JPH10296341A - 金属製2重管の曲げ加工方法 - Google Patents

金属製2重管の曲げ加工方法

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JPH10296341A
JPH10296341A JP10743797A JP10743797A JPH10296341A JP H10296341 A JPH10296341 A JP H10296341A JP 10743797 A JP10743797 A JP 10743797A JP 10743797 A JP10743797 A JP 10743797A JP H10296341 A JPH10296341 A JP H10296341A
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JP
Japan
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tube
inner tube
pipe
outer tube
bending
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JP10743797A
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Hideo Taguchi
英夫 田口
Masahiko Mitsuhayashi
雅彦 三林
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内管の曲げ変位を規制するための内管保持具を
不要として、管径の小さい2重管を良好に曲げ加工す
る。 【解決手段】内管1の内周局部を内管用加熱コイル6で
円周方向に加熱するとともに、内管1に軸方向の圧縮負
荷を付与することにより、加熱した部位を局部的に膨出
させ先端外周面が外管2の内周面に当接する環状の内管
突起部1bを形成する。内管突起部1bと軸方向に対応
する位置で外管2の外周面を外管保持具9で拘束する。
内管突起部1b及び外管保持具9から軸方向に所定距離
隔てた位置で内管1の内周局部及び外管2の外周局部を
内管用加熱コイル6及び外管用加熱コイル7で円周方向
に加熱するとともに、内管1及び外管2を外管保持具9
に対して軸方向に相対移動させつつ、内管1及び外管2
の加熱した部位に曲げモーメントを付与することによ
り、内管1及び外管2を曲げ加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製2重管の曲げ
加工方法に関する。本発明方法により曲げ加工された金
属製2重管は、車両用排気管やエキゾーストマニホール
ド等の配管部材等に採用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、金属管の曲げ加工方法として、高
周波誘導加熱により金属管を加熱しながら曲げ加工する
方法が一般的に知られている。この方法は、図4に示す
ように、金属管80の外周局部を円周方向に高周波誘導
加熱コイル81で塑性変形可能温度に加熱し、この加熱
部近傍の金属管外周面を保持具82で保持して曲げ変位
を規制し、該保持具82に対して金属管80を軸方向に
相対移動させつつ、該加熱部に曲げモーメントを付与す
ることにより、該加熱部を曲げ加工するものである(特
開昭55−144332号公報等参照。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記高周波誘導加熱に
よる金属管の曲げ加工方法を利用して、内管及び外管よ
りなる金属製2重管を曲げ加工しようとする場合、図5
に示すように、曲げ加工時の外管83及び内管84の曲
げ変位を規制すべく、外管83の外周面を外管保持具8
5で保持するとともに、内管84の内周面を内管保持具
86で保持することになる。
【0004】しかしながら、このような方法では以下に
示すような不都合がある。すなわち、上記方法により管
径の小さい2重管を曲げ加工しようとすると、管径の小
さい内管84の内周面に内管保持具86を配して、この
内管保持具86により内管84を機械的に保持する必要
があり、これは極めて困難である。また、曲げ加工する
際には、外管83とともに内管84を加熱すべく、外管
83の外周側に加熱コイル87を配設するとともに内管
84の内側にも加熱コイル88を配設しなければならな
い。この場合、内管保持具86が内管84の内側に配設
されていると、内管84加熱用の加熱コイル88におい
て、内管保持具86を避けて伝導板89を構成すること
になるためコイル2次導体断面が減少して電流容量が低
下することになる。このため、内管84の加熱不足によ
り、内管84の曲げ加工不良が発生するというという問
題もある。
【0005】なお、内管保持具86を内管84の内側で
はなく外管83及び内管間の隙間に配設すれば、内管8
4加熱用の加熱コイル88における電流容量低下の問題
を解消することはできる。しかし、管径の縮小化を図ろ
うとすれば外管83及び内管84間の隙間も小さくなる
ことから、このような小さな隙間に内管保持具86を配
設することは内管84の内側に配設する場合よりも一層
困難となる。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、内管保持具を用いることなく、内管の曲げ変位を
規制することができ、したがって管径の小さい2重管で
あっても良好に曲げ加工することのできる2重管の曲げ
加工方法を提供することを解決すべき技術課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の2重管の曲げ加工方法は、軸方向に延在する内管及
び外管よりなる金属製2重管を曲げ加工する方法であっ
て、上記内管の内周局部を円周方向に加熱するととも
に、該内管に軸方向の圧縮負荷を付与することにより、
加熱した部位を局部的に膨出させ先端外周面が上記外管
の内周面に当接する環状の内管突起部を形成する工程
と、上記内管突起部と軸方向に対応する位置で上記外管
の外周面を外管保持具により拘束する工程と、上記内管
突起部及び上記外管保持具から軸方向に所定距離隔てた
位置で上記内管の内周局部及び上記外管の外周局部を円
周方向に加熱するとともに、該内管及び該外管を上記外
管保持具に対して軸方向に相対移動させつつ、該内管及
び該外管の加熱した部位に曲げモーメントを付与するこ
とにより、該内管及び該外管を曲げ加工する工程とから
なることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の2重管の曲げ加工方法
は、軸方向に延在する内管及び外管よりなる金属製2重
管を曲げ加工するものである。この内管及び外管として
は、特に限定されないが、炭素鋼等の鋼管や、アルミニ
ウム又はアルミニウム合金製の管等とすることができ
る。
【0009】また、本発明方法は、内管の外径が30〜
40mm程度で、外管の外径が40〜50mm程度の管
径の小さい2重管を曲げ加工する際に好適に利用するこ
とができるが、これより大きな管径の2重管に適用しう
ることは勿論である。本発明方法では、まず内管の内周
局部を円周方向に加熱し、この内管に軸方向の圧縮負荷
を付与することにより、加熱した部位を局部的に膨出さ
せ先端外周面が外管の内周面に当接する環状の内管突起
部を形成する。
【0010】内管の内周局部を円周方向に加熱するに
は、内管の内側に高周波誘導加熱コイル等を配設して行
うことができる。このときの加熱条件は、内管が塑性変
形可能温度まで加熱されるように、内管の材質や肉厚等
に応じて適宜設定可能である。例えば、肉厚が0.8〜
1.5mm程度の鋼管よりなる内管を塑性変形可能温度
まで加熱する場合の加熱条件としては、周波数:100
kHz程度、加熱温度:900〜1000℃程度、加熱
時間:2秒程度とすることができる。
【0011】なお、内管を加熱する範囲については、形
成される内管突起部の先端外周面が外管の内周面に当接
しうるように、外管及び内管間の間隔に応じて適宜設定
可能であり、該間隔の3倍程度の軸方向幅の範囲を加熱
すればよい。所定温度に加熱された内管に軸方向の圧縮
負荷を付与するには、例えば内管の一端側を固定し、他
端側から油圧シリンダ等の加圧手段により軸方向の圧縮
負荷をかければよい。このときの加圧条件は、形成され
る内管突起部の先端外周面が外管の内周面に当接するよ
うに、内管の材質や肉厚、外管及び内管間の間隔等に応
じて適宜設定可能である。
【0012】次に、上記内管突起部と軸方向に対応する
位置で上記外管の外周面を外管保持具により拘束する。
これにより、外管は軸方向以外の方向への動きが規制さ
れるとともに、この外管の内周面に環状の内管突起部の
先端外周面が当接された内管についても軸方向以外の方
向への動きが規制される。そして、上記内管突起部及び
上記外管保持具から軸方向に所定距離隔てた位置で上記
内管の内周局部及び上記外管の外周局部を円周方向に加
熱するとともに、該内管及び該外管を上記外管保持具に
対して軸方向に相対移動させつつ、該内管及び該外管の
加熱した部位に曲げモーメントを付与することにより、
該内管及び該外管を曲げ加工する。
【0013】内管の内周局部及び外管の外周局部を円周
方向に加熱する位置は、上述のとおり内管突起部及び外
管保持具から軸方向に所定距離隔てた位置であるが、こ
の距離は、曲げ加工する予定の位置から適宜算出した位
置とされる。内管の内周局部及び外管の外周局部を円周
方向に加熱するには、内管の内側及び外管の外側に高周
波誘導加熱コイル等を配設して行うことができる。ここ
に、曲げ加工する際に内管の内周局部を加熱するための
加熱手段は、設備簡素化等の観点より、内管突起部を形
成する際に用いた加熱手段を併用することが望ましい。
このときの加熱条件は、内管又は外管が塑性変形可能温
度まで加熱されるように、内管又は外管の材質や肉厚等
に応じて適宜設定可能である。すなわち、内管について
は内管突起部を形成する際の加熱条件と同程度とするこ
とができる。また外管については、例えば、肉厚が1.
2〜1.5mm程度の鋼管よりなる外管を塑性変形可能
温度まで加熱する場合の加熱条件としては、周波数:1
00kHz程度、加熱温度:900〜1000℃程度、
加熱時間:2秒程度とすることができる。
【0014】内管及び外管を上記外管保持具に対して軸
方向に相対移動させつつ、該内管及び該外管の加熱した
部位に曲げモーメントを付与するには、例えば、内管及
び外管の曲げ加工する側の一端部を、曲げ加工後の曲げ
半径の中心を揺動中心として揺動可能に支持されたアー
ムに固定する一方、内管及び外管の他端部に油圧シリン
ダ等の加圧手段を連結させればよい。このような構成に
よれば、加圧手段により内管及び外管は上記外管保持具
に対して軸方向に相対移動しつつ、内管及び外管の一端
部が揺動回転するアームに案内されることにより内管及
び外管の加熱した部位に曲げモーメントが付与されるこ
ととなり、内管及び外管を所定の曲げ半径で曲げ加工す
ることができる。曲げ加工する際の内管及び外管の軸方
向の移動速度は、5.0〜9.0mm/s程度とするこ
とができる。
【0015】なお、この曲げ加工の際には、外管は外管
保持具により曲げ変位が規制され、かつ、内管は外管の
内周面に当接する内管突起部を介して曲げ変位が規制さ
れている。このように本発明の2重管の曲げ加工方法で
は、外管保持具により曲げ変位が規制された外管に対し
て、内管突起部により内管を一定の隙間で保持すること
ができるので、内管の曲げ変位を規制すべく、内管の内
側や、あるいは外管及び内管間の隙間に内管保持具を別
途配設する必要がない。このため、曲げ加工する際の内
管加熱用の高周波誘導加熱コイル等において、内管の内
側に内管保持具が別途配設されれば電流容量が低下する
不都合があるが、本発明ではこのような不都合を解消す
ることができる。したがって、内管及び外管を良好に曲
げ加工することができる。また、管径の小さい2重管や
外管及び内管間の隙間の小さい2重管を曲げ加工する場
合にも良好に適用することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。本実施例は自動車用排気管の曲げ加
工に本発明を適用したものである。図1に示すように、
軸方向に延在する内管1及び外管2よりなる2重管を準
備した。この内管1は、外径31.8mm、肉厚0.8
mmのステンレス鋼管である。また外管2は、外径3
8.1mm、肉厚1.5mmのステンレス鋼管である。
なお、内管1の一端部にはフランジ部1aが形成され、
このフランジ部1aは外管2の一端部に嵌合固定されて
いる。
【0017】本実施例に係る曲げ加工装置では、図示し
ない基台に、受け具3と、この受け具3と対向する位置
に加圧手段としての油圧シリンダ4とがともに軸方向の
往復動可能に保持されている。なお、この油圧シリンダ
4には後述するクランプ治具5,5’が取り外し可能に
連結されている。また、この基台には、内管用加熱コイ
ル(高周波誘導加熱コイル)6及び外管用加熱コイル
(高周波誘導加熱コイル)7が固定されるとともに、内
管用加熱コイル6及び外管用加熱コイル7と同一水平面
上にアーム8が揺動可能に支持されている。なお、アー
ム8の揺動中心は、内管1及び外管2を曲げ加工した後
の曲げ半径の中心に一致している。さらに上記基台に
は、内管用加熱コイル6及び外管用加熱コイル7から軸
方向に所定距離隔てた位置に、外管2の外周面を拘束し
て外管2が軸方向以外の方向に動くことを規制する外管
保持具9が固定されている。
【0018】以下、上記曲げ加工装置を用いて内管1及
び外管2を曲げ加工する様子を説明する。まず、上記内
管1及び外管2の一端部を受け具3に固定するととも
に、内管1の他端部を油圧シリンダ4に連結されたクラ
ンプ治具5に固定する。この状態で、内管用加熱コイル
6は内管1の内側に配設されるとともに、外管用加熱コ
イル7は外管2の外側に配設される。そして、内管1及
び外管2を受け具3、クランプ治具5及び油圧シリンダ
4とともに軸方向に移動させ、内管用加熱コイル6及び
外管用加熱コイル7を内管1及び外管2の一端部から所
定距離隔てた所定位置に位置せしめる(図1の状態)。
【0019】そして、内管用加熱コイル6のみを作動さ
せ、内管1の内周局部を円周方向に加熱する。このとき
の加熱条件は、周波数:100kHz、加熱温度:約9
00℃、加熱時間:2秒である。こうして、内管1に軸
方向の幅が5.0mmの加熱部Aを形成する。内管1の
内周局部を加熱後、油圧シリンダ4を作動させ、内管1
に軸方向の圧縮負荷を付与する。こうして、図2に示す
ように、上記加熱部Aを膨出させ先端外周面が外管2の
内周面に当接した環状の内管突起部1bを形成する。
【0020】次に、上記内管突起部1bが外管保持具9
と軸方向に一致する位置まで、内管1及び外管2を受け
具3、クランプ治具5及び油圧シリンダ4とともに軸方
向に移動させる。そして、内管1及び外管2の一端部か
ら受け具3を取り外すとともに、内管1の他端部からク
ランプ治具5を取り外す。その後、内管1及び外管2の
一端部にアーム8を固定する一方、内管1及び外管2の
他端部に油圧シリンダ4に連結されたクランプ治具5’
を固定する。
【0021】そして、内管用加熱コイル6及び外管用加
熱コイル7を作動させ、内管1の内周局部及び外管2の
外周局部を円周方向に加熱する。このときの加熱条件
は、内管用加熱コイル6において、周波数:100kH
z、加熱温度:約900℃であり、外管用加熱コイル7
において、周波数:100kHz、加熱温度:約900
℃である。こうして、内管1の内周局部及び外管2の外
周局部を円周方向に加熱しながら、油圧シリンダ4を作
動させる。これにより、図3に示すように、内管1及び
外管2は外管保持具9に対して軸方向に相対移動しつ
つ、内管1及び外管2の一端部が揺動回転するアーム8
に案内されることにより、内管1及び外管2の加熱した
部位に曲げモーメントが付与される。したがって、内管
1及び外管2を所定の曲げ半径で曲げ加工することがで
きる。なお、曲げ加工する際の内管1及び外管2の軸方
向の移動速度は、8.0mm/sである。
【0022】なお、この曲げ加工の際には、外管2は外
管保持具9により曲げ変位が規制され、かつ、内管1は
外管2の内周面に当接する内管突起部1bを介して曲げ
変位が規制されている。また、上記実施例において、内
管1に内管突起部1bを形成後、内管1及び外管2等を
軸方向に所定距離移動させるとともに内管用加熱コイル
6のみを上記と同様に作動させることを繰り返すことに
より、内管1に複数個の内管突起部1bを形成すること
ができる。そして、上記曲げ加工を繰り返すことによ
り、内管1及び外管2を複数箇所で曲げ加工することが
できる。
【0023】このように本実施例の2重管の曲げ加工方
法では、外管保持具9により曲げ変位が規制された外管
2に対して、内管突起部1bにより内管1を一定の隙間
で保持することができるので、内管1の曲げ変位を規制
すべく、内管1の内側や、あるいは内管1及び外管2間
の隙間に内管保持具を別途配設する必要がない。このた
め、曲げ加工する際の内管用加熱コイル6において、内
管1の内側に内管保持具が別途配設されれば電流容量が
低下する不都合があるが、本実施例ではこのような不都
合を解消することができる。したがって、内管1及び外
管2を十分に加熱して良好に曲げ加工することができ
る。また、管径の小さい2重管や内管1及び外管2間の
隙間の小さい2重管を曲げ加工する場合にも良好に適用
することができる。
【0024】また、上記実施例では、内管1に内管突起
部1bを形成するために内管1を加熱するとともに圧縮
負荷を付与する際に、曲げ加工するための内管用加熱コ
イル6及び油圧シリンダ4を併用している。このため、
内管突起部1b形成用の設備を特に設ける必要がなく、
従来の曲げ加工装置をそのまま用いて内管突起部1bを
容易に形成することができるとともに、内管保持具が不
要であることから、簡素な工程により内管1及び外管2
を容易に曲げ加工することができる。
【0025】さらに、内管突起部1bを複数個形成して
複数箇所で曲げ加工した内管1及び外管2よりなる2重
管においては、2重管の複数箇所で環状の内管突起部1
bの先端が外管2の内周面に当接することから、2重管
としての剛性を向上させることができるとともに、内管
1及び外管2間の隙間を一定に保持することができると
いう効果もある。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の2重管の
曲げ加工方法は、内管の曲げ変位を規制するための内管
突起部を内管に形成した後、内管及び外管を曲げ加工す
るものであるから、曲げ加工する際に内管保持具を用い
る必要がない。したがって、内管の内側に内管保持具を
配設する場合に起こる内管の加熱不足による曲げ加工不
良の問題を解消することができる。
【0027】また、管径の小さい2重管や内管及び外管
間の隙間の小さい2重管を曲げ加工する場合であって
も、極めて容易に、かつ、良好に曲げ加工することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係り、内管に内管突起部を形成する前
の2重管等の断面図である。
【図2】実施例に係り、内管に内管突起部を形成した後
の2重管等の断面図である。
【図3】実施例に係り、曲げ加工する様子を説明する2
重管等の断面図である。
【図4】従来の高周波誘導加熱を利用した曲げ加工方法
を説明する断面図である。
【図5】従来の2重管の曲げ加工方法を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1…内管、 1b…内管突起部、 2…外管、 3…受
け具、4…油圧シリンダ、 6…内管用加熱コイル、
7…外管用加熱コイル、8…アーム、 9…外管保持

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延在する内管及び外管よりなる金
    属製2重管を曲げ加工する方法であって、 上記内管の内周局部を円周方向に加熱するとともに、該
    内管に軸方向の圧縮負荷を付与することにより、加熱し
    た部位を局部的に膨出させ先端外周面が上記外管の内周
    面に当接する環状の内管突起部を形成する工程と、 上記内管突起部と軸方向に対応する位置で上記外管の外
    周面を外管保持具により拘束する工程と、 上記内管突起部及び上記外管保持具から軸方向に所定距
    離隔てた位置で上記内管の内周局部及び上記外管の外周
    局部を円周方向に加熱するとともに、該内管及び該外管
    を上記外管保持具に対して軸方向に相対移動させつつ、
    該内管及び該外管の加熱した部位に曲げモーメントを付
    与することにより、該内管及び該外管を曲げ加工する工
    程とからなることを特徴とする金属製2重管の曲げ加工
    方法。
JP10743797A 1997-04-24 1997-04-24 金属製2重管の曲げ加工方法 Pending JPH10296341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180467A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 イハラサイエンス株式会社 二重管構造およびその継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180467A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 イハラサイエンス株式会社 二重管構造およびその継手

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