JPH10300475A - 角速度センサ装置 - Google Patents

角速度センサ装置

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JPH10300475A
JPH10300475A JP9111060A JP11106097A JPH10300475A JP H10300475 A JPH10300475 A JP H10300475A JP 9111060 A JP9111060 A JP 9111060A JP 11106097 A JP11106097 A JP 11106097A JP H10300475 A JPH10300475 A JP H10300475A
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Kaneo Yachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】寄生容量を介するクロストーク電圧を相殺し
て、角速度信号のみを高い増幅率で増幅することがで
き、角速度センサの感度を向上させることのできる角速
度センサ装置を提供する。 【解決手段】 センシング部1aと信号処理回路部1b
からなる。センシング部1aの角速度センサ1cの駆動
電極e1、e2からは駆動用配線L1、L2が駆動端子
L1a、L2aまで導出される。一つの検出電極e3か
らは検出用配線パターンL3が検出端子L3aまで導出
される。もう一つの検出電極e4からは、検出用配線パ
ターンL4と補償配線パターンL5がそれぞれ検出端子
L4a、保障端子L5aまで導出される。そして、配線
パターン間の寄生容量C51、C13、C32、C24に、C51
・C32=C13・C24のブリッジ平行条件を満足させるこ
とにより、検出端子L3b、L4bに現れるクロストー
クを相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動用配線パター
ンから検出用配線パターンへの駆動信号のクロストーク
を相殺した角速度センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のナビゲーションシステ
ム、ロボットの姿勢制御装置、カメラの手振れ防止装置
などに、小型の角速度センサ装置が使用されるようにな
っている。この従来の角速度センサ装置の構造につい
て、図4を参照して説明する。角速度センサ装置20
は、図6に示すように、例えば、SOI(Silicon On I
nsulator)基板1を加工して形成される。このSOI基
板1は、既に加工が加えられているが、上部シリコンs
1、酸化シリコンなどの絶縁層s2および下部シリコン
s3の3層構造よりなる。SOI基板1には、センシン
グ部1aとこのセンシング部1aの近傍に信号処理回路
部1bが形成される。
【0003】このセンシング部1aの中心部には、角速
度センサ1cが配置される。この角速度センサ1cにつ
いて、図5および図6を参照して説明する。長方形の振
動体2は、4つの角部に結合するL字型の支持梁2aを
介してアンカー電極3に振動可能に支持されている。こ
の振動体2の長手方向の両端面には、可動電極2b、2
cが端面と直角方向にそれぞれ複数個形成されている。
また、振動体2の短手方向の両側面にも、可動電極2
d、2eが側面と直角方向にそれぞれ複数個形成されて
いる。
【0004】振動体2の長手方向には、可動電極2b、
2cとそれぞれ間隙を介して噛み合う櫛形の駆動電極e
1、e2が形成されている。また、振動体2の短手方向
には、可動電極2d、2eとそれぞれ間隙を介して噛み
合う櫛形の検出電極e3、e4が形成されている。そし
て、この角速度センサ1cにおいては、検出電極e3、
e4と駆動電極e1、e2との間のそれぞれの静電容量
は平衡が取れている。図5に示す角速度センサ1cの形
状は、図6に示すように、SOI基板1の上に、フォト
レジストマスクを図5に示す形状に形成し、6フッ化硫
黄(SF6 )ガスを用いたRIE(Reacve Ion Etchin
g)によりSOI基板1の上部シリコンs1をエッチン
グすることにより形成される。
【0005】また、図5および図6に示すように、点集
合部分で示す振動体2、支持梁2a、可動電極2b〜2
eは、それらの下部および近傍の絶縁層s2がエッチン
グ除去されて、下部シリコンs3との間に間隙gが形成
され自由振動可能になっている。
【0006】図4に示すように、駆動電極e1、e2
は、それぞれ駆動用配線パターンL1、L2を介して、
センシング部1aの一つの辺部に形成された駆動端子L
1a、L2aに接続される。また、同様に、検出電極e
3、e4は、それぞれ検出用配線パターンL3、L4を
介して、前記一つの辺部に形成された検出端子L3a、
L4aにそれぞれ接続される。そして、このような端子
配置により、配線パターン間に寄生容量が形成されるこ
とになる。
【0007】この場合、検出側の一つの検出用配線パタ
ーンL3は直線状に形成されている。駆動側の配線パタ
ーンL1、L2は、それぞれ1回屈曲して、検出用配線
パターンL3に対しほぼ線対称に配置されている。そし
て、検出端子L3aと駆動端子L1aとの間の寄生容量
C13が、検出端子L3aと駆動端子L2aとの間の寄
生容量C32に等しくなっている。
【0008】また、検出側のもう一つの検出用配線パタ
ーンL4は、信号処理回路部1bの反対側にあって2回
屈曲して、駆動用配線パターンL2の外側を回って検出
端子L4aに導出されている。したがって、駆動端子L
1aに対する寄生容量C14と駆動端子L2aに対する
寄生容量C24とが相違している。これは、検出用配線
パターンL4が、駆動用配線パターンL2には近くて、
それらの配線パターン間の寄生容量が大きくなるのに対
し、駆動用配線パターンL1とは遠く離れて、それらの
配線パターン間の寄生容量が考慮する必要がないほど小
さいからである。
【0009】一方、信号処理回路部1bは、集積回路
(IC)化されて、4つの入出力端子を持っている。即
ち、駆動端子L1aに接続されている駆動信号発振回路
の出力端子L1b、検出端子L3aに接続されている容
量・電圧変換回路の入力端子L3b、駆動端子L2aに
接続されている駆動信号発振回路の出力端子L2bおよ
び検出端子L4aに接続されている容量・電圧変換回路
の入力端子L4bである。
【0010】つぎに、従来の角速度センサ装置20の動
作について説明する。信号処理回路部1bの駆動端子L
1a、L2aから、図7に実線と破線で示すように、1
0kHzの発振周波数で同極性の180゜位相の異な
る、同振幅かつ正弦波の交流電圧をそれぞれ駆動端子L
1a、L2aとアンカー電極3(グランド)との間に印
加する。
【0011】すると、振動体2は、長手方向に振動する
ようになる。このように振動体2が振動しているとき
に、角速度センサ1cが紙面に垂直な中心軸を中心にし
て回転すると、振動体2はコリオリ力により短手方向に
振動するようになる。そして、検出電極e3、e4と振
動体2の可動電極2d、2eとの間に形成される静電容
量が、一方は増加し他方は減少するようになる。これら
の静電容量の変化量(出力信号)が検出端子L3a、L
4aから信号処理回路部1bの入力端子L3b、L4b
を介して容量・電圧変換回路に入力される。そして、こ
れらの出力信号の変換電圧の差をとり、これを増幅して
角速度を検出する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
角速度センサ装置20においては、一つの検出端子L3
aには、寄生容量C13とC32を介して、図8に示す
ように、駆動端子L1a、L2aの交流電圧(駆動信
号)が静電容量結合によるクロストーク電圧として現れ
る。しかし、このクロストーク電圧は逆極性なので、検
出端子L3aで相殺されて0Vとなる。なお、Rは検出
端子L3a(入力端子L3b)の電位を0Vに保持する
高抵抗である。
【0013】一方、もう一つの検出端子L4aには、寄
生容量C14とC24を介して、図9に示すように、駆
動端子L1a、L2aの交流電圧(駆動信号)が静電容
量結合によるクロストーク電圧として現れる。この場
合、寄生容量C24が寄生容量C14より大きく、クロ
ストーク電圧も高いので、これらのクロストーク電圧
は、検出端子L4aで相殺されずに、それらの差分の電
圧(VC24 −VC14 )が残ることになる。この差分の電
圧は、コリオリ力による角速度信号成分に比べて非常に
大きいので、信号処理回路1bの入力端子L3b、L4
bを介して容量・電圧変換回路に入力されて、次段の差
動増幅回路で増幅されると、その出力電圧は電源電圧に
達し、飽和してしまい、同時に角速度信号も歪んでしま
うという欠点があった。
【0014】そこで、本発明は、駆動信号の寄生容量を
介するクロストーク電圧を相殺して、角速度信号のみを
高い増幅率で増幅することができ、角速度センサの感度
(1°/sに対する出力電圧)を向上させることのでき
る角速度センサ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、角速度センサの対抗する一対の駆動電極(e1、e
2)および一対の検出電極(e3、e4)から、センシ
ング部の辺部に形成された一対の駆動端子(L1a、L
2a)および検出端子(L3a、L4a)に、それぞれ
駆動用配線パターン(L1、L2)および検出用配線パ
ターン(L3、L4)が導出され、かつ、検出用配線パ
ターン(L4)に接続する補償配線パターン(L5)が
設けられている角速度センサであって、補償配線パター
ン(L5)と第1の駆動用配線パターン(L1)との間
の寄生容量をC51とし、第1の駆動用配線パターン(L
1)と第1の検出用配線パターン(L3)との間の寄生
容量をC13とし、第1の検出用配線パターン(L3)と
第2の駆動用配線パターン(L2)との間の寄生容量を
32とし、第2の駆動用配線パターン(L2)と第2の
検出用配線パターン(L4)との間の寄生容量をC24
して、下式が成立するように、前記各配線パターンが配
置されているものである。
【0016】C51・C32=C13・C24 この発明によれば、駆動用配線パターンL1、L2、検
出用配線パターンL3、L4および補償配線パターンL
5は、配線間の寄生容量C51、C13、C32、C24、を介
してブリッジ回路を構成している。そして、寄生容量比
51/C13とC24/C32がそれぞれ等しい値になってい
る。これには、C13=C32およびC51=C24の場合も含
まれ、この場合には、検出端子L3a、L4aには、こ
れらの寄生容量を介して逆極性で同振幅の電圧が誘導す
るので、このクロストーク電圧は検出端子L3a、L4
aでキャンセルされる。したがって、クロストーク電圧
は容量・電圧変換回路には出力はされない。
【0017】また、寄生容量C13≠C32およびC51≠C
24の場合には、これらの寄生容量を介する逆極性のクロ
ストーク電圧は、検出端子L3a、L4aでそれぞれキ
ャンセルされない。したがって、検出端子L3a、L4
aには、それぞれ同極性で同電位の差分電圧が残ること
になる。これらの差分電圧は、容量・電圧変換回路を経
て、次段の差動増幅回路に入力されて、差動増幅される
ことにより、キャンセルされる。請求項2に記載の発明
は、角速度センサの対抗する一対の駆動電極(e1、e
2)および一対の検出電極(e3、e4)から、センシ
ング部の同一辺部に形成された一対の駆動端子(L8
a、L9a)および一対の検出端子(L6a、L7a)
に、それぞれ駆動用配線パターン(L8、L9)および
検出用配線パターン(L6、L7)が導出され、かつ、
検出用配線パターン(L9)に接続する補償配線パター
ン(L5f)が設けられている角速度センサであって、
補償配線パターン(L5f)と第1の検出用配線パター
ン(L6)との間の寄生容量をC56とし、第1の検出用
配線パターン(L6)と第1の駆動用配線パターン(L
8)との間の寄生容量をC68とし、第1の駆動用配線パ
ターン(L8)と第2の検出用配線パターン(L7)と
の間の寄生容量をC87とし、第2の検出用配線パターン
(L7)と第2の駆動用配線パターン(L9)との間の
寄生容量をC79として、下式が成立するように、前記各
配線パターンが配置されているものである。 C56・C87=C68・C79 この発明は、角速度センサの駆動電極と検出電極の配置
を、請求項1に記載のものと逆にし、かつ、これらの電
極から導出される駆動用配線パターンおよび検出用配線
パターン並びに駆動端子および検出端子の配置も、請求
項1に記載のものと逆にしたものである。したがって、
補償配線パターンL5が外側の検出用配線パターンL9
に接続されている。
【0018】この配線パターンの配置においても、請求
項1に記載の発明と同様に、ブリッジ回路の平衡条件を
成立させることにより、一対の検出端子L6a、L7a
に現れる同電位かつ同振幅の出力信号の差動増幅によ
り、駆動端子L8a(駆動用配線パターンL8)、駆動
端子L9a(駆動用配線パターンL9)から寄生容量を
介して静電誘導する駆動信号のクロストーク電圧をキャ
ンセルすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図1を参照して説明する。本発明は、従来の角速度セン
サ装置の改良に関するものなので、図4〜図8において
説明した事項を援用することにして、同一部分には同一
番号を付して、その説明を省略する。図1において、L
5は補償配線パターンで、その一端が検出電極e4と検
出用配線パターンL4に接続されて中途で屈曲し、その
他端は駆動端子L1aに隣接して、それと同じ辺部に形
成された補償端子L5aに接続されている。
【0020】一つの検出用配線パターンL3は、一対の
駆動用配線パターンL1、L2の線対称の位置にある。
また、もう一つの検出用配線パターンL4および補償配
線パターンL5は、駆動用配線パターンL1、L2を囲
うように配置されており、一つの検出用配線パターンL
3に対し、線対称の配置関係にある。したがって、もう
一つの検出用配線パターンL4および補償配線パターン
L5と一対の駆動用配線パターンL1、L2は、線対称
の対称線を同一した配置関係にある。
【0021】よって、検出端子L4aと駆動端子L2a
との間の寄生容量C24は、駆動端子L1aと補償端子
L5aとの間の寄生容量C51と等しくなる。したがっ
て、寄生容量C13=C32およびC51=C24の関
係が成立し、図8において、寄生容量C13、C32を
介する逆極性のクロストーク電圧、即ち駆動信号のクロ
ストーク電圧の絶対値は等しくなり、検出端子L3aに
おいて相殺されて0Vとなる。また、図10において、
寄生容量C51、C24を介する逆極性のクロストーク
電圧の絶対値も等しくなり、検出端子L4aにおいて相
殺されて0Vとなる。
【0022】したがって、後段において、一対の検出端
子L3a、L4aの出力信号の差動増幅を取るまでもな
く、前記寄生容量を等しくすることにより、クロストー
ク電圧をキャンセルすることができる。
【0023】上記においては、寄生容量C13=C32
およびC51=C24が成立する場合の一例について説明
したが、図11に示すように、寄生容量C51≠C24およ
びC13≠C32の場合であっても、これらの寄生容量は、
図2に示すように、駆動用配線パターンL1、L2およ
び検出用配線パターンL3、L4、補償配線パターンL
5に接続されて、ブリッジ回路を構成している。したが
って、このブリッジ回路の平衡条件、即ち、C51・C32
=C13・C24が一般的に成立すれば、一対の検出端子L
3aとL4aにおいてクロストーク電圧は同相同大とな
るので、後段の差動増幅回路を通すことにより、これら
のクロストーク電圧を相殺することができる。
【0024】なお、上記実施例においては、補償配線パ
ターンL5および補償端子L5aは、検出用配線パター
ンL4および検出端子L4aと線対称の形状に形成した
が、寄生容量C51を形成するダミー電極の機能を有する
ので、C51・C32=C13・C24の条件が得られれば、ど
のような形状でもよい。
【0025】つぎに、他の実施例について図3を参照し
て説明する。
【0026】上記実施例においては、信号処理回路部1
bに近接するセンシング部1aの一つの辺に対し、平行
する方向に角速度センサ1cの一対の駆動電極e1、e
2を設け、また直交する方向に一対の検出電極e3、e
4を設けている。
【0027】これらの一対の駆動電極e1、e2および
一対の検出電極e3、e4の配置方向を、図3に示すよ
うに、それぞれ入れ替えて、例えば、反時計方向に90
゜回転させてもよい。この場合、駆動電極e1から駆動
用配線パターンL8が駆動端子L8aに導出され、駆動
電極e2から駆動用配線パターンL9と補償配線パター
ンL5fとがそれぞれ駆動端子L9aと補償端子L5g
とに導出され、検出電極e3から検出用配線パターンL
7が検出端子L7aに導出され、検出電極e4から検出
用配線パターンL6が検出端子L6aに導出されてい
る。
【0028】そして、補償配線パターンL5f(補償端
子L5g)と駆動用配線パターンL6(検出端子L6
a)との間の寄生容量をC56とし、検出用配線パターン
L6(検出端子L6a)と駆動用配線パターンL8(駆
動端子L8a)との間の寄生容量をC68とし、駆動用配
線パターンL8(駆動端子L8a)と検出用配線パター
ンL7(検出端子L7a)との間の寄生容量をC87
し、検出用配線パターンL7(検出端子L7a)と駆動
用配線パターンL9(駆動端子L9a)との間の寄生容
量をC79として、下式が成立するように、前記各配線パ
ターンが配置されている。 C56・C87=C68・C79
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、一つの検出用
配線パターンに補償配線パターンを接続して、一つの駆
動用配線パターンと一つの検出用配線パターンおよび補
償配線パターンとの間に形成される2つの寄生容量の比
と、他の駆動用配線パターンと一対の検出用配線パター
ンとの間に形成される2つの寄生容量の比と、を等しく
し、かつ、寄生容量を介して一対の検出端子に現れるク
ロストーク電圧を等しくして、後段の差動増幅回路を通
すことにより、または通さずに、クロストーク電圧をキ
ャンセルすることができる。これにより、角速度信号の
みを高い増幅率で増幅することができ、角速度センサの
感度を向上することができる。
【0030】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における補償配線パターンの配置はそのままにし
て、一対の駆動用配線パターンと一対の検出用配線パタ
ーンの配置を入れ替えたものである。この場合において
も、角速度センサの作用、機能および効果は、請求項1
に記載の発明と同様となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の角速度センサ装置の一実施例の平面
形態図
【図2】 図1に示す角速度センサ装置のセンシング部
の配線パターン間の寄生容量により形成されるブリッジ
回路の説明図
【図3】 本発明の角速度センサ装置の他の実施例にお
けるセンシング部の配線パターン間の寄生容量により形
成されるブリッジ回路の説明図
【図4】 従来の角速度センサ装置の平面形態図
【図5】 図1および図4に示す角速度センサの拡大平
面図
【図6】 図5のX−X線断面形態図
【図7】 駆動電圧の位相説明図
【図8】 一つの検出端子における寄生容量を介するク
ロストーク電圧の説明図
【図9】 他の検出端子における寄生容量を介するクロ
ストーク電圧の説明図
【図10】 同じく、他の検出端子における寄生容量を
介するクロストーク電圧の説明図
【図11】 一対の検出端子における寄生容量を介する
クロストーク電圧の説明図
【符号の説明】
1 SOI基板 1a センシング部 1b 信号処理回路部 1c 角速度センサ 2 振動体 2a L字型の支持梁 2b〜2e 可動電極 3 アンカー電極 e1、e2 駆動電極 e3、e4 検出電極 L1、L2、L8、L9 駆動用配線パターン L3、L4、L6、L7 検出用配線パターン L5、L5f 保障配線パターン L1a、L2a、L8a、L9a 駆動端子 L3a、L4a、L6a、L7a 検出端子 L5a、L5g 補償端子 10 角速度センサ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度センサの対抗する一対の駆動電極
    (e1、e2)および一対の検出電極(e3、e4)か
    ら、センシング部の辺部に形成された一対の駆動端子
    (L1a、L2a)および検出端子(L3a、L4a)
    に、それぞれ駆動用配線パターン(L1、L2)および
    検出用配線パターン(L3、L4)が導出され、かつ、
    検出用配線パターン(L4)に接続する補償配線パター
    ン(L5)が設けられている角速度センサであって、 補償配線パターン(L5)と第1の駆動用配線パターン
    (L1)との間の寄生容量をC51とし、第1の駆動用配
    線パターン(L1)と第1の検出用配線パターン(L
    3)との間の寄生容量をC13とし、第1の検出用配線パ
    ターン(L3)と第2の駆動用配線パターン(L2)と
    の間の寄生容量をC32とし、第2の駆動用配線パターン
    (L2)と第2の検出用配線パターン(L4)との間の
    寄生容量をC24として、下式が成立するように、前記各
    配線パターンが配置されている角速度センサ装置。 C51・C32=C13・C24
  2. 【請求項2】 角速度センサの対抗する一対の駆動電極
    (e1、e2)および一対の検出電極(e3、e4)か
    ら、センシング部の同一辺部に形成された一対の駆動端
    子(L8a、L9a)および一対の検出端子(L6a、
    L7a)に、それぞれ駆動用配線パターン(L8、L
    9)および検出用配線パターン(L6、L7)が導出さ
    れ、かつ、検出用配線パターン(L9)に接続する補償
    配線パターン(L5f)が設けられている角速度センサ
    であって、 補償配線パターン(L5f)と第1の検出用配線パター
    ン(L6)との間の寄生容量をC56とし、第1の検出用
    配線パターン(L6)と第1の駆動用配線パターン(L
    8)との間の寄生容量をC68とし、第1の駆動用配線パ
    ターン(L8)と第2の検出用配線パターン(L7)と
    の間の寄生容量をC87とし、第2の検出用配線パターン
    (L7)と第2の駆動用配線パターン(L9)との間の
    寄生容量をC79として、下式が成立するように、前記各
    配線パターンが配置されている角速度センサ装置。 C56・C87=C68・C79
JP11106097A 1997-04-28 1997-04-28 角速度センサ装置 Expired - Lifetime JP3489390B2 (ja)

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