JPH10298512A - ヒートシール可能な剥離シート - Google Patents

ヒートシール可能な剥離シート

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JPH10298512A
JPH10298512A JP10781397A JP10781397A JPH10298512A JP H10298512 A JPH10298512 A JP H10298512A JP 10781397 A JP10781397 A JP 10781397A JP 10781397 A JP10781397 A JP 10781397A JP H10298512 A JPH10298512 A JP H10298512A
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JP
Japan
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silicone
release agent
release
heat
agent
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Application number
JP10781397A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Kobayashi
伸久 小林
Takeshi Kamimura
武 上村
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性に優れ、シリコーンの移行性が少なく、
かつヒートシール可能な剥離シートを提供する。 【解決手段】ジメチルポリシロキサンを主剤とし、これ
にSiO2単位と(CH33SiO1/2単位、もしくはS
iO2単位と(CH33SiO1/2単位とCH2=CH
(CH32SiO1/2単位を有する有機レジン系剥離コ
ントロール剤を主剤100重量部に対し、10〜150
重量部加えたシリコーン系剥離剤を基材の熱可塑性樹脂
層上に0.03〜1.0g/m2塗布してなるヒートシ
ール可能な剥離シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィ
ルム、または少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を設けた
基材の熱可塑性樹脂層上にシリコーン系剥離剤を塗布し
てなるヒートシールが可能な剥離シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、シリコーン系剥離剤を塗布し
た剥離シートは、粘着テープ、粘着ラベル等のセパレー
ターとして広く利用されており、その目的によっては剥
離力の違うシリコーンを各々選択して使用する事が可能
となっている。
【0003】しかし、上記シリコーン系剥離剤を塗布し
た熱可塑性樹脂フィルム、または少なくとも片面に熱可
塑性樹脂層を設けた基材(以下剥離シートとも言う)
は、剥離の点では優れた性能を発揮するが、シリコーン
系剥離剤を塗布することにより、本来持つ熱可塑性樹脂
のヒートシール性を損なってしまい、シリコーン系剥離
剤塗布面と基材或いはシリコーン系剥離剤塗布面同士を
接着させることが不可能であった。
【0004】このため、剥離剤塗布面の基材表面をヒー
トシールさせる装置のヒートシール部(加熱部)両側に
凹凸をつけて、物理的に有る程度のシール強度を持たせ
る方法がとられている。あるいは、特開平5−2223
45号公報、特開平8−53656号公報のようにシリ
コーン系剥離剤に対して接着性のあるシリコーン粘着テ
ープを紙継ぎテープとして用いる記載がされている。ま
た、シリコーン粘着剤を塗布、乾燥させて剥離剤面同士
を接着させる方法や、シリコーン系剥離剤のパートコー
ト塗工等の方法も考えられるが、加工工程が増えたり、
高度な塗工精度を必要とするなどの欠点が挙げられる。
【0005】一方、長鎖アルキル基含有化合物を剥離剤
として塗工した剥離シートも知られており、ヒートシー
ル性に関しては優れた性能を発揮するが、耐熱性に劣
る。このため、比較的高い温度を持つ製品をヒートシー
ルによって剥離シートで密封する場合、あるいは製品を
ヒートシールによって剥離シートで密封した後、比較的
高い温度条件に置かれる場合には剥離性を消失し、剥離
シートに製品が付着してしまうなどの欠点がある。
【0006】シリコーン系剥離剤は、剥離性および耐熱
性に優れた性能を発揮するが剥離シートのヒートシール
性に乏しい。一方長鎖アルキル基含有化合物を塗布して
なる剥離シートは、シリコーン系の剥離剤と比較してヒ
ートシール性に優れているが、耐熱性が悪く、高温条件
での製品密封には難点がある等の問題があり、ヒートシ
ール性と耐熱性を併せ持った剥離シートは得られていな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、ヒートシール性に関しては優れた性能を発揮し、製
品をヒートシールによって剥離シートで密封した後、比
較的高い温度条件に置かれる場合にも剥離性を消失する
ことがなく、剥離シートに製品が付着することのないヒ
ートシール可能な剥離シートを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
諸問題を解決するため鋭意検討した結果、一般的に耐熱
性はあるが、剥離シートとした場合のヒートシール性に
乏しいシリコーン系剥離剤を用いた場合でも、特定の有
機レジン系剥離コントロール剤を加えた付加型シリコー
ン系剥離剤を熱可塑性樹脂層上に特定量塗工することに
よって、耐熱性はもちろん、ヒートシール可能な剥離シ
ートが得られることを見出し、本発明を完成させるに至
った。
【0009】すなわち、本発明の剥離シートはジメチル
ポリシロキサンを主剤とし、これにSiO2単位と(C
33SiO1/2単位、あるいはSiO2単位と(C
33SiO1/2単位とCH2=CH(CH32SiO
1/2単位を有する有機レジン系剥離コントロール剤を主
剤100重量部に対し10〜150重量部加えた付加型
シリコーン系剥離剤を熱可塑性樹脂フィルム、または少
なくとも片面に熱可塑性樹脂層を設けた基材の熱可塑性
樹脂層上に0.03〜1.0g/m2塗布してなるヒー
トシール可能な剥離シートである。
【0010】
【発明の実施の形態】上記の本発明において用いられる
基材は熱可塑性樹脂フィルム、あるいは紙、布等を基材
として、該基材の少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を設
けた基材であり、熱可塑性樹脂の種類としては何ら限定
されることはないが、例えばポリプロピレン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂などの樹脂を単独或い
は併用して構成されるものや、ポリウレタン樹脂、セル
ロース樹脂、タンパク質樹脂、さらにデンプンから製造
される樹脂等が挙げらる。
【0011】剥離剤としては、反応性が高く、熱可塑性
樹脂との密着性に優れた一般に公知の付加型のジメチル
ポリシロキサンを主剤とするシリコーン系剥離剤が用い
られ、ヒートシールを可能とするために該シリコーン系
剥離剤中に有機レジン系剥離コントロール剤を含むこと
を特徴とする。有機レジン系剥離コントロール剤として
はSiO2単位と(CH33SiO1/2単位、もしくはS
iO2単位と(CH3 3SiO1/2単位とCH2=CH
(CH32SiO1/2単位を有するレジン構造のものが
挙げられ、ビニル基等の官能基を含んでも含まなくとも
使用することができる。
【0012】官能基を含まないものとして例えば、BY
24−843(東レダウコーニング社製)、X92−1
28(信越化学工業社製)等が使用できる。また、官能
基を含むものとして例えば、SD−7292(東レダウ
コーニング社製)、X92−183(信越化学工業社
製)等が使用できる。
【0013】本発明で使用する有機レジン系剥離コント
ロール剤は、汎用シリコーン系剥離剤に比較して、同濃
度、同温度にて測定した動粘度が10万分の1〜100
分の1となるような低分子量であり、この有機レジン系
剥離コントロール剤を添加することにより、ベースシリ
コーンが形成するシリコーン塗膜の内部に、部分的に架
橋阻害を生じ、本来持つベースシリコーンの耐熱性が低
下するためヒートシール性が発現されるものと考えられ
るが、上記シリコーン系剥離剤に加えられる有機レジン
系剥離コントロール剤の添加量は主剤100重量部に対
し10〜150重量部であり、好ましくは15〜120
重量部である。10重量部未満ではヒートシール強度が
得られず、150重量部を超えるとシリコーン系剥離剤
の硬化性が低下したり、シリコーンの移行が多くなった
り、耐熱性が低下し過ぎるため好ましくない。さらに、
該シリコーン系剥離剤中には基材との密着性を高めるた
め、シランカップリング剤等の密着向上剤等の助剤を添
加しても良い。
【0014】上記シリコーン系剥離剤には該主剤の他
に、該官能基と反応し、シリコーン系剥離剤を硬化させ
るための架橋剤であるオルガノハイドロジエンポリシロ
キサン(SiH)が含まれる。架橋剤の量は官能基1に
対し1〜10が好ましい。1未満になると該シリコーン
系剥離剤の硬化不良となり、10を超えると架橋剤が未
反応で残存し、剥離が重くなるといった剥離異常にな
る。
【0015】さらに上記シリコーン系剥離剤には、シリ
コーン系剥離剤を硬化させる触媒が添加される。該触媒
としては白金触媒が好ましく、具体的には市販されてい
るSRX−212(東レダウコーニング社製)、PL−
50T(信越化学工業社製)が挙げられる。触媒の添加
量は主剤に添加される有機レジン系剥離コントロール剤
の種類や量、基材の種類等によって変化するが、主剤と
有機レジン系剥離コントロール剤の合計100重量部に
対して0.5〜12重量部程度である。
【0016】該シリコーン系剥離剤は、例えばトルエ
ン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、I
PA等の単独もしくは混合有機溶剤に溶解し、塗布乾燥
される。剥離剤塗布量は0.03〜1.0g/m2であ
り、好ましくは0.05〜0.5g/m2である。0.
03g/m2未満では均一な剥離性能は得られず、重剥
離化して部分的に耐熱性が悪くなり、他方1.0g/m
2を超えると本発明の目的であるヒートシール強度が十
分に得られないため好ましくない。
【0017】尚、該剥離剤の塗工方式は何ら限定される
ことはないが、例えばグラビアダイレクト法、グラビア
リバース法、バー塗工法等が挙げられる。また硬化させ
る温度は塗布されるシリコーンの種類、乾燥装置によっ
て異なるが、概ね60〜150℃(基材温度40〜12
0℃)が望ましい。
【0018】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれによって制限されるも
のではない。
【0019】実施例1 剥離剤として、付加反応型のシリコーン系剥離剤(BY
24−162,東レダウコーニング社製、固形分濃度3
0%)100重量部に、官能基を有しない有機レジン系
剥離コントロール剤(BY24−843,東レダウコー
ニング社製、固形分濃度50%)を100重量部添加し
た混合物を、トルエン/n−ヘキサン=7/3である混
合溶剤で溶解した。該混合物200重量部に対して白金
系触媒(SRX−212、東レダウコーニング社製)を
7部、密着向上剤(SD−7200,東レダウコーニン
グ社製)2部添加した混合溶液を剥離剤塗工液とし、こ
れを固形分0.1g/m2となるように熱可塑性樹脂で
あるポリエチレン樹脂フィルム(品名:LC−522,
三菱化学製、融解終了温度114.0℃、密度0.92
4g/cm3であるレジンを用い、厚さ30μmに製膜
した)に塗工・乾燥したものを剥離シートとした。
【0020】実施例2 剥離剤塗工液の塗工量を固形分0.5g/m2とした以
外は実施例1と同様に剥離シートを作製した。
【0021】実施例3 剥離剤として付加反応型のシリコーン系剥離剤(BY2
4−162,東レダウコーニング社製、固形分濃度30
%)100重量部に、官能基を有しないレジン系剥離コ
ントロール剤(BY24−843,東レダウコーニング
社製、固形分濃度50%)を50重量部添加した混合物
を使用した以外は実施例1と同様に剥離シートを作製し
た。
【0022】実施例4 剥離剤として付加反応型のシリコーン系剥離剤(KS−
847H,信越化学工業社製、固形分濃度30%)10
0重量部に、官能基を有する有機レジン系剥離コントロ
ール剤(X92−183,信越化学工業社製、固形分濃
度30%)を20重量部添加した混合物を、トルエン/
n−ヘキサン=7/3である混合溶剤で溶解した。該混
合物120重量部に対し白金系触媒(PL−50T、信
越化学工業社製)4部添加した混合溶液を剥離剤塗工液
とし、これを固形分0.1g/m 2となるように塗工・
乾燥した以外は実施例1と同様に剥離シートを作製し
た。
【0023】実施例5 基材にポリエチレンラミネート紙{メラミンクルパック
73g/m2、王子製紙製にポリエチレン樹脂(品名:
LC−522,三菱化学製、融解終了温度114.0
℃、密度0.924g/cm3)を厚さ20μmに押出
しラミネートしたもの}を使用した以外は、実施例1と
同様に剥離シートを作製した。
【0024】比較例1 剥離剤として、付加型のシリコーン系剥離剤(KS−8
47H,信越化学工業社製、固形分濃度30%)100
重量部をトルエン/n−ヘキサン=7/3である混合溶
剤で溶解した。該シリコーン系剥離剤100重量部に対
して白金系触媒(PL−50T)を3部添加した混合溶
液を剥離剤塗工液とし、これを固形分0.1g/m2
なるように熱可塑性樹脂であるポリエチレン樹脂フィル
ム(品名:LC−522,三菱化学製、融解終了温度1
14.0℃、密度0.924g/cm3であるレジンを
用いて、厚さ30μmに製膜したもの)に塗工・乾燥し
た。
【0025】比較例2 剥離剤として、付加型のシリコーン系剥離剤(BY24
−162)100重量部に、官能基を有しない有機レジ
ン系剥離コントロール剤(BY24−843)を5重量
部添加した混合物を使用した以外は実施例1と同様に剥
離シートを作製した。
【0026】比較例3 剥離剤として、付加型のシリコーン系剥離剤(BY24
−162)100重量部に、官能基を有しない有機レジ
ン系剥離コントロール剤(BY24−843)を200
重量部添加した混合物を使用した以外は実施例1と同様
に剥離シートを作製した。
【0027】比較例4 実施例1において剥離剤塗工液の塗工量を2.0g/m
2に代えた以外は実施例1と同条件で剥離シートを作製
した。
【0028】比較例5 剥離剤として長鎖アルキルペンダント型ポリマー(商
標:ピーロイル1200、一方社油脂工業(株)製)1
部をトルエン100部に溶解して剥離剤塗工液を調整
し、これを熱可塑性樹脂であるポリエチレン樹脂フィル
ム(品名:LC−522,三菱化学製、融解終了温度1
14.0℃、密度0.924g/cm3であるレジンを
用いて、厚さ30μmに製膜したもの)に固形分0.0
5g/m2となるように塗布・乾燥させて剥離シートを
作製した。
【0029】比較例6 剥離剤処理をしないポリエチレン樹脂フィルム(品名:
LC−522,三菱化学製、融解終了温度114.0
℃、密度0.924g/cm3であるレジンを用いて、
厚さ30μmに製膜したもの)を剥離シートとして作製
した。
【0030】上記各実施例、および比較例で得られた剥
離シートについて、それぞれ下記の方法により評価を行
い、それらの結果を表−1に示した。 <硬化性>シリコーン系剥離剤の硬化性は、上記剥離剤
を該基材の熱可塑性樹脂面に塗布乾燥後にその塗布面を
指の腹で擦り、以下の基準で評価した。 (評価基準) ○:硬化性が良好なもの △:硬化性が若干不十分なもの ×:硬化性が不十分なもの
【0031】<シリコーンの移行性>シリコーン系剥離
剤の移行性は、上記剥離剤を該基材の熱可塑性樹脂面に
塗布乾燥後に剥離剤塗布面を未処理の熱可塑性樹脂フィ
ルムに貼り合わせ、温度70℃、圧力20g/cm2
て2時間加圧させた後の未処理の熱可塑性樹脂フィルム
貼り合わせ面のシリコーン移行量(cps/0.5625πc
2)を蛍光X線装置(理研製、RIX1000)によ
って測定した。
【0032】<ヒートシール性>ヒートシールの条件
は、該剥離剤を塗布した熱可塑性樹脂フィルムの剥離剤
塗布面同士を圧力1Kg/cm2、温度120℃で2秒
間ヒートシールさせた後、製品幅5mmにサンプルを作
製し、引っ張り試験機にて300mm/分でTピール剥
離を行ったときのヒートシール強度(g/5mm)を測
定した。
【0033】<剥離性>SUS板の上に固定された各々
の剥離シートの剥離剤処理面上に、貼り付け面積が25
mm×50mmになるようにポリエステル粘着テープN
o.31B(日東電工株式会社製)を貼付し、2Kgの
圧着ローラーにて一往復した直後、引っ張り試験機にて
300mm/分で180゜剥離試験を行った時の剥離力
を測定した。
【0034】<耐熱性>剥離シートの剥離剤処理面上
に、貼り付け面積が25mm×50mmになるようにポ
リエステル粘着テープNo.31B(日東電工株式会社
製)を貼付し、2Kgの圧着ローラーにて一往復した後
70℃で1日経過後の剥離試験を行い、以下の基準で評
価した。 ○:抵抗なくスムースに剥離可能なもの △:若干抵抗があるが剥離可能なもの ×:抵抗があり、剥離が困難なもの
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、実施例1〜5の
様な本発明の構成では、シリコーンの移行も少なく、剥
離性、耐熱性に優れ、ヒートシール可能な剥離シートが
得られる。
【0037】比較例1、2では、本発明の目的であるヒ
ートシール強度が得られない。比較例3ではヒートシー
ル強度は良好であるが、硬化性、シリコーン移行性に劣
る。また比較例4では硬化性、ヒートシール強度に劣
る。比較例5ではヒートシール強度は良好だが、耐熱性
に劣る。比較例6ではヒートシール強度は良好だが剥離
性に劣る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、有機レジン系剥離コントロー
ル剤を含むシリコーン系剥離剤を特定量、基材の熱可塑
性樹脂層上に塗布することによって耐熱性に優れ、ヒー
トシールを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥離シートの一実施態様の構成を示す
断面図である。
【図2】本発明の剥離シートの一実施態様の構成を示す
断面図である。
【図3】本発明の剥離シートの一実施態様の構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1:剥離剤層 2:熱可塑性樹脂 3:紙または布等の基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジメチルポリシロキサンを主剤とし、これ
    にSiO2単位と(CH33SiO1/2単位、あるいはS
    iO2単位と(CH33SiO1/2単位とCH2=CH
    (CH32SiO1/2単位を有する有機レジン系剥離コ
    ントロール剤を主剤100重量部に対し10〜150重
    量部加えた付加型シリコーン系剥離剤を熱可塑性樹脂フ
    ィルム基材、または少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を
    設けた基材の熱可塑性樹脂層上に0.03〜1.0g/
    2塗布してなるヒートシール可能な剥離シート。
JP10781397A 1997-04-24 1997-04-24 ヒートシール可能な剥離シート Pending JPH10298512A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523810A (ja) * 2000-02-22 2003-08-12 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー 活性成分含有硬膏用包装

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JP2003523810A (ja) * 2000-02-22 2003-08-12 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー 活性成分含有硬膏用包装

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