JPH10300191A - 殺菌機能付給湯装置 - Google Patents

殺菌機能付給湯装置

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JPH10300191A
JPH10300191A JP9116084A JP11608497A JPH10300191A JP H10300191 A JPH10300191 A JP H10300191A JP 9116084 A JP9116084 A JP 9116084A JP 11608497 A JP11608497 A JP 11608497A JP H10300191 A JPH10300191 A JP H10300191A
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JP
Japan
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hot water
water supply
temperature
pipe
combustion
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Application number
JP9116084A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishiyama
善朗 西山
Kazutoshi Matsuda
和俊 松田
Akihiro Yanada
晃宏 梁田
Hisato Kataoka
寿人 片岡
Eiichi Tsuji
栄一 辻
Noriyuki Saikai
宣之 西海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌類を死滅させるとともに、高温出湯の恐
れがなく、使い勝手のよい殺菌機能付給湯装置を提供す
ることである。 【解決手段】 給湯器1内に設けられた熱交換器2と、
熱交換器2の出口側と給湯カラン5とに両端が連通する
出湯管3と、熱交換器2の入口側に連通する入水管4
と、上記出湯管3と入水管4とに両端が連通し、循環ポ
ンプ7を有するリターン管6とにより、保温循環回路を
形成する。入水管4に沿って冷水管23を、互いに接触
させる、或いは2重管の内外管とする等して熱交換可能
に配設し、該冷水管23の入口側に開閉弁24を設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温運転を行なう
循環式給湯装置に殺菌機能を付与した殺菌機能付給湯装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保温循環型給湯装置としては、給
湯カランと給湯器との間に、出湯管路に加えてリターン
管路を設けて形成した循環加熱回路を設け、湯温が給湯
設定温度より低くなると、リターン管路に設けられた循
環ポンプを駆動すると共に保温電気ヒータをオンして、
出湯管路及びリターン管路内に湯を循環させながら保温
加熱を行い、設定温度に達すると循環ポンプ及び保温ヒ
ータをオフし、自然冷却状態にするものが知られてい
る。
【0003】また、特開昭61−86530号公報、ま
たは実公昭57−47618号公報に記載されているよ
うに、保温時の加熱源として給湯器の燃焼器を用い、燃
焼器をオン・オフさせるものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保温循環型給湯器においては、以下に述べるような
問題があった。従来の保温循環型給湯器においては、保
温循環させる湯温を40℃付近としていた為に、細菌特
にジオネラ菌が繁殖する恐れがあるという問題があっ
た。また、給湯使用時には、出湯管路内のみを湯が流通
し、リターン管路内の湯は殆ど循環せずに滞留し(循環
ポンプが大きな抵抗となる)、長時間連続給湯などの給
湯使用条件によってはリターン管路内の湯が殆ど入れ代
わらずに、長時間適温(40℃)状態で滞留することに
なり、細菌特にジオネラ菌が繁殖する恐れがあるという
問題があった。また、この細菌を死滅させるために、保
温時に高温(例えば、60℃)の湯を循環させることも
考えられるが、高温保温時に出湯を行なおうとすると、
高温出湯の危険性があり、使い勝手が悪くなるという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、細菌類を死滅させるとと
もに、高温出湯の恐れがなく、使い勝手のよい殺菌機能
付給湯装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の殺菌機能付給湯装置は、熱交換器と、入水管
と、出湯管と、リターン管とから成る保温循環回路と、
燃焼装置とを有する即出湯機能を備えた給湯装置におい
て、燃焼を開始させて保温循環回路内の湯を、給湯設定
温度Ts よりも高い焚き上げ設定温度Th にまで加熱し
て殺菌動作を行なうことにより、確実に殺菌動作を行な
って、細菌特にジオネラ菌を死滅させるとともに、細菌
の繁殖を予防することができる。また、熱交換器と、入
水管と、出湯管と、リターン管とから成る保温循環回路
と、保温循環回路に設けられた循環ポンプと、燃焼ファ
ンを備えた燃焼装置とを有する即出湯機能を備えた給湯
装置において、即出湯運転を開始してから所定の待機時
間tが経過したか否かを検出し、待機時間t未満であれ
ば通常の即出湯運転を行ない、一方、待機時間t以上経
過していれば、循環ポンプを作動させるとともに、燃焼
を開始させて保温循環回路内の湯を、給湯設定温度Ts
よりも高い焚き上げ設定温度Th にまで加熱して殺菌動
作を行なうことにより、待機時間tを適宜設定すること
により、細菌が繁殖しやすい時間帯に集中的に殺菌動作
を行なうことができるとともに、給湯使用の少ない時間
帯に殺菌動作を行なうことによって使い勝手を良くする
ことができる。また、殺菌動作が終了した後は、保温循
環回路内の湯を給湯設定温度Ts 以下に低下させること
により、殺菌動作が終了した後は、常に給湯設定温度T
s 以下で快適且つ安全に給湯することができる。また、
保温循環回路に冷水管を熱交換可能に設け、任意の時点
で冷水管に通水して保温循環回路内の湯を給湯設定温度
Ts 以下に低下させることにより、殺菌動作中において
も、任意の時に安全な湯温で給湯することができる。さ
らに、熱交換器と、入水管と、出湯管と、リターン管と
から成る保温循環回路と、保温循環回路に設けられた循
環ポンプと、燃焼ファンを備えた燃焼装置とを有する即
出湯機能を備えた給湯装置において、循環ポンプを作動
させるとともに、燃焼を開始させて保温循環回路内の湯
を、給湯設定温度Ts よりも高い焚き上げ設定温度Th
にまで加熱して殺菌動作を行ない、殺菌動作が終了した
後は、燃焼を停止させる一方で循環ポンプ及び燃焼ファ
ンの運転を継続して保温循環回路内の湯を給湯設定温度
Ts 以下に低下させることことにより、殺菌動作が終了
した後は安全な湯温で給湯することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施例を説
明する。図1において、給湯器1内に設けられた熱交換
器2と、熱交換器2の出口側と給湯カラン5とに両端が
連通する出湯管3と、熱交換器2の入口側に連通する入
水管4と、上記出湯管3と入水管4とに両端が連通し、
循環ポンプ7を有するリターン管6とにより、保温循環
回路を形成する。8は水量制御弁、9,10は逆止弁、
13は水量センサ、14は入水温度センサ、15は出湯
温度センサであり、入水管4とリターン管6との接合部
には逆止弁12を介して市水に接続される給水管11が
連通されている。
【0008】熱交換器2を加熱するバーナ装置16は、
能力切換電磁弁17、18、19、20に対応して分岐
された複数のガス管路に対応する複数のバーナ群に区分
されている。21は前記能力切換電磁弁より上流のガス
管路に配置された比例制御弁、22は元電磁弁、25は
燃焼ファンである。
【0009】入水管4に沿って冷水管23を配設し、該
冷水管23の入口側に開閉弁24を設けられている。入
水管4と冷水管23とは、互いに接触させる、或いは2
重管の内外管とする等して、入水管4内の湯と冷水管2
3内の冷水とが熱交換できるように配設されている。
【0010】図2において、能力切換電磁弁17、1
8、19、20及び比例制御弁21を制御するコントロ
ーラCを説明すると、コントローラCはマイクロコンピ
ュータで構成されている。比較回路26は、入水温度セ
ンサ14からの検出入水温度Ti と給湯設定温度Ts
(例えば、40℃)とを比較し、保温加熱時の点火、消
火の指令を出力し、点火、消火の動作温度にはヒステリ
シスが設けられている。
【0011】初回判定回路27は、保温加熱時の点火指
令が初回か否かを判定し、初回であれば、後述の比例制
御回路30による燃焼制御のみを行なわせる。所定温度
比較回路28は、出湯温度センサ15からの検出出湯温
度To を、給湯設定温度Ts より低く設定した所定温度
Tswと比較し、該所定温度Tsw以下では能力固定回路2
9により、比例制御弁21の開度を一定にし、能力切換
電磁弁17のみを開く小能力燃焼を行なわせ、上記所内
温度Tswを超えると後述の比例制御回路30による燃焼
制御を行なわせる。比例制御回路30は、検出出湯温度
To と給湯設定温度Ts との偏差に基づく比例制御で比
例制御弁21の開度を制御するものである。能力制限回
路31は、2回目以降の燃焼時に比例制御による燃焼を
行なう場合に、燃焼能力の最大値を制限するものであ
る。
【0012】保温加熱動作について説明すると、保温加
熱が開始されると、循環ポンプ7がオンし、入水温度セ
ンサ14からの検出入水温度Ti が給湯設定温度Ts よ
り低いから比較回路26が点火指令を出力し、初回判定
回路27により、点火指令が第1回目であるか否かを判
定し、第1回目であれば比例制御回路30に出力し、比
例制御回路30は最大能力でバーナ16を燃焼させる。
給湯使用中は、入水温度センサ14からの検出入水温度
Ti と、入水量センサ13からの通水量Qと、給湯設定
温度Ts から設定される能力でバーナ16が燃焼するよ
うに能力切換電磁弁17、18、19、20及び比例制
御弁21を制御するとともに、出湯温度センサ15から
の検出出湯温度To と給湯設定温度Tsとを比較し、そ
の偏差に基づいて燃焼能力を補正する。
【0013】給湯停止中に管内の湯温が低下すると、入
水温度センサ14または出湯温度センサ15で湯温低下
を検出し、比較回路26が点火指令を出力し、初回判定
回路27により、点火指令が第2回目以降であることを
判定し、所定温度比較回路28を作動させ、検出出湯温
度To を、給湯設定温度Ts より低く設定した所定温度
Tswと比較し、該所定温度Tsw以下では能力固定回路2
9により、比例制御弁21の開度を一定にし、例えば、
能力切換電磁弁17のみを開く最小能力燃焼を行なわ
せ、上記所内温度Tswを超えると後述の比例制御回路3
0による燃焼制御を行なわせる。
【0014】検出出湯温度To が所定温度Tsw以上に上
昇すると、制御が比例制御回路30に切り換えられ、こ
の時給湯設定温度Ts と検出出湯温度To との偏差が小
さくなっているから、比例制御弁21の開度が小さく、
燃焼量が小さいために、湯温の上昇が緩やかである。ま
た、点火指令が第2回目以降である場合は、初回判定回
路27が能力制限回路31を作動させ、燃焼能力を比例
制御回路30の指令(例えば、100%)よりも小さい
能力(例えば、70%)に制限することにより、湯温の
上昇速度を緩やかにすることができる。
【0015】ここで、図3のフローチャートを参照して
保温循環回路の殺菌動作について説明すると、即出湯運
転を終了してから次回の即出湯運転を行なうまでに所定
の待機時間t(例えば、24時間)が経過したか否かを
タイマー(図示略)等で検出し、保温運転時間が待機時
間t(24時間)未満であれば通常の即出湯運転を行な
うものであり、一方、待機時間t(24時間)以上経過
していれば、予め定めた焚き上げ設定温度Th (例え
ば、60〜80℃)にまで加熱循環させて、出湯管3と
入水管4及びリターン管6から成る保温循環回路内の細
菌特にジオネラ菌を死滅させる(殺菌運転)。
【0016】上記保温循環回路の殺菌運転を所定の加熱
時間(例えば、60〜65℃では数分、70〜80℃で
は数秒)の間継続させるとともに、警告灯、警告ブザー
等で使用者に報知する。殺菌運転中或いは殺菌運転終了
直後において、保温循環回路内の湯温が焚き上げ設定温
度Th (60〜80℃)にある時に給湯が開始される場
合、開閉弁24が開かれて冷水管23に通水され、給湯
設定温度Ts にまで保温循環回路内の湯を冷却して安全
に給湯カラン5から給湯する。
【0017】この構成によると、保温循環回路内の湯を
焚き上げ設定温度Th (60〜80℃)にまで加熱する
から、確実に殺菌を行なうことができるとともに、細菌
繁殖を予防することができる。また、冷水管23で冷却
するから、殺菌運転中であっても任意の時に適温の給湯
を得ることができる。
【0018】図4のフローチャートを参照して殺菌運転
を行なう殺菌モードについて説明する。殺菌モードに移
行すると、循環ポンプ7の運転が開始された後、バーナ
16の燃焼が開始され、保温循環回路内の湯が加熱さ
れ、保温循環回路内の湯の湯温が焚き上げ設定温度Th
(60〜80℃)以上になると、燃焼が停止される(循
環ポンプ7の運転は継続される)。
【0019】湯温が焚き上げ設定温度Th (60〜80
℃)以上が維持されて第1所定時間t1 (例えば、数
分)が経過すると、燃焼ポンプ7を停止させる。湯温が
焚き上げ設定温度Th (60〜80℃)以上が維持され
て第1所定時間t1 (数分)が経過する前に、湯温が焚
き上げ設定温度Th (60〜80℃)未満になった時
は、再び燃焼を開始して湯温を上昇させる。一方、湯温
が焚き上げ設定温度Th (60〜80℃)以上であれ
ば、そのままの状態を続行する。
【0020】この構成によると、一定の第1所定時間t
1 (数分)以上の間、焚き上げ設定温度Th (60〜8
0℃)以上の湯温を保持するから、確実に殺菌を行なう
ことができるとともに、細菌繁殖を予防することができ
る。
【0021】図5のフローチャートを参照して異なる殺
菌モードについて説明する。殺菌モードに移行すると、
循環ポンプ7の運転が開始された後、バーナ16の燃焼
が開始され、保温循環回路内の湯が加熱され、保温循環
回路内の湯の湯温が焚き上げ設定温度Th (60〜80
℃)以上になると、燃焼が停止される(循環ポンプ7の
運転は継続)。
【0022】湯温が焚き上げ設定温度Th (60〜80
℃)以上が維持されて第1所定時間t1 (数分)が経過
すると、燃焼ファン25を最大回転速度で駆動して保温
循環回路(熱交換器2)内の湯の冷却を行なう(循環ポ
ンプ7の運転は継続)。湯温が焚き上げ設定温度Th
(60〜80℃)以上が維持されて第1所定時間t
1 (数分)が経過する前に、湯温が焚き上げ設定温度T
h (60〜80℃)以上であれば、そのままの状態を続
行し、一方湯温が焚き上げ設定温度Th (60〜80
℃)未満になった時は、再び燃焼を開始して湯温を上昇
させる。保温循環回路内の湯が冷却されて、湯温が給湯
設定温度Ts (40℃)以下である状態が第2所定時間
2 (例えば、30秒)継続した時に燃焼ファン25を
停止させ、さらに循環ポンプ7を停止させて殺菌モード
を終了する。
【0023】この構成によると、一定の第1所定時間t
1 (数分)以上の間、焚き上げ設定温度Th (60〜8
0℃)以上の湯温を保持するから、確実に殺菌を行なう
ことができるとともに、細菌繁殖を予防することができ
る。また、殺菌モードの終了時には、湯温が給湯設定温
度Ts (40℃)以下になっているから、殺菌モードの
終了と同時に適温の給湯を行なうことができる。
【0024】図6のフローチャートを参照して、さらに
異なる殺菌モードについて説明すると、即出湯運転を終
了してから次回の即出湯運転を行なうまでに所定の待機
時間t(24時間)が経過したか否かを検出し、保温運
転時間が待機時間t(24時間)未満であれば通常の即
出湯運転を行なうものであり、一方待機時間t(24時
間)以上が経過していれば、保温循環回路内の湯温を焚
き上げ設定温度Th (60〜80℃)にまで加熱循環さ
せて、保温循環回路内の細菌特にジオネラ菌を死滅させ
る殺菌運転を行う(図示略の警報装置等で警報する)。
【0025】保温循環回路内の湯温が焚き上げ設定温度
Th (60〜80℃)に達した後、循環ポンプ及び燃焼
ファンの運転を継続する一方で、燃焼を停止させること
により、保温循環回路内の湯温が給湯設定温度Ts (4
0℃)以下になるまで冷却する。保温循環回路内の湯温
が給湯設定温度Ts (40℃)以下に低下したら、循環
ポンプ及び燃焼ファンの運転を停止させる。
【0026】この構成によると、保温循環回路内の湯を
焚き上げ設定温度Th (60〜80℃)にまで加熱する
から、確実に殺菌を行なうことができるとともに、細菌
繁殖を予防することができる。また、保温循環回路内の
湯温を給湯設定温度Ts (40℃)以下に低下させてい
るから、殺菌運転終了直後にも快適な給湯を行なうこと
ができる。
【0027】また、さらに異なる殺菌モードについて説
明すると、使用者が1日のうちで、湯を使用しない時間
帯を計測し、この湯を使用しない時間帯であることと、
上記即出湯運転を開始してから待機時間t(24時間)
が経過したこととをAND条件とし、この条件が成立し
たときに保温循環回路内の湯を焚き上げ設定温度Th
(60〜80℃)にまで加熱して殺菌運転を行なう。
【0028】この構成によると、高温の焚き上げ設定温
度Th (60〜80℃)にまで加熱するのを、湯を使用
しない時間帯に行なっているから、使い勝手を損なうこ
となく、殺菌運転を行なうことができる。
【0029】なお、上記実施例における殺菌運転は、焚
き上げ設定温度Th =60〜80℃で、加熱継続時間で
ある第1所定時間t1 =数分としているが、加熱温度
(Th)と加熱時間(t1 )の関係を適宜組み合わせて
行なうことができる。即ち、例えば焚き上げ設定温度T
h =60℃程度であれば、第1所定時間t1=数分〜数
十分とし、焚き上げ設定温度Th =80℃程度であれ
ば、第1所定時間t1 =数秒とすることができる。ま
た、焚き上げ設定温度Th =60〜80℃は、殺菌運転
の温度範囲の中心的な値を例示したもので、焚き上げ設
定温度Th が60℃より多少低くても第1所定時間t1
を長くして殺菌運転を行い、焚き上げ設定温度Th ≧8
0℃であれば第1所定時間t1 を短くして殺菌運転を行
うようにすれば良いものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。保温循環回路と、燃焼装
置とを有する即出湯機能を備えた給湯装置において、循
環ポンプを作動させるとともに、燃焼を開始させて保温
循環回路内の湯を、給湯設定温度Ts よりも高い焚き上
げ設定温度Th にまで加熱して殺菌動作を行なうことに
より、確実に殺菌動作を行なって、細菌特にジオネラ菌
を死滅させるとともに、細菌の繁殖を予防することがで
きる。また、即出湯運転を開始してから所定の待機時間
tが経過したか否かを検出し、待機時間t未満であれば
通常の即出湯運転を行ない、一方、待機時間t以上経過
していれば、循環ポンプを作動させるとともに、燃焼を
開始させて保温循環回路内の湯を、給湯設定温度Ts よ
りも高い焚き上げ設定温度Th にまで加熱して殺菌動作
を行なうことにより、待機時間tを適宜設定することに
より、細菌が繁殖しやすい時間帯に集中的に殺菌動作を
行なうことができるとともに、給湯使用の少ない時間帯
に殺菌動作を行なうことによって使い勝手を良くするこ
とができる。また、殺菌動作が終了した後は、保温循環
回路内の湯を給湯設定温度Ts 以下に低下させることに
より、殺菌動作が終了した後は、常に快適且つ安全に給
湯設定温度Ts 以下で給湯することができる。また、保
温循環回路に冷水管を熱交換可能に設け、任意の時点で
冷水管に通水して保温循環回路内の湯を給湯設定温度T
s 以下に低下させることにより、殺菌動作中において
も、任意の時に安全な湯温で給湯することができる。さ
らに、殺菌動作が終了した後は、燃焼を停止させる一方
で循環ポンプ及び燃焼ファンの運転を継続して保温循環
回路内の湯を給湯設定温度Ts 以下に低下させることこ
とにより、殺菌動作が終了した後は安全な湯温で給湯す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の殺菌機能付給湯装置の概略構成図で
ある。
【図2】 殺菌機能付給湯装置のコントローラのブロッ
ク図である。
【図3】 本発明の殺菌運転のフローチャートである。
【図4】 本発明の異なる殺菌運転のフローチャートで
ある。
【図5】 本発明のさらに異なる殺菌運転のフローチャ
ートである。
【図6】 本発明のさらに異なる殺菌運転のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 給湯器、2 熱交換器、3 出湯管、4 入水管、
5 給湯カラン 6 リターン管、7 循環ポンプ、8 水量制御弁、
9,10、12 逆止弁 11 給水管、13 水量センサ、14 入水温度セン
サ 15 出湯温度センサ、16 バーナ装置 17、18、19、20 能力切換電磁弁、21 比例
制御弁 22 元電磁弁、23 冷水管、24 給水弁、25
燃焼ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 寿人 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辻 栄一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 西海 宣之 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、入水管と、出湯管と、リタ
    ーン管とから成る保温循環回路と、燃焼装置とを有する
    即出湯機能を備えた給湯装置において、燃焼を開始させ
    て、保温循環回路内の湯を、給湯設定温度Ts よりも高
    い焚き上げ設定温度Th にまで加熱して殺菌動作を行な
    うことを特徴とする殺菌機能付給湯装置。
  2. 【請求項2】 熱交換器と、入水管と、出湯管と、リタ
    ーン管とから成る保温循環回路と、保温循環回路に設け
    られた循環ポンプと、燃焼ファンを備えた燃焼装置とを
    有する即出湯機能を備えた給湯装置において、即出湯運
    転を開始してから所定の待機時間tが経過したか否かを
    検出し、待機時間t未満であれば通常の即出湯運転を行
    ない、一方、待機時間t以上経過していれば、循環ポン
    プを作動させるとともに、燃焼を開始させて保温循環回
    路内の湯を、給湯設定温度Tsよりも高い焚き上げ設定
    温度Th にまで加熱して殺菌動作を行なうことを特徴と
    する殺菌機能付給湯装置。
  3. 【請求項3】 殺菌動作が終了した後は、保温循環回路
    内の湯を給湯設定温度Ts 以下に低下させることを特徴
    とする請求項1または2記載の殺菌機能付給湯装置。
  4. 【請求項4】 保温循環回路に冷水管を熱交換可能に設
    け、任意の時点で冷水管に通水して保温循環回路内の湯
    を給湯設定温度Ts 以下に低下させることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の殺菌機能付給湯装置。
  5. 【請求項5】 熱交換器と、入水管と、出湯管と、リタ
    ーン管とから成る保温循環回路と、保温循環回路に設け
    られた循環ポンプと、燃焼ファンを備えた燃焼装置とを
    有する即出湯機能を備えた給湯装置において、循環ポン
    プを作動させるとともに、燃焼を開始させて保温循環回
    路内の湯を、給湯設定温度Ts よりも高い焚き上げ設定
    温度Th にまで加熱して殺菌動作を行ない、殺菌動作が
    終了した後は、燃焼を停止させる一方で循環ポンプ及び
    燃焼ファンの運転を継続して保温循環回路内の湯を給湯
    設定温度Ts 以下に低下させることを特徴とする殺菌機
    能付給湯装置。
JP9116084A 1997-04-21 1997-04-21 殺菌機能付給湯装置 Pending JPH10300191A (ja)

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JP (1) JPH10300191A (ja)

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