JPH10296805A - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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- JPH10296805A JPH10296805A JP10749997A JP10749997A JPH10296805A JP H10296805 A JPH10296805 A JP H10296805A JP 10749997 A JP10749997 A JP 10749997A JP 10749997 A JP10749997 A JP 10749997A JP H10296805 A JPH10296805 A JP H10296805A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- driven
- molding machine
- pulleys
- different
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出メカニズムに複数の回転直線運動変換機
構をもつ射出成形機において、各回転直線運動変換機構
を共用化しつつ、射出速度能力の異なる複数機種のマシ
ンを提供するできるようにし、以って、コストダウンを
図ること。 【解決手段】 射出用サーボモータの回転をそれぞれ直
線運動に変換する複数の回転直線運動変換機構を備えた
射出成形機において、複数の回転直線運動変換機構の回
転部材にそれぞれ連結される被動プーリの総べてを単一
の射出用サーボモータで駆動するか、各被動プーリをそ
れぞれに対応する複数の射出用サーボモータで駆動する
かを選択すると共に、被動プーリの径を可変することに
よって、射出速度能力の異なるマシンを構築する。さら
に、容量の異なる射出用サーボモータを選択すると共
に、被動プーリの径を可変することによって、射出速度
能力の異なるマシンを構築する。
構をもつ射出成形機において、各回転直線運動変換機構
を共用化しつつ、射出速度能力の異なる複数機種のマシ
ンを提供するできるようにし、以って、コストダウンを
図ること。 【解決手段】 射出用サーボモータの回転をそれぞれ直
線運動に変換する複数の回転直線運動変換機構を備えた
射出成形機において、複数の回転直線運動変換機構の回
転部材にそれぞれ連結される被動プーリの総べてを単一
の射出用サーボモータで駆動するか、各被動プーリをそ
れぞれに対応する複数の射出用サーボモータで駆動する
かを選択すると共に、被動プーリの径を可変することに
よって、射出速度能力の異なるマシンを構築する。さら
に、容量の異なる射出用サーボモータを選択すると共
に、被動プーリの径を可変することによって、射出速度
能力の異なるマシンを構築する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱シリンダ内の
スクリューを、複数の回転直線運動変換機構によって直
線駆動するようにした射出成形機に関する。
スクリューを、複数の回転直線運動変換機構によって直
線駆動するようにした射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】射出駆動源(スクリューの前後進駆動
源)をサーボモータとする射出成形機を大型化しようと
した場合、マシンの大型化に対応して射出用のサーボモ
ータを単に大型化することで(モータ容量の大きいサー
ボモータを用いることで)対処しようとすると、サーボ
モータや回転直線運動変換機構やベアリングの外径が大
きくなって、慣性モーメントが増大して過渡応答性が悪
くなり、かつ、大容量のサーボモータは高価であるた
め、大幅なコストアップ要因となる。
源)をサーボモータとする射出成形機を大型化しようと
した場合、マシンの大型化に対応して射出用のサーボモ
ータを単に大型化することで(モータ容量の大きいサー
ボモータを用いることで)対処しようとすると、サーボ
モータや回転直線運動変換機構やベアリングの外径が大
きくなって、慣性モーメントが増大して過渡応答性が悪
くなり、かつ、大容量のサーボモータは高価であるた
め、大幅なコストアップ要因となる。
【0003】そこで、容量が比較的小さく、コストも安
価なサーボモータを、2個以上射出駆動源として用いる
ことにより、複数の射出用のサーボモータの力を合成し
て大きなパワーを得ると共に、コストアップを比較的に
抑え、かつ、慣性モーメントの増大を抑えて、良好な過
渡応答性(良好な立上り/立下がり特性)を得るように
した射出成形機が種々提案されている。このように、射
出駆動源として2個のサーボモータを用いた射出成形機
の従来技術としては、例えば、特公平3−38100号
公報,特開昭62−48520号公報,特開平1−24
7128号公報,特開平4−47917号公報に記載の
技術が挙げられる。
価なサーボモータを、2個以上射出駆動源として用いる
ことにより、複数の射出用のサーボモータの力を合成し
て大きなパワーを得ると共に、コストアップを比較的に
抑え、かつ、慣性モーメントの増大を抑えて、良好な過
渡応答性(良好な立上り/立下がり特性)を得るように
した射出成形機が種々提案されている。このように、射
出駆動源として2個のサーボモータを用いた射出成形機
の従来技術としては、例えば、特公平3−38100号
公報,特開昭62−48520号公報,特開平1−24
7128号公報,特開平4−47917号公報に記載の
技術が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形機
は、成形する製品の形状や材質に応じて、種々の射出速
度仕様(射出速度能力)のマシンが求められるが、従来
は、射出速度能力の異なるマシンはその機種毎に、サー
ボモータと、回転直線運動変換機構と、回転直線運動変
換機構のためのベアリングと、回転直線運動変換機構に
サーボモータの回転を伝達する被動プーリとを、その都
度変更するようにしていた。このため、射出速度能力の
異なる機種毎に、異なる部品を用意しなければならず、
射出速度能力の異なるマシンを多品種少量生産する場合
には、コストダウンの障害となるという問題があった。
は、成形する製品の形状や材質に応じて、種々の射出速
度仕様(射出速度能力)のマシンが求められるが、従来
は、射出速度能力の異なるマシンはその機種毎に、サー
ボモータと、回転直線運動変換機構と、回転直線運動変
換機構のためのベアリングと、回転直線運動変換機構に
サーボモータの回転を伝達する被動プーリとを、その都
度変更するようにしていた。このため、射出速度能力の
異なる機種毎に、異なる部品を用意しなければならず、
射出速度能力の異なるマシンを多品種少量生産する場合
には、コストダウンの障害となるという問題があった。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みて、射出メ
カニズムに複数の回転直線運動変換機構をもつ射出成形
機において、各回転直線運動変換機構を共用化しつつ、
射出速度能力の異なる複数機種のマシンを提供するでき
るようにし、以って、コストダウンを図ることを目的と
する。
カニズムに複数の回転直線運動変換機構をもつ射出成形
機において、各回転直線運動変換機構を共用化しつつ、
射出速度能力の異なる複数機種のマシンを提供するでき
るようにし、以って、コストダウンを図ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、射出用サーボモータの回転をそれぞれ直
線運動に変換する複数の回転直線運動変換機構を備え、
加熱シリンダ内のスクリューを、複数の回転直線運動変
換機構によって直線駆動するようにした射出成形機にお
いて、複数の回転直線運動変換機構の回転部材にそれぞ
れ連結される被動プーリの総べてを単一の射出用サーボ
モータで駆動するか、各被動プーリをそれぞれに対応す
る複数の射出用サーボモータで駆動するかを選択すると
共に、被動プーリの径を可変することによって、射出速
度能力の異なるマシンを構築するように、される。さら
に、容量の異なる射出用サーボモータを選択すると共
に、被動プーリの径を可変することによって、射出速度
能力の異なるマシンを構築するように、される。
達成するため、射出用サーボモータの回転をそれぞれ直
線運動に変換する複数の回転直線運動変換機構を備え、
加熱シリンダ内のスクリューを、複数の回転直線運動変
換機構によって直線駆動するようにした射出成形機にお
いて、複数の回転直線運動変換機構の回転部材にそれぞ
れ連結される被動プーリの総べてを単一の射出用サーボ
モータで駆動するか、各被動プーリをそれぞれに対応す
る複数の射出用サーボモータで駆動するかを選択すると
共に、被動プーリの径を可変することによって、射出速
度能力の異なるマシンを構築するように、される。さら
に、容量の異なる射出用サーボモータを選択すると共
に、被動プーリの径を可変することによって、射出速度
能力の異なるマシンを構築するように、される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の1形態
(以下、本実施形態と称す)に係る射出成形機の射出系
メカニズムの要部構成を示す要部断平面図である。
面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の1形態
(以下、本実施形態と称す)に係る射出成形機の射出系
メカニズムの要部構成を示す要部断平面図である。
【0008】図1において、1および2は支持ブロッ
ク、3はその後端部を支持ブロック1に保持された加熱
シリンダ、4は加熱シリンダ3内に回転並びに前後進自
在であるように配設されたスクリュー、5は両支持ブロ
ック1,2の間に架設された複数本(ここでは、4本)
のガイドバーである。
ク、3はその後端部を支持ブロック1に保持された加熱
シリンダ、4は加熱シリンダ3内に回転並びに前後進自
在であるように配設されたスクリュー、5は両支持ブロ
ック1,2の間に架設された複数本(ここでは、4本)
のガイドバーである。
【0009】6は、各ガイドバー5に挿通されガイドバ
ー5に沿って前後進可能に配設されたスライド体で、こ
のスライド体6には、スクリュー4を回転駆動するため
の計量用のサーボモータ7が搭載されている。8はスク
リュー4の後端部を固着・支持したスクリュー駆動体
で、スライド体6にベアリング(アンギュラーベアリン
グ)9を介して回転可能に保持されている。10はスク
リュー回転用の被動プーリで、スクリュー駆動体8に固
着されている。11はサーボモータ7の出力軸に固着さ
れた駆動プーリで、この駆動プーリ11と被動プーリ1
0との間にはタイミングベルト12が巻き渡らされてお
り、計量用のサーボモータ7によって、駆動プーリ1
1,タイミングベルト12,被動プーリ10,スクリュ
ー駆動体8を介して、スクリュー4が回転駆動されるよ
うになっている。
ー5に沿って前後進可能に配設されたスライド体で、こ
のスライド体6には、スクリュー4を回転駆動するため
の計量用のサーボモータ7が搭載されている。8はスク
リュー4の後端部を固着・支持したスクリュー駆動体
で、スライド体6にベアリング(アンギュラーベアリン
グ)9を介して回転可能に保持されている。10はスク
リュー回転用の被動プーリで、スクリュー駆動体8に固
着されている。11はサーボモータ7の出力軸に固着さ
れた駆動プーリで、この駆動プーリ11と被動プーリ1
0との間にはタイミングベルト12が巻き渡らされてお
り、計量用のサーボモータ7によって、駆動プーリ1
1,タイミングベルト12,被動プーリ10,スクリュ
ー駆動体8を介して、スクリュー4が回転駆動されるよ
うになっている。
【0010】13A,13Bは、支持ブロック2にベア
リング(アンギュラーベアリング)14A,14Bを介
して回転可能に保持された1対のボールネジ軸で、各ボ
ールネジ軸13A,13Bには、ナット体15A,15
Bが螺合されていると共に、スクリュー前後進用の被動
プーリ16A,16Bが固着されている。被動プーリ1
6A,16Bは、後述するように、射出用(スクリュー
前後進用)のサーボモータによって回転駆動されるよう
になっており、これによって、ボールネジ軸13A,1
3Bが回転駆動されて、ナット体15A,15Bが前後
進駆動されるようになっている。すなわち、ボールネジ
軸13Aとナット体15A、およびボールネジ軸13B
とナット体15Bによって、回転運動を直線運動に変換
してスクリュー4を前後進させるための回転直線運動変
換機構が、それぞれ構成されている。
リング(アンギュラーベアリング)14A,14Bを介
して回転可能に保持された1対のボールネジ軸で、各ボ
ールネジ軸13A,13Bには、ナット体15A,15
Bが螺合されていると共に、スクリュー前後進用の被動
プーリ16A,16Bが固着されている。被動プーリ1
6A,16Bは、後述するように、射出用(スクリュー
前後進用)のサーボモータによって回転駆動されるよう
になっており、これによって、ボールネジ軸13A,1
3Bが回転駆動されて、ナット体15A,15Bが前後
進駆動されるようになっている。すなわち、ボールネジ
軸13Aとナット体15A、およびボールネジ軸13B
とナット体15Bによって、回転運動を直線運動に変換
してスクリュー4を前後進させるための回転直線運動変
換機構が、それぞれ構成されている。
【0011】上記の被動プーリ16A,16Bは、後述
するように、マシンに求められる射出速度仕様(射出速
度能力)に応じてその径が異なるものが用意されてい
て、射出速度仕様に応じた径のもの(ここでは、被動プ
ーリ16A−1,16B−1、または16A−2,16
B−2、または16A−3,16B−3、または16A
−4,16B−4)が、ボールネジ軸13A,13Bに
固着されるようになっている。また、各被動プーリ16
A,16Bは、後述するように、両者16A,16Bが
単一の射出用サーボモータで回転駆動されるか、もしく
は、両者16A,16Bがそれぞれに個別に対応する2
つの射出用サーボモータで回転駆動されるようになって
おり、さらに、射出用のサーボモータとしては、ここで
は後述するように容量の異なる2種の射出用サーボモー
タが用意されている。
するように、マシンに求められる射出速度仕様(射出速
度能力)に応じてその径が異なるものが用意されてい
て、射出速度仕様に応じた径のもの(ここでは、被動プ
ーリ16A−1,16B−1、または16A−2,16
B−2、または16A−3,16B−3、または16A
−4,16B−4)が、ボールネジ軸13A,13Bに
固着されるようになっている。また、各被動プーリ16
A,16Bは、後述するように、両者16A,16Bが
単一の射出用サーボモータで回転駆動されるか、もしく
は、両者16A,16Bがそれぞれに個別に対応する2
つの射出用サーボモータで回転駆動されるようになって
おり、さらに、射出用のサーボモータとしては、ここで
は後述するように容量の異なる2種の射出用サーボモー
タが用意されている。
【0012】前記各ナット体15A,15Bの前端部
は、貫通穴をもつ連結体17,18にそれぞれ固着さ
れ、この各連結体17,18はスライド体6の後端面に
固着されて、各連結体17,18は、ナット体15A,
15Bの端面とスライド体6との間に挾持される形で配
設されている。2つの連結体17,18は、外形寸法が
同一のものとされているが、そのうちの一方の連結体1
8は、圧力検出センサたるロードセル(図示せず)をも
つ圧力検出体18として構成されている。
は、貫通穴をもつ連結体17,18にそれぞれ固着さ
れ、この各連結体17,18はスライド体6の後端面に
固着されて、各連結体17,18は、ナット体15A,
15Bの端面とスライド体6との間に挾持される形で配
設されている。2つの連結体17,18は、外形寸法が
同一のものとされているが、そのうちの一方の連結体1
8は、圧力検出センサたるロードセル(図示せず)をも
つ圧力検出体18として構成されている。
【0013】上記した構成をとることにより、ボールネ
ジ軸13A,13Bの回転によって直線駆動されるナッ
ト体15A,15Bの直線運動は、連結体17および圧
力検出体(連結体)18,スライド体6,ベアリング9
を介して、スクリュー駆動体8およびこれと一体のスク
リュー4に伝達される。また、スクリュー4にかかる圧
力は、スクリュー駆動体8,ベアリング9,スライド体
6を介して圧力検出体18に印加され、これによって、
射出行程時の射出圧力や、計量行程時にスクリュー4に
付与する背圧の検出が行なわれるようになっている。な
お、圧力検出体18には、スクリュー4からの圧力が1
/2だけかかるので、圧力検出回路系において圧力検出
体18の検出値を2倍にすることによって、射出圧力値
や背圧値を認知するようにされる。
ジ軸13A,13Bの回転によって直線駆動されるナッ
ト体15A,15Bの直線運動は、連結体17および圧
力検出体(連結体)18,スライド体6,ベアリング9
を介して、スクリュー駆動体8およびこれと一体のスク
リュー4に伝達される。また、スクリュー4にかかる圧
力は、スクリュー駆動体8,ベアリング9,スライド体
6を介して圧力検出体18に印加され、これによって、
射出行程時の射出圧力や、計量行程時にスクリュー4に
付与する背圧の検出が行なわれるようになっている。な
お、圧力検出体18には、スクリュー4からの圧力が1
/2だけかかるので、圧力検出回路系において圧力検出
体18の検出値を2倍にすることによって、射出圧力値
や背圧値を認知するようにされる。
【0014】次に、本実施形態において、射出速度能力
の異なる4種のマシンを構築する場合の例を、図2を用
いて説明する。図2の(a)〜(d)は、1対のスクリ
ュー前後進用の被動プーリ16A,16Bの各種と、こ
れに対応する射出用のサーボモータとの配置関係を示す
図であり、図2の(a)が超低速仕様のマシン、図2の
(b)が低速仕様のマシン、図2の(c)が高速仕様の
マシン、図2の(d)が超高速仕様のマシンの場合をそ
れぞれ示している。
の異なる4種のマシンを構築する場合の例を、図2を用
いて説明する。図2の(a)〜(d)は、1対のスクリ
ュー前後進用の被動プーリ16A,16Bの各種と、こ
れに対応する射出用のサーボモータとの配置関係を示す
図であり、図2の(a)が超低速仕様のマシン、図2の
(b)が低速仕様のマシン、図2の(c)が高速仕様の
マシン、図2の(d)が超高速仕様のマシンの場合をそ
れぞれ示している。
【0015】超低速仕様のマシン 図2の(a)において、19は支持ブロック2に搭載さ
れた容量11kWの射出用のサーボモータ、20はサー
ボモータ19の出力軸に固着された駆動プーリ、16A
−1,16B−1はボールネジ軸13A,13Bに固着
された最も径の大きい被動プーリであり、駆動プーリ2
0と1対の被動プーリ16A−1,16B−1との間に
は、タイミングベルト21が巻き渡らされていて、2つ
の被動プーリ16A−1,16B−1は、単一の射出用
のサーボモータ19によって回転駆動されるようになっ
ている。この図2の(a)に示した構成においては、容
量11KWの、すなわち比較的小容量の射出用のサーボ
モータ19を1個のみ用いるようにしているので、射出
圧力を必要充分に確保するため、最も径の大きい被動プ
ーリ16A−1,16B−1を用いて減速比を充分に確
保するようにしている。したがって、射出速度は最も低
速となり、例えば100mm/sec程度の速度能力を
もつものとなっており、例えばレンズ成形等に使用する
ことができる。
れた容量11kWの射出用のサーボモータ、20はサー
ボモータ19の出力軸に固着された駆動プーリ、16A
−1,16B−1はボールネジ軸13A,13Bに固着
された最も径の大きい被動プーリであり、駆動プーリ2
0と1対の被動プーリ16A−1,16B−1との間に
は、タイミングベルト21が巻き渡らされていて、2つ
の被動プーリ16A−1,16B−1は、単一の射出用
のサーボモータ19によって回転駆動されるようになっ
ている。この図2の(a)に示した構成においては、容
量11KWの、すなわち比較的小容量の射出用のサーボ
モータ19を1個のみ用いるようにしているので、射出
圧力を必要充分に確保するため、最も径の大きい被動プ
ーリ16A−1,16B−1を用いて減速比を充分に確
保するようにしている。したがって、射出速度は最も低
速となり、例えば100mm/sec程度の速度能力を
もつものとなっており、例えばレンズ成形等に使用する
ことができる。
【0016】低速仕様のマシン 図2の(b)において、22は支持ブロック2に搭載さ
れた容量15kWの射出用のサーボモータ、23はサー
ボモータ22の出力軸に固着された駆動プーリ、16A
−2,16B−2はボールネジ軸13A,13Bに固着
された2番目に径の大きい被動プーリであり、駆動プー
リ23と1対の被動プーリ16A−2,16B−2との
間には、タイミングベルト24が巻き渡らされていて、
2つの被動プーリ16A−2,16B−2は、単一の射
出用のサーボモータ22によって回転駆動されるように
なっている。この図2の(b)に示した構成において
は、容量15kWの、すなわち容量11KWに較べると
容量の大きい射出用のサーボモータ22を用いるように
しているので、図2の(a)の場合よりも径の小さい被
動プーリ16A−2,16B−2を用いても射出圧力を
必要充分に確保できる。したがって、図2の(a)の場
合よりも減速比が小さくなって、図2の(a)の構成よ
りも射出速度は速くなり、例えば150mm/sec程
度の速度能力をもつものとすることができる。
れた容量15kWの射出用のサーボモータ、23はサー
ボモータ22の出力軸に固着された駆動プーリ、16A
−2,16B−2はボールネジ軸13A,13Bに固着
された2番目に径の大きい被動プーリであり、駆動プー
リ23と1対の被動プーリ16A−2,16B−2との
間には、タイミングベルト24が巻き渡らされていて、
2つの被動プーリ16A−2,16B−2は、単一の射
出用のサーボモータ22によって回転駆動されるように
なっている。この図2の(b)に示した構成において
は、容量15kWの、すなわち容量11KWに較べると
容量の大きい射出用のサーボモータ22を用いるように
しているので、図2の(a)の場合よりも径の小さい被
動プーリ16A−2,16B−2を用いても射出圧力を
必要充分に確保できる。したがって、図2の(a)の場
合よりも減速比が小さくなって、図2の(a)の構成よ
りも射出速度は速くなり、例えば150mm/sec程
度の速度能力をもつものとすることができる。
【0017】高速仕様のマシン 図2の(c)において、19,19は支持ブロック2に
搭載された容量11kWの1対の射出用のサーボモー
タ、20,20は各サーボモータ19,19の出力軸に
固着された駆動プーリ、16A−3,16B−3はボー
ルネジ軸13A,13Bに固着された被動プーリであ
り、この被動プーリ16A−3,16B−3は、図2の
(b)の被動プーリ16A−2,16B−2よりも径が
小さいものとなっている。一方の駆動プーリ20と被動
プーリ16A−3との間、および、他方の駆動プーリ2
0と被動プーリ16B−3との間には、タイミングベル
ト25,25がそれぞれ巻き渡らされていて、2つの被
動プーリ16A−3,16B−3は、それぞれに対応す
る1対の射出用のサーボモータ19,19によってそれ
ぞれ回転駆動されるようになっている。この図2の
(c)に示した構成においては、各被動プーリ16A−
3,16B−3を駆動するために、それぞれに個別に射
出用のサーボモータ19,19を割り当てているので、
各サーボモータが比較的小容量(容量11kW)のもの
であっても、図2の(b)の場合よりも径の小さい被動
プーリ16A−3,16B−3を用いても、射出圧力を
必要充分に確保できる。したがって、図2の(b)の場
合よりも減速比が小さくなって、図2の(b)の構成よ
りも射出速度は速くなり、例えば200mm/sec程
度の速度能力をもつものとすることができ、例えば薄物
成形に使用することができる。
搭載された容量11kWの1対の射出用のサーボモー
タ、20,20は各サーボモータ19,19の出力軸に
固着された駆動プーリ、16A−3,16B−3はボー
ルネジ軸13A,13Bに固着された被動プーリであ
り、この被動プーリ16A−3,16B−3は、図2の
(b)の被動プーリ16A−2,16B−2よりも径が
小さいものとなっている。一方の駆動プーリ20と被動
プーリ16A−3との間、および、他方の駆動プーリ2
0と被動プーリ16B−3との間には、タイミングベル
ト25,25がそれぞれ巻き渡らされていて、2つの被
動プーリ16A−3,16B−3は、それぞれに対応す
る1対の射出用のサーボモータ19,19によってそれ
ぞれ回転駆動されるようになっている。この図2の
(c)に示した構成においては、各被動プーリ16A−
3,16B−3を駆動するために、それぞれに個別に射
出用のサーボモータ19,19を割り当てているので、
各サーボモータが比較的小容量(容量11kW)のもの
であっても、図2の(b)の場合よりも径の小さい被動
プーリ16A−3,16B−3を用いても、射出圧力を
必要充分に確保できる。したがって、図2の(b)の場
合よりも減速比が小さくなって、図2の(b)の構成よ
りも射出速度は速くなり、例えば200mm/sec程
度の速度能力をもつものとすることができ、例えば薄物
成形に使用することができる。
【0018】超高速仕様のマシン 図2の(d)において、22,22は支持ブロック2に
搭載された容量15kWの1対の射出用のサーボモー
タ、23,23は各サーボモータ22,22の出力軸に
固着された駆動プーリ、16A−4,16B−4はボー
ルネジ軸13A,13Bに固着された被動プーリであ
り、この被動プーリ16A−4,16B−4は、最も径
が小さいものとなっている。一方の駆動プーリ23と被
動プーリ16A−4との間、および、他方の駆動プーリ
23と被動プーリ16B−4との間には、タイミングベ
ルト26,26がそれぞれ巻き渡らされていて、2つの
被動プーリ16A−4,16B−4は、それぞれに対応
する1対の射出用のサーボモータ22,22によってそ
れぞれ回転駆動されるようになっている。この図2の
(d)に示した構成においては、容量15kWの、すな
わち容量11KWに較べると容量の大きい射出用のサー
ボモータ22を1対用いるようにしているので、図2の
(c)の場合よりもさらに径の小さい被動プーリ16A
−4,16B−4を用いても射出圧力を必要充分に確保
できる。したがって、図2の(c)の場合よりも減速比
が小さくなって、図2の(c)の構成よりも射出速度は
速くなり、例えば300mm/sec程度の速度能力を
もつものとすることができ、例えば超薄物成形に使用す
ることができる。
搭載された容量15kWの1対の射出用のサーボモー
タ、23,23は各サーボモータ22,22の出力軸に
固着された駆動プーリ、16A−4,16B−4はボー
ルネジ軸13A,13Bに固着された被動プーリであ
り、この被動プーリ16A−4,16B−4は、最も径
が小さいものとなっている。一方の駆動プーリ23と被
動プーリ16A−4との間、および、他方の駆動プーリ
23と被動プーリ16B−4との間には、タイミングベ
ルト26,26がそれぞれ巻き渡らされていて、2つの
被動プーリ16A−4,16B−4は、それぞれに対応
する1対の射出用のサーボモータ22,22によってそ
れぞれ回転駆動されるようになっている。この図2の
(d)に示した構成においては、容量15kWの、すな
わち容量11KWに較べると容量の大きい射出用のサー
ボモータ22を1対用いるようにしているので、図2の
(c)の場合よりもさらに径の小さい被動プーリ16A
−4,16B−4を用いても射出圧力を必要充分に確保
できる。したがって、図2の(c)の場合よりも減速比
が小さくなって、図2の(c)の構成よりも射出速度は
速くなり、例えば300mm/sec程度の速度能力を
もつものとすることができ、例えば超薄物成形に使用す
ることができる。
【0019】かように本実施形態においては、各回転直
線運動機構を共通化して、射出速度能力の異なる4種の
マシンを構築することができるで、射出速度能力の異な
るマシンを生産する際に、部品を共用化することによる
コストダウンを図ることができる。
線運動機構を共通化して、射出速度能力の異なる4種の
マシンを構築することができるで、射出速度能力の異な
るマシンを生産する際に、部品を共用化することによる
コストダウンを図ることができる。
【0020】なお、上述した実施形態では、1対の回転
−直線運動変換機構によってスクリューを前後進させる
ようにしているが、3つ以上の回転−直線運動変換機構
によってスクリューを前後進させる構成にも、本発明が
適用可能であることは言うまでもない。
−直線運動変換機構によってスクリューを前後進させる
ようにしているが、3つ以上の回転−直線運動変換機構
によってスクリューを前後進させる構成にも、本発明が
適用可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、射出メカ
ニズムに複数の回転直線運動変換機構をもつ射出成形機
において、各回転直線運動変換機構を共用化しつつ、射
出速度能力の異なる複数機種のマシンを提供することが
でき、以って、コストダウンを図ることができる。
ニズムに複数の回転直線運動変換機構をもつ射出成形機
において、各回転直線運動変換機構を共用化しつつ、射
出速度能力の異なる複数機種のマシンを提供することが
でき、以って、コストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の実施の1形態に係る射出成形機の射出
系メカニズムの要部構成を示す要部断平面図である。
系メカニズムの要部構成を示す要部断平面図である。
【図2】本発明の実施の1形態に係る射出成形機におい
て、射出速度能力の異なる4種のマシンを構築する場合
の例を示す説明図である。
て、射出速度能力の異なる4種のマシンを構築する場合
の例を示す説明図である。
1,2 支持ブロック 3 加熱シリンダ 4 スクリュー 5 ガイドバー 6 スライド体 7 計量用のサーボモータ 8 スクリュー駆動体 9 ベアリング 10 スクリュー回転用の被動プーリ 11 駆動プーリ 12 タイミングベルト 13A,13B ボールネジ軸 14A,14B ベアリング 15A,15B ナット体 16A,16B(16A−1,16B−1,16A−
2,16B−2,16A−3,16B−3,16A−
4,16B−4) スクリュー前後進用の被動プーリ 17 連結体 18 圧力検出体(連結体) 19,22 射出用のサーボモータ 20,23 駆動プーリ 21,24,25,26 タイミングベルト
2,16B−2,16A−3,16B−3,16A−
4,16B−4) スクリュー前後進用の被動プーリ 17 連結体 18 圧力検出体(連結体) 19,22 射出用のサーボモータ 20,23 駆動プーリ 21,24,25,26 タイミングベルト
Claims (2)
- 【請求項1】 射出用サーボモータの回転をそれぞれ直
線運動に変換する複数の回転直線運動変換機構を備え、
加熱シリンダ内のスクリューを、複数の回転直線運動変
換機構によって直線駆動するようにした射出成形機にお
いて、 複数の回転直線運動変換機構の回転部材にそれぞれ連結
される被動プーリの総べてを単一の射出用サーボモータ
で駆動するか、各被動プーリをそれぞれに対応する複数
の射出用サーボモータで駆動するかを選択すると共に、
被動プーリの径を可変することによって、射出速度能力
の異なるマシンを構築するようにしたことを特徴とする
射出成形機。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 容量の異なる射出用サーボモータを選択すると共に、被
動プーリの径を可変することによって、射出速度能力の
異なるマシンを構築するようにしたことを特徴とする射
出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10749997A JPH10296805A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10749997A JPH10296805A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 射出成形機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004205987A Division JP3997219B2 (ja) | 2004-07-13 | 2004-07-13 | 射出成形機の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296805A true JPH10296805A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14460766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10749997A Pending JPH10296805A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10296805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120553A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスのシャー装置及び制御方法 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10749997A patent/JPH10296805A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120553A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスのシャー装置及び制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |