JPH10292810A - 締結体およびおねじ体の剪断荷重逃避方法 - Google Patents

締結体およびおねじ体の剪断荷重逃避方法

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JPH10292810A
JPH10292810A JP9988797A JP9988797A JPH10292810A JP H10292810 A JPH10292810 A JP H10292810A JP 9988797 A JP9988797 A JP 9988797A JP 9988797 A JP9988797 A JP 9988797A JP H10292810 A JPH10292810 A JP H10292810A
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bolt
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mounting
male screw
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Katsumi Ikeda
勝美 池田
Katsuhiro Ikeda
勝弘 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付部材におねじ体軸方向に対して側方から力
を受けたとき、前記滑動手段において前記取付部材座面
と前記締結部材の座面とを摺動させて、おねじ体の剪断
破壊を可及的に防止することができる締結体およびおね
じ体の剪断荷重逃避方法を提供する。 【解決手段】二部材以上の取付部材1,2(3)をその
通孔4へ締結部材におけるおねじ体5を挿通させて、こ
のおねじ体5のおねじ5bへ締結部材におけるめねじ体
6を螺合し、取付部材を緊締させた締結体Aにあって、
取付部材2の座面2aと締結部材5の座面5aに滑動手
段7を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付部材の組み立てあ
るいは連結等に使用して、取付部材におねじ体軸方向に
対して側方から力を受けたときのおねじ体にかかる剪断
力を緩和させる締結体およびおねじ体の剪断荷重逃避方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト・ナットを用いて緊締した
物品等の取付部材は、例えば、図10に示すように、中
間取付部材30aを挟んでその両側から側取付部材30
b,30bにより、その通孔31に挿し通したボルト3
2と座金33を介してナット34によって締結されてい
る。
【0003】同図において矢印pで示すように、中間取
付部材30aがボルト32の軸方向に対して、例えば、
地震等により側方の力が掛かったとき、この中間取付部
材30aがスライド移動してボルト32を大きな力で押
し付ける。
【0004】このとき、ボルト32および座金33の座
面35と、側取付部材30b,30b面との当接面がボ
ルト32,ナット34の緊締によりその摩擦力によって
強力に接合されている。
【0005】そのため、前記したように中間取付部材3
0aがボルト32を押すことで、該ボルトに剪断力(曲
げモーメント)が働いて、特に応力が掛かりやすいボル
ト32の首下部(35)や、ナット34の座面35部に
おいて切損等の破壊がなされるおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、二部材以上の取
付部材をその通孔へ締結部材におけるおねじ体を挿通さ
せて、このおねじ体のおねじへ締結部材におけるめねじ
体を螺合し、前記取付部材を緊締させた締結体にあっ
て、前記取付部材座面と前記締結部材の座面に滑動手段
を介在させることにより、取付部材におねじ体軸方向に
対して側方から力を受けたとき、前記滑動手段において
前記取付部材座面と前記締結部材の座面とを摺動させ
て、おねじ体の剪断破壊を可及的に防止することができ
る締結体およびおねじ体の剪断荷重逃避方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、二部材以上の取付部材をその通
孔へ締結部材におけるおねじ体を挿通させて、このおね
じ体のおねじへ締結部材におけるめねじ体を螺合し、前
記取付部材を緊締させた締結体にあって、前記取付部材
座面と前記締結部材の座面に滑動手段を介在させた締結
体の構成にある。
【0008】また、二部材以上の取付部材をその通孔へ
締結部材におけるおねじ体を挿通させて、このおねじ体
のおねじへ締結部材におけるめねじ体を締結部材におけ
る座金を介して螺合し、前記取付部材を緊締させた締結
体にあって、前記取付部材座面と前記締結部材の座面に
滑動手段を介在させた締結体の構成にある。
【0009】更に、滑動手段は、締結部材における座金
と、おねじ体に外装され前記座金面より延出させて取付
部材の通孔内に挿嵌される弾性材とを、外被部材により
一体的に抱持させた締結体の構成にある。
【0010】そして、二部材以上の取付部材をその通孔
へ締結部材におけるおねじ体を挿通させて、このおねじ
体のおねじへ締結部材における座金を介して締結部材に
おけるめねじ体を螺合し、あるいは、締結部材における
めねじ体を直接螺合し、前記取付部材を緊締させた締結
体にあって、前記取付部材座面と前記締結部材の座面に
滑動手段を介在させて、前記取付部材におねじ体軸方向
に対して側方から力を受けたとき、前記滑動手段におい
て前記取付部材座面と前記締結部材の座面とが摺動させ
るおねじ体の剪断荷重逃避方法にある。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関する締結体およびおねじ体
の剪断荷重逃避方法の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1および図5,図7〜図9においてAは
締結体で、二部材以上(本実施例においては中間取付部
材1を両側から側取付部材2,3により挟んだ三部材)
の取付部材1,2,3をその通孔4へ締結部材における
おねじ体5を挿通させて、このおねじ体5のおねじ5b
へ締結部材におけるめねじ体6を螺合し、これら取付部
材1,2,3を緊締させてある。
【0013】そして、図1に示す場合にあっては、前記
した取付部材2の座面2aとナットである締結部材6の
座面6aに滑動手段7を介在させてある。
【0014】これにより、取付部材1,2,3のいずれ
か、あるいは、そのうちのいくつかの摺動移動(面移
動)によって、おねじ体5軸方向に対して側方からの力
が加わったとき、ボルト5の軸方向への妄動はないが、
前記した滑動手段7において、このボルト5とナット6
とによる取付部材1,2(3)の緊締力に抗して、ボル
ト5とナット6またはどちらか一方の、面方向(軸方向
に対して側方)への摺動移動が可能となる構成のもので
ある。
【0015】ここで示される締結部材の座面とは、ナッ
ト6の座面6aやボルト5の座面5a、あるいは、座金
8の座面8a等の取付部材1,2,3の締結のための挾
持座面および取付部材1,2,3の取付座面1a,2
a,3a等が挙げられる。
【0016】そして、前記した滑動手段7の構成は、そ
の一つの例は、図1および図2に示すように、締結部材
(ナット,ボルト,座金)6,5,8の座面6a,5
a,8aを、合成樹脂製フィルム10、例えば、熱収縮
性フィルムや合成・天然ゴム,繊維強化プラスチックシ
ート等を用いて被覆させる。
【0017】あるいは、合成樹脂製フィルム10の表面
に滑動に必要なコーティング材を塗布や吹き付け,ラミ
ネート等により滑動手段7の被複層を形成することもあ
るもので、更には、該フィルム10面に焼付防止剤やさ
び止め等の層を形成させることもあるもので、前記した
滑動手段7は、弾性を有する部材であってもよい。
【0018】図2に示す場合は、締結部材である慣用ま
たは特殊なナット6の座面6aに熱収縮性フィルムによ
って被覆させて滑動手段7を形成させたものである。
【0019】この熱収縮性フィルムを用いるときは、筒
状に形成した該フィルムをナット6へ外装し、その一端
部をナット6の座面6aの全面あるいは一部に係合する
ように張り出させ、所定温度の加熱を与えることでフィ
ルムが収縮してナット6外周面に密着する。
【0020】この密着させるナット6への取付状態は、
図2(a),(b)に示すように、ナット6へねじ孔を
除いたその全周に設けたり、図2(c)に示すように、
座面6aおよび密着性を得るためにナット6の外周一部
に設ける。
【0021】更に、図2(b)に示すように、座面6a
側において軸方向へ筒状の鍔部7aを形成させることで
リブ状となり、この滑動手段7が直径方向への広がりが
抑制される。
【0022】また、図3に示す場合は、締結部材である
慣用または特殊なボルト5の座面5aに熱収縮性フィル
ムによって被覆させて滑動手段7を形成させたもので、
その形成方法は前記したナット6の場合と同様であっ
て、図3(b)に示すように、座面5a側において軸方
向へ筒状の鍔部7aを形成させることもある。
【0023】更に、図4に示す場合は、締結部材である
座金8の座面8aに熱収縮性フィルムによって被覆させ
て滑動手段7を形成させたもので、その形成方法は前記
したナット6およびボルト5の場合と同様である。
【0024】そして、この座金8は、図4(a)に示す
ように平座金8や、図4(b)に示すようにスプリング
ワッシャ8等、また、パッキンや当金等、あるいは、図
示してない各種の慣用なものあるいは特殊なもの等が採
用される。
【0025】また、該座金8は、図4(d)に示すよう
に平座金8とナット6とを、更に、図4(e)に示すよ
うにスプリングワッシャ8と平座金8とのように複数の
ものと組み合わせたナット6とを、あるいは、図4
(f)に示すようにボルト5と、熱収縮性フィルム等の
外被部材10により一体的にして滑動手段7を形成させ
て使用されることもあるもので、このフィルム10によ
り一体的にすることで、組み立てや連結作業、更には、
運搬や保管等に際して、その作業性が大幅に向上する。
【0026】このフィルムである外被部材10の構成
は、図4(f)に示すように、座面8a側において軸方
向へ筒状の鍔部7aを形成させることもある。
【0027】なお、この滑動手段7に熱収縮性フィルム
10を用いたときは、図4(d)に示すように、滑動手
段7と他側においてフィルムを膨出させた係止部10a
を設けて、この部分10aをおねじ体5のおねじ5bへ
螺合させることで、ナット6の戻り止めとなる。
【0028】更に、図4(d)において、このナット6
の緊締に際して、取付部材2の座面2aへ滑動手段7が
挟持され、取付部材2と座金8とにより滑動手段7が一
体となったとき、規定トルクまでナット6を締め込んだ
ときのフィルム10の円周方向への移動によって、同図
において二点鎖線で示す付近において引きちぎれを生ず
るもので、この現象により、外観から締結部材の締め忘
れ防止の表示がなされる。
【0029】そして、前記した係止部10aがつまみ作
用をして容易にフィルム10のナット6からの取り外し
が行なえる。
【0030】また、フィルム10の適所にミシン目11
を施すことで、同様にフィルム10の取り外しが簡単に
行なえる。
【0031】この滑動手段7は、所定に成形した成形体
を締結部材の外周へ嵌着させることもできるもので、図
4(c)に示すように、例えば、座金8の外周へ、プラ
スチックフィルムにより成形した筒状の成形体をその座
面8aへ嵌め込む。
【0032】更にまた、この滑動手段7は、締結部材
(ナット,ボルト,座金)6,5,8の座面6a,5
a,8aに滑動を与える合成樹脂や金属,非鉄金属等を
コーティングやラミネート,蒸着,焼き付け等の手段に
より、図6に示すように、被膜層を形成させることもで
きるもので、いずれも、座面6a,5a,8aに設けら
れる。
【0033】なお、座金8に前記した被膜層を施す場合
は、図6(c)に示すように、一方の座面8aに、ま
た、図6(d)に示すように、他方の座面8aに、更
に、図6(e)に示すように、両方の座面8a,8aに
形成される。
【0034】また、この滑動手段7である被膜層は、取
付部材2(1,3)の座面との界面摩擦係数の差によっ
て移動滑りを生じさせることができるもので、例えば、
取付部材2(1,3)と座面6a,5a,8aとの材質
あるいは軟・硬度等を異ならせて形成するもので、図7
(a)に示す場合は、座金8の座面8a(ナット6やボ
ルト5の座面6a,5aであっても同様)に被膜層を形
成し、図7(b)に示す場合は、取付部材2の座面2a
に滑動手段7である被膜層を形成してある。
【0035】なお、前記した締結部材であるナット5や
ボルト6,座金8の種類や形態は、前記した実施例や図
面に記載のものに限定されない任意のものが採用可能で
あることはもちろんである。
【0036】したがって、本発明実施例の締結体Aおよ
びおねじ体の剪断荷重逃避方法の作用を説明すると、図
1(a)に示すように、三部材からなる取付部材1,
2,3を、その通孔4に締結部材であるボルト5を押し
通して、通孔4の端部において締結部材であるナット6
により、ボルト5のおねじ5bへの螺合によって取付部
材1,2,3が緊締される。
【0037】このとき、ボルト5の座面5aとナット6
の座面6aは、取付部材2,3の座面2a,3aに当接
して、これらの摩擦力によってボルト5とナット6の挾
持力が発揮される。
【0038】この状態で、地震等による大きな力によ
り、軸方向に対し側方の押し付け力が働いたとき、例え
ば、取付部材1は、図1(b)において示す矢印pの方
向へ移動し、ボルト5の側部を押圧する。
【0039】そして、ボルト5はある一定の押圧力を越
えて受けると、そのおねじ5bに螺合しているナット6
の座面6aが、この座面6aに設けられている滑動手段
7によって取付部材2の座面2aとの間で、取付部材1
と共に、またはボルト5や取付部材1,2,3の全てか
その一部が摩擦力に抗して滑動を起こす。
【0040】そのため、図1(b)に示すように、ボル
ト5が通孔4内で傾きを生じたり、スライドして、矢印
pによる押圧力の一部が吸収されて、該ボルト5には破
壊される程の剪断力が掛からず、締結部材1,2,3の
締結能力を失わない。
【0041】また、滑動手段7による取付部材2の滑動
手段7部との摺動状態と、取付部材2および取付部材1
との当接面の摺動状態とが異なるため、ボルト5に掛か
る剪断力(支圧)が小さくなる。
【0042】更に、滑動手段7である被膜層は、ナット
6やボルト5,座金8の座面6a,5a,8aが当接す
る取付部材1,2,3の座面1a,2a,3aの保護が
計れるもので、例えば、締結時においてメッキの剥れや
それに起因する錆び、または電蝕による劣化あるいは結
露防止となる。
【0043】図5に示すように、座金8の座面8aに滑
動手段7を施した場合であっても、前記した例と同様な
作用効果を発揮するもので、図4(a),(b),
(c)に示すように、座金のみをフィルム等の外被部材
10で被覆したり、図4(d),(e)に示すように、
ナット6と共にフィルム等の外被部材10で被覆したも
のが利用される。
【0044】なお、前記した滑動手段7である被膜層
は、取付部材1,2,3に対してその一側のみに設ける
だけでなく、図8に示すように、締結部材であるナット
6と締結部材であるボルト5の座面6a,5aの両側に
設けることもできるもので、ボルト5の側方への移動は
一層良好となるものであって、座金8を介在させた場合
も同様に、この座金8の座面8aに滑動手段7を設け
る。
【0045】すなわち、図8(b)において取付部材1
による側方への力pが働いたとき、ボルト5およびナッ
ト6は、それらの座面5a,6aにおいて取付部材2,
3の座面2a,3aとで摺動し、ボルト5が通孔4の空
間部を取付部材1,2,3と平行に移動するものであ
る。
【0046】これにより、同図において仮想線で示すよ
うな、ボルト5の首下部(応力集中部)などに掛かる曲
げモーメントが大幅に減少して、ボルト5の強度が大幅
に増大し、切断や裂断等の損傷が防止される。
【0047】特に、この移動したボルト5は、通孔4内
において、その上下の側部(首下部とナット6の座面6
a部付近)が取付部材2,3の側端s,sによって支承
されるので、最も剪断応力を受けやすい前記した首下部
とナット6の座面6a部付近が補強されて、該ボルト5
の耐久性が増して一層の高い強度が発揮される(図8
(b)に示すように、仮想線で示すように、ボルト5は
取付部材2と3の通孔4内端縁s,sに当接する。)。
【0048】また、図9においてAは、本発明実施例の
締結体の他の例を示すもので、(a)に示す場合は、例
えば、取付部材2であるコンクリートや木材,合成樹
脂、金属等の内部にめねじ等の取付部材1をインサート
させたものであって、おねじ体5の外周部に取付部材2
のおねじ体5径より大きい通孔4を埋める弾性材12を
外装し、この弾性材12と共に、取付部材2の座面2a
に当接する座金8とを、滑動手段7を介してフィルム等
の外被部材10により一体的に抱持させた構成である。
【0049】取付部材2の座面2aと座金8の座面8a
とは、不測の力がボルト5側方に掛かったときは、前記
した滑動手段7によりこの滑動手段7部において摺動を
起こし、かつ、弾性材12の弾性力によってボルト5へ
の剪断力は吸収されて損傷を起こさない。
【0050】また、ボルト5の側方への移動に際し、こ
の弾性材12によりボルト5移動およびその衝撃を吸収
するため、取付部材2にコンクリートを用いた場合に、
ボルト5周部のコンクリートの欠けや割れが防止され
る。
【0051】また、この図9において(b)に示す場合
は、例えば、アンカーボルトに用いられるもので、前記
例と同様に弾性材12によりボルト5移動およびその衝
撃を吸収すると共に、取付部材2の座面2aと座金8の
座面8aとは、不測の力がボルト5側方に掛かったとき
は、滑動手段7部において摺動を起こし、かつ、弾性材
12の弾性力によってボルト5への剪断力は吸収されて
損傷を起こさない。
【0052】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、二部
材以上の取付部材をその通孔へ締結部材におけるおねじ
体を挿通させて、このおねじ体のおねじへ締結部材にお
ける座金を介して締結部材におけるめねじ体を螺合し、
あるいは、締結部材におけるめねじ体を直接螺合し、前
記取付部材を緊締させた締結体にあって、前記取付部材
座面と前記締結部材の座面に滑動手段を介在させること
により、取付部材の組み立てあるいは連結等に使用し
て、取付部材におねじ体軸方向に対して側方から力を受
けたときのおねじ体にかかる剪断力を緩和させることが
できて、おねじ体破損に起因する取付部材の締結不良を
防止することができる格別の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する締結体の一実施例を示す断面図
である。
【図2】図1において使用するナットである締結部材の
例を示す説明図である。
【図3】図1において使用するボルトである締結部材の
例を示す説明図である。
【図4】図1において使用する座金である締結部材の例
を示す説明図である。
【図5】本発明に関する締結体において締結部材が座金
の例を示す断面図である。
【図6】図1における滑動手段の他の例を示す要部を断
面した側面図である。
【図7】図1における滑動手段の更に他の例を示す要部
を断面した側面図である。
【図8】本発明に関する他の例の締結体の実施例を示す
断面図である。
【図9】本発明に関する更に他の例の締結体の実施例を
示す断面図である。
【図10】従来のナットとボルトによる締結体の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
A 締結体 1,2,3 取付部材 4 通孔 5,6,8 締結部材 5a,6a,8a 座面 7 滑動手段 10 外被部材 12 弾性材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二部材以上の取付部材をその通孔へ締結
    部材におけるおねじ体を挿通させて、このおねじ体のお
    ねじへ締結部材におけるめねじ体を螺合し、前記取付部
    材を緊締させた締結体にあって、前記取付部材座面と前
    記締結部材の座面に滑動手段を介在させたことを特徴と
    する締結体。
  2. 【請求項2】 二部材以上の取付部材をその通孔へ締結
    部材におけるおねじ体を挿通させて、このおねじ体のお
    ねじへ締結部材におけるめねじ体を締結部材における座
    金を介して螺合し、前記取付部材を緊締させた締結体に
    あって、前記取付部材座面と前記締結部材の座面に滑動
    手段を介在させたことを特徴とする締結体。
  3. 【請求項3】 滑動手段は、締結部材における座金と、
    おねじ体に外装され前記座金面より延出させて取付部材
    の通孔内に挿嵌される弾性材とを、外被部材により一体
    的に抱持させたことを特徴とする請求項1または2記載
    の締結体。
  4. 【請求項4】 二部材以上の取付部材をその通孔へ締結
    部材におけるおねじ体を挿通させて、このおねじ体のお
    ねじへ締結部材における座金を介して締結部材における
    めねじ体を螺合し、あるいは、締結部材におけるめねじ
    体を直接螺合し、前記取付部材を緊締させた締結体にあ
    って、 前記取付部材座面と前記締結部材の座面に滑動手段を介
    在させて、 前記取付部材におねじ体軸方向に対して側方から力を受
    けたとき、前記滑動手段において前記取付部材座面と前
    記締結部材の座面とが摺動させることを特徴とするおね
    じ体の剪断荷重逃避方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139005A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置・画像形成装置
JP2017506316A (ja) * 2014-02-11 2017-03-02 スピース−マシーネンエレメンテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 機械要素
CN110940575A (zh) * 2019-12-02 2020-03-31 西安航天动力测控技术研究所 一种用于静力试验的多功能剪力加载工装

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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