JPH10292023A - 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法 - Google Patents

架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法

Info

Publication number
JPH10292023A
JPH10292023A JP10159597A JP10159597A JPH10292023A JP H10292023 A JPH10292023 A JP H10292023A JP 10159597 A JP10159597 A JP 10159597A JP 10159597 A JP10159597 A JP 10159597A JP H10292023 A JPH10292023 A JP H10292023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyorganosiloxane
radical
group
aqueous dispersion
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10159597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3701768B2 (ja
Inventor
Nobuo Miyatake
信雄 宮武
Hiroki Yoshino
浩樹 吉野
Hideki Hosoi
英機 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10159597A priority Critical patent/JP3701768B2/ja
Publication of JPH10292023A publication Critical patent/JPH10292023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701768B2 publication Critical patent/JP3701768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋効率が高く、物性に悪影響を及ぼす触媒
残渣や残存ラジカル反応性基の量が少ない架橋ポリオル
ガノシロキサン粒子およびこれを製造効率よくうる方法
を提供すること。 【解決手段】 (メタ)アクリロイルオキシ基、ビニル
フェニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1種
のラジカル反応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位
の0.1モル%以上含有したポリオルガノシロキサン
(A)の水分散液中で、ラジカル発生剤(B)にてラジ
カル反応させてなる架橋ポリオルガノシロキサン粒子、
およびその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリオルガノ
シロキサン粒子およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリオルガノシロキサン粒子は、弾
性、耐水性、熱安定性、耐候性、潤滑性などの性質が良
好であるため、耐衝撃性改良剤、柔軟剤、成形材料の加
工助剤、コーティング材料などに広く利用されている。
【0003】架橋ポリオルガノシロキサン粒子の製造方
法としては、たとえば特公昭41−13995号公報に
記載された、環状シロキサンと多官能のアルコキシシラ
ンとの混合液を乳化剤を用いて高圧ホモジナイザーなど
により水性媒体中に乳化分散させ、その状態で共重合さ
せる方法がある。しかしながら、かかる方法では、環状
シロキサン100部(重量部、以下同様)に対して多官
能のアルコキシシランを3部程度用いても、えられる架
橋ポリオルガノシロキサン粒子の溶剤不溶分量(以下、
ゲル含量という)は85重量%程度と架橋効率がわるい
という問題がある。
【0004】特開昭56−36546号公報には、ビニ
ル基含有ポリオルガノシロキサンとSi−H基含有ポリ
オルガノシロキサンとを白金触媒とともに乳化分散し、
水分散液粒子中でヒドロシリル化反応を行ない、架橋ポ
リオルガノシロキサン粒子を調製する方法が開示されて
いる。しかしながら、かかる方法では、あらかじめ調製
したビニル基含有ポリオルガノシロキサンおよびSi−
H基含有ポリオルガノシロキサンを白金触媒とともに乳
化分散して水分散液を調製する必要があり、製造効率が
わるいという問題がある。
【0005】特開昭61−271353号公報には、乳
化状態での重合でえられる末端にヒドロキシ基を有する
ポリオルガノシロキサンの水分散液に、多官能のアルコ
キシシランと錫触媒とを添加して架橋ポリオルガノシロ
キサン粒子を調製する方法が開示されている。しかしな
がら、かかる方法では、架橋ポリオルガノシロキサン粒
子の回収時に、水に不溶な錫触媒残渣が架橋ポリオルガ
ノシロキサン粒子中に残存し、物性に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。
【0006】特公昭60−54989号公報には、乳化
状態での重合で調製されるビニル基含有ポリオルガノシ
ロキサンの水分散液粒子中で、過酸化物などを用いたラ
ジカル反応を行なってビニル基含有ポリオルガノシロキ
サンを架橋させる方法が開示されている。かかる方法
は、製造効率、触媒残渣の問題といった面では満足しう
るものであるが、架橋効率がわるい。このため、高いゲ
ル含量をえようとするばあい、ビニル基の使用量を多く
する必要があり、えられた架橋ポリオルガノシロキサン
粒子中にはビニル基残渣が多数残存し、これが熱安定性
などの物性に悪影響を及ぼすという問題が起こる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、架橋効率が高く、物性
に悪影響を及ぼす触媒残渣や残存ラジカル反応性基の量
が少ない架橋ポリオルガノシロキサン粒子および該架橋
ポリオルガノシロキサン粒子を製造効率よくうる方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(メタ)ア
クリロイルオキシ基、ビニルフェニル基およびアリル基
から選ばれた少なくとも1種のラジカル反応性基を有す
るケイ素単位を全ケイ素単位の0.1モル%以上含有し
たポリオルガノシロキサン(A)の水分散液中で、ラジ
カル発生剤(B)にてラジカル反応させてなる架橋ポリ
オルガノシロキサン粒子、および (メタ)アクリロイルオキシ基、ビニルフェニル基お
よびアリル基から選ばれた少なくとも1種のラジカル反
応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位の0.1モル
%以上含有したポリオルガノシロキサン(A)の水分散
液中で、ラジカル発生剤(B)を用いてラジカル反応を
行なう架橋ポリオルガノシロキサン粒子の製造法に関す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の架橋ポリオルガノシロキ
サン粒子は、(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニルフ
ェニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1種の
ラジカル反応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位の
0.1モル%以上含有したポリオルガノシロキサン
(A)の水分散液中で、ラジカル発生剤(B)を用いて
ラジカル反応を行なうことによってえられる。
【0010】本発明に用いられるポリオルガノシロキサ
ン(A)は、オルガノシロキサンと、(メタ)アクリロ
イルオキシ基、ビニルフェニル基およびアリル基から選
ばれた少なくとも1種のラジカル反応性基を有するシラ
ン化合物(a)の少なくとも1種との縮合重合により、
うることができる。
【0011】前記オルガノシロキサンは、ポリオルガノ
シロキサン鎖の主骨格を構成するための成分であり、そ
の具体例としては、たとえばヘキサメチルシクロトリシ
ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘ
キサシロキサン、トリメチルトリフェニルシクロシロキ
サンなどがあげられる。
【0012】前記(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニ
ルフェニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1
種のラジカル反応性基を有するシラン化合物(a)は、
前記オルガノシロキサンと縮合重合し、その結果、共重
合体の側鎖または末端に(メタ)アクリロイルオキシ
基、ビニルフェニル基およびアリル基のいずれかのラジ
カル反応性基の少なくとも1種を導入するための成分で
あり、このラジカル反応性基は、後述するラジカル発生
剤(B)を用いてラジカル反応させることにより、架橋
構造を形成する。
【0013】前記ラジカル反応性基を有するシラン化合
物(a)としては、高いラジカル反応性と高い縮合反応
性とを有するという点から、たとえば一般式(I):
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Xは炭素数1
〜6のアルコキシ基、aは0、1または2、pは1〜6
の整数を示す)で表わされるシラン化合物(a−1)、
一般式(II):
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R2は炭素数1〜6の1価の炭化
水素基、Xは炭素数1〜6のアルコキシ基、aは0、1
または2を示す)で表わされるシラン化合物(a−
2)、一般式(III):
【0018】
【化6】
【0019】(式中、R2は炭素数1〜6の1価の炭化
水素基、R3は炭素数1〜6の2価の炭化水素基、Xは
炭素数1〜6のアルコキシ基、aは0、1または2を示
す)で表わされるシラン化合物(a−3)などが好まし
く用いられる。
【0020】前記シラン化合物(a−1)を表わす一般
式(I)において、R2は炭素数1〜6の1価の炭化水
素基であるが、かかる1価の炭化水素基としては、たと
えばメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル
基、フェニル基などがあげられる。また、一般式(I)
において、Xはたとえばメトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基、ブトキシ基などの炭素数1〜6のアルコキシ
基である。
【0021】一般式(I)で表わされるシラン化合物
(a−1)の具体例としては、たとえばβ−メタクリロ
イルオキシエチルジメトキシメチルシラン、γ−メタク
リロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、γ−
メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラ
ン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジエトキシメ
チルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリプ
ロポキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジ
プロポキシメチルシラン、γ−アクリロイルオキシプロ
ピルジメトキメチルシラン、γ−アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシランなどがあげられる。
【0022】前記シラン化合物(a−2)を表わす一般
式(II)において、R2を示す炭素数1〜6の1価の炭
化水素基およびXを示す炭素数1〜6のアルコキシ基の
具体例としては、それぞれ一般式(I)中のR2および
Xと同様のものがあげられる。
【0023】一般式(II)で表わされるシラン化合物
(a−2)の具体例としては、たとえばp−ビニルフェ
ニルジメトキシメチルシラン、p−ビニルフェニルトリ
メトキシシラン、p−ビニルフェニルトリエトキシシラ
ン、p−ビニルフェニルジエトキシメチルシランなどが
あげられる。
【0024】前記シラン化合物(a−3)を表わす一般
式(III)において、R2を示す炭素数1〜6の1価の炭
化水素基およびXを示す炭素数1〜6のアルコキシ基の
具体例としては、それぞれ一般式(I)中のR2および
Xと同様のものがあげられる。また、一般式(III)に
おいて、R3はたとえばメチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基などのアルキレン基などの炭素数1〜6の2価
の炭化水素基である。
【0025】一般式(III)で表わされるシラン化合物
(a−3)の具体例としては、たとえばアリルジメトキ
シメチルシラン、アリルトリメトキシシランなどがあげ
られる。
【0026】なお、前記オルガノシロキサンとラジカル
反応性基を有するシラン化合物(a)とを縮合重合させ
る際の両者の割合は、えられるポリオルガノシロキサン
(A)が、(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニルフェ
ニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1種のラ
ジカル反応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位の
0.1モル%以上含有するように調整される。かかるラ
ジカル反応性基を有するシラン化合物(a)の量が少な
いため、ラジカル反応性基を有するケイ素単位の含有量
が0.1モル%よりも少なくなるばあいには、架橋構造
がほとんど形成されず、目的とする架橋ポリオルガノシ
ロキサン粒子をうることが困難である。なお、前記ラジ
カル反応性基を有するケイ素単位の含有量は、ポリオル
ガノシロキサン(A)がより充分に架橋構造を形成しう
るという点を考慮すると、0.3モル%以上、さらには
0.5モル%以上であることが好ましい。
【0027】本発明に用いられるポリオルガノシロキサ
ン(A)の水分散液は、前記オルガノシロキサンと前記
ラジカル反応性基を有するシラン化合物(a)との乳化
状態での重合により製造することが好ましい。
【0028】オルガノシロキサンとシラン化合物(a)
との乳化状態での重合は、たとえば米国特許第2891
920号明細書、同第3294725号明細書などに記
載の公知の方法を用いて行なうことができる。
【0029】たとえば、前記オルガノシロキサンとシラ
ン化合物(a)との混合溶液を、たとえばアルキルベン
ゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸などの乳化剤の存
在下で機械的剪断により水中に乳化分散させる方法など
を採用することができる。かかる方法において、機械的
剪断により数μm以上の乳化液滴を調製したばあいは、
重合後にえられるポリオルガノシロキサン粒子の粒子径
は、使用する乳化剤の量に応じて20〜400nmの範
囲で制御することができる。また、機械的剪断により2
00〜500nmの乳化液滴を調製したばあいは、重合
後にえられるポリオルガノシロキサン粒子の粒子径は、
液滴粒子径と同程度とすることができる。なお、200
〜500nm程度の粒子径を有するポリオルガノシロキ
サン粒子をうるには、粒子径分布が狭いものがえられる
という点で、後者の方法が好ましい。
【0030】なお、前記数μm以上の乳化液滴は、ホモ
ミキサーなどの高速撹拌機を使用して調製することがで
き、200〜500nmの乳化液滴は、高圧ホモジナイ
ザー、超音波分散機などの特殊な分散機を使用して調製
することができる。
【0031】また、この方法で使用されるアルキルベン
ゼンスルホン酸は、オルガノシロキサンの乳化剤として
作用すると同時に重合触媒としても作用するので、好適
である。この際、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、
アルキルスルホン酸金属塩、ジアルキルスルホコハク酸
金属塩などを併用することもできる。
【0032】かくしてえられるポリオルガノシロキサン
(A)の水分散液は、たとえば水酸化ナトリウム水溶
液、水酸化カリウム水溶液などのアルカリ水溶液にて中
和するが、かかる中和は後述するラジカル反応前後のい
ずれの段階で行なってもよい。
【0033】なお、このような乳化状態での重合におい
て、多官能性アルコキシシラン化合物を用いることも可
能である。かかる多官能性アルコキシシラン化合物を用
いたばあい、あらかじめある程度架橋したポリオルガノ
シロキサンを準備することができる。
【0034】前記多官能性アルコキシシラン化合物の具
体例としては、たとえばテトラエトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシランなどがあげられる。
【0035】なお、前記乳化状態での重合におけるこれ
らオルガノシロキサン、シラン化合物(a)および多官
能性アルコキシシラン化合物の使用量は、通常、オルガ
ノシロキサンが80〜99.9重量%、シラン化合物
(a)が0.1〜10重量%および多官能性アルコキシ
シラン化合物が0〜10重量%となるようにすることが
好ましい。
【0036】本発明に用いられるラジカル発生剤(B)
としては、たとえば通常のラジカル重合で重合開始剤と
して使用されている化合物をあげることができる。
【0037】前記ラジカル発生剤(B)の具体例として
は、たとえばクメンハイドロパーオキサイド、tert
−ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、
過硫酸カリウム、tert−ブチルパーオキシイソプロ
ピルカーボネート、ジ−tert−ブチルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイドなどの有機過酸化物;
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−ア
ゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化
合物;有機過酸化物/硫酸第一鉄/グルコース/ピロリ
ン酸ナトリウム、有機過酸化物/硫酸第一鉄/デキスト
ロース/ピロリン酸ナトリウム、有機過酸化物/硫酸第
一鉄/ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート/
エチレンジエアミン酢酸塩などのレドックス系重合開始
剤などがあげられる。
【0038】ラジカル発生剤(B)の量は、ラジカル反
応による架橋を充分に進行させるためには、ポリオルガ
ノシロキサン(A)100部に対して0.05部以上、
好ましくは0.1部以上であることが望ましく、またラ
ジカル発生剤(B)の量が多くなりすぎると、前記ラジ
カル反応性基間の架橋反応が起こる前に、ラジカル発生
剤(B)によって発生したラジカルに基づくラジカル停
止反応が起こり、架橋しにくくなるおそれをなくすため
には、ポリオルガノシロキサン(A)100部に対して
20部以下、好ましくは10部以下、さらに好ましくは
5部以下であることが望ましい。
【0039】本発明の製造法において、ラジカル反応
は、ポリオルガノシロキサン(A)の水分散液に前記ラ
ジカル発生剤(B)を添加して行なう。ラジカル反応の
反応温度は、通常40〜120℃程度であることが好ま
しく、前記ラジカル発生剤(B)は、反応系の温度が反
応温度に到達したのちに添加することもできるし、40
℃以下の温度でラジカル発生剤(B)を反応系に添加
し、撹拌しながら40〜120℃程度まで昇温させて反
応を行なうこともできる。また、ラジカル反応の反応時
間にはとくに限定がなく、ポリオルガノシロキサン
(A)およびラジカル発生剤(B)の種類、反応温度な
どに応じて適宜調整すればよい。
【0040】ラジカル反応後の架橋ポリオルガノシロキ
サンの水分散液から架橋ポリオルガノシロキサン粒子を
固体として回収するばあい、たとえば水分散液に塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどの
金属塩、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸などの無機酸および
有機酸を添加することによって水分散液を凝固させたの
ち、脱水乾燥する方法や、スプレー乾燥法なども採用す
ることができる。
【0041】かくしてえらえる本発明の架橋ポリオルガ
ノシロキサン粒子は、平均粒子径が20〜500nm程
度で、またゲル含量が80〜97重量%程度であり、架
橋効率が高いことから残存ラジカル反応性基の量が少な
く、特別な触媒が用いられていないので、触媒残渣がな
いといった点で有利である。
【0042】
【実施例】つぎに、本発明の架橋ポリオルガノシロキサ
ン粒子およびその製造法を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
【0043】なお、以下の実施例および比較例におい
て、各特性の測定は、それぞれ以下の方法にしたがって
行なった。
【0044】[重合転化率]ポリオルガノシロキサン
(A)の水分散液を120℃の熱風乾燥器で1時間乾燥
させて固形成分量を求め、以下の式に基づいて重合転化
率(重量%)を算出した。
【0045】重合転化率(重量%)=(固形成分量/仕
込み単量体量)×100
【0046】[ゲル含量]水分散液から乾燥させてえら
れたポリオルガノシロキサン(A)または架橋ポリオル
ガノシロキサン粒子を室温にてトルエンに24時間浸漬
し、12000rpmにて60分間遠心分離してポリオ
ルガノシロキサン(A)または架橋ポリオルガノシロキ
サン粒子中のトルエン不溶分の重量分率(ゲル含量(重
量%))を測定した。
【0047】[平均粒子径]水分散液中のポリオルガノ
シロキサン(A)(粒子)または架橋ポリオルガノシロ
キサン粒子の粒子径を、動的光散乱法によって測定し
た。水分散液中でブラウン運動している粒子にレーザー
光を照射すると、粒子径に応じた揺らぎを示すので、こ
の揺らぎを解析することにより粒子径を算出することが
できる。パシフィック・サイエンティフィック社(PACI
FIC SCIENTIFIC)製のNICOMP MODEL 370粒子径アナ
ライザーを用い、各粒子の体積平均粒子径(nm)を求
めた。
【0048】参考例1(ポリオルガノシロキサン(A)
の水分散液(A−1)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン2
部、ドデシルベンゼンスルホン酸2部および純水300
部をホモミキサーにより10000rpmで10分間撹
拌して水分散液を調製した。この水分散液を、撹拌機、
還流冷却器、チッ素ガス吹込口、単量体追加口および温
度計を備えた5つ口フラスコに仕込み、約30分間かけ
て80℃に昇温後、4時間反応させた。ついで、これを
25℃に冷却して20時間保持したのち、系のpHを水
酸化ナトリウム水溶液で8.2に戻して重合を終了し、
ポリオルガノシロキサン(A)の水分散液(A−1)を
えた。
【0049】参考例2(ポリオルガノシロキサン(A)
の水分散液(A−2)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、p−ビ
ニルフェニルジメトキシメチルシラン1部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸2部および純水300部をホモミキサ
ーにより10000rpmで10分間撹拌して水分散液
を調製した。この水分散液を、撹拌機、還流冷却器、チ
ッ素ガス吹込口、単量体追加口および温度計を備えた5
つ口フラスコに仕込み、約30分間かけて80℃に昇温
後、4時間反応させた。ついで、これを25℃に冷却し
て20時間保持したのち、系のpHを水酸化ナトリウム
水溶液で8.0に戻して重合を終了し、ポリオルガノシ
ロキサン(A)の水分散液(A−2)をえた。
【0050】参考例3(ポリオルガノシロキサン(A)
の水分散液(A−3)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、アリル
ジメトキシメチルシラン1.6部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸1部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
1部および純水200部をホモミキサーにより1000
0rpmで2分間撹拌して水分散液を調製した。さら
に、この水分散液を圧力300kg/cm2に設定した
ホモジナイザーに2回通した。このようにしてえられた
水分散液を、撹拌機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、
単量体追加口および温度計を備えた5つ口フラスコに仕
込み、約30分間かけて80℃に昇温後、4時間反応さ
せた。ついで、これを25℃に冷却して20時間保持し
たのち、系のpHを水酸化ナトリウム水溶液で7.9に
戻して重合を終了し、ポリオルガノシロキサン(A)の
水分散液(A−3)をえた。
【0051】参考例4(ポリオルガノシロキサン(A)
の水分散液(A−4)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン0.5
部、ドデシルベンゼンスルホン酸2.5部および純水3
00部をホモミキサーにより10000rpmで10分
間撹拌して水分散液を調製した。この水分散液を、撹拌
機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、単量体追加口およ
び温度計を備えた5つ口フラスコに仕込み、約30分間
かけて80℃に昇温後、4時間反応させた。ついで、こ
れを25℃に冷却して20時間保持したのち、系のpH
を水酸化ナトリウム水溶液で8.0に戻して重合を終了
し、ポリオルガノシロキサン(A)の水分散液(A−
4)をえた。
【0052】参考例5(ポリオルガノシロキサン(A)
の水分散液(A−5)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン
0.5部、p−ビニルフェニルジメトキシメチルシラン
0.5部、ドデシルベンゼンスルホン酸1部および純水
300部をホモミキサーにより10000rpmで2分
間撹拌して水分散液を調製した。さらに、この水分散液
を圧力300kg/cm2に設定したホモジナイザーに
2回通した。このようにしてえられた水分散液を、撹拌
機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、単量体追加口およ
び温度計を備えた5つ口フラスコに仕込み、約30分間
かけて80℃に昇温後、4時間反応させた。ついで、こ
れを25℃に冷却して20時間保持したのち、系のpH
を水酸化ナトリウム水溶液で8.1に戻して重合を終了
し、ポリオルガノシロキサン(A)の水分散液(A−
5)をえた。
【0053】参考例6(ポリオルガノシロキサンの水分
散液(A−6)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、テトラ
エトキシシラン1部、ドデシルベンゼンスルホン酸2.
5部および純水300部をホモミキサーにより1000
0rpmで10分間撹拌して水分散液を調製した。この
水分散液を、撹拌機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、
単量体追加口および温度計を備えた5つ口フラスコに仕
込み、約30分間かけて80に昇温後、4時間反応させ
た。ついで、これを25℃に冷却して20時間保持した
のち、系のpHを水酸化ナトリウム水溶液で8.0に戻
して重合を終了し、ポリオルガノシロキサンの水分散液
(A−6)をえた。
【0054】参考例7(ポリオルガノシロキサンの水分
散液(A−7)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、ビニル
メチルジエトキシシラン1部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸2部および純水300部をホモミキサーにより10
000rpmで10分間撹拌して水分散液を調製した。
この水分散液を、撹拌機、還流冷却器、チッ素ガス吹込
口、単量体追加口および温度計を備えた5つ口フラスコ
に仕込み、約30分間かけて80℃に昇温後、4時間反
応させた。ついで、これを25℃に冷却して20時間保
持したのち、系のpHを水酸化ナトリウム水溶液で8.
3に戻して重合を終了し、ポリオルガノシロキサンの水
分散液(A−7)をえた。
【0055】参考例8(ポリオルガノシロキサンの水分
散液(A−8)の合成) オクタメチルシクロテトラシロキサン100部、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン
0.05部、ドデシルベンゼンスルホン酸2部および純
水300部をホモミキサーにより10000rpmで1
0分間撹拌して水分散液を調製した。この水分散液を、
撹拌機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、単量体追加口
および温度計を備えた5つ口フラスコに仕込み、約30
分間かけて80℃に昇温後、4時間反応させた。つい
で、これを25℃に冷却して20時間保持したのち、系
のpHを水酸化ナトリウム水溶液で8.1に戻して重合
を終了し、ポリオルガノシロキサンの水分散液(A−
8)をえた。
【0056】参考例1〜8でえられた水分散液(A−
1)〜(A−8)について、ラジカル反応性基の含有
率、重合転化率、平均粒子径およびゲル含量を調べた。
その結果を表1に示す。
【0057】なお、表1中には、ポリオルガノシロキサ
ン((A))中に存在するラジカル反応性基の種類もあ
わせて示した。また、かかるラジカル反応性基の含有率
は、用いたオルガノシロキサンおよびシラン化合物にお
ける全ケイ素原子の量(全ケイ素単位)に対するラジカ
ル反応性基を有するシラン化合物中のケイ素原子の量
(ラジカル反応性基を有するケイ素単位)の割合から算
出した。
【0058】
【表1】
【0059】なお、参考例4では、ラジカル反応性基を
有するシラン化合物として、3官能性のシリル基を有す
るγ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ンを用いてるので、ポリオルガノシロキサン(A)の調
製時に縮合反応による架橋反応が起こり、トルエン不溶
分が生じている。また、参考例6では、ラジカル反応性
基を有するシラン化合物を用いずに多官能のアルコキシ
シラン化合物であるテトラエトキシシランを用いたた
め、ポリオルガノシロキサンの調製時に縮合反応による
架橋反応が起こり、トルエン不溶分が生じている。
【0060】実施例1〜5および比較例1〜3 撹拌機、還流冷却器、チッ素ガス吹込口、単量体追加口
および温度計を備えた5つ口フラスコに、表2に示すポ
リオルガノシロキサン((A))の水分散液を300部
仕込み、チッ素ガス気流下で撹拌しながら60℃に昇温
した。ついで、これに表2に示すラジカル発生剤(B)
を添加し、10分後にナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレート0.4部、エチレンジアミン四酢酸二ナト
リウム0.01部および硫酸第一鉄0.0025部を仕
込み、2時間撹拌して反応を終了し、架橋ポリオルガノ
シロキサン粒子の水分散液をえた。
【0061】えられた水分散液について、平均粒子径お
よびゲル含量を調べた。その結果を表2に示す。
【0062】なお、表2中のラジカル発生剤(B)の量
は、ポリオルガノシロキサン((A))100部に対す
る量であり、また各略号は、以下に示すとおりである。
【0063】t−BPC:tert−ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネート CHP:クメンハイドロパーオキサイド
【0064】
【表2】
【0065】表2に示された結果から、メタクリロイル
オキシ基、ビニルフェニル基およびアリル基の少なくと
も1つを有するポリオルガノシロキサン(A)((A−
1)〜(A−5))は、このようなラジカル反応性基を
有さないもの((A−6))あるいはビニル基を有する
もの((A−7))に比べて、ラジカル反応により架橋
が進行し、高いゲル含量を与えることがわかる。また、
メタクリロイルオキシ基を有していても、その量が0.
1モル%未満のばあい((A−8))は、ほとんど架橋
しないことがわかる。
【0066】また、表1および表2の結果から、実施例
1〜5において、各水分散液中の粒子のラジカル反応後
の平均粒子径は、反応前の平均粒子径と測定誤差内で一
致していることから、本発明の製造法によれば、ラジカ
ル反応により水分散液中で粒子の合一などが起こらず、
架橋ポリオルガノシロキサン粒子が安定に生成すること
がわかる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、特定のラジカル反応性
基を特定量有するポリオルガノシロキサンの水分散液中
でラジカル発生剤を用いてラジカル反応を行なうことに
より、高い架橋効率で架橋ポリオルガノシロキサン粒子
を製造効率よくうることができる。
【0068】また、前記のごとくえられた架橋ポリオル
ガノシロキサン粒子は、従来の技術でえられるものに比
べて、架橋効率が高いことから残存ラジカル反応性基が
少なく、さらに白金触媒や錫触媒などを使用する必要が
ないことから触媒残渣を無視することができるなどとい
う点で有利である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリロイルオキシ基、ビニル
    フェニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1種
    のラジカル反応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位
    の0.1モル%以上含有したポリオルガノシロキサン
    (A)の水分散液中で、ラジカル発生剤(B)にてラジ
    カル反応させてなる架橋ポリオルガノシロキサン粒子。
  2. 【請求項2】 ポリオルガノシロキサン(A)が、オル
    ガノシロキサンと、一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1
    〜6の1価の炭化水素基、Xは炭素数1〜6のアルコキ
    シ基、aは0、1または2、pは1〜6の整数を示す)
    で表わされるシラン化合物(a−1)、一般式(II): 【化2】 (式中、R2は炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Xは
    炭素数1〜6のアルコキシ基、aは0、1または2を示
    す)で表わされるシラン化合物(a−2)および一般式
    (III): 【化3】 (式中、R2は炭素数1〜6の1価の炭化水素基、R3
    炭素数1〜6の2価の炭化水素基、Xは炭素数1〜6の
    アルコキシ基、aは0、1または2を示す)で表わされ
    るシラン化合物(a−3)から選ばれた少なくとも1種
    のラジカル反応性基を有するシラン化合物(a)との縮
    合重合体である請求項1記載の架橋ポリオルガノシロキ
    サン粒子。
  3. 【請求項3】 ラジカル発生剤(B)の量が、ポリオル
    ガノシロキサン(A)100重量部に対して0.05〜
    20重量部である請求項1または2記載の架橋ポリオル
    ガノシロキサン粒子。
  4. 【請求項4】 (メタ)アクリロイルオキシ基、ビニル
    フェニル基およびアリル基から選ばれた少なくとも1種
    のラジカル反応性基を有するケイ素単位を全ケイ素単位
    の0.1モル%以上含有したポリオルガノシロキサン
    (A)の水分散液中で、ラジカル発生剤(B)を用いて
    ラジカル反応を行なう架橋ポリオルガノシロキサン粒子
    の製造法。
JP10159597A 1997-04-18 1997-04-18 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法 Expired - Lifetime JP3701768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159597A JP3701768B2 (ja) 1997-04-18 1997-04-18 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159597A JP3701768B2 (ja) 1997-04-18 1997-04-18 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10292023A true JPH10292023A (ja) 1998-11-04
JP3701768B2 JP3701768B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=14304745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10159597A Expired - Lifetime JP3701768B2 (ja) 1997-04-18 1997-04-18 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701768B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235874A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kaneka Corp 硬化性組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235874A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kaneka Corp 硬化性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3701768B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5188899A (en) Silica-core silicone-shell particles, emulsion containing the same dispersed therein, and process for producing the emulsion
JP5546384B2 (ja) ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体、それを含有する樹脂組成物およびポリオルガノシロキサンエマルジョンの製造方法
US5523365A (en) Graft copolymers of organopolysiloxanes as free radical macroinitiators
JPS63202631A (ja) 微粒状多相重合体組成物およびその製造方法
CA2432917A1 (en) Graft copolymers and impact-resistant, flame-retardant resin compositions containing same
EP0943635A1 (en) Graft copolymer particles and thermoplastic resin compositions
US6339127B1 (en) Aqueous emulsion containing silicone rubber particles and process for preparing the same
JP3685640B2 (ja) 難燃性樹脂を含有する難燃性樹脂組成物
JP2007512411A (ja) シリコーンポリマーおよび有機ポリマー含有のアロイおよび/またはハイブリッドエマルジョン組成物
US5629388A (en) Process for producing polydiorganosiloxane based graft copolymers
US6545116B1 (en) Flame retardant for thermoplastic resin and flame-retardant resin composition
JPH10292023A (ja) 架橋ポリオルガノシロキサン粒子およびその製造法
WO2004096877A1 (ja) 後周期遷移金属錯体系の配位重合触媒によるポリオレフィン系グラフト共重合体とその製造方法
JP3951135B2 (ja) 建材用エマルジョン組成物及び建材物
JP2022131528A (ja) 酢酸ビニル・シリコーン共重合樹脂及びその製造方法
JPH02308806A (ja) ポリフルオロオレフィン―ポリオルガノシロキサングラフト共重合体およびその製造方法
JP2000264968A (ja) ポリオルガノシロキサン系ラテックスの製造方法。
JPH11148009A (ja) シリコーンゴム系粒子およびその製造方法
JP2005036187A (ja) 建材用エマルジョン組成物
JP2005075996A (ja) ポリオレフィン系グラフト共重合体およびその製造方法
JP2005036048A (ja) 後周期遷移金属錯体系の配位重合触媒によるポリオレフィン系グラフト共重合体の製造方法
JP2001172340A (ja) 樹脂組成物及びその用途
JPH11116813A (ja) オルガノシロキサン系グラフト共重合体粒子の製造法
JP2024058088A (ja) シリコーン・酢酸ビニル共重合樹脂を含む樹脂組成物及びその製造方法
JPH01115912A (ja) シロキサン変性アクリルポリマーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term