JP5092981B2 - 画像読取装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
原稿の画像を読み取る画像読取装置としては、コンタクトガラス(スリットガラス)上を通過する原稿に、スリットガラスの下方に配置された線状光源からの光を照射して、原稿からの反射光に基づいて原稿の画像を読み取るシートスルー方式と、プラテンガラス上に載置される原稿に対して、プラテンガラスの下面に沿って線状光源および反射ミラーをスライドさせ、原稿からの反射光をラインセンサーにまで導いて原稿の画像を読み取るミラースキャン方式とがある。ミラースキャン方式の画像読取装置では、線状光源を、プラテンガラスの下面に沿ってスライドさせる必要があるのに対して、シートスルー方式の画像読取装置では、原稿がスリットガラス上を通過するために線状光源をスライドさせる必要がなく、装置を小型化することができ、低コスト化することができるとともに生産性を向上させることができる。加えて、線状光源がスライドすることによって騒音が発生するおそれもない。なお、両方式が採用された画像読取装置も開発されている。
しかしながら、反面、シートスルー方式の画像読取装置では、スリットガラス上を通過する原稿がスリットガラスに摺接するために、原稿の紙粉、周囲の塵埃等がスリットガラスに付着しやすいという問題がある。スリットガラスに紙粉、塵埃等が付着して汚れると、この汚れが、たとえ点状であっても、原稿を読み取るときに、この汚れを常時読み取るために、得られた画像データから再現された画像に原稿の搬送方向に連続する筋状のノイズが発生するという問題がある。
また、原稿は、通常、各種「紙」に情報が記載されているために、原稿がスリットガラスに摺接するシートスルー方式の画像読取装置では、紙粉の発生を回避することが困難であり、スリットガラスに紙粉が付着することを確実に防止することは容易でない。特に、原稿に使用される「紙」の種類、使用される環境等によっては、紙粉、塵埃等が発生しやすくなる場合もある。このような状況において、画像データに筋ノイズが発生することを確実に防止する技術が求められている。
特許文献1には、コンタクトガラス上に付着する紙粉、塵埃等を除去する構成を有するシートスルー方式の画像読取装置が開示されている。図10は、特許文献1に開示された画像読取装置の概略構成図である。この画像読取装置は、2組の搬送ローラ対81および83によって搬送される原稿がコンタクトガラス86上を通過する際に、原稿照明手段82aおよび受光素子82bを有する読取センサ82によって原稿情報を読み取る構成になっている。コンタクトガラス86上には、原稿情報の読み取り時における線状光源のシェーディング補正に使用される白色ローラ84が設けられている。白色ローラ84の外周面は白色基準情報を読み取るための白色基準面になっている。白色ローラ84の外周部には、主走査方向(読取センサ82の長手方向)に沿った1本の弾性部材84aが、コンタクトガラス86の略全長にわたって設けられている。
このような構成の画像読取装置では、コンタクトガラス86上を原稿が通過する際には、白色ローラ84が回転されて、コンタクトガラス86上を通過する原稿をコンタクトガラス86に押し付けるようになっている。また、コンタクトガラス86表面に付着する紙粉、塵埃等を除去する場合には、原稿が搬送されていない間に白色ローラ84が回転される。これにより、弾性部材84aがコンタクトガラス86に圧接状態で摺動されて、コンタクトガラス86の表面に付着した紙粉、塵埃等が除去される。弾性部材84aは、コンタクトガラス86の表面に圧接されることによって紙粉、塵埃等を除去できるように、フェルト材、発泡材、布等によって形成されている。
また、特許文献1には、図11に示すように、白色ローラ84に設けられた弾性部材84aがコンタクトガラス86に圧接された場合に白色ローラ84の外周面と同一面になるように、弾性部材84aを所定の弾力性を有する材質として、弾性部材84aがコンタクトガラス86に圧接された場合にも白色ローラ84を円滑に回転させる構成も開示されている。
特開2000−270152号公報
上記特許文献1では、白色ローラ84に、主走査方向に沿った1本の弾性部材84aを設けて、白色ローラ84の回転によって弾性部材84aをコンタクトガラス86に圧接させて、コンタクトガラス86の表面に付着した紙粉、塵埃等を除去する構成であるために、白色ローラ84の回転トルクが大きくなり、白色ローラ84を回転させるためのモータ等の駆動装置に大きな負荷が加わるおそれがある。また、図11に示すように、弾性部材84aを白色ローラ84の外周面と同一面になるように変形させる構成では、弾性部材84aをコンタクトガラス86に対して強い力で圧接する必要があり、これによっても、白色ローラ84の回転トルクが増大するおそれがある。
さらには、1本の弾性部材84aによってコンタクトガラス86の表面から紙粉、塵埃等を除去する構成であるために、コンタクトガラス86表面から舞い上がった紙粉、塵埃等がコンタクトガラス86の表面に舞い戻って再付着するおそれがある。この場合には、1本の弾性部材84aでは、コンタクトガラス86に再付着する紙粉、塵埃等を除去するために白色ローラ84を再度回転させる必要があり、作業効率が低下する。コンタクトガラス86の表面から紙粉、塵埃等が舞い上がることを防止するためには、1本の弾性部材84aの幅を大きくしてコンタクトガラス86との接触面積を、より増加させる方法、あるいは、弾性部材84aを強くコンタクトガラス86に圧接させる方法が考えられる。しかし、これらの場合には、白色ローラ84の回転トルクがさらに増大し、白色ローラ84を回転させるためのモータ等に大きな負荷が加わるために、より大型のモータを使用する必要が生じるなど、駆動装置がさらに大型化するおそれがある。
また、コンタクトガラス86上を原稿が通過する場合には、白色ローラ84の回転によって原稿をコンタクトガラス86に圧接する構成になっており、白色ローラ84の外周面に設けられた弾性部材84aが原稿に対して強く圧接することになる。これにより、原稿の搬送速度が不安定になり、駆動装置における負荷が変動して、読み取られた画像データにピッチムラが発生するおそれもある。
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、その目的は、駆動装置の負荷を軽減して、コンタクトガラスに付着する紙粉、塵埃等を確実に除去することができ、しかも、原稿の搬送速度が不安定になるおそれのない画像読取装置およびこれを備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、線状光源から照射される光を、該線状光源に沿って長板状に形成されたコンタクトガラスを介して該コンタクトガラス上を通過する原稿に照射して、該原稿からの反射光に基づいて該原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、前記コンタクトガラス上に回転可能に配置された清掃用回転体を備え、該清掃用回転体は、前記コンタクトガラスに対向して配置され、該コンタクトガラスに対向する回転中心軸を中心として該コンタクトガラスと非接触な状態で回転する回転体本体部と、該回転体本体部の回転方向に所定の間隔をあけて該回転体本体部の軸方向に沿って取り付けられた一対の清掃部材と、を有し、前記一対の清掃部材は、前記回転体本体部の回転方向下流側に位置する第1清掃部材と、前記回転体本体部の回転方向上流側に位置する第2清掃部材とであり、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれの先端部が前記回転体本体部の回転によって前記コンタクトガラスに接触して撓み、前記回転体本体部の回転によって、前記第1清掃部材が前記コンタクトガラスに接触した後に、前記第1清掃部材が前記コンタクトガラスとの接触を解消する前に前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触する位置関係に、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、線状光源から照射される光を、該線状光源に沿って長板状に形成されたコンタクトガラスを介して該コンタクトガラス上を通過する原稿に照射して、該原稿からの反射光に基づいて該原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、前記コンタクトガラス上に回転可能に配置された清掃用回転体を備え、該清掃用回転体は、前記コンタクトガラスに対向して配置され、該コンタクトガラスに対向する回転中心軸を中心として該コンタクトガラスと非接触な状態で回転する回転体本体部と、該回転体本体部の回転方向に所定の間隔をあけて該回転体本体部の軸方向に沿って取り付けられた一対の清掃部材と、を有し、前記一対の清掃部材は、前記回転体本体部の回転方向下流側に位置する第1清掃部材と、前記回転体本体部の回転方向上流側に位置する第2清掃部材とであり、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれの先端部が前記回転体本体部の回転によって前記コンタクトガラスに接触して撓み、前記回転体本体部は、前記回転中心軸に平行な平坦面と該回転中心軸を中心とした外周面とによって囲まれた断面D字状の軸体であって、前記平坦面に前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが取り付けられていることを特徴とする
また、本発明に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、該画像読取装置によって読み取られた画像のデータに基づいて記録シート上に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像読取装置では、コンタクトガラスとは非接触な状態で回転する回転体本体部に、一対の清掃部材が回転方向に対して所定の間隔をあけて取り付けられて、それぞれの清掃部材がコンタクトガラスに対して個別に接触して撓む構成になっていることから、回転体本体部を回転させる駆動装置に加わる負荷は、各清掃部材のそれぞれがコンタクトガラスに圧接しているときにそれぞれ分散されることになる。しかも、それぞれの清掃部材がコンタクトガラスから受ける力は、一対の清掃部材が回転方向に対して間隙をあけることなく一体的に設けられているとした場合に、その一体となった清掃部材が撓むためにコンタクトガラスから受ける力よりも小さくなる。その結果、回転体本体部の駆動装置に加わる負荷を軽減することができる。また、清掃用回転体の回転方向下流側に配置された清掃部材によってコンタクトガラスから除去される紙粉、塵埃等が舞い上がった後に、再度、コンタクトガラスに付着しても、清掃用回転体の回転方向上流側に配置された清掃部材によって除去できるために、作業効率および作業性を向上させることができる。
ましくは、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれがブラシであることを特徴とする。
ましくは、前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触したときの圧接力が、前記第1清掃部材の前記コンタクトガラスに接触したときの圧接力よりも大きくなっていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが同じ長さであり、前記第1清掃部材が、前記回転体本体部における半径方向に沿った直線に対して角度αで傾斜し、前記第2清掃部材が、前記回転体本体部における半径方向に沿った直線に対して角度β(但し、αおよびβのいずれも、該半径方向に沿った直線に対して該回転体本体部の回転方向下流側に位置する場合を+、上流側に位置する場合を−とし、かつ、α−β<0)で傾斜していることを特徴とする。
好ましくは、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とは、それぞれ、前記回転体本体部の前記平坦面に対して垂直になっていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1清掃部材が前記第2清掃部材よりも長くなっていることを特徴とする。
好ましくは、前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触したときの撓み量が、前記第1清掃部材の前記コンタクトガラスに接触したときの撓み量よりも大きくなっていることを特徴とする。
好ましくは、前記回転体本体部の前記外周面は、前記原稿が前記コンタクトガラス上を通過するときに、前記コンタクトガラスに所定の間隔をあけて対向されることを特徴とする。
好ましくは、前記回転体本体部の前記外周面が白色基準面になっていることを特徴とする。
好ましくは、前記回転体本体部の前記外周面は、前記線状光源のシェーディング補正時に、前記コンタクトガラスに所定の間隔をあけて対向されることを特徴とする。
以下、本発明に係る画像読取装置が設けられた画像形成装置の実施の形態を、MFP(Multi Function Peripheral)装置を例にして説明する。
図1は、本実施の形態に係るMFP装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、MFP装置は、画像読取装置1と、画像形成装置2と、給紙装置3とを備えている。画像読取装置1は、上面にスリットガラス13およびプラテンガラス16が設けられた画像読取部10と、この画像読取部10の上方に設けられた自動原稿搬送部(ADF: Automatic Document Feeder)40とを備えている。
自動原稿搬送部40は、原稿給紙トレイ40aに載置された原稿を1枚ずつ画像読取部10のスリットガラス13上へ搬送して、スリットガラス13上を通過させる。スリットガラス13上を通過した原稿は原稿排紙トレイ40b上に排出される。画像読取部10は、自動原稿搬送部40によってスリットガラス13上に搬送される原稿の画像面、または、プラテンガラス16上に載置された原稿の画像面に、線状光源である蛍光灯11からの光を照射し、原稿の画像面からの反射光を縮小光学系15を介してラインセンサー12に照射する。これにより、ラインセンサー12からは原稿画像に対応した画像データが出力される。蛍光灯11としては、通常、キセノンランプのような希ガス蛍光灯、外面電極蛍光灯等が使用される。
画像形成装置2は、画像読取部10のラインセンサー12から出力される画像データ等に基づいて画像を形成するものであり、中間転写ベルト22と、作像部23Y、23M、23C、23Kとを備えている。
作像部23Y、23M、23C、23Kは中間転写ベルト22に沿って配置されており、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する。作像部23Y〜23Kは何れも同様の構成を備えるので、作像部23Kについてのみ説明し、以って他の説明に代える。
作像部23Kは、感光体ドラム24K、帯電器25K、露光器26K、現像器27K及び1次転写ローラ28Kを備えている。感光体ドラム24Kは、帯電器25Kによって外周面が均一に帯電される。露光器26Kは、画像読取部10が生成した画像データに基づく駆動信号により感光体ドラム24Kに向って光ビームを発して、帯電された感光体ドラム24K表面を露光走査することにより、感光体ドラム24K上に静電潜像を形成する。感光体ドラム24Kの外周面に形成された静電潜像は現像器27Kにてトナーで現像され、1次転写ローラ28Kにてトナー像が中間転写ベルト22上に静電転写される。中間転写ベルト22上にはY〜Kの各色のトナー像が重ねて転写され、カラーのトナー画像が形成される。
カラーのトナー画像の形成と並行して、給紙装置3は、内部に収容された複数の給紙カセット31のいずれか一つから記録シートSを1枚ずつ繰り出して、2次転写ローラ21が設けられた2次転写位置へ搬送する。2次転写ローラ21は中間転写ベルト22上のトナー像を記録シートS上に静電転写する。トナー像が転写された記録シートSは、定着装置29での加熱および加圧によりトナー像が該記録シートSに溶融、圧着された後、記録シート用トレイ20a上に排出される。記録シートSに転写されることなく中間転写ベルト22上に残った残留トナーは、クリーナ20bにて除去される。
図2は、画像読取装置1の概略構成図である。画像読取部10の上面に設けられたスリットガラス13は、自動原稿搬送部40によって搬送される原稿の搬送方向とは直交する方向(主走査方向)に長く延びる長板状(スリット状)になっており、画像読取部10における原稿の搬送方向(副走査方向)の上流側の側部に設けられている。原稿が載置されるプラテンガラス16は、スリットガラス13に対して原稿搬送方向(副走査方向)の下流側に、スリットガラス13とは適当な間隔をあけて設けられている。
自動原稿搬送部40の原稿給紙トレイ40a上に載置された原稿Dは、ピックアップローラ42によって原稿給紙トレイ40a上から搬送路49に送り出され、分離ローラ対43へ搬送される。分離ローラ対43は、さばきローラ43aと給紙ローラ43bとを備えており、さばきローラ43aと給紙ローラ43bとの間に搬送される原稿Dを1枚ずつに分離して、レジストローラ対44へ搬送する。レジストローラ対44は、搬送される1枚の原稿Dを所定の姿勢とし、かつ、所定のタイミングで読取前ローラ対45に搬送する。
読取前ローラ対45は、所定のタイミングで原稿Dをスリットガラス13に向って搬送して、スリットガラス13の表面上を通過させる。スリットガラス13上には、原稿Dが搬送されないタイミングで回転されることによってスリットガラス13の表面を清掃する清掃用回転体46が設けられている。読取前ローラ対45によって原稿Dが搬送される場合には、清掃用回転体46はスリットガラス13との間に空間が形成された非接触状態(図2に示された状態)とされ、その空間内を原稿Dが通過して読取後ローラ対47に搬送される。
読取前ローラ対45によってスリットガラス13上に搬送される原稿Dは、読取前センサ41によって検出されるようになっており、読取前センサ41によって原稿Dの先端部および後端部がそれぞれ検出されることにより、画像読取部10における画像の読み取りタイミング、清掃用回転体46の回転等が制御される。読取前ローラ対45および読取後ローラ対47は、原稿Dを所定の速度でスリットガラス13上を通過させる。読取後ローラ対47を通過した原稿Dは排紙ローラ対48によって原稿排紙トレイ40b上に排出される。
画像読取部10に設けられたスリットガラス13の下方には、線状光源である蛍光灯11が、主走査方向に沿った状態で、矢印Aで示す方向にスライド可能に構成された第1スライダー18に搭載されている。第1スライダー18は、自動原稿搬送部40によって搬送される原稿Dを読み取る場合には、図2に示すように、蛍光灯11がスリットガラス13の下方における所定のシートスルーポジションに位置した状態で停止される。一方、プラテンガラス16上の原稿を読み取る場合には、図2に矢印Aで示す方向に移動される。
縮小光学系15は、スリットガラス13上を通過する原稿またはプラテンガラス16上に載置された原稿からの反射光を、矢印Aで示す方向とは反対方向に略直角に反射する第1ミラー15bと、この第1ミラー15bにて反射された光を、矢印A方向に反転させる一対の第2ミラー15cおよび第3ミラー15dと、一対の第2ミラー15cおよび第3ミラー15dによって矢印A方向に反転された光をラインセンサー12に縮小投影する縮小レンズ15eとを備えている。第1ミラー15bは、蛍光灯11とともに第1スライダー18に搭載されており、また、第2ミラー15cおよび第3ミラー15dは、矢印Aで示す方向にスライド可能に構成された第2スライダー19に搭載されている。
ラインセンサー12は、主走査方向に沿って配列された複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)が基板上に実装されて構成されている。ラインセンサー12は、主走査方向に沿った蛍光灯11から照射されて原稿にて反射された光が縮小光学系15によって縮小状態で投影されるように、蛍光灯11の長手方向に沿った状態で、縮小レンズ15eを介して第3ミラー15dに対向配置されている。
プラテンガラス16上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、第1スライダー18がプラテンガラス16の下面に沿って矢印Aで示す方向にスライドされるとともに、第2スライダー19が、第1スライダー18に追従して1/2の速度で同方向に沿ってスライドされる。これによって、プラテンガラス16上に載置された原稿の画像がラインセンサー12にて読み取られる。
図3は、画像読取装置1における主要部の具体的構成を示す断面図、図4は、清掃用回転体46の構成を示す概略図である。スリットガラス13上に配置された清掃用回転体46は、スリットガラス13の上方において主走査方向(紙面垂直方向に相当)に沿って配置された軸体である回転体本体部46aと、回転体本体部46aに取り付けられた第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cとを備えている。
回転体本体部46aは、例えば、金属製の円柱体の一部を軸心に平行な平坦面46dで切り欠いた形状をしており、従って、軸心Oに平行な平坦面46dと、軸心Oを中心とした外周面46eとによって囲まれた断面D字状になっている。回転体本体部46aは、回転駆動装置、例えばステッピングモータによって、軸心Oを回転中心軸として図3および図4に矢印Bで示す方向に回転される。回転体本体部46aの軸心(回転中心軸)Oは、スリットガラス13上を通過する原稿Dによって反射されてラインセンサー12に導かれる光の通過位置(読み取り位置)上に配置されている。
回転体本体部46aの外周面46eは、回転体本体部46aがステッピングモータによって回転されることにより、スリットガラス13に対して所定の間隔をあけた対向状態とされる。回転体本体部46aの外周面46eは、スリットガラス13に対向した状態になることによって、スリットガラス13に対して1〜2mm程度の最小間隔をあけた状態になる。回転体本体部46aの外周面46eは、例えば、白色のPETフィルムが貼り付けられることによって白色基準面になっており、回転体本体部46aは、蛍光灯11のシェーディング補正を実施する場合、および、原稿Dがスリットガラス13上を通過する場合に、その外周面46eがスリットガラス13に対向するように回転駆動されて停止される。回転体本体部46aの長手方向の一方の端部には、回転体本体部46aの外周面46eがスリットガラス13に対向したことを検出する外周面位置検出センサ(図示せず)が設けられており、この外周面位置検出センサによる検出信号に基づいて回転体本体部46aの回転が制御される。
第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cは、回転体本体部46aの平坦面46dに対して、例えば図4に示すように、回転体本体部46aの回転中心軸Oを通過する平坦面46dの垂直線Lの両側において、その垂直線Lに略平行になるように、平坦面46dにそれぞれ取り付けられている。第1清掃部材46bは、第2清掃部材46cに対して回転体本体部46aの回転方向下流側に配置されている。第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cは、回転体本体部46aの回転によってそれぞれの先端部がスリットガラス13の表面に接触して撓んだ状態になるブラシによって構成されている。それぞれのブラシは、回転体本体部46aの平坦面46dに、導電性繊維を、スリットガラス13の略全長にわたって主走査方向に沿った状態で、かつ、一定(例えば、2mm程度)の幅で取り付けている。
第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cの長さは、それぞれ、回転体本体部46aの平坦面46dがスリットガラス13の表面と平行になったときのスリットガラス13の表面との間隔よりも1.5mm程度長くなっている。従って、回転体本体部46aが回転するとそれぞれの先端部がスリットガラス13の表面を摺動し、これにより、図3に示すように、それぞれの先端部が撓んだ状態になる。また、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cの間隔は、回転体本体部46aの回転によって、スリットガラス13に接触した状態になった第1清掃部材46bがスリットガラス13との接触を解消する前に、第2清掃部材46cがスリットガラス13と接触するように設定されている。
このような構成の画像読取装置1では、原稿の画像を読み取る前に蛍光灯11のシェーディング補正を実施する場合に、清掃用回転体46における回転体本体部46aの外周面46eがスリットガラス13に対向するように回転体本体部46aが回転され、回転体本体部46aの外周面46eがスリットガラス13との間に1〜2mm程度の最小間隔が形成された状態で停止される。このような状態で蛍光灯11が点灯されると、蛍光灯11から照射された光は、回転体本体部46aの外周面にて反射されて縮小光学系15を介してラインセンサー12に投影される。ラインセンサー12の出力は、白色基準面である外周面46eからの反射光の強度に対応しており、その出力が蛍光灯11の長手方向に均一になるようにシェーディング補正が実施される。
自動原稿搬送部40によって搬送される原稿Dの画像を画像読取部10によって読み取る場合には、シェーディング補正時と同様に、清掃用回転体46における回転体本体部46aの外周面46eがスリットガラス13に対向するように、回転体本体部46aが回転される。これにより、回転体本体部46aの外周面46eとスリットガラス13との間に1〜2mm程度の最小間隔が形成された状態になる。このような状態で、蛍光灯11が点灯されて、スリットガラス13上を原稿Dが通過する。スリットガラス13上を通過する原稿Dは、蛍光灯11から照射される光を反射し、反射された光が、縮小光学系15を介してラインセンサー12に投影される。これにより、原稿Dの画像面の画像が読み取られてその画像に対応した画像データが得られる。
この場合、原稿Dが光を透過するような薄さ、材質であっても、スリットガラス13に対向する回転体本体部46aの外周面46eが白色基準面になっていることにより、原稿Dを透過した光は、回転体本体部46aの外周面46eによって確実に反射され、原稿Dを光が透過することによる反射光の強度の減衰が抑制される。
このようにして、スリットガラス13上を原稿Dが通過したことが、読取前センサ41によって検出されて、1枚の原稿Dの画像面における画像データが得られると、清掃用回転体46の回転体本体部46aがステッピングモータによって1回転される。回転体本体部46aの回転により、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cは、図5(a)に示すように、いずれもスリットガラス13に接触しない状態から、図5(b)に示すように、第1清掃部材46bのみがスリットガラス13に接触した状態になり、スリットガラス13表面を摺動する。ブラシによって構成された第1清掃部材46bは、スリットガラス13の表面に接触して摺動することによって先端部が撓んだ状態になり、スリットガラス13表面の紙粉、塵埃等が撓んだ状態の第1清掃部材46bの先端部によってスリットガラス13表面から剥離されて掃き取られる。
その後、回転体本体部46aがさらに矢印Bで示す方向に回転することによって、第1清掃部材46bがスリットガラス13との接触を解消する前に、第2清掃部材46cがスリットガラス13に接触して摺動し始める。これにより、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cが同時にスリットガラス13に接触するために、図5(c)に示すように、第1清掃部材46bと同様にブラシによって構成された第2清掃部材46cがスリットガラス13に接触して摺動することによって先端部が撓んだ状態になり、第1清掃部材46bによって剥離しきれなかった残りの紙粉、塵埃等がスリットガラス13の表面から剥離される。その後、回転体本体部46aがさらに回転されることによって、第1清掃部材46bがスリットガラス13と接触しない状態になる。これにより、第1清掃部材46bの先端部の撓み状態が解除され、スリットガラス13表面から剥離された紙粉、塵埃等がスリットガラス13表面から除去される。
この場合、スリットガラス13表面から剥離された紙粉、塵埃等が空中に舞い上がってスリットガラス13表面に再付着するおそれがあるが、回転体本体部46aの回転方向上流側において、第2清掃部材46cが撓んだ状態でスリットガラス13表面を摺動しているために、スリットガラス13表面に再付着した紙粉、塵埃等は、第2清掃部材46cによってスリットガラス13表面から剥離されて掃き取られる。その後、回転体本体部46aの回転に伴い第2清掃部材46cがスリットガラス13表面と接触しない状態になって、第2清掃部材46cの先端部の撓み状態が解除されると、スリットガラス13表面から剥離された紙粉、塵埃等がスリットガラス13表面から除去される。これにより、スリットガラス13の表面は、紙粉、塵埃等が付着していない清浄な状態になる。
清掃用回転体46の回転体本体部46aが1回転すると、回転体本体部46aの回転が停止される。これにより、回転体本体部46aの外周面46eがスリットガラス13に対向した状態になり、その後、新たな原稿Dがスリットガラス13上に搬送されることによって、その原稿Dの画像面における画像が読み取られる。この場合、スリットガラス13は、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cによって紙粉、塵埃等が付着していない清浄な状態になっていることにより、ラインセンサー12から出力される画像データに筋ノイズが発生するおそれがない。以後、原稿Dの画像面における画像の読み取りとスリットガラス13表面の清掃とが繰り返される。
このように、清掃用回転体46に一対の第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cが回転方向に所定の間隔をあけた状態で設けられているために、それぞれの先端部がスリットガラス13の表面に個別に圧接されて撓んだ状態になる。従って、回転体本体部46aを回転駆動するステッピングモータ等の駆動装置に加わる負荷は、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cのそれぞれがスリットガラス13に圧接されるときに分散される。しかも、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cのそれぞれがブラシによって構成されており、スリットガラス13に圧接されることによって撓むことから、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cのそれぞれに加わる力が小さくなり、回転体本体部46aを回転させる駆動装置の負荷をさらに軽減することができる。これにより、駆動装置を大型化する必要がなく小型の駆動装置を使用することができ、画像読取装置1全体を小型化することができる。また、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cを撓ませてスリットガラス13表面を清掃しているために、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cをスリットガラス13表面に強く圧接する必要がなく、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cの変形を抑制することができ、それぞれの耐久性を向上させることができる。また、それぞれがブラシによって構成されていることによって、スリットガラス13が削られるようなおそれもない。
図6(a)〜(c)は、清掃用回転体46の回転体本体部46aに1つの清掃部材46fを設けた比較例における動作を説明するための模式図である。清掃部材46fは、回転体本体部46aの回転によって、図6(a)に示すように、スリットガラス13に接触しない状態から、図6(b)に示すように、清掃部材46fがスリットガラス13表面に接触して摺動する状態になる。ブラシによって構成された清掃部材46fは、スリットガラス13の表面を摺動することによって先端部が撓んだ状態になり、スリットガラス13表面の紙粉、塵埃等をスリットガラス13表面から剥離する。その後、図6(c)に示すように、清掃部材46fがスリットガラス13表面との接触を解消して清掃部材46fの撓み状態を解消することにより、スリットガラス13表面から剥離された紙粉、塵埃等がスリットガラス13表面から掃き取る。
この場合、1つの清掃部材46fしか設けられていないために、スリットガラス13の表面に付着した紙粉、塵埃等を確実に除去することができないおそれがあり、また、スリットガラス13から除去された紙粉、塵埃等が舞い上がってスリットガラス13の表面に再付着するおそれがある。これに対して、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cの2つが設けられている本発明の実施形態の構成では、上記のように、スリットガラス13表面に付着した紙粉、塵埃等を確実に除去することができる。また、スリットガラス13表面から舞い上がった紙粉、塵埃等がスリットガラス13に再付着しても、再付着した紙粉、塵埃等を第2清掃部材46cによって除去することができる。特に、第1清掃部材46bがスリットガラス13表面と接触しなくなる前に、第2清掃部材46cがスリットガラス13表面に接触するために、スリットガラス13から舞い上がった紙粉、塵埃等が、第2清掃部材46cの回転方向上流側に飛散するおそれがなく、これによっても、スリットガラス13表面から紙粉、塵埃等を確実に除去することができる。
なお、上記実施の形態では、清掃用回転体46の第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cを回転体本体部46aの平坦面46dに対してそれぞれ略垂直に設ける構成としたが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、第1清掃部材46bを、回転体本体部46aの半径方向に沿った線(以下、半径方向線とする)R1に対して傾斜角度α(但し、R1に対して回転体本体部46aの回転方向下流側に位置する場合を+、上流側に位置する場合を−とする)で傾斜させ、第2清掃部材46cを、回転体本体部46aの垂直線Lを介して半径方向線R1と対称の位置関係にある半径方向線R2に対して回転体本体部46aの回転方向下流側に傾斜角度β(但し、R2に対して回転体本体部46aの回転方向下流側に位置する場合を+、上流側に位置する場合を−とし、α−β<0)で傾斜させる構成としてもよい。
ここでα−β<0とすれば、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cは、回転体本体部46aの回転によって、図8(a)に示すように、スリットガラス13から離れた状態から、図8(b)に示すように、第1清掃部材46bがスリットガラス13に接触して摺動する状態になる。その後、図8(c)に示すように、第2清掃部材46cがスリットガラス13に接触して摺動する状態になるとともに、第1清掃部材46bがスリットガラス13と接触しない状態になって第1清掃部材46bの撓み状態が解除される。
この場合、第1清掃部材46bが、半径方向線R1に対して回転体本体部46aの回転方向上流側に角度αで傾斜しているのに対して、第2清掃部材46cが、半径方向線R2に対して角度β(>α)で傾斜しているために、ブラシによって構成された第2清掃部材46cは、第1清掃部材46bよりも強くスリットガラス13に圧接される。これにより、スリットガラス13表面に付着した紙粉、塵埃等を確実にスリットガラス13表面から、より確実に剥離させることができる。その後、第2清掃部材46cがスリットガラス13表面と接触しない状態になることによって先端部の撓んだ状態が解除されると、スリットガラス13表面から剥離された紙粉、塵埃等はスリットガラス13表面から除去される。
なお、上記実施の形態では、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cを同じ長さとする構成であったが、図9に示すように、第1清掃部材46bを第2清掃部材46cよりも長くする構成としてもよい。この場合、第1清掃部材46bは、回転体本体部46aの半径方向線に沿った状態で平坦面46dに垂直に取り付けられており、第2清掃部材46cは第1清掃部材46bよりも短い長さで、第1清掃部材46bに対して所定の間隔をあけた状態で平坦面46dに垂直に取り付けられている。そして、回転体本体部46aの回転によって第1清掃部材46bの先端と第2清掃部材46cの先端とが、同一円上を移動するように、それぞれの長さが設定されている。このような構成とすることによって、スリットガラス13表面から紙粉、塵埃等を確実に除去することができる。
また、上記実施の形態では、清掃用回転体46に一対の第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cを設ける構成であったが、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cの間、あるいは第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cのそれぞれの外側に、1つ以上の清掃部材を設けてもよい。さらに、第1清掃部材46bおよび第2清掃部材46cとしては、ブラシに限定されるものではなく、スリットガラス13との接触によって先端部が撓むものであれば、ゴムブレード等の弾性体を使用してもよい。回転体本体部46aの形状も特に限定されるものではなく、断面が四角形状等の軸体であってもよい。
さらに、回転体本体部46aの外周面をシェーディング補正用の白基準面として併用する構成としたが、これに限定されるものでもない。また、原稿1枚を読み取る毎に、前の原稿の読み取りを終了してから次の原稿の読み取り前までの間に回転体本体部46aを1回転させる構成としたが、清掃タイミングは、これに限定されるものでもない。例えば、1枚目の原稿の読み取り開始前に回転体本体部46aを1回転させる方法、電源オン時に回転体本体部46aを1回転させる方法等とする構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、画像読取装置が設けられた画像形成装置としてMFP装置について説明したが、これに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置にも適用できる。また、画像形成装置に限らず、画像読取機能のみを有する画像読取装置であってもよい。
本発明は、コンタクトガラス上を通過する原稿の画像を読み取る画像読取装置において、コンタクトガラスに付着する紙粉、塵埃等を、駆動装置を大型化することなく、確実に除去することができる。
本発明に係る画像読取装置が設けられた画像形成装置の一例であるMFP装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略構成図である。 その画像読取装置における主要部の具体的構成を示す断面図である。 その画像読取装置に設けられた清掃用回転体の概略構成を示す断面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、その清掃用回転体の動作説明図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、比較例の清掃用回転体の動作説明図である。 画像読取装置に設けられた清掃用回転体の他の例における概略構成を示す断面図である。 (a)〜(c)は、それぞれその清掃用回転体の動作説明図である。 清掃用回転体の他の例の概略構成を示す断面図である。 従来の画像読取装置における概略構成を示す断面図である。 従来の画像読取装置における他の例の主要部の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 画像形成装置
3 給紙装置
10 画像読取部
11 蛍光灯
12 ラインセンサー
13 スリットガラス
15 縮小光学系
18 第1スライダー
19 第2スライダー
40 自動原稿搬送部
45 読取前ローラ対
46 清掃用回転体
46a 回転体本体部
46b 第1清掃部材
46c 第2清掃部材
46d 平坦面
46e 外周面
47 読取後ローラ対

Claims (12)

  1. 線状光源から照射される光を、該線状光源に沿って長板状に形成されたコンタクトガラスを介して該コンタクトガラス上を通過する原稿に照射して、該原稿からの反射光に基づいて該原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記コンタクトガラス上に回転可能に配置された清掃用回転体を備え、
    該清掃用回転体は、
    前記コンタクトガラスに対向して配置され、該コンタクトガラスに対向する回転中心軸を中心として該コンタクトガラスと非接触な状態で回転する回転体本体部と、
    該回転体本体部の回転方向に所定の間隔をあけて該回転体本体部の軸方向に沿って取り付けられた一対の清掃部材と、
    を有し、
    前記一対の清掃部材は、前記回転体本体部の回転方向下流側に位置する第1清掃部材と、前記回転体本体部の回転方向上流側に位置する第2清掃部材とであり、
    前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれの先端部が前記回転体本体部の回転によって前記コンタクトガラスに接触して撓み、
    前記回転体本体部の回転によって、前記第1清掃部材が前記コンタクトガラスに接触した後に、前記第1清掃部材が前記コンタクトガラスとの接触を解消する前に前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触する位置関係に、前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 線状光源から照射される光を、該線状光源に沿って長板状に形成されたコンタクトガラスを介して該コンタクトガラス上を通過する原稿に照射して、該原稿からの反射光に基づいて該原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記コンタクトガラス上に回転可能に配置された清掃用回転体を備え、
    該清掃用回転体は、
    前記コンタクトガラスに対向して配置され、該コンタクトガラスに対向する回転中心軸を中心として該コンタクトガラスと非接触な状態で回転する回転体本体部と、
    該回転体本体部の回転方向に所定の間隔をあけて該回転体本体部の軸方向に沿って取り付けられた一対の清掃部材と、
    を有し、
    前記一対の清掃部材は、前記回転体本体部の回転方向下流側に位置する第1清掃部材と、前記回転体本体部の回転方向上流側に位置する第2清掃部材とであり、
    前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれの先端部が前記回転体本体部の回転によって前記コンタクトガラスに接触して撓み、
    前記回転体本体部は、前記回転中心軸に平行な平坦面と該回転中心軸を中心とした外周面とによって囲まれた断面D字状の軸体であって、前記平坦面に前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが取り付けられていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記第1清掃部材と前記第2清掃部材のそれぞれがブラシであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触したときの圧接力が、前記第1清掃部材の前記コンタクトガラスに接触したときの圧接力よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とが同じ長さであり、
    前記第1清掃部材が、前記回転体本体部における半径方向に沿った直線に対して角度αで傾斜し、前記第2清掃部材が、前記回転体本体部における半径方向に沿った直線に対して角度β(但し、αおよびβのいずれも、該半径方向に沿った直線に対して該回転体本体部の回転方向下流側に位置する場合を+、上流側に位置する場合を−とし、かつ、α−β<0)で傾斜していることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記第1清掃部材と前記第2清掃部材とは、それぞれ、前記回転体本体部の前記平坦面に対して垂直になっていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1清掃部材が前記第2清掃部材よりも長くなっていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  8. 前記第2清掃部材が前記コンタクトガラスに接触したときの撓み量が、前記第1清掃部材の前記コンタクトガラスに接触したときの撓み量よりも大きくなっていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  9. 前記回転体本体部の前記外周面は、前記原稿が前記コンタクトガラス上を通過するときに、前記コンタクトガラスに所定の間隔をあけて対向されることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  10. 前記回転体本体部の前記外周面が白色基準面になっていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  11. 前記回転体本体部の前記外周面は、前記線状光源のシェーディング補正時に、前記コンタクトガラスに所定の間隔をあけて対向されることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    該画像読取装置によって読み取られた画像のデータに基づいて記録シート上に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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