JPH10300803A - 帯電物の表面電位検出装置および該検出装置を用いた 除電装置 - Google Patents

帯電物の表面電位検出装置および該検出装置を用いた 除電装置

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JPH10300803A
JPH10300803A JP14447797A JP14447797A JPH10300803A JP H10300803 A JPH10300803 A JP H10300803A JP 14447797 A JP14447797 A JP 14447797A JP 14447797 A JP14447797 A JP 14447797A JP H10300803 A JPH10300803 A JP H10300803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電物の表面電位検出範囲を拡大したセンサ
を得ること。 【解決手段】 センサ2に高圧電源5からの高電圧が供
給された状態で、対向配置された帯電物1からの表面電
位の大きさに比例した電気力線に相当する出力信号が得
られ、出力信号は増幅器3を介して制御回路4に入力さ
れ帯電物の表面電位の値が求められる。高圧電源5の出
力電圧は電圧検知回路6で検出され、電源電圧の範囲外
になると制御回路からの信号により切り替え回路7が動
作して高圧電源の電圧がセンサに印加されないようにす
る。この状態でセンサから得られた出力信号を帯電物の
表面電位の値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電物の表面電位
の検出範囲を拡張するとともに安全性を高めた表面電位
検出装置と、該表面電位検出装置を用いた除電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶製造ライン等において、対象物体が
帯電しているとほこり等が付着して製品が不良品となる
ことがあり、また、コンベア等により物体を搬送してい
る場合には、小さい対象物体が帯電することにより製品
同士が吸引されて接触してしまい、生産ラインが停止し
てしまうことがある。このため、静電気の発生を抑制す
る必要がある個所には、限られたスペースに多数の除電
装置が配置される場合がある。
【0003】静電気は対象物体に蓄積されている正また
は負の電荷により生ずるものであり、静電気に起因する
対象物体の帯電電位は、大地を基準電位として、対象物
体の表面電位を測定することにより決定されている。除
電の原理は、このような対象物体に蓄積されている電荷
を大地に流し込むか、または蓄積されている電荷とは反
対の極性のイオンを吹き付けて帯電電位を中和すること
により、対象物体に蓄積されている電荷をゼロに近づけ
るものである。
【0004】上記した除電の原理を応用して、従来除電
装置として、電極針に直流高電圧または交流高電圧を印
加して電極針からプラス、マイナスのイオンを発生させ
て、このイオンを対象物体に吹き付けるようにしたもの
が知られている。図17は、直流型の除電装置の一例を
示す回路図である。図において、21は直流または交流
の電源部、22は接続線、23は電源制御回路、24は
正の高電圧発生回路、25は負の高電圧発生回路、26
は正の電極針、27は負の電極針、28はファンであ
る。
【0005】正の高電圧発生回路24、負の高電圧発生
回路25には例えばコンデンサとダイオードからなる倍
電圧整流回路が用いられて小型化が図られている。正負
の高電圧発生回路24、25には、電極針26、27を
取り付けることに代えて細線等の長尺状物や突起部を有
する部材等の電極手段を取り付けてイオン発生部とする
こともできる。
【0006】電極針は対象物体からある距離をおいて配
置されているが、プラス、マイナスのイオンの反発力に
よりイオンが飛ばされて対象物体に付着する。この反発
力が弱くてそのままでは電極針から発生したイオンが対
象物体には付着しにくい場合には、図示のように電極針
から発生したイオンを対象物体に吹き付けるためにファ
ン28が設けられていることがある。電極針26、27
から発生するプラス、マイナスのイオンは、前記したフ
ァン28により対象物体に吹き付けられ、帯電電位を中
和する。
【0007】図18は、直流型の除電装置の別の例を示
す回路図である。この例では、帯電物29に接近した位
置にセンサ30を設置する構成としている。帯電物29
の帯電極性と帯電電圧の大きさをセンサ30により検出
し、検出信号は表示装置31を介してA/D変換器32
に供給する。センサ30の検出信号により帯電物29の
帯電の状態を表示装置31に表示するので、作業者は帯
電物29の帯電の状態を確認できる。
【0008】図19は、図18に示されたようなセンサ
を用いて帯電物の帯電状態を検出する従来例の構成の回
路図である。図において1は帯電物、2はセンサ、3は
増幅器である。センサ2は、帯電物1とセンサ2間に生
成されている電気力線Efの本数(電界の強さ)を測定
することにより、帯電物1の表面電位を非接触で測定し
ている。この測定値は帯電物1の帯電の極性とその大き
さを表している。
【0009】図20は、センサを用いて帯電物の帯電状
態を検出する従来例の別の構成の回路図である。図にお
いて、1は帯電物、2はセンサ、3は増幅器、Iは積分
器、5は高圧電源、VRは分圧器である。センサ2は、
前記のように帯電物1とセンサ2間に生成されている電
気力線Efの本数(電界の強さ)を測定するものである
が、この電気力線Efは帯電物1とセンサ2との両物体
間の電位差により発生する。
【0010】図20の例では、このような電気力線の性
質を利用している。すなわち、センサ2の検出信号を増
幅器3、積分器Iを介して高圧電源5に入力し、高圧電
源5からはセンサ2の検出信号がゼロとなるような出力
電圧をセンサ2に供給するフィードバック制御を行って
いる。センサ2の検出信号がゼロとなるのは、帯電物1
の電位とセンサ2の電位が等しい場合であるから、この
ときのセンサ2への供給電圧の値が帯電物1の帯電電位
に相当する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】帯電物1とセンサ2間
の電気力線Efの本数は、図21の説明図に示すように
両者間の距離に依存して変化する。同図(a),
(b),(c)のように、センサ2の位置を帯電物1か
ら離していくにしたがって、センサ2で検出される信号
の値は小さくなる。
【0012】図22は、帯電物1とセンサ2間の距離に
対するセンサ2の出力信号との関係を示す特性図であ
る。図に示すように、センサ2で得られる出力信号(帯
電物1の表面電位)は、帯電物1とセンサ2間の距離に
応じて変動するので、図19で説明したような従来例の
構成では測定精度が悪くなるという問題があった。
【0013】また、図20で説明した従来例において
は、センサ2に高圧電源5の出力電圧を供給しているの
で、センサ2の測定範囲は、高圧電源5の電源電圧の範
囲内に制限され、広範囲の測定レンジを得ようとすると
高圧電源5が大型化してしまいコストが高くなり、しか
も、高電圧をセンサ2に供給することになるので作業者
が感電する危険性があるという問題があった。
【0014】更に、帯電物の表面電位をセンサにより測
定して、この測定結果に基づいて高電圧発生手段を制御
しイオン量を中和することにより帯電物を除電する除電
装置においては、センサに上記のような問題があるため
に精度良くかつ安全に帯電物の除電ができないという問
題があった。
【0015】本発明はこのような問題に鑑みて、帯電物
の表面電位の測定精度を向上させ、検出範囲を拡張する
とともに安全性を高めた表面電位検出装置の提供を目的
とするものである。
【0016】また、帯電物の表面電位をセンサにより測
定して、この測定結果に基づいて高電圧発生手段を制御
しイオン量を中和することにより精度良くかつ安全に帯
電物の除電を行える除電装置の提供を目的とするもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題は、帯電物の表
面電位検出装置を、帯電物と対向配置されて帯電物の表
面電位を検出するセンサと、センサに高電圧を供給する
高圧電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサからの
出力信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段か
らの出力信号が入力される制御装置と、高圧電源からセ
ンサに供給される高電圧を遮断する手段とを有し、該制
御装置は、高圧電源の電源電圧の範囲内ではセンサで得
られた出力信号の電圧値と高圧電源からセンサに供給さ
れる電圧値とを等しくするような指令信号を高圧電源に
出力し、これらの両電圧値が等しいときのセンサへの供
給電圧値から帯電物の表面電位を求めるとともに、セン
サに供給された電圧値が高圧電源の電源電圧の範囲外で
あるときには前記遮断手段に指令信号を出力してセンサ
への高電圧の供給を遮断して、センサの出力信号から帯
電物の表面電位を求める構成とすることによって達成さ
れる。
【0018】また、帯電物の表面電位検出装置を、帯電
物と対向配置されて帯電物の表面電位を検出するセンサ
と、センサに高電圧を供給する高圧電源と、センサとは
電気的に絶縁されセンサからの出力信号が入力される信
号伝達手段と、信号伝達手段からの出力信号が入力され
る制御装置とを有し、該制御装置は高圧電源の電源電圧
の範囲内でセンサに供給される電圧値を予め設定された
回数で複数回指令するとともに、センサに供給された各
電圧値におけるセンサの出力信号の値を記憶して、記憶
されたセンサの出力信号の値から帯電物の表面電位の値
を演算する構成とすることによって達成される。
【0019】また、帯電物の表面電位検出装置を、帯電
物と対向配置されて帯電物の表面電位を検出するセンサ
と、センサの帯電物との対向面に設けられ帯電物から放
射される電気力線を通過させてセンサに導入するための
間隙を形成した絶縁シートと、前記間隙が設けられ絶縁
シートに取り付けられる金属板と、センサと金属板間に
接続される抵抗値の大きな抵抗と、センサに高電圧を供
給する高圧電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサ
からの出力信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達
手段からの出力信号が入力されるとともに、高圧電源か
らセンサに供給される電圧値の指令信号を高圧電源に出
力する制御装置と、から構成することによって達成され
る。
【0020】更に、除電装置を、電源電圧を所定の電圧
に昇圧する高電圧発生手段と、高電圧発生手段の出力電
圧が供給されて先端部からプラスとマイナスのイオンを
発生する電極手段と、帯電物の表面電位検出装置とを具
備し、該帯電物の表面電位検出装置は、帯電物と対向配
置されて帯電物の表面電位を検出するセンサと、センサ
に高電圧を供給する高圧電源と、センサとは電気的に絶
縁されセンサからの出力信号が入力される信号伝達手段
と、信号伝達手段からの出力信号が入力される制御装置
と、高圧電源からセンサに供給される高電圧を遮断する
手段とを有し、該制御装置は、高圧電源の電源電圧の範
囲内ではセンサで得られた出力信号の電圧値と高圧電源
からセンサに供給される電圧値とが等しくするような指
令信号を高圧電源に出力し、これらの両電圧値が等しい
ときのセンサへの供給電圧値から帯電物の表面電位を求
めるとともに、センサに供給された電圧値が高圧電源の
電源電圧の範囲外であるときには前記遮断手段に指令信
号を出力してセンサへの高電圧の供給を遮断して、セン
サの出力信号から帯電物の表面電位を求める構成とする
ことによって達成される。
【0021】更に、除電装置を、電源電圧を所定の電圧
に昇圧する高電圧発生手段と、高電圧発生手段の出力電
圧が供給されて先端部からプラスとマイナスのイオンを
発生する電極手段と、帯電物の表面電位検出装置とを具
備し、該帯電物の表面電位検出装置は、帯電物と対向配
置されて帯電物の表面電位を検出するセンサと、センサ
に高電圧を供給する高圧電源と、センサとは電気的に絶
縁されセンサからの出力信号が入力される信号伝達手段
と、信号伝達手段からの出力信号が入力される制御装置
とを有し、該制御装置は高圧電源の電源電圧の範囲内で
センサに供給される電圧値を予め設定された回数で複数
回指令するとともに、センサに供給された各電圧値にお
けるセンサの出力信号の値を記憶して、記憶されたセン
サの出力信号の値から帯電物の表面電位の値を演算する
構成とすることによって達成される。
【0022】更に、除電装置を、電源電圧を所定の電圧
に昇圧する高電圧発生手段と、高電圧発生手段の出力電
圧が供給されて先端部からプラスとマイナスのイオンを
発生する電極手段と、帯電物の表面電位検出装置とを具
備し、該帯電物の表面電位検出装置は、帯電物と対向配
置されて帯電物の表面電位を検出するセンサと、センサ
の帯電物との対向面に設けられ帯電物から放射される電
気力線を通過させてセンサに導入するための間隙を形成
した絶縁シートと、前記間隙が設けられ絶縁シートに取
り付けられる金属板と、センサと金属板間に接続される
抵抗値の大きな抵抗と、センサに高電圧を供給する高圧
電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサからの出力
信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段からの
出力信号が入力されるとともに、高圧電源からセンサに
供給される電圧値の指令信号を高圧電源に出力する制御
装置と、で構成することによって達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の帯電物の表面電位検出装置
の概略の構成を説明する基本的な回路図である。図にお
いて、1は帯電物、2はセンサ、3は増幅器、4は制御
回路、5は高圧電源、6は電圧検出回路、7は切り替え
回路である。本発明においては、センサ2による帯電物
1の表面電位の測定を、センサ2に高圧電源5の出力電
圧を供給した状態で行う場合と、センサ2に高圧電源5
の出力電圧を供給しない状態で行う場合とを併用するこ
とを基本的な構成としている。
【0024】図1の例では、高圧電源5の出力電圧は、
電源電圧の範囲内であれば切り替え回路7を介してセン
サ2に供給される。このときのセンサ2の出力信号を制
御回路に入力しているが、電圧検出回路6により検出さ
れる高圧電源5の出力電圧が電源電圧の範囲外となれ
ば、制御回路4からの信号により切り替え回路7を遮断
して、このときのセンサ2の出力信号を制御回路4に入
力している。
【0025】図2(a)は、センサ2に供給される高圧
電源5の電圧Vsとセンサ2から得られる出力電圧Vo
utとの関係を示す特性図である。図に示すように、セ
ンサ2に供給される電圧Vsを増加させるにしたがっ
て、帯電物1とセンサ2間の電位差は小さくなるので、
センサ2から得られる出力電圧Voutは低下する。こ
の出力電圧Voutがゼロとなるときの印加電圧Vsの
値は、帯電物の表面電位Vtに相当する。
【0026】図2(b)は図2(a)の特性で説明した
本発明のセンサによる測定原理を説明する説明図であ
る。帯電物の表面電位をVtとすると、センサ2に供給
される電圧との間に差がある場合には、センサ2の出力
電圧はその差の電圧に相当するが、両者の電圧に差がな
い場合にはセンサ2の出力電圧はゼロとなる。すなわ
ち、このときのセンサ2への供給電圧が帯電物1の表面
電位Vtに相当することになる。
【0027】図3は、図1に示した本発明の実施の形態
に係る帯電物の表面電位検出装置の具体的な回路図であ
る。図において、2はセンサ、3は増幅器、5は高圧電
源、8はA/D変換器、9は比較器、10はフォトカプ
ラ、11は中央処理装置(CPU),12はD/A変換
器である。破線内に配置されているセンサ2、増幅器
3、A/D変換器8、比較器9は、高圧電源5の出力電
圧が供給される測定器の高圧部Aを形成している。
【0028】図3の例では、高圧部Aには高圧電源5か
ら出力される高電圧が供給されているので、危険防止の
観点から高圧部AとCPU11とは電気的に絶縁してフ
ォトカプラ10を介して非接触で信号を伝達する構成と
している。センサ2の出力電圧はアナログの信号である
が、高圧部AにA/D変換器8を設けてデジタル値に変
換することにより信号処理を簡単に行えるようにしてい
る。A/D変換器8を設けずに増幅器3よりアナログ値
の信号Bとして取り出す構成としても良い。
【0029】図4は、図3の構成において帯電物の表面
電位を検出する手順を示すフローチャートである。次に
この検出手順について説明する。 (1)CPU11より高圧部Aの電位が0Vとなるよう
な指令信号をD/A変換器12に出力する(ステップS
1)。 (2)センサ2からの出力電圧Voutの値が0よりも
小さいかどうかを判断する(ステップS2)。
【0030】(3)ステップS2の判断結果がNOであ
ればセンサ2からの出力電圧Voutの値が正の場合で
あるから、帯電物1を基準とした場合に帯電物1よりも
高圧部Aの電位が低いことになり、高圧部Aに供給する
電圧を上昇させて両者間の電位をゼロに近ずけるように
高圧電源の出力電圧を制御する(ステップS3)。 (4)ステップS2の判断結果がYESであればセンサ
2からの出力電圧Voutの値が負の場合であるから、
帯電物1を基準とした場合に帯電物1よりも高圧部Aの
電位が高いことになり、高圧部Aに供給する電圧を下降
させて両者間の電位をゼロに近づけるように高圧電源の
出力電圧を制御する(ステップS4)。
【0031】(5)高圧部Aに高圧電源5から供給され
ている電圧VAが、高圧電源5の電源電圧の下限値−V
Hと上限値+VHの範囲内であるかどうかを判断する
(ステップS5)。 (6)ステップS5の判断がYESであれば、高圧部A
に供給されている電圧はまだ高圧電源5の電源電圧の範
囲内であるから、CPU11はD/A変換器12に次の
指令信号を出力する(ステップS6)。以下、ステップ
S2〜ステップS6のループ処理を繰り返す。
【0032】(7)ステップS5の判断がNOであれ
ば、高圧部Aに供給されている電圧は高圧電源5の電源
電圧の範囲外となるので、ループ処理を抜けて高圧部A
には高圧電源5からの電圧を供給せずに、この状態でセ
ンサの出力信号Voutを読み取る。
【0033】以上の例は、図3の構成において高圧部A
のA/D変換器8からフォトカプラ10を介して出力さ
れるデジタル信号をCPU11で処理するものである
が、高圧部A内で一部の処理を行う構成とすることもで
きる。この場合には、比較器9においてセンサ2の出力
信号の大きさについて図4のステップS2の判断を行
い、判断結果の信号をフォトカプラ10を介してCPU
11に送り、CPU11は高圧電源5の高圧部Aに対す
る供給電圧の指令信号をD/A変換器12に出力する構
成とすることも可能である。
【0034】図5、6は、図3の回路図と図4のフロー
チャートで説明した、本発明の帯電物1の表面電位検出
センサの動作特性を示す特性図である。図5は、帯電物
1の表面電位Vtが高圧電源5の電源電圧の範囲内であ
るとき(−VH<Vt<+VH)の特性である。図に示
されているようにセンサ2に供給される電圧は、図4の
フローチャートで説明したような高圧電源5に対するフ
ィードバック制御により次第に一定値Vsに収斂し、V
t=Vsのときにセンサ2の出力電圧Voutがゼロと
なるので、この状態でセンサ2に供給されている高圧電
源5の出力電圧Vsの値から帯電物1の表面電位Vtが
検出できる。
【0035】図6は、帯電物1の表面電位Vtが高圧電
源5の電源電圧の範囲よりも小さいかまたは大きい場合
(Vt<−VH,Vt>+VH)の特性である。図に示
されているのは、Vt>+VHの場合であるがセンサ2
に供給される電圧は次第に上昇していき、+VHの値で
一定となりこれ以上は大きくされない。このときにセン
サ2に供給される電圧は遮断され、この状態でセンサ2
の出力電圧Voutを読み取り、帯電物1の表面電位V
tを検出する。
【0036】このように、図3に具体的な回路図を示し
た本発明の実施の態様によれば、従来、帯電物の表面電
位の値が高圧電源の電源電圧の範囲外であれば、電源電
圧の範囲が異なる高圧電源を別個に用意しないと測定で
きなかったという問題が解消される。
【0037】図7は、本発明の別の実施の態様における
回路図である。図3と同じ図示番号については説明を省
略するが、この例では、予め高電圧部Aに供給する高圧
電源5の出力電圧を数点設定しておき、各供給電圧にお
いてセンサ2で検出された信号に相当する出力電圧をC
PU11に記憶させる。帯電物1の表面電位は、CPU
11に記憶されているセンサ2の検出信号に基づいて演
算で求める。
【0038】図8は、図7に示した回路図の構成により
帯電物の表面電位を検出する手順のフローチャートであ
る。次にこのフローチャートについて説明する。 (1)CPU11よりの指令信号をD/A変換器12に
出力する(ステップS11)。高圧電源5は、この指令
信号に基づいて所定の電圧VAを高圧部Aに供給する。 (2)センサ2からの出力電圧Voutを増幅器3を介
してA/D変換器8に入力する(ステップS12)。
【0039】(3)A/D変換器8からの信号をフォト
カプラ10を介してCPU11に入力し、この値を記憶
させる(ステップS13)。 (4)CPU11より高圧部Aに供給する次の電圧指令
信号をD/A変換器12に出力する(ステップS1
4)。高圧電源5は、この指令信号に基づいて所定の電
圧VAを高圧部Aに供給する。
【0040】(5)センサ2により予め設定した回数の
測定が行われたかどうかを判断する(ステップS1
5)。判断結果がNOであれば、ステップS12〜ステ
ップS15のループ処理を繰り返す。 (6)このときの判断結果がYESであれば、高圧部A
に供給された設定回数分の電圧VAと各VAに対するセ
ンサ2の出力電圧Voutとの関係から、演算により帯
電物の表面電位Vtを求める(ステップS16)。
【0041】図9は、図8のフローチャートで説明した
帯電物の表面電位を演算により検出する場合の特性図で
ある。図に示すように、高圧部Aに供給される高圧電源
5の出力電圧VAの値が電源電圧の範囲内(−VH<V
A<+VH)において、センサ2の検出信号に基づく出
力電圧Voutを数点プロットしておく。次に、各プロ
ット点を結ぶ直線の方程式を例えば最小自乗法により求
める。この直線を延長してVAの軸と交差する点はセン
サの出力電圧Voutがゼロの点、即ち、帯電物の表面
電位Vtと高圧部Aの供給電圧VAとが等しい値となる
から、この交差する点で帯電物の表面電位Vtを求める
ことができる。
【0042】帯電物1とセンサ2間の電気力線(電束密
度)Efの本数は、電界の大きさに比例するから、帯電
物1の表面電位Vtを基準にすると高圧部Aに供給され
る電圧、すなわちセンサ2に供給される電圧VAを変化
させた場合には、図9のVAとVoutとの関係を示す
特性は必ず直線で表されることになる。このため、本発
明のこのような構成によれば、帯電物1に対するセンサ
2の設置の位置が変わり、両者間の距離が変動しても、
図9の特性は直線の傾きが変わるだけであり帯電物1の
表面電位Vtは的確に検出できる。
【0043】図10は、センサ2に高電圧を印加するこ
とにより、作業者に対する感電の危険が発生することを
防止する手段を講じた帯電物の表面電位検出装置の例の
説明図である。図において、13は絶縁シート、14は
金属板、R1はセンサ2と金属板14間に接続される抵
抗である。帯電物から放射される電気力線は金属板1
4、14間及び絶縁シート13、13間に形成されてい
る間隙部Pを通して導入されてセンサ2で検出される。
このような危険防止手段の作用について図11の回路図
により説明する。
【0044】図11において、RHは人体の抵抗であ
る。高圧電源からの出力電圧でセンサ2に供給されてい
る電圧をVsとして、このときにセンサ2に触れると人
体に加わる電圧Vrは、Vr={RH/(R1+R
H)}Vs、で表される。センサ2と金属板14間に接
続される抵抗R1の値を大きくすることにより、人体に
加わる電圧Vrを感電の危険のない微小な値に減少させ
ることができる。
【0045】図12は、金属板14の帯電物1に対する
対向面の大きさを拡張した構成の説明図である。3はセ
ンサ2の検出信号を増幅する増幅器である。このように
金属板14の帯電物1に対する対向面の大きさを拡張し
た構成とすることにより、帯電物1とセンサ2間に生成
される電気力線の分布は均一となり、帯電物1の表面電
位の検出が精度よく行える。
【0046】図10、図12に示されたような、電気力
線を通過させる間隙を形成した絶縁シートと金属板とを
センサに取り付け、センサと金属板とを抵抗値の大きな
抵抗で接続した構成は、図3、図7で説明した構成のセ
ンサからの出力信号により帯電物の表面電位を検出する
本発明の帯電物の表面電位検出装置に適用される。
【0047】図13は、本発明による帯電物の表面電位
を検出するセンサの具体的な構成の説明図である。図に
おいて、aは基体、bは取付部、cは測定窓、dは回転
部である。帯電物からの電気力線は、センサの測定窓c
から入力されて出力電圧が形成される。この例において
は、取付部bを回転させることにより測定窓cの位置が
変わる。このため、帯電物が配置されている位置に合わ
せて基体aは固定したままで測定窓cの位置を変えるこ
とにより、帯電物の表面電位を検出できるのでセンサの
使い勝手が良くなる。
【0048】図14は、本発明による帯電物の表面電位
を検出するセンサの別の構成の説明図である。この例で
は、図14(a)がセンサの基本的な測定位置である
が、帯電物の位置に応じて基体aの位置は固定したまま
測定窓cの位置を変えることができる。例えば、図14
(b)のようにして取付部bを矢印P方向に引出し、次
に矢印Q方向に取付部bを90度回転して基体aに取り
付けると、図14(c)に示すように測定窓cの位置は
基体aの表面側に位置するようになる。
【0049】図15は、本発明による帯電物の表面電位
を検出するセンサの更に別の構成の説明図である。図1
5(a)が基本的なセンサの配置位置で、図15(b)
はその矢視X方向の正面図である。図15(c)は、回
転部dで取付部bを上側に折り曲げて測定窓の位置を上
側とした状態の説明図である。また、この例では、図1
5(d)の破線に示す様にして取付部bを下側に折り曲
げるようにして測定窓cの配置位置を下側に変更するこ
ともできる。
【0050】図16は、本発明による帯電物の表面電位
を検出するセンサの更に別の構成の説明図である。この
例では図16(a)のセンサの基本的な配置位置から、
回転部dにより取付部bを矢印T方向に水平に回転させ
ることにより、図16(b)のように帯電物に対する測
定窓cの配置位置を基体aの側面側に変えることができ
る。
【0051】以上の例は、直流の高電圧を用いた除電装
置に帯電物の表面電位検出装置を適用した例の説明であ
るが、本発明は交流の高電圧を用いた除電装置にも適用
できる。図23は、交流の高電圧を用いた除電装置の例
を説明する回路図である。図において、41は交流電
源、42は昇圧トランス、43は電極針、fはファンで
ある。昇圧トランス42の出力側からは、電源電圧を所
定の電圧に昇圧した高電圧の交流が得られ、電極針の先
端部からは、プラス、マイナスのイオンが交互に出力さ
れる。
【0052】この場合にも、電極針43を取り付けるこ
とに代えて細線等の長尺状物や突起部を有する部材等の
電極手段を取り付けてイオン発生部とすることもでき
る。また、ファンも必要に応じて取り付けられるもので
ある。
【0053】このような交流型の除電装置においても、
帯電物に近接して配置される帯電物の表面電位検出装置
は、これまで説明してきた直流型の除電装置に適用され
るものと同様の構成のものが適用できる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の帯電物の表面電
位検出装置は、センサによる帯電物の表面電位の測定
を、高圧電源の電源電圧の範囲内ではセンサに高圧電源
の出力電圧を供給した状態で行い、高圧電源の電源電圧
の範囲外ではセンサに高圧電源の出力電圧を供給しない
状態で行う構成としているので、広範囲の帯電物の表面
電位の検出ができる。
【0055】また、本発明の帯電物の表面電位検出装置
は、高圧電源の電源電圧の範囲内でセンサに供給される
電圧値を予め設定された回数で複数回供給し、センサに
供給された各電圧値におけるセンサの出力信号の値を記
憶して、記憶されたセンサの出力信号の値から帯電物の
表面電位の値を演算する構成としているので、帯電物と
センサ設置位置との距離に拘りなく精度良く帯電物の表
面電位の検出ができる。
【0056】また、本発明の帯電物の表面電位検出装置
は、センサに絶縁シートを介して金属板を取り付け、セ
ンサと金属板とを抵抗値の大きな抵抗で接続しているの
で、作業者がセンサに触れても感電の心配がなく安全に
帯電物の表面電位の検出ができる。
【0057】また、本発明の除電装置は、上記の各特徴
を有する帯電物の表面電位検出装置を用いた構成として
いるので、帯電物の除電を精度良くまた安全に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における基本的な構成を示
す回路図である。
【図2】(a)本発明の実施の形態における帯電物の表
面電位を測定する原理を説明する特性図である。 (b)本発明の実施の形態における帯電物の表面電位を
測定する原理を説明する説明図である。
【図3】本発明に係る実施の形態の回路図である。
【図4】本発明に係る実施の形態における処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】本発明に係る実施の形態における特性を示す特
性図である。
【図6】本発明に係る実施の形態における特性を示す特
性図である。
【図7】本発明に係る別の実施の形態の回路図である。
【図8】本発明に係る別の実施の形態における処理手順
を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る別の実施の形態における特性を示
す特性図である。
【図10】本発明に係るセンサの構成の説明図である。
【図11】本発明に係るセンサの別の構成の説明図であ
る。
【図12】本発明に係るセンサの別の構成の説明図であ
る。
【図13】本発明に適用されるセンサの構成の説明図で
ある。
【図14】(a),(b),(c) 本発明に適用され
るセンサの構成の説明図である。
【図15】(a),(b),(c)、(d) 本発明に
適用されるセンサの構成の説明図である。
【図16】(a),(b) 本発明に適用されるセンサ
の構成の説明図である。
【図17】直流型の除電装置の回路図である。
【図18】本発明が適用される直流型の除電装置の回路
図である。
【図19】従来例の説明図である。
【図20】従来例の回路図である。
【図21】(a),(b),(c) 帯電物とセンサ間
の電気力線の分布の説明図である。
【図22】帯電物とセンサ間の距離に対するセンサ出力
の関係を示す特性図である。
【図23】本発明が適用される交流型の除電装置の回路
図である。
【符号の説明】
1 帯電物 2 センサ 3 増幅器 4 制御回路 5 高圧電源 6 電圧検出回路 7 切り替え回路 8 A/D変換器 9 比較器 10 フォトカプラ 11 CPU 12 D/A変換器 13 絶縁シート 14 金属板 Ef 電気力線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電物と対向配置されて帯電物の表面電
    位を検出するセンサと、センサに高電圧を供給する高圧
    電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサからの出力
    信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段からの
    出力信号が入力される制御装置と、高圧電源からセンサ
    に供給される高電圧を遮断する手段とを有し、該制御装
    置は、高圧電源の電源電圧の範囲内ではセンサで得られ
    た出力信号の電圧値と高圧電源からセンサに供給される
    電圧値とを等しくするような指令信号を高圧電源に出力
    し、これらの両電圧値が等しいときのセンサへの供給電
    圧値から帯電物の表面電位を求めるとともに、センサに
    供給された電圧値が高圧電源の電源電圧の範囲外である
    ときには前記遮断手段に指令信号を出力してセンサへの
    高電圧の供給を遮断して、センサの出力信号から帯電物
    の表面電位を求める構成としたことを特徴とする帯電物
    の表面電位検出装置。
  2. 【請求項2】 帯電物と対向配置されて帯電物の表面電
    位を検出するセンサと、センサに高電圧を供給する高圧
    電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサからの出力
    信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段からの
    出力信号が入力される制御装置とを有し、該制御装置は
    高圧電源の電源電圧の範囲内でセンサに供給される電圧
    値を予め設定された回数で複数回指令するとともに、セ
    ンサに供給された各電圧値におけるセンサの出力信号の
    値を記憶して、記憶されたセンサの出力信号の値から帯
    電物の表面電位の値を演算する構成としたことを特徴と
    する帯電物の表面電位検出装置。
  3. 【請求項3】 帯電物と対向配置されて帯電物の表面電
    位を検出するセンサと、センサの帯電物との対向面に設
    けられ帯電物から放射される電気力線を通過させてセン
    サに導入するための間隙を形成した絶縁シートと、前記
    間隙が設けられ絶縁シートに取り付けられる金属板と、
    センサと金属板間に接続される抵抗値の大きな抵抗と、
    センサに高電圧を供給する高圧電源と、センサとは電気
    的に絶縁されセンサからの出力信号が入力される信号伝
    達手段と、信号伝達手段からの出力信号が入力されると
    ともに、高圧電源からセンサに供給される電圧値の指令
    信号を高圧電源に出力する制御装置と、から構成された
    ことを特徴とする帯電物の表面電位検出装置。
  4. 【請求項4】 該金属板は、前記帯電物との対向面の面
    積を大きく設定し、帯電物からセンサに放出される電気
    力線の分布が均等になるように構成されたことを特徴と
    する請求項3に記載の帯電物の表面電位検出装置。
  5. 【請求項5】 電源電圧を所定の電圧に昇圧する高電圧
    発生手段と、高電圧発生手段の出力電圧が供給されて先
    端部からプラスとマイナスのイオンを発生する電極手段
    と、帯電物の表面電位検出装置とを具備し、該帯電物の
    表面電位検出装置は、帯電物と対向配置されて帯電物の
    表面電位を検出するセンサと、センサに高電圧を供給す
    る高圧電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサから
    の出力信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段
    からの出力信号が入力される制御装置と、高圧電源から
    センサに供給される高電圧を遮断する手段とを有し、該
    制御装置は、高圧電源の電源電圧の範囲内ではセンサで
    得られた出力信号の電圧値と高圧電源からセンサに供給
    される電圧値とが等しくするような指令信号を高圧電源
    に出力し、これらの両電圧値が等しいときのセンサへの
    供給電圧値から帯電物の表面電位を求めるとともに、セ
    ンサに供給された電圧値が高圧電源の電源電圧の範囲外
    であるときには前記遮断手段に指令信号を出力してセン
    サへの高電圧の供給を遮断して、センサの出力信号から
    帯電物の表面電位を求める構成としたことを特徴とする
    除電装置。
  6. 【請求項6】 電源電圧を所定の電圧に昇圧する高電圧
    発生手段と、高電圧発生手段の出力電圧が供給されて先
    端部からプラスとマイナスのイオンを発生する電極手段
    と、帯電物の表面電位検出装置とを具備し、該帯電物の
    表面電位検出装置は、帯電物と対向配置されて帯電物の
    表面電位を検出するセンサと、センサに高電圧を供給す
    る高圧電源と、センサとは電気的に絶縁されセンサから
    の出力信号が入力される信号伝達手段と、信号伝達手段
    からの出力信号が入力される制御装置とを有し、該制御
    装置は高圧電源の電源電圧の範囲内でセンサに供給され
    る電圧値を予め設定された回数で複数回指令するととも
    に、センサに供給された各電圧値におけるセンサの出力
    信号の値を記憶して、記憶されたセンサの出力信号の値
    から帯電物の表面電位の値を演算する構成としたことを
    特徴とする除電装置。
  7. 【請求項7】 電源電圧を所定の電圧に昇圧する高電圧
    発生手段と、高電圧発生手段の出力電圧が供給されて先
    端部からプラスとマイナスのイオンを発生する電極手段
    と、帯電物の表面電位検出装置とを具備し、該帯電物の
    表面電位検出装置は、帯電物と対向配置されて帯電物の
    表面電位を検出するセンサと、センサの帯電物との対向
    面に設けられ帯電物から放射される電気力線を通過させ
    てセンサに導入するための間隙を形成した絶縁シート
    と、前記間隙が設けられ絶縁シートに取り付けられる金
    属板と、センサと金属板間に接続される抵抗値の大きな
    抵抗と、センサに高電圧を供給する高圧電源と、センサ
    とは電気的に絶縁されセンサからの出力信号が入力され
    る信号伝達手段と、信号伝達手段からの出力信号が入力
    されるとともに、高圧電源からセンサに供給される電圧
    値の指令信号を高圧電源に出力する制御装置と、から構
    成されたことを特徴とする除電装置。
  8. 【請求項8】 該金属板は、前記帯電物との対向面の面
    積を大きく設定し、帯電物からセンサに放出される電気
    力線の分布が均等になるように構成されたことを特徴と
    する請求項7に記載の除電装置。
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