JPH10296175A - 基材表面への防汚塗膜の形成方法および防汚塗膜で被覆された防汚構造体 - Google Patents
基材表面への防汚塗膜の形成方法および防汚塗膜で被覆された防汚構造体Info
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Abstract
るいは不飽和ポリエステル系下地塗料(a)を塗布したの
ち、該下地塗料の表面にシリコーン樹脂系防汚塗料(b)
を塗布する基材表面への防汚塗膜の形成方法。基材表面
に(a)の塗膜と(b)の塗膜が順次形成された防汚構造体。 【効果】 層間剥離強度に優れ、防汚性に優れた防汚塗
膜を簡単に形成しうるような防汚塗膜の形成方法の提
供。
Description
塗膜との密着性に優れるような、基材表面への防汚塗膜
の形成方法および防汚構造体に関する。
ルプラ、ムラサキイガイ、カキ、フサコケムシ、ホヤ、
アオノリ、アオサ等の動植物性付着生物が多数生息して
いる。このような海中に設置される、たとえば火力・原
子力発電所その他の臨海プラントの冷却水取水路、港湾
施設、海底パイプライン、海底油田掘削リグ、航路浮
標、船舶係留用ブイ等の接水部表面に海中生物が付着し
生長すると種々の被害を生ずる。その例としては、発電
所の冷却取水路においては、上記のような海中生物の付
着、生長により冷却用海水の流水抵抗が増加する結果、
熱交換器の機能が低下し発電効率に悪影響を及ぼす。ま
た、浮標やブイ等においては、上記のような海中生物の
付着、生長は、倒壊または沈没の危険をもたらす。さら
に、港湾施設、海底パイプライン、油田掘削リグ等にお
いては、上記のような海中生物の付着、生長により、構
造基材の腐食が促進され構造基材の耐久寿命が短くな
る。
に、構造基材の接水部表面(単に「表面」とも言う)
に、例えば、油性系、ビニル樹脂系、塩化ゴム系、エポ
キシ樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の各
種ビヒクルに防汚剤等を配合した防汚塗料を塗布し、得
られた塗膜から防汚剤を徐々に水中に溶出させて防汚性
を発揮させるようにしたものや、あるいは、加水分解性
自己研磨型防汚塗料を塗布し、得られた塗膜から防汚剤
を徐々に放出させるとともに、塗膜自体も徐々に自己研
磨させることにより、常に活性な表面を保つようにした
ものなどが知られている。
コーン樹脂系防汚塗料は、耐熱性、耐寒性、耐水性、耐
候性等に優れており、従来より、例えば、水中構造物
(例:原子力発電所の給排水口)等の構造基材の表面に
塗布されていた。
面にシリコーン樹脂系防汚塗料からなる塗膜を形成する
場合、従来では通常、基材表面にまずエポキシ系あるい
はタールエポキシ系の下地塗料を塗布・硬化した後、こ
の下地塗料を塗布硬化してなる塗膜(下地塗膜)の表面
に上記シリコーン系防汚塗料を上塗りし硬化させてい
た。
エポキシ系あるいはタールエポキシ系の下地塗膜/シリ
コーン樹脂系上塗塗膜)の防汚塗膜では、下地塗膜と上
塗塗膜との層間剥離強度が低いという問題点があった。
記のようなシリコーン系防汚塗膜を形成する際には、ま
ず、基材表面に上記エポキシ系あるいはタールエポキシ
系の下地塗料を塗布した後、この下地塗料の表面にプラ
イマーを塗布し、次いで、このプライマー層の表面にシ
リコーン系防汚塗料を上塗りして、下地塗膜と上塗塗膜
との層間接着強度を高めていた。
塗料を塗布した後、この下地塗膜の表面に直接シリコー
ン系防汚塗料(シリコーン系上塗塗料)を塗布するので
はなく、プライマーを介して上記シリコーン系上塗塗料
が塗布されていた。
エポキシ系の下地塗膜上に予めプライマーを塗布した
後、シリコーン系上塗塗料を塗布すれば、下地塗膜と上
塗塗膜との密着性(層間剥離強度)に優れた防汚塗膜が
形成できるが、塗工工数が多くなり塗装作業性に劣ると
いう問題点がある。
問題点を解決しようとするものであって、層間剥離強度
に優れ、防汚性に優れた防汚塗膜を簡単に形成しうるよ
うな防汚塗膜の形成方法を提供することを目的としてい
る。
汚性に優れた防汚塗膜を有する防汚構造体を提供するこ
とを目的としている。
成方法では、基材の表面に、ビニルエステル樹脂系ある
いは不飽和ポリエステル系下地塗料を塗布しさらに好ま
しくは硬化したのち、該下地塗料の表面にシリコーン樹
脂系防汚塗料を塗布することを特徴としている。前記基
材としては、発電所の冷却水取水路、排水路等の構造物
が好ましい。
材)の表面に、ビニルエステル樹脂系あるいは不飽和ポ
リエステル系下地塗料からなる塗膜と、シリコーン樹脂
系防汚塗料からなる塗膜とがこの順序で形成されている
ことを特徴としている。
びに防汚構造体何れの場合も、シリコーン樹脂系防汚塗
料が、結合樹脂として、下記式(A)で表されるオルガ
ノポリシロキサン(A):
素数1〜4のアルキル基を示し、R12,R13,R14,R
15およびR16は、それぞれ独立に、水素原子、OR11基
または一価の炭化水素基を示し、好ましくはR12〜R16
の少なくとも1つは、Si原子に炭素数1〜4のアルキ
ル基が3個結合してなるトリアルキルシリル基が、主鎖
シロキサン結合中の珪素原子(Si)に、酸素原子を介
さずに、直接結合しているものが望ましい。gは1〜1
00、好ましくは1〜15の整数である。]を含有して
いることが好ましい。
れば、層間剥離強度に優れ、防汚性に優れた防汚塗膜が
少ない工数で簡単に形成できる。また本発明に係る上記
防汚構造体では、基材(構造物)表面と下地層間、下地
層と上塗層(防汚層)と間の何れの層間剥離強度にも優
れており、防汚性も優れている。
防汚塗膜の形成方法並びに防汚構造体について具体的に
説明する。
明に係る基材表面への防汚塗膜の形成方法(以下、「防
汚塗膜の形成方法」とも言う。)では、基材の表面に、
ビニルエステル樹脂系あるいは不飽和ポリエステル系下
地塗料を塗布し、さらに好ましくは硬化したのち、該下
地塗料からなる塗膜の表面にシリコーン樹脂系防汚塗料
を塗布している。
エステル樹脂(エポキシアクリレート樹脂とも言う)系
下地塗料としては、従来より公知のものを用いることが
でき、このようなビニルエステル樹脂系下地塗料は、エ
ポキシ樹脂中のエポキシ基に(メタ)アクリル基を導入
して得られるビニルエステル樹脂を、スチレン等のビニ
ル化合物(重合性モノマー)に溶解して得られる。
際には、このビニル化合物(重合性モノマー)は、ビニ
ルエステル樹脂中の主鎖末端などに存在する(メタ)ア
クリル基と共重合反応を起こして三次元構造を形成し下
地塗料の硬化に寄与する。この硬化の際には、下記不飽
和ポリエステル系下地塗料の場合と同様の過酸化物等の
重合開始剤(触媒)、活性剤(反応促進剤)などが用い
られる。
ポキシ樹脂のエポキシ基に(メタ)アクリル酸、カルボ
キシル基含有アクリレートなどを付加反応させて得られ
る。これらのうちで、エポキシ樹脂に(メタ)アクリル
酸を付加反応させてなるビニルエステル樹脂としては、
具体的には、例えば、(イ) ビスフェノールAとエピクロ
ルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成さ
れるビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレー
ト、(ロ) ビスフェノールSとエピクロルヒドリンと(メ
タ)アクリル酸との反応により合成されるビスフェノー
ルS型エポキシ(メタ)アクリレート、(ハ) ビスフェ
ノールFとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸と
の反応により合成されるビスフェノールF型エポキシ
(メタ)アクリレート、(ニ) フェノールノボラックと
エピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応によ
り合成されるフェノールノボラック型エポキシ(メタ)
アクリレート[このフェノールノボラック型エポキシ
(メタ)アクリレートには、フェノール骨格同士がメチ
レン結合により、オルソ位、イソ位で連結したものも含
む。]などが挙げられる。
ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートまた
はフェノールノボラック型エポキシ(メタ)アクリレー
トが好ましい。また、これらのビニルエステル樹脂とし
ては、その粘度が通常30〜10000cp/25℃程
度で、好ましくは100〜2000cp/25℃程度の
ものが望ましい。
主鎖の主にその末端上に(メタ)アクリル酸由来の高反
応性の二重結合を有しており、また上記フェノールノボ
ラック型エポキシ(メタ)アクリレート(ロ)のように、
樹脂主鎖末端以外に、該主鎖の途中にも分岐状に(メ
タ)アクリル酸由来の高反応性の二重結合を有している
ものもある。
は、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトル
エン、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル等が挙げられ、(メタ)アクリル酸メチルが好ま
しい。
には、通常、下地塗料に配合されるような、各種成分例
えば、顔料(着色顔料、体質顔料)、可塑剤(例:パラ
フィン類)、重合禁止剤[安定剤、例:ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン]、タレ止め・沈降防止剤、溶剤、消
泡剤、製膜助剤、増粘剤、分散剤、後述するシリコーン
樹脂系防汚塗料に配合されるような防汚剤等が含まれて
いてもよい。
リコーン樹脂系防汚塗料(上塗塗料)の項で詳述する。
このようなビニルエステル樹脂系下地塗料は、その保
存、運搬時には、例えば、ビニルエステル樹脂、重合性
モノマーを含む樹脂含有ユニット(a)と、重合開始剤
(硬化剤)を含む硬化剤含有ユニット(b)との2液型塗
料として取扱い、該ビニルエステル樹脂系下地塗料の塗
装時に各ユニットを混合して用いることができる。な
お、速乾性に寄与する上記活性剤(反応促進剤)の他、
顔料などは、樹脂含有ユニット(a)と、硬化剤含有ユニ
ット(b)の何れか一方または両者に配合してもよい。ま
た、上記活性剤を、樹脂含有ユニット(a)および硬化剤
含有ユニット(b)の何れとも別のユニット(c)として分離
し、ユニット(a)、(b)および(c)の3液型として取扱っ
てもよい。
酸化物等の重合開始剤(触媒)の存在下にあるいは重合
開始剤と重合促進剤とを併用して、常温ないし加熱下に
乾燥される。
ポリエステル系下地塗料としては、従来より公知のもの
を用いることができ、このような不飽和ポリエステル系
下地塗料は、通常、不飽和ジカルボン酸とグリコール類
(多価アルコール類)との縮合生成物を、スチレン等の
重合性モノマー(ビニル化合物)に溶解して得られる。
該不飽和ポリエステル系下地塗料の硬化の際には、この
重合性モノマーは不飽和ポリエステルと共重合して三次
元構造を形成し硬化に寄与する。この硬化の際には、重
合開始剤(触媒)、活性剤(反応促進剤)が用いられ
る。
ば、無水マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、不飽和ジ
カルボン酸と共に飽和酸(例:無水フタル酸)を併用し
てもよい。
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール等が挙げられる。ビニル化合
物(重合性モノマー)としては、上記と同様に、例え
ば、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
等が挙げられ、(メタ)アクリル酸メチルが好ましい。
ル類とからなる不飽和ポリエステル樹脂のうちでは、不
飽和ジカルボン酸が無水マレイン酸であり、グリコール
類がエチレングリコールであるものが好ましい。また不
飽和ポリエステル樹脂としては、その粘度が通常200
〜10000cp/20℃程度で、300〜5000c
p/20℃のものが好ましい。
て、過酸化ベンゾイルを用いるときは活性剤(反応促進
剤)としては、ジメチルアニリン等のアミン類が用いら
れ、また重合開始剤としてメチルエチルケトンペルオキ
シドを用いるときは、活性剤としてはナフテン酸コバル
ト、オクトイン酸コバルト等が用いられる。
には、通常、前記ビニルエステル樹脂系下地塗料の場合
と同様に、防汚剤や、重合禁止剤(安定剤)あるいは脱
水剤、タレ止め・沈降防止剤、顔料、溶剤等の後述する
「その他の配合成分」が含まれていてもよい。
は、その保存、運搬時には、例えば、不飽和ポリエステ
ル樹脂、重合性モノマーを含む樹脂含有ユニット(a-1)
と、重合開始剤(硬化剤)を含む硬化剤含有ユニット(b
-1)との2液型塗料として取扱い、該不飽和ポリエステ
ル系下地塗料の塗装時に各ユニットを混合して用いるこ
とができる。なお、速乾性に寄与する上記活性剤(反応
促進剤)の他、顔料などは、樹脂含有ユニット(a-1)
と、硬化剤含有ユニット(b-1)の何れか一方または両者
に配合してもよい。また、上記活性剤を、樹脂含有ユニ
ット(a-1)および硬化剤含有ユニット(b-1)の何れとも別
のユニット(c-1)として分離し、ユニット(a-1)、(b-1)
および(c-1)の3液型として取扱ってもよい。
地塗料は、重合開始剤(触媒)の存在下で加熱乾燥さ
れ、また重合開始剤と重合促進剤とを併用して常温乾燥
されるが、重合促進剤として特にアミン類を用いると、
得られる不飽和ポリエステル系下地塗料は、常温硬化可
能なことが多い。
樹脂(ゴム)系防汚塗料は、上述したような下地塗料の
上塗塗料として用いられ、該上塗塗料は、樹脂分(結合
剤成分)として、シロキサン結合(−Si−O−Si
−)を主骨格とし、側鎖にあるいは主鎖Si原子にメチ
ル基、フェニル基等の有機基や、水酸基、アルコキシ基
等の硬化反応性官能基が結合したオルガノポリシロキサ
ンを含有している。
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、メ
ラミン樹脂等の各種樹脂にて変性されていてもよい。こ
のようなシリコーン樹脂(ゴム)を含有するシリコーン
樹脂(ゴム)系防汚塗料は、例えば、モノメチルトリク
ロロシラン、モノエチルトリクロロシラン等のモノアル
キルトリクロロシランに、ジメチルジクロロシラン、ジ
エチルジクロロシランなどを反応させるとともに、さら
には、硬化反応性官能基としての水酸基、アルコキシ基
などを含有する硬化反応性官能基含有クロロシランなど
を反応させてなる初期縮合物を、溶剤に溶解し、これに
流動パラフィン、シリコーンオイル等の撥水剤等を配合
することにより得られる。
れるシリコーン樹脂に加水分解可能な基(例:アセトキ
シ基、オキシム基、ケトキシ基、ケトシム基等)を導入
(結合)しておき、多官能性シラン化合物を架橋剤とし
て用い、金属有機酸塩を硬化触媒として用いて、該防汚
塗料中の上記加水分解性シリコーン樹脂と上記多官能シ
ラン化合物とを反応させると、常温あるいは加熱下に硬
化させることができる。
ては、例えば、メチル-トリアセトキシシラン、メチル-
トリメトキシシラン、CH3Si(O-N=C(CH3)
C2H5)3、メチル-トリ(シクロヘキシルアミノ)シラ
ン、トリ(メチル-メトキシカルボニルアミノ)メチル
シラン、環状アミノキシシロキサン、≡SiH、≡Si
OH、≡SiCH=CH2等が挙げられる。
例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジオクテン酸錫、ス
テアリン酸鉄、オクチル酸鉛、過酸化物、有機アミン等
が挙げられる。
防汚塗料は、一般に、下地塗膜上に直接塗布した後、通
常常温で乾燥・硬化させることが好ましい。次に、本発
明で特に好ましく用いられるシリコーン樹脂系防汚塗料
中に含まれる被膜形成性樹脂のオルガノポリシロキサン
(A)についてさらに詳説する。
では、被膜形成性樹脂として、下記のような反応官能基
(例:OR11基)を有するオルガノポリシロキサン
(A)が特に好ましく用いられる。
素数1〜4のアルキル基を示し、R12,R13,R14,R
15およびR16は、それぞれ独立に、水素原子、OR11基
または一価の炭化水素基を示し、好ましくはR12〜R
16の少なくとも1つは、Si原子に炭素数1〜4のア
ルキル基が3個結合してなるトリアルキルシリル基が、
主鎖シロキサン結合中の珪素原子(Si)に、酸素原子
を介さずに、直接結合しているものが望ましい。gは1
〜100、好ましくは1〜15の整数である。] このようなオルガノポリシロキサン(A)のうちでは、
gが大きいほどシリコーン樹脂系防汚塗料の硬化時の収
縮歪を少なくできる傾向があるが、液の粘度が高くな
り、有機溶剤等で希釈して粘度調整する必要性も生じる
など、シリコーン樹脂系防汚塗料の取扱い性が低下する
傾向がある。本発明では、オルガノポリシロキサンとし
ては、その分子量が通常、100〜100000程度の
流動性のものが用いられる。
キサン中の「一価の炭化水素基」としては、直鎖状また
は分岐したアルキル基、フロロアルキル基、ビニル基、
アリル基、アルケニル基、フェニル基、キセニル基、ナ
フチル基、アリール基、シクロヘキシル基、シクロへキ
セニル基、ベンジル基、アルアルキル基、アラルアリー
ル基、エポキシ基、アミノアルキル基等が挙げられ、こ
れらのうちでは、メチル基、エチル基、フェニル基が好
ましい。本発明では、このような種々のオルガノポリシ
ロキサンを1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わ
せて用いることもできる。
のOR11基は、後述する珪素含有ビニルポリマーの官能
基(例:OR3基)と共に、例えば、湿気硬化による施
工後のポリマー化(架橋)を進めていく上で重要であ
る。すなわち、このOR11基は、水との加水分解により
生じる脱アルコール反応によりシラノール基を形成した
り、硬化調整剤の共存下でOH基を有するシロキサン
(すなわちシラノール)との脱アルコール反応による重
合反応を促進する官能基として重要である。このOR11
基は、アルコキシ基(-OCnH2n+1:nは1〜10の整
数)であることが望ましい。
は、塗料の不揮発分100重量部に対して、通常、10
〜90重量部、好ましくは30〜70重量部の量でこの
シリコーン樹脂系防汚塗料中に含まれていることが望ま
しい。このような量で上記反応性官能基(例:OR
3基)を有するオルガノポリシロキサン(A)がシリコ
ーン樹脂系防汚塗料中に含まれていると、このシリコー
ン樹脂系防汚塗料のSiO 2濃度を高めることができ、
該組成物を硬化させて高緻密化された塗膜を形成でき
る。
用いられるシリコーン樹脂系防汚塗料には、上記ポリオ
ルガノシロキサン(A)と共に、下記のような珪素含有
ビニルポリマー(a)が含まれても良い。
は2種以上のエチレン性二重結合含有オルガノシロキサ
ンモノマー(単に、「オルガノシロキサンモノマー、珪
素含有ビニルモノマー」とも言う。)を、従来より公知
の触媒(例:アゾビスイソブチロニトリル(AIBN))
の存在下に、(共)重合してなる(共)重合体である。
は炭素数2〜10のエチレン性不飽和基を有する基を示
し、n=2の場合、2個のRのうち、1個は上記エチレ
ン性不飽和基を有する基を示し、残部は上記エチレン性
不飽和基を有する基、水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜5のアルキル基で水素原子の1部が置
換されていてもよい芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素
基含有アルキレン基(アルキレン基の炭素数は1〜5)
を示し、R中の水素原子の一部はハロゲン原子で置換さ
れていてもよく、RXは、水素原子、ハロゲン原子、ハ
ロゲン原子で水素原子の一部が置換されていてもよい炭
素数1〜5のアルキル基を示し、複数のR,RXはそれ
ぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。] このような珪素含有ビニルポリマーには、2〜3量体程
度の低重合度のオリゴマーも含まれる。この珪素含有ビ
ニルポリマーは、このシリコーン樹脂系防汚塗料の硬化
時には、前記オルガノポリシロキサンの硬化反応とほぼ
同様、第1段階で官能基のアルコキシ基に水が反応して
脱アルコール反応が起こり、シラノール基を生成する。
次いで第2段階でこの生成シラノール基に架橋剤のアル
コキシ基が反応して脱アルコール、脱オキシム、脱酢酸
等の反応による縮合反応が起こり、ポリマー化が進行
し、三次元網状構造のポリマーシロキサン硬化体が形成
されるのであろうと考えられる。
含有オルガノシロキサンモノマー(オルガノシロキサン
モノマー)としては、さらに具体的には、下記式(a-
1)、(a-2)、(a-3)、(a-4)、(a-5)、(a-6)で示すも
のが挙げられる。
素数1〜10(好ましくは1〜5)のアルキル基を示
し、R3は、ハロゲン原子、炭素数1〜10(好ましく
は1〜5)のアルキル基を示し、uは1〜8の整数を示
す。] この式(a-1)で示されるオルガノシロキサンモノマーと
しては、例えば、γ-(メタ)アクリルオキシプロピル
トリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロ
ピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシ
プロピルトリブトキシシラン等が挙げられる。
1)中のR1と同様、水素原子、炭素数1〜10(好まし
くは1〜5)のアルキル基を示し、R3は、式(a-1)の
R3と同様、ハロゲン原子、炭素数1〜10(好ましく
は1〜5)のアルキル基を示し、uは1〜8の整数を示
す。] この式(a-2)で示されるオルガノシロキサンモノマーと
しては、例えば、γ-(メタ)アクリルオキシプロピル
メチルジメトキシシランが挙げられる。
れ(a-1)の場合と同様である。] この式(a-3)で示されるオルガノシロキサンモノマーと
しては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシランが挙げられる。
れぞれ(a-2)の場合と同様である。] この式(a-4)で示されるオルガノシロキサンモノマーと
しては、例えば、ビニルメチルジメトキシシラン等が挙
げられる。
れ(a-1)の場合と同様である。] このような式(a-5)で示されるオルガノシロキサンモノ
マーとしては、例えば、ビニルトリクロロシラン、プロ
ペニルトリクロロシラン等が挙げられる。
れ(a-1)の場合と同様である。uは1〜8の整数を示
す。] このような式(a-6)で示されるオルガノシロキサンモノ
マーとしては、例えば、γ-(メタ)アクリルオキシプ
ロピルトリクロロシランが挙げられる。
は、そのアルコキシ基の一部が加水分解されて、水酸基
となっていてもよい(上記式(a)で、RXが水素原子の
場合に相当)。
には、これらのオルガノシロキサンモノマーと共に、必
要により、 式:R6COOR7 ・・・・(A-X) [式(A-x)中で、R6は、炭素数2〜17のエチレン性不
飽和基を有する炭化水素基を示し、R7は、炭素数1〜
18のアルキル基を示す。]で表される不飽和カルボン
酸エステル;メチル(メタ)アクリル酸等の各種モノマ
ーが共重合されていてもよい。
マーは、エチレン性不飽和基を有するカルボン酸エステ
ルであって、具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル等が挙げられ、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
が入手の容易さ、得られる塗膜の物性面から好ましく用
いられる。
必要によりこの不飽和カルボン酸エステルモノマーなど
を(共)重合してなる未硬化珪素含有ビニルポリマー
[(共)重合体]の数平均分子量は、通常、1500〜
50000、好ましくは3000〜30000程度であ
る。本発明においては、このような珪素含有ビニルポリ
マーは、1種または2種以上組み合わせて用いることが
できる。
ルガノポリシロキサン(A)と共に、珪素含有ビニルポ
リマーの末端基(主鎖、側鎖を含む)として、メチル
基、エチル基などの炭素数1〜5のアルキル基、フェニ
ル基、トリアルコキシシリル基(アルコキシ基:炭素数
1〜5)を含有し、好ましくはシロキサン含量(SiO
2換算)が30重量%以上のもの(a−i)と、珪素含有ビ
ニルポリマーの末端基としてメチル基、エチル基などの
炭素数1〜5のアルキル基、トリアルコキシシリル基
(アルコキシ基:炭素数1〜5)を含有し、好ましくは
シロキサン含量(SiO2換算)が30重量%未満、さ
らに好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは2〜1
0重量%程度のもの(a-ii)と、を組み合わせて用いる
ことが望ましい。
サン(A)中の不揮発分100重量部に対して、(a-i)
は不揮発分換算で、通常0.1〜99重量部、好ましく
は1〜30重量部の量で、(a-ii)は、不揮発分換算
で、通常0.1〜99重量部、好ましくは1〜30重量
部の量で組み合わせて用いることが望ましい。
上記シリコーン樹脂系防汚塗料には、有機金属化合物か
らなる硬化剤(B)が含まれるが、この有機金属化合物
は、シリコーン樹脂系防汚塗料の塗布後、上記未硬化ポ
リオルガノシロキサン、珪素含有ビニルポリマーの架
橋、硬化などに寄与し、このような有機金属化合物とし
ては、具体的には、例えば、官能性側鎖ORd基を有す
る金属のアルコキシド類である下記式(B1)、(B
2)で表される液状のものが挙げられる。
ホウ素原子であり、Qは珪素、チタンまたはジルコニウ
ム原子であり、Rdは炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R22は水素原子、または、互いに同一でも異なって
いてもよい炭素数1〜4のアルキル基を示し、R23は、
水素原子、ORd基、アミノ基を有する有機基、アシロ
キシ基、オキシム基、あるいは一価炭化水素基とこれら
の基(水素原子、一価炭化水素基を除く)とが結合して
なる基を示し、pは1または2を示し、mは1〜3の整
数を示す。] 式(B1)のTがアルミニウム原子である場合、pが0
でRdがイソプロピルまたはセカンダリーブチル基等で
あり、またTがホウ素原子である場合、pが0で、Rd
がメチル、エチルまたはブチル基等であるトリアルコキ
シ基を有する有機金属化合物であることが好ましい。
23がメトキシまたはエトキシ基であるテトラメチルまた
はエチルオルソシリケート、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、γ-グリシドキシプロピルメトキシシラ
ン、ジメチルメチルトリフロロプロピルシラン、γ-メ
タクロキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクロ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-ウレイドプ
ロピルトリエトキシシラン、γ-(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリエトキシシラン等の有機金属化合物
が好ましい。
テトラ−i−プロピルチタネイト、テトラ−n−ブチル
チタネイト等の有機金属化合物が好ましい。また式(B
2)のQがジルコニウム原子である場合、テトラエチル
ジルコネイト、テトラ−i−プロピルジルコネイト、テ
トラ−n−ブチルジルコネイト等の有機金属化合物が好
ましい。
ることが架橋効果を発揮する上で好ましいが、ダイマー
等のように重合を開始している化合物をモノマーに代え
て一部使用しても架橋反応速度をコントロールできる。
化合物としては、上記以外に下記のような金属キレート
からなるものを挙げることができる。具体的には、例え
ば、ナフテン酸亜鉛、アルミニウムトリメトキシド、ジ
・トリス(アセチルアセテネート)アルミニウム、アル
ミニウムトリ−n−ブトキシド、ジアセチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジオクチル錫ジラウレート、ジアセチル錫ジオクト
エート、オクチル酸錫等の有機金属化合物が用いられ
る。
物のうちでは、式(B2)が好ましく、さらには式(B
2)中のQが珪素原子である有機金属化合物が得られる
塗膜の耐クラック性などの点から好ましく用いられる。
構成する金属元素としては、上記金属以外に、Cu、F
e、Pb、Cr、Co、Mn、Mo、Ni等が挙げられ
る。これらの元素は、一般に有色であり、その目的に応
じてこれらの元素を含有する化合物と、前記式(B
1)、(B2)で示す有機金属化合物とを併用してもよ
い。
シロキサン(A)中の不揮発分100重量部に対して、
この有機金属化合物の有効成分換算で0.01〜50重
量部、好ましくは0.05〜40重量部の量で用いられ
る。このような量で有機金属化合物を用いると、シリコ
ーン樹脂系防汚塗料の硬化条件をコントロールでき、均
質固化し、耐溶剤性、耐熱性に優れた塗膜を形成でき
る。
樹脂系防汚塗料中には一般的に撥水剤が使用されている
が、この撥水剤としてはシリコーンオイル、流動パラフ
ィン、ワックス、ペトロラタム、動物脂類、脂肪酸等公
知の撥水性物質が挙げられる。シリコーンオイルとして
はジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコー
ンオイル等のストレートシリコーンオイルとアミノ変性
シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、カ
ルボキシルシリコーンオイル、カルビノール変性シリコ
ーンオイル等の反応性シリコーンオイル及びポリエーテ
ル変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイ
ル、高級脂肪酸エステル変性シリコーンオイル、フッ素
変性シリコーンオイル等の非反応性シリコーンオイルに
大別される。
2種以上を併用することもでき、シリコーン樹脂系防汚
塗料の不揮発分100重量部に対し0.1〜99重量
部、好ましくは5〜80重量部で用いられる。
シリコーン樹脂系防汚塗料には、上記シリコーン樹脂、
撥水剤以外に通常、防汚塗料に配合されるような各種成
分が配合されていてもよい。
は、防汚剤、脱水剤、タレ止め・沈降防止剤、顔料(着
色顔料、体質顔料)、粘度調整剤、可塑剤、分散剤(界
面活性剤)、消泡剤、溶剤、成膜助剤、艶消し剤などが
挙げられる。
樹脂系防汚塗料中には、一般的には防汚剤は配合されて
いないことが多いが、一般的な防汚剤を配合することも
できる。この防汚剤としては、有機系のものであっても
よく無機系のものであってもよく、特に限定されない。
例えば、亜酸化銅(Cu2O)、銅粉、チオシアン化第
1銅(ロダン銅)、等の銅または銅化合物の他、下記式
[II]で示される金属−ピリチオンおよびその誘導体
[式中R1〜R4は、それぞれ独立に水素、アルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基を示し、Mは、Z
n、Cu、Na、Mg、Ca、Ba、Pb、Fe、Al
等の金属を示し、nは価数を示す]:
カーバメート系の毒物[例:ジンクジメチルジチオカー
バメート、マンゼブ(マンコゼブ)、マンネブ(マンガ
ン-エチレンビスジチオカーバメート)]、2,4,
5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、N,N−ジ
メチルジクロロフェニル尿素、4,5−ジクロロ-2-n
-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2,4,6−
トリクロロフェニルマレイミド、ピリジントリフェニル
ボラン・ロダン銅等を挙げることができる。
み合わせて用いることができる。このような防汚剤は、
シリコーン樹脂系防汚塗料調製時に用いられる防汚剤、
シリコーン樹脂などの種類あるいはこのようなシリコー
ン樹脂系防汚塗料が塗布形成される構造体によって異な
るが、その配合量は適宜有効量の範囲である。
蔵安定性を一層向上させることができ、このような脱水
剤としては、有機系脱水剤、無機系脱水剤が挙げられ、
具体的には、例えば、無水石膏(CaSO4)、合成ゼ
オライト系吸着剤[商品名:モレキュラーシーブ3A、
4A、5A、13X等の種類があり、好ましくは「モレ
キュラーシーブ3A、4A、5A」が用いられる。な
お、数字は、細孔径(単位はオングストローム)を示
す。]、オルソギ酸メチル、オルソ酢酸メチル等のオル
ソエステル類、オルソほう酸エステル、シリケート類や
イソシアネート類(商品名:アディティブTI)等が挙
げられる。このような脱水剤は1種または2種以上併用
してもよい。
防止剤としては、有機粘土などのような防汚塗料組成物
の貯蔵安定性を害するもの以外は、任意量で配合されて
いてもよい。このようなタレ止め・沈降防止剤として
は、Al、Ca、Znのステアレート塩、レシチン塩、
アルキルスルホン酸塩などの塩類、ポリエチレンワック
ス、アミドワックス、水添ヒマシ油ワックス系,ポリア
ミドワックス系および両者の混合物、合成微粉シリカ、
酸化ポリエチレン系ワックス等が挙げられる。
系、無機系の各種顔料を用いることができる。
ーボンブラック、二酸化チタン、酸化鉄、水酸化鉄、ベ
ンガラ、酸化クロム、黄鉛、群青、各種合金、ホワイト
カーボン、アルミナ、溶融アルミナ、酸化亜鉛、磁性酸
化鉄、窒化ホウ素、炭化珪素、粘土類等が挙げられる。
有機質系の着色顔料としては、例えば、不溶性アゾ顔
料、溶性アゾ顔料、縮合多環式顔料、キナクリドン系顔
料、イソインドリノン系顔料、シアニンブルー、シアニ
ングリーン等が挙げられる。なお、染料等の各種着色剤
も含まれていてもよい。
ラスフレーク、アルミナホワイト、水酸化アルミニウ
ム、カオリン、クレー、ホワイトカーボン、タルク、炭
酸カルシウム類、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫
酸バリウム、ベントナイト等が挙げられる。なお、染料
等の各種着色剤も含まれていてもよい。
ば、ニコチン酸アミド、n-オクチルアミン等のアミド
類;酢酸、オレイン酸、ラウリン酸等の有機一塩基酸;
リン酸、リン酸エステル等のリン酸化合物の他、固体酸
などが挙げられる。
ル酸エステル系可塑剤(例:ジオクチルフタレート(DO
P))、脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤(例:アジピン
酸ジイソブチル)、グリコールエステル系可塑剤、リン
酸エステル系可塑剤(例:トリクレジルフォスフェート
(TCP))、エポキシ系可塑剤(例:エポキシ化大豆
油)、有機錫系可塑剤(例:ジオクチル錫ラウリレー
ト)、トリメリット酸オクチル、パラフィン系可塑剤
(例:塩素化パラフィン、流動パラフィン、白色または
黄色ワセリン)等が挙げられる。
性剤)は、顔料沈降防止剤、色分かれ防止剤、レベリン
グ剤、消泡剤等の役割も有することが多いが、このよう
な分散剤としては、例えば、β-ナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物、ポリカルボン酸形高分子活性剤、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ラウリルアルコール
ソーダ塩、ポリオキシ(アリル)エーテル等が挙げられ
る。
以外のシリコーンオイル(例:ジメチルポリシロキサン
オイル、ジメチルフェニルポリシロキサンオイル)、ビ
ニル系重合物、高級アルコール、リン酸トリブチル、パ
インオイル、および上記界面活性剤等が挙げられる。
ロジン、ナフテン酸、ロジン金属塩、ナフテン酸金属塩
等が挙げられる。
系、芳香族系(例:キシレン、トルエン等)、ケトン
系、エステル系、エーテル系など通常、防汚塗料に配合
されるような各種溶剤が用いられる。
ビニル系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、スチレン-ブタ
ジエン系樹脂等)、微粉シリカ、有機一塩基酸(例:フ
タル酸モノブチル、琥珀酸モノオクチル等)、樟脳、ひ
まし油等が含まれていてもよい。
る基材表面への防汚塗膜の形成方法では、基材(被塗
物)の表面に、上記ビニルエステル樹脂系あるいは不飽
和ポリエステル系下地塗料を塗布した後(好ましくはこ
の下地塗料をさらに硬化した後)、該下地塗料の表面に
上記シリコーン樹脂系防汚塗料を塗布している。
物(例:火力・原子力発電所その他臨海プラントの冷却
水給排水路;港湾施設、海底パイプライン、海底油田掘
削リグ、航路浮標、船舶係留用ブイなどのように海中に
設置される構造物;さらには淡水中に設置される構造
物)、あるいは湾岸道路、海底トンネル、港湾設備、運
河・水路等の各種海洋土木設備の工事用の汚泥拡散防止
膜、あるいは船舶、漁具(例:ロープ、漁網)などの各
種成形体が挙げられる。本発明では、このような防汚塗
膜が形成される被塗物(基材)のうちで、水中・水上構
造物が好ましく、さらには発電所の冷却水給排水路(取
水路と排水路の両者)が望ましい。
の表面に防汚塗膜が形成されたものを「防汚構造体」と
いう。またこのような基材(構造物)の材質としては、
特に限定されず、例えば、金属、コンクリート、硬質ま
たは軟質プラスチック、硬質または軟質ゴム等が挙げら
れる。
炭素鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、銅合金等が挙げ
られる。上記プラスチックス基材としては、具体的に
は、例えば、塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン)、メチルメタクリレート、ポリカ
ーボネート、FRP(ガラス繊維強化プラスチック
ス)、CRP(炭素繊維強化プラスチックス)等の硬質
板、または塩化ビニル、ポリオレフィン、塩化ビニリデ
ン等が挙げられる。これら種々の材質のうちでは、基材
と下塗層との層間剥離強度などの点で炭素鋼、コンクリ
ート材が好ましい。また、基材の形状は、塗装可能であ
る限り、特に限定されない。
地塗料を塗布するに先立ち、予め、下記のような方法で
「基材の下地処理」を行っておくことが好ましい。すな
わち、上記基材表面の下地前処理は、プラスチックス、
ゴム類に対してはサンドペーパーなどの研磨材により面
荒らしを行なって基材表面を粗面化した後、ラッカーシ
ンナーなどの有機溶剤を滲み込ませた布で汚れを拭き取
って基材表面を清浄にすることが望ましい。またコンク
リート材に対しては、ディスクサンダー、パワーブラシ
などにより、基材表面に付着しているエフロレセンス、
レイタンスなどを入念に除去した後、清水洗いを行なっ
て基材表面を清浄にし、さらに表面水分が10重量%以
下となるように自然乾燥または熱風乾燥により吸着水分
を除去することが望ましい。炭素鋼材に対しては、ミル
スケール、さびなどをディスクサンダー、パワーブラシ
などにより除去した後、有機溶剤を滲み込ませた布で基
材表面に付着している汚染物を除去することが望まし
い。また、アルミニウム、ステンレス鋼、銅合金などの
材料に対しては、パワーブラシ、サンドペーパーなどに
より基材表面に軽度の面荒らしを行なった後、有機溶剤
を滲み込ませた布で汚れを拭き取って基材表面を清浄に
することが望ましい。
材の表面に、下地塗料やシリコーン樹脂系防汚塗料を塗
装するには、従来より公知の方法を適宜用いることがで
き、例えば、スプレー(エアースプレー、エアレススプ
レー)、ロールコーター、フローコーター、刷毛塗り、
浸漬塗り等の塗装方法が挙げられる。
系防汚塗料(塗料)の塗布量は、被塗物の種類、下地塗
料とシリコーン樹脂系防汚塗料の種類・組合わせなどに
もより異なり一概に決定されない。
リート製給排水路である場合、下地塗料を300〜80
0g/m2の量で、150〜400μm厚/回程度の量
で、またその乾燥膜厚が100〜300μm厚/回厚程
度となるように塗布する。
化してなる下地塗膜が形成された被塗物の表面に、シリ
コーン樹脂系防汚塗料を、例えば100〜500g/m
2の量で、50〜250μm厚/回程度の量で、その乾
燥膜厚が、30〜150μm/回程度となるように塗布
すればよい。
樹脂系防汚塗料中のシリコーン樹脂の種類、造膜温度
(乾燥硬化温度)に応じて熱風乾燥、IR乾燥、常温自
然乾燥などの方法を採用できる。
汚構造体)では、例えば、基材表面に塗布形成されるビ
ニルエステル樹脂系あるいは不飽和ポリエステル系下地
塗料からなる下地塗膜(下地層)の総膜厚は200〜6
00μm厚程度であり、該下地塗膜表面に塗布形成され
るシリコーン樹脂系防汚塗料からなる防汚塗膜(上塗
層)の総膜厚は60〜300μm厚程度である。
(構造物)表面と下地層間、下地層と上塗層(防汚層)
と間の何れの層間剥離強度にも優れており、防汚性も優
れている。
よれば、層間剥離強度に優れ、防汚性に優れた防汚塗膜
が少ない工数(少ない塗装回数)で基材表面に簡単に形
成でき、前記従来法に比して工期の短縮が可能である。
従って、塗装費用の低減も可能である。
材(構造物)表面と下地層間、下地層と上塗層(防汚
層)と間の何れの層間剥離強度にも優れており、防汚性
も優れている。
らに具体的に説明するが、本発明はこのような実施例に
より何等限定されるものではない。
特にその意に反しない限り、「重量%」の意味である。
下記の実施例、比較例における試験方法は、以下のとお
り。
ニルエステル樹脂塗料または不飽和ポリエステル塗料か
らなる下地塗料(実施例1〜5)と、エポキシ樹脂、ビ
ニル樹脂または塩化ゴムからなる下地塗料(比較例1〜
3)を得た。表中、配合割合は固形分表示である。また
単位は、重量部表示である。
ブラスト板に、上記実施例1〜5の場合は、それぞれ表
1に示す下地塗料を直接、乾燥膜厚が300μmとなる
ように塗装し、また、上記比較例1〜3の場合は、ジン
クエポキシ系ショッププライマー(乾燥膜厚15μm)
を予めサンドブラスト板に塗装したのち、この被塗板
に、表1に示すように各下地塗料をそれぞれ乾燥膜厚が
100μmになるように塗布した。さらに、各実施例、
比較例とも、このようにして形成された下地塗膜表面
に、シリコーン系防汚塗料SI−1(注2)またはSI
−2(注3)を乾燥膜厚が100μmになるように塗装
し、表1における各実施例および各比較例の防汚塗膜の
形成された塗布板を得た。
させた後、浸漬筏にセットして水深1mの海中へ浸漬
し、6ヶ月、12ヶ月後の防汚性能および付着性の評価
を行った。また同様に、6ヶ月、12ヶ月後の海上暴露
後の付着性の評価も行った。評価結果は表2の通りであ
る。
の通りである。 a.ビニルエステル樹脂塗料ベース(1);1リットル
鋼製容器にRipoxyR−802(昭和高分子社製、
商品名、粘度4〜6ポアズ/25℃、ビスフェノールタ
イプ)のビニルエステル樹脂を65部、ガラスフレーク
を20部、チタン白を5部、ディスパロン6900(楠
本化成社製タレ止剤)を1部、6%ナフテン酸コバルト
0.5部、スチレンモノマーを8.5部を仕込み、ハイ
スピードディスパーにて1時間分散しビニルエステル樹
脂塗料ベース(1)を得た。
(2);RipoxyR−806(昭和高分子社製、商
品名、粘度0.9〜2.3ポアズ/25℃、ビスフェノ
ールタイプ)のビニルエステル樹脂を65部、ガラスフ
レークを20部、チタン白を5部、ディスパロン690
0を1部、6%ナフテン酸コバルト0.5部、スチレン
モノマーを8.5部を上記aと同様の容器に仕込み、ハ
イスピードディスパーにて1時間分散しビニルエステル
樹脂塗料ベース(2)を得た。
(3);RipoxyR−630(昭和高分子社製、商
品名、粘度1.8〜2.2ポアズ/25℃、ノボラック
タイプ)のビニルエステル樹脂を65部、ガラスフレー
クを20部、チタン白を5部、ディスパロン6900を
1部、6%ナフテン酸コバルト0.5部、スチレンモノ
マーを8.5部を上記aと同様の容器に仕込み、ハイス
ピードディスパーにて1時間分散しビニルエステル樹脂
塗料ベース(3)を得た。 d.不飽和ポリエステル塗料ベース(4);Rigol
ac158QT(昭和高分子社製、商品名、粘度3〜4
ポアズ/25℃、オルソ系)の不飽和ポリエステル樹脂
を65部、ガラスフレークを20部、チタン白を5部、
ディスパロン6900を1部、6%ナフテン酸コバルト
0.5部、スチレンモノマーを8.5部を上記aと同様
の容器に仕込み、ハイスピードディスパーにて1時間分
散し不飽和ポリエステル塗料ベース(4)を得た。
(5);RigolacLP−1(昭和高分子社製、商
品名、粘度4.5〜5.5ポアズ/25℃、ビスフェノ
ール系)の不飽和ポリエステル樹脂を65部、ガラスフ
レークを20部、チタン白を5部、ディスパロン690
0を1部、6%ナフテン酸コバルト0.5部、スチレン
モノマーを8.5部を上記aと同様の容器に仕込み、ハ
イスピードディスパーにて1時間分散し不飽和ポリエス
テル塗料ベース(5)を得た。
1−X75ワニス(ダウケミカル社製、商品名、エポキ
シ当量;633)のエポキシ樹脂ワニスを35部、タル
クを35部、チタン白を10部、ディスパロン6600
(楠本化成社製タレ止め剤)を2部、希釈シンナー(キ
シレン/メチルイソブチルケトン=3/2)18部を上
記aと同様の容器に仕込み、ハイスピードディスパーに
て1時間分散しエポキシ樹脂塗料ベースを得た。
カーバイド社製、商品名、分子量;15000)のビニ
ル樹脂15部をキシレン/メチルイソブチルケトン=1
/1の混合溶剤50部に溶解させたワニスに、タルクを
15部、チタン白を10部、ディスパロン6600(楠
本化成社製タレ止め剤)を2部、希釈シンナー(キシレ
ン/メチルイソブチルケトン=1/1)8部を上記aと
同様の容器に仕込み、ハイスピードディスパーにて1時
間分散しビニル樹脂塗料を得た。
20(旭電化工業社製、商品名、分子量;20000)
の塩化ゴム10部をキシレン35部に溶解させたワニス
に、タルクを40部、ベンガラを10部、ディスパロン
6600(楠本化成社製タレ止め剤)を2部、希釈シン
ナー(キシレン)3部を上記aと同様の容器に仕込み、
ハイスピードディスパーにて1時間分散し塩化ゴム塗料
を得た。
本インキ化学工業社製、不揮発分60%ポリアミド樹脂 (注2)SI−1;KE−445(信越化学工業社製、
商品名、シリコーン樹脂、粘度5000センチポイズ)
とKF−96−100cs(信越化学工業社製、商品
名、シリコーンオイル、粘度100センチストークス)
を重量固形分比で100:20で配合したシリコーン系
防汚塗料。
リコーン社製、商品名、シリコーン樹脂、粘度5600
センチポイズ)とTSF4300(東芝シリコーン社
製、商品名、シリコーンオイル、粘度140センチスト
ークス)を重量固形分比で100:20で配合したシリ
コーン系防汚塗料。
の試験板塗膜表面における海中生物の付着状態により評
価した。 (注5)浸漬後の付着性;6ヶ月、12ヶ月浸漬後の試
験板塗膜表面にナイフでクロスにカットし、カッターナ
イフの刃先をカット部に入れ、剥がれ状態により判断し
た。判断基準は、○;良好、△;やや不良、×;不良で
示す。
ヶ月間、南向き45度に設置された海上暴露台に試験板
を取り付け暴露を行った後、試験板塗膜の付着性を(注
5)と同様に評価した。
Claims (6)
- 【請求項1】基材の表面に、ビニルエステル樹脂系ある
いは不飽和ポリエステル系下地塗料を塗布したのち、該
下地塗料の表面にシリコーン樹脂系防汚塗料を塗布する
ことを特徴とする基材表面への防汚塗膜の形成方法。 - 【請求項2】前記シリコーン樹脂系防汚塗料が、下記式
(A)で表されるオルガノポリシロキサン: 【化1】 [式(A)中、R11は、水素原子または炭素数1〜4の
アルキル基を示し、R12,R13,R14,R15およびR16
は、それぞれ独立に、水素原子、OR11基または一価の
炭化水素基を示し、gは1〜100の整数である。]を
含有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記基材が、発電所の冷却水取水路または
排水路である請求項1〜2の何れかに記載の方法。 - 【請求項4】基材の表面に、ビニルエステル樹脂系ある
いは不飽和ポリエステル系下地塗料からなる塗膜と、シ
リコーン樹脂系防汚塗料からなる塗膜とがこの順序で形
成されていることを特徴とする防汚構造体。 - 【請求項5】前記シリコーン樹脂系防汚塗料が、上記式
(A)で表されるオルガノポリシロキサンを含有してい
ることを特徴とする請求項4に記載の防汚構造体。 - 【請求項6】前記基材が、発電所の冷却水取水路または
排水路である請求項4〜5の何れかに記載の防汚構造
体。
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---|---|---|---|
JP11276197A JP3276583B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 基材表面への防汚塗膜の形成方法および防汚塗膜で被覆された防汚構造体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11276197A JP3276583B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 基材表面への防汚塗膜の形成方法および防汚塗膜で被覆された防汚構造体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10296175A true JPH10296175A (ja) | 1998-11-10 |
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ID=14594878
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JP (1) | JP3276583B2 (ja) |
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