JPH10293792A - 施設情報表示システム - Google Patents

施設情報表示システム

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JPH10293792A
JPH10293792A JP10296497A JP10296497A JPH10293792A JP H10293792 A JPH10293792 A JP H10293792A JP 10296497 A JP10296497 A JP 10296497A JP 10296497 A JP10296497 A JP 10296497A JP H10293792 A JPH10293792 A JP H10293792A
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JP
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facility
terminal
host
terminal device
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JP10296497A
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Inventor
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーマパーク、スキー場のような巨大な施設
における利用情報を施設利用者に的確に提供する。 【解決手段】 情報入力装置1に入力した利用情報を、
ホスト装置2のホスト受信手段11により受信してホス
ト記憶手段12に記憶し、この記憶した利用情報は、ホ
スト制御手段14で制御されるホスト送信手段13よ
り、情報送信装置3の情報受信手段15に送信し、つい
で、情報送信手段16より端末装置4の端末受信手段1
8に送信して端末表示手段19に表示することにより、
利用情報について、施設利用者が的確に入手し、確認で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーマパークやア
ミューズメント施設等の巨大な施設において、特に遊戯
施設の利用情報を報知する施設情報表示システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の施設情報表示シス
テムとしては、例えば特開平6−319842号公報に
開示されている技術が一般的なものであった。
【0003】この施設情報表示システムについて、屋内
スキー場の場合を例として図19を参照して説明する。
施設情報表示システムは、ゲレンデ101における所定
の領域毎の混雑状況を検出する混雑情報検出手段102
と、この混雑情報検出手段102で得られたデータを入
力する混雑情報入力手段103と、この混雑情報入力手
段103で得られたデータより人口密度の解析を行う人
工密度演算解析手段104と、この人工密度演算解析手
段104で得られたデータを記憶する混雑情報記憶手段
105と、この混雑情報記憶手段105に記憶されたデ
ータを表示器106に表示をする混雑情報表示手段10
7と、前記の混雑情報検出手段102、前記混雑情報入
力手段103、人工密度演算解析手段104、混雑情報
記憶手段102および混雑情報表示手段107の制御を
行う混雑情報制御手段108とを備えたとしていた。な
お、109は屋内スキー場における屋根、110はスキ
ーヤを示している。
【0004】そして、ゲレンデ101の上方に、このゲ
レンデ101に沿って所定の間隔を設けて表示器106
を複数設け、この表示器106は混雑情報表示手段10
7に接続され、混雑情報検出手段102により検出され
る領域毎のスキーヤ110のスキー混雑状況を表示して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の施設情報表示シ
ステムにあっては、テーマパークやアミューズメント施
設等の巨大な施設において、多数の利用者に対して複数
の情報例えば混雑状況に関する種々の情報を報知するこ
とを想定していなかった。そこで、施設利用者は、所定
領域の混雑状況のみしか把握することができなく、例え
ばリフトの待ち時間のような遊戯施設の乗車待ち時間、
あるいは入館待ち時間、またはそれらの利用可能時間な
ど、施設利用者にとって有益な情報を得ることが出来な
いという問題点があった。
【0006】また、これらの施設利用者にとって有益な
情報を施設利用者が入手する一般的な方法としては、施
設運営会社が発行しているパンフレットやテーマパーク
内に設置されている掲示板などから入手する方法がある
が、これらの情報は、前もって制作されているため刻一
刻と変化するような流動的な情報の場合には対応でき
ず、画一的な情報になるという問題点があった。また、
情報を入手するその他の方法として、マイクを用いて情
報をアナウンスする方法があるが、この場合は、利用者
全員にとって共通な情報はアナウンスすることができる
が、一部の利用者のみに有益な情報についてはアナウン
スをすることは、他の利用者にとっては耳障りとなるた
めにアナウンスすることに限度があり、そしてアナウン
スの回数を多くすることはできないという問題点があっ
た。
【0007】しかも、これらの情報提供のサービスは、
施設運営会社から利用者に対して特定の時間に一方的に
提供するものであるため、利用者が施設に関する利用情
報を聞き逃したり、あるいは見逃してしまうこともあ
り、また、施設利用者が欲するときに直ちに必要な情報
を得ることができなく、施設利用者に不便を強いるとい
う問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明はテーマパーク、アミューズメント施
設、スキー場のような巨大施設内のパビリオン、資料
館、乗り物、レストラン誘起施設などの待ち時間、利用
可能時間、混雑状況、イベント開催案内のような各種の
利用情報を、オペレータが入力する情報入力装置と、情
報入力装置からの利用情報をホスト受信手段で受信して
ホスト記憶手段に記憶し、この記憶した利用情報をホス
ト制御手段で取得してホスト送信手段により送信するホ
スト装置と、このホスト装置が送信した利用情報を情報
受信手段で受信して情報送信手段で無線送信する情報送
信装置と、この情報送信手段から無線送信した利用情報
を端末受信手段で受信して端末表示手段に表示する端末
装置を有することとしている。
【0009】そして、巨大な施設のすべてのエリアに、
情報入力装置により入力された利用情報が情報送信装置
から送信されて到達するので、施設利用者は端末装置を
用いて利用情報を何時でも、何処でも容易に入手するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の施設情報表示システム
は、テーマパーク、アミューズメント施設、スキー場等
の巨大施設内に設けられたパビリオン、資料館、乗り
物、レストラン、遊戯施設等における待ち時間、利用可
能時間、混雑状況、イベント開催案内のような各種の利
用情報をオペレータにより入力する情報入力手段を備え
た情報入力装置と、この情報入力装置からの利用情報を
受信して記憶するホスト装置と、このホスト装置からの
利用情報を送信する情報送信装置と、この情報送信装置
からの利用情報を受信して表示する端末装置とを有し、
前記ホスト装置が利用情報を受信するホスト受信手段
と、このホスト受信手段で受信した利用情報を記憶する
ホスト記憶手段と、このホスト記憶手段に記憶した利用
情報を取得するホスト制御手段と、このホスト制御手段
で取得し利用情報を送信するホスト送信手段とを備え、
前記情報送信装置は、施設内に利用情報が到達するよう
に配置され、前記ホスト装置が送信した利用情報を受信
する情報受信手段と、利用情報を無線送信する情報送信
手段とを備え、前記端末装置は、施設利用者が携帯し、
情報送信装置から無線送信された利用情報を受信する端
末受信手段と、受信した利用情報を表示する端末表示手
段とを備えたものである。
【0011】そして、施設利用者は、施設に入場する時
に渡されて携帯する端末装置により、施設運営会社が入
力した利用情報を何時でも、何処でも入手して表示する
ことにより確認することができ、その結果、施設内を効
率的に利用することができ、また施設運営会社も施設利
用者に対してサービスの向上を図ることができ、しかも
施設全体の稼働効率の向上も図ることができる。
【0012】また、端末装置との間で双方向通信を行
い、施設内の所定エリア毎に配置した情報送受信配置し
た情報送受信装置を有し、この情報送受信装置は、情報
送受信手段と、この情報送受信手段を制御する情報送受
信制御手段とを備え、前記端末装置は、利用情報を送受
信する端末送受信手段と、施設利用者が利用情報の選択
を外部操作により行う情報選択手段と、前記端末送受信
手段を制御し、前記情報選択手段により選択された情報
を要求する信号を送信制御する端末制御手段と、施設利
用者に利用情報を提供する端末表示手段とを備えること
もできる。
【0013】そして、テーマパーク、アミューズメント
施設、スキー場等の巨大な施設内のパビリオン、資料
館、乗り物、レストラン、遊戯施設等の所定のエリア内
にのみ信号が到達するように配置された情報送受信装置
から送信される特定の情報、例えは、パビリオン、資料
館の展示物、掲示物や歴史に関する情報、レストランで
のおすすめメニューやカロリー、遊戯施設での乗車所要
時間等の特定の情報について、施設利用者は、これらを
利用する時に、端末表示手段に表示し、表示された利用
情報から必要とする情報を取得することができる。そこ
で、施設の運営会社は、施設利用者に対してパビリオ
ン、資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等に関する
特有の情報を提供することにより、きめ細かなサービス
が可能となる。
【0014】また、テーマパーク、アミューズメント施
設、スキー場等の巨大な施設に入場する時に、オペレー
タにより施設利用者ごとに割当てた固有のIDを記憶す
るID記憶手段を備えた端末装置を有し、かつ、前記の
固有のIDを要求する信号を送信してそのIDを取得す
るID要求取得手段と、このID要求取得手段を制御す
るID制御手段と、このID制御手段の制御により前記
情報送受信装置が通信を行うことができる端末装置を割
り当てる端末装置割当手段とを備えた端末装置割当装置
を有し、この端末装置割当装置は、パビリオン、資料
館、乗り物、レストラン、遊戯施設等の入場口に設置し
たものである。
【0015】そして、端末装置が通信できる情報送受信
装置は、端末装置割当装置により、パビリオン、資料
館、乗り物、レストラン、遊戯施設等の入場口で決定さ
れるため、乗り物への乗車中あるいはパビリオンなどへ
の入館中は、端末装置割当装置により割り当てられた情
報送受信装置とのみ端末装置は通信を行うことにより、
パビリオン、資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設内
において端末装置と送受信装置との間のトラヒックをコ
ントロールすることができ、施設利用者に対して常に一
定のサービスを提供することができる。
【0016】また、端末装置は、テーマパーク、アミュ
ーズメント施設、スキー場等の巨大な施設へ入場する時
に、オペレータの操作によりパビリオン、資料館、乗り
物、レストラン、遊戯施設等の乗車許可情報、入館許可
情報のような施設利用許可情報を記憶する施設利用記憶
手段を備えることもできる。
【0017】そして、パビリオン、資料館、乗り物、レ
ストラン、遊戯施設等の管理人は、施設利用者が、パビ
リオン、資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等を利
用できるか否かを施設利用記憶手段に記憶された内容か
ら判断することができ、また、施設利用者が携帯する端
末装置に対しては、ホスト装置から利用情報を送信する
ことができるため、情報送信装置または情報送受信装置
の設置台数が少ない場合でも、施設の利用情報を効果的
に提供することができる。
【0018】また、情報入力装置は、施設利用者の端末
装置からIDを無線を用いて取得するID取得部と、こ
のID取得部でIDを取得してからの時刻を計数する計
数部とを備えることもできる。
【0019】そして、計数部は、パビリオン、資料館、
乗り物、レストラン、遊戯施設の入館あるいは乗車直前
の場所に設置し、ID取得部は、前記ID計数部と一定
距離を離した場所に設置すると、情報入力装置は、施設
利用者がID取得部と計数部との間を通過する時間を計
測して、ホスト装置に対して送信し、ホスト装置は、パ
ビリオン、資料館、レストラン、遊戯施設への入館、あ
るいは乗り物への乗車に要する待ち時間などの情報を自
動的に取得して施設利用者に提供することができる。
【0020】また、端末装置は、施設利用者が操作でき
る非常スイッチと、この非常スイッチの操作を検出した
時に端末制御手段に対してその旨を報知する信号を出力
する異常報知手段とを備えることができる。
【0021】そして、端末制御手段が異常報知手段から
の信号を受信し、端末送受信手段から特定の信号を送信
することができるため、ホスト装置は施設利用者に異常
が生じたことを素早く報知することができる。
【0022】また、端末装置には、テーマパーク、アミ
ューズメント施設、スキー場等の巨大な施設へ入場する
時に、オペレータの操作により指定時間を設定し、この
指定時間の経過後に端末制御手段に対してその旨を報知
する信号を出力する指定時間経過報知手段を備えること
もできる。
【0023】そして、端末制御手段が指定時間経過報知
手段からの信号を受信すると、端末表示手段にテーマパ
ーク、アミューズメント施設、スキー場等の巨大な施設
の利用可能な時間の終了、入場許可時間の終了を表示さ
れて施設利用者に報知できるため、施設運営会社は施設
利用者に対してテーマパーク、アミューズメント施設、
スキー場等の巨大な施設からの退場をスムーズに促すこ
とができる。
【0024】また、端末装置には、ブザー等からなる外
部出力手段を備え、情報送信装置からこの外部出力手段
を動作させることもできる。
【0025】そして、情報送信装置から送信される出力
信号を端末受信手段で受信した場合、端末制御手段の制
御により外部出力手段を動作させてブザー等を鳴らすの
で、例えば、子供が迷子になったときのような異常発生
時において、子供が携帯する端末装置のブザーを鳴らす
ことにより、子供の周囲にいる施設利用者に迷子である
ことを知らせて早期に発見することができ、また同様に
端末装置を紛失した場合にも早期に発見でき、さらに、
施設利用者に施設の終了などを報知することもできる。
【0026】また、端末装置は、信号の受信時間の間隔
値を計測する信号受信間隔計測手段を備えることもでき
る。
【0027】そして、信号受信間隔計測手段が情報送信
装置からの信号の送信時間の間隔値を計測し、所定の間
隔値経過しても以上信号を受信することができない場合
は、端末制御手段に対してその旨を報知する信号を出力
し、前記端末制御手段が、この信号を受信すると、端末
表示手段に利用情報の受信が不能なことを表示するよう
制御するので、施設利用者は端末装置が使用不能である
ことを容易に認識することができる。
【0028】さらに、ホスト装置には、ホスト入力手段
を備えてもよい。そして、オペレータがテーマパーク、
アミューズメント施設、スキー場等の巨大な施設への入
場者数と退場者数との差から現在の施設入場者の人数を
計算し、ホスト入力手段に、この現在の入場者数を入力
することにより、ホスト装置はその入場者数から施設の
終了前後における混雑状況を予想して情報送信装置に対
して送信できるので、情報送信装置より端末装置にその
情報を表示することにより施設利用者は施設の混雑状況
の予想を察知し、早めに帰宅するか、あるいは利用可能
時間の間際まで施設を利用するのかを判断することがで
きる。
【0029】以下、本発明の実施例について図1ないし
図18を参照して説明する。 (実施例1)本発明の実施例1について、施設情報表示
システムの構成図を示す図1、同システムにおける情報
送信装置の設置形態模式図を示す図2、同システムのブ
ロック図を示す図3、同システムにおけるディスプレイ
での動作説明を示す図4、および同システムにおける端
末装置での動作説明を示す図5を参照して説明する。
【0030】図1において、1は情報入力装置、2はホ
スト装置、3は情報送信装置、4は端末装置で、前記の
情報入力装置1とホスト装置2と情報送信装置3とは有
線で接続されており、情報送信装置3と端末装置4とは
無線接続されている。なお、5は端末装置4より利用情
報を入手する施設利用者である。情報送信装置3は、テ
ーマパーク等の施設6内の全エリアをカバーするように
設置されている(図2参照)。なお、図2において7は
電波到達エリアを示している。図3を参照して施設情報
表示システムを構成する情報入力装置1、ホスト装置
2、情報送信装置3および端末装置4について説明す
る。情報入力装置1は、遊戯施設の利用情報を入力する
情報入力手段8および利用情報を出力する情報出力手段
9を備えている。ホスト装置2は、情報出力手段9から
の利用情報を有線10により受信するホスト受信手段1
1と、受信した利用情報を記憶するホスト記憶手段12
と、このホスト記憶手段12に記憶された利用情報を送
信するホスト送信手段13と、これらのホスト受信手段
11、ホスト記憶手段12およびホスト送信手段13を
制御するホスト制御手段14とを備えている。
【0031】また情報送信装置3は、ホスト送信手段1
3が送信した利用情報を有線10で受信する情報受信手
段15と、利用情報をアンテナを介してを無線送信する
情報送信手段16と、これらの情報受信手段15および
情報送信手段16を制御する情報制御手段17とを備え
ている。端末装置4は、情報送信手段16から無線送信
された利用情報を受信する端末受信手段18と、利用情
報を表示する端末表示手段19と、これらの端末受信手
段18および端末表示手段19を制御する端末制御手段
20とを備えている。
【0032】次に、テーマパークやアミューズメント施
設等の巨大施設としてスキー場の場合を例として、その
動作、作用について説明する。情報入力装置1は、パソ
コンで構成し、ゲレンデにおけるリフト乗り場に設置さ
れており、係員が情報入力手段8であるキーボードによ
り、ディスプレイ21に表示される画面上の項目に従っ
てゲレンデに関する利用情報を入力する(図4参照)。
情報入力手段8により入力された利用情報は、情報出力
手段9から有線10を介してホスト装置2におけるホス
ト受信手段11に送信される。この際、ホスト制御手段
14はホスト受信手段11により受信された利用情報が
ホスト記憶手段12に記憶すされるような制御、および
このホスト記憶手段12に記憶された利用情報を、ホス
ト送信手段13を用いて情報送信装置3に対して送信す
るような制御を行う。情報送信装置3は、この利用情報
を情報受信手段15により受信し、情報制御手段17の
制御により情報送信手段16からアンテナを介して端末
装置4に対して利用情報を含む施設利用信号を同報で送
信する。送信された利用情報は、端末装置4における端
末受信手段18によりアンテナを介して受信され、端末
制御手段20の制御により端末表示手段19に表示され
る(図5参照)。この端末表意手段19を備えている端
末装置4は施設利用者がスキー場内において絶えず携帯
できるように、入場時に施設運営会社からあらかじめ渡
されている。
【0033】なお、この実施例では、スキー場における
ゲレンデの情報を端末装置4の端末表示手段19に表示
する場合を説明したが、スキー場におけるゴンドラ、レ
ストランあるいは休憩室での待ち時間や利用可能時間、
帰路の交通情報、ナイタースキー情報等の種々の利用情
報を表示することも同様にして行うことができる。
【0034】また、情報入力装置1については、パソコ
ンを用いた場合を説明したが、パソコンと同等の性能を
備えているものであれば同様に実施することができる。
【0035】また、情報入力手段8のディスプレイ21
に表示される項目に従って情報を入力する場合を説明し
たが、定められた順に入力することによりディスプレイ
を備えない構成としてもよい。
【0036】また、パソコンを用いなくてもボタン等の
スイッチで入力することにより情報をホスト装置2に対
して送信することもできる。
【0037】また、情報入力装置1とホスト装置2と情
報送信装置3とは有線10で接続されている場合につい
て説明したが、無線で接続されている場合でも効果には
影響がない。
【0038】また、ホスト装置2に情報入力装置8と同
様の機能をも具備させゲレンデ全体に共通な情報につい
ては、ホスト装置2に具備された情報入力装置から入力
し、ゲレンデに特有な情報に関しては、情報入力装置1
から入力させるようにすることもできる。
【0039】また、図3では、情報入力装置1、ホスト
装置2、情報送信装置3および端末装置4がそれぞれ1
台の場合について説明したが、それらが複数の場合でも
同様に実施することができる。
【0040】また、ここではスキー場の場合を説明した
が、他のテーマパーク、アミューズメント施設等の巨大
な施設の場合においても同様に実施することができる。
【0041】また、ホスト制御手段14は、ホスト記憶
手段12に記憶されている利用情報を、ホスト送信手段
13を用いて送信する制御動作をするのみではなく、ホ
スト記憶手段12に記憶された利用情報を加工して送信
することもできる。例えば複数の情報入力装置1から入
力された利用情報により、ゲレンデAの待ち時間が20
分、ゲレンデBの待ち時間が20分、ゲレンデCの待ち
時間が1分となった場合、ゲレンデCの待ち時間を10
分というように加工し、スキーヤがゲレンデCに集中し
ないように利用情報を加工して送信することもできる。
この場合に、利用情報を加工する方法としては、ゲレン
デごとの待ち時間の差により、待ち時間が短いゲレンデ
に表示する時間は、テーブルとしてあらかじめホスト記
憶手段12に記憶しておく方法、あるいは待ち時間を表
示した後の実際のスキーヤの移動状況をホスト記憶手段
12に記憶していくことによりホスト装置2におけるホ
スト制御手段14が表示時間を学習して決める方法など
を用いることができる。
【0042】さらに、ホスト装置2が、はホスト入力手
段を備えることもできる。この場合には、施設運営会社
のオペレータがテーマパーク、アミューズメント施設、
スキー場等の巨大施設への入場者数と退場者数との差か
ら現時点で施設に入場している人数を計算し、前記のホ
スト入力手段にこの現時点での入場者数を入力し、ホス
ト装置2がこの入場者数から施設の利用可能終了前後の
混雑状況を予想し、この予想情報を情報送信装置3に対
して送信するようにすることもできる。また、ホスト装
置2にホスト入力手段を具備させることもなく、情報入
力装置1における情報入力手段8から、現時点での入場
者数を入力するようにすることもできる。
【0043】(実施例2)本発明の実施例2について施
設情報表示システムにおける情報送信装置の設置形態模
式図を示す図6および同システムのブロック図を示す図
7ならびに同システムにおける端末表示の説明図を示す
図8、図9を参照して説明する。なお、実施例1の場合
と異なる構成は以下に説明する点である。
【0044】ホスト装置2はホスト送受信手段22を備
えている。また、端末装置4と双方向通信を行う情報送
受信装置23を有しており、この情報送受信装置23
は、利用情報の受信や利用情報を要求するデータの送信
を行う情報送受信手段24と、この情報送受信手段24
を制御する情報送受信制御手段25と、この情報送受信
制御手段25の制御により情報送受信手段24で受信し
た利用情報を端末装置4に対して送信する情報送受信手
段26を備えている。そして、前記情報送受信装置23
と利用情報の送受信を行う端末装置4は、情報送受信手
段26との間で利用情報の送受信を行う端末送受信手段
27と、端末表示手段19に表示された利用情報を選択
画面から外部操作により選択する情報選択手段28とを
備え、端末制御手段20は前記端末送受信手段27の制
御を行い情報選択手段28により選択された利用情報を
要求する信号の送信制御を行う。なお、ホスト装置2に
備えたホスト送受信装置22は、情報送受信装置23の
情報送受信手段24と有線10を介してデータの送受信
を行う。
【0045】なお、実施例1の場合と同じ構成について
は、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0046】次に、その動作、作用について説明する。
端末装置4の表示部29には、例えば図8に示すよう
に、一般情報と選択情報とが分類されており、これらの
情報を選択するには、情報選択手段28を用いて行う。
すなわち、表示部29におけるカーソル30を移動キー
31により移動させ、選択ボタン32を操作することに
より、表示部29に表示された情報を選択する。一般情
報を選択する場合は、情報選択手段28によりカーソル
30を一般情報の位置まで移動させ(図8参照)、その
上で選択ボタン32を操作すると、画面がクリアされて
情報送信装置3から受信した情報が表示部29に表示さ
れる。
【0047】次に選択情報を選択すると、図9に示すよ
うな画面が表示され、利用者は所望する項目にカーソル
30を合わせて選択ボタン32を操作すると、端末制御
手段20が、端末送受信手段27を動作させ、情報送受
信装置23に対してその項目の情報を要求する信号を送
信し、情報送受信装置23においては情報送受信手段2
6が、情報送受信制御手段25の制御により要求の信号
を受信し、情報送受信手段24からホスト装置2に向け
て送信する。ホスト装置2においては、ホスト制御手段
14の制御によりこの要求の信号のデータをホスト送受
信手段22が用受信し、そのデータ内容に対する情報を
ホスト記憶手段12から取得する。そして、ホスト送受
信手段22は、ホスト記憶手段12から取得した情報
を、情報送信装置3を介して端末装置4に送信し、端末
制御手段20の制御により端末表示手段19が動作して
表示部29に利用者が要求した情報、すなわち図9の場
合はイベント情報を表示する。
【0048】なお、情報送受信装置23は、図6に示す
ように、施設内の所定のエリア、例えば、パビリオン、
資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等にのみ信号が
到達するように配置されている。
【0049】また、施設では利用者は、端末装置4の表
示部29に表示された画面より欲する情報を選択する場
合について説明したが、施設利用者が選択できる利用情
報を予め複数のキーに割り当てておき、施設利用者がキ
ー操作を行うことにより利用情報を選択するようにする
こともできる。
【0050】(実施例3)本発明の実施例3について施
設情報表示システムのブロック図を示す図10、および
同システムの説明模式図を示す図11を参照して説明す
る。なお、この実施例において、以上説明した実施例の
場合と異なる構成は、以下に説明する点である。
【0051】端末装置4は、施設への入場時に、オペレ
ータにより各施設利用者5に割当てた固有のIDを記憶
するID記憶手段33を備えている。また、この端末装
置4のIDを要求する信号を送信してIDを取得するI
D要求取得手段34と、このID要求取得手段34を制
御するID制御手段35と、このID制御手段35の制
御により、情報送受信装置23に対して通信を行うこと
ができる端末装置4を割り当てる端末装置割当手段36
を備えた端末装置割当装置37を有している。さらに、
情報送受信装置23は、前記ID要求取得手段34によ
り取得されて送信された信号により情報送受信装置23
が通信を行う端末装置4のIDを記憶する端末ID記憶
手段38と、情報送受信手段26で受信した端末装置4
よりの信号に含まれるIDを、前記端末ID記憶手段3
8のIDと比較して情報送受信装置23が受信する信号
か否かを判別するID判別手段39とを備えた情報送受
信装置23を有している。また端末装置割当装置37
は、図11に示すように施設遊戯施設の乗車ゲートある
いは遊戯施設の入館ゲートと一体の構成とし、施設利用
者5がゲートを通過するごとにID要求取得手段34
が、端末装置4のID記憶手段33に記憶されている固
有のIDを取得し、ID制御手段35が端末装置割当手
段36を制御して端末装置4が通信する情報送受信装置
23を決定する。
【0052】なお、すでに説明した実施例の場合と同じ
構成については、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0053】次にその動作、作用について説明する。端
末装置割当装置37においては、ID要求取得手段34
が、端末装置4に対して、ID記憶手段33に記憶され
ているIDを要求する信号を送信して固有のIDを取得
する。そして情報送受信装置23に対して取得したID
の情報を含んだ信号文の送信し、一方、情報送受信装置
23においては、この信号を情報送受信手段26を用い
て受信し、情報送受信制御手段25の制御により端末I
D記憶手段38に取得したIDを記憶する。
【0054】また、情報送受信装置23が端末装置4の
端末送受信手段27からの信号を受信する場合は、情報
送受信制御手段25の制御により情報送受信手段26で
受信した電文に含まれているIDを、ID判別手段39
において、端末ID記憶手段38に記憶されているID
か否かを判別し、一致した場合には、端末装置4よりの
信号を受信し、一致しない場合は受信しないようになっ
ている。
【0055】なお、端末装置割当装置37が、情報送受
信装置23に対して端末装置4のIDを送信する場合
は、情報送受信手段24と有線を介して行うこともでき
る。
【0056】また、端末装置4は、複数の情報送受信装
置23が存在する場合には、すべての情報送受信装置2
3からの信号を受信することができるが、情報送受信装
置23の端末ID記憶手段38に固有の施設利用者5の
IDを記憶させておくことにより、端末装置4はIDが
一致する特定の情報送受信装置23とのみ通信を行なう
こともできる。
【0057】(実施例4)本発明の実施例4について、
施設情報表示システムにおける端末装置のブロック図を
示す図12を参照して説明する。なお、この実施例にお
いて、以上説明した実施例の場合と異なる構成について
説明する。端末装置4には、施設への入場時に、乗り物
の乗車許可情報、あるいはレストランの入館許可情報の
ような施設利用許可情報を記憶する施設利用記憶手段4
0を備えている。
【0058】なお、すでに説明した実施例との場合と同
じ構成については、同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0059】次に、その動作、作用についてを説明す
る。施設利用記憶手段40には施設運営会社により遊戯
施設の乗車許可情報、入館許可情報のような施設利用許
可情報が書き込まれており、遊戯施設の乗車ゲート、あ
るいは遊戯施設の入館ゲートにおいて、施設利用者5
が、その施設を利用できるか否かを、施設利用記憶手段
40の内容をチェックすることにより判断する。このチ
ェックの方法としては、ゲートの管理人がバーコード等
の機器を用いてもよいし、実施例3の場合に説明したI
Dの取得方法により無線を用いて行うこともできる。こ
の場合、入場ゲートと一体にあるいはその近傍に、実施
例1で説明した情報送信装置3を設置すると、施設利用
許可情報をチェックし、またホスト記憶手段12に記憶
されている利用情報を、端末装置4の端末表示手段19
に表示させることもできる。
【0060】(実施例5)本発明の実施例5について施
設情報表示システムにおける情報入力装置のブロック図
を示す図13および同システムの説明模式図を示す図1
4を参照して説明する。なお、この実施例において、す
でに説明した実施例の場合と異なる構成について説明す
る。
【0061】情報入力装置1は、ID取得部41と計数
部42とを備えている。そして、ID取得部41は、端
末装置4に対して固有のIDを要求して取得する信号を
送信するID要求取得手段43と、このID要求取得手
段43の制御を行うID制御手段44と、このID制御
手段44の制御によりIDを送信するID送信手段45
とにより構成されている。また、計数部42は、ID取
得部41で取得したIDを受信するID受信手段46
と、このID受信手段46によりIDが受信された場合
に計数手段47をスタートさせる制御手段48と、ID
を記憶するID記憶手段49と、端末装置4に対してI
Dを要求するID要求取得手段50と、このID要求取
得手段50で取得したIDと前記ID記憶手段49に記
憶されたIDとを比較して検出するID一致検出手段5
1と、前記制御手段48の制御により計数手段47で計
数された値をホスト装置2へ送信するID送信手段52
とにより構成されている。
【0062】なお、すでに説明した実施例の場合と同じ
構成については、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0063】次に、その動作、作用について説明する。
ID取得部41は通過ゲートAに、計数部42は通過ゲ
ートBに配置されている(図14参照)。ID所得部4
1におけるID要求取得手段43は、端末装置4から無
線通信を介してIDを取得し、ID制御手段44の制御
によりID送信手段45を用い、有線を介して計数部4
2にIDを送信する。
【0064】施設の乗車場所あるいは施設入館場所のす
ぐ近くの通過ゲートBに設置された計数部42における
ID受信手段46は、制御手段48の制御によりID記
憶手段49にID取得部41よりのIDを記憶する。同
時に制御手段48は、計数手段47における時計タイマ
をスタートさせる。そして、ID要求取得手段50を用
いて取得しIDとID記憶手段49に記憶されているI
DとをID一致検出手段51を用いて比較する。比較し
たIDが一致した場合は、制御手段48は計数手段47
の値をID送信手段52を用いてホスト装置2に送信す
るとともに計数部42を初期化する。これにより特定の
施設利用者5が通過ゲートAと通過ゲートBを通過する
時間から、両ゲートを通過するのに必要な時間を自動的
に測定し、待ち時間を算出することができる。
【0065】なお、ID取得部41と計数部42との設
置場所は入れ替えてもよい。また、ID受信手段46、
ID記憶手段49、ID一致検出手段51および計数手
段47はホスト装置2に具備させることもできる。
【0066】なお、施設利用者の待ち時間を測定する方
法としては、熱感知センサーを設置することにより熱分
布から推定する方法や、赤外線センサーを一定間隔毎に
設置することにより待ち行列の最後部を判断することか
ら待ち時間を推定する方法や、無線か同報により質問信
号の送信を行い、その後一定時間の受信をし、その受信
した応答信号から待ち行列の人数を推定する方法等も用
いることができる。
【0067】(実施例6)本発明の実施例6について施
設情報表示システムにおける端末装置のブロック図を示
す図15〜18を参照して説明する。なお、この実施例
において、すでに説明した実施例の場合と異なる構成に
ついて説明する。
【0068】端末装置4には、非常装置を操作したこと
を検出した時に端末制御手段20に対してその異常を報
知する信号を出力する異常報知手段53を備えている。
そして、この異常信号は情報送信手段3により受信し、
その旨をホスト装置2に送信する。
【0069】なお、すでに説明した実施例の場合と同じ
構成については、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0070】次に、その動作、作用について説明する。
異常報知手段53は施設利用者5により、外部から非常
スイッチ、非常ボタン等による入力が生じた場合、端末
制御手段20に対して信号を出力する。この信号を受信
した端末制御手段20は端末送受信手段27を用いて異
常が発生した旨の情報を含んだ異常発生の信号を同報に
より情報送信装置3に送信する。そして、この異常発生
の信号を受信した情報送信装置3は、その信号をホスト
装置2に対して送信するので、異常に対処することがで
きる。
【0071】なお、端末制御手段20は、端末送受信手
段27を用いて異常発生の信号を送信する場合の送信出
力を、通常の信号を送信する時の出力よりも高くするよ
うに操作することができる。
【0072】また、異常報知手段53に代わりに、施設
に入場する時に、オペレータの操作により入力し指定時
間が経過した時に、端末制御手段20に対してその旨を
報知する信号を出力する指定時間経過報知手段54を備
えることもできる(図16参照)。この場合、端末制御
手段20は指定時間経過報知手段54からの信号を受信
し、端末表示手段19に表示させることができるので、
施設利用者5に対し、施設の利用可能時間の終了時や入
場許可時間の経過時を報知することができる。
【0073】また、異常報知手段53の代わりにブザー
等のように外部に対して音を発生する外部出力手段55
を備えることもできる(図17参照)。この場合、情報
送信装置3から送信される出力信号を端末送受信手段2
7が受信した場合、端末制御手段20の制御により外部
出力手段55を動作させてブザー等を鳴らして音を発生
させるので、異常の発生や時間の終了時などを報知する
ことができる。
【0074】また、異常報知手段53の代わりに信号の
受信時間の間隔を計測する信号受信間隔計測手段56を
備えることもできる(図18参照)。この場合、信号受
信間隔計測56は、情報送信装置3から信号が送信され
る時間を計測しており、所定の時間間隔が経過しても信
号を受信できない場合は、端末制御手段20に対してそ
の旨を報知する信号を出力し、この信号を端末制御手段
20が受信すると、端末表示手段19を動作させる。そ
こで所定の時間が経過しても信号が受信できない場合
は、端末表示手段19に利用情報が受信できないことを
表示して施設利用者5に報知することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明
の請求項1に係る施設情報表示システムによれば、常
時、施設利用者に携帯されている端末装置には、情報入
力装置に入力されたテーマパーク、アミューズメント施
設、スキー場等のような巨大な施設内に散在して設けら
れているパビリオン、資料館、乗り物、レストラン、遊
戯施設等についての待ち時間、利用可能時間、混雑状
況、イベント開催案内等の各種の利用情報が表示される
ので、施設利用者は、場内アナウンスを聞いたり掲示板
を見たりする必要がなくなる。また、パビリオン、資料
館、乗り物、レストラン、遊戯施設等の設置場所まで赴
き、待ち時間、利用可能時間、混雑状況、イベント開催
案内等の利用情報を確認する必要もなくなる。したがっ
て、施設利用者は何処にいても携帯している端末装置を
用いて、各種の利用情報を入手し、確認することができ
るので、巨大な施設内の遊戯施設を効率的に利用するこ
とができ、また、施設運営会社も施設利用者に対してサ
ービスの向上を図ることができ、しかも施設全体の稼働
効率を向上させることもできる。
【0076】また、請求項2に係る施設情報表示システ
ムによれば、端末装置と双方向通信を行う情報送受信装
置が、テーマパーク、アミューズメント施設、スキー場
等の巨大な施設内に散在するパビリオン、資料館、乗り
物、レストラン、遊戯施設等の所定のエリア内にのみ信
号が到達するように配置され、そのエリア内の施設利用
者が携帯する端末装置に情報送受信装置よりの情報を表
示することができるので、施設利用者は、パビリオン、
資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等を利用する時
に、そのパビリオン、資料館の展示物、掲示物や歴史に
関する情報、レストランでのおすすめメニューやカロリ
ー、遊戯施設での乗車所要時間等の特有の情報を入手す
ることができる。また、端末表示手段に表示された利用
情報から、双方向通信により必要とする情報を要求する
こともできるため、施設利用者はパビリオン、資料館、
乗り物、レストラン、遊戯施設等において有意義な時間
を過ごすことができる。また、施設運営会社にとっても
施設利用者に対してパビリオン、資料館、乗り物、レス
トラン、遊戯施設等に関する特有の情報を提供すること
ができ、きめ細かなサービスの提供ができる。さらに、
所定のエリア以外ではトラヒックが増大することがない
ため、所定エリア外にいる施設利用者が利用情報を受信
できなくなるといった不都合を生じさせることはなく、
十分なサービスを提供することができる。
【0077】また、請求項3に係る施設情報表示システ
ムによれば、端末装置と通信を行う情報送受信装置は、
端末装置割当装置によりパビリオン、資料館、乗り物、
レストラン、遊戯施設等の入場口で決定されるため、そ
れらの乗車中あるいは入館中のような利用している間
は、端末装置割当装置により割り当てられた情報送受信
装置とのみ、施設利用者は通信を行うことができる。し
たがって、パビリオン、資料館、乗り物、レストラン、
遊戯施設等の施設内での端末装置と情報送受信装置との
間のトラヒックをコントロールすることができ、パビリ
オン、資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等に居る
施設利用者に対しては絶えず一定のサービスを提供する
ことができる。
【0078】また、請求項4に係る施設情報表示システ
ムによれば、パビリオン、資料館、乗り物、レストラ
ン、遊戯施設等の管理人は、施設利用者が、これらのパ
ビリオン、資料館、乗り物、レストラン、遊戯施設等を
利用することができるか否かを、端末装置の施設利用記
憶手段に記憶された内容から判別することができ、また
施設利用者が携帯する端末装置に対してホスト装置から
の利用情報を送信することができる。したがって、情報
送信装置または情報送受信装置の設置台数が少ない場合
でも、施設の利用情報を効果的に表示することができる
という有利な効果がある。
【0079】また、請求項5に係る施設情報表示システ
ムによれば、計数部を、パビリオン、資料館、乗り物、
レストラン、遊戯施設の入館あるいは乗車する直前の場
所に設置し、ID取得部を、ID計数部と一定距離を離
した場所に設置すると、情報入力装置は、施設利用者が
前記のID取得部と計数部との間を通過する時間を計測
することができる。この通過時間をホスト装置に対して
送信することにより、パビリオン、資料館、乗り物、レ
ストラン、遊戯施設の入館、乗車などの待ち時間を自動
的に端末装置に表示することができる。
【0080】また、請求項6に係る施設情報表示システ
ムによれば、端末制御手段が異常報知手段からの信号を
受信すると、端末送受信手段から特定の信号をホスト装
置に送信するので、ホスト装置は、施設利用者に対し端
末表示手段により異常が生じたことを素早く知らせるこ
とができる。
【0081】また、請求項7に係る施設情報表示システ
ムによれば、端末制御手段が指定時間経過報知手段から
の信号を受信すると、上記の場合と同時に、端末表示手
段に、テーマパーク、アミューズメント施設、スキー場
等の施設の利用可能時間の終了や入場許可時間の経過を
表示することができ、施設運営会社は、施設利用者に対
してテーマパーク、アミューズメント施設、スキー場等
の施設からの退場をスムーズに促すことができる。
【0082】また、請求項8に係る施設情報表示システ
ムによれば、情報送信装置から送信される出力信号を端
末受信手段で受信した場合、端末制御手段の制御により
外部出力手段を用いてブザーなどを鳴らすことができ
る。例えば、子供などが迷子になったときにおいても、
子供が携帯する端末装置のブザーなどを鳴らすことがで
きる。例えば子供などが迷子になったときのような異常
発生時において、子供が携帯する端末装置のブザーなど
を鳴らすことにより、子供の周囲にいる施設利用者に迷
子であることを知らせることができ、早期に発見でき
る。また端末装置を紛失した場合においても早期に発見
することができ、さらに施設の終了時間なども容易に知
らせることができる。
【0083】また、請求項9に係る施設情報表示システ
ムによれば、信号受信間隔計測手段は、情報送信装置よ
りの信号の送信時間の間隔が所定値以上になった場合
は、端末制御手段に対してその旨を報知する信号を出力
し、端末制御手段が、この信号を受信すると、端末表示
手段に利用情報が受信不能であることを表示することが
できるので、施設利用者は端末装置が使用不能であるこ
とを容易に認識できる。
【0084】また、請求項10に係る施設情報表示シス
テムによれば、テーマパーク、アミューズメント施設、
スキー場等の施設への入場者数と退場者数との差から現
時点で施設への入場している人数を計算しホスト入力手
段により現時点での入場者数を入力することにより、ホ
スト装置は、この現時点での入場者数から施設の利用可
能終了時間前後における混雑状況を予想し、その情報を
情報送信装置に対して送信する。この情報送信装置は受
信した情報を端末装置に送信することにより、端末表示
手段に表示できるので、施設利用者は施設の終了時間前
後の混雑状況の情報から早めに退場するとか、あるいは
利用可能時間の間際まで施設を利用するとかの判断を的
確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における施設情報表示システ
ムの構成模式図
【図2】同システムにおける情報送信装置の設置形態模
式図
【図3】同施設情報表示システムのブロック図
【図4】同施設情報表示システムの情報入力装置におけ
るディスプレイ画面の説明図
【図5】同施設情報表示システムの端末装置における端
末表示の説明図
【図6】本発明の実施例2の施設情報表示システムにお
ける情報送信装置の設置形態模式図
【図7】同施設情報表示システムのブロック図
【図8】同施設情報表示システムの端末装置における端
末表示の説明図
【図9】同施設情報表示システムの端末装置における端
末表示の他の説明図
【図10】本発明の実施例3における施設情報表示シス
テムのブロック図
【図11】同施設情報表示システムの説明模式図
【図12】本発明の実施例4における施設情報表示シス
テムの端末装置のブロック図
【図13】本発明の実施例5における施設情報表示シス
テムの情報入力装置のブロック図
【図14】同施設情報表示システムの説明模式図
【図15】本発明の実施例6における施設情報表示シス
テムの端末装置のブロック図
【図16】同施設情報表示システムの他の端末装置のブ
ロック図
【図17】同施設情報表示システムの別の端末装置のブ
ロック図
【図18】同施設情報表示システムのさらに別の端末装
置のブロック図
【図19】従来における施設情報表示システムのブロッ
ク図
【符号の説明】
1 情報入力装置 2 ホスト装置 3 情報送信装置 4 端末装置 5 施設利用者 6 施設 7 電波到達エリア 11 ホスト受信手段 12 ホスト記憶手段 13 ホスト送信手段 14 ホスト制御手段 15 情報受信手段 16 情報送信手段 18 端末受信手段 19 端末表示手段 20 端末制御手段 23 情報送受信装置 24、26 情報送受信手段 25 情報送受信制御手段 27 端末送受信手段 28 情報選択手段 33 ID記憶手段 34 ID要求取得手段 35 ID制御手段 36 端末装置割当手段 37 端末装置割当装置 40 施設利用記憶手段 41 ID取得部 42 計数部 53 異常報知手段 54 指定時間経過報知手段 55 外部出力手段 56 信号受信間隔計測手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施設内の利用情報を入力する情報入力装置
    と、この情報入浴装置からの利用情報を受信して記憶す
    るホスト装置と、このホスト装置からの利用情報を受信
    して送信する情報送信装置と、この情報送信装置が送信
    する利用情報を無線受信して表示する端末装置とを有
    し、前記ホスト装置は、前記利用情報を受信するホスト
    受信手段と、このホスト受信手段で受信した利用情報を
    記憶するホスト記憶手段と、このホスト記憶手段に記憶
    した利用情報を取得するホスト制御手段と、このホスト
    制御手段で取得した利用情報を送信するホスト送信手段
    とを備え、前記を情報送信装置は、施設内の利用情報が
    到達する範囲に配置され、前記ホスト装置が送信した利
    用情報を受信する情報受信手段と、利用情報を無線送信
    する情報送信手段とを備え、前記端末装置は、施設利用
    者が携帯し、前記情報送信装置から無線送信された利用
    情報を受信する端末受信手段と、受信した利用情報を表
    示する端末表示手段とを備えた施設情報表示システム。
  2. 【請求項2】端末装置との間で双方向通信を行い、施設
    内の所定エリア毎に配置した情報送受信装置を有し、こ
    の情報送受信装置が情報送受信手段とこの情報送信手段
    を制御する情報送受信制御手段とを備え、前記端末装置
    が、利用情報を送受信をする端末送受信手段と、施設利
    用者が利用情報の選択を外部より操作する情報選択手段
    と、前記端末送受信手段を制御し、前記情報選択手段に
    より選択した情報の要求信号を送信制御する端末制御手
    段と、施設利用者に利用情報を提供する端末表示手段と
    を備えた請求項1記載の施設情報表示システム。
  3. 【請求項3】施設利用者ごとに割当てた固有のIDを記
    憶するID記憶手段を備えた端末装置と、施設の入場口
    に設置した端末装置割当装置とを有し、この端末装置割
    当装置が固有のIDを要求する信号を送信して固有のI
    Dを取得するID要求取得手段と、このID要求取得手
    段を制御するID制御手段と、このID制御手段の制御
    により情報送受信装置が通信を行う端末装置を割り当て
    る端末装置割当手段とを備えた請求項1または2記載の
    施設情報表示システム。
  4. 【請求項4】端末装置が、施設利用許可情報を記憶する
    施設利用記憶手段を備えた請求項1ないし3のいずれか
    1項記載の施設情報表示システム。
  5. 【請求項5】情報入力装置が、端末装置のIDを取得す
    るID取得部と、このID取得部でIDを取得してから
    の時刻を計数する計数部を備え、このID取得部とID
    計数部とは一定距離を離して設置し、前記計数部は、施
    設利用者が前記のID取得部と計数部とを通過する時間
    を計測して施設の利用待ち時間を算出し、この算出した
    待ち時間をホスト装置に送信して端末装置に表示する請
    求項1ないし4のいずれか1項記載の施設情報表示シス
    テム。
  6. 【請求項6】端末装置が、施設利用者により操作できる
    非常スイッチと、この非常スイッチの操作を検出して端
    末制御手段に報知信号を出力する異常報知手段とを備え
    た請求項1ないし5のいずれか1項記載の施設情報表示
    システム。
  7. 【請求項7】端末装置が施設の入場時に設定した指定時
    間の経過後に、端末制御手段に対して報知信号を出力す
    る指定時間経過報知手段を備えた請求項1ないし6のい
    ずれか1項記載の施設情報表示システム。
  8. 【請求項8】端末装置がブザー等からなる外部出力手段
    を備え、情報送信装置からの出力振動を受信した端末受
    信手段により作動する端末制御手段の制御により前記外
    部出力手段を動作させる請求項1ないし7のいずれか1
    項記載の施設情報表示システム。
  9. 【請求項9】端末装置が信号の受信時間の間隔値を計測
    する信号受信間隔計測手段を備え、この信号受信間隔計
    測手段が情報送信装置より信号送信時間の間隔値を計測
    し、所定の間隔値以上で端末制御手段に報知する信号を
    出力し、この信号を受信した前記端末制御手段により端
    末表示手段に利用情報の受信不能を表示する請求項1な
    いし8のいずれか1項記載の施設情報表示システム。
  10. 【請求項10】ホスト装置がホスト入力手段を備え、施
    設への入場者数と退場者数との差から現在の入場者数を
    計算し、現在の入場者数を入力したホスト入力手段によ
    りホスト装置が施設の利用可能終了前後の混雑状況の予
    想を情報送信装置を介して端末装置に送信する請求項1
    ないし9のいずれか1項記載の施設情報表示システム。
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