JPH091247A - パイプ加工方法及びその加工方法に用いる装置及びジョイントコネクタ - Google Patents
パイプ加工方法及びその加工方法に用いる装置及びジョイントコネクタInfo
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- JPH091247A JPH091247A JP3218896A JP3218896A JPH091247A JP H091247 A JPH091247 A JP H091247A JP 3218896 A JP3218896 A JP 3218896A JP 3218896 A JP3218896 A JP 3218896A JP H091247 A JPH091247 A JP H091247A
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Abstract
体挿入等の特殊設備・機構を設けずに、即ち、現状設備
の微改造によりR極小エルボ形状を得ることができるパ
イプ加工法及びその加工方法に用いる装置及びジョイン
トコネクタを提供すること。 【解決手段】 まず、図1(a)に示す様に、長尺のパ
イプ1の管端部3近傍を、通常の大きな曲げRで曲げた
後(第1工程における第1曲げ)、図1(b)に示す様
に、押圧部材であるパンチ5によって管端方向から管端
部3の端面3aを圧縮することにより、小R曲げを行な
い(第2工程における第2曲げ)、その後、図1(c)
に示す様に、管端部3のバルジ加工を行なう。
Description
等に使用されるパイプの曲げ等を行なうパイプ加工方法
及びその加工方法に用いる装置及びジョイントコネクタ
に関するものである。
度化及びクーラ等の各種熱交換器の複雑化により、配管
に割けるスペースは減少傾向にある。また、これらの状
況において、配管のデッドスペース(曲げのために必要
とされる空間)の極小化や、配管取り回しの自由度向上
のために、配管曲げR(即ち配管の曲率半径)の極小化
へのニーズが高まっている。
加工において曲げRを小さくすると、曲げた場合のパイ
プの外側部分(以下曲げ外側部と称す)の板厚が極端に
減少したり、曲げた場合のパイプの内側部分(以下曲げ
内側部と称す)が座屈する不具合が発生する。
を用いて曲げ加工が行なわれるが、パイプの材料の伸び
率、パイプの外径及びパイプの肉厚等によって最小曲率
半径が決定され、この最小曲率半径以下に曲げるとパイ
プが潰れてしまって、曲げ加工が不可能であるという問
題があった。
(b)に示す様に、2部品を接合する加工を行なうこと
によって、R極小エルボ部品を得ることはできるが、作
業工程が増大して、大幅なコストアップを招き、量産品
には向かないという問題がある。
産化を目的として、特開昭61−137629号公報に
記載の技術が提案されている。この技術は、被加工パイ
プ内に弾性体を配置してパイプを曲げるという方法であ
り、小さなRの曲げ加工は可能であるが、作業の手間が
増大するという問題がある。つまり、この方法では、予
め被加工パイプに弾性体を挿入する作業、挿入した弾性
体を支えるために加工する反対の管端から弾性体を保持
する作業、加工後に弾性体を取り除く作業等の弾性体挿
入・除去の作業が必要になり、作業能率が低下したりコ
ストアップを招くという問題がある。また、弾性体を保
持する必要があるため、曲げ節点の多い部品には適用す
ることができないという問題もある。
262282号公報記載の様に、湾曲部を備えたパイプ
中間体を形成した後にスプール加工を行なって湾曲部を
整形する方法や、特開平4−220120号公報記載の
様に、曲げ加工時に曲げ型とクランプ型で構成するクラ
ンプ部においてワークが前方に滑り移動して曲げ加工を
行なう方法等があるが、いずれの方法も極小R曲げの問
題点の一つである曲げ内側の座屈を防止して真円度を向
上する点に関しては効果があると思われるものの、もう
一つの問題点である曲げ外側の割れ防止については何ら
解決案を示すものではない。即ち、材料固有の伸び率に
より成形可能な極小曲げRが決まるため、ステンレス・
軟鋼等の伸び量の大きい材料には適用可能であるもの
の、アルミニウム等の材料伸びの小さな材料には適用で
きないという欠点がある。
れたものであり、その目的は、材料の伸び量の大小とは
無関係に、且つ弾性体挿入等の特殊設備・機構を設けず
に、即ち、現状設備の微改造によりR極小エルボ形状を
得ることができるパイプ加工法及びその加工方法に用い
る装置及びジョイントコネクタを提供することにある。
1工程にて、長尺パイプ等の例えば管端近傍を、例えば
NCベンダー等を用いて、最小曲率半径より大きな曲率
半径で曲げて、大Rのエルボ部を形成する。即ち、曲げ
外側部の板厚の極端な減少や割れ、パイプの大きなくび
れ、又は曲げ内側部の座屈が発生しない領域にて、図1
(a)に示す様に、大きな曲率半径(R)で曲げて大R
のエルボ部を形成する。次に、第2工程にて、パイプの
曲げ側壁を拘束しながら、管端方向からパイプの管端部
を押圧することにより、図1(b)に示す様に、小さな
曲率半径で曲げてエルボ部を小R(極小R)に整形す
る。
プの(曲げ方向とは垂直方向である)側面が広がらない
様に拘束した状態で、押圧部材等を用いて、管端方向か
ら管端部(例えば端面)を押圧することによって、曲げ
内側部が座屈することなく極小Rにてパイプを曲げるこ
とができる。
パイプの曲げ内側部は90゜より小さい角度まで曲げら
れるので、パイプを曲げる場合のデッドスペース(図1
(a)の斜線部分)がなくなるという利点がある。従っ
て、本発明によれば、材料の伸び量の大小とは無関係
に、且つ現状設備の微改造によりR極小エルボ形状を得
ることができるという顕著な効果を奏する。
率半径を、1.5D未満とすることができるので、極め
て小さなRに対応することが可能である。請求項3の発
明では、第2工程の加工により、図1(b)に示す様
に、パイプの管端側のストレート部分が曲げ内側部に食
い込み、その食い込み部分の断面形状が略角形状となる
ので、小さなRの場合でも、座屈等の発生を防止するこ
とができる。
れると、その四角形状を変更するためには極めて大きな
力を必要とするので、その以上の座屈等の許容できない
変形が防止され、それによって、好適にR極小エルボ部
の形成が可能となる。請求項4の発明では、第2工程の
後に、第3工程にて、パイプの曲げ側壁を拘束しなが
ら、図1(c)に示す様な管端部の整形加工を行なうの
で、座屈等の不具合が発生することなく、他のパイプと
勘合させるための管端部の整形が容易である。
て、パイプの管端部を鍔状に形成するいわゆるバルジ加
工を採用することができる。請求項6の発明は、パイプ
加工方法の第1工程によって加工された大Rのエルボ部
を有する略L字状のパイプを固定する装置であり、この
装置には、その内部の空間に面して、パイプの曲げ側壁
の側方向(即ち曲げ方向平面と略垂直方向)への拡開を
規制する拘束壁を有するので、曲げ側壁を拘束した状態
にて、前記第2工程における加工を容易に行なうことが
できる。
おいて、大Rのエルボ部の曲げ外側部の外側を覆うよう
に、略円弧状にカーブする曲げ空間を有するので、例え
ば曲げ外側部の内側面をパンチ等によって押圧すること
により、曲げ外側部を曲げ空間内に広げる様にして、パ
イプの曲げ外側部を滑らかに曲げることができる。
によって、パイプの管端側から管端部を押圧することに
より、例えば長尺パイプの管端側のストレート部分を曲
げ内側部に食い込ませる様にして、第2工程における小
さなRの曲げを行なうことができる。
管内部に挿入される押圧部材が、パイプの曲げ外側部の
内側面を押圧する内側押圧部を有するので、例えば第2
工程において、パイプの曲げ外側部を滑らかに曲げるこ
とができる。請求項10の発明では、第2工程にて、下
パイプ保持部にて、エルボ部の曲げ方向外側部分の外面
側及び長尺側ストレートの下面側を保持する。つまり、
パイプの下側半分程度と(曲げられて立設された状態
の)パイプの側面の半分程度とを保持する。また、上パ
イプ保持部にて、エルボ部の曲げ方向内側部分の外面側
及び長尺側ストレートの上面側を保持する。これによ
り、下パイプ保持部及び上パイプ保持部でパイプをしっ
かりと挟持することができるので、第2工程の加工を容
易に行なうことができる。
られたパイプの管端部は、上パイプ保持部の貫通孔内に
配置されてしっかりと固定されるので、この状態で、貫
通孔にパンチ等の押圧部材を圧入してパイプの端面等を
押圧することにより、パイプの小R曲げを行なうことが
できる。
は、第2工程の後のエルボ部の曲げ側壁を拘束できる形
状であるので、その後の第3工程においても、しっかり
とパイプを保持して必要な管端部の加工を行なうことが
できる。請求項13の発明では、第2工程の後に、パイ
プの管端部に他のパイプと嵌合させるための整形加工を
行なう第3工程にて、下パイプ保持部の上に、バルジ形
状を整形するための治具を装着する。よって、第2工程
と第3工程において、同じ下パイプ保持部を治具として
使用できるので、生産性が向上するという効果がある。
パイプの管端部にジョイントコネクタを装着するので、
ジョイントコネクタを備えたパイプを容易に加工するこ
とができる。また、例えばクーラ配管の接続の際には、
通常のバルジ加工された管端部だけでなく、このジョイ
ントコネクタを使用してより強固な接続を行なうことが
できる。
ョイントコネクタが挿入された状態で、パイプの曲げ側
壁を拘束しながら他のパイプと勘合させるための管端部
の整形加工を行なうので、ジョイントコネクタの装着及
び管端部の加工を同時に行なうことができ、生産性が向
上するという利点がある。
の整形加工の際に、ジョイントコネクタ及びパイプを固
定する治具を用いるので、ジョイントコネクタの装着及
び管端部の加工を同時に行なうことができ、生産性が向
上するという利点がある。請求項17の発明では、下パ
イプ保持部にて、エルボ部の曲げ方向外側部分の外面側
及び長尺側ストレートの下面側を保持するとともに、ク
ランプにて、下パイプ保持部の上方からパイプを押圧す
る。これにより、パイプを挟持することができるので、
第2工程の加工を容易に行なうことができる。
クランプとにより挟持されたパイプの管端部にスリーブ
を嵌挿し、このスリーブの貫通孔から押圧部材を圧入し
て小R曲げを行なうことができる。請求項19の発明で
は、第2工程の後に、パイプの管端部にジョイントコネ
クタを取り付けてクランプにて固定した状態で、第3工
程の管端部の整形加工を行なうので、連続的に加工を行
なうことができ生産性が向上する。つまり、第2工程と
第3工程とで下パイプ保持部を取り替える必要が無いの
で、作業能率が向上する。
タが、第1孔部を有する厚肉部と第2孔部を有する薄肉
部とを備えており、この第2孔部にて、パイプの管端部
を回動可能に保持することができる。従って、ジョイン
トコネクタの向きを同一平面内でかなり自由に変更する
ことができるので、接続する対象が広くなるという効果
がある。よって、例えば各種のクーラ配管等にも僅かな
種類のジョイントコネクタを用意すれば足りるので、コ
スト的に有利である。
タが、第1孔部を有する厚肉部と第2孔部を有する薄肉
部と板状部とを備えており、この第2孔部にて、パイプ
の管端部を保持するとともに、板状部にはパイプの回動
を規制する例えばパイプの側面が嵌り込む溝等の規制部
を備えている。従って、パイプを保持方向をしっかりと
規定することができるという利点がある。
めに、実施例を図面とともに説明する。 (実施例1)実施例1のパイプ加工方法は、例えば図2
に示す様な、「長尺パイプの管端に曲率半径(R)の小
さい(R<1.5D;但しDは管直径)エルボ部のある
部品」を、高生産性かつ低コストで得ようとする加工方
法である。
す様に、長尺のパイプ1の管端部3近傍を、破損や座屈
等の不具合が生じない最小曲率半径より大きな曲率半径
で曲げた後(第1工程における第1曲げ)、図1(b)
に示す様に、押圧部材であるパンチ5によって管端方向
から管端部3の端面3aを圧縮することにより、小R曲
げを行ない(第2工程における第2曲げ)、その後、図
1(c)に示す様に、管端部3の整形を行なう。以下、
その方法及び該加工に使用する装置について詳細に説明
する。
げ外側部9aの板厚減少により割れが発生せず、且つ曲
げ内側部9bに座屈が発生しない曲率半径で曲げて、第
1曲げを行なう。具体的には、材質・板厚により最小曲
率半径(限界曲げR)は異なるが、例えば材質:A30
03−0,管径:φ17,板厚:1・0の場合、限界曲
げ中心Rは約1.5D(但しDは管の直径)である。こ
れによって、図1(a)に示す様な大きくカーブするパ
イプ形状となる。
す様な左右に分割可能な拘束治具7を用いて、拘束治具
7の内部の略L字状の筒状の空間7a内にて、第1曲げ
により成形されたエルボ部9の曲げ側壁11を外側から
挟んで拘束した状態で固定する。従って、拘束治具7の
筒状の空間7aの(エルボ部9に対応する)側方部分が
拘束壁(図示せず)となる。また、この時、エルボ部9
の曲げ外側部9aの外側部分には、円弧状に広がる曲げ
空間7bが存在している。
プ1の開口部1aより、芯金付き端面圧縮用のパンチ5
を挿入し、パンチ5の段部5aにて管端部3の端面3a
を押し込みながら、前記第1曲げにて成形されたエルボ
部9の曲げ内側部9aをへこませて、第2曲げ(小R曲
げ)を行なう。このパンチ5の先端側の形状は、パイプ
1の曲げ外側部9aに対応した形状とされており、パン
チ5が管端部3を押圧する時に、同時に、曲げ外側部9
aをその内側面から前記曲げ空間7bに広げる様に押圧
する。
状となる。即ち、曲げ内側部9bは、その角度が90゜
よりも狭くなる様に曲がり、パイプ1の水平に伸びる長
尺側ストレート部14の上面より下方に移動する。 (第3工程) 次に、対となるパイプと勘合させるために、管端部3の
整形を行なう。この加工は、図4に示す様に、前記図3
と類似の拘束治具17にて、前記第2曲げされたエルボ
部9の曲げ側壁11の両側を拘束する。尚、この拘束治
具17は、バルジ(鍔部)19を形成する部分に環状の
段差17aが設けてある点が前記拘束治具7と大きく異
なる。
ンチを管端方向から挿入して、拡管,絞り,成形の各工
程を経ることにより、所望のバルジ19の形状を得る。
次に、このバルジ形成工程について、詳しく述べる。図
5(a)に示す様に、まず、第1外パンチ21を、拘束
治具17の凹部17b内にて、パイプ1に対して僅かの
隙間を保って外嵌する。ついで、パイプ1の内径より大
きな径の第1内パンチ23をパイプ1の内側に挿入し
て、段差7aの位置までのパイプ1を外側に広げる(拡
管工程)。
チ25の段差25aにて、パイプ1の端面1aを押圧す
るとともに、第1外パンチ21の内径より小さな内径の
第2外パンチ27をパイプ1に外嵌することによりパイ
プ1を絞り、それとともに、傾斜面27aの内側にてパ
イプ1を緩やかに曲げる(絞り工程)。
チ29をパイプ1に内嵌した状態で、第3外パンチ31
の段差31aにてパイプ1の端面1aを押圧して、段差
17a部分にてパイプ1を折曲げてバルジ19を形成す
る。この様に、本実施例では、最小曲率半径より大きな
曲率半径での曲げ加工(第1工程)の後、拘束治具7に
てエルボ部9の曲げ側壁11を拘束した状態で、管端方
向から押圧加工する(第2工程)という、非常に簡単な
方法にて、低コストで見かけ上曲げ内側部9bの曲率半
径をゼロに加工する、即ちデッドスペースを無くするこ
とができるという顕著な効果を奏する。つまり、本実施
例では、安定して且つ高生産性にて、極小Rのエルボ部
9を有するパイプ1を製造することができる。
側壁11を拘束した状態で、各種のパンチを用いて、座
屈を生ずることなく、容易に管端部3にバルジ19を形
成できるという利点がある。 b)次に、本実施例において、極小Rのエルボ部9を有
するパイプ1を、安定して、また高生産性で得られる理
由を示す。
げ壁面11を外側から拘束した後、パンチ5により押圧
すると、図6(a)に示す様に、管端側ストレート部4
が、長尺側ストレート部14と直角に交わる部分(曲げ
内側部9b)に食い込んでいこうとする。これにより曲
げ内側部9bは、側方に広がる楕円形状に変形しようと
するが、前記拘束治具7により曲げ側壁11を拘束して
あるため、この部分が拘束治具7と張り合い、図6
(b)に示す様に、角形状が成形される。この部分は、
全体が滑らかなR形状であるのに対し特異点形状とな
り、この角形状の成形以降は、管端側ストレート部4が
曲げ内側部9bの内側へ大きくへこもうとする座屈現象
の抑制ができるので、安定的に図6(b)に示す形状が
得られる。
の曲げ外側部9aの内側面を押圧し、曲げ外側部9aに
相当するR形状を成形する様にすると、更に良好な形状
が得られる。ここで良好な形状とは、極端な断面積・形
状変化がなく、パイプ1内に流れる流体に抵抗を極端に
増加させない形状である。
この場合も、前記第1曲げ加工と同様に、曲げ側壁11
を拘束して管端部3から整形したい形状に応じた各種の
パンチを挿入し所望の形状を得る。この加工において
も、前記図6(b)に示す特異点形状があるために、バ
ルジ19等を行なう加工力に対する抵抗力となり、曲げ
内側部9bへの座屈を防止できる。
果を確認するために行なった実験例について説明する。
この実験では、まず、図7(a)に示す様に、第1曲げ
を行なったパイプ1に対し、その板厚分布を測定した。
測定は、パイプ1に沿って図7(a)に示す18箇所で
行なった。その結果を下記表1に示す。
ったパイプ18に対し、同様に板厚分布を測定した。測
定は、パイプ1に沿って図7(b)に示す10箇所で行
なった。その結果を下記表2に示す。
曲げにより約70%以上確保された(曲げ外側部9a近
傍の)板厚が、その後の加工により減少していないこと
がわかる。つまり、本実施例のパイプ加工方法では、安
定して且つ高生産性を保ちながら、見かけ上曲げ内側部
9bのRをゼロとし、且つ板厚減少が従来の曲げ加工以
下に抑制できることが分かる。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
1の〜の工程を、ロボット等の装置を用いて、連続
した工程で行なうものである。図7に示す様に、この連
続工程を構成する装置では、まず、パイプ供給機41に
より供給されたパイプ1を、NCベンダー43により、
前記第1曲げに該当する曲げを含めた多節の曲げ加工を
行なう。
り、管端加工装置47に搬送する。そして、この管端加
工装置47にて、第2曲げ及び管端バルジ加工を、タレ
ット方式等により次々にパンチを挿入して行なう。この
様に、本実施例では、連続的にパイプ1の加工を行なう
ことができるとともに、従来のバルジ加工用タレットス
テージに、1工程(即ち小R曲げ工程)を追加するだけ
で、全ての加工を行なうことができるという利点があ
る。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
て、図8に示す様に、エルボ部9に到る管端部3の所定
範囲(例えばエルボ部9を中心に左右同じ長さ)まで、
曲げ方向の寸法Aより曲げと垂直の方向の寸法Bが小さ
くなる様な楕円形状に整形しておく。それによって、第
2曲げ(小R曲げ)において、曲げ内側部9bの座屈を
抑制する剛性が向上し、良好な小R曲げ形状が得られ
る。
いて管端部3を楕円形状に整形しておいても、小R曲げ
及び管端部整形(管端バルジ加工)において、真円の芯
金(およびそれに対応する嵌合治具)を挿入することに
より、楕円部分が真円に再整形されるため、実施例1と
同様な形状が得られる。 (実施例4)次に、実施例4について説明する。
整形に用いる拘束治具は異なるものであったが、本実施
例では、同一のものを用いる。具体的には、管端部3の
整形の際に使用した段部17aのある拘束治具17を用
いる。尚、同一の治具を用いることができるか否かは管
端部3の整形形状によるが、前記実施例1に示したバル
ジ形状では同一治具を用いることができる。
物であるパイプ1の持ち替えを行なう必要がなくなり、
更に作業能率が向上するので、コストダウンに寄与す
る。 (実施例5)次に、実施例5について説明する。
に拘束治具を共用化できる技術である。 a)まず、本実施例に使用する治具等について説明す
る。パイプのエルボ部を小R形状に整形する第2工程に
用いる装置として、図10に示す様に、パイプ100の
下半分を拘束する拘束治具である下パイプ保持部102
と、パイプ100の上半分及ぶ管端部100aを拘束す
るスリーブである上パイプ保持部103と、パイプ端面
を押圧するパンチ104とを用いる。
形する第3工程に用いる装置として、図11に示す様
に、パイプ100の下半分を拘束する前述の下パイプ保
持部102と、バルジ形状の鍔部100fを支えるバル
ジ用治具105と、バルジ形状を整形するパンチ106
及びスリーブ107とを用いる。b)次に、本実施例の
パイプ加工方法を説明する。
(a)に示す様に、拘束治具である下パイプ保持部10
2に、前記実施例1の第1工程と同様にして曲げられた
パイプ100を配置する。下パイプ保持部102は、図
12に示す様に、パイプ100の横投影形状(L形状)
の約半分を覆う形状である。つまり、断面L形状の部材
の中央に、パイプ100の下半分及び(図の左側面であ
る)横半分が嵌る溝102aが形成されている。尚、溝
102aの上端の周囲には、第3工程のバルジ加工のた
めの半鍔形状の切欠102bが形成されている。
イプ保持部102の溝102aにパイプ100を配置し
た状態で、上方より上パイプ保持部(スリーブ)103
を下降させて、上下のパイプ保持部102,103でパ
イプ100を挟む様にして、パイプを固定する。
(a)に示す様に、パイプ100の管端部100aが挿
入される(上下方向に貫通する)挿入孔103aと、挿
入孔103aの下端から側方向に伸びてパイプ100の
上半分及び(図の右側面である)横半分が嵌る溝103
bとが形成されている。尚、挿入孔103aの下端の周
囲には、前記半鍔形状の切欠102bと対応する半鍔形
状の凸部103cが形成されている。
13に示す様に、パンチ104を、挿入孔103aに挿
入し、前記実施例1と同様にして、エルボ部100bの
曲げ外側部100cにおける小R曲げ加工を行なう。 これにより、図10(c)に示す様に、エルボ部10
0bの曲げ内側部100dは、長尺ストレート部100
eの上面より下方に移動して略直角状に曲げられる。そ
の後、上パイプ保持部103を上方に移動させる。尚、
パンチ104及び上パイプ保持部103を上昇させた状
態が第2工程の終了状態である。
(a)に示す様に、前記第2工程でエルボ部100bが
小R化されたパイプ100を下パイプ保持部102セッ
トしたまま、図11(b)に示す様に、バルジ用治具1
05を下パイプ保持部102に密着するようにセットす
る。この実施例では、図14に示す様に、バルジ用治具
105は、左右対象の2分割されるもので、パイプ10
0の曲げ形状に応じた略く字状の溝105aと半鍔形状
の切欠105bとを有しており、図14では、サイドか
らスライドしてセットする方法を示してある。
の状態となるので、スリーブ107及びパンチ106を
下降させて、実施例1と同様なバルジ加工を行なえば、
所望のバルジ形状を得ることができる。 最後に、スリーブ107及びパンチ106を上昇さ
せ、バルジ用治具105を下パイプ保持部102から外
す。尚、図11(c)の状態が、第3工程の終了状態で
ある。
成を用いれば、管端部100aの整形形状に依らず、第
2工程及び第3工程にて同一の拘束治具(下パイプ保持
部102)を用いることができる。よって、本実施例の
ように同一の拘束治具を用いた場合、被加工物であるパ
イプ100の持ち替えを行なう必要がなくなり、バルジ
用治具105のスライド及びパンチ104,106の連
続挿入のみで所望の形状が得られるので、更にコストダ
ウンに寄与する。
保持部102にセットできれば良いため、分割なしでも
或は多分割されていても同様の効果を発揮する。 (実施例6)次に、実施例6について説明する。
向上させるためにクーラ配管等で用いられているジョイ
ントコネクタ205付き配管(パイプ)200の整形加
工に関するものである。 a)まず、本実施例に使用する治具等について説明す
る。
部200aを、小R形状に整形する第2工程に用いる装
置として、略く字形の貫通孔201cを備えた拘束治具
201と、パイプ端面を押圧するパンチ203とを用い
る。尚、拘束治具201には、貫通孔201cに面し
て、パイプ200の曲げ側壁を拘束する部分201a及
びパイプ200を保持する部分201bを有している。
結させるためのジョイントコネクタ205が挿入された
状態で、パイプ200の管端部200bを整形する第3
工程に用いる装置として、パイプ200を保持する部分
204aを有する保持治具204と、パイプ200をジ
ョイントコネクタ205に結合させるためのパンチ20
6,207,208(図18参照)とを用いる。尚、パ
ンチ206,207,208は、実施例1と同様のもの
を用いる。b)次に、本実施例のパイプ加工方法を説明
する。
る。第2工程は、基本的には実施例1と同様であり、パ
イプ200の側面が広がらないように(左右に2分割さ
れる)拘束治具201で拘束した状態で、パンチ203
を用いて、パイプ200の管端方向から管端部(例えば
端面)200bを押圧する。これにより、曲げ内側部2
00cが座屈することなく極小Rにてパイプ200を曲
げることができる。
いて説明する。図17に示す様に、前記第2工程にて小
R形状に曲げられたパイプ200の管端部200bに、
ジョイントコネクタ205を装着した状態で、パンチ2
06,207,208を、図18に示す様に順次連続し
て下降・加圧することにより、所望の勘合形状が得られ
る。尚、前記ジョイントコネクタ205の貫通孔205
aの上端の周囲には、バルジ200dを形成するための
切欠205bが設けられている。
拘束は、保持治具204を用いても、或はコネクタ20
5を用いても可能である。また、パイプ200とコネク
タ205の結合は、図18に示す様に、パンチ206に
よるア部で行なうこともできるし、他のパンチ208に
よる鍔部(イ部)の拡管力によって行なうことも可能で
ある。
管端部200bの整形加工を行なうとともに、小R形状
に曲げられたパイプ200の管端近傍に、相手部材との
締結力を向上させるためのジョイントコネクタ205を
装着することができる。この場合、コネクタ205と相
手部材をボルト等で締結することにより、管単独で相手
部材と締結する場合に比べ、その締結力が大幅に向上す
るという効果を奏する。 (実施例7)次に、実施例7について説明する。
力を向上させるためのジョイントコネクタ付き配管(パ
イプ)の整形加工に関するものであるが、前記実施例6
より生産性を向上させた方法である。 a)まず、本実施例に使用する治具等について説明す
る。
す様に、パイプ300の保持及び下半分を拘束する拘束
治具301と、パイプ300の曲げ側壁を拘束するスリ
ーブ302と、パイプ端面を押圧するパンチ303とを
用いる。ここで、パイプ300の下半分を保持・拘束す
る拘束治具301は、パイプ300の側壁を拘束できる
形状である。
れた状態で、パイプ300の管端部300aを整形する
第3工程に用いる装置として、図20に示す様に、パイ
プ300の下半分を保持・拘束する前記拘束治具301
と、ジョイントコネクタ305をパイプ300に結合さ
せるためのパンチ306,307,308とを用いる。
このパンチ306,307,308は実施例1と同様の
ものを用いる。尚、ジョイントコネクタ305は、拘束
治具301上に位置決めしてセットできるようにしてあ
る。b)次に、本実施例のパイプ加工方法について説明
する。
る。第2工程は基本的には実施例6と同様で、図19
(a)に示す様に、拘束治具301のパイプ形状に設け
られた略く字状の溝301aに、パイプ300を配置す
る。そして、パイプ300の側面が広がらないように拘
束した状態で、クランプ309にてパイプの長尺ストレ
ート部300aを押圧してパイプ300を固定する。
302にてパイプ300の管端部300bの周囲を固定
した状態で、図19(c)に示す様に、パンチ303に
て管端方向から管端部(例えば端面)300bを押圧す
ることによって、曲げ内側部300cが座屈することな
く極小Rにてパイプ300を曲げる。
る。次に、図20(a)に示す様に、前記第2工程にて
小R形状に曲げられたパイプ300のエルボ部300d
寄りに、クランプ309の位置を移動させる。そして、
パイプ300の管端部300b側に、ジョイントコネク
タ305を装着するとともに、別のクランプ310に
て、ジョイントコネクタ305を拘束治具301側に押
圧して固定する。
と同様なパンチを、連続して下降・加圧することによ
り、所望の勘合形状が得られる。ここで、この工程にお
けるパイプ300の側壁拘束は、拘束治具301を用い
ても、ジョイントコネクタ305を用いても可能であ
る。
1,スリーブ302,クランプ300,310等を用い
て加工を行なう際に、拘束治具301を第2工程及び第
3工程で共通して使用できるので、前記実施例6と同様
な効果を奏するとともに、前記実施例6より生産性が向
上するという利点がある。
9をパイプ300のエルボ部300d側に近づけて取り
付け、使用するスリーブ302Aとして、クランプ30
9に当たる部分に切欠302aのあるものを使用すれ
ば、第2工程後にクランプ309を移動させる必要がな
いので、一層生産性が向上する。 (実施例8)次に、実施例8について説明する。
力を向上させるためのジョイントコネクタ付き配管(パ
イプ)の整形加工に関するものであるが、ジョイントコ
ネクタ等の形状が異なる。図22に示す様に、本実施例
のジョイントコネクタ400は、大小2つの円筒部分4
00a,400bが横方向に接合された形状をしてお
り、小さな円筒部分400bの方が大きな円筒部分40
0aより厚く設定されている。また、大きな円筒部分4
00aの孔400cの内側断面は、略S字状の凹凸部分
を有している。 そして、図23に示す様に、前記孔4
00cにパイプ401の管端部401aが回転自由に取
り付けられており、それにより、パイプ401は所定範
囲で回転可能となっている。また、図24(a)に示す
様に、本実施例に使用する拘束治具403は、略く字状
の溝403aと半円弧状の凸部403bとを備えてい
る。
は、まず、この拘束治具403の溝403aにパイプ4
01を配置する。そして、前記実施例7と同様にして第
2工程の加工を行なった後に、図24(b)に示す様
に、パイプ401の管端部401aにジョイントコネク
タ400を取り付け、前記実施例7と同様に第3工程の
整形加工を行なう。
タ400を使用するので、前記実施例7と同様な効果を
奏するとともに、パイプ401の向きを自由に設定でき
るという利点がある。つまり、1種類の形状のジョイン
トコネクタ400と1種類の拘束治具403とを用い
て、任意の取り付け角度を有するジョイントコネクタ4
00付のパイプ401が得られるので、製造コストを大
幅に低減できるという効果がある。
角度)で曲げた場合には、図25(a)に示す様に、傾
斜のついた溝500aを有する拘束治具500を使用す
る。つまり、図25(b)に示す様に、この溝500a
にパイプ502を嵌め込んで、第2工程のパイプ加工を
行ない、その後、パイプ502の管端部502aにジョ
イントコネクタ501を取り付けて第3工程のパイプ加
工を行なうことができる。つまり、この様な簡易な手段
で任意の取り付け角度及び曲げ角度が得られるため、製
造コストを大幅に低減することができるという利点があ
る。 (実施例9)次に、実施例9について説明する。
力を向上させるためのジョイントコネクタ付き配管(パ
イプ)の整形加工に関するものであるが、ジョイントコ
ネクタの形状が異なる。図26に示す様に、本実施例の
ジョイントコネクタ600は、大小2つの円筒部分60
0a,600bと直方体部分600cとが横方向に接合
された形状をしており、中央の大きな円筒部分600b
の厚さが薄くなっている。また、大きな円筒部分600
bの孔600dの一端から直方体部分600にかけて、
パイプ形状に合わせた溝600eが伸びている。
に、前記孔600dにパイプ601の管端部601aが
取り付けられるとともに、パイプ601の長尺ストレー
ト部601bは前記溝600eに嵌り込んで、パイプ6
01の回転が規制されている。本実施例では、この様な
ジョイントコネクタ600を使用するので、前記実施例
7と同様な効果を奏するとともに、パイプ601をしっ
かりと固定できるという利点がある。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例え
ば前記ジョイントコネクタのパイプとの接触面に、ロー
レット等の溝付け加工を施したものを用いてもよい。
面図、(b)はその治具を使用する第2曲げの加工方法
を示す説明図である。
イプを示す説明図である。
なったパイプの端面図、(b)は加工が完了したパイプ
の端面図である。
る。
図である。
図である。
示す斜視図である。
工状態を上面から示す説明図、(b)はその加工状態を
正面から破断して示す説明図、(c)はその加工状態を
側面から示す説明図である。
具等を示す斜視図である。
図である。
(a)はパイプを拘束した状態を上方より示す説明図、
(b)は拘束した状態を破断して示す説明図である。
(a)はパイプを拘束した状態を上方より示す説明図、
(b)は拘束した状態を破断して示す説明図である。
である。
図である。
図である。
である。
コネクタを示し、(a)はその平面図、(b)はその断
面図である。
たパイプの状態を示し、(a)はその平面から見た説明
図、(b)はその一部を破断して示す説明図である。
拘束治具を示す斜視図、(b)はパイプにジョイントコ
ネクタを取り付けた状態を示す斜視図である。
(a)はその拘束治具を示す斜視図、(b)はパイプに
ジョイントコネクタを取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
その平面図、(b)はその断面図である。
プの状態を示し、(a)はその平面から見た説明図、
(b)はその一部を破断して示す説明図である。
…パイプ 3,100a,200b,300b,401a,502
d,601a…管端部 3a…端面 5,21,23,25,27,29,31,104,1
06,203,206,207,208,303…パン
チ 7,17,102,103,204,301,403…
拘束治具 9,100b,200a,300d…エルボ部 9a,100c…曲げ外側部 9b,100d…曲げ内側部 11…曲げ側壁 105…バルジ用治具 107,302,302A…スリーブ 205,305,400,501,600…ジョイント
コネクタ
Claims (21)
- 【請求項1】 パイプを、最小曲率半径より大きな曲率
半径で曲げて大Rのエルボ部を形成する第1工程と、 該第1工程の後に、前記パイプの曲げ方向平面と略垂直
方向に位置する曲げ側壁を拘束しながら、管端方向から
パイプの管端部を押圧することにより、前記第1工程に
より成形された大Rのエルボ部を、より小さな曲率半径
で曲げて小Rのエルボ部に整形する第2工程と、 を有することを特徴とするパイプ加工方法。 - 【請求項2】 前記請求項1記載のパイプ加工方法にお
いて、 前記小Rのエルボ部の曲率半径が、1.5D(但しDは
パイプ直径)未満であることを特徴とするパイプ加工方
法。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載のパイプ加工方
法において、 前記第2工程の加工により、前記パイプの管端側のスト
レート部分を前記小Rのエルボ部の曲げ方向内側に食い
込ませ、該食い込み部分の断面形状を略角形状とするこ
とを特徴とするパイプ加工方法。 - 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか記載のパイ
プ加工方法において、 前記第2工程の後に、前記パイプの曲げ側壁を拘束しな
がら、他のパイプと勘合させるための管端部の整形加工
を行なう第3工程を有することを特徴とするパイプ加工
方法。 - 【請求項5】 前記請求項4記載のパイプ加工方法にお
いて、 前記第3工程の加工が、パイプの管端部のバルジ加工で
あることを特徴とするパイプ加工方法。 - 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれか記載のパイ
プ加工方法に用いられ、前記大Rのエルボ部を有する略
L字状のパイプを固定する装置であって、 前記パイプを内部の空間に収容するとともに、前記パイ
プの曲げ側壁に対し、該パイプの曲げ方向平面と略垂直
方向への拡開を規制する拘束壁を有することを特徴とす
るパイプ加工方法に用いる装置。 - 【請求項7】 前記請求項6記載の内部の空間におい
て、 前記大Rのエルボ部の曲げ方向外側部分を外側から覆う
ように、略円弧状にカーブする曲げ空間を有することを
特徴とするパイプ加工方法に用いる装置。 - 【請求項8】 前記請求項6又は7記載の装置に固定さ
れたパイプを加工する装置であって、 前記パイプの管端側から管端部を押圧する押圧部材を有
することを特徴とするパイプ加工方法に用いる装置。 - 【請求項9】 前記請求項8の押圧部材が、前記パイプ
の管端側から管内部に挿入されて、前記大Rのエルボ部
の曲げ方向外側部分のパイプ内側面を押圧する内側押圧
部を有することを特徴とするパイプ加工方法に用いる装
置。 - 【請求項10】 前記請求項1〜5のいずれか記載のパ
イプ加工方法において、 前記第2工程にて、前記エルボ部の曲げ方向外側部分の
外面側及び長尺側ストレートの下面側を保持する下パイ
プ保持部と、前記エルボ部の曲げ方向内側部分の外面側
及び長尺側ストレートの上面側を保持する上パイプ保持
部とを用い、前記下パイプ保持部及び上パイプ保持部で
前記パイプを挟持することを特徴とするパイプ加工方
法。 - 【請求項11】 前記上パイプ保持部の貫通孔内に前記
パイプの管端部を配置した状態で、該貫通孔に押圧部材
を圧入してパイプの小R曲げを行なうことを特徴とする
前記請求項10記載のパイプ加工方法。 - 【請求項12】 前記下パイプ保持部は、前記第2工程
の後のエルボ部の曲げ側壁を拘束できる形状であること
を特徴とする前記請求項10又は11記載のパイプ加工
方法。 - 【請求項13】 前記第2工程の後に、前記パイプの管
端部に他のパイプと嵌合させるための整形加工を行なう
第3工程にて、前記下パイプ保持部の上に、バルジ形状
を整形するための治具を装着することを特徴とする前記
請求項10〜12のいずれか記載のパイプ加工方法。 - 【請求項14】 前記請求項1〜5のいずれか記載のパ
イプ加工方法において、 前記第2工程の後に、前記パイプの管端部にジョイント
コネクタを装着することを特徴とするパイプ加工方法。 - 【請求項15】 前記第3工程にて、前記ジョイントコ
ネクタが挿入された状態で、前記パイプの曲げ側壁を拘
束しながら他のパイプと勘合させるための管端部の整形
加工を行なうことを特徴とする前記請求項14記載のパ
イプ加工方法。 - 【請求項16】 前記第3工程の前記管端部の整形加工
の際に、前記ジョイントコネクタ及びパイプを固定する
治具を用いることを特徴とする前記請求項15記載のパ
イプ加工方法。 - 【請求項17】 前記請求項1〜5のいずれか記載のパ
イプ加工方法において、 前記第2工程にて、前記エルボ部の曲げ方向外側部分の
外面側及び長尺側ストレートの下面側を保持する下パイ
プ保持部と、下パイプ保持部の上方からパイプを押圧す
るクランプとを用いて、前記パイプを挟持することを特
徴とするパイプ加工方法。 - 【請求項18】 前記下パイプ保持部とクランプとによ
り挟持された前記パイプの管端部にスリーブを嵌挿し、
該スリーブの貫通孔から押圧部材を圧入して小R曲げを
行なうことを特徴とする前記請求項17記載のパイプ加
工方法。 - 【請求項19】 前記第2工程の後に、前記パイプの管
端部にジョイントコネクタを取り付けてクランプにて固
定した状態で、前記第3工程の前記管端部の整形加工を
行なうことを特徴とする前記請求項17又は18記載の
パイプ加工方法。 - 【請求項20】 前記請求項19記載のパイプ加工方法
に使用されるジョイントコネクタであって、 前記ジョイントコネクタが、第1孔部を有する厚肉部と
第2孔部を有する薄肉部とを備え、該第2孔部にて、前
記パイプの管端部を回動可能に保持することを特徴とす
るジョイントコネクタ。 - 【請求項21】 前記請求項19記載のパイプ加工方法
に使用されるジョイントコネクタであって、 前記ジョイントコネクタが、第1孔部を有する厚肉部と
第2孔部を有する薄肉部と板状部とを備え、該第2孔部
にて、前記パイプの管端部を保持するとともに、前記板
状部には前記パイプの回動を規制する規制部を備えたこ
とを特徴とするジョイントコネクタ。
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