JPH10292491A - 木造建築における柱横架材の接合工法及び継手板構造 - Google Patents

木造建築における柱横架材の接合工法及び継手板構造

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JPH10292491A
JPH10292491A JP9101521A JP10152197A JPH10292491A JP H10292491 A JPH10292491 A JP H10292491A JP 9101521 A JP9101521 A JP 9101521A JP 10152197 A JP10152197 A JP 10152197A JP H10292491 A JPH10292491 A JP H10292491A
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JP
Japan
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plate
column
plate portion
horizontal member
joint
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Pending
Application number
JP9101521A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Adachi
徹也 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/18Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons
    • E04B1/26Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons the supporting parts consisting of wood
    • E04B2001/2696Shear bracing

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木造建築において、柱と梁、胴差、桁などの
横架材とを接合する金具に、筋違い取り付け部を一体に
設けること。 【構成】 柱板部と、横架材板部と、筋違い板部とから
なる柱横架材の継手板を、柱を貫通する縦方向のスリッ
トに双方向から差込み、面を重ね合わせて込栓等で柱に
固定した後、横架材の先端部を割り込みにてかませ、込
栓、ボルト等で差し縫って接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木造建築において、
柱と胴差や梁などの横架材とを接合するための工法、及
びその継手板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すような梁乃至桁接合用
具が提案されている。特願平6−192649がそれで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平6−1
92649で提案された梁乃至桁接合用具を用いる場合
には、筋違いが取り付け難いという難点がある。即ち、
新たに筋違い取り付け金具を装着しなければならず、ま
た、そのために柱や横架材へ加工を加えることは、梁乃
至桁接合用具装着のために施した加工と影響しあうこと
によって、柱や横架材の強度を著しく弱めることにな
る。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、金属
製の継手を用いた柱と横架材との接合部に、容易に筋違
いを取り付けることができるようにするには、どのよう
な手段を講じればよいかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るためにこの発明では、柱を貫通する縦方向のスリット
に、金属製継手板を向かい合う両方向からそれぞれ差し
込み、面を重ね合わせて、込栓、ボルト等により柱に接
合する工法を提案する。また、前記工法において用いる
継手板として、平らな金属板に、柱を貫通する柱板部
と、横架材に差し込む横架材板部と、筋違いを取り付け
る筋違い板部とを一体に設けた、木造建築用継手板構造
を提案する。
【0006】
【作用】継手板に筋違い取り付け部を設ければ、その分
継手板の幅が広くなる。左右対称な形状の一枚の継手板
を一方向から差し込む従来の技術においては、継手板の
幅を広くすることは、柱のスリット、すなわち欠損を大
きくすることに繋がるので、避けなければならなかっ
た。しかし、本発明による柱横架材の接合工法では、継
手板を向かい合う両方向から差し込むので、必ずしも筋
違い取り付け部をスリットに貫通させる必要がない。そ
のために、柱の欠損を大きくすることなく、筋違い取り
付け部を継手板と一体に設けることができる。また、柱
と横架材とは複雑な仕口加工を必用とせずに簡単に接合
することができるし、合わせて、その接合部分に容易
に、しかも柱や横架材の耐力を損なうことなく安全に、
筋違いを取り付けることができる。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、本発明による柱と横架材との接合工法の例を示
す説明図であり、横架材2、2、2が、木造建築用継手
板10、10及び20、20によって、柱1に接合され
ている。3は筋違いであり、突っ張りに働く木造筋違い
でもよいが、引っ張りに働く金属製帯状の、または棒状
の、しかも長さを調整できるようにターンバックルを装
着したものがより好ましい。4は込栓であり、特に柱1
に使用する込栓は、断面方形状のものが好ましい。又、
横架材に使用する複数の込栓のうち少なくとも1本は、
ボルトを用いて横架材の側面を締めつけるように装着す
るのがよい。5は、横架材に設けた継手板の横架材板部
を差し込むスリットである。
【0008】図2は、請求項2に記載の木造建築用継手
板構造の説明図である。11は柱板部、柱板部の一方の
側端面からそれと一体に横架材板部12が伸びており、
横架材板部の上下両端面からそれと一体に筋違い板部1
3が伸びている。横架材板部は、柱板部の両側端面から
左右両方向へ伸ばしてもよいが、その場合には、筋違い
板部は、左右何れか一方の横架材板部に設けるられるこ
とになる。これは、柱の欠損を最小限に止めるためであ
る。柱板部には複数の込栓穴11aがあり、横架材板部
には上端部に案内用切込み12bと、複数の込栓穴12
aとがあり、筋違い板部には筋違い取り付け用のボルト
穴13cがある。この継手板を、逆向きに柱板部で重ね
合わせたとき、込栓穴がぴったりと重なり合うように、
込栓穴は、柱板部の中心線11eの線対称に配置されて
いる。
【0009】図3は、請求項2に記載の木造建築用継手
板構造の他の実施例の説明図であり、横架材板部の下端
面にのみ筋違い板部13を設けたものである。他の部分
に付いては、重複するので説明を省略する。
【0010】図4は、請求項3に記載の木造建築用継手
板構造の説明図である。21は柱板部、柱板部の一方の
側端面からそれと一体に横架材板部22が伸びており、
横架材板部の上下両端面からそれと一体に筋違い板部2
3が伸びている。横架材板部は、柱板部の両側端面から
左右両方向へ伸ばしてもよいが、その場合には、筋違い
板部は、左右何れか一方の横架材板部に設けるられるこ
とになる。柱板部にはその中央に交差する継手板の貫通
用スリット21d及び複数の込栓穴21aがあり、横架
材板部には上端部に案内用切込み22bと、複数の込栓
穴22aとがあり、筋違い板部には筋違い取り付け用の
ボルト穴23cがある。この継手を、逆向きに柱板部で
重ね合わせたとき、込栓穴がぴったりと重なり合うよう
に、込栓穴は、柱板部の中心線21eの線対称に配置し
ている。
【0011】図5は、本発明による木造建築用継手板の
組み合わせ方の例を示す説明図であり、継手板20、2
0を柱板部が重なり合うように向かい合わせ、継手板1
0、10を、継手板20、20のスリット21dに通し
て柱板部が重なり合うように向かい合わせに組み合わせ
たものである。ここで、重なり合う柱板部のそれぞれの
栓穴は、完全に重なり合っている。
【0012】図6は、従来技術による梁乃至桁接合用具
の説明図であり、柱のスリットに一方向からのみ差し込
む技術思想に立脚しているので、左右対称な形状になっ
ており、筋違い取り付け部は設けられてはいない。
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0013】施工が簡単で、工期の短縮が可能になる。
柱や横架材への加工度が少なく、欠損を最小限に止める
ことができるので、材の耐力を著しく弱めることがな
い。また、柱と横架材とを接合する継手に筋違い取り付
け部分が一体になっているので、大きな地震耐力を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による柱と横架材との接合工法の例を示
す説明図である。
【図2】本発明による木造建築用継手板構造の実施例の
説明図である。
【図3】本発明による木造建築用継手板構造の他の実施
例の説明図である。
【図4】本発明による木造建築用継手板構造の実施例の
説明図である。
【図5】本発明による木造建築用継手板の組み合わせ方
の例を示す説明図である。
【図6】従来技術による梁乃至桁接合用具の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 柱 2 横架材 3 筋違い 4 込栓 5 横架材に設けたスリット 10 木造建築用継手板 11 柱板部 11a 込栓穴 12 横架材板部 12a 込栓穴 12b 案内用切込み 13 筋違い板部 13c ボルト穴 20 木造建築用継手板 21 柱板部 21a 込栓穴 21d スリット 22 横架材板部 22a 込栓穴 22b 案内用切み 23 筋違い板部 23c ボルト穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱を貫通する縦方向のスリットに、金属
    製継手板を少なくとも1枚宛、向かい合う両方向からそ
    れぞれ差し込み、面を重ね合わせて、込栓、ボルト等に
    より柱に接合し、その継手板に横架材の先端部を割り込
    みにてかませ、込栓、ボルト等によりそれと直角に差し
    縫って接合することを特徴とする、木造建築における柱
    横架材の接合工法。
  2. 【請求項2】 平らな金属板であって、柱板部11と、
    柱板部11の一方または左右両側端面からそれと一体に
    伸びる横架材板部12と、一方の横架材板部12の上端
    面、下端面または上下両端面からそれと一体に伸びる筋
    違い板部13とからなり、柱板部11には複数の込栓穴
    11aがあり、横架材板部12には上端部に案内用切込
    み12bと、複数の込栓穴12aとがあり、筋違い板部
    13には筋違い取り付け用のボルト穴13cがあること
    を特徴とする、木造建築用継手板構造。
  3. 【請求項3】 平らな金属板であって、柱板部21と、
    柱板部21の一方または左右両側端面からそれと一体に
    伸びる横架材板部22と、一方の横架材板部22の上端
    面、下端面または上下両端面からそれと一体に伸びる筋
    違い板部23とからなり、柱板部21にはその中央に交
    差する継手の貫通用スリット21d及び複数の込栓穴2
    1aがあり、横架材板部22には上端部に案内用切み2
    2bと、複数の込栓穴22aとがあり、筋違い板部23
    には筋違い取り付け用のボルト穴23cがあることを特
    徴とする、木造建築用継手板構造。
JP9101521A 1997-04-18 1997-04-18 木造建築における柱横架材の接合工法及び継手板構造 Pending JPH10292491A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2554769A (en) * 2016-10-03 2018-04-11 Miktek Holdings Inc Gusset plate and column assembly for moment resisting bi-axial beam-to-column joint connections
US10179991B2 (en) 2016-10-03 2019-01-15 Mitek Holdings, Inc. Forming column assemblies for moment resisting bi-axial beam-to-column joint connections
US11332920B2 (en) 2016-05-02 2022-05-17 Mitek Holdings, Inc. Moment resisting bi-axial beam-to-column joint connection

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11332920B2 (en) 2016-05-02 2022-05-17 Mitek Holdings, Inc. Moment resisting bi-axial beam-to-column joint connection
GB2554769A (en) * 2016-10-03 2018-04-11 Miktek Holdings Inc Gusset plate and column assembly for moment resisting bi-axial beam-to-column joint connections
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US11236502B2 (en) 2016-10-03 2022-02-01 Mitek Holdings, Inc. Gusset plate and column assembly for moment resisting bi-axial beam-to-column joint connections

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