JPH06102578A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH06102578A
JPH06102578A JP25329792A JP25329792A JPH06102578A JP H06102578 A JPH06102578 A JP H06102578A JP 25329792 A JP25329792 A JP 25329792A JP 25329792 A JP25329792 A JP 25329792A JP H06102578 A JPH06102578 A JP H06102578A
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JP
Japan
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film
data
recording
register
camera
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Withdrawn
Application number
JP25329792A
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English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
Yoshiaki Matsuzawa
良紀 松沢
Masahiro Shiro
正弘 代
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP25329792A priority Critical patent/JPH06102578A/ja
Publication of JPH06102578A publication Critical patent/JPH06102578A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、フィルムの移動速度の変化に影響さ
れず、記録密度を一定に記録することができるカメラを
提供することを目的とする。 【構成】本発明は、フィルム56に圧接しフィルムの移
動に連動して回転するローラー部材62に取り付けられ
たスリット付円板65の回転により、ホトインターラプ
タPIからフィルム56の移動速度に応じたクロック信
号を発生させ、このクロック信号のタイミングに応じた
データ記録密度に、磁気ヘッド57よりフィルムの磁気
トラック56bにデータを書き込むカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録部を有するフ
ィルムを使用するカメラに係り、特に磁気記録部に一定
の記録密度でデータを記録する磁気記録装置を搭載する
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、特開平3−289639号公報
に記載されるようなパーフォレーションに沿って磁性材
による磁気記録部が設けられた感光性のフィルムを使用
するカメラがある。
【0003】前記フィルムを装着したカメラは、撮影し
た後、フィルムを巻き上げる際に、移動する前記磁気記
録部に磁気ヘッドを圧接させ、撮影情報やトリミング情
報等の種々のデータを記録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した従来の
カメラは、通常、1コマ撮影毎にフィルムを移動させ、
その際に磁気記録部にデータを記録しているため、移動
の始・終点(立ち上がりと立ち下がり)にフィルム移動
速度の加減速の変化が生じる。従って、フィルム移動速
度が変化していることを考慮せずに一定のタイミングで
データを記録させると、データの記録密度にムラが発生
する。
【0005】従って、これを再生時に、記録密度にムラ
がある記録領域のデータが再生できない。また再生しよ
うとすると、撮影時と同様な移動速度で再生しなければ
ならない。また、このムラの発生を防ぐために、磁気記
憶部の記憶する領域からフィルム移動速度の加減速する
領域を除いて、一定速度で移動する領域のみとすると、
記憶容量が少なくなってしまう。そこで本発明は、フィ
ルムの移動速度の変化に影響されず、記録密度を一定に
記録することができるカメラを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、磁気記録部を有するフィルムを使用するカ
メラにおいて、前記フィルムを給送するための給送手段
と、磁気記録のための磁気ヘッドを前記フィルムに圧接
するためのローラ部材の回転に連動してパルス信号を出
力するパルス出力手段と、前記パルス信号を少なくとも
3つ使用して第1の信号パターンと第2の信号パターン
を前記磁気記録部に記録する記録手段と、バイナリデー
タの、“1”に対して前記第1の信号パターンを記録
し、“0”に対して前記第2の信号パターンを記録する
ように前記記録手段を制御する制御手段とで構成される
カメラを提供する。
【0007】
【作用】以上のような構成のカメラは、フィルムを巻き
上げる際にフィルムと連動するように設けられたローラ
部材の回転からクロック信号が発生される。このクロッ
ク信号は、フィルムの移動スピードに応じて周波数が変
化され、この変化に対応させて記録させることにより、
フィルムの移動スピードにかかわりなく、磁気記録部に
一定の記録密度のデータが記録される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず図1に、本発明のカメラ全体の概略的
な構成を示し説明する。このカメラにおいて、マイクロ
コンピュータ(以下、マイコンと称する)1により、カ
メラ全体の制御が行なわれる。
【0009】このマイコン1には、公知の構成からな
る、測光回路2,測距回路3,シャッタ制御機構4,焦
点調節機構5,撮影情報や日付、カメラの動作モード等
の各種情報を表示するための表示回路6及び、E2 PR
OMからなりフィルムコマ数、カメラの調整データ等が
記憶される記憶回路7とが接続されている。
【0010】また前記マイコン1には、露出動作を開始
させるためのレリーズスイッチ(REL SW)8と、
撮影が終了したフィルムをパトローネへ巻き戻す時に操
作されるリワインドスイッチ(REW SW)9と、裏
蓋の開状態で“オン”となる裏蓋検知スイッチ(BK
SW)10と、カメラの電源に連動したパワースイッチ
(PW SW)11の複数のスイッチが設けられてい
る。前記裏蓋検知スイッチ10の状態変化(“オン”か
ら“オフ”)を検出することで、マイコン1は、フィル
ムパトローネ12が装填されたものと判定する。
【0011】前記フィルム13上に設けられた磁気トラ
ック13aに圧接し、データを記録するための後退可能
な磁気ヘッド14が設けられる。前記磁気ヘッド14か
らデータを記録するために、トランジスタQ1〜Q3及
びインバータ15で構成される書き込み部が設けられ
る。
【0012】この磁気ヘッド14によるデータの記録動
作は、トランジスタQ1が“オン”ならば可能である。
前記トランジスタQ1の駆動制御は、マイコン1の出力
ポートPDTENにより行なわれる。また記録されるデ
ータは、出力ポートPDTからシリアルデータに変換さ
れて出力される。前記出力ポートPDTが“Low”な
らば、トランジスタQ2が“オン”して、磁気ヘッド1
4に電流が流れ、磁性体を所定の方向へ磁化する。出力
ポートPDTが“Hi”ならば、インバータ15により
トランジスタQ3が“オン”され、磁性体の磁化の向き
が反転される。従って、前記フィルム13を移動させな
がら、出力ポートPDTへデータを出力することで、磁
気トラック13a上にデータが記録される。
【0013】そして前記記録の際に、フィルム13の移
動量は、ホトリフレクタ(PR)16によりフィルム1
3のパーフォレーションの移動として検出され、その検
出信号が信号処理回路17を介して、マイコン1の入力
ポートPPRに入力される。そしてDXコード読み取り
回路18は、フィルム13のコマ数とフィルム感度が読
み取られ、フィルムの巻上げ、巻戻し等の制御は、駆動
回路19を介して後述するフィルム給送機構20に連結
したモータにより行なわれる。
【0014】前記磁気ヘッド14をフィルム13に圧接
させるために設けられた後述するローラ部材にホトイン
ターラプタ(PI)21が連結される。このホトインタ
ーラプタ21は、フィルム13の移動に応じた信号を検
出し、信号処理回路22でパルス信号に変換され、前記
マイコン1の入力ポートPPIへ出力される。そして入
力ポートPPIに入力されるパルス信号に同期して前記
マイコン1は、データを磁気トラック13aへ記録す
る。また、バッファ23により駆動されるソレノイド2
4は、磁気ヘッド14をローラ部材から離す時に使用さ
れる。
【0015】次に図2(a)には、前述したカメラのフ
ィルム給送機構20を後方より透視した斜視図を示し説
明する。このフィルム給送機構の状態は、フィルムパト
ローネをカメラ本体に装填した直後を示し、また、図2
(b)には、装着されるフィルムパトローネを示す。
【0016】このカメラ本体に設けられたフィルム巻上
げ・巻戻しモータ(M1)31の出力軸には、ピニオン
ギヤ32が設けられており、このピニオンギヤ32は、
太陽ギヤ33と噛合している。
【0017】さらに、この太陽ギヤ33は遊星ギヤ34
と噛合しており、この遊星ギヤ34は、ギヤアーム35
を介して太陽ギヤ33の回転軸周りに公転されるように
支持されている。また、カメラ本体の後方より向かって
右側に設けられたフィルム巻取室には、フィルムを巻取
るための巻取スプール36が回転自在に設けられてお
り、この巻取りスプール36の上端面には、上記遊星ギ
ヤ34が反時計方向に公転した際に遊星ギヤ34と噛合
するスプールギヤ37が一体的に設けられている。さら
に巻取スプール36の下方外周面より後述するフィルム
のパーフォレーションに係合する係止爪38が突出して
いる。
【0018】前記遊星ギヤ34が時計方向に公転した際
に、該遊星ギヤ34と噛合する位置にアイドルギヤ39
が設けられており、このアイドルギヤ39は、ギア4
0,41,42を介し、後述するカプラーギヤ43に連
結される。
【0019】そして、カメラ本体の後方より向かって左
側には、パトローネ44を収納するためのパトローネ収
納室がある。この収納室の上方には、先端が「−」状に
突出して形成されたカプラー45を有するカプラーギヤ
43が回転自在に設けられている。このカプラー45
は、図2(b)に示すように、パトローネ46に設けら
れた給送スプール47の上端面に設けられた溝と係合し
給送スプール47と軸周りに一体にされる。カメラ本体
には、フィルム送出しモータ(M2)48が設けられて
いる。このフィルム送出しモータ48の出力軸には、ピ
ニオンギヤ49が設けられており、このピニオンギヤ4
9は太陽ギヤ50と噛合している。更にこの太陽ギヤ5
0は、遊星ギヤ51と噛合しており、該遊星ギヤ51は
ギヤアーム52を介して太陽ギヤ50の回転軸周りに公
転されるように支持されている。前記ギヤアーム52に
は、バネ53の張力が働くため、フィルム送出しモータ
48(M2)が反時計方向に回転した時のみ、遊星ギヤ
51とアイドルギヤ42が噛合う。フィルムはカメラ本
体の開口部54からの光で露光される。ホトリフレクタ
(PR)55はフィルム56のパーフォレーション56
aを検出するために設けられている。
【0020】そして磁気ヘッド57は、基板58に固定
され、開口部54の近傍に配置される。前記基板58
は、支軸59を中心に回動し、一方にヘッド57、他方
にバネ60とソレノイド61が配置されている。
【0021】前記磁気ヘッド57と対向して、フィルム
56を間に挟むようにローラー部材62が配置されてお
り、磁気ヘッド57は、バネ60の張力によりローラー
部材62もしくはフィルム56へ圧接される。
【0022】この構成で、空送り動作時、パトローネか
ら巻取りスプールまでフィルムを送り出す間、前記ソレ
ノイド61が通電され、バネ60の張力に反発して基板
58が回動し、ローラー部材62と磁気ヘッド57の間
にすきまが出来る。
【0023】前記ローラー部材62は、その外周がゴム
などで形成されており、フィルム56の移動に連動して
回転する。前記ローラー部材62の回転軸には、ギヤ6
3が一体化されており、そのギヤ63はギヤ64に噛合
している。前記ギヤ64の回転軸には、スリット付円板
65が一体化されている。ローラー部材62が回転する
と、ギヤ63と64で拡大された回転速度でスリット付
円板65が回転する。そして、スリットがホトインター
ラプタ(PI)66を横切る毎に、ホトインターラプタ
66から記録するタイミングの基準となる信号が出力さ
れる。次に図3を参照して本発明のカメラのメインルー
チンの動作を説明する。ここで、各構成部材の符号は図
1の構成部材の参照符号を用いる。
【0024】まず、パワースイッチ11が“オン”する
と、マイコン1は、パワーオンリセットされる。そし
て、I/Oポートの初期化、メモリの初期化等を行なう
(ステップS1)。
【0025】次に裏蓋検知スイッチ10の状態を判定す
る(ステップS2)。この判定で裏蓋が“開”から
“閉”へ変化すると、この裏蓋検知スイッチ(BK S
W)10は“オン”から“オフ”へ変化が検出された時
は(YES)、装填されたフィルムを巻取りスプールへ
巻き付ける動作“空送り”を実行する(ステップS
3)。次にフィルムカウンタFCOへ“1”をセットし
(ステップS4)、ステップS2に戻る。また前記FC
Oの値はE2 PROMへも記録される。
【0026】ステップS2の判定で裏蓋検知スイッチ1
0の変化が検出されない時は(NO)、巻き戻しスイッ
チ(REW SW)9の状態を判定する(ステップS
5)。前記巻き戻しスイッチ9が“オン”したことが検
出されると(YES)、フィルムをパトローネへ収納す
る動作“巻戻し”を実行する(ステップS6)。そして
FCOを“0”に設定、すなわちクリアし(ステップS
7)、ステップS2に戻る。
【0027】しかしステップS5の判定で、巻き戻しス
イッチ9が“オフ”状態ならば(NO)、パワースイッ
チ(PW SW)11の状態を判定する(ステップS
8)。この判定で、パワースイッチ11が“オフ”なら
ば(NO)、前記マイコン1の動作は停止し、該パワー
スイッチ11が“オン”ならば(YES)、測光回路2
から入力した輝度データとDXコード読み取り回路18
から入力したフィルム感度データに基づき、シャッタス
ピードTvとシボリ値Avを算出する(ステップS
9)。
【0028】次に、コマ数、Tv値、Av値を表示回路
6へ出力する(ステップS10)。そして、レリーズス
イッチ(REL SW)8の状態を判定する(ステップ
S11)。この判定で前記レリーズスイッチ8が“オ
フ”ならば(NO)、ステップS2に移行し、“オン”
ならば(YES)、まず、測距回路3の出力するデータ
に基づいて、被写体距離を算出する(ステップS1
2)。そして、前記距離データに基づいて焦点調整機構
を制御する(ステップS13)。すでに算出したTv
値、Av値に基づいて、シャッタ制御機構を制御し、フ
ィルムへの露出を行う(ステップS14)。
【0029】次に露出終了の後、フィルム13の磁気ト
ラック13aに記録するデータが作成される(ステップ
S15)。そして後述するサブルーチン“巻上げ”が実
行される(ステップS16)。このサブルーチンの中
で、ステップS15で作成されたデータが、磁気トラッ
ク13aへ記録される。図4に示すデータは、マイコン
1のメモリ内に記憶され、該データは、文字コード(例
えばASCIIコード)表によって変換されたデータが
使用される。アドレスADst〜ADendのデータ
は、bitデータに分解されて、フィルムを巻上げる動
作に連動して磁気トラック13aへ記録される。次に、
図5,図6に示すフローチャートを参照して、サブルー
チン“巻上げ”の動作について説明する。
【0030】このサブルーチンでは、露出が終了したフ
ィルムを1コマ分巻取りスプールへ巻上げる。マイコン
1は、この巻き上げ動作を実行しながら、図4に示した
データをフィルム13上の磁気トラック13aへ割り込
み処理を用いて記録する。
【0031】この割り込み処理は、前記マイコン1の有
する割り込み機能を利用したものであり、フィルムの巻
上げ動作とデータの記録動作の2つを同時に実行するこ
とができ、データ記録に必要な回路の規模を小さくする
ことができる。よって、データ記録回路のためにカメラ
の製造コストが大幅に上昇することを防止する。また、
前記割り込み処理については、図6に示すフローチャー
トを参照して後述する。
【0032】まず、2進化データを磁気トラック13a
へ記録する際に必要な後述する3つのパラメータをE2
PROMから読み出し、レジスタRT1,RT0,RT
にそれぞれセットする(ステップS21,S22,S2
3)。
【0033】すなわち、1ビットのデータの長さを決定
する基準クロック(本実施例では、ホトインターラプタ
PIの出力が使用される)の数が、レジスタRTにセッ
トされる。よって、区間Tは、レジスタRTと基準クロ
ックの周波数で定まる。この2進化データの“1”と
“0”は区間T1と区間T0の差により判別できる。前
記区間T1と区間T0を決定する基準クロックの数は、
レジスタRT1とレジスタRT0にそれぞれセットされ
る。
【0034】また、図8のタイミングチャートに対応す
るパラメータは以下のようになる。前記レジスタRTに
は07[HEX]が、前記レジスタRT1には05[H
EX]が、前記レジスタRT0には02[HEX]が、
それぞれセットされる。
【0035】ここで、前記レジスタRTにセットできる
最小値は、03[HEX]である。この値より小さいと
“1”と“0”を判別できるように、レジスタRT0と
レジスタRT1へ数値をセットすることは不可能にな
る。前記レジスタRTにセットできる最大値は、クロッ
ク数(フィルム1コマに対してPIが出力するクロック
の数)とデータ量(フィルム1コマに対して記録すべき
データのbit数)により定まる。レジスタRTにセッ
トできる最小値〜最大値の範囲でレジスタRT1とレジ
スタRT0は任意にセットできる。しかも3つのパラメ
ータはE2 PROMに記憶されている。したがって応用
上非常に都合がよい。
【0036】次に、E2 PROMから読み出した“禁止
クロック数”をレジスタPIXにセットする(ステップ
S24)。そして、レジスタPICOをクリアする(ス
テップS25)。前記レジスタPICOは、PIからの
クロックをカウントするために使用される。
【0037】そしてモータ31(M1)を時計方向に回
転させることにより、巻取りスプールがフィルムの巻上
げが開始され(ステップS26)、PDTENを“Lo
w”にセット(ステップS27)することによって、ト
ランジスタQ1が“オン”され磁気ヘッド57の使用が
可能になる。また、PDTを“Low”にセットする
(ステップS28)と、トランジスタQ2が“オン”す
る。
【0038】次にタイマカウンタの値をクリアし(ステ
ップS29)、タイマカウンタの動作を開始する(ステ
ップS30)。そして、PPRへ入力されるPRからの
パルス信号をカウントするためのカウンタをクリアする
(ステップS31)。これにより、パルス信号が入力す
る毎に、カウンタはインクリメントされる。そして前記
カウンタの動作を開始する(ステップS32)。
【0039】次に、PPIへPIからのクロック信号が
入力したかどうか判定する(ステップS33)。この判
定でクロック信号が入力した時は(YES)、PICO
の値をインクリメントされる(ステップS34)。前記
インクリメントされた後、またはクロック信号が入力し
ない時は(NO)、共にPICOとPIXが一致してい
るか判定する(ステップS35)。
【0040】この判定で、前記PICOとPIXが一致
している時は(YES)、図6のステップS36に移行
し、しかし一致していない時は(NO)、ステップS3
3に戻る。このようなステップS33〜S35の処理に
より、モータM1が“オン”した後、ただちにデータを
記録することが禁止される。PICOのカウント値がE
2 PROMに記憶された“禁止クロック数”に達するま
でデータの記録動作はできない。2つの理由によりこの
ような禁止区間を設けた。
【0041】第1の理由として、前記モータM1が“オ
ン”した直後のフィルムの移動速度の変化は非常に大き
い。従って、ローラ部材のスリップや、回転数を拡大す
るギヤのガタつき等のため、移動速度の変化にPIのク
ロック信号が追従しているとは限らないため、信用でき
ないクロック信号をもとにデータを記録することができ
ない。
【0042】第2の理由として、図9に示すように開口
部67のエッジと磁気ヘッド57のギャップの間にΔの
ズレがあるとする。モータ駆動と同時にデータの記録を
開始すると、被写体が写し込まれている領域に磁気トラ
ック56bのデータが記録されている領域がズレてしま
う。これを防止するためには、Δに相当するクロック数
分、データの記録動作を禁止すればよい。Δは理想的に
は“0”がよい。しかし無理に“0”をねらうことは設
計の自由度を奪うことになる。次に図6のフローチャー
トに基づき引き続き、サブルーチン“巻上げ”の動作に
ついて説明する。
【0043】ステップS36では、フィルムカウンタF
COがEXPOに達しているか判定する。前記EXPO
は、DXコードから読み取った撮影枚数である。この判
定で、FCOがEXPOに達していなければ(YE
S)、レジスタBITCOに初期値として“0”をセッ
トし(ステップS37)、DTCOに初期値として
“0”をセットする(ステップS38)。そして、レジ
スタADRSに磁気トラック56bへ記録するデータが
格納されているメモリのトップアドレスを示すADst
をセットする(ステップS39)。これらの3つのレジ
スタの働きは、後述する割り込みルーチン“PIIN
T”で説明する。
【0044】そして割り込み動作を許可し(ステップS
40)、ステップS41に移行する。前記割り込み許可
により、PPIにクロック信号が入力する毎に、割り込
みルーチン“PIINT”がコールされる。
【0045】ステップS36の判定でFCOがEXPO
に達している時には(NO)、割り込みは許可されず、
磁気トラック56bにデータが記録されない。ここで、
記録動作を許可しない理由としては、FCOの値がEX
POを越えている時には、巻上げ動作が完全にできない
場合が発生するためである。
【0046】次に、タイマの値がTW以上になったか判
定する(ステップS41)。ここでタイマ値TWは、巻
上げ動作に必要な時間に余裕を加味した値が設定されて
いる。タイマ値がTW以下ならば(NO)、割り込みが
禁止され(ステップS42)、モータM1に所定の時間
だけショートブレーキをかける(ステップS43)。そ
して、モータM1を“オフ”する(ステップS44)。
【0047】次にフィルム56をパトローネ46へ収納
する“巻戻し”動作を実行し(ステップS45)、その
後FCOの値をクリアし(ステップS46)、ステップ
S51へ移行する。
【0048】しかし、前記ステップS41の判定で、タ
イマ値がTW以上ならば(YES)、カウンタの値が
“16”に達しているか判定する(ステップS47)。
このカウンタの値が“16”の時は(YES)、1コマ
分のフィルムが巻上げられたことになり、モータM1に
所定時間だけショートブレーキをかける(ステップS4
8)。そしてモータM1を“オフ”した後(ステップS
49)、フィルムカウンタFCOをインクリメントされ
(ステップS50)、そのFCO値がE2 PROMへ記
憶される。そして、PDTENを“Hi”にセットし
て、磁気ヘッドへの通電を禁止し(ステップS51)、
リターンする。カウンタの値が16でなければ(N
O)、ステップS47とステップS47の処理が繰り返
される。この処理と平行して割り込みルーチンが実行さ
れて磁気トラック56bにデータが記録される。そして
フィルムが終端に達して、巻上げができなくなると、ス
テップS47からステップS48へ移行する。次に図7
のフローチャートを参照して、割り込みルーチン“PI
INT”について説明する。
【0049】まず、レジスタBITCOが“0”である
か判定する(ステップS61)。前記BITCOは、区
間T(図8参照)を決定するために使用されるもので、
1bit分のデータの記録動作が終了すると、BITC
Oは“0”になる。0でなければS328へそれぞれ移
行する。
【0050】前記BITCOが“0”ならば(YE
S)、レジスタDTCOが“0”であるか判定し(ステ
ップS62)、また“0”でなければ(NO)、ステッ
プS75に移行する。
【0051】前記DTCOは、データを分解する処理に
必要なLOOPカウンタとして用られるものであり、ス
テップS62の判定で、DTCOが“0”ならば(YE
S)、レジスタADRSの値が、ADend以下である
か判定し(ステップS63)、また“0”でなければ、
ステップS69に移行する。
【0052】前記ADendは、データが格納されてい
るメモリのボトムアドレスである。ステップS63の判
定で、ADRSの値がADend以上ならば(NO)、
すなわち、すべてのデータの記録動作が終了すると、割
り込み動作を禁止する(ステップS64)。そして以
後、PIのクロック信号がマイコン1へ入力しても、
“PIINT”はコールされなず、PDTに“Hi”を
セットし(ステップS65)、最後のbitの出力動作
が終了する。そして“巻上げ”ルーチンへリターンす
る。 しかし、ステップS63の判定で、ADRSの値
がADend以下ならば(YES)、ADRSで指定さ
れるメモリのデータをレジスタDATAへセットする
(ステップS66)。
【0053】そして、ADRSをインクリメントし(ス
テップS67)、DTCOに“8”をセットする(ステ
ップS68)。次に、DATAの内容を1bitづつ右
へシフトする(ステップS69)。このbit操作によ
り、1バイトのデータは、LSBから順番に1bitの
データへ分解される。
【0054】次に、分解したbitが“1”であるか
“0”であるか判定する(ステップS70)。この判定
で、bitが“0”ならば、レジスタTXCOへレジス
タRT0の値をセットする(ステップS71)、bit
が“1”ならば、レジスタTXCOへレジスタRT1の
値をセットし(ステップS72)。
【0055】前述したように、レジスタRT1には、区
間T1(図8参照)を決定するクロックの数がセットさ
れている。またレジスタRT0には、区間T0を決定す
るクロックの数がセットされている。BITCOへレジ
スタRTの値をセットする(ステップS73)。前記レ
ジスタRTには、区間T(図8参照)を決定するクロッ
クの数がセットされている。このようにステップS69
〜ステップS73の処理により、1bit分のデータを
記録するために必要な準備が終了する。
【0056】そして、DTCOをデクリメントし(ステ
ップS74)、TXCOが“0”であるか判定する(ス
テップS75)。この判定で、TXCOが“0”でない
時は(YES)、T1(若しくはT0)区間であり、P
−DTは“Hi”にセットされ(ステップS77)、T
XCOをデクリメントする(ステップS78)。
【0057】しかしステップS75の判定で、TXCO
が“0”ならば(NO)、T1(若しくはT0)区間
は、終了したことになり、PDTを“Low”にセット
する(ステップS78)。次にBITCOをデクリメン
トし(ステップS79)、“巻上げ”ルーチンへリター
ンする。次に図10には、サブルーチン“巻上げ”と割
り込みルーチン“PIINT”が実行されている際のタ
イムチャートを示し説明する。
【0058】まず、モータ31(M1)が“オン”する
と、PPIにはPIからのクロック信号が入力される。
前記モータ31の“オン”と同時に、PDTENは、
“Low”にセットされ、磁気ヘッド57の通電が可能
になる。前記PDTの状態に応じて、磁気ヘッド57に
は、磁性体が飽和するために十分な電流が流れる。
【0059】前記PDTが“Hi”に設定されること対
して、磁化のNの飽和値(若しくはSの飽和値)が対応
し、“Low”に対して磁化のSの飽和値(若しくはN
の飽和値)が対応する。*で示された区間は、すでに説
明したようにデータ記録が禁止される区間である。**
で示された区間は、データ記録が実行されている区間で
ある。
【0060】これらの区間では、PIのクロック信号が
入力される毎に、割り込みルーチンがコールされてい
る。このタイムチャートに示される記録波形にするため
には、レジスタRT,RT1,RT0に、それぞれ03
[HEX],02[HEX],01[HEX]がセット
されなければならない。
【0061】本実施例において、データの記録動作は、
フィルムの巻き上げ動作に連動して実行した。しかし巻
き戻し動作中に実行することも可能である。この場合全
撮影コマのデータを記憶するための記憶回路が必要にな
る。
【0062】以上説明したように本実施例のカメラは、
ローラ部材の回転からクロック信号を発生させることに
より、フィルムの移動スピードに応じてクロックの周波
数が変化される。この変化に対応させることにより、フ
ィルムの移動スピードにかかわりなく、磁気記録媒体に
一定の記録密度のデータが記録される。
【0063】よって、記録密度が一定であることは、デ
ータ再生時の読み取りミスを減少させる。本実施例に示
されているセルフクロックの記録方式においては、記録
密度が一定でないとデータ再生が困難になる。
【0064】一般に、磁気記録媒体にデータを記録する
時、記録媒体の移動速度が一定であることが重要であ
る。しかし、カメラにおいてフィルムの移動速度を一定
にすることは、技術的課題が多くむずかしい。しかし本
発明のカメラの構成を用いることにより、フィルム移動
速度が一定でなくてもデータの記録が可能になる。また
本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく、
他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や応用
が可能であることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、フ
ィルムの移動速度の変化に影響されず、記録密度を一定
に記録することができるカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるカメラの全体の概略的な
構成を示す図である。
【図2】図2(a)は、図1に示したカメラのフィルム
給送機構を後方より透視した斜視図であり、図2(b)
は、フィルムパトローネの構成を示す図である。
【図3】図3は、本発明のカメラのメインルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図4】図4は、文字コード(例えばASCIIコー
ド)表によって変換されたデータを示す図である。
【図5】図5は、本発明のカメラのサブルーチン“巻上
げ”の動作の前半部分を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明のカメラのサブルーチン“巻上
げ”の動作の後半部分を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明のカメラの割り込みルーチン
“PIINT”の動作について示すフローチャートであ
る。
【図8】図8は、本発明のカメラの基準クロック及び信
号“0”、“1”の区間を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】図9は、フィルム上の露光部のエッジと磁気ヘ
ッドの位置関係を示す図である。
【図10】図10は、サブルーチン“巻上げ”と割り込
みルーチン“PIINT”のタイムチャートある。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ(マイコン)、2…測光回
路、3…測距回路、4…シャッタ制御機構、5…焦点調
節機構、6…表示回路、7…記憶回路、8…レリーズス
イッチ(REL SW)、9…リワインドスイッチ(R
EW SW)、10…裏蓋検知スイッチ(BK S
W)、11…パワースイッチ(PW SW)、12,4
4,46…フィルムパトローネ(パトローネ)、13…
フィルム、13a…磁気トラック、14…磁気ヘッド、
15…インバータ、16,55…ホトリフレクタ(P
R)、17,22…信号処理回路、18…DXコード読
み取り回路、19…駆動回路、20…フィルム給送機
構、21,66…ホトインターラプタ(PI)、23…
バッファ、24…ソレノイド、31…フィルム巻上げ・
巻戻しモータ(M1)、32,49…ピニオンギヤ、3
3,50…太陽ギヤ、34,51…遊星ギヤ、35,5
2…ギヤアーム、36…巻取スプール、37…スプール
ギヤ、38…係止爪、39…アイドルギヤ、40,4
1,42…ギア、43…カプラーギヤ、、45…カプラ
ー、47…給送スプール、48…フィルム送出しモータ
(M2)、53,60,63,64…バネ、54…開口
部、56a…パーフォレーション、57…磁気ヘッド、
58…基板、59…支軸、61…ソレノイド、62…ロ
ーラー部材、65…スリット付円板、Q1,Q2,Q3
…トランジスタ。
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】従って、これを再生しようとすると、記録
密度にムラがある記録領域のデータが再生できない。ま
た再生時は、撮影時と同様な移動速度で再生しなければ
ならない。また、このムラの発生を防ぐために、磁気記
憶部の記憶する領域からフィルム移動速度の加減速する
領域を除いて、一定速度で移動する領域のみとすると、
記憶容量が少なくなってしまう。そこで本発明は、フィ
ルムの移動速度の変化に影響されず、記録密度を一定に
記録することができるカメラを提供することを目的とす
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この磁気ヘッド14によるデータの記録動
作は、トランジスタQ1が“オン”ならば可能である。
前記トランジスタQ1の駆動制御は、マイコン1の出力
ポートP_DTENにより行なわれる。また記録される
データは、出力ポートP_DTからシリアルデータに変
換されて出力される。前記出力ポートP_DTが“Lo
w”ならば、トランジスタQ2が“オン”して、磁気ヘ
ッド14に電流が流れ、磁性体を所定の方向へ磁化す
る。出力ポートP_DTが“Hi”ならば、インバータ
15によりトランジスタQ3が“オン”され、磁性体の
磁化の向きが反転される。従って、前記フィルム13を
移動させながら、出力ポートP_DTへデータを出力す
ることで、磁気トラック13a上にデータが記録され
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そして前記記録の際に、フィルム13の移
動量は、ホトリフレクタ(PR)16によりフィルム1
3のパーフォレーションの移動として検出され、その検
出信号が信号処理回路17を介して、マイコン1の入力
ポートP_PRに入力される。 そしてDXコード読み
取り回路18は、フィルム13のコマ数とフィルム感度
が読み取られ、フィルムの巻上げ、巻戻し等の制御は、
駆動回路19を介して後述するフィルム給送機構20に
連結したモータにより行なわれる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】前記磁気ヘッド14をフィルム13に圧接
させるために設けられた後述するローラ部材にホトイン
ターラプタ(PI)21が連結される。このホトインタ
ーラプタ21は、フィルム13の移動に応じた信号を検
出し、信号処理回路22でパルス信号に変換され、前記
マイコン1の入力ポートP_PIへ出力される。そして
入力ポートP_PIに入力されるパルス信号に同期して
前記マイコン1は、データを磁気トラック13aへ記録
する。また、バッファ23により駆動されるソレノイド
24は、磁気ヘッド14をローラ部材から離す時に使用
される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この割り込み処理は、前記マイコン1の有
する割り込み機能を利用したものであり、フィルムの巻
上げ動作とデータの記録動作の2つを同時に実行するこ
とができ、データ記録に必要な回路の規模を小さくする
ことができる。よって、データ記録回路のためにカメラ
の製造コストが大幅に上昇することを防止する。また、
前記割り込み処理については、図に示すフローチャー
トを参照して後述する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】まず、2進化データを磁気トラック13a
へ記録する際に必要な後述する3つのパラメータをE2
PROMから読み出し、レジスタRT1,RT0,RT
にそれぞれセットする(ステップS21,S22,S
23)。次に3つのパラメータについて、図8のタイミ
ングチャートに基づいて説明する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】すなわち、1ビットのデータの長さを決定
する基準クロック(本実施例では、ホトインターラプタ
PIの出力が使用される)の数が、レジスタRTにセ
ットされる。よって、区間Tは、レジスタRTと基準ク
ロックの周波数で定まる。この2進化データの“1”と
“0”は区間T1と区間T0の差により判別できる。前
記区間T1と区間T0を決定する基準クロックの数は、
レジスタRT1とレジスタRT0にそれぞれセットされ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、図8のタイミングチャートに対応す
るパラメータは以下のようになる。前記レジスタRT
には07[HEX]が、前記レジスタRT1には05
[HEX]が、前記レジスタRT0には02[HEX]
が、それぞれセットされる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】ここで、前記レジスタRTにセットでき
る最小値は、03[HEX]である。この値より小さい
と“1”と“0”を判別できるように、レジスタRT0
とレジスタRT1へ数値をセットすることは不可能にな
る。前記レジスタRTにセットできる最大値は、クロ
ック数(フィルム1コマに対してPIが出力するクロッ
クの数)とデータ量(フィルム1コマに対して記録すべ
きデータのbit数)により定まる。レジスタRT
セットできる最小値〜最大値の範囲でレジスタRT1と
レジスタRT0は任意にセットできる。しかも3つのパ
ラメータはE2PROMに記憶されている。したがって
応用上非常に都合がよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そしてモータ31(M1)を時計方向に回
転させることにより、巻取りスプールがフィルムの巻上
げが開始され(ステップS26)、P_DTENを“L
ow”にセット(ステップS27)することによって、
トランジスタQ1が“オン”され磁気ヘッド57の使用
が可能になる。また、P_DTを“Low”にセットす
る(ステップS28)と、トランジスタQ2が“オン”
する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】次にタイマカウンタの値をクリアし(ステ
ップS29)、タイマカウンタの動作を開始する(ステ
ップS30)。そして、P_PRへ入力されるPRから
のパルス信号をカウントするためのカウンタをクリアす
る(ステップS31)。これにより、パルス信号が入力
する毎に、カウンタはインクリメントされる。そして前
記カウンタの動作を開始する(ステップS32)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】次に、P_PIへPIからのクロック信号
が入力したかどうか判定する(ステップS33)。この
判定でクロック信号が入力した時は(YES)、PIC
Oの値をインクリメントされる(ステップS34)。前
記インクリメントされた後、またはクロック信号が入力
しない時は(NO)、共にPICOとPIXが一致して
いるか判定する(ステップS35)。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】しかし、前記ステップS41の判定で、タ
イマ値がTW以上ならば(YES)、カウンタの値が
“16”に達しているか判定する(ステップS47)。
このカウンタの値が“16”の時は(YES)、1コマ
分のフィルムが巻上げられたことになり、モータM1に
所定時間だけショートブレーキをかける(ステップS4
8)。そしてモータM1を“オフ”した後(ステップS
49)、フィルムカウンタFCOをインクリメントされ
(ステップS50)、そのFCO値がE2 PROMへ記
憶される。そして、P_DTENを“Hi”にセットし
て、磁気ヘッドへの通電を禁止し(ステップS51)、
リターンする。カウンタの値が16でなければ(N
O)、ステップS47とステップS47の処理が繰り返
される。この処理と平行して割り込みルーチンが実行さ
れて磁気トラック56bにデータが記録される。そして
フィルムが終端に達して、巻上げができなくなると、ス
テップS47からステップS48へ移行する。次に図7
のフローチャートを参照して、割り込みルーチン“PI
INT”について説明する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】まず、レジスタBITCOが“0”である
か判定する(ステップS61)。前記BITCOは、区
間T(図8参照)を決定するために使用されるもので、
1bit分のデータの記録動作が終了すると、BITC
Oは“0”になる。“0”でなければS75へ移行す
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】前記BITCOが“0”ならば(YE
S)、レジスタDTCOが“0”であるか判定し(ステ
ップS62)、また“0”でなければ(NO)、ステッ
プS69に移行する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】前記BITCOが“0”ならば(YE
S)、レジスタDTCOが“0”であるか判定し(ステ
ップS62)、また“0”でなければ(NO)、ステッ
プS69に移行する。前記ADendは、データが格納
されているメモリのボトムアドレスである。ステップS
63の判定で、ADRSの値がADend以上ならば
(NO)、すなわち、すべてのデータの記録動作が終了
すると、割り込み動作を禁止する(ステップS64)。
そして以後、PIのクロック信号がマイコン1へ入力し
ても、“PIINT”はコールされなず、P_DT
“Hi”をセットし(ステップS65)、最後のbit
の出力動作が終了する。そして“巻上げ”ルーチンへリ
ターンする。しかし、ステップS63の判定で、ADR
Sの値がADend以下ならば(YES)、ADRSで
指定されるメモリのデータをレジスタDATAへセット
する(ステップS66)。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】前述したように、レジスタRT1には、区
間T1(図8参照)を決定するクロックの数がセットさ
れている。またレジスタRT0には、区間T0を決定す
るクロックの数がセットされている。BITCOへレジ
スタRTの値をセットする(ステップS73)。前記
レジスタRTには、区間T(図8参照)を決定するクロ
ックの数がセットされている。このようにステップS6
9〜ステップS73の処理により、1bit分のデータ
を記録するために必要な準備が終了する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】そして、DTCOをデクリメントし(ステ
ップS74)、TXCOが“0”であるか判定する(ス
テップS75)。この判定で、TXCOが“0”でない
時は(YES)、T1(若しくはT0)区間であり、
_DTは“Hi”にセットされ(ステップS77)、T
XCOをデクリメントする(ステップS78)。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】しかしステップS75の判定で、TXCO
が“0”ならば(NO)、T1(若しくはT0)区間
は、終了したことになり、P_DTを“Low”にセッ
トする(ステップS78)。次にBITCOをデクリメ
ントし(ステップS79)、“巻上げ”ルーチンへリタ
ーンする。次に図10には、サブルーチン“巻上げ”と
割り込みルーチン“PIINT”が実行されている際の
タイムチャートを示し説明する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】まず、モータ31(M1)が“オン”する
と、P_PIにはPIからのクロック信号が入力され
る。前記モータ31の“オン”と同時に、P_DTEN
は、“Low”にセットされ、磁気ヘッド57の通電が
可能になる。前記P_DTの状態に応じて、磁気ヘッド
57には、磁性体が飽和するために十分な電流が流れ
る。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】前記P_DTが“Hi”に設定されること
対して、磁化のNの飽和値(若しくはSの飽和値)が対
応し、“Low”に対して磁化のSの飽和値(若しくは
Nの飽和値)が対応する。*で示された区間は、すでに
説明したようにデータ記録が禁止される区間である。*
*で示された区間は、データ記録が実行されている区間
である。
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 洋二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部を有するフィルムを使用する
    カメラにおいて、 前記フィルムを給送するための給送手段と、 磁気記録のための磁気ヘッドを前記フィルムに圧接する
    ためのローラ部材の回転に連動してパルス信号を出力す
    るパルス出力手段と、 前記パルス信号を少なくとも3つ使用して第1の信号パ
    ターンと第2の信号パターンを前記磁気記録部に記録す
    る記録手段と、 バイナリデータの、“1”に対して前記第1の信号パタ
    ーンを記録し、“0”に対して前記第2の信号パターン
    を記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを
    具備することを特徴とするカメラ。
JP25329792A 1992-09-22 1992-09-22 カメラ Withdrawn JPH06102578A (ja)

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