JP2000062762A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2000062762A
JP2000062762A JP10237966A JP23796698A JP2000062762A JP 2000062762 A JP2000062762 A JP 2000062762A JP 10237966 A JP10237966 A JP 10237966A JP 23796698 A JP23796698 A JP 23796698A JP 2000062762 A JP2000062762 A JP 2000062762A
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JP
Japan
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container
opening
container body
cutting guide
guide line
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JP10237966A
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English (en)
Inventor
Yuji Kawaguchi
裕次 川口
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物取り扱い部材付き容器において、容器
の耐久性と廃棄性を向上することができるとともに、コ
スト低減、及び使用時の製品安定性を向上すること。 【解決手段】 容器本体11と封止部材13と蓋体12
とから構成される容器10において、封止材13におけ
る容器本体11の側から切断除去された残りの部分が容
器本体11の補強部としてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉剤等を収容する
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】粉剤を収容する容器では、容器本体の開
口を補強するため、該容器本体の開口縁部に折り返しを
設けたり、該容器本体の開口縁部に別部品を貼り合わせ
ている。
【0003】従来技術には以下の問題点がある。 容器本体の開口縁部に折り返しを設けて強度を向上さ
せるため、補強用材料が増えて、コストアップになる。
【0004】一枚の板紙で作られる容器本体開口部の
向かい合う 2つの側面に、互いに平行で向きが逆に生ず
る力、即ち剪断力が働いた場合、 2つの側面板は力が加
わった方向へ移動し、開口縁部全体がずれ変形し、安定
した取り出し作業を困難にする。
【0005】容器本体、蓋体等の容器の主構成材料が
板紙製であるのに対し、内容物を取り扱うスプーンがプ
ラスチック製であるため、容器の使用後の廃棄段階で材
料毎に分別廃棄する必要があり、廃棄性が悪い。
【0006】容器本体に蓋体を繰り返し被着する使用
段階で、蓋体が完全に閉まっていることが、分かりづら
く、高温多湿の条件下に置かれた場合、製品の品質安定
性が悪い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、内容
物取り扱い部材付き容器において、容器の耐久性と廃棄
性を向上することができるとともに、コスト低減、及び
使用時の製品安定性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、天面部に内容物を取り出すための開口を形成できる
容器であって、該天面部に開封用切断誘導線が設けられ
ており、該切断誘導線に沿って容器本体側から切断除去
された残りの容器開口縁部の各 4つの角部分が、容器本
体の補強部とされてなるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】容器10は、図1〜図3に示す如
く、粉末洗剤が収容されて開口11Aを有する容器本体
11と、容器本体11の開口11A回りに封着される封
止材13と、容器本体11の開口11A回りに被着され
る蓋体12とから構成される。
【0010】容器本体11は、板紙からなり側面板と天
面板を備える。蓋体12は、板紙からなり、天板と側面
板を備える。
【0011】封止材13は、図3(A)に示す如く、外
周に沿い開口11Aのための切断誘導線41を備え、切
断誘導線41により囲まれる開口部17の内部にスプー
ン構成部14(内容物取り扱い構成部)を設けている。
スプーン構成部14は封止材13に設けられている切断
誘導線62に沿って切断除去される。切断除去された残
りの部分は開口11Aの 4つの角部41Aとなり、容器
本体の補強部となる。
【0012】上記補強部は略三角形であるが、これに限
らず三角形の斜辺が曲線でも良く、或いは他の形状とし
て四角形等多角形でも良い。上記補強部の容器本体につ
ながっている辺の長さは、容器本体開口部を構成する長
辺の 5〜30%、短辺の10〜25%の長さであれば、容器本
体開口部の補強の点、更に内容物の取り出し作業の邪魔
にならない点でも好ましい。スプーン構成部14自体に
設けられている折り線に沿ってスプーン16(内容物取
り扱い部材)を折り曲げ形成可能としている。
【0013】スプーン16を構成するスプーン構成部1
4は、図3に示す如く、封止材13を構成している板紙
15に、計量部48と把持部49とが一体成形されたも
のであり、計量部48が粉粒体としての粉末洗剤を計量
する。また、把持部49は、計量部48から一方向に延
設して形成される。
【0014】把持部49には、 2本の第1山折り罫線4
2、 2本の第2山折り罫線44、第3山折り罫線47、
2本の第4山折り罫線43が形成され、その一方の第4
山折り罫線43の中央部に切断線59が形成され、もう
一方の第4山折り罫線43の外側に第5山折り罫線55
が形成される。 2本の第2山折り罫線44に交差する第
1谷折り罫線46の両端点46aから、計量部48と把
持部49との外側の両交点50へ向かって第2谷折り罫
線45が形成される。これらの第1山折り罫線42、第
2山折り罫線44及び第3山折り罫線47を山折りに折
り曲げ、第1谷折り罫線46及び第2谷折り罫線45を
谷折りに折り曲げ(スプーン16の組立状態で)、第4
山折り罫線43を山折りに折り曲げ、更に、第5山折り
罫線55を山折りに折り曲げ、差し込み片56を切断線
59に差し込み、把持部49が断面ロ字形状に構成され
る。このとき、把持部49の天面部51が両山折り罫線
42に囲まれて形成され、把持部49の前面部51Aが
両第2山折り罫線44、第3山折り罫線47及び第1谷
折り罫線46に囲まれて形成され、把持部49の側面部
52が第1山折り罫線42、第2山折り罫線44及び第
1谷折り罫線46に囲まれて形成される。
【0015】更に、計量部48には、第1谷折り罫線4
6の両端点46aから、把持部49と反対方向へ向かい
第3谷折り罫線53が形成される。この第3山折り罫線
53及び第1谷折り罫線46を谷折りに折り曲げること
により、スプーン16の組立状態で、これらの両第3谷
折り罫線53に囲まれて、平坦形状の計量部48の底部
54が構成される。
【0016】更に、スプーン16の組立状態で、第2谷
折り罫線45、第3谷折り罫線53及び計量部48の後
述の切欠辺60を除く外縁に囲まれて、第2谷折り罫線
45及び第3谷折り罫線53から斜め上方へ傾斜する計
量部48の側部61が構成される。
【0017】また、計量部48には、把持部49との反
対位置、つまり両第3谷折り罫線53が計量部48の外
縁と交差する位置60Aが直線状に切除されて切欠辺6
0が形成される。
【0018】容器10は、以下の手順で組み立てられ
る。 (1) 容器本体11を折り形成する。側面板21、正面板
22、側面板23、背面板24を折り曲げ、接着し、底
板を折り曲げ接着し、容器本体11を形成する。容器本
体11の開口11Aから内容物となる粉末を充填する。
【0019】(2) 封止材13を容器本体11の開口11
Aに封着する。具体的には、封止材13の 4周の貼付板
71〜74を容器本体11の側面板21、正面板22、
側面板23、背面板24の上縁寄り外側面に外嵌合で接
着する。
【0020】(3) 蓋体12は図1の開き状態から貼付板
36の回りに可動せしめられて、閉じ状態に閉止可能と
される。蓋体12は、閉じ状態で、折り返し片38の先
端エッジを容器本体11の正面板22に貼着されている
貼付板73の下端エッジに係止してその閉じ状態となる
(図1(B))。尚、容器本体11の貼付板73に対す
る蓋体12の折り返し片38の係止は、タブ37に加え
る開き力による折り返し片38の撓み変形で容易に解除
できる。
【0021】従って、請求項1の本発明によれば、下記
の作用がある。 容器本体天面部を切断誘導線に沿って分離後、該容器
本体の開口縁部の角部に補強部が容器に残るように構成
したので、上記の容器本体の開口縁部全体のずれ変形の
防止ができる。
【0022】請求項2の本発明によれば、下記の作用
がある。 封止材を切断誘導線に沿って分離後、該封止材の容器
本体と接着した部分が該容器本体の開口周りの正面、背
面、両側面と、上端角部にも補強部として残り、容器本
体を補強することができ、耐久性が向上できる。
【0023】請求項3の本発明によれば、下記〜の
作用がある。 容器本体、蓋体とともに容器の主構成材料である封止
材に内容物取り扱い構成部を設けたので、容器の構成部
品点数が内容物取り扱い構成部だけのために増加するこ
とにならない。従って、容器の構成部品点数を少なく
し、容器の組立工数も少なくしながら、内容物取り扱い
構成部を備えることができる。
【0024】内容物取り扱い構成部が容器の主構成材
料である封止材に組み込まれており、容器の主構成材料
を単一化しながら、内容物取り扱い構成部を備えること
ができる。従って、容器の使用後の廃棄段階で分別廃棄
する必要がなく、廃棄性を向上できる。
【0025】内容物取り扱い構成部を持つ封止材を板
紙とした。そして、板紙の切断誘導線に沿って内容物取
り扱い構成部を分離し、内容物取り扱い構成部自体の折
り線に沿って内容物取り扱い部材を折り上げ可能とする
ものであり、内容物取り扱い部材を容易に組み立てでき
る。
【0026】内容物取り扱い構成部を持つ封止材を板
紙としたから、容器コストを低減し、廃棄段階で容易に
破ったり丸める等によって廃棄容積を小容積化し、焼却
性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上でき
る。
【0027】請求項4の本発明によれば、下記の作用
がある。 封止材の容器本体と接着した部分に、蓋体に設けられ
た折り返し部分の一部が係止でき、容器本体と蓋体との
閉じ状態を保持でき、閉まったことが確認できる係止音
を発することもできる。これにより、蓋体が完全に容器
本体の開口を封止したことが分かり、使用時の製品安定
性を向上することができる。
【0028】尚、容器10にあっては、スプーン16を
スプーン構成部14から前述した如くに折り上げ形成し
たから、以下の作用もある。 1枚の板紙15にて計量部48と把持部49とが一体
成形されたので、折り曲げ、及び差し込み作業するだけ
でスプーン16を構成でき、糊貼り作業によらず、スプ
ーン16を簡単に組み立てることができる。
【0029】把持部49に少なくとも 2本の第1山折
り罫線42が形成され、この第1山折り罫線42に連続
する第2山折り罫線44と計量部48とが第1谷折り罫
線46で連設され、且つ上記第1谷折り罫線46の両端
点46aと計量部48及び把持部49の外側の交点50
とが第2谷折り罫線45にて連設されたので、スプーン
16の組立状態で、把持部49を断面ロ字形状に構成で
きる。このため、スプーン16の組立状態で、計量部4
8と把持部49との間で上下左右のがたつきが生ぜず、
この組立状態のスプーン16を用いて粉末洗剤を安定し
て計量できる。
【0030】計量部48に第1谷折り罫線46の両端
点46aから把持部の反対方向へ向かい、第3谷折り罫
線53が形成されたので、スプーン16の組立状態で計
量部48に、第1谷折り罫線46と第3谷折り罫線53
に囲まれて平坦形状の底部54が形成される。このた
め、この計量部48の底部54によって、粉末洗剤を充
填した容器10の底面にある粉末洗剤を残さずすくい出
すことができる。
【0031】計量部48には、把持部49との反対位
置に直線形状の切欠辺60が形成されたので、粉末洗剤
を充填した容器10が角型容器である場合に、その角型
容器10の隅部にある粉末洗剤を良好にすくい出すこと
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内容物取
り扱い部材付き容器において、容器の耐久性と廃棄性を
向上することができるとともに、コスト低減、及び使用
時の製品安定性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は容器の蓋体の開き状態を示す模式図であ
る。
【図2】図2は容器の開封状態を示す模式図である。
【図3】図3はスプーンを示す模式図である。
【符号の説明】
10 容器 11 容器本体 11A 開口 12 蓋体 13 封止材 14 スプーン構成部(内容物取り扱い構成部) 16 スプーン(内容物取り扱い部材) 41、62 切断誘導線 41A 補強部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面部に内容物を取り出すための開口を
    形成できる容器であって、該天面部に開封用切断誘導線
    が設けられており、該切断誘導線に沿って容器本体側か
    ら切断除去された残りの容器開口縁部の各 4つの角部分
    が、容器本体の補強部とされてなる容器。
  2. 【請求項2】 開口に封着される封止材を開口周りに被
    着する容器であって、前記封止材が板紙からなり、該板
    紙に内容物を取り出すための開封用切断誘導線が設けら
    れており、該切断誘導線に沿って容器本体側から切断除
    去された残りの部分が、容器本体の補強部とされてなる
    容器。
  3. 【請求項3】 前記板紙からなる封止材の少なくとも一
    部が、該板紙に設けられている切断誘導線に沿って分離
    される内容物取り扱い構成部であり、該内容物取り扱い
    構成部はそれ自体に設けられている折り線に沿って内容
    物取り扱い部材を折り上げ可能とされる請求項2記載の
    容器。
  4. 【請求項4】 前記封止材の容器本体側に残存する部分
    が、蓋体の閉じ状態で該蓋体の一部と係止できる請求項
    2又は3記載の容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234657A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Nippon Paper-Pak Co Ltd 窓付き紙容器
JP2018177260A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 花王株式会社 化粧品収納用包装体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234657A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Nippon Paper-Pak Co Ltd 窓付き紙容器
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031104