JPH10297665A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH10297665A
JPH10297665A JP9120093A JP12009397A JPH10297665A JP H10297665 A JPH10297665 A JP H10297665A JP 9120093 A JP9120093 A JP 9120093A JP 12009397 A JP12009397 A JP 12009397A JP H10297665 A JPH10297665 A JP H10297665A
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line
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Yuji Kawaguchi
裕次 川口
Haruo Kohitsu
晴雄 小櫃
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/24Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes
    • B65D51/246Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes provided with eating utensils or spatulas
    • B65D51/247Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes provided with eating utensils or spatulas located between an inner and an outer closure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプーン付容器において、容器の組立性と廃
棄性を向上すること。 【解決手段】 容器本体11と封止材13と蓋体12と
から構成される容器10において、封止材13の少なく
とも一部をスプーン構成部26としてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末洗剤等を収容
する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉末洗剤を収容する容器では、容
器本体と蓋体とを板紙製とする一方、容器本体の中にプ
ラスチック製スプーンを入れてあり、このスプーンによ
り洗剤を計量して小出し可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下の問題点がある。 スプーンが容器本体、蓋体等の容器の主構成材料と別
体になっているため、容器の構成部品点数が多くてその
取扱いが煩雑になり、或いは容器の組立工数が過多にな
る等、容器の組立性が悪い。
【0004】容器本体、蓋体等の容器の主構成材料が
板紙製であるのに対し、スプーンがプラスチック製であ
るため、容器の使用後の廃棄段階で材質毎に分別配置す
る必要があり、廃棄性が悪い。
【0005】本発明の課題は、スプーン付容器におい
て、容器の組立性と廃棄性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、開口を有する容器本体と、該容器本体の開口に封着
される封止材と、該容器本体の開口まわりに被着される
蓋体とから構成される容器において、前記封止材の少な
くとも一部をスプーン構成部としてなるようにしたもの
である。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記封止材が板紙からなり、
スプーン構成部は該板紙に設けられている切断誘導線に
沿って分離され、該スプーン構成部自体に設けられてい
る折り線に沿ってスプーンを折り上げ可能とするように
したものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記封止材が容器本体
の構成材料に一体化されてなるようにしたものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記封止材が蓋体の構
成材料に一体化されてなるようにしたものである。
【0010】請求項1に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 容器本体、蓋体とともに容器の主構成材料である封止
材にスプーン構成部を設けたので、容器の構成部品点数
がスプーンだけのために増加することにならない。従っ
て、容器の構成部品点数を可及的に少なくし、容器の組
立工数も可及的に少なくしながら、スプーンを備えるこ
とができる。
【0011】スプーンが容器の主構成材料である封止
材に組み込まれており、容器の主構成材料を単一化しな
がら、スプーンを備えることができる。従って、容器の
使用後の廃棄段階で分別廃棄する必要がなく、廃棄性を
向上できる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 スプーン構成部を持つ封止材を板紙とした。そして、
板紙の切断誘導線に沿ってスプーン構成部を分離し、ス
プーン構成部自体の折り線に沿ってスプーンを折り上げ
可能とするものであり、スプーンを簡易に組み立てでき
る。
【0013】スプーン構成部を持つ封止材を板紙とし
たから、容器のコストを低減し、廃棄段階で容易に破っ
たり丸める等によって廃棄容積を小容積化し、焼却性も
よく、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スプーン構成部を持つ封止材を容器本体の構成材料に
一体化したから、容器本体の組立と同時にスプーンを具
備せしめ得るものとなる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スプーン構成部を持つ封止材を蓋体の構成材料に一体
化したから、蓋体の組立と同時にスプーンを具備せしめ
得るものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は容器本体の組立工程を示す
模式図、図2は容器本体への粉末充填工程を示す模式
図、図3は容器本体の密封工程を示す模式図、図4は蓋
体の貼付工程を示す模式図、図5は蓋体の閉じ状態を示
す模式図、図6はスプーンの使用状態を示す模式図、図
7は容器本体の展開図、図8は蓋体の展開図、図9はス
プーンを示す模式図、図10は容器本体の組立工程を示
す模式図、図11は蓋体の貼付工程を示す模式図、図1
2は蓋体の開き状態を示す模式図、図13は蓋体の閉じ
状態を示す模式図、図14はスプーンの使用状態を示す
模式図、図15は容器本体の展開図、図16は蓋体の展
開図である。
【0017】(第1実施形態)(図1〜図9) 容器10は、図4〜図6に示す如く、粉末洗剤が収容さ
れて開口11Aを有する容器本体11と、容器本体11
の開口11Aまわりに被着される蓋体12と、容器本体
11の開口11Aに封着される封止板13(封止材)と
から構成される。
【0018】(容器本体11の構成)容器本体11は、
図7に示す如く、板紙からなり、封止板13を一体に備
えるとともに、封止板13の一方側に順次罫線(折り曲
げ誘導線)を介して背面板21、底板22、正面板23
を備え、封止板13の他方側に罫線を介して狭幅ロック
板24を備える。また、封止板13の両側に罫線を介し
て左右の上フラップ20A、20B、背面板21の両側
に罫線を介して左右の後側板21A、21B、底板22
の両側に罫線を介して左右の下フラップ22A、22
B、正面板23の両側に罫線を介して左右の前側板23
A、23B、ロック板24の両側に罫線を介して左右の
補強板24A、24Bを備える。
【0019】容器本体11は、封止板13の外周沿いに
開口11Aのための切断誘導線13Aを備え、切断誘導
線13Aにより囲まれる開口部25の内部にスプーン構
成部26を設けている。スプーン構成部26は、封止板
13に設けられている切断誘導線13Bに沿って分離さ
れ、スプーン構成部26自体に設けられている折り線
(折り罫線34、35、37、38)に沿ってスプーン
27を折り曲げ形成可能としている。尚、封止板13に
設けられる切断誘導線13A、13Bは、容器10の開
封前段階で内容粉末を密封可能とするため、貫通切り込
み線でなく、半切り線としている。
【0020】スプーン27を構成するスプーン構成部2
6は、図9に示す如く、封止板13を構成している板紙
31に、すくい部32と把持部33とが一体成形された
ものであり、すくい部32が粉粒体としての粉末洗剤を
計量する。また、把持部33は、すくい部32から一方
向に延設して形成される。
【0021】この把持部33には、幅方向の略中央位置
に、把持部33の長手方向に平行に延びる少なくとも2
本の第1山折り罫線34が、すくい部32へ向って形成
される。これらの第1山折り罫線34に連設して、第2
山折り罫線35がすくい部32へ向って形成される。こ
の第2山折り罫線35は、すくい部32へ向って離反す
るように設けられる。この第2山折り罫線35が、第1
山折り罫線34に直角な第1谷折り罫線37にてすくい
部32と連設される。尚、第1山折り罫線34と第2山
折り罫線35とて接続部に、第1山折り罫線34と直角
方向の第3山折り罫線36が形成されている。
【0022】上記第1谷折り罫線37の両端点37aか
ら、すくい部32と把持部33との外側の両交点40へ
向って第2谷折り罫線38が形成される。これらの第1
山折り罫線34、第2山折り罫線35及び第3山折り罫
線36を山折りに折り曲げ、第1谷折り罫線37及び第
2谷折り罫線38を谷折りに折り曲げることにより(ス
プーン27の組立状態で)、把持部33が断面コ字形状
に構成される。このとき、把持部33の天面部41が両
山折り罫線34に囲まれて形成され、把持部33の前面
部41Aが両第2山折り罫線35、第3山折り罫線36
及び第1谷折り罫線37に囲まれて形成され、把持部3
3の側面部42が第1山折り罫線34、第2山折り罫線
35及び第2谷折り罫線38に囲まれて形成される。
【0023】更に、すくい部32には、第1谷折り罫線
37の両端点17aから、把持部33と反対方向へ向い
第3谷折り罫線39が形成される。この第3谷折り罫線
39及び第1谷折り罫線37を谷折りに折り曲げること
により、スプーン27の組立状態で、これらの両第3谷
折り罫線39及び第1谷折り罫線37に囲まれて、平坦
形状のすくい部32の底部43が構成される。
【0024】更に、スプーン27の組立状態で、第2谷
折り罫線38、第3谷折り罫線39及びすくい部32の
後述の切欠辺45を除く外縁に囲まれて、第2谷折り罫
線38及び第3谷折り罫線39から斜め上方へ傾斜する
すくい部32の側部44が構成される。
【0025】また、すくい部32には、把持部33との
反対位置、つまり両第3谷折り罫線39がすくい部32
の外縁と交差する位置45Aが直線上に切除されて切欠
辺45が形成される。
【0026】(蓋体12の構成)付帯12は、図8に示
す如く、板紙からなり、蓋板51の基端側に罫線を介し
て貼付板52、蓋板51の先端側に罫線を介して正面板
53、蓋板51の両側に罫線を介して左右の側板54、
55を備える。また、正面板53に罫線を介してタブ5
6、折り返し片57、57を備える。
【0027】(容器10の組立)容器10は、以下の手
順で組み立てられる。 (1) 容器本体11を折り形成する(図1)。このとき、
ロック板24を正面板23の外側に出るように接着する
(図1(B))。そして、封止板13、背面板21、底
板22、正面板23、ロック板24の片側に設けられて
いる上フラップ20B、後側板21B、下フラップ22
B、前側23B、補強板24Bを折り曲げ、接着し、容
器本体11の半組状態を形成する。
【0028】(2) 上記(1) で形成した半組状態の容器本
体11の未折り曲げ側を上位に置くように容器本体11
を起こし、その右折り曲げ部分から内容物となる粉末を
充填する(図2)。
【0029】(3) 上記(2) で粉末を充填した容器本体1
1の未折り曲げ側の上フラップ20A、後側板21A、
下フラップ22A、前側板23A、補強板24Aを折り
曲げ、接着し、容器本体11を密封する(図3
(A))。容器本体11の封止板13を上位に置くよう
に容器本体11を起こす(図3(B))。
【0030】(4) 蓋体12を折り形成する(図4)。こ
のとき、蓋板51の先端側と両側の正面板53、側板5
4、55を立ち上げて互いに接着するとともに、正面板
53の内側に折り返し片57、57を折り返す。そし
て、蓋板51の基端側の貼付板52を容器本体11の背
面板21の上縁寄り外側面に接着する(図4)。
【0031】(5) 蓋体12は図4の開き状態から貼付板
52まわりに回動せしめられて、図5の閉じ状態に閉止
可能とされる。蓋体12は、閉じ状態で、折り返し片5
7の先端エッジを容器本体11のロック板24の下端エ
ッジに係止してその閉じ状態をロックできる。尚、容器
本体11のロック板24に対する蓋体12の折り返し片
57のロックは、タブ56に加える開き力による折り返
し片57の撓み変形で容易に解除できる。
【0032】(容器10の使用方法) (1) 容器本体11から蓋体12を開く。
【0033】(2) 容器本体11に設けられている封止板
13の切断誘導線13Aに沿って開口部25を切除し、
開口11Aを形成する。
【0034】(3) 開口部25として切除された封止板1
3に設けられている切断誘導線13Bに沿ってスプーン
構成部26を切離する。そして、スプーン構成部26の
折り罫線34、35、37、38を折り込むことによ
り、すくい部32と把持部33を持つスプーン27を折
り上げる。
【0035】(4) このスプーン27を用いて容器本体1
1内の粉末を計量し小出しする。
【0036】(5) スプーン27を容器本体11内に入
れ、蓋体12を容器本体11に閉じ、再使用に備える。
このとき、蓋体12の折り返し片57が容器本体11の
ロック板24に係止して閉じ状態がロックされる。
【0037】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 容器本体11、蓋体12とともに容器10の主構成材
料である封止板13にスプーン構成部26を設けたの
で、容器10の構成部品点数がスプーン27だけのため
に増加することにならない。従って、容器10の構成部
品点数を可及的に少なくし、容器10の組立工数も可及
的に少なくしながら、スプーン27を備えることができ
る。
【0038】スプーン27が容器10の主構成材料で
ある封止板13に組み込まれており、容器10の主構成
材料を単一化しながら、スプーン27を備えることがで
きる。従って、容器10の使用後の廃棄段階で分別廃棄
する必要がなく、廃棄性を向上できる。
【0039】スプーン構成部26を持つ封止板13を
板紙とした。そして、板紙の切断誘導線に沿ってスプー
ン構成部26を分離し、スプーン構成部26自体の折り
線に沿ってスプーン27を折り上げ可能とするものであ
り、スプーン27を簡易に組み立てできる。
【0040】スプーン構成部26を持つ封止板13を
板紙としたから、容器10のコストを低減し、廃棄段階
で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小容積化
し、焼却性もよく、或いは再生紙としての再利用性も向
上できる。
【0041】スプーン構成部26を持つ封止板13を
容器本体11の構成材料に一体化したから、容器本体1
1の組立と同時にスプーン27を具備せしめ得るものと
なる。
【0042】尚、容器10にあっては、スプーン27を
スプーン構成部26から前述した如くに折り上げ形成し
たから、以下の作用もある。 1枚の紙板31にてすくい部32と把持部33とが一
体成形されたので、上記紙板31の第1山折り罫線3
4、第2山折り罫線35、第3山折り罫線36及び第1
谷折り罫線37、第2谷折り罫線38及び第3谷折り罫
線39を折り曲げ作業するだけでスプーン27を構成で
き、糊貼りやロック機構の差し込み作業によらず、スプ
ーン27を簡単に組み立てることができる。
【0043】把持部33に少なくとも2本の第1山折
り罫線34が形成され、この第1山折り罫線34に連続
する第2山折り罫線35とすくい部32とが第1谷折り
罫線37で連設され、かつ上記第1谷折り罫線37の両
端37aとすくい部32及び把持部33の外側の交点4
0とが第2谷折り罫線38にて連設されたので、スプー
ン27の組立状態で、把持部33を断面コ字形状に構成
できる。このため、スプーン27の組立状態で、すくい
部32と把持部33との間で上下左右のがたつきが生ぜ
ず、この組立状態のスプーン27を用いて粉末洗剤を安
定して計量できる。
【0044】すくい部32に、第1谷折り罫線37の
両端点37aから把持部33の反対方向へ向い、第3谷
折り罫線が形成されたので、スプーン27の組立状態で
すくい部32に、第1谷折り罫線37と第3谷折り罫線
39に囲まれて平坦形状の底部43が形成される。この
ため、このすくい部32の底部によって、粉末洗剤を充
填した容器の底面にある粉末洗剤を残さずすくい出すこ
とができる。
【0045】すくい部32には、把持部33との反対
位置に直線形状の切欠辺45が形成されたので、粉末洗
剤を充填した容器10が角型容器である場合に、その角
型容器10の隅部にある粉末洗剤を良好にすくい出すこ
とができる。
【0046】(第2実施形態)(図10〜図16) 容器60は、図12〜図14に示す如く、粉末洗剤が収
容されて開口61Aを有する容器本体61と、容器本体
61の開口61Aまわりに被着される蓋体62と、容器
本体61の開口61Aに封着される封止板63(封止
材)とから構成される。
【0047】(容器本体61の構成)容器本体61は、
図15に示す如く、板紙からなり、側面板71、正面板
72、側面板73、背面板74のそれぞれを互いに罫線
を介した状態で備え、側面板71、正面板72、側面板
73、背面板74の一側に罫線を介して底板71A、7
2A、73A、74Aを備え、側面板71、正面板7
2、側面板73、背面板74の他側に罫線を介して補強
板71B、72B、73B、74Bを備える。また、背
面板74の側縁部に貼付フラップ74Cを備える。
【0048】(蓋体62の構成)蓋体62は、図16に
示す如く、板紙からなり、封止板63を一体に備えると
ともに、封止板63の 4周のそれぞれに罫線を介して貼
付板81A、81B、81C、81Dを備え、封止板6
3の背面側の貼付板81Cに罫線を介して連結片82を
備え、この連結片82に罫線を介して蓋板83を備え
る。蓋板83の先端側に罫線を介して正面板84、蓋板
83の両側には罫線を介して左右の側板85、86を備
える。また、正面板84に罫線を介してタブ87、折り
返し片88、88を備える。
【0049】蓋体62は、封止板63の外周沿いに開口
61Aのための切断誘導線63Aを備え、切断誘導線6
3Aにより囲まれる開口部89の内部にスプーン構成部
91を設けている。スプーン構成部91は、封止板63
に設けられている切断誘導線63Bに沿って分離され、
スプーン構成部91自体に設けられている前述の折り線
(折り罫線34、35、37、38)に沿ってスプーン
92を折り曲げ形成可能としている。尚、封止板63に
設けられている切断誘導線63A、63Bは、容器60
の開封前段階で内容粉末を密封可能とするため、貫通切
り込み線でなく、半切り線としている。
【0050】スプーン92を構成するスプーン構成部9
1は、第1実施形態の図9に示したスプーン構成部26
と同様であり、スプーン92はスプーン27と同様に構
成される。
【0051】(容器60の組立)容器60は、以下の手
順で組み立てられる。 (1) 容器本体61を折り形成する(図10)。側面板7
1、正面板72、側面板73、背面板74を折り曲げ、
接着し、底板71A〜74Aを折り曲げ、接着するとと
もに、補強板71B〜74Bを折り曲げ、接着し、容器
本体61を形成する。容器本体61の開口61Aから内
容物となる粉末を充填する。
【0052】(2) 蓋体62に一体の封止板63を容器本
体61の開口61Aに封着する(図11)。具体的に
は、封止板63の 4周の貼付板81A〜81Dを容器本
体61の側面板71、正面板72、側面板73、背面板
74の上縁寄り外側面に外嵌合で接着する。
【0053】(3) 蓋板83の先端側と両側の正面板8
4、側板85、86を立ち上げて互いに接着するととも
に、正面板84の内側に折り返し片88、88を折り返
す(図12)。
【0054】(4) 蓋体62は図12の開き状態から貼付
板84Cまわりに回動せしめられて、図13の閉じ状態
に閉止可能とされる(図13)。蓋体62は、閉じ状態
で、折り返し片88の先端エッジを容器本体61の正面
板72に貼着されている貼付板81Aの下端エッジに係
止してその閉じ状態をロックされる。尚、容器本体61
の側の貼付板81Aに対する蓋体62の折り返し片88
のロックは、タブ87に加える開き力による折り返し片
88の撓み変形で容易に解除できる。
【0055】(容器60の使用手順) (1) 容器本体61から蓋体62を開く。
【0056】(2) 容器本体61に封着された封止板63
の切断誘導線63Aに沿って開口部89を切除し、開口
61Aを形成する。
【0057】(3) 開口部89として切除された封止板6
3に設けられている切断誘導線63Bに沿ってスプーン
構成部91を切離する。そして、スプーン構成部91の
折り罫線34、35、37、38を折り込むことによ
り、すくい部32と把持部33を持つスプーン92を折
り上げる。
【0058】(4) このスプーン92を用いて容器本体6
1内の粉末を計量し小出しする。
【0059】(5) スプーン92を容器本体61内に入
れ、蓋体62を容器本体11に閉じ、再使用に備える。
このとき、蓋体62の折り返し片88が容器本体11の
側の貼付板81Aに係止して閉じ状態がロックされる。
【0060】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 容器本体61、蓋体62とともに容器60の主構成材
料である封止板63にスプーン構成部91を設けたの
で、容器60の構成部品点数がスプーン92だけのため
に増加することにならない。従って、容器60の構成部
品点数を可及的に少なくし、容器60の組立工数も可及
的に少なくしながら、スプーン92を備えることができ
る。
【0061】スプーン92が容器60の主構成材料で
ある封止板63に組み込まれており、容器60の主構成
材料を単一化しながら、スプーン92を備えることがで
きる。従って、容器60の使用後の廃棄段階で分別廃棄
する必要がなく、廃棄性を向上できる。
【0062】スプーン構成部91を持つ封止板63を
板紙とした。そして、板紙の切断誘導線に沿ってスプー
ン構成部91を分離し、スプーン構成部91自体の折り
線に沿ってスプーン92を折り上げ可能とするものであ
り、スプーン92を簡易に組み立てできる。
【0063】スプーン構成部91を持つ封止板63を
板紙としたから、容器60のコストを低減し、廃棄段階
で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小容積化
し、焼却性もよく、或いは再生紙としての再利用性も向
上できる。
【0064】スプーン構成部91を持つ封止板63を
蓋体62の構成材料に一体化したから、蓋体62の組立
と同時にスプーン92を具備せしめ得るものとなる。
【0065】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のスプーン構成部が設けられる封止材は、容器本体
と蓋体のいずれの構成材料に対しても別体とされてなる
ものであってもよい。
【0066】また、本発明の容器本体、蓋体、封止材
は、必ずしも紙製であることを要しない。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スプーン
付容器において、容器の組立性と廃棄性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は容器本体の組立工程を示す模式図であ
る。
【図2】図2は容器本体への粉末充填工程を示す模式図
である。
【図3】図3は容器本体の密封工程を示す模式図であ
る。
【図4】図4は蓋体の貼付工程を示す模式図である。
【図5】図5は蓋体の閉じ状態を示す模式図である。
【図6】図6はスプーンの使用状態を示す模式図であ
る。
【図7】図7は容器本体の展開図である。
【図8】図8は蓋体の展開図である。
【図9】図9はスプーンを示す模式図である。
【図10】図10は容器本体の組立工程を示す模式図で
ある。
【図11】図11は蓋体の貼付工程を示す模式図であ
る。
【図12】図12は蓋体の開き状態を示す模式図であ
る。
【図13】図13は蓋体の閉じ状態を示す模式図であ
る。
【図14】図14はスプーンの使用状態を示す模式図で
ある。
【図15】図15は容器本体の展開図である。
【図16】図16は蓋体の展開図である。
【符号の説明】
10、60 容器 11、61 容器本体 11A、61A 開口 12、62 蓋体 13、63 封止板(封止材) 13B、63B 切断誘導線 26、91 スプーン構成部 27、92 スプーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する容器本体と、該容器本体の
    開口に封着される封止材と、該容器本体の開口まわりに
    被着される蓋体とから構成される容器において、 前記封止材の少なくとも一部をスプーン構成部としてな
    ることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記封止材が板紙からなり、 スプーン構成部は該板紙に設けられている切断誘導線に
    沿って分離され、該スプーン構成部自体に設けられてい
    る折り線に沿ってスプーンを折り上げ可能とする請求項
    1記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記封止材が容器本体の構成材料に一体
    化されてなる請求項1又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記封止材が蓋体の構成材料に一体化さ
    れてなる請求項1又は2記載の容器。
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