JPH10292847A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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JPH10292847A
JPH10292847A JP11620797A JP11620797A JPH10292847A JP H10292847 A JPH10292847 A JP H10292847A JP 11620797 A JP11620797 A JP 11620797A JP 11620797 A JP11620797 A JP 11620797A JP H10292847 A JPH10292847 A JP H10292847A
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JP
Japan
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cylinder
coil assembly
case
coil
piston rod
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Application number
JP11620797A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kano
宜明 加納
Shigetaka Isotani
成孝 磯谷
Shuichi Takema
修一 武馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/30Spring/Damper and/or actuator Units
    • B60G2202/31Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
    • B60G2202/314The spring being a pneumatic spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/11Mounting of sensors thereon
    • B60G2204/111Mounting of sensors thereon on pneumatic springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/20Mounting of accessories, e.g. pump, compressor
    • B60G2204/202Mounting of accessories, e.g. pump, compressor of cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/011Modular constructions

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気ばね装置を備え、電磁力によって相対移
動を制御する装置を備えたサスペンション装置におい
て、コイルへの配線を適切且つ容易に行なう。 【解決手段】 少なくとも上下方向に可撓性を有するハ
ウジング(20,30,40)により、シリンダ11の
外周面に下端を支持すると共にピストンロッド12の上
部に上端を支持し、ダンパ装置10を囲繞して空気室A
Rを郭成する。筒状のボビン61の外面に複数のコイル
62を巻回して成るコイルアッセンブリ60を、ピスト
ンロッド12を軸心として内筒部31の内面に気密的に
収容し、磁石部材70をボビン61の内面に対向するよ
うにシリンダ11に支持する。内筒部31の内面とコイ
ルアッセンブリ60の外面との間に、空気室ARとの連
通を遮断した状態で外部とコイル62とを連通する連通
路61eを形成し、各コイルに接続するリード線63
を、連通路61eを介して外部に引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サスペンション装
置に関し、エアばね装置を備えると共に、電磁力によっ
てばね上部材のばね下部材に対する相対移動を制御する
装置を備えたサスペンション装置に係る。
【0002】
【従来の技術】車両のサスペンション装置として、車体
と車輪との間に設けたサスペンションユニットに磁石と
コイルを装着し、コイルへの通電の向き及び電流を制御
し、このとき発生する電磁力によって例えば車高を一定
に保つように制御する装置が知られている。これは、例
えば特開平4−197816号公報において電磁サスペ
ンション装置として開示されている。
【0003】また、特開平5−44758号公報におい
ては、コイルによる制御力だけでは衝撃吸収能力に限界
があるとして、磁石とコイルで構成される電磁アクチュ
エータの制御力を液圧緩衝器による減衰力で補強するサ
スペンション装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前掲の特開
平5−44758号公報に記載のサスペンション装置に
おいては、磁石及びコイルが液圧緩衝器の流体中に配置
されているので、流体中の摩擦粉が磁石に付着し、電磁
特性が変化したり、磁石等が摩耗するといった問題を惹
起する。また、同公報に記載の装置は外気に曝される磁
石も存在するため、外部の鉄粉等が付着するおそれもあ
る。
【0005】一方、サスペンションを構成する部材中に
空気室を郭成し、この空気室に供給する空気量を制御す
ることによって例えば車高を調整する空気ばね装置が知
られている。従って、このような空気ばね装置内に上記
の磁石及びコイルを収容する構成とすれば、上記の問題
が生ずることなく安定した特性を確保することができる
と共に、良好な耐久性を得ることができる。
【0006】しかし、空気ばね装置内にコイルを収容す
る構成とすると、コイルに接続するリード線を高圧の空
気室から大気圧の外部に引き出す必要があるので、製
造、組付けが困難である。
【0007】そこで、本発明は、空気ばね装置を備える
と共に、電磁力によってばね上部材のばね下部材に対す
る相対移動を制御する装置を備えたサスペンション装置
において、コイルへの配線を適切且つ容易に行ない得る
サスペンション装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のサスペンション装置は、請求項1に記載の
ように、車両のばね下部材に下端を支持し上下方向に配
置するシリンダと、該シリンダ内を摺動するピストン
と、該ピストンに下端を支持し上端を前記シリンダから
上方に延出して前記車両のばね上部材に支持するピスト
ンロッドを具備し、前記ピストンの前記シリンダに対す
る上下動よって減衰力を発生するダンパ装置と、少なく
とも上下方向に可撓性を有し、前記シリンダの外周面に
下端を支持すると共に前記ピストンロッドの上部に上端
を支持し、前記ダンパ装置を囲繞して空気室を郭成する
ハウジングと、筒状のボビンの外面に複数のコイルを巻
回して成り、前記ピストンロッドを軸心として前記ハウ
ジングの内面に気密的に収容するコイルアッセンブリ
と、該コイルアッセンブリ内で前記ボビンの内面に対し
所定の間隙を介して対向するように前記シリンダに支持
する磁石部材とを備え、前記ハウジングの内面と前記コ
イルアッセンブリの外面との間に、前記空気室との連通
を遮断した状態で外部と前記コイルとを連通する連通路
を形成し、前記コイルアッセンブリの各コイルに接続す
るリード線を、前記連通路を介して外部に引き出すよう
に構成したものである。
【0009】前記サスペンション装置において、請求項
2に記載のように、前記ハウジングが、前記シリンダの
一部を囲繞するように前記シリンダの外周面に下端を支
持する筒状の下部ケースと、前記ピストンロッドを囲繞
するように前記ピストンロッドの上部に上端が位置する
と共に、下端が前記下部ケースの上端近傍に位置するよ
うに配設し前記コイルアッセンブリを気密的に収容する
上部ケースと、該上部ケースの上端を前記ピストンロッ
ドの上部に支持すると共に前記上部ケースの上端を閉塞
する支持プレートと、前記上部ケースと前記下部ケース
とを連結し前記上部ケース及び前記下部ケース内に空気
室を郭成する可撓性の連結ケースとを備え、前記連通路
を前記上部ケースの内面と前記コイルアッセンブリの外
面との間に形成し、前記コイルアッセンブリの各コイル
に接続するリード線を、前記連通路を介して外部に引き
出すように構成することができる。
【0010】更に、請求項3に記載のように、前記上部
ケースが、前記ピストンロッドを囲繞するように前記ピ
ストンロッドの上部に上端が位置し下端が前記下部ケー
スの上端近傍に位置するように配設する内筒部及び外筒
部から成る二重筒体であって、前記支持プレートが、前
記内筒部及び外筒部の上端を前記ピストンロッドの上部
に支持すると共に前記内筒部及び外筒部の上端を閉塞
し、前記連結ケースが前記外筒部と前記下部ケースとを
連結して成り、前記コイルアッセンブリを、前記内筒部
の内面に気密的に収容すると共に前記支持プレートに当
接するように配置することができる。
【0011】そして、請求項4に記載のように、前記連
通路を、前記内筒部の内面と前記コイルアッセンブリの
外面との間に形成し、前記コイルアッセンブリの各コイ
ルに接続するリード線を、前記連通路を介し、且つ前記
支持プレートを貫通して外部に引き出すように構成する
こともできる。
【0012】更に、請求項5に記載のように、前記連通
路を、前記内筒部の内面と前記コイルアッセンブリの外
面との間に形成し、前記連通路に一端が連通し他端が前
記内筒部及び前記外筒部を貫通して前記上部ケースの側
面から外方に延出する連通管を備え、前記コイルアッセ
ンブリの各コイルに接続するリード線を、前記連通路及
び前記連通管を介して外部に引き出すように構成しても
よい。
【0013】以上要するに、車両のばね下部材に下端を
支持し上下方向に配置するシリンダと、該シリンダ内を
摺動するピストンと、該ピストンに下端を支持し上端を
前記シリンダから上方に延出して前記車両のばね上部材
に支持するピストンロッドを具備し、前記ピストンの前
記シリンダに対する上下動よって減衰力を発生するダン
パ装置と、前記シリンダの一部を囲繞するように前記シ
リンダの外周面に下端を支持する筒状の下部ケースと、
前記ピストンロッドを囲繞するように前記ピストンロッ
ドの上部に上端が位置し下端が前記下部ケースの上端近
傍に位置するように配設する内筒部及び外筒部から成る
二重筒体形状の上部ケースと、該上部ケースの上端を前
記ピストンロッドの上部に支持すると共に前記内筒部及
び外筒部の上端を閉塞する支持プレートと、筒状のボビ
ンの外面に複数のコイルを巻回して成り前記ピストンロ
ッドを軸心として前記内筒部の内面に気密的に収容する
と共に前記支持プレートに当接するように配置するコイ
ルアッセンブリと、該コイルアッセンブリ内で前記ボビ
ンの内面に対し所定の間隙を介して対向するように前記
シリンダに支持する磁石部材と、前記上部ケースの外筒
部と前記下部ケースとを連結し前記上部ケース及び前記
下部ケース内に空気室を郭成する可撓性の連結ケースと
を備え、前記内筒部の内面と前記コイルアッセンブリの
外面との間に、前記空気室との連通を遮断した状態で、
外部と前記コイルとを連通する連通路を形成し、前記コ
イルアッセンブリの各コイルに接続するリード線を、前
記連通路を介し、且つ前記支持プレートを貫通して外部
に引き出すように構成したサスペンション装置を提供す
ることができる。
【0014】尚、前記支持プレートを、前記ボビンの内
面に嵌合する嵌合部を備えたものとし、該嵌合部の外面
と前記ボビンの内面との間にシール部材を介装すること
としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサスペンション装
置の実施形態について図面を参照しながら説明する。図
1は本発明の一実施形態の部分断面を示すもので、ばね
上部材たる車体(図示せず)とばね下部材たるロアアー
ムLAとの間にダンパ装置10が介装されると共に、コ
イルアッセンブリ60及び磁石部材70が装着され、こ
れらを囲繞するように、後述する空気ばね装置が配設さ
れている。
【0016】ダンパ装置10は、ロアアームLAにシリ
ンダ11の下端が支持されて上下方向に配置され、この
シリンダ11内にピストン(図示せず)が摺動自在に収
容されている。ピストンにはピストンロッド12が固定
され、シリンダ11から上方に延出しピストンロッド1
2の上端が車体(図示せず)に固定されている。尚、ダ
ンパ装置10はピストンのシリンダ11に対する上下動
によって減衰力を発生するもので、その構造は周知のシ
ョックアブソーバと同様である。
【0017】空気ばね装置は、下部ケース20、上部ケ
ース30、支持プレート40及び連結ケース50から成
るハウジングがダンパ装置10に装着され、ダンパ装置
10回りのハウジング内に空気室ARが郭成されてい
る。下部ケース20は有底の筒状に形成され、その底部
がシリンダ11の外周面に固着され、シリンダ11の上
部が囲繞されて環状空間が形成されている。
【0018】本実施形態の上部ケース30は、同軸上に
配置された円筒状の内筒部31及び外筒部32から成る
二重円筒形状で、その上端がピストンロッド12の上部
に位置し、下端が下部ケース20の上端近傍に位置する
ように、支持プレート40を介してピストンロッド12
に支持されている。即ち、内筒部31及び外筒部32の
上端は環状のプレート33に接合されており、内筒部3
1と外筒部32との間に環状空間が形成されている。プ
レート33は例えばボルトによって支持プレート40の
外周部42に固定される。
【0019】支持プレート40の本体部41は上部ケー
ス30の内筒部31に嵌合されると共に、ナット12
a,12bによってピストンロッド12に固定され、内
筒部31内に空間が形成され、シリンダ11回りの環状
空間と連通する。尚、本実施形態では、プレート33が
支持プレート40の外周部42に固定された後、プレー
ト33に内筒部31及び外筒部32が接合されるが、内
筒部31及び外筒部32にプレート33を接合した後に
支持プレート40の外周部42に固定することとしても
よい。
【0020】上部ケース30の外筒部32下端は連結ケ
ース50を介して下部ケース20の上端に連結され、内
筒部31内の空間、シリンダ11回りの環状空間及び内
筒部31と外筒部32との間の環状空間が連通し空気室
ARが郭成される。尚、連結ケース50はゴム等の可撓
性材料で形成され、かしめリング51,52によって夫
々上部ケース30の下方内面及び下部ケース20の上方
外面に押圧保持されている。上部ケース30の外筒部3
2の側面にはポート34が設けられており、このポート
34を介して吸気給配装置108に連通接続され、空気
室AR内の空気量が制御されるように構成されている。
尚、吸気給配装置108はエアフィルタ及び乾燥器(図
示せず)を備えており、空気室AR内に供給される空気
は浄化され、乾燥している。
【0021】上部ケース30の内筒部31の下端には、
軸心側に折曲されたフランジ部31aが形成されてお
り、内筒部31内にコイルアッセンブリ60が嵌合さ
れ、コイルアッセンブリ60の下端がフランジ部31a
にて係止され、その上端が支持プレート40に押接され
るように収容されている。
【0022】コイルアッセンブリ60は、図2に拡大し
て示すように筒状のボビン61の外面に複数のコイル
(代表して62で表す)が巻回されたもので、各コイル
62の巻線の両端は夫々リード線(代表して63で表
す)を介して上部ケース30(及び支持プレート40)
外に導出されるように構成されている。ボビン61は、
絶縁樹脂材料によって円筒状に形成されており、上端に
環状のフランジ部61aが形成されている。このフラン
ジ部61aの上面には同心円の二条の溝61bが形成さ
れている。また、ボビン61の下端部の外周面にも、二
条の溝61cが形成されている。そして、これらの溝6
1b,61cには、夫々シール部材たるOリング64,
65が嵌着されている。
【0023】ボビン61の外周面には複数条の溝(代表
して61dで表す)が軸方向に並設され、複数のセクシ
ョンに区画されている。ボビン61の複数条の溝61d
には夫々コイル62が巻回され、各コイル毎に一対のリ
ード線63が接続されている。コイルアッセンブリ60
のボビン61の上部外面と内筒部31の内面との間に
は、軸方向に連通路61eが形成され、この連通路61
eを介して各リード線63がボビン61の上方に導出さ
れ、後述するように支持プレート40を貫通して外部に
引き出されるように構成されている。
【0024】支持プレート40の本体部41の下面に
は、ボビン61の内面に嵌合する円筒状の嵌合部43が
延出形成されている。また、支持プレート40の本体部
41には、内筒部31に接し連通路61eに対向する部
分に、連通孔45が形成されており、この連通孔45を
介してリード線63が外部に引き出される。このように
して引き出されたリード線63は、駆動回路105に接
続されている。
【0025】そして、コイルアッセンブリ60に対し所
定の間隙を以って対向するように、磁石部材70が支持
部材71を介してシリンダ11の上端部に支持されてい
る。この磁石部材70は、例えば一対の環状磁石が所定
の間隙を隔てて支持部材71に並設されて成る。磁石部
材70は、上方に配置する環状磁石の下端面と下方に配
置する環状磁石の上端面が一方の磁極(例えばN極)に
磁化され、上方に配置する環状磁石の上端面と下方に配
置する環状磁石の下端面が他方の磁極(S極)に磁化さ
れている。
【0026】尚、支持プレート40の嵌合部43内側の
下面には、所定の間隙を以ってピストンロッド12を囲
繞するように、ゴム製円筒体のストッパ80が固定され
ており、その下端がダンパ装置10のシリンダ11上端
に当接してピストンロッド12の変位が規制されるよう
に構成されている。
【0027】上記の構成になるサスペンション装置はマ
イクロコンピュータを有するコントロールユニット10
0によって制御される。例えば、舵角センサ101、車
高センサ102、横加速度センサ103及び車速センサ
104の検出信号に応じて、駆動回路105乃至107
が駆動される。而して、駆動回路105乃至107に接
続されたコイル62、吸気給配装置108及び車高制御
用アクチュエータ(図示せず)が駆動され、減衰力及び
車高が制御される。この間、空気室AR内は高圧となる
が、リード線63を取り出す経路は大気に連通するよう
に構成されており、空気室ARに対してはOリング6
4,65によってシールされているので、リード線63
の配線作業が容易である。
【0028】図3は本発明の他の実施形態に係るもの
で、支持プレート40、ボビン61及び上部ケース30
の組付け状態を示している。図3から明らかなように、
フランジ部61aの、ボビン61の軸心側には、ボビン
61の下端に向かって円筒部61fが延出形成されてい
る。前述の実施形態ではフランジ部61aの上面に二条
の溝61bが形成されているが、本実施形態では支持プ
レート40の嵌合部43の外周面に二条の溝43aが形
成されており、各々にシール部材たるOリング44が嵌
着されている。
【0029】図4は本発明の更に他の実施形態に係るも
ので、前述の実施形態とはリード線63の引き出し部の
構造が異なり、本実施形態においては、リード線63は
上部ケース30の側方に引き出されるように構成されて
いる。即ち、連通路61eに一端が連通し他端が内筒部
31及び外筒部32を貫通して上部ケース30の側面か
ら外方に延出するように、耐圧性を有する連通管65が
配設されている。而して、リード線63は連通路61e
及び連通管65を介して外部に引き出すことができる。
これにより、例えばエンジンルーム、トランクルーム、
あるいは車室内に配置された駆動回路105に対しても
リード線63を容易に接続することができるので、車両
への搭載性が良好となる。尚、その他の構造は前述の実
施形態と同様である。
【0030】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の
サスペンション装置は、コイルアッセンブリの各コイル
に接続するリード線を、ハウジングの内面とコイルアッ
センブリの外面との間に形成し空気室との連通を遮断し
た状態で外部とコイルとを連通する連通路、例えば請求
項2に記載の上部ケースの内面とコイルアッセンブリの
外面との間に形成する連通路、を介して外部に引き出す
ように構成されているので、コイルへの配線を適切且つ
容易に行なうことができ、適切に減衰力を制御し、サス
ペンション装置の安定した特性を確保することができ
る。特に、リード線のシール処理が不要であるので、装
置の組み付けが容易となる。
【0031】また、請求項3及び4に記載のサスペンシ
ョン装置によれば、上部ケースが内筒部及び外筒部から
成る二重筒体とされ、支持プレートによって内筒部及び
外筒部の上端がピストンロッドの上部に支持されると共
に内筒部及び外筒部の上端が閉塞され、外筒部と下部ケ
ースとが連結ケースによって連結されているので、所定
の容量の空気室を確保することができる。
【0032】更に、請求項5に記載のサスペンション装
置によれば、コイルアッセンブリの各コイルに接続する
リード線を、連通路及び連通管を介して外部に引き出す
ように構成されているので、コイルへの配線を適切且つ
容易に行なうことができると共に、リード線をハウジン
グの側方に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサスペンション装置
の部分断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るサスペンション装置
の一部を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態における支持プレート、
ボビン及び上部ケースの組付け状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施形態に係るサスペンショ
ン装置の一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダンパ装置 20 下部ケース 30 上部ケース 40 支持プレート 50 連結ケース 60 コイルアッセンブリ 61 ボビン 62 コイル 63 リード線 70 磁石部材 80 ストッパ 100 駆動回路 AR 空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武馬 修一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のばね下部材に下端を支持し上下方
    向に配置するシリンダと、該シリンダ内を摺動するピス
    トンと、該ピストンに下端を支持し上端を前記シリンダ
    から上方に延出して前記車両のばね上部材に支持するピ
    ストンロッドを具備し、前記ピストンの前記シリンダに
    対する上下動よって減衰力を発生するダンパ装置と、少
    なくとも上下方向に可撓性を有し、前記シリンダの外周
    面に下端を支持すると共に前記ピストンロッドの上部に
    上端を支持し、前記ダンパ装置を囲繞して空気室を郭成
    するハウジングと、筒状のボビンの外面に複数のコイル
    を巻回して成り、前記ピストンロッドを軸心として前記
    ハウジングの内面に気密的に収容するコイルアッセンブ
    リと、該コイルアッセンブリ内で前記ボビンの内面に対
    し所定の間隙を介して対向するように前記シリンダに支
    持する磁石部材とを備え、前記ハウジングの内面と前記
    コイルアッセンブリの外面との間に、前記空気室との連
    通を遮断した状態で外部と前記コイルとを連通する連通
    路を形成し、前記コイルアッセンブリの各コイルに接続
    するリード線を、前記連通路を介して外部に引き出すよ
    うに構成したことを特徴とする車両のサスペンション装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングが、前記シリンダの一部
    を囲繞するように前記シリンダの外周面に下端を支持す
    る筒状の下部ケースと、前記ピストンロッドを囲繞する
    ように前記ピストンロッドの上部に上端が位置すると共
    に、下端が前記下部ケースの上端近傍に位置するように
    配設し前記コイルアッセンブリを気密的に収容する上部
    ケースと、該上部ケースの上端を前記ピストンロッドの
    上部に支持すると共に前記上部ケースの上端を閉塞する
    支持プレートと、前記上部ケースと前記下部ケースとを
    連結し前記上部ケース及び前記下部ケース内に空気室を
    郭成する可撓性の連結ケースとを備え、前記連通路を前
    記上部ケースの内面と前記コイルアッセンブリの外面と
    の間に形成し、前記コイルアッセンブリの各コイルに接
    続するリード線を、前記連通路を介して外部に引き出す
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の
    サスペンション装置。
  3. 【請求項3】 前記上部ケースが、前記ピストンロッド
    を囲繞するように前記ピストンロッドの上部に上端が位
    置し下端が前記下部ケースの上端近傍に位置するように
    配設する内筒部及び外筒部から成る二重筒体であって、
    前記支持プレートが、前記内筒部及び外筒部の上端を前
    記ピストンロッドの上部に支持すると共に前記内筒部及
    び外筒部の上端を閉塞し、前記連結ケースが前記外筒部
    と前記下部ケースとを連結して成り、前記コイルアッセ
    ンブリを、前記内筒部の内面に気密的に収容すると共に
    前記支持プレートに当接するように配置したことを特徴
    とする請求項2記載の車両のサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 前記連通路を、前記内筒部の内面と前記
    コイルアッセンブリの外面との間に形成し、前記コイル
    アッセンブリの各コイルに接続するリード線を、前記連
    通路を介し、且つ前記支持プレートを貫通して外部に引
    き出すように構成したことを特徴とする請求項3記載の
    車両のサスペンション装置。
  5. 【請求項5】 前記連通路を、前記内筒部の内面と前記
    コイルアッセンブリの外面との間に形成し、前記連通路
    に一端が連通し他端が前記内筒部及び前記外筒部を貫通
    して前記上部ケースの側面から外方に延出する連通管を
    備え、前記コイルアッセンブリの各コイルに接続するリ
    ード線を、前記連通路及び前記連通管を介して外部に引
    き出すように構成したことを特徴とする請求項3記載の
    車両のサスペンション装置。
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