲番号を割り
出し、この曲番号をリモコンから入力することによって
カラオケ装置に対して演奏する曲を指示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カタログ本は
曲名を50音順に記載したものであるため、全てのジャ
ンル、全歌手の曲が混在したまま配列されているため、
たとえば、特定のジャンルの曲を選曲したい場合や特定
の歌手の曲を選曲したい場合には、殆ど役に立たなかっ
た。
【0004】また、カタログ本は、印刷・製本したのち
カラオケ店舗に配付・販売されるため、編集から配付ま
でに時間がかかるうえ、配付頻度は1か月に1回程度で
ある。しかし、通信カラオケシステムにおいては、10
日に1回程度の頻度でオンラインで新曲が配信されるた
め、カタログ本では新曲の掲載が全く間に合わず、新曲
を歌いたい若い利用者にとってはカタログ本が役に立た
ないという問題点があった。さらに、カタログ本は上述
のように印刷・製本して配付されるため、制作費用が高
くなりコスト的にも問題があった。
【0005】そこで、カラオケ装置と別体の電子曲検索
装置が提案されているが、カラオケ装置と別体であるた
め、設置が大げさになるうえ、通信カラオケシステムの
通信機能を用いてデータの更新をすることができないた
め、新曲に対応するメンテナンスが面倒であるなどの欠
点があった。
【0006】この発明は、カラオケ装置本体の機能を用
いて曲の検索ができるようにすることによって、上記課
題を解決したカラオケ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、カラオケ曲
を演奏するための楽曲データをセンタからダウンロード
して記憶する楽曲データ記憶手段と、選曲コードを入力
することによってカラオケ曲を選択する選曲手段と、該
選曲手段で選択されたカラオケ曲の楽曲データを読み出
すことにより、カラオケ曲の演奏を実行するカラオケ演
奏手段と、該カラオケ曲の演奏と並行して歌詞や背景映
像を表示するモニタとを備えたカラオケ装置において、
カラオケ曲の演奏以外の機能を実行するスクリプトデー
タを記憶するスクリプトデータ記憶手段と、前記選曲手
段から特定の選曲コードが入力されたとき前記スクリプ
トデータ記憶手段から読み出されるスクリプトデータに
基づいて実行され、前記選曲手段からの検索条件の入力
を受け付け、該入力された検索条件および該検索条件に
基づく検索結果を前記モニタに表示する検索手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0008】一般的なカラオケ装置は、赤外線リモコン
などからなる選曲手段から曲番号などの選曲コードを入
力することによってカラオケ曲を選択し、このカラオケ
曲の楽曲データを読み出して演奏を実行する。この発明
では、この選曲手段から特定の選曲コードを入力するこ
とによってスクリプトデータを読み出し、このスクリプ
トデータにみって、検索手段を実行する。
【0009】検索手段は、演歌・ポップスなどのジャン
ルや発表年代などの検索条件の入力を受け付けて、その
検索条件および該検索条件に基づく検索結果を歌詞や背
景映像が表示されるモニタに表示する。すなわち、カラ
オケ装置に備わっている機器を用いて検索機能を実現す
る。
【0010】さらに、スクリプトデータは、実行プログ
ラムによって実行され軽量であるため、容易にオンライ
ンでダウンロードすることができ、カラオケ演奏用の楽
曲データがオンラインでダウンロードされるのと同様
に、センタからダウンロードすることができ、楽曲デー
タに合わせてダウンロードすることにより、常に新曲を
検索可能な検索機能を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるカラオケ装置について説明する。このカラオケ
装置は、歌詞や背景映像が表示されるモニタを、大モニ
タ39,歌唱用モニタ40の2台備えている。大モニタ
39はグループが座っているソファに向けて設置され、
歌唱用モニタ40は立って歌っている歌唱者に向けて設
置される。また、このカラオケ装置ではカラオケ曲の選
択は赤外線リモコンであるコマンダ50から選曲コード
である曲番号を入力することによって行うが、同じ操作
で曲検索の情報サービスを行う曲検索ICMデータを読
み出してICMスクリプトを起動することができ、この
曲検索ICMスクリプトにより、大モニタ39およびコ
マンダ50を用いて所望の曲を選曲・予約することがで
きる。この曲検索機能は、カラオケ演奏と並行に実行可
能な機能であり、8000−01の曲番号を入力するこ
とによって起動する。
【0012】図1は同カラオケ装置のブロック図、図2
は同カラオケ装置の表示制御部の詳細なブロック図であ
る。また、図3は同カラオケ装置に付属のコマンダ50
の外観図である。カラオケ装置全体の動作を制御するC
PU20には、バスを介してROM21,RAM22,
ハードディスク記憶装置(HDD)27,通信制御部2
6,コマンダ受信部23,操作部24,表示部25,音
源29,音声データ処理部30,DSP31,文字パタ
ーン展開部36,CD−ROMチェンジャ37および表
示制御部38が接続されている。
【0013】前記表示制御部38には文字パターン展開
部36,CD−ROMチェンジャ37および大モニタ3
9,歌唱用モニタ40が接続されている。上述したよう
に大モニタ39はグループが座っているソファに向けて
設置され、歌唱用モニタ40は立って歌っている歌唱者
に向けて設置される。カラオケ曲の演奏時、CD−RO
Mチェンジャ37は背景映像を再生して表示制御部38
に入力し、文字パターン展開部36は歌詞のテキストデ
ータを文字パターンに展開する。
【0014】図2において、表示制御部38は、これら
のデータを歌詞・背景展開部41で展開し、セレクタ4
3,44を介して大モニタ39および歌唱用モニタ40
に出力する。一方、カラオケ曲の検索などカラオケ曲演
奏以外の情報サービスを実行する場合にはICM展開部
42でこの情報サービス画面を展開し、セレクタ43,
44を介して大モニタ39および歌唱用モニタ40に出
力する。カラオケ演奏のみが行われている場合にはセレ
クタ43,44は両方とも歌詞・背景展開部41側に切
り換えられており、大モニタ39,歌唱用モニタ40に
は両方とも背景映像および歌詞が表示される。また、カ
ラオケ演奏が実行されていないときに情報サービスが実
行される場合には、セレクタ43,44は両方ともIC
M展開部42側に切り換えられ、大モニタ39,歌唱用
モニタ40には両方とも情報サービス画面が表示され
る。一方、カラオケ演奏中に曲検索などの情報サービス
が実行される場合には、歌唱用モニタ40に接続されて
いるセレクタ43は歌詞・背景展開部41側に切り換え
られ、大モニタ39に接続されているセレクタ44はI
CM展開部42に切り換え、歌唱用モニタ40には歌唱
用の歌詞および背景映像が表示され、歌唱者以外が見る
大モニタ39には情報サービス画面が表示される。
【0015】ROM21には、この装置を起動するため
のプログラムが記憶されている。ハードディスク記憶装
置27には、システムプログラム,カラオケ演奏プログ
ラム,ICM実行プログラム,ローダおよび文字パター
ンデータが記憶されている。システムプログラムは、こ
の装置の基本動作を制御するプログラムである。カラオ
ケ演奏プログラムは、楽曲データを読み出してカラオケ
演奏を実行するプログラムであり、カラオケ装置が起動
するとこのプログラムはRAM22に常駐する。ここ
で、カラオケ演奏は、カラオケ演奏用のデータである楽
曲データの楽音トラックのデータに基づいて音源29を
駆動し、楽曲データの音声データを音声データ処理部3
0で再生し、さらにDSP制御トラックのデータに基づ
いてDSP31を制御することによってカラオケ演奏音
を発生するとともに、歌詞トラックのデータに基づいて
文字パターン展開部36で歌詞の文字パターンを生成
し、ヘッダのジャンルデータに基づいてCD−ROMチ
ェンジャ37で所定の背景映像を再生するなどの動作で
ある。ICM実行プログラムは、カラオケ曲の検索など
の情報サービスを実行するICMデータを読み出し、こ
のスクリプトに記述されている手順を実行するプログラ
ムである。曲検索ICMスクリプトによる動作について
は後述する。ローダは、配信センタから楽曲データやI
CMデータをダウンロードするためのプログラムであ
る。ICMデータは複数のファイルで構成されており、
ダウンロードはファイル単位で行うことができる。文字
パターンデータは、コード情報として与えられる歌詞,
曲名や情報の内容などを文字パターンに展開するための
データである。この文字パターンデータは文字パターン
展開部36が歌詞データに基づいて歌詞を表示するとき
やICMデータに基づいてモニタ39に文字を表示する
ときに用いられる。
【0016】RAM22には、上記ハードディスク記憶
装置27から読み出されたプログラムを記憶するエリア
のほか、カラオケ演奏実行時にハードディスク装置27
から読み出された楽曲データを記憶する楽曲データ記憶
エリア27a(図4参照)やICMスクリプトの実行時
にハードディスク27から読み出されたICMデータを
記憶するICMデータ記憶エリア27b(図4参照)が
設けられている。また、ICMスクリプトの実行中に発
生した各種データを記憶するレジスタエリアも設定され
る。
【0017】通信制御部26は通信回線を介して配信セ
ンタと交信し、楽曲データやICMデータをダウンロー
ドするためのコントローラである。通信制御部26はD
MA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲デー
タやICMスクリプトデータをCPU20を介さずに直
接ハードディスク装置27に書き込むことができる。
【0018】ここで、コマンダ50は、図3に示すよう
に種々のキー群51〜56、赤外線発光部57、LCD
表示部58、および、モード切換スイッチ60を備えて
いる。キー群はAキー,Bキーを含むテンキー51,メ
モリ/セットキー52,スタートキー53,転送キー5
4,取り消しキー55,キーコンキー56からなってい
る。曲番号をカラオケ装置本体に入力する場合には、ま
ず、テンキー51を操作して曲番号を入力する。入力内
容はLCD表示部58に表示される。曲番号を間違った
場合には取り消しキー55をオンして入力内容を取り消
して入力しなおすことができる。曲番号は6桁の数値
「XXXX−YY」で構成されており、上位4桁のXX
XXが歌手番号、下位2桁のYYがその歌手の歌手別歌
番号になっている。また、8000代の歌手番号はIC
Mデータを指定する歌手番号になっており、たとえば8
000−yyの曲番号を入力すると、カラオケ曲の演奏
ではなく、その番号で指定されるICMデータが読み出
され、該ICMデータのスクリプトが実行される。上記
曲検索ICMデータの曲番号は8000−10である。
曲番号の入力ののち、メモリ/セットキー52をオンし
てバッファの内容を確定し、転送キー54をオンすると
入力された曲番号がカラオケ装置本体に転送され、カラ
オケ曲の予約リストに登録される。予約リストに登録さ
れたカラオケ曲を演奏するためには、スタートキー53
をオンする。カラオケ曲の演奏中に演奏中止キーをオン
するとその曲の演奏が中止される。
【0019】なお、コマンダ50のモードを逐次転送モ
ードに設定しておけば、テンキーなどが操作されるごと
にその信号がカラオケ装置本体に転送されるため、前記
転送キー54の操作を省略することとができる。さら
に、連曲モードに設定しておけば、上記スタートキー5
3をオンしなくても予約リストに登録されている曲を自
動的に連続演奏させることができる。
【0020】また、キーコンキー56はシーソー構造に
なっており、キーの右側が▲キー56b、キーの左側が
▼キー56aになっている。▲キー56bを1回オンす
ると演奏のキーが半音上昇する。また、▼キー56aを
1回オンすると演奏のキーが半音低下する。
【0021】通常モードである選曲モードにおいては、
キーコンキー56,スタートキー53および取り消しキ
ー55は、利用者が操作したとき即座に該キーに対応す
るコードを赤外線発光部57から出力するが、テンキー
51が操作されたとき、その値はコマンダ50内部の置
数バッファに一時記憶され、転送キー54がオンされた
ときその内容が赤外線発光部57から出力される。一
方、モード切換スイッチ60により、コマンダ50がI
CMモードに切り換えられると、全てのキーに対応する
コードが即座に転送されるようになる。また、選曲モー
ドとICMモードでは各キーに対応するコードが異なっ
ており、カラオケ装置本体は、コマンダ50から受信し
たコードにより、選曲モードのキー操作であるかICM
モードのキー操作であるかを識別することができる。前
記モード切換スイッチ60はトグルスイッチであり、一
方に倒すと通常モードが設定され他方に倒すとICMモ
ードが設定される。
【0022】上記のようにコマンダ50は、キー操作に
対応してその操作されたキーに対応する赤外線コード信
号を赤外線発光部57から出力する。コマンダ受信部2
3は、この赤外線コード信号を受信してデータに復元
し、このデータをCPU20に伝達する。CPU20は
このデータに対応する処理を実行する。操作部24はカ
ラオケ装置のフロントパネルに設けられており、上記コ
マンダ50と同様のテンキーなどのキースイッチ群を備
えている。表示部25も操作部24と同様カラオケ装置
のフロントパネルに設けられており、現在演奏中の曲番
号や予約曲数などを表示するLEDマトリクス表示器を
含んでいる。
【0023】音源29は、楽曲データに含まれる楽音デ
ータに基づいて楽音信号を形成する。音声データ処理部
30は、楽曲データに含まれる音声データに基づいてバ
ックコーラスなどの音声信号を再生する。音源29が形
成した楽音信号および音声データ処理部30が再生した
音声信号はDSP31に入力される。DSP31は、こ
れら楽音信号および音声信号に対してリバーブ,エコー
などの効果を付与する。DSP31が付与する効果の種
類や程度は、楽曲データに含まれているDSP制御デー
タに基づいて制御される。効果が付与された楽音信号,
音声信号はD/Aコンバータ33でカラオケ演奏音のア
ナログ信号に変換されたのちアンプ33に出力される。
アンプにはマイク34から歌唱音声信号も入力される。
アンプ33はカラオケ演奏音と歌唱音声信号をミキシン
グ・増幅してスピーカ35を駆動する。
【0024】また、文字パターン展開部36は、カラオ
ケ演奏時には楽曲データの歌詞トラックの文字コードデ
ータを文字パターンに展開する。ICMスクリプトの実
行時にはスクリプトによって指示された文字をパターン
に展開する。CD−ROMチェンジャ37はカラオケ演
奏時に所定の動画の背景映像を再生する。文字パターン
展開部36が展開した文字パターンおよびCD−ROM
チェンジャ37が再生した背景映像は表示制御部38に
入力される。
【0025】図4は前記ハードディスク記憶装置27に
記憶されているデータ群の一部構成を示す図である。同
図(A)に示すように、カラオケ演奏用の楽曲データお
よび情報サービス実行用のICMデータはそれぞれ楽曲
データ記憶エリア27aおよびICMデータ記憶エリア
27bに記憶されている。楽曲データ記憶エリア27a
は約1万曲分の楽曲データを記憶する容量を有し、IC
Mデータ記憶エリア27bも複数のICMデータを記憶
する容量を有している。上述したように楽曲データ,I
CMデータとも4桁+2桁の曲番号で識別される。IC
Mデータには8000番の歌手番号が割り当てられてい
る。ICMデータは主として情報サービスを行うための
データであり、利用者の選曲操作によってICMデータ
が選曲された場合には、カラオケ演奏用の楽曲データよ
りも優先してこれを実行することが好ましい。このた
め、このカラオケ装置では、情報サービスを行うICM
データは優先割り込みとして処理するように設定されて
いる。また、曲検索ICMデータは並行処理ICMとし
て設定されている。優先割込扱いのICMデータは選曲
されるとカラオケ曲の予約リストの最上位に割込登録さ
れ、現在演奏中のカラオケ曲が終了するとその次にこの
ICMデータが実行される。また、曲検索ICMデータ
などの並行処理ICMは、このICMデータの曲番号が
入力されると、カラオケ曲の演奏中であってもこのカラ
オケ曲の演奏と並行して実行される。
【0026】同図(B)はICMデータの一つである曲
検索ICMデータの構成を示す図である。この曲検索I
CMデータは、ヘッダファイル、スクリプトファイル、
複数の画面リソースファイル、インデックスファイルな
どの複数のファイルからなっている。ヘッダには前記曲
番号「8000−10」が書き込まれている。スクリプ
トは所定の手順で装置の動作を制御する記述文であり、
「script」のファイル名が付されている。画面リ
ソースはスクリプトによって参照されモニタ39,40
に表示する画面を制御するためのデータであり、それぞ
れ「res1」、「res2」、「res3」、……の
ファイル名が付されている。インデックスファイルは曲
名やジャンルから曲番号を検索するためのファイルであ
り、このカラオケ装置に配信されている全ての楽曲デー
タに関するデータが収納されており、配信センタが新曲
(楽曲データ)をダウンロードするごとに、このインデ
ックスファイルの更新も行う。このインデックスファイ
ルには「index」のファイル名が付されている。ま
た、これ以外にテキストリソースを設けてもよい。ま
た、この図ではスクリプトやインデックスファイルを1
つのファイルとして記載しているが、これらスクリプト
ファイルやインデックスファイルを複数のファイルで構
成して、その一部のみを書き換え・更新できるようにし
てもよい。
【0027】同図(C)はインデックスファイルの構成
を説明する図である。インデックスファイルにはこのカ
ラオケ装置に配信されている全ての楽曲データについ
て、曲番号,曲名,歌手名,発表年月日,ジャンル1,
ジャンル2のデータが記録されている。歌手名はこの曲
を歌うオリジナル歌手の名である。発表年月日はこの曲
がレコードとして発売された年月日である。ジャンル1
はこの曲がポップスであるかロックであるか演歌である
か、その他であるかを識別するデータである。ジャンル
2はこのこの曲が邦楽であるか洋楽であるかを識別する
データである。曲検索ICMスクリプトにおいては、こ
れらのデータに基づいて利用者が検索する曲を絞り込ん
でゆく。
【0028】図5の画面表示例、図6〜図8のフローチ
ャートを参照して曲検索ICMスクリプト、すなわち、
曲検索モードの動作を説明する。図6はコマンダ50の
動作を示すフローチャートである。コマンダ50は上記
キーオンがあるか否かを監視している(s1)。キーオ
ンがあると、そのときモード切換スイッチ60がICM
モードに切り換えられているかを判断する(s2)。I
CMモードは、ICMモード専用のコードをダイレクト
転送するモードであるため、どのキーがオンされた場合
でもそのキーに対応するICM処理専用のコードを送信
する(s3)。一方、モード切換スイッチ60が通常の
選曲モードに切り換えられているときは、オンされたキ
ーがどのようなキーであるかを判断する(s4,s
5)。オンされたキーがテンキー51の場合には(s
4)、そのキーに対応する数値を置数バッファに記憶す
る(s6)。オンされたキーが転送キー54の場合には
(s5)、置数バッファに記憶されている内容をコード
化して赤外線発光部57から送信する(s7)。すなわ
ち、テンキー51から曲番号を入力し、転送キー54を
オンするとその曲番号がカラオケ装置本体に送信され予
約リストに登録される。テンキー51,転送キー54以
外のキーがオンされた場合には、そのキーに対応する処
理を実行する(s8)。スタートキー53,取り消しキ
ー55,キーコンキー56がオンされた場合には該キー
に対応する通常のコードを赤外線発光部57から送信す
る。これ以外のキーの場合には、コマンダ50内部のメ
モリ処理などの処理を実行する。
【0029】上記動作においてテンキー51から800
0−10の曲番号が入力され、転送キー54によってカ
ラオケ装置本体にこの曲番号が送信されると、カラオケ
装置は、この曲番号は並行処理ICMの曲番号であるた
め、即座に曲検索ICMデータを読み出して、該ICM
データのスクリプトを起動する。
【0030】なお、図示しないディップスイッチにより
コマンダ50を逐次転送モードに設定しておくと、上記
s6の動作では、テンキー51の操作内容を置数バッフ
ァに記憶することに代えて直接カラオケ装置本体に転送
される。したがって、s5→s7の転送キー54の操作
対応動作が不要になる。
【0031】図7は前記カラオケ装置本体のシステム制
御動作の一部を示すフローチャートである。同図(A)
はコマンダ50から曲番号を受信したときの動作を示す
フローチャートである。曲番号を受信すると(s1
1)、この曲番号がICMデータの曲番号すなわち80
00−xxであるかを判断する(s12)。ICMデー
タの曲番号でなく、通常の楽曲データの曲番号であれば
カラオケ曲の予約であるとして予約リストの最下位にこ
の曲番号を登録する(s13)。ICMデータの曲番号
の場合にはこの曲番号が並行処理ICMである曲検索I
CMデータの番号すなわち8000−10であるかを判
断する(s14)。8000−10でない場合には、通
常のICMデータであるため優先割込登録として予約リ
ストの最上位にの曲番号を登録する(s16)。入力さ
れた曲番号が8000−10すなわち曲検索ICMデー
タの曲番号の場合には、曲検索ICMデータを読み出し
て曲検索ICMスクリプトを起動する(s15)。
【0032】同図(B)は画面制御動作を示すフローチ
ャートである。現在カラオケ演奏中であるか、および、
ICMスクリプトの実行中であるかを判断する(s2
1,s22,s25)。カラオケ演奏中であり(s2
1)、且つ、並行処理ICM(曲検索ICMスクリプ
ト)が実行されていない場合(s22)には、大モニタ
39,歌唱用モニタ40の両方を歌詞・背景展開部41
側に切り換える(s24)。また、カラオケ演奏中であ
り(s21)、且つ、並行処理ICMの実行中の場合
(s22)には、大モニタ39のみICM展開部42側
に切り換える(s23)。これにより、歌唱者は歌詞や
背景映像が表示される歌唱用モニタ40を見ながら歌唱
することができ、他の利用者は大モニタ39に表示され
る曲検索ICMの画面を見ながら曲を検索することがで
きる。
【0033】一方、カラオケ演奏中でなく(s21)、
ICMスクリプト(並行処理ICMを含む)の実行中の
場合(s25)には、大モニタ39,歌唱用モニタ40
の両方をICM展開部42側に切り換える(s26)。
カラオケ演奏もICMスクリプトも実行されていない場
合には(s21,s25)、大モニタ39,歌唱用モニ
タ40の両方を歌詞・背景展開部41側に切り換えてお
く(s24)。これにより、カラオケ演奏に即座に対応
できるようになる。
【0034】図8は曲検索ICMスクリプトの動作を示
すフローチャートである。また、図5はこの曲検索IC
Mスクリプトの実行時におけるモニタ表示の例を示す図
である。曲検索ICMスクリプトが起動すると、まず5
0音による検索かジャンルによる検索かを選択するメニ
ュー画面を表示する(s31)。このメニュー画面に基
づいて利用者が選択入力をすると(s32)、この選択
入力が50音検索の選択であるかジャンル検索の選択で
あるかを判断する(s33)。50音検索が選択された
場合には図5(A)に示す50音検索の画面をモニタに
表示する(s34)。一方、ジャンル検索が選択された
場合には図5(B)に示すジャンル検索の画面をモニタ
に表示する(s35)。これらの画面が大モニタ39お
よび歌唱用モニタ40のいずれに表示されるかは図7
(B)の画面制御動作に基づく。
【0035】図5(A)に示す50音検索の画面におい
て、曲検索モードにおいては、テンキーの8キー,2キ
ー,4キー,6キーがそれぞれ上下左右のカーソル移動
キーとして機能する。カーソルは画面左上に表示されて
いる50音表の各仮名文字(濁点,半濁点,長音を含
む)の上を移動する。同図においては、カーソルは
「め」の上にある。そして、選択キーとして機能する5
キーをオンすると、そのときカーソルが位置している仮
名文字が選択される。また、選択された文字は曲名の一
部として曲名入力欄71に表示される。現在は「あ」の
みが選択され次の入力を待つ状態になっている。そし
て、曲名入力欄71に入力された曲名と先頭一致で検索
された曲の曲名が候補曲リストとして候補曲表示欄72
に表示される。この候補曲表示欄72は、スクロールエ
リアになっており、キーコンキー56の▲キー56bお
よび▼キー56aを操作することによって、候補曲リス
トを上下にスクロールすることができる。また、候補曲
表示欄72は、最上位に表示されている曲名が選択状態
になるように設定されている。この状態でスタートキー
53をオンするとこの最上位に表示されている曲が選択
され、その曲番号が予約リストに登録される。
【0036】また、図5(B)に示すジャンル検索の画
面においてもテンキー51の8キー,2キー,4キー,
6キーがそれぞれ上下左右のカーソル移動キーとして機
能する。カーソルは画面左上に表示されているジャンル
表示の上を移動する。ジャンルとして、ポップス(PO
PS)、ロック(ROCK)、演歌、その他、洋楽、邦
楽、60年代以前(〜60s)、70年代(70s)、
80年代(80s)、90年代(90s)が表示されて
いる。同図において、カーソルは「洋楽」の上にある。
そして5キーをオンするとそのときカーソルが位置して
いるボタンのジャンルが選択される。また、「ロック」
は太枠で表示されており、既に選択済であることを示し
ている。すなわち、検索条件として複数のジャンルを選
択することができ、ジャンルが複数選択されるとその選
択されたジャンルに応じてAND検索またはOR検索さ
れる。たとえば、ポップスおよび洋楽が選択されると洋
楽のポップス(洋楽∩ポップス)が検索される。また、
70年代、80年代およびロックが選択されると、70
年代から80年代のロック((70年代∪80年代)∩
ロック)が検索される。そして、この検索条件で検索さ
れた曲の曲名が候補曲リストとして候補曲表示欄82に
表示される。この候補曲表示欄82は、スクロールエリ
アになっており、キーコンキー56の▲キー56bおよ
び▼キー56aを操作することによって、候補曲リスト
を上下にスクロールすることができる。また、候補曲表
示欄82は、最上位に表示されている曲名が選択状態に
なるように設定されている。この状態でスタートキー5
3をオンするとこの最上位に表示されている曲が選択さ
れ、その曲番号が予約リストに登録される。
【0037】図8に戻って、上記50音検索画面または
ジャンル検索画面を表示するとともに(s34,s3
5)、検索条件を記憶する条件バッファをクリアする
(s36)。こののち、カーソルキー(s37)、選択
キー(s38)、スクロールキー(s39)、または、
選曲キー(s40)のオンを検出する。上述したように
カーソルキーは、テンキー51の8キー,2キー,4キ
ー,6キーであり、選択キーは、テンキー51の5キー
であり、スクロールキーはキーコンキー56(▼キー5
6a,▲キー56b)であり、選曲キーはスタートキー
53である。カーソルキーがオンされると(s37)、
オンされたカーソルキーの方向にカーソルを1つ移動す
る(s41)。なお、表示エリアの範囲を越えてカーソ
ルは移動しないものとする。また、選択キーがオンされ
た場合には(s38)、選択された仮名文字またはジャ
ンルを検索条件に加え(s42)、この検索条件でイン
デックスファイルを検索する(s43)。この検索で抽
出された候補曲リストを候補曲表示欄72(または8
2)に表示する(s44)。なお、50音検索画面の場
合には、選択キーによって選択された仮名文字を曲名入
力欄71に表示する。
【0038】また、スクロールキー(▲キー56bまた
は▼キー56a)がオンされた場合には(s39)、そ
の操作に応じて候補曲表示欄に表示されている候補曲リ
ストを上下にスクロールする(s45)。選曲キーがオ
ンされた場合には、候補曲リストの曲のうち候補曲表示
欄の一番上に表示されている曲が選曲されたとして、そ
の曲の曲番号を予約リストの最下位に登録し(s4
6)、登録が完了した旨の終了画面を表示して(s4
7)、動作を終了する。
【0039】これにより、コマンダ50とモニタ39ま
たはモニタ40を用いて分かりやすいユーザインタフェ
ースで曲の検索・予約登録をすることができる。
【0040】なお、カラオケ演奏中でない場合には、利
用者の指示に応じて曲の前奏(イントロ)を演奏するよ
うにしてもよい。また、この実施形態では、曲検索IC
Mデータ中に独自のインデックスファイルを持つように
しているが、楽曲データ記憶エリアのインデックスファ
イルと共用するようにしてもよい。
【0041】そして、この曲検索ICMデータは、楽曲
データを各通信カラオケ装置に配信する配信センタから
ダウンロードされる。図9はダウンロード動作を示すフ
ローチャートである。このカラオケ装置が配信センタに
接続され、ダウンロード動作にはいると、まず、更新す
るファイル名を受信する(s51)。更新するファイル
名は、たとえば、¥曲検索ICM¥indexなどのよ
うに指定される。そして、この更新するファイルの本体
データを受信し(s52)、現在ハードディスク記憶装
置27に記憶されている該当ファイルをこのダウンロー
ドされた新たなファイルに書き換える(s53)。そし
て、このファイルの更新日をこのダウンロードの日付に
変更する(s54)。全てのファイルのダウンロードが
終了するまで(s55)、以上の動作を繰り返し実行す
る。
【0042】これにより、ファイル単位で曲検索ICM
データを更新することができ、新曲が配信された場合で
もインデックスファイルを書き換えるのみで、この新曲
に対応することができる。また、画面やスクリプトの一
部のみを書き換えて機能を向上させることもできる。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、カラオケ曲の選曲コ
ードを入力する選曲手段から特定の選曲コードを入力す
ることによって検索手段を起動し、且つ、演歌・ポップ
スなどのジャンルや発表年代などの検索条件も選曲手段
から入力することができるため、利用者が慣れた操作に
よって検索機能を利用することができる。また、この検
索条件に基づいて曲を検索し、前記検索条件および検索
結果を歌詞や背景映像が表示されるモニタに表示するた
め、カラオケ装置に備わっている機器を用いて検索機能
を実現することができ、付加的な機器が不要になる。
【0044】また、検索機能を実現する検索手段をスク
リプトデータに基づいて実行することにより、軽量化を
図ることができ、また、一部のみを書き換えることもで
きるため、オンラインで容易に更新することができる。
また、オンラインのダウンロードで更新することによ
り、新曲に容易に対応することができ、常に全ての曲を
検索できる検索機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置の表示制御部の詳細なブロック
【図3】同カラオケ装置に付属するコマンダの外観図
【図4】同カラオケ装置のハードディスク記憶装置の一
部構成図
【図5】同カラオケ装置のモニタの表示例を示す図
【図6】前記コマンダの動作を示すフローチャート
【図7】前記カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図8】前記カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図9】前記カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
38…表示制御部、39…大モニタ、40…歌唱用モニ
タ 41…歌詞・背景展開部、42…ICM展開部、43,
44…セレクタ 50…コマンダ、51…(カーソルキー,選択キーとし
て機能する)テンキー、53…(選曲キーとして機能す
る)スタートキー、56…(スクロールキーとして機能
する)キーコンキー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ曲を演奏するための楽曲データ
    をセンタからダウンロードして記憶する楽曲データ記憶
    手段と、選曲コードを入力することによってカラオケ曲
    を選択する選曲手段と、該選曲手段で選択されたカラオ
    ケ曲の楽曲データを読み出すことにより、カラオケ曲の
    演奏を実行するカラオケ演奏手段と、該カラオケ曲の演
    奏と並行して歌詞や背景映像を表示するモニタとを備え
    たカラオケ装置において、 カラオケ曲の演奏以外の機能を実行するスクリプトデー
    タを記憶するスクリプトデータ記憶手段と、 前記選曲手段から特定の選曲コードが入力されたとき、
    前記スクリプトデータ記憶手段から読み出されるスクリ
    プトデータに基づいて実行され、前記選曲手段からの検
    索条件の入力を受け付け、該入力された検索条件および
    該検索条件に基づく検索結果を前記モニタに表示する検
    索手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
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