JPH10297547A - トラクタ等のキャビン支持装置 - Google Patents

トラクタ等のキャビン支持装置

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JPH10297547A
JPH10297547A JP9107124A JP10712497A JPH10297547A JP H10297547 A JPH10297547 A JP H10297547A JP 9107124 A JP9107124 A JP 9107124A JP 10712497 A JP10712497 A JP 10712497A JP H10297547 A JPH10297547 A JP H10297547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
hinge
hook
hydraulic cylinder
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9107124A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Iegi
邦彦 家木
Matsuhiko Tsunekawa
松彦 常川
Tsutomu Watabe
勉 渡部
Taketoshi Fujita
武利 藤田
Koji Koyama
浩二 小山
Hidekazu Tsuji
英和 辻
Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Takashi Niiyama
高司 新山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP9107124A priority Critical patent/JPH10297547A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ等のキャビンの支持装置において、
キャビン3の前開放、後開放を可能として、メンテナン
スを行い易くする。 【解決手段】 車体1上の操縦部19上に搭載するキャ
ビン3を前ヒンジ4と後ヒンジ5とで上下回動可能に支
持し、これら前後のヒンジ4,5間における車体1とキ
ャビン3底部との間には、油圧シリンダ6を設けて、車
体1に対するキャビン3の開放方向を操作レバーにて前
開放と後開放とに切替可能に設けてなるトラクタ等のキ
ャビン支持装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタ等、車
輌のキャビン支持装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】キャビンを搭載するト
ラクタ等では、このキャビン搭載部に操作機構や連動機
構、更には伝動機構等のメンテナンスを必要とする部分
が多く配置されている。しかしながら、従来、このメン
テナンスを行う時にキャビン全体を車体上から取外すた
め多くの手数が係り、また時間を要するものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
な課題を顧みて、トラクタ等のキャビンの支持装置を以
下のように構成した。即ち、車体1上に搭載するキャビ
ン3を係脱可能な前ヒンジ4と後ヒンジ5とで連結する
と共に、これら前後のヒンジ4,5間における車体1と
キャビン3との間に、前記前ヒンジ4、若しくは後ヒン
ジ5を係脱したときにキャビンを回動して上昇させるキ
ャビン開放手段6を設け、車体1に対するキャビン3の
回動方向を前開放と後開放とに切替可能に設けてなるト
ラクタ等のキャビン支持装置とした。
【0004】
【発明の効果】キャビン3を前ヒンジ4、若しくは後ヒ
ンジ5を係脱してキャビン開放手段6により開放する構
成としたので、キャビン3を車体1上から一旦取り外す
事なく前記各機構のメンテナンスが可能となった。ま
た、前記前ヒンジ4、若しくは後ヒンジ5のどちらか一
方を外すことで開放方向を前後選択可能な構成としたの
で、車体上の前部、或いは後部に配設された機構、装置
類をメンテナンスするとき、十分にスペースを確保する
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】トラクタは、図2に示すように、
前部のボンネット7下にエンジンを有し、このエンジン
の後側にクラッチハウジング8を連接し、更に後側にミ
ッションケース9を連接して剛体構成としている。エン
ジンの前部下側には、フロントアクスルハウジング10
を設け、これに左右一対の前車輪11を支架して、ステ
アリングハンドル12によって操向自在とし、又ミッシ
ョンケース9の左右両側部にはリヤアクスルハウジング
14を介して後車輪13を軸装している。16はミッシ
ョンケース9上の油圧ケース17に設けられるリフトア
ームで、ミッションケース9後部に三点リンク機構等を
介して連結される作業機を昇降する構成となっている。
【0006】前記車体1上に搭載されるキャビン3は、
運転席2を取り囲む箱型形状で、底部にステップフロア
18やシート19を支持するシートフロア20、及び左
右のフェンダー21等を有し、前側上部にはフロントガ
ラス22、後側にはリヤガラス23、左右両側部にはガ
ラスドア24とサイドガラス25を設け、又、上側には
ルーフ26を有する構成となっている。そして、これら
底部とルーフ部を四隅部の前後支柱27,28で連結し
て設け、更にこの上端部を横フレームにて連結してい
る。
【0007】前記キャビン3の前支柱27下部には、図
5のように前ヒンジ4を有するブラケット31を設け、
この前ヒンジ4を後述するクラッチハウジング8に取付
けられたブラケット29のヒンジメタル35に連結して
いる。又、シートフロア20の後部左右に立設した後支
柱28,28下端にも後ヒンジ5有するブラケット31
を設け、この後ヒンジ5をリヤアクスルハウジング14
に取付けられたブラケット30のヒンジメタル36に連
結している。また、前記キャビン3底部の四隅部の前後
ヒンジ4,5の中間部には、左右一対のキャビン開放手
段である油圧シリンダ6を設け、この油圧シリンダ6の
ピストン先端部をキャビン3の下部に連結している。
【0008】前記各前・後ヒンジ4,5を連結するブラ
ケット29,30の上部には、ゴム材からなるインシュ
レータ32を介在してヒンジメタル33を取り付け、こ
のヒンジメタル33にはピン34回りに前後回動する前
フック35,後フック36を設けている。そして、前・
後ヒンジ4,5を前フック35,後フック36に係合さ
せることにより、キャビン3を車体に対して連結する構
成となっている。また、この前フック35と後フック3
6の下部は、ロッド38,39等で連結している。該ロ
ッド38,39の先端部には長孔42,42を設け、こ
の長孔42に前記フック35,36下部のピン43を係
合させている。
【0009】前記前・後フック35,36の操作は、図
3、及び図4のように前記ロッド38,39の中間部に
位置する操作レバー37の前後回動によって行われる。
操作レバー37は、この下部にカム41を設け、このカ
ム41の回転により前記油圧シリンダ6を作動する切替
弁40を押圧する構成となっている。尚、前記キャビン
3の開放手段は、エアによる伸縮する形態、油圧による
伸縮する形態、又はギヤドモータによる機械的伸縮の形
態としても良い。
【0010】このキャビン支持装置の作用について説明
する。前記操作レバー37を中央のロック位置Nに操作
すると前・後両フック35,36が前・後ヒンジ4,5
を共に係合して、キャビン3の搭載姿勢を固定する。こ
のとき切替弁40はカム41に押されて、油圧シリンダ
6はタンクポートTに開放されて短縮状態にある。又、
操作レバー37を前側の前側ロック解除位置Fへ回動す
ると、前ロック35が前ヒンジ4から外れる。このとき
切替弁40は、カム41による押圧が解除されてばね4
4によりスプールが押されてポンプポートPに切替わ
り、油圧シリンダ6が伸長状態となる。このとき後フッ
ク36は長孔42の関係で回動されず係合状態を維持す
るため、該油圧シリンダ6の伸縮によってこの後ヒンジ
5の回りにキャビン3の前部を上昇させて前開放とする
ことができる。
【0011】更に、キャビン3を後開放とするために
は、該操作レバー37を後側ロック解除位置Rへ操作す
ることによって、前記同様にして後フック36が後ヒン
ジ5から外れ、前フック35が前ヒンジ4に係合され
る。これにより、車体1の上部に配設された前記油圧ケ
ース17の油圧バルブや、コントローラ、各種センサ等
の電気機器をメンテナンスする時には、キャビン3を車
体1上から一旦取り外す事なく前記各機構のメンテナン
スが可能となる。また、前記前ヒンジ4、若しくは後ヒ
ンジ5のどちらか一方を外すことで開放方向を前後選択
可能な構成としたので、車体上の前部、或いは後部共を
メンテナンスするときにも十分にスペースを確保するこ
とができる。
【0012】図6において、上例と異なる点は、前記車
体1に対して上下動可能のキャビン3において、車体1
側の電装用カプラー45と、キャビン3側のカプラー4
6とを、前記キャビン3の搭載着脱部であるブラケット
30と、後ヒンジ5近くの後支柱28下端部とに設け
て、キャビン3の上下動によってこれらカプラー45と
46とが離脱、嵌合し易い関係位置に構成したものであ
る。
【0013】車体1側のカプラー45は左右のリヤアク
スルハウジング14上に固定のブラケット30に上向き
にして取付ける。このカプラー45は、高さHを、キャ
ビン3の上昇最低高さよりも大きく設定している。前記
油圧ケース17に設けられた油圧操作レバー47にシー
トフロア20がキャビン3上昇時に最初に干渉しうるも
のとすれば、この干渉時の上昇高さよりも該高さHを大
きく設定している。又、カプラー46は後支柱28に下
向きにして取付けられて、キャビン3を下降したとき、
このカプラー46が下側のカプラー45の内側に嵌合し
て、内部に多数配置された端子を嵌合接続しうる。4
8,49は各カプラー45,46のハーネスである。
【0014】図7においては、前記カプラー45,46
のうちいずれか一方の内側に嵌合するカプラー46の外
周を大径、小径の二段に形成し、各段の外周面にオーリ
ング50,51を設ける。カプラー45の内周面も該カ
プラー46に対応するように二段に形成している。この
ような構成により、カプラー45,46が揺動したり、
振動するときは嵌合が外れ難く、前記キャビン3をもち
上げるときのような遅い動きでは抜け外れ易い形態とし
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビンの作用を示すトラクタの側面図。
【図2】トラクタの側面図と背面図。
【図3】キャビン連結時の操作機構、及び伸縮シリンダ
の作用図。
【図4】キャビンの前部開放時の操作機構、及び伸縮シ
リンダの作用図。
【図5】キャビンと車体の連結部の拡大図。
【図6】キャビン着脱部の斜視図。
【図7】電装カプラー部の別実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 車体 2 運転席 3 キャビン 4 前ヒンジ 5 後ヒンジ 6 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 武利 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小山 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 辻 英和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石丸 秀司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 新山 高司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1上に搭載するキャビン3を係脱可
    能な前ヒンジ4と後ヒンジ5で連結すると共に、これら
    前後のヒンジ4,5間における車体1とキャビン3との
    間に、前記前ヒンジ4、若しくは後ヒンジ5を係脱した
    ときにキャビンを回動して上昇させるキャビン開放手段
    6を設け、車体1に対するキャビン3の回動方向を前開
    放と後開放とに切替可能に設けてなるトラクタ等のキャ
    ビン支持装置。
JP9107124A 1997-04-24 1997-04-24 トラクタ等のキャビン支持装置 Pending JPH10297547A (ja)

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JP9107124A JPH10297547A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 トラクタ等のキャビン支持装置

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JPH10297547A true JPH10297547A (ja) 1998-11-10

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ID=14451112

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JP9107124A Pending JPH10297547A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 トラクタ等のキャビン支持装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050489A1 (fr) 2006-10-25 2008-05-02 Yanmar Co., Ltd. Véhicule de travaux équipé d'une cabine
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GB2470052A (en) * 2009-05-07 2010-11-10 Ricardo Uk Ltd Vehicle chassis, vehicle body and vehicle suspension
JP2010264800A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Yanmar Co Ltd 農用トラクタ

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