JPH0651866B2 - 剥離剤組成物 - Google Patents
剥離剤組成物Info
- Publication number
- JPH0651866B2 JPH0651866B2 JP6876486A JP6876486A JPH0651866B2 JP H0651866 B2 JPH0651866 B2 JP H0651866B2 JP 6876486 A JP6876486 A JP 6876486A JP 6876486 A JP6876486 A JP 6876486A JP H0651866 B2 JPH0651866 B2 JP H0651866B2
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- Japan
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- release agent
- group
- release
- agent composition
- integer
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は粘着テープ、特にシリコーン粘着テープの背面
に処理して使用される剥離剤組成物に関するものであ
る。
に処理して使用される剥離剤組成物に関するものであ
る。
［従来の技術］ 従来、プラスチック或は紙等の剥離用基材の表面に長鎖
アルキルアクリレート共重合体或は硬化したシリコーン
樹脂の剥離剤皮膜を形成し、粘着剤と基材との剥離を容
易にし、且つ剥離剤の粘着剤への移行を防止し粘着剤本
来の粘着力を発揮させる事はよく知られている。（特公
昭44-9599 号、特公昭43-21855号、特公昭45-24240号） このような従来の剥離剤用樹脂はアクリル系、ゴム系等
の粘着剤に対しては充分適用可能であったが、近年開発
された耐熱性に優れ、広範囲な被着材が選択できる高機
能粘着剤であるシリコーン粘着剤に対しては剥離でき
ず、使用不能であるという欠点があり、シリコーン粘着
剤については適当な剥離剤がない為、商品化できないと
いうのが現状であった。
アルキルアクリレート共重合体或は硬化したシリコーン
樹脂の剥離剤皮膜を形成し、粘着剤と基材との剥離を容
易にし、且つ剥離剤の粘着剤への移行を防止し粘着剤本
来の粘着力を発揮させる事はよく知られている。（特公
昭44-9599 号、特公昭43-21855号、特公昭45-24240号） このような従来の剥離剤用樹脂はアクリル系、ゴム系等
の粘着剤に対しては充分適用可能であったが、近年開発
された耐熱性に優れ、広範囲な被着材が選択できる高機
能粘着剤であるシリコーン粘着剤に対しては剥離でき
ず、使用不能であるという欠点があり、シリコーン粘着
剤については適当な剥離剤がない為、商品化できないと
いうのが現状であった。
［発明の解決しようとする問題点］ 剥離剤に要求される基本的物性として (１) 低表面エネルギーであること。
(２) 弾性率が小さいこと。
(３) 基材との密着性が良好なこと。
等が考えられる。
従来の剥離剤用樹脂をシリコーン粘着剤に使用すると次
のような問題点があり、如れの化合物も剥離できなかっ
た。
のような問題点があり、如れの化合物も剥離できなかっ
た。
(ａ) 長鎖炭化水素系アクリレート共重合体は低表面エ
ネルギーが不充分である。
ネルギーが不充分である。
(ｂ) シリコーン樹脂はシリコーン同志その界面におい
て相溶してしまう。
て相溶してしまう。
本発明の目的はシリコーン粘着剤に対して従来の剥離剤
用樹脂が有している前述の欠点を解消しようとするもの
である。
用樹脂が有している前述の欠点を解消しようとするもの
である。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、架橋部位を有するフルオロポリシロキサンの主剤と
下記一般式（Ｉ）で表わされる架橋剤を必須成分として
含有することを特徴とする剥離剤組成物を提供するもの
である。
り、架橋部位を有するフルオロポリシロキサンの主剤と
下記一般式（Ｉ）で表わされる架橋剤を必須成分として
含有することを特徴とする剥離剤組成物を提供するもの
である。
（式中、R はアルキル基、アルケニル基、アリール基、
ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルケニル基、ハロ
ゲン化アリール基、n, mは 1〜3 の整数、ＸはCH２
ｔCF２ ｐCH２ ｔ又は、 ｐは 1〜24の整数、q,r,s は 1〜5 の整数、t は 0又は
1〜10の整数、Y はF 又は CF３を示す。） 本発明を構成する剥離剤組成物は、低温架橋可能な主剤
と架橋剤を必須成分として含有している。主剤として
は、架橋剤と反応する架橋部位を有するフルオロポリシ
ロキサンであり、特に下記一般式（II）で示される、フ
ルオロポリシロキサンが好ましい。
ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルケニル基、ハロ
ゲン化アリール基、n, mは 1〜3 の整数、ＸはCH２
ｔCF２ ｐCH２ ｔ又は、 ｐは 1〜24の整数、q,r,s は 1〜5 の整数、t は 0又は
1〜10の整数、Y はF 又は CF３を示す。） 本発明を構成する剥離剤組成物は、低温架橋可能な主剤
と架橋剤を必須成分として含有している。主剤として
は、架橋剤と反応する架橋部位を有するフルオロポリシ
ロキサンであり、特に下記一般式（II）で示される、フ
ルオロポリシロキサンが好ましい。
Z1，Z2は架橋部位であり、-CH＝CH2，-(CH2)dOH又は、 から選択することが好ましい。Z2はR であってもよい。
R は、アルキル基アルケニル基、アリール基又は、これ
ら炭化水素基の炭素原子に直接結合している水素原子が
部分的に塩素、臭素、フッ素等のハロゲン原子やシアノ
基等で置換されていてもよい。W としては、-(CH2)
dRf、-OCH2）dRf、-OCF2OC3F6 eOC3F7、-OCF2OC2
F4 eOCF2)fOCF3が好ましい。
R は、アルキル基アルケニル基、アリール基又は、これ
ら炭化水素基の炭素原子に直接結合している水素原子が
部分的に塩素、臭素、フッ素等のハロゲン原子やシアノ
基等で置換されていてもよい。W としては、-(CH2)
dRf、-OCH2）dRf、-OCF2OC3F6 eOC3F7、-OCF2OC2
F4 eOCF2)fOCF3が好ましい。
ここで、Rfは、炭素数 3〜21個の直鎖又は分枝鎖状ポリ
フルオロアルキル基である。a は 0〜200 、b は 0〜10
0 、c は 0〜50の整数であるがa, b, c は同時に0 とは
ならない。 1≦a/b ≦5 となるa, b, 及び c＝ 0〜10の
整数であることが、剥離性能上好ましい。
フルオロアルキル基である。a は 0〜200 、b は 0〜10
0 、c は 0〜50の整数であるがa, b, c は同時に0 とは
ならない。 1≦a/b ≦5 となるa, b, 及び c＝ 0〜10の
整数であることが、剥離性能上好ましい。
架橋剤としては、前記一般式（Ｉ）で示される化合物で
あり、式中、R はアルキル基、アルケニル基、アリール
基又は、これら炭化水素基の水素の一部が塩素、臭素、
フッ素等のハロゲン原子で置換されたものである。X は
CH２ ｔCF２ ｐCH２ ｔ又は、 を示し、pは 1〜24の整数、q, r, s は 1〜 5の整数、t
は０又は 1〜10の整数、 YはF 又はCF３である。n, m
は 1〜3 の整数である。
あり、式中、R はアルキル基、アルケニル基、アリール
基又は、これら炭化水素基の水素の一部が塩素、臭素、
フッ素等のハロゲン原子で置換されたものである。X は
CH２ ｔCF２ ｐCH２ ｔ又は、 を示し、pは 1〜24の整数、q, r, s は 1〜 5の整数、t
は０又は 1〜10の整数、 YはF 又はCF３である。n, m
は 1〜3 の整数である。
本発明の架橋剤は、SiとSiの間に、X で表わされる、フ
ッ素を含有する二価の有機基が存在していることが重要
である。本発明者等の検討によれば、X を酸素原子と
し、R の一部をポリフルオロアルキル基とすることによ
り、フッ素が全く結合していないシロキサン系架橋剤に
比べ、剥離性能が向上することを確認している。しかし
ながら、フッ素を本発明のごとく、X 中に導入すること
により、さらに性能が向上することが判明し、本発明に
至ったものである。
ッ素を含有する二価の有機基が存在していることが重要
である。本発明者等の検討によれば、X を酸素原子と
し、R の一部をポリフルオロアルキル基とすることによ
り、フッ素が全く結合していないシロキサン系架橋剤に
比べ、剥離性能が向上することを確認している。しかし
ながら、フッ素を本発明のごとく、X 中に導入すること
により、さらに性能が向上することが判明し、本発明に
至ったものである。
本発明における、前述の主剤及び架橋剤の反応を促進さ
せるためには、適当な硬化触媒を併用することが効果的
である。前述の一般式（II）の架橋部位が、ビニル基の
場合には、塩化白金酸や塩化白金酸鎖体等の白金系触媒
が、エポキシ基や水酸基の場合には、ジブチルすずジラ
ウレート、ジオクテン酸すず、等の有機すず系触媒が好
適である。配合割合は、重量部基準で、主剤 100部に対
して、架橋剤を 0.001〜10部、好ましくは0.01〜0.5
部、硬化触媒を0.0005〜0.5 部、好ましくは 0.001〜0.
01部とすることがよい。主剤と架橋剤の反応において、
未反応の架橋部位を残さないように、主剤と架橋剤の配
合割合を選定することが好ましい。
せるためには、適当な硬化触媒を併用することが効果的
である。前述の一般式（II）の架橋部位が、ビニル基の
場合には、塩化白金酸や塩化白金酸鎖体等の白金系触媒
が、エポキシ基や水酸基の場合には、ジブチルすずジラ
ウレート、ジオクテン酸すず、等の有機すず系触媒が好
適である。配合割合は、重量部基準で、主剤 100部に対
して、架橋剤を 0.001〜10部、好ましくは0.01〜0.5
部、硬化触媒を0.0005〜0.5 部、好ましくは 0.001〜0.
01部とすることがよい。主剤と架橋剤の反応において、
未反応の架橋部位を残さないように、主剤と架橋剤の配
合割合を選定することが好ましい。
本発明の剥離剤組成物は、水に分散させる形態あるいは
無溶剤の形態でもよいが、通常は適当な有機溶剤に溶解
させた形態で、剥離用基材に塗工し、 90〜180 ℃、好
ましくは 120〜160 ℃20秒以上、好ましくは45秒以上で
加熱処理することにより、基材上に剥離性被覆膜を形成
させる。塗工量は、 0.001〜1.0 g/m2、好ましくは0.01
〜0.1 g/m2で充分な剥離効果がある。使用可能な有機溶
媒としては、アセトン、メチルイソプロピルケトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、イソアミル等のエステル類、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、n-ヘプタン、
n-ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水
素系溶剤、メチルクロロホルム、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、テトラクロロジフルオロエタ
ン、1,1,2-トリクロロ-1,2,2- トリフルオロエタン、ジ
クロロテトラフルオロエタン、m-キシレンヘキサフルオ
リド等のハロゲン化炭化水素類の１種又は２種以上の混
合物である。
無溶剤の形態でもよいが、通常は適当な有機溶剤に溶解
させた形態で、剥離用基材に塗工し、 90〜180 ℃、好
ましくは 120〜160 ℃20秒以上、好ましくは45秒以上で
加熱処理することにより、基材上に剥離性被覆膜を形成
させる。塗工量は、 0.001〜1.0 g/m2、好ましくは0.01
〜0.1 g/m2で充分な剥離効果がある。使用可能な有機溶
媒としては、アセトン、メチルイソプロピルケトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、イソアミル等のエステル類、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、n-ヘプタン、
n-ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水
素系溶剤、メチルクロロホルム、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、テトラクロロジフルオロエタ
ン、1,1,2-トリクロロ-1,2,2- トリフルオロエタン、ジ
クロロテトラフルオロエタン、m-キシレンヘキサフルオ
リド等のハロゲン化炭化水素類の１種又は２種以上の混
合物である。
剥離用基材にはセロハン、アセテート、塩ビ、フッ素樹
脂、ポリイミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等のプラスチックフィルム、金属箔、又は目止
め効果のあるグラシン紙やパーチメント紙あるいは、ポ
リエチレン、クレーバインダー、ＰＶＡ、デンプン、Ｃ
ＭＣ等で目止め処理した紙を用いればよい。本発明の剥
離剤組成物は、特にシリコーン系粘着剤に対して効果が
あるが、アクリル系やゴム系等その他の各種粘着剤に対
しても有効である。剥離用基材への剥離剤の塗工方法
は、ハンドローラー、グラビアコーター、バーコータ
ー、ロールコーター、ナイフコーター、ブラッシュコー
ター、カーテンコーター、スプレーコーター、エクスト
ルージョンコーター、キャストコーター等、を採用可能
である。
脂、ポリイミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等のプラスチックフィルム、金属箔、又は目止
め効果のあるグラシン紙やパーチメント紙あるいは、ポ
リエチレン、クレーバインダー、ＰＶＡ、デンプン、Ｃ
ＭＣ等で目止め処理した紙を用いればよい。本発明の剥
離剤組成物は、特にシリコーン系粘着剤に対して効果が
あるが、アクリル系やゴム系等その他の各種粘着剤に対
しても有効である。剥離用基材への剥離剤の塗工方法
は、ハンドローラー、グラビアコーター、バーコータ
ー、ロールコーター、ナイフコーター、ブラッシュコー
ター、カーテンコーター、スプレーコーター、エクスト
ルージョンコーター、キャストコーター等、を採用可能
である。
本発明の剥離用組成物を適用した剥離基材の用途として
は、荷札や一般シール用のラベルシール類、電気絶縁
用、ソルダーマスキング用や包装用の粘着テープ類、塩
ビ、紙、布、金属シート、化粧板等を表面材とする壁
紙、装飾材、粘着じゅうたん、粘着遮光フィルム、自動
車内装用等の建設資材、合成皮革製造やセラミックシー
ト製造用のキャスティング工業材料、クッキングシート
等の食品工業材料等を挙げることができる。
は、荷札や一般シール用のラベルシール類、電気絶縁
用、ソルダーマスキング用や包装用の粘着テープ類、塩
ビ、紙、布、金属シート、化粧板等を表面材とする壁
紙、装飾材、粘着じゅうたん、粘着遮光フィルム、自動
車内装用等の建設資材、合成皮革製造やセラミックシー
ト製造用のキャスティング工業材料、クッキングシート
等の食品工業材料等を挙げることができる。
［実施例］ 〔評価方法〕 「剥離力及び残留接着率の評価方法」 剥離剤を塗工した厚さ25μのポリエステルフィルムと を塗工したポリイミドフィルム（厚さ50μ）をローラー
で貼合せ、50g/m2の荷重をかけ、 50℃×１日の雰囲気
下に放置する。放置後、 1000mm/minの速度でテンシロ
ンを用い 180゜ピーリングテストを行ない、剥離力(g/2
5mm)を求めた。
で貼合せ、50g/m2の荷重をかけ、 50℃×１日の雰囲気
下に放置する。放置後、 1000mm/minの速度でテンシロ
ンを用い 180゜ピーリングテストを行ない、剥離力(g/2
5mm)を求めた。
更にはがした粘着剤塗工ポリイミドフィルムを新しい粗
さ一定のステンレス板に再貼合せ、300mm/min の速度で
180゜ピーリングテストを行ない、その粘着力より （剥離剤の粘着剤への移行度合を示す）を求めた。
さ一定のステンレス板に再貼合せ、300mm/min の速度で
180゜ピーリングテストを行ない、その粘着力より （剥離剤の粘着剤への移行度合を示す）を求めた。
*1）信越シリコーンKR-101-10 、 BPO （ベンゾイルパ
ーオキサイド）触媒を用い90℃×10min プレキュア、 1
65℃×10minキュア 実施例１〜７ 化合物Ａ 0.5重量部、化合物Ｂ 0.025重量部、及び塩化
白金酸(H2PtC16・6H20)0.0015重量部をフロンR-113
（1,1,2-トリクロロトリフルオロエタン）に溶解させ、
全体で 100重量部とした。この溶液をメイヤーバーNo.5
を用い、ポリエステルフィルム上に塗工し 150℃×1min
で硬化させた。
ーオキサイド）触媒を用い90℃×10min プレキュア、 1
65℃×10minキュア 実施例１〜７ 化合物Ａ 0.5重量部、化合物Ｂ 0.025重量部、及び塩化
白金酸(H2PtC16・6H20)0.0015重量部をフロンR-113
（1,1,2-トリクロロトリフルオロエタン）に溶解させ、
全体で 100重量部とした。この溶液をメイヤーバーNo.5
を用い、ポリエステルフィルム上に塗工し 150℃×1min
で硬化させた。
以上フルオロシリコーンポリマー皮膜形成ポリエステル
フィルムについて、前記評価方法に従い、剥離力及び残
留接着率を求めた。
フィルムについて、前記評価方法に従い、剥離力及び残
留接着率を求めた。
［発明の効果］ 本発明の剥離剤組成物は従来のシリコーン樹脂剥離剤等
では使用できなかったシリコーン粘着剤に対して使用可
能であり、その剥離性能は従来のアクリル、ゴム系粘着
剤に対するシリコーン剥離剤のそれと同様の値を示し、
耐熱性等優れた高機能粘着剤であるシリコーン粘着剤の
使用を可能にした画期的な剥離剤組成物である。従来の
シリコーン樹脂剥離剤は、シリコーン粘着剤と相溶する
ため、剥離困難であったが、本発明の剥離剤は、シリコ
ーン粘着剤やその他の粘着剤に対して非相溶性であり、
界面剥離性が増大し、有効な剥離性能を発揮する。又、
シリコーン本来の低弾性率も有しているため、スムーズ
な剥離が可能である。
では使用できなかったシリコーン粘着剤に対して使用可
能であり、その剥離性能は従来のアクリル、ゴム系粘着
剤に対するシリコーン剥離剤のそれと同様の値を示し、
耐熱性等優れた高機能粘着剤であるシリコーン粘着剤の
使用を可能にした画期的な剥離剤組成物である。従来の
シリコーン樹脂剥離剤は、シリコーン粘着剤と相溶する
ため、剥離困難であったが、本発明の剥離剤は、シリコ
ーン粘着剤やその他の粘着剤に対して非相溶性であり、
界面剥離性が増大し、有効な剥離性能を発揮する。又、
シリコーン本来の低弾性率も有しているため、スムーズ
な剥離が可能である。
Claims (1)
- 【請求項１】架橋部位を有するフルオロポリシロキサン
の主剤と、下記一般式（Ｉ）で表わされる架橋剤を必須
成分として含有することを特徴とする剥離剤組成物。 （式中、R はアルキル基、アルケニル基、アリール基、
ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルケニル基、ハロ
ゲン化アリール基、n,m は 1〜3 の整数、 X はCH２ ｔCF２ ｐCH２ ｔ又は、 p は 1〜24の整数、q,r,s は 1〜5 の整数、t は 0又は
1〜10の整数、 Y は F又はCF３を示す。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6876486A JPH0651866B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 剥離剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6876486A JPH0651866B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 剥離剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62225581A JPS62225581A (ja) | 1987-10-03 |
| JPH0651866B2 true JPH0651866B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=13383127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6876486A Expired - Lifetime JPH0651866B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 剥離剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651866B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4736048A (en) * | 1986-06-04 | 1988-04-05 | Dow Corning Corporation | Pressure sensitive adhesive release liner and fluorosilicone compounds, compositions and method therefor |
| US4980443A (en) * | 1989-01-12 | 1990-12-25 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
| US4968766A (en) * | 1989-01-12 | 1990-11-06 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
| US4980440A (en) * | 1989-01-12 | 1990-12-25 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
| JPH03166281A (ja) * | 1989-11-25 | 1991-07-18 | Nitto Denko Corp | 剥離剤並びに粘着部材及びセパレータ |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP6876486A patent/JPH0651866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62225581A (ja) | 1987-10-03 |
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