JPH10301187A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH10301187A
JPH10301187A JP9114766A JP11476697A JPH10301187A JP H10301187 A JPH10301187 A JP H10301187A JP 9114766 A JP9114766 A JP 9114766A JP 11476697 A JP11476697 A JP 11476697A JP H10301187 A JPH10301187 A JP H10301187A
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JP
Japan
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magnetic recording
film
track
data
magnetic
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Withdrawn
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JP9114766A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Okumura
洋一郎 奥村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10301187A publication Critical patent/JPH10301187A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2トラックに分かれている磁気記録領域のそれ
ぞれにデータを磁気記録するに当たって、各データが領
域外に記録され、他のデータが破壊されることを防止で
きるカメラの磁気記録装置を提供すること。 【解決手段】本発明の磁気記録装置は、磁気記録層を有
する感光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記感
光性フィルムの磁気記録層の第1のトラックに情報を磁
気記録する第1の磁気ヘッド15aと、上記感光性フィ
ルムの磁気記録層の第2のトラックに情報を磁気記録す
る第2の磁気ヘッド15bと、上記フィルムの巻上げ時
に、上記第1の磁気ヘッド15aによる上記情報の磁気
記録のタイミングと、上記第2の磁気ヘッド15bによ
る上記情報の磁気記録のタイミングをそれぞれ独立して
制御するマイクロコンピュータ1を具備した構成となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部付フィ
ルムを使用するカメラに関し、より詳細には、該フィル
ムの磁気記録部に2トラックの書き込みを行なうカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムに設けられた磁気記録領
域に、例えば撮影情報などの種々の情報を磁気ヘッドを
介して書き込み可能にしたカメラの磁気記録装置に関す
る種々の技術が開示されている。
【0003】例えば、米国特許第5450149号で
は、2トラック書き込めるヘッドを設け、巻き上げ方向
でメイントラックに書き込み、巻き戻し方向でサブトラ
ックに書き込む技術が開示されている。
【0004】また、特開平3−181932号公報で
は、1トラックの書き込みヘッドと、2トラックの読み
出しヘッドを所定間隔離して配置し、読み出し用ヘッド
の信号を同期信号にして、書き込み用ヘッドを駆動する
時のフィルムの位置検出を行うことを特徴とする技術が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記各従
来技術には、カメラ内に2つの磁気ヘッドを設けること
は示されているが、前述の米国特許第5450149号
には、巻上げ・巻戻しでそれぞれ別々の磁気ヘッドを用
いることが示されているだけである。
【0006】また、上記特開平3−181932号公報
の技術では、読出用磁気ヘッドと書込用磁気ヘッドがそ
れぞれ設けてあるだけで、フィルム上の磁気記録部に2
トラック分、一度に磁気データを書込むことは示されて
いない。
【0007】さらに、2トラックの磁気記録部にデータ
を書込む場合に、各磁気ヘッドの位置が記録方向(フィ
ルムの走行方向)に対してズレている場合には、一方の
データが1駒毎の磁気記録領域内に書込まれたとして
も、他方のデータが記録領域の外に書込まれ、他の駒に
書込まれたデータが破壊されるおそれがある。
【0008】また、各磁気ヘッドの位置が記録方向に対
して一致している場合でも、一方のデータのデータ量と
他方のデータ量が異なる場合には、いずれかのデータが
記録領域外に書込まれ、データを破壊するおそれがあ
る。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、2トラックに分かれてい
る磁気記録領域のそれぞれにデータを磁気記録するに当
たって、各データが領域外に記録され、他のデータが破
壊されることを防止できるカメラの磁気記録装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるカメラの磁気記録装置
は、磁気記録層を有する感光性フィルムを使用するカメ
ラにおいて、上記感光性フィルムの磁気記録層の第1の
トラックに情報を磁気記録する第1磁気記録手段と、上
記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情報
を磁気記録する第2磁気記録手段と、上記フィルムの巻
上げ時に、上記第1磁気記録手段による上記情報の磁気
記録のタイミングと、上記第2磁気記録手段による上記
情報の磁気記録のタイミングをそれぞれ独立して制御す
る制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】第2の態様によるカメラの磁気記録装置
は、磁気記録層を有する感光性フィルムを使用するカメ
ラにおいて、上記感光性フィルムの磁気記録層の第1の
トラックに情報を磁気記録する第1磁気記録手段と、上
記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情報
を磁気記録する第2磁気記録手段と、上記フィルムの巻
戻しを行ない、上記第1磁気記録手段または上記第2磁
気記録手段による上記情報の磁気記録の記録開始位置を
調整した後に、上記フィルムを巻上げながら上記第1お
よび第2磁気記録手段による上記情報の磁気記録を行な
う磁気記録制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】第3の態様によるカメラの磁気記録装置
は、磁気記録層を有する感光性フィルムを使用するカメ
ラにおいて、上記感光性フィルムの磁気記録層の第1の
トラックに情報を磁気記録する第1磁気記録手段と、上
記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情報
を磁気記録する第2磁気記録手段と、上記フィルムを巻
上げながら、、上記第1磁気記録手段または上記第2磁
気記録手段による上記情報の磁気記録を行なった後に、
上記フィルムを巻戻し、上記フィルムの開口位置の調整
を行なう磁気記録制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】即ち、本発明の第1の態様によるカメラの
磁気記録装置では、第1磁気記録手段により上記感光性
フィルムの磁気記録層の第1のトラックに情報が磁気記
録され、第2磁気記録手段により上記感光性フィルムの
磁気記録層の第2のトラックに情報が磁気記録され、制
御手段により、上記フィルムの巻上げ時に、上記第1磁
気記録手段による上記情報の磁気記録のタイミングと、
上記第2磁気記録手段による上記情報の磁気記録のタイ
ミングがそれぞれ独立して制御される。
【0014】第2の態様によるカメラの磁気記録装置で
は、第1磁気記録手段により上記感光性フィルムの磁気
記録層の第1のトラックに情報が磁気記録され、第2磁
気記録手段により上記感光性フィルムの磁気記録層の第
2のトラックに情報が磁気記録され、磁気記録制御手段
により、上記フィルムの巻戻しが行われ、上記第1磁気
記録手段または上記第2磁気記録手段による上記情報の
磁気記録の記録開始位置が調整された後に、上記フィル
ムを巻上げながら上記第1および第2磁気記録手段によ
る上記情報が磁気記録される。
【0015】第3の態様によるカメラの磁気記録装置で
は、第1磁気記録手段により上記感光性フィルムの磁気
記録層の第1のトラックに情報が磁気記録され、第2磁
気記録手段により上記感光性フィルムの磁気記録層の第
2のトラックに情報が磁気記録され、磁気記録制御手段
により、上記フィルムを巻上げされながら、上記第1磁
気記録手段または上記第2磁気記録手段による上記情報
の磁気記録が行われた後に、上記フィルムが巻戻され、
上記フィルムの開口位置の調整が行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。先ず、本発明の第1の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るカメラの構成を示すブロック図である。同図に
おいて、このカメラには、マイクロコンピュータ1が設
けられており、当該マイクロコンピュータ1内部の不図
示のCPUによりカメラ全体の動作の制御が行われる。
当該マイクロコンピュータ1には、公知の構成かなる測
光回路2、測距回路3、シャッタ制御機構4、焦点調節
機構5、表示回路6及び記憶回路7が図示の如く接続さ
れている。この表示回路6は、撮影情報や日付、カメラ
の動作モード等の各種情報を表示するものである。上記
記憶回路7は、例えば、EEPROM等の不揮発性メモ
リにより構成されており、フィルム駒数や記録するトラ
ックの識別情報、記録する情報、カメラの調整データ等
が記憶される。
【0017】更に、上記マイクロコンピュータ1には、
露出動作開始を指示するためのレリーズスイッチ(以
下、RELSWとする)8と、撮影が終了したフィルム
をフィルムカートリッジへ巻戻す時に操作されるリワイ
ンドスイッチ(以下、REWSWとする)9と、フィル
ムカートリッジ16がカメラに装填されると“オン”と
なる構成のパトローネ検知スイッチ(以下、PTSWと
する)10と、カメラの電源に連動したパワースイッチ
(以下、PWSWとする)11といった各種スイッチが
図示の如く電気的に接続されている。
【0018】また、上記マイクロコンピュータ1には、
磁気記録回路13a及び13b、磁気検出回路14a及
び14bを介して磁気ヘッド15a,15bがそれぞれ
接続されている。この実施の形態は、磁気ヘッド15
a,15bによる2トラック対応構成となっている。こ
の磁気ヘッド15aによりフィルム18上の不図示の磁
気層のメイントラックにデータが記録され、磁気ヘッド
15bによりフィルム18上の不図示の磁気層のサブト
ラックにデータがそれぞれ記録される。また、この磁気
ヘッド15a、15bにより、フィルム18上の不図示
の磁気層のメイントラックとサブトラックにデータが記
録されていることを検出する。尚、上記フィルム18
は、それぞれ使用開始時にはフィルムカートリッジ16
に収容されており、使用状態では、巻取スプール17間
に巻回される。
【0019】上記マイクロコンピュータ1で磁気記録回
路13aを制御することにより、磁気ヘッド15aを介
してフィルム18のメイントラックにデータを記録する
ことが可能となる。一方、マイクロコンピュータ1が磁
気検出回路14aを制御することにより、フィルム18
のメイントラックのデータを読み取ることが可能とな
る。同様に、マイクロコンピュータ1で、磁気記録回路
13bを制御することにより、磁気ヘッド15bを介し
て、フィルム18上のサブトラックにデータを記録する
ことが可能となる。一方、同様にマイクロコンピュータ
1が磁気検出回路14bを制御することにより、磁気ヘ
ッド15bを介して、フィルム18上のサブトラックの
データを読み取ることが可能となる。
【0020】尚、上記磁気ヘッド15a及び15bによ
り、フィルム18上の磁気層のデータを記録する技術、
データを検出する技術については、本願出願人により先
に出願された特願平8−184904号及び特願平5−
142045号と、特開平6−325505号及び特開
平9−4692号等において詳細に述べられているの
で、ここでは詳細な説明は省略する。
【0021】上記フィルムカートリッジ16上には、そ
のスプール軸にバーコード19が形成されている。この
バーコード19には、フィルム18の感度と撮影枚数が
記憶されている。このバーコード19に記憶されている
データは、フォトリフレクタ(以下、PRとする)20
により検出される。また、フィルムカートリッジ16の
スプール軸の初期位置は、バーコード19の信号に基づ
いて検出される。即ち、フォトリフレクタ20が、バー
コード19に記憶されているデータを読取ることにより
該初期位置が検出され、これにより、カメラに装填され
たフィルムカートリッジ16が、「未露光」、「部分露
光」、「露出済」、「現像済」の何れのカートリッジ状
態であるかが検出されることになる。
【0022】上記フィルム18の近傍には、該フィルム
18の不図示のパーフォレーションを検出するためのP
R23と、フィルム18の移動量及び移動速度を測定す
るためのスリット付円板24及びフォトインタラプタ
(以下、PIとする)25が、それぞれ配置されてい
る。この上記スリット付円板24は、フィルム18の移
動に連動して回転するものであり、PI25は、スリッ
ト付円板24を読取ることで、その出力信号を変更させ
るものである。
【0023】上記PR20、23と、PI25の出力信
号は、信号処理回路26によりマイクロコンピュータ1
に入力可能な信号に変換される。即ち、PR23の出力
信号は、入力ポートP−PRに供給され、PR20の出
力信号は、入力ポートP−BPRへ供給され、PI25
の出力信号は、入力ポートP−PIへ供給される。ま
た、上記フィルム18の巻上げ、巻戻し等の制御は、駆
動回路27を介して、フィルム給送機構28に連結され
た不図示のモータにより行われる。
【0024】ここで、図2には上記フィルム給送機構2
8をカメラ後方より透視した斜視図を示し、当該フィル
ム給送機構28の詳細を説明する。尚、同図において
は、フィルムカートリッジ16をカメラ本体に装填した
直後の当該フィルム給送機構28の様子を示している。
【0025】同図に示されるように、カメラ本体に設け
られたフィルム巻上げ・巻戻しモータ(M1)41の出
力軸には、ピニオンギヤ42が設けられている。そし
て、このピニオンギヤ42は、太陽ギヤ43と噛合して
いる。更に、この太陽ギヤ43は、ギヤアーム44によ
って遊星ギヤ45と噛合している。この遊星ギヤ45
は、上記ギヤアーム44によって、太陽ギヤ43の回転
軸周りに公転されるように支持されている。また、カメ
ラ本体の後方より向かって右側には、フィルム巻取室が
設けられている。そして、このフィルム巻取室には、フ
ィルム18を巻取るための巻取スプール17が回転自在
に設けられている。
【0026】この巻取スプール17の上端面には、上記
遊星ギヤ45が反時計方向に公転した際に該遊星ギヤ4
5と噛合するスプールギヤ46が、図示の如く一体的に
設けられている。フィルム押さえ板47は、ばね48の
張力によって巻取スプール17へフィルム18を押付け
るためのものである。
【0027】上記遊星ギヤ45が時計方向に公転した際
に、該遊星ギヤ45と噛合する位置には、アイドルギヤ
50が設けられている。このアイドルギヤ50は、ギヤ
51,52,53を介し、後述するカプラギヤ54に連
結される。そして、カメラ本体の後方より向かって左側
には、フィルムカートリッジ16を収納するためのカー
トリッジ収納室が設けられている。
【0028】そして、このカートリッジ収納室の上方に
は、先端が“−(マイナス)”字状に突出して形成され
たカプラ55を有するカプラギヤ54が回転自在に設け
られている。上記カプラ55は、図3に示されるよう
に、フィルムカートリッジ16に設けられた給送スプー
ル56の上端面に設けられた溝と係合し、該給送スプー
ル56と軸周りに一体に構成される。
【0029】また、カメラ本体には、フィルム送出しモ
ータ(M2)58が設けられており、当該フィルム送出
しモータ58の出力軸には、ピニオンギヤ59が設けら
れている。このピニオンギヤ59は、太陽ギヤ60と噛
合している。更に、この太陽ギヤ60は、ギヤアーム6
1によって遊星ギヤ62と噛合している。そして、この
遊星ギヤ62は、上記ギヤアーム61により上記太陽ギ
ヤ60の回転軸周りに公転されるように支持されてい
る。上記ギヤアーム61には、ばね63の張力が働くた
め、フィルム送出しモータ(M2)58が反時計方向に
回転した時のみ、遊星ギヤ62とアイドルギヤ53とが
噛合する。
【0030】尚、上記フィルム18には、フィルムの位
置を定義し、これを検出するための公知のパーフォレー
ションが設けられている。次に、図3には、上記フィル
ムカートリッジ16及びフィルム18の詳細な構成を示
し説明する。図3に示されるように、フィルム18の各
駒の露光領域18aの左右に、パーフォレーション18
bが形成されている。また、露光領域18aのパーフォ
レーション18bが形成されている側と反対側には、メ
イントラック18cとサブトラック18dからなる磁気
記録領域が形成されている。
【0031】さらに、上記フィルム18は、露光用に設
けられたカメラ本体の開口部65からの光で露光され
る。そして、この開口部65の近傍に、上述した磁気ヘ
ッド15、フォトリフレクタ23、フォトインタラプタ
25等が配置されている。即ち、フォトリフレクタ23
は開口部65上方に配置され、磁気ヘッド15、フォト
インタラプタ25は開口部65の下方に配置される。
【0032】そして、磁気ヘッド15a,15bと対向
してフィルム18を間に挟むように、パッド66a,6
6bがそれぞれ配置されている。このパッド66a,6
6bは、それぞれ板ばね67a,67bに固定されてお
り、該板ばね67a,67bの張力によってフィルム1
8に圧接される。磁気ヘッド15a,15bは、露光領
域18aの下方に設けられた磁気データの記録領域18
c,18dにそれぞれデータを記録する。
【0033】一方、ローラ部材68は、その外周がゴム
等で形成されており、フィルム18の移動に連動して回
転する。このローラ部材68の回転軸には、上述したス
リット付円板24が一体化されている。従って、ローラ
部材68が所定方向に回転すると、スリット付円板24
が回転する。そして、このスリット付円板24のスリッ
トがフォトインタラプタ25を横切り毎に、該フォトイ
ンタラプタ25から記録動作のタイミングの基準となる
信号が出力されるようになっている。
【0034】ここで、図4、図5には、上記フォトリフ
レクタ23と開口部65とフィルム18との位置関係を
示し説明する。図4に示されるように、フィルム18の
未露光駒である駒X(露光領域18a)が、開口部65
に合うような位置で、フィルム18のパーフォレーショ
ン18bが巻上げ方向に向いて左側にあるように、フォ
トリフレクタ23が設けられている。このような配置と
なっている為、通常、1駒を巻上げる時には、1駒の終
りを1つ目のパーフォレーション信号で予測し、給送速
度を下げて、2つ目のパーフォレーション信号の立下が
りでフィルム18を停止させるようにすることで、駒間
の精度を保つことが可能となる。
【0035】しかし、上記フォトリフレクタ23を使用
して、同様に巻戻し方向にフィルム18を駆動して1駒
分動かそうとしても、パーフォレーション信号の1つ目
の立上がりで止めなければならない。すると、上記巻上
げ時に予測して給送速度を下げるというような制御がで
きず、フィルム18の種類、スプールに巻付いているフ
ィルム18の巻太りによる負荷変動、温度変化によるフ
ィルム18の硬さの変化、電池のへたり具合等、例えば
外乱などの様々な要因で起こり得る給送速度のばらつき
によって、駒間の精度を保つことができない。
【0036】これに鑑みて、本実施の形態では、フォト
リフレクタ23と開口部65、フィルム18の駒との位
置関係において、必ず巻上げ方向で給送制御をすること
で、上記外乱の下でも精度の良い駒間が保つことを可能
とする。
【0037】図5(a)は、図4の開口部を拡大した様
子を示す図であり、磁気ヘッド15a,15bの位置関
係が示されている。この磁気ヘッド15a,15bの各
ギャップ15c,15dは、距離Ldだけ離して設けら
れている。
【0038】図5(b)は、メイントラック18cとサ
ブトラック18dの位置関係の一例を示す図であり、磁
気ヘッド15a,15bで同時に書き込みを開始した場
合に、上記距離Ldずれた位置から記録されることを示
している。
【0039】図5(c)は、図4に示されるフォトリフ
レクタ23とフィルム18との位置関係を拡大して示し
た図である。即ち、フォトリフレクタ23のセンサ中心
と、パーフォレーション18bの左端は、フィルム18
で開口部65に正しく位置した状態で距離Lorだけ離れ
て設けられている。
【0040】以下、図6のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に係るカメラの動作を説明する。尚、
以下の説明では、各構成部材の符号として、先に図1に
示した構成部材の参照符号を用いることとする。
【0041】先ず、カメラのシステム電源が投入される
と、マイクロコンピュータ1は、パワーオンリセットさ
れる。そして、マイクロコンピュータ1では、I/Oポ
ートの初期化及びメモリの初期化が行われる(ステップ
S1)。
【0042】続いて、マイクロコンピュータ1により、
パトローネ検出スイッチ(PTSW)10の状態が判定
される(ステップS2)。ここで、PTSW10が“オ
フ”から“オン”へ変化すると、ステップS3へ移行す
る。このステップS3では、バーコード19よりスプー
ル軸の初期位置が検出できるので、フィルムカートリッ
ジ16の状態が「未露光」、「部分露光」のいずれかが
判別可能である。尚、図6のフローチャートでは説明し
ていないが、フィルムカートリッジ16の状態が、「露
光済」、「現像済み」であることが判ると、ステップS
4以降のフィルムの空送り動作は行われず、空送り失敗
として撮影者に告知される。
【0043】続いて、バーコード19よりフィルム感度
と駒数が読取られる(ステップS4)。次いで、マイク
ロコンピュータ1によりフィルムカートリッジ16から
フィルム18が引出され、巻取スプール17へ巻付けら
れる。そして、フィルム18の1駒目の露光領域18a
が、カメラ本体の開口部65に合うようにフィルム18
が移動される(ステップS5)。
【0044】上記ステップS3にて、フィルムカートリ
ッジ16の状態が「未露光」であると判断された場合
は、この状態で直ぐに撮影が可能である。しかしなが
ら、「部分露光」であると判断された場合には、ステッ
プS6以降の処理がが実行される。
【0045】即ち、このステップS6において、「部分
露光」フィルムであると判断された場合には、撮影され
た駒の磁気記録層にデータが記録されていることが検出
され、順次検出されながら駒送りされて、データの記録
されていない未露光駒が検出される。そして、公知の技
術である「未露光駒セット」が実行され、開口部65に
検出された未露光駒が合うようにセットされた後、上位
ステップS2に戻る(ステップS7)。一方、上記ステ
ップS6にて部分露光でないと判断された場合は、上記
ステップS2に戻る。
【0046】一方、上記ステップS2においてPTSW
10の状態に変化ない場合は、ステップS8に移行し
て、マイクロコンピュータ1によりREWSW9の状態
が判断される。このステップS8にて、REWSW9が
“オフ”から“オン”へ変化した場合は、ステップS9
へ移行する。そして、フィルム18がフィルムカートリ
ッジ16に巻戻される動作が実行される(ステップS
9)。その後、上記ステップS2へ戻り、ステップS2
以降の処理が繰返される。
【0047】一方、上記ステップS8にて、REWSW
12が変化がないと判断された場合は、ステップS10
へ移行して、PWSW11の状態が判断される。ここ
で、PWSW11が“オフ”の場合は、マイクロコンピ
ュータ1は、本メインルーチンの処理ループを繰返す。
【0048】上記ステップS10にて、PWSW11が
“オン”の場合には、ステップS11へ移行し、マイク
ロコンピュータ1は、不図示の温度測定回路からのデー
タを受取る(ステップS11)。次いで、測光回路2か
ら受取られた輝度データと、上記ステップS4で読込ま
れた感度データとに基いて、マイクロコンピュータ1に
よってシャッタスピードTvと絞り値Avとが算出され
(ステップS12)、この算出されたシャッタスピード
Tvと絞り値Avとが表示回路6に表示される(ステッ
プS13)。
【0049】次いで、マイクロコンピュータ1では、R
ELSW8の状態が判断される(ステップS14)。こ
こで、RELSW8に変化がない場合はステップS2へ
戻り、以降の動作が繰返される。一方、RELSW8が
“オン”の場合は、ステップS15に移行して、マイク
ロコンピュータ1により、測距回路3から出力されるデ
ータに基いて被写体までの距離(被写体距離)が算出さ
れる(ステップS15)。そして、上記被写体距離のデ
ータに基いて焦点調節機構15が制御され(ステップS
16)、更に、既に算出されたTv値、Av値に基い
て、シャッタ制御機構14が制御されてフィルム18へ
の露出が行われる(ステップS17)。こうして、露出
動作が終了すると、ステップS18にて、マイクロコン
ピュータ1によってフィルム18のメイントラック18
c、サブトラック18dへ記録されるデータが作成され
る(ステップS18)。
【0050】ここでは、サブトラック18dの記録をメ
イントラック18cよりも先に終了させる必要がある
為、サブトラック18dに記録するデータ量をメイント
ラック18cに記録するデータ量よりも少なく設定して
ある。
【0051】続いて、上記ステップS18での記録デー
タ作成終了後、磁気記録を許可するために、磁気記録禁
止フラグが“0”に設定される(ステップS19)。そ
の後、後述するサブルーチン「1駒巻上げ」が実行さ
れ、上記ステップS18で作成された記録データが磁気
記録されながら、フィルム18が1駒巻上げられる(ス
テップS20)。このステップS20のサブルーチン
「1駒巻上げ」では、フィルム18が1駒分巻上げられ
ると共に、上記ステップS18で作成されたデータが磁
気記録される。このステップS20でフィルム18が巻
上げられた後には、再びステップS2に戻り、本メイン
ルーチンの処理が繰返される。
【0052】次に、図7のフローチャートを参照して、
サブルーチン「1駒巻上げ」の動作について説明する。
このサブルーチン「1駒巻上げ」では、露出が終了した
フィルムが1駒分巻上げられる。また、磁気記録が許可
された場合には、このサブルーチンの実行中に、マイク
ロコンピュータ1の割込み機能を利用して磁気記録動作
が実行されることになる。以下、図8を参照しつつ詳述
する。
【0053】サブルーチン「1駒巻上げ」が開始される
と、先ず、マイクロコンピュータ11により、記憶回路
7から磁気記録に関係するパラメータ及び巻上げ、巻戻
しモータ(M1)41の制御パラメータが読出される
(ステップS21)。
【0054】更に、レジスタPICNTとPRCNTが
クリア(−0)される(ステップS22)。ここで、P
ICNTはフォトインタラプタ25から出力されるパル
ス信号をカウントするためのレジスタであり、PRCN
Tはフォトリフレクタ23からの信号の変化をカウント
するためのレジスタである。
【0055】続いて、マイクロコンピュータ1により、
モータ(M1)41の印加電圧(Vm1)が設定され(ス
テップS23)、次いで、モータ(M1)41がオンさ
れる(ステップS24)。これらの動作は、図8に示さ
れるタイミングチャート上の*1のタイミングで行わ
れ、これによりフィルム18が移動し始める。
【0056】ここで、ステップS25において、磁気記
録禁止フラグが判断される。そして、上記磁気記録禁止
フラグが“0”の場合はステップS26へ、該フラグが
“1”の場合はステップS27へそれぞれ移行する。
【0057】このステップS26では、上記モータ(M
1)41がオンされた後、直ちに磁気ヘッド15に
(+)方向への電流が流される。続いて、第1のタイマ
カウンタ(T1)のカウントが開始される(ステップS
27)。この第1のタイマカウンタ(T1)は、フォト
インタラプタ25のパルス信号のインターバルを測定す
るために使用される。これは、図8に示されるタイミン
グチャート上のT1が、上記パルス信号のインターバル
である。
【0058】次に、マイクロコンピュータ1によって、
入力ポートP−PIの状態よりPIパルスが入力された
かどうかが判断される(ステップS28)。ここで、P
Iパルス信号が入力された場合は、ステップS29へ移
行して、第1のタイマカウンタ(T1)のデータがレジ
スタTFVへ記録される。
【0059】一方、上記ステップS28にてPIパルス
信号が入力されない場合は、後述するステップS44へ
移行する。ステップS30では、次のパルス信号のイン
ターバルを測定するために、第1のタイマカウンタ(T
1)の値がクリア(−0)される。そして、レジスタT
FVのデータに基いて、磁気記録に必要なパラメータTbi
tfとTbitrがプログラムメモリに存在するデータテーブ
ルより読出される(ステップS31)。即ち、上記レジ
スタTFVに記録されたデータがデータテーブルのアドレ
スとして、TbitfとTbitrが読出される。
【0060】続いて、マイクロコンピュータ1により上
記データテーブルから読出されたTbitfに補正値Cf が
掛けられてレジスタTBFへ格納される(ステップS3
2)。同様に、Tbitrに補正値Cr が掛けられてTBRへ
格納される。これらの補正値Cf 及びCr は、上記ステ
ップS21において記憶回路7から読出されたものであ
る。次いで、マイクロコンピュータ1によりPIパルス
の数をカウントするレジスタPICNTがインクリメン
ト(+1)される(ステップS33)。
【0061】そして、上記PICNTが所定数PSTと等
しいか否かが判断される(ステップS34)。この所定
数PSTは、フィルム18上の磁気記録開始位置を表して
いる(図8のタイミングチャート上の*2のタイミング
に相当する)。
【0062】尚、上記所定数PSTは、上記ステップS2
1において、記憶回路17より読出される。上記ステッ
プS34において、PICNTがPSTとが等しいと判断
された場合は、磁気記録を開始するためにステップS3
5へ移行する。そして、メイントラック18cに磁気記
録されるデータの先頭アドレス#ADstm がレジスタA
DRSm にセットされる(ステップS35)。
【0063】続いて、ADRSm が指定する番地のデー
タが読出されてレジスタdataXm に格納される(ス
テップS36)。そして、dataXm のデータが1b
it分だけ分解され(ステップS37)、分割されたビ
ットが“1”であるか“0”であるかが判断される(ス
テップS38)。
【0064】このステップS38において、ビットが
“1”の場合はステップS39に移行して、第2のタイ
マカウンタ(T2)へTBFのデータがセットされる。一
方、上記ビットが“0”の場合はステップS40に移行
して、第2のタイマカウンタ(T2)へTBRのデータが
セットされる。その後、第2のタイマカウンタ(T2)
のカウント動作が開始される(ステップS41)。
【0065】そして、磁気記録禁止フラグが判断される
(ステップS42)。ここで、磁気記録禁止フラグが
“0”と磁気記録が許可されている場合は、ステップS
43へ移行して、メイントラックの磁気ヘッド15の電
流の方向が(+)から(−)へ反転される。この動作
は、図8のタイミングチャート上の*3のタイミングで
行われる。尚、フローチャート上には記載されていない
が、記録するデータを全て記録した場合にはタイマの設
定はされず、止まったままで記録もされない様になって
いる。
【0066】ここで、図8(g)のタイミングチャート
は、図8(e)のタイミングチャートのメイントラック
の磁気ヘッド電流の部分を拡大して示したものである。
上記第2のタイマカウンタ(T2)でセットされた時間
(TBR又はTBF) が経過すると、タイマ2の割込み要求
信号が発生される(図8(g)に示されるタイミングチ
ャート上の*に相当する)。この信号が発生すると、タ
イマ2の割込み処理が行われる。同様の事がサブトラッ
ク磁気ヘッド電流の変化にもいえる。サブトラックには
第3のタイマカウンタ(T3)を使う。これは、上記ス
テップS35〜S43と良く似た処理なので説明は省略
する。
【0067】タイマ2の割込み処理は、磁気ヘッド15
の電流の方向が反転される。そして、次の割込み要求信
号を発生させるため、磁気記録されるデータに応じて第
2のタイマカウンタ(T2)にTBF若しくはTBRがセッ
トされる。上記TBF及びTBRは、上記ステップS28〜
S41の処理により、フィルム速度に応じて変化するの
で、フィルム速度と磁気記録の速度は連動して動くこと
になる。従って、フィルム速度が変動しても記録密度は
変化しないことになる。同様の事がタイマ3の割り込み
処理でも処理される。以上が、PIパルスが入力された
ときのマイクロコンピュータ11での処理である。
【0068】次にフィルム18に設けられたパーフォレ
ーション18bを検出したときの処理について説明す
る。上記ステップS28においてPIパルス信号が入力
されないとき、または上記ステップS34においてレジ
スタPICNTが所定数PSTと等しくないとき、或いは
上記ステップS43の処理後、ステップS44へ移行す
る。
【0069】このステップS44では、マイクロコンピ
ュータ1により、入力ポートP−PRよりフォトリフレ
クタ23の信号に変化がないか否かが判断される。ここ
で、フォトリフレクタ23の信号に変化がないときは上
記ステップS28へ戻り、変化が検出されると、ステッ
プS45に移行する。
【0070】このステップS45では、フォトリフレク
タ23の信号エッジをカウントするレジスタPRCNT
でインクリメント(+1)される。続いて、ステップS
46において、PRCNTの値が#2に等しいか否かが
判断され、#2に等しいときはステップS47へ移行す
る。
【0071】図8のタイミングチャート上の*4で示さ
れる信号が検出されると、フィルム18の巻上げ動作も
終りに近付いたことが判る。フィルム18を止め易くす
るためには速度を落す必要があり、また磁気記録も終了
させる必要がある。これは、次の駒の磁気データが記録
される領域と現在の記録領域の間に、磁気データ再生時
の便宜を考えて隙間を空けるためである。
【0072】従って、ステップS47では、マイクロコ
ンピュータ1により、第1のタイマカウンタ(T1)と
第2のタイマカウンタ(T2)及び第3のタイマカウン
タ(T3)の動作が停止される。このように、第2のタ
イマカウンタ(T2)及び第3のタイマカウンタ(T
3)が停止されることにより、割込み要求信号が発しな
くなるので磁気記録が停止される。また、PIパルスの
時間間隔を測定する必要もないので、第1のタイマカウ
ンタ(T1)も停止される。
【0073】その他に、第2のタイマカウンタ(T2)
と第3のタイマカウンタ(T3)が停止される要因とし
て、記録するデータ全てを終了した場合にそれぞれのタ
イマは独立して停止する。例えば、サブトラックのデー
タが少ない場合には(図8の*6)のように先に記録を
終える。タイミング的に先に終えることで、図5(a)
に示すLdの距離を吸収することが可能となる。
【0074】そして、モータ(M1)41へ所定時間
(図8に示されるタイミングチャート上のTS1)だけシ
ョートブレーキがかけられ(ステップS48)、モータ
(M1)41の印加電圧が降下される(図8に示される
タイミングチャート上のVm2)(ステップS49)。こ
のように、ショートブレーキと電圧を下げることで、フ
ィルム18の速度は急激に降下する。
【0075】その後、上記ステップS28へ戻り、ステ
ップS28以降の処理が繰返される。また、上記ステッ
プS46において、PRCNTの値が#2に等しくない
ときは、ステップS50に移行して、PRCNTの値が
#4に等しいか否かが判断される。このステップS50
にて、#4に等しくないときはステップS28へ戻り、
#4に等しいときは巻上げ動作は終了となり、ステップ
S51に移行して、マイクロコンピュータ1により磁気
ヘッド15への電流が停止される(図8に示されるタイ
ミングチャート上の*5に相当する)。
【0076】次に、モータ(M1)41へ所定時間(図
8に示されるタイミングチャート上のTS2)だけショー
トブレーキがかけられる(ステップS52)。そして、
モータ(M1)41へ所定時間(図8に示されるタイミ
ングチャート上のTR )だけ負の電圧が印加される(ス
テップS53)。続いて、モータ(M1)41にに所定
時間(図8に示されるタイミングチャート上のTS3)だ
けショートブレーキがかけられる(ステップS54)。
このような上記ステップS52〜54の処理により、フ
ィルム18は完全に停止する。最後に、ステップS55
にて、駒数カウンタが“1”インクリメントされる(ス
テップS55)。以上により、サブルーチン「1駒巻上
げ」が終了する。
【0077】尚、図8に示されるタイミングチャート上
のフィルムの速度制御に関するパラメータであるVm1,
Vm2,TS1,TS2,TS3,TR は、予め記憶回路7に記
憶しておくのが好ましい。これにより、フィルム給送機
構28の個々の製造上の特性及びカメラが動作する環境
に合せて、最適なパラメータが設定可能になる。
【0078】上記図8の説明では、メイントラックの磁
気記録とサブトラックの磁気記録の記録開始のタイミン
グが同時で、サブトラックが先に終了するケースを例に
とったが、その具体例を図9を参照して説明する。
【0079】一般にメイントラックには、プリント時の
必要であって、ユーザーにとって重要なデータが記録さ
れるケースが多い。例えば、プリントしたい撮影年月
日、プリントしたいメッセージ情報、撮影時の被写界輝
度、輝度分布、ストロボ使用の有無、その他撮影情報等
である。その為、ラボではプリントに大きく影響する
為、データの信頼性を向上する為に、カメラで同じデー
タを複数回記録させておいて、読み取り時、データに誤
まりがあると多数決性による判断を行う。その為には、
少なくとも同じデータを3回は記録する必要がある。
【0080】しかし、サブトラックには、メイントラッ
クの1回分のデータ数より少ないデータを記録するケー
スや上記メイントラックに記憶するデータ程、ユーザー
にとって重要でないデータが記録されることや、メイン
トラックのデータの信頼性を更に向上させる為にメイン
トラックと同じデータを記録するケースがある。前者の
場合には、記録タイミングをそれほど気にせず、データ
数を考慮すれば良い。後者の場合には、メイントラック
ほど信頼性が上げなくても良い為、同じデータを2回記
録するだけで良い。
【0081】図10は上記図9で説明した処理のタイミ
ングチャートである。モータ41に電圧Vm1を印加して
フィルム18を巻上げ方向に駆動する(図10の*1に
相当)。フィルム18の移動に伴って出力されるPi 、
信号のカウント値が所定数(Pst)になった所で、メイ
ントラックとサブトラックの磁気ヘッド15a,15b
を駆動して磁気記録を開始する(図10の*2に相
当)。
【0082】メイントラックには3回、同じデータを繰
り返し記録して終了する(図10の*3,*4に相
当)。サブトラックには2回、同じデータを繰り返し、
記録して終了する(図10の*5に相当)。この記録の
繰り返しの組み合わせは、メイントラック4回に対しサ
ブトラック2回、若しくはメイントラック4回に対しサ
ブトラック3回ということも考えられることは勿論であ
る。
【0083】上記図9、図10の説明では、メイントラ
ックに記録する全データ数より、サブトラックに記録す
る全データ数が少ないケースでは成立するタイミングで
あったが、メイントラックに記録する全データ数とサブ
トラックに記録する全データ数が同じ場合には実現しな
いケースも出てくる。このようなケースでは、メイント
ラックに記録する密度よりも高い密度で、サブトラック
に記録を行なうことで、実現できる。しかしながら、密
度を上げることは、信号の“L”と“H”の時間差が少
なくなることから、記録時、再生時のフィルムの移動速
度のムラに大きく影響される為、重要なデータを記録し
ているメイントラックの記録密度はある程度のところで
バランスしている。しかし、それほど重要でないサブト
ラックの記録密度は、データの誤まりというリスクを犠
牲にしながらもメイントラックより高密度にすることは
可能である。
【0084】図11は、メイントラックの記録密度より
サブトラックの記録密度を高くした場合の信号を説明す
る図である。即ち、メイントラックに1bit記録する
間に、サブトラックに2bit記録するケースでの信号
密度の例を示している。
【0085】図12は、上記図11で説明した密度の違
う記録でメイントラック、サブトラックに記録したケー
スのタイミングチャートを示す図である。同図のケース
では、同じデータ数の記録を行なっても、より高密度の
サブトラックの方が、メイントラックの記録より先に終
えることが可能となる。
【0086】上記説明ではメイントラック用の磁気ヘッ
ドのギャップの位置と、サブトラックのギャップの位置
関係から、同時に記録開始をした後、サブトラックの磁
気記録をタイミング的に先に終えることにより、位置的
にはメイントラックの記録範囲を超えない様にしてい
る。
【0087】具体的には図8のタイミングチャートで
は、図5(a)に示されたメインと、サブのギャップ間
Ldを超えない様にメイントラックに比べてサブトラッ
クのデータ数を少なくなる様に設計されており、図9、
図10で示されるタイミングチャートでは、同様にギャ
ップ間Ldを超えない様にメイントラックに比べてサブ
トラックの記録の繰り返し回数を少なくなる様に設計さ
れている。
【0088】図11、図12で示されるタイミングチャ
ートでは、同様にギャップ間Ldを超えない様にメイン
トラックに比べてサブトラックの記録密度を高くなる様
に設計されている。上記データ数、繰り返し回数、記録
密度を決定する情報は記憶回路7に予め記憶されてお
り、処理開始時にマイクロコンピュータ1に読み込まれ
て処理することが可能となる。
【0089】以上の例では、メイントラックとサブトラ
ックのそれぞれのトラックに記録するヘッドのギャップ
の位置が記録する方向に対してずれていたが、ヘッドの
ギャップの位置が記録方向に対してずれていない場合に
も、次の様な場合に同様の技術が応用できる。メイント
ラックとサブトラックの記録領域が同じで、メイントラ
ックに記録するデータ量よりもサブトラックに記録する
データ量が多い場合には、同時に記録開始しても、繰り
返し回数、記録密度が同じだと、記録領域に入りきらな
いことがある。その様な場合には、メイントラックとサ
ブトラックのそれぞれの記録の繰り返し回数、記録密度
を違えることによって、各記録領域に入れることが可能
となる。
【0090】次に第2の実施の形態を説明する。先に示
した第1の実施の形態では、撮影後の巻き上げ(図6の
ステップS20)でフィルム18を巻き上げ方向のみの
駆動で磁気記録を行う為にサブ式の磁気記録エリア18
dに制限されたが、この第2の実施の形態では、サブト
ラックもメイントラックと同じ条件で記録する場合の駆
動方法について述べる。
【0091】以下、図13には、動作の概略と磁気記録
ヘッドと記録エリアの関係を示し説明する。図13
(a)は撮影直後のフィルム18の状態を示す図であ
る。同図に示されるのは、駒番号Xは露出が終った駒
で、開口部65に合った状態である。尚、磁気記録ヘッ
ド15bは、これから記録しようとする記録エリアの中
程にある。
【0092】図13(b)は露出が終った駒Xに対し、
フィルム18を少しだけ巻戻し方向に駆動した図であ
る。同図では、磁気記録ヘッド15bは、これから記録
しようとする記録エリアの巻上方向側に位置している。
【0093】図13(c)は磁気記録が終了して次の未
露光駒X+1に開口部65が合った状態で、次の撮影準
備ができた所を示す図である。このように、露出後の磁
気記録する直前にフィルムを少し巻き戻して、これから
記録しようとするフィルム18の磁気記録層18dを磁
気記録ヘッド15bの巻戻方向側に位置するようにして
から、フィルム18を巻き上げながら記録することによ
り、メイントラックとサブトラックは同じ長さの記録エ
リアを確保することが可能となる。
【0094】以下、図14のタイミングチャートに従っ
て駆動方法を説明する。先ず、モータ41を巻戻し方向
に、駆動電圧Vr1で駆動を行う(図14の*1に相
当)。その際に、P−PRにはフィルム18のパーフォ
レーション18bの信号、PR信号(図13のP3,P
4に相当)が出力される(図14の*2に相当)。続い
て、2つ目のパーフォレーション(図13のP4に相
当)を検出したところで、モータ41にブレーキをかけ
る(図14の*3に相当)。次にモータ41を巻上げ方
向に駆動電圧Vm1で駆動を行う(図14の*4に相
当)。同時に、P−PRからは、パーフォレーションの
信号であるPR信号、P−Pi からは、フィルム18の
移動を示すPi 信号が出力される。
【0095】マイクロコンピュータ1は、Pi 信号をカ
ウントし、所定パルス数(PRDYb)になった所で、サブ
トラック用の磁気ヘッド15bに電流を流し始める(図
14の*5に相当)。そして、Pi 信号のカウントが所
定パルス数(PRDYa)になった所でメイントラック用の
磁気ヘッド15aに電流を流し始める(図14の*6に
相当)。この様に、磁気ヘッドに電流を流すタイミング
を遅らせる理由として、前の駒の記録エリア上に磁気ヘ
ッドが位置する時に磁気ヘッド15に電流を流すと記録
データを破壊するからである。
【0096】次に、Pi 信号をカウントしているカウン
ト値が所定値(Pstb )になったところで、サブトラッ
ク用の磁気ヘッド15bで磁気記録を開始する(図14
の*7に相当)。同様に、上記カウント値が所定数(P
sta )になったところで、メイントラック用の磁気ヘッ
ド15aで磁気記録を開始する(図14の*8に相
当)。こうして、サブトラックに記録するデータを記録
し終えたら磁気記録を終了する(図14の*9に相
当)。以降、パーフォレーションを検出してモータ41
にブレーキをかけてフィルム18を停止させる処理は、
先に図7で説明したサブルーチン「一駒巻上げ」と同様
なので説明を省略する。
【0097】上記所定数Pstb は、サブトラック用の磁
気ヘッド15bで記録エリア18dに差しかかる位置で
のPi 信号のカウント数、所定数Psta はメイントラッ
ク用磁気ヘッド15aが記録エリア18cに差しかかる
位置でのPi 信号のカウント数になる様に調整される値
である。
【0098】図15は、図10の変形例で、メイントラ
ックの2回目の記録にタイミングを合わせて、サブトラ
ックの記録を開始する。当然のことながら、サブトラッ
クの磁気ヘッド15bが記録エリア18dに差しかかる
様に設計されるべきである。
【0099】図16は、図11の変形例で、サブトラッ
クの磁気ヘッド15bが、記録エリア範囲内で記録を始
め、終了する様にPi 信号のカウント値が所定数(Pst
b )に設定され、記録密度が調整されている。
【0100】次に第3の実施の形態を説明する。この第
3の実施の形態は、第1実施例の変形例で、メイン,サ
ブの磁気記録ヘッドのレイアウトが逆になった場合の具
体例である。
【0101】図17は、メイン・サブの磁気記録ヘッド
の位置関係を示す図である。図17に示されるように、
図4と違う点は、メイントラック用磁気ヘッド15aに
対し、サブトラック用の磁気ヘッド15bが巻上方向側
にある点である。
【0102】図18は、図8の変形で、図8ではPi 信
号が所定数(Pst)になった時点で、メイン,サブ共に
磁気記録を開始しているのに対し、図18ではメイント
ラックの磁気記録を、Pi 信号が所定数(Psta )にな
った時点で先に開始し、サブトラックの磁気記録をPi
信号が所定数(Pstb )になった時点で開始する点が違
う。上記所定数Psta はメイントラック用の磁気ヘッド
が磁気記録エリア18cに差しかかる位置でのPi 信号
のカウント数で、所定数Pstb はサブトラック用の磁気
ヘッドが磁気記録エリア18bに差しかかる位置でのP
i 信号のカウント数である。
【0103】次に第4の実施の形態を説明する。この第
4の実施の形態は、第2の実施の形態の変形例で、第2
の実施の形態では、磁気記録時に一度フィルム18を少
し巻き戻してから、巻き上げながら記録し、メインとサ
ブの記録エリアを同じ長さを確保していたのに対し、第
4の実施の形態では、メインとサブの磁気記録ヘッドの
位置を逆にし、巻き上げながら磁気記録し、次の撮影駒
を少し行き過ぎてから磁気記録を終了し、フィルムを巻
き戻してフィルムの駒位置を開口部に合せる方法が違
う。
【0104】図19は本実施の形態のカメラの構成を示
し説明する。上記図1の構成と対比して説明すると、メ
イン,サブの磁気記録ヘッド15a,15bの位置関係
が違う。さらに、フィルムを巻き戻し方向で、駒位置を
開口部に合せる必要がある為、パーフォレーションを検
出するセンサであるフォトリフレクタ23bが追加され
る。フォトリフレクタ23bの信号は、信号処理回路2
6で変換され、マイクロコンピュータ1のP−PRbに
入力される。
【0105】図20(a)は、フィルム18、パーフォ
レーション18b、PR23a,23b、磁気記録ヘッ
ド15a,15bの位置関係を示している。磁気ヘッド
15aと開口部65の位置関係は従来通りである。
【0106】さらに、図20(b)は、第1の実施の形
態でのフォトリフレクタの位置を示す図である。また、
図20(c)は、第1の実施の形態のPRの位置より
も、PR23aを磁気ヘッド15a、15bの距離差L
ab分右側へ寄せてあることを示している。同図より、駒
Xが開口部65に合った状態で、PR23bはパーフォ
レーション18b(P2)とLorの距離離れて図示のよ
うな位置関係にあることが判る。
【0107】図21は磁気記録時のフィルムの動きと、
磁気ヘッド、PR及び、フィルムのパーフォレーション
との位置関係を示す図である。図21(a)はフィルム
18の駒Xが撮影を終った状態であることを示してい
る。この図21(a)からフィルム18を巻き上げなが
ら磁気記録を行った状態が図21(b)に示される。と
ころが、サブトラックの記録をメイントラックの記録と
同じ長さ移動させる為に、次の駒X+1は開口部65を
行き過ぎている。その為、図21(c)の様にフィルム
18を巻き戻し方向に駆動することにより、駒X+1を
開口部に合わせることができる。
【0108】ここで、図22は第4の実施の形態の動作
を示すタイミングチャートである。同図に示されるよう
に、この実施の形態では、モータ41に電圧Vm1を印加
してフィルム18を巻き上げ方向に駆動する(図22の
*1に相当)。そして、フィルム18の駆動に伴って出
力されるPi 信号のカウント値が所定数(Psta )にな
った所で、メイントラックの磁気記録を開始する(図2
2の*2に相当)。
【0109】フィルムが移動するに従い、P−PRaに
パーフォレーション(P3)の信号が出力される(図2
2の*3に相当)。この時点で、サブトラック用の磁気
ヘッド15bが磁気記録エリア18dに差しかかったこ
とを示すので、磁気ヘッド15bの通電を開始する。さ
らに、フィルム18の移動に伴って出力されるPi 信号
のカウント値が、上記P−PRaのパーフォレーション
信号(P3)からカウントして所定数(Pstb )になっ
たところで、サブトラックの磁気記録を開始する(図2
2の*4に相当)。P−PRaの信号が、駆動開始から
3つ目のパーフォレーション信号を出力したら、モータ
41にショートブレーキをかけて、磁気記録を終了する
(図22の*5に相当)。
【0110】モータ41に所定時間(TS1)ショートブ
レーキをかけてフィルム18を止めた後、モータ41を
逆転方向に電圧Vm2を印加してフィルム18を巻き戻し
方向に駆動する(図22の*6に相当)。フィルム18
が巻き戻し方向に移動し、P−PRbのパーフォレーシ
ョン信号(P0)が出力された所で、モータ41に所定
時間(TS2)ショートブレーキをかける(図22の*7
に相当)。その後、モータ41に駆動方向とは逆の方向
に逆転ブレーキを所定時間(TR )をかけ、さらに所定
時間(TS3)ショートブレーキをかけて駆動を終える。
【0111】その他、撮影後の巻き戻し時に一括して撮
影情報を記録する方法でも、上記と同様の技術を応用す
ることによって記録可能である。また、フィルムカート
リッジを装填時にフィルムを全て巻き上げてカートリッ
ジに巻き戻しながら撮影を進める方式でも上記と同様の
技術は応用できる。
【0112】以上説明したように、本発明によれば、メ
イントラック、サブトラックの書込み用のヘッドを分割
してレイアウト可能な為に、小型化するカメラ内部で、
制約された条件の中でのレイアウトの自由度が増え、カ
メラの小型化を実現することができる。さらに、限られ
た記録エリアの範囲で、メイントラック、サブトラック
に記録するヘッドのレイアウトに合わせた制御方法によ
り、一体式の磁気ヘッドと同等の記録容量が確保できる
為に、撮影者がフィルムに記録したい情報を従来と同じ
にした上でカメラを小型化できる効果がある。
【0113】尚、本発明の上記実施態様によれば、以下
の発明も含まれる。 (1)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する感
光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィルム
の磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1の
磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィ
ルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段による
メイントラックへの磁気記録のタイミングと、上記第2
の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録のタイ
ミングとをずらして、上記フィルムの磁気記録層にデー
タを記録する事を特徴とするカメラの磁気記録装置。
【0114】(1)に記載のカメラの磁気記録装置によ
れば、サブトラックおよびメイントラックの情報を記録
するためのエリア外にデータが記録されることがなく、
破壊されることはない。 (2)上記フィルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気
記録手段によるメイントラックへの磁気記録の終了タイ
ミングと、上記第2の磁気記録手段によるサブトラック
への磁気記録の終了タイミングとをずらして、上記フィ
ルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とする上
記(1)記載のカメラの磁気記録装置。 (3)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より後
ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラッ
クに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィル
ムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段によるメ
イントラックへの磁気記録の終了より以前に、上記第2
の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の終了
させて、上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する
事を特徴とする上記(2)記載のカメラの磁気記録装
置。 (4)上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへ
の磁気記録の開始と、上記第2の磁気記録手段によるサ
ブトラックへの磁気記録の開始を同時になるように、上
記フィルムの磁気記録層にデータを記録することを特徴
とする上記(2)、(3)記載のカメラの磁気記録装
置。 (5)上記フィルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気
記録手段によるメイントラックへの磁気記録の開始タイ
ミングと、上記第2の磁気記録手段によるサブトラック
への磁気記録の開始タイミングとをずらして、上記フィ
ルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とする上
記(1)記載のカメラの磁気記録装置。 (6)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より前
に位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラック
に情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィルム
の巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段によるメイ
ントラックへの磁気記録の開始より後に、上記第2の磁
気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の開始をさ
せて、上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事
を特徴とする上記(5)記載のカメラの磁気記録装置。 (7)上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへ
の磁気記録の終了と、上記第2の磁気記録手段によるサ
ブトラックへの磁気記録の終了が同時になるように、上
記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴と
する上記(5)、(6)記載のカメラの磁気記録装置。 (8)上記第1の磁気記録手段の記録タイミングと、上
記第2の磁気記録手段の記録タイミングとを記憶する記
憶回路と、上記フィルムの巻上げに伴って、上記記憶回
路に記憶されている上記第1の磁気記録手段によるメイ
ントラックへの磁気記録タイミングと、上記第2の磁気
記録手段によるサブトラックへの磁気記録タイミングに
従い、上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事
を特徴とする上記(4)、(7)記載のカメラの磁気記
録装置。 (9)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する感
光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィルム
の磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1の
磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第1
の磁気記録手段で記録するデータ量と、上記第2の磁気
記録手段で、記録するデータ量を変えて制御し、フィル
ムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とするカメ
ラの磁気記録装置。
【0115】(9)に記載のカメラの磁気記録装置によ
れば、記録するデータ量を変えることにより、決められ
た範囲の磁気記録領域にデータを書込むことが容易とな
る。 (10)上記第1の磁気記録手段で記録するデータ量よ
りも、上記第2の磁気記録手段で、記録するデータ量を
少なく制御し、メイントラックの記録終了タイミング
と、サブトラックの記録終了タイミングとをずらして、
フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とす
る上記(9)記載のカメラの磁気記録装置。 (11)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
前に位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラッ
クに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第1の
磁気記録手段で記録するデータ量よりも、上記第2の磁
気記録手段で、記録するデータ量を少なく制御し、メイ
ントラックの記録終了タイミングと、サブトラックの記
録終了タイミングとをずらして、フィルムの磁気記録層
にデータを記録する事を特徴とする上記(10)記載の
カメラの磁気記録装置。 (12)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の開始と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の開始が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(10)、(11)記載のカメラの磁気記録
装置。 (13)上記第1の磁気記録手段で記録するデータ量よ
りも、上記第2の磁気記録手段で、記録するデータ量を
少なく制御し、メイントラックの記録開始タイミング
と、サブトラックの記録開始タイミングとをずらして、
フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とす
る上記(9)記載のカメラの磁気記録装置。 (14)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第1
の磁気記録手段で記録するデータ量よりも、上記第2の
磁気記録手段で、記録するデータ量を少なく制御し、メ
イントラックの記録開始タイミングと、サブトラックの
記録開始タイミングとをずらして、フィルムの磁気記録
層にデータを記録する事を特徴とする上記(14)記載
のカメラの磁気記録装置。 (15)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の終了と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の終了が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(13)、(14)記載のカメラの磁気記録
装置。 (16)上記第1の磁気記録手段の記録タイミングと記
録するデータ量、上記第2の磁気記録手段の記録タイミ
ングと記録するデータ量を記憶する記憶回路と、上記フ
ィルムの巻上げに伴って、上記記憶回路に記憶されてい
る上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへの磁
気記録タイミングと記録するデータ量と、上記第2の磁
気記録手段によるサブトラックへの磁気記録タイミング
と記録するデータ量に従い、上記フィルムの磁気記録層
にデータを記録する事を特徴とする上記(12)、(1
5)記載のカメラの磁気記録装置。 (17)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する
感光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィル
ムの磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1
の磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブト
ラックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フ
ィルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段によ
るメイントラックへの磁気記録の記録密度と、上記第2
の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の記録
密度とを変えて制御して、上記フィルムの磁気記録層に
データを記録する事を特徴とする、カメラの磁気記録装
置。
【0116】(17)に記載のカメラの磁気記録装置に
よれば、データの記録密度を変えることにより、決めら
れた範囲の磁気記録領域にデータを書込むことが容易と
なる。 (18)上記フィルムの巻上げに伴って、上記第1の磁
気記録手段によるメイントラックへの磁気記録の記録密
度よりも、上記第2の磁気記録手段によるサブトラック
への磁気記録の記録密度を高く制御して、メイントラッ
クの記録終了タイミングと、サブトラックの記録終了タ
イミングとをずらし、上記フィルムの磁気記録層にデー
タを記録する事を特徴とする上記(17)記載のカメラ
の磁気記録装置。 (19)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィ
ルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段による
メイントラックへの磁気記録の記録密度より、上記第2
の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の記録
密度を高く制御して、メイントラックの記録終了タイミ
ングと、サブトラックの記録終了タイミングとをずら
し、上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を
特徴とする上記(18)記載のカメラの磁気記録装置。 (20)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の開始と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の開始が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(18)、(19)記載のカメラの磁気記録
装置。 (21)上記第1の磁気記録手段で記録する記録密度よ
り、上記第2の磁気記録手段で、記録する記録密度を高
く制御し、メイントラックの記録開始タイミングと、サ
ブトラックの記録開始タイミングとをずらして、フィル
ムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とする上記
(17)記載のカメラの磁気記録装置。 (22)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第1
の磁気記録手段で記録する記録密度より、上記第2の磁
気記録手段で、記録する記録密度を高く制御し、メイン
トラックの記録開始タイミングと、サブトラックの記録
開始タイミングとをずらして、フィルムの磁気記録層に
データを記録する事を特徴とする上記(21)記載のカ
メラの磁気記録装置。 (23)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の終了と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の終了が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(21)、(22)記載のカメラの磁気記録
装置。 (24)上記第1の磁気記録手段の記録タイミングと記
録する記録密度、上記第2の磁気記録手段の記録タイミ
ングと記録する記録密度を記憶する記憶回路と、上記フ
ィルムの巻上げに伴って、上記記憶回路に記憶されてい
る上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへの磁
気記録タイミングと記録する記録密度と、上記第2の磁
気記録手段によるサブトラックへの磁気記録タイミング
と記録する記録密度に従い、上記フィルムの磁気記録層
にデータを記録する事を特徴とする上記(20)、(2
3)記載のカメラの磁気記録装置。 (25)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する
感光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィル
ムの磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1
の磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブト
ラックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第
1の磁気記録手段で記録するデータの繰り返し回数と、
上記第2の磁気記録手段で、記録するデータの繰り返し
回数を制御し、フィルムの磁気記録層にデータを記録す
る事を特徴とするカメラの磁気記録装置。
【0117】(25)に記載のカメラの磁気記録装置に
よれば、データの書込み回数を変えることにより、決め
られた範囲の磁気記録領域にデータを書込むことが容易
となる。 (26)上記第1の磁気記録手段で記録するデータの繰
り返し回数より、上記第2の磁気記録手段で、記録する
データの繰り返し回数を少なく制御し、メイントラック
の記録終了タイミングと、サブトラックの記録終了タイ
ミングとをずらして、フィルムの磁気記録層にデータを
記録する事を特徴とする上記(25)記載のカメラの磁
気記録装置。 (27)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィ
ルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段による
メイントラックへの磁気記録のデータの繰り返し回数よ
り、上記第2の磁気記録手段によるサブトラックへの磁
気記録のデータの繰り返し回数を少なくさせて、上記フ
ィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴とする
上記(26)記載のカメラの磁気記録装置。 (28)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の開始と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の開始が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(26)、(27)記載のカメラの磁気記録
装置。 (29)上記第1の磁気記録手段で記録するデータの繰
り返し回数より、上記第2の磁気記録手段で、記録する
データの繰り返し回数を少なく制御し、メイントラック
の記録開始タイミングと、サブトラックの記録開始タイ
ミングとをずらして、フィルムの磁気記録層にデータを
記録する事を特徴とする上記(25)記載のカメラの磁
気記録装置。 (30)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記第1
の磁気記録手段で記録するデータの繰り返し回数より
も、上記第2の磁気記録手段で、記録するデータの繰り
返し回数を少なく制御し、メイントラックの記録開始タ
イミングと、サブトラックの記録開始タイミングとをず
らして、フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を
特徴とする上記(29)記載のカメラの磁気記録装置。 (31)上記第1の磁気記録手段によるメイントラック
への磁気記録の終了と、上記第2の磁気記録手段による
サブトラックへの磁気記録の終了が同時になるように、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(29)、(30)記載のカメラの磁気記録
装置。 (32)上記第1の磁気記録手段の記録タイミングと記
録するデータの繰り返し回数、上記第2の磁気記録手段
の記録タイミングと記録するデータの繰り返し回数を記
憶する記憶回路と、上記フィルムの巻上げに伴って、上
記記憶回路に記憶されている上記第1の磁気記録手段に
よるメイントラックへの磁気記録タイミングと記録する
データの繰り返し回数と、上記第2の磁気記録手段によ
るサブトラックへの磁気記録タイミングと記録するデー
タの繰り返し回数に従い、上記フィルムの磁気記録層に
データを記録する事を特徴とする上記(28)、(3
1)記載のカメラの磁気記録装置。 (33)記憶回路は、不揮発性メモリであることを特徴
とする上記(8)、(16)、(24)、(32)記載
の磁気記録装置。 (34)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する
感光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィル
ムの磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1
の磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブト
ラックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、一度、
上記フィルムを巻戻した後に、上記フィルムの巻上げに
伴って、上記フィルムの磁気記録層に上記第1の磁気記
録手段によるメイントラックへの磁気記録、上記第2の
磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録を行う事
を特徴とする、カメラの磁気記録装置。
【0118】(34)に記載のカメラの磁気記録装置に
よれば、磁気記録できる領域を広くとることができる。 (35)一度、上記フィルムを巻戻した後に、上記フィ
ルムの巻上げに伴って、上記第1の磁気記録手段による
メイントラックへの磁気記録の終了タイミングと、上記
第2の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の
終了タイミングとをずらして、同じデータ量、若しくは
同じ記録密度、若しくは同じデータの繰り返し回数で、
上記フィルムの磁気記録層にデータを記録する事を特徴
とする上記(34)に記載のカメラの磁気記録装置。 (36)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
後ろに位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラ
ックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、一度、上
記フィルムを巻戻した後に、上記フィルムの巻上げに伴
って、上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへ
の磁気記録の終了より以前に、上記第2の磁気記録手段
によるサブトラックへの磁気記録を終了させて、同じデ
ータ量、若しくは同じ記録密度、若しくは同じデータの
繰り返し回数で、上記フィルムの磁気記録層にデータを
記録する事を特徴とする上記(35)記載のカメラの磁
気記録装置。 (37)複数の磁気トラックを持つ磁気記録層を有する
感光性フィルムを使用するカメラにおいて、上記フィル
ムの磁気記録層のメイントラックに情報を記録する第1
の磁気記録手段と、上記フィルムの磁気記録層のサブト
ラックに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フ
ィルムの巻上げに伴って、上記フィルムの磁気記録層に
上記第1の磁気記録手段によるメイントラックへの磁気
記録と、上記第2の磁気記録手段によるサブトラックへ
の磁気記録を行った後、フィルムを巻戻す事を特徴とす
る、カメラの磁気記録装置。
【0119】(37)に記載のカメラの磁気記録装置に
よれば、磁気記録できる領域を広くとることができる。 (38)上記フィルムの巻き上げに伴って、上記第1の
磁気記録手段によるメイントラックへの磁気記録の開始
タイミングと、上記第2の磁気記録手段によるサブトラ
ックへの磁気記録の開始タイミングとをずらして、同じ
データ量、若しくは同じ記録密度、若しくは同じデータ
の繰り返し回数で、上記フィルムの磁気記録層にデータ
を記録した後、フィルムを巻き戻す事を特徴とする上記
(37)に記載の磁気記録装置。 (39)記録方向に対し、上記第1の磁気記録手段より
前に位置する、上記フィルムの磁気記録層のサブトラッ
クに情報を記録する第2の磁気記録手段と、上記フィル
ムの巻き上げに伴って、上記第1の磁気記録手段による
メイントラックへの磁気記録の開始より後に、上記第2
の磁気記録手段によるサブトラックへの磁気記録の開始
をさせて、同じデータ量、若しくは同じ記録密度、若し
くは同じデータの繰り返し回数で、上記フィルムの磁気
記録層にデータを記録した後、フィルムを巻き戻す事を
特徴とする上記(38)に記載のカメラの磁気記録装
置。
【0120】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
2トラックに分かれている磁気記録領域のそれぞれにデ
ータを磁気記録するに当たって、各データが領域外に記
録され、他のデータが破壊されることを防止できるカメ
ラの磁気記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるフィルム給送機構2
8をカメラ後方より透視した斜視図である。
【図3】第1の実施の形態におけるフィルムカートリッ
ジ16及びフィルム18の詳細な構成を示す図である。
【図4】フォトリフレクタ23と開口部65とフィルム
18との位置関係を示す図である。
【図5】フォトリフレクタ23と開口部65とフィルム
18との位置関係を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係るカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】サブルーチン「1駒巻き上げ」のシーケンスを
示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図9】メイントラックの磁気記録とサブトラックの磁
気記録の記録開始のタイミングが同時で、サブトラック
が先に終了する動作を示すタイミングチャートである。
【図10】図9の処理をより詳細に示すタイミングチャ
ートである。
【図11】メイントラックの記録密度よりサブトラック
の記録密度を高くした場合の信号を説明する図である。
【図12】図11で説明した密度の違う記録でメイント
ラック、サブトラックに記録したケースのタイミングチ
ャートを示す図である。
【図13】第2の実施の形態の動作の概略と磁気記録ヘ
ッドと記録エリアの関係を示す図である。
【図14】第2の実施の形態の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図15】図10の変形例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図16】図11の変形例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図17】第3の実施の形態において、メイン・サブの
磁気記録ヘッドの位置関係を示す図である。
【図18】図8の第3の実施の形態の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図19】第4の実施の形態に係るカメラの構成を示す
図である。
【図20】フィルム18、パーフォレーション18b、
フォトリフレクタ23a,23b、磁気記録ヘッド15
a,15bの位置関係を
【図21】磁気記録時のフィルムの動きと、磁気ヘッ
ド、フォトリフレクタ及び、フィルムのパーフォレーシ
ョンとの位置関係を示す図である。
【図22】第4の実施の形態の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 測光回路 3 測距回路 4 シャッタ制御機構 5 焦点調節機構 6 表示回路 7 記憶回路 8 REL SW 9 REW SW 10 PT SW 11 PW SW 13 磁気記憶回路 14 磁気検出回路 15 磁気ヘッド 16 フィルムカートリッジ 17 巻取スプール 18 フィルム 19 バーコード 20 フォトリフレクタ 23 フォトリフレクタ 24 スリット付き回転板 25 フォトインタラプタ 26 信号処理回路 27 駆動回路 28 フィルム給送機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層を有する感光性フィルムを使
    用するカメラにおいて、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第1のトラックに情
    報を磁気記録する第1磁気記録手段と、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情
    報を磁気記録する第2磁気記録手段と、 上記フィルムの巻上げ時に、上記第1磁気記録手段によ
    る上記情報の磁気記録のタイミングと、上記第2磁気記
    録手段による上記情報の磁気記録のタイミングをそれぞ
    れ独立して制御する制御手段と、を具備したことを特徴
    とするカメラの磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録層を有する感光性フィルムを使
    用するカメラにおいて、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第1のトラックに情
    報を磁気記録する第1磁気記録手段と、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情
    報を磁気記録する第2磁気記録手段と、 上記フィルムの巻戻しを行ない、上記第1磁気記録手段
    または上記第2磁気記録手段による上記情報の磁気記録
    の記録開始位置を調整した後に、上記フィルムを巻上げ
    ながら上記第1および第2磁気記録手段による上記情報
    の磁気記録を行なう磁気記録制御手段と、を具備したこ
    とを特徴とするカメラの磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録層を有する感光性フィルムを使
    用するカメラにおいて、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第1のトラックに情
    報を磁気記録する第1磁気記録手段と、 上記感光性フィルムの磁気記録層の第2のトラックに情
    報を磁気記録する第2磁気記録手段と、 上記フィルムを巻上げながら、、上記第1磁気記録手段
    または上記第2磁気記録手段による上記情報の磁気記録
    を行なった後に、上記フィルムを巻戻し、上記フィルム
    の開口位置の調整を行なう磁気記録制御手段と、を具備
    したことを特徴とするカメラの磁気記録装置。
JP9114766A 1997-05-02 1997-05-02 磁気記録装置 Withdrawn JPH10301187A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001147479A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Nitto Kogaku Kk 撮影装置及び撮影方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001147479A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Nitto Kogaku Kk 撮影装置及び撮影方法

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