JPH10291675A - シート搬送装置および画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像読取装置および画像形成装置

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JPH10291675A
JPH10291675A JP9114278A JP11427897A JPH10291675A JP H10291675 A JPH10291675 A JP H10291675A JP 9114278 A JP9114278 A JP 9114278A JP 11427897 A JP11427897 A JP 11427897A JP H10291675 A JPH10291675 A JP H10291675A
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JP
Japan
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roller
sheet
cleaning member
transport roller
conveying
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JP9114278A
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Yoshikatsu Yamaguchi
善功 山口
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でシート搬送性能の低下の防止を
図り、品質性に優れたシート搬送装置および画像読取装
置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 搬送ローラ1に対して、ローラとの接触
部がブラシ状になったクリーニング部材2を搬送ローラ
1の軸方向の全長にわたって搬送ローラ1の表面に接触
させるように構成されている。また、クリーニング部材
2は、ブラシ部を固定している支持部材8を搬送ローラ
1と平行になるよう固定することで、搬送ローラ1との
軸間の距離を一定に保つようにし、さらに、搬送ローラ
1の表面は、回転方向に対してある一定の角度を保つよ
う螺旋状に溝11を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などの、シート
上に画像を形成したり、原稿の画像を読み取る、画像形
成装置や画像読取装置に関し、特に、これらの装置に備
えられる、シートを搬送するための搬送ローラをクリー
ニングするクリーニング部材を備えたシート搬送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置、ある
いは、画像読取装置としては、例えば、複写機、プリン
タ、あるいは、ファクシミリ装置などがある。
【0003】複写機は、画像形成装置、および、画像読
取装置としての機能を備えており、一般的に、原稿等の
画像を読み取る機能を備え、読み取った画像情報に基づ
いてシートに画像を形成するものであるが、近年では、
通信機能等を備えて外部から送られる画像情報を入力す
る機能を備えた複写機もある。
【0004】また、プリンタは、画像形成装置としての
機能を備えたもので、一般的に外部の装置、例えば、コ
ンピュータなどの装置から送られる画像情報に基づいて
シートに画像を形成するものである。
【0005】ファクシミリ装置は、画像形成装置、およ
び、画像読取装置としての機能を備えており、一般的に
原稿等の画像を読み取る機能、および、通信機能を備
え、読み取った画像情報を外部へ送り、また、外部から
送られた情報に基づいてシートに画像を形成するもので
ある。
【0006】これらの画像形成装置および画像読取装置
には、画像形成部へシートを送るため、あるいは、画像
読取部へシートを送るために、各部にシート搬送経路を
有し、シート搬送経路中に、シートを搬送するためのロ
ーラが複数設けられている。
【0007】そして、これらの搬送ローラは、一般的に
ローラ部をゴムで形成し、その表面の摩擦力によってシ
ートを搬送するものであるが、シートの搬送を続ける
と、その表面上にシートである紙の紙粉や埃などが付着
して、摩擦力が低下してしまい搬送力が低下してしま
う。
【0008】そこで、従来技術では、紙粉や埃などが付
着しやすい位置に配置された搬送ローラや、搬送力が低
下すると画像形成等の品質に影響を及ぼしてしまう位置
に配置された搬送ローラに対して、ブラシ等のクリーニ
ング部材を摺接させて、搬送ローラの表面をクリーニン
グしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0010】上述のように、搬送ローラにクリーニング
部材を摺接させるクリーニング方法では表面から除去し
た紙粉などの付着物がクリーナに付着したまま搬送ロー
ラ表面に接する状態になり、ローラ表面に再付着するな
どクリーニングの効果が十分には得られない。
【0011】特に、近年は、搬送するシートとして、普
通紙の他に葉書や封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の
特殊シート等、対応するシートの種類も多様化してお
り、普通紙よりも特殊シート使用時には搬送性能が低下
しやすくなっている。
【0012】これは、特殊シートの表面性やサイズ等に
より、搬送ローラのグリップ力が低下するためである
(特殊シートの表面の摩擦力が低いなどのためであ
る)。
【0013】したがって、上述のように搬送ローラ表面
に紙粉などが付着して、ローラ表面の摩擦力が低下する
と一層シートの搬送に影響を及ぼしてしまっていた。
【0014】また、近年プリンタの印字品位の向上に伴
って、より高精細の画像を得るための特殊媒体として、
インクの発色性を高め、にじみを抑える等の記録文字画
像高精細化に効果を発揮する特殊な薬品で表面コートし
た特殊シートが使われるようになった。
【0015】この種の媒体の使用により、特殊シート表
面から飛散する薬品の微細粒子が搬送ローラ表面に付着
することで、通常の紙粉の影響よりも著しく搬送ローラ
のグリップ力が低下する。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡単
な構成でシート搬送性能の低下の防止を図り、品質性に
優れたシート搬送装置および画像読取装置および画像形
成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、摩擦力を付与してシートを搬送す
る搬送ローラと、該搬送ローラの表面の付着物を除去す
るクリーニング部材と、を備えたシート搬送装置におい
て、前記搬送ローラに、前記クリーニング部材により除
去される付着物を受け入れる溝を設けたことを特徴とす
る。
【0018】したがって、搬送ローラの表面に付着した
付着物が除去されると共に、付着物は溝に掃き落とさ
れ、また、クリーニング部材に付着した付着物も溝によ
りかき落とされるので、搬送ローラの表面に付着物が再
付着してしまうことが防止され、搬送ローラの表面の摩
擦力が維持される。
【0019】前記溝は、前記搬送ローラの円周方向の全
周にわたって設けられるとよい。
【0020】前記溝は、前記搬送ローラ表面に沿って螺
旋状に設けられるとよい。
【0021】また、前記溝は、前記搬送ローラの軸方向
に所定の間隔で複数設けられることもできる。
【0022】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
の軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面に摺接すると
よい。
【0023】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
に設けられた溝と溝との間隔のうち最も長い間隔よりも
長い距離だけ、搬送ローラの軸方向に往復移動するとよ
い。
【0024】したがって、搬送ローラの全表面に対して
再付着が防止される。
【0025】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
の軸に設けられたカム機構によって搬送ローラの軸方向
に往復移動するとよい。
【0026】また、前記クリーニング部材は、前記搬送
ローラの軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面を摺接
するように移動可能に設けられることもできる。
【0027】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
の軸方向に平行に設けられたリードスクリュー上に取り
付けられ、該リードスクリューを正逆回転させること
で、前記搬送ローラの軸方向の全長にわたって搬送ロー
ラ表面を摺接するとよい。
【0028】前記クリーニング部材は、ブラシであると
よい。
【0029】また、上記目的を達成するために本発明の
画像読取装置にあっては、上記のシート搬送装置によっ
て搬送される原稿シートの原稿画像を読み取る読取手段
を備えるとよい。
【0030】さらに、上記目的を達成するために本発明
の画像形成装置にあっては、上記のシート搬送装置によ
って搬送されるシート上に、画像を形成する画像形成手
段を備えるとよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0032】(第1の実施の形態)図1および図2には
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置につい
て示されている。図1は本発明の第1の実施の形態に係
るシート搬送装置を説明する概略構成図であり、図2は
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置の要部
の概略構成図である。
【0033】本実施の形態では、インクジェット方式に
より画像を形成させる画像形成手段を備えた画像形成装
置に適用した場合について示されている。
【0034】図1には、その画像形成装置に適用された
シート搬送装置の周辺の概略構成図が示されている。
【0035】図に示したように、シート搬送装置は、概
略、搬送ローラ1と、搬送ローラ1の対向する位置に配
置されて搬送ローラ1の回転に従動する従動ローラ3
と、搬送ローラ1のローラ表面をクリーニングするクリ
ーニング部材2とから構成されている。
【0036】そして、不図示の給送装置(給紙装置)に
より送られるシートは、プラテン7のガイドに沿って送
られて、搬送ローラ1と従動ローラ3に挟持されて、搬
送ローラ1の回転により、搬送ローラ1の表面から摩擦
力を付与されて、さらに、下流へと搬送される。
【0037】そして、画像形成手段を構成する記録ヘッ
ド6によってシートの表面に画像が形成される。
【0038】その後、シートは、排送ローラ(排紙ロー
ラ)4と、排送ローラ4の回転に従動する拍車5によっ
て、装置外部へと排出される。
【0039】搬送ローラ1のローラ表面には、紙粉や特
殊コート紙などの薬品の微細粒子が付着してもクリーニ
ング部材2により除去される構成となっている。
【0040】次に、本実施の形態の形態の特徴であるシ
ート搬送装置について、特に、図2を参照してより詳し
く説明する。
【0041】図に示したように、搬送ローラ1に対し
て、ローラとの接触部がブラシ状になったクリーニング
部材2を搬送ローラ1の表面に接触させる。
【0042】この際に、クリーニング部材2は、搬送ロ
ーラ1の軸方向の全長にわたって搬送ローラ1の表面に
接触させるように構成されている。
【0043】また、クリーニング部材2は、ブラシ部を
固定している支持部材8を搬送ローラ1と平行になるよ
う固定することで、搬送ローラ1との軸間の距離を一定
に保つようにしている。
【0044】さらに、搬送ローラ1の表面は、回転方向
に対してある一定の角度を保つよう螺旋状に溝11を有
している。
【0045】搬送ローラ1が不図示の駆動手段により回
転することで、上述のようにクリーニング部材2の先端
により除去される、紙粉や特殊コート紙などの薬品の微
細粒子などの付着物は、溝11に掃き落とされ、同時に
クリーニング部材先端にたまった付着物も搬送ローラ1
表面の溝11にかき落とされる。
【0046】以上のような構成によって、搬送ローラ1
表面の溝11を螺旋状に切っているために搬送ローラ1
の有効範囲全域において、搬送ローラ1回転中に少なく
とも1度はクリーニング部材2がローラ表面上の溝11
を通過するため、搬送ローラ1全体に対して、除去され
た付着物が再付着するようなことはなく、クリーニング
効果が高まり、簡単な構成でシート搬送性能の低下の防
止を図ることができる。
【0047】(第2の実施の形態)図3には、本発明の
第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形
態では、搬送ローラのローラ表面に螺旋状の溝を設ける
構成が示されていたが、本実施の形態では、周方向の溝
を軸方向に複数設け、クリーニング部材を軸方向に往復
移動させる構成を示している。その他の構成および作用
については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成
部分については同一の符号を付して、その説明は省略す
る。
【0048】図3は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ート搬送装置の要部の概略構成図である。
【0049】図に示したように、搬送ローラ1の表面に
は軸方向に等間隔のピッチで複数の周方向の溝12が設
けられている。
【0050】この搬送ローラ1の軸には、搬送ローラ1
の側面に円盤状のカム83が固定されており、ローラ軸
の回転と共にカム83も回転するようになっている。
【0051】クリーニング部材2は搬送ローラ1に接触
するように支持部材81により支えられ、また、支持部
材81はローラ軸に対してスライド自在に構成されてお
り、支持部材81のスライド部82の内方端面にカム8
3と係合するようなカムフォロア84を設けると共に、
スライド部82の外方端面に、支持部材81を内方に向
けて付勢するバネ85が配置されている。
【0052】この円盤状のカム83には搬送ローラ1の
軸の回転中心を基準として円周方向にサイン波形状のカ
ム面が設けられている。
【0053】したがって、搬送ローラ1が不図示の駆動
手段により回転すると、軸に固定されたカム83が回転
し、カムフォロア84がこのカム83に従動して軸方向
に往復運動を行い、これによりクリーニング部材2がこ
の振幅の分だけローラ軸方向に往復運動することにな
る。
【0054】この運動によりブラシ状のクリーニング部
材2が搬送ローラ1の表面のクリーニングを行うことに
なる。
【0055】この軸方向の往復運動の周期、振幅はカム
83に設けられた円周方向の曲線の形状と接触するカム
83の位置により変化させることができる。
【0056】本実施の形態では、振幅(クリーニング部
材2の往復する片道の距離)を搬送ローラ表面の溝のピ
ッチより大きくしているので、ローラ表面全体に対して
紙粉等の付着物は確実に溝に掃き落とされるため、上述
の第1の実施の形態と同様に、除去された付着物が再付
着するようなことはなく、クリーニング効果が高まり、
簡単な構成でシート搬送性能の低下の防止を図ることが
できる。
【0057】なお、本実施の形態では、溝12を軸方向
に等間隔のピッチで設ける構成としたが、所望により適
当なピッチで溝を設けてもよく、その場合には、これら
の間隔のうち最も長い間隔よりも長い距離分だけ、振幅
(クリーニング部材2の往復する片道の距離)を設定す
ることで、ローラ表面全体に対して適正にクリーニング
することができる。
【0058】(第3の実施の形態)図4には、本発明の
第3の実施の形態が示されている。上記の実施の形態で
は、クリーニング部材を搬送ローラの軸方向の全長にわ
たって搬送ローラの表面に接触させる構成を示したが、
本実施の形態では、クリーニング部材を搬送ローラの軸
方向の全長にわたって搬送ローラの表面上を移動する構
成を示している。その他の構成および作用については上
述の実施の形態と同一なので、同一の構成部分について
は同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0059】図4は本発明の第3の実施の形態に係るシ
ート搬送装置の要部の概略構成図である。
【0060】図に示したように、搬送ローラ1の表面に
は上述の第2の実施の形態と同様に所定のピッチで複数
の溝12が設けられている。
【0061】そして、軸方向に任意の長さのブラシ状の
クリーニング部材21をリードスクリュー86に取り付
けることで、クリーニング部材21はリードスクリュー
86に沿って移動可能に構成されている。
【0062】また、クリーニング部材21が搬送ローラ
1に接触した状態を保てる位置に、リードスクリュー8
6を搬送ローラ回転軸に平行に取り付けている。
【0063】このリードスクリュー86をタイミングベ
ルト87を介してモータ88により回転させることでク
リーニング部材21を移動させるとともに、不図示のセ
ンサーによりクリーニング部材21の位置や搬送ローラ
1の範囲を検知しながらモータ88の正逆転により往復
運動を行わせることで、搬送ローラ1の表面をクリーニ
ングする。
【0064】これにより搬送ローラ1の有効範囲全域を
クリーニングし、搬送ローラ表面の紙粉等の付着物を溝
12に掃き落とすことで、上述の第1の実施の形態と同
様に、除去された付着物が再付着するようなことはな
く、クリーニング効果が高まり、簡単な構成でシート搬
送性能の低下の防止を図ることができる。
【0065】なお、シートの搬送中はクリーニング部材
21を搬送ローラ1と接触しない場所に退避させ、所定
のタイミングでクリーニング部材21を移動させてクリ
ーニングを行わせてもよい。
【0066】これにより、クリーニング部材21のブラ
シ先端と搬送ローラ1が随時接触していないため、ブラ
シや搬送ローラの傷み、磨耗が少なく部品の耐久性が向
上する。
【0067】また、本実施の形態では、クリーニング部
材21の移動手段としてリードスクリュー86を用いた
が、搬送ローラ1に沿って平行に張り渡されたタイミン
グベルトにクリーニング部材21を固定しクリーニング
部材21を移動させる構成も、もちろん可能である。
【0068】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
においては、クリーニング部材としてブラシ状のものを
例にとって説明したが、スポンジや可撓性のシート材を
用いたクリーニング部材としてもよい。
【0069】また、上述の実施の形態においては、イン
クジェット方式の画像形成装置にシート搬送装置を適用
した場合について示したが、その他の装置のシート搬送
装置として適用することもできることは言うまでもな
い。
【0070】以下に、画像形成装置の一例として、レー
ザープリンタの場合、および、画像読取装置と画像形成
装置とを兼ね備えた装置の一例として複写機の場合に適
用する態様について説明する。
【0071】まず、図5を参照してレーザープリンタの
場合について説明する。
【0072】図5はレーザープリンタの概略構成図であ
る。
【0073】まず、レーザープリンタについて概略を説
明すると、図に示したように、レーザープリンタ100
は、得られた画像情報に基づいたレーザーLをレーザー
スキャナー101によって発射し、プロセスカートリッ
ジ102に内蔵された感光ドラム103上にレーザーL
を照射する。
【0074】すると、感光ドラム103上には潜像が形
成され、プロセスカートリッジ102によって、この潜
像がトナーにより現像化される。
【0075】一方、シート積載板104上に積載された
シートSが、給送ローラ105、および、分離パッド1
06によって一枚づつ分離されながら給送され、搬送ロ
ーラ107によって、さらに下流側に搬送され、この搬
送されたシート上に、上述の感光ドラム103上に形成
されたトナーによる現像が転写ローラ108によって転
写される。
【0076】そして、この未定着のトナー像が形成され
たシートは、さらに下流側に搬送され、定着装置109
によってトナー像が定着されて、その後、排出ローラ1
10によって機外に排出される。
【0077】以上のようにレーザープリンタ100には
シートの搬送経路が備えられるが、例えば搬送ローラ1
07に上述の第1〜第3の実施の形態の構成を適用する
ことができる。
【0078】次に、図6を参照して複写機の場合につい
て説明する。
【0079】図6は複写機の概略構成図である。
【0080】まず、複写機について概略を説明すると、
図に示したように、複写機200は、概略、原稿シート
S1を画像読取部へ搬送するASF(オートシートフィ
ーダ)と、読み取った画像情報をシート上に画像形成を
行う画像形成装置部Cとから構成されている。
【0081】ASFに複数載置された原稿シートS1
は、分離ローラ201によって一枚づつ分離されて、給
送ローラ202によって原稿読取部へ給送される。
【0082】そして、照明203によって光が照射され
て読み取られた画像光は複数の反射鏡等により感光ドラ
ム204に導かれる。
【0083】すると、感光ドラム204上には読み取っ
た画像の潜像が形成され、その後、現像器205によっ
て潜像が現像化される。
【0084】一方、シート積載部206に積載されたシ
ートS2は、分離ローラ207によって一枚づつ分離さ
れて搬送ローラ208によってさらに搬送され、シート
S2上に、上述の感光ドラム204上に形成された現像
が転写ローラ209によって転写され、さらに搬送され
て排出ローラ210によって装置外部へと排出される。
【0085】以上のように複写機200にはシートの搬
送経路が備えられるが、例えば給送ローラ202や搬送
ローラ208に上述の第1〜第3の実施の形態の構成を
適用することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明のシート搬送装置は、搬送ローラ
に、クリーニング部材により除去される付着物を受け入
れる溝を設けたことによって、搬送ローラ表面の付着物
が除去されると共に、付着物は溝に掃き落とされ、ま
た、クリーニング部材に付着した付着物も溝によりかき
落とされるので、搬送ローラの表面に付着物が再付着し
てしまうことが防止され、搬送ローラの表面の摩擦力が
維持されるので、簡単な構成でシート搬送性能の低下の
防止を図ることができ、品質性が向上する。
【0087】溝は、搬送ローラの円周方向の全周にわた
って設けることで、適正に付着物の再付着を防止するこ
とができ、搬送ローラ表面に沿って螺旋状に設けたり、
搬送ローラの軸方向に所定の間隔で複数設けることがで
きる。
【0088】クリーニング部材を、搬送ローラの軸方向
の全長にわたって搬送ローラ表面に摺接させれば、搬送
ローラの全表面をクリーニングすることができる。
【0089】クリーニング部材を、搬送ローラに設けら
れた溝と溝との間隔のうち最も長い間隔よりも長い距離
だけ、搬送ローラの軸方向に往復移動させれば、搬送ロ
ーラの全表面に対して付着物の再付着を防止することが
できる。
【0090】なお、クリーニング部材は、搬送ローラの
軸に設けられたカム機構によって搬送ローラの軸方向に
往復移動させることができる。
【0091】また、クリーニング部材を、搬送ローラの
軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面を摺接するよう
に移動可能に設けることによっても、搬送ローラの全表
面をクリーニングすることができる。
【0092】なお、クリーニング部材は、搬送ローラの
軸方向に平行に設けられたリードスクリュー上に取り付
けて、該リードスクリューを正逆回転させることで、搬
送ローラの軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面を摺
接させることができる。
【0093】クリーニング部材は、ブラシとすることが
できる。
【0094】なお、これらの品質性に優れたシート搬送
装置を画像読取装置や画像形成装置に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
搬送装置を説明する概略構成図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
搬送装置の要部の概略構成図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係るシート
搬送装置の要部の概略構成図である。
【図4】図4は本発明の第3の実施の形態に係るシート
搬送装置の要部の概略構成図である。
【図5】図5はレーザープリンタの概略構成図である。
【図6】図6は複写機の概略構成図である。
【符号の説明】
1,107,208 搬送ローラ 11 (螺旋状)溝 12 (周方向)溝 2,21 クリーニング部材 3 従動ローラ 6 記録ヘッド 8,81 支持部材 82 スライド部 83 カム 84 カムフォロア 85 バネ 86 リードスクリュー 87 タイミングベルト 88 モータ 202 給送ローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦力を付与してシートを搬送する搬送ロ
    ーラと、該搬送ローラの表面の付着物を除去するクリー
    ニング部材と、を備えたシート搬送装置において、 前記搬送ローラに、前記クリーニング部材により除去さ
    れる付着物を受け入れる溝を設けたことを特徴とするシ
    ート搬送装置。
  2. 【請求項2】前記溝は、前記搬送ローラの円周方向の全
    周にわたって設けられることを特徴とする請求項1に記
    載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】前記溝は、前記搬送ローラ表面に沿って螺
    旋状に設けられることを特徴とする請求項1または2に
    記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】前記溝は、前記搬送ローラの軸方向に所定
    の間隔で複数設けられることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
    の軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面に摺接するこ
    とを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のシー
    ト搬送装置。
  6. 【請求項6】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
    に設けられた溝と溝との間隔のうち最も長い間隔よりも
    長い距離だけ、搬送ローラの軸方向に往復移動すること
    を特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
    の軸に設けられたカム機構によって搬送ローラの軸方向
    に往復移動することを特徴とする請求項6に記載のシー
    ト搬送装置。
  8. 【請求項8】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
    の軸方向の全長にわたって搬送ローラ表面を摺接するよ
    うに移動可能に設けられることを特徴とする請求項1,
    2,3または4に記載のシート搬送装置。
  9. 【請求項9】前記クリーニング部材は、前記搬送ローラ
    の軸方向に平行に設けられたリードスクリュー上に取り
    付けられ、該リードスクリューを正逆回転させること
    で、前記搬送ローラの軸方向の全長にわたって搬送ロー
    ラ表面を摺接することを特徴とする請求項8に記載のシ
    ート搬送装置。
  10. 【請求項10】前記クリーニング部材は、ブラシである
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載
    のシート搬送装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれか一つに記載
    のシート搬送装置によって搬送される原稿シートの原稿
    画像を読み取る読取手段を備えたことを特徴とする画像
    読取装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至10のいずれか一つに記載
    のシート搬送装置によって搬送されるシート上に、画像
    を形成する画像形成手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
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