JPH10290400A - 動き検出用固体撮像装置 - Google Patents

動き検出用固体撮像装置

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JPH10290400A
JPH10290400A JP9164825A JP16482597A JPH10290400A JP H10290400 A JPH10290400 A JP H10290400A JP 9164825 A JP9164825 A JP 9164825A JP 16482597 A JP16482597 A JP 16482597A JP H10290400 A JPH10290400 A JP H10290400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部のメモリを必要とせず、かつ画素のサイズ
を小さくすることが可能な動き検出用固体撮像装置を提
供する。 【解決手段】相互に近接する1組の各画素1a,1bを
1つの感知単位1として扱っている。画素1bは、連続
する2つのフレーム期間に、入射光を積分し続け、また
画素1aは、後半のフレーム期間のみ、入射光を積分す
る。撮像画面上の映像が静止している状態であれば、2
つのフレーム期間の後には、画素1bの信号のレベルが
画素1aのレベルの2倍となる。したがって、画素1a
の信号の2倍のものと画素1bの信号の差は、0とな
る。また、撮像画面上の映像が動いた状態であれば、画
素1bの信号のレベルが画素1aのレベルの2倍となら
ず、画素1aの信号の2倍のものと画素1bの信号の差
は0とならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像画面上の映
像の動きを検出する動き検出用固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置としては、電荷結合素子
(CCD)型のものが主流であり、様々な分野に広く利
用されている。このCCD型撮像装置では、画素となる
ホトダイオードやMOSダイオードによって光を光電変
換し、ここに蓄積された信号電荷をCCD転送チャネル
を介して高感度の電荷検出部へ導き、ここで電圧信号に
変換する。このため、S/Nが高く、出力電圧も大きい
と言う利点がある。
【0003】また、各画素の信号をX−Yアドレス型の
走査回路によって読み出すと言うMOS型撮像装置があ
る。この装置としては、画素の信号電荷を直接読み出す
非増幅型のものと、信号電荷そのものを読み出さず、画
素内で信号電荷を増幅してから読み出すと言う増幅型の
ものがある。
【0004】図10は、非増幅型固体撮像装置の画素を
示している。同図において、フォトダイオード91は、
入射した光を光電変換し、その信号電荷を蓄積する。ト
ランジスタ92は、走査回路からのパルス信号Φxに応
答してオンとなり、フォトダイオード91の信号電荷を
転送して、信号電圧Vsigを出力する。このフォトダイ
オード91の信号電荷は、転送並びに読み出しによって
排出されるので、パルス信号Φxが信号電荷の読み出し
とリセットを兼ねる。
【0005】この様な非増幅型固体撮像装置の場合は、
信号電荷の量が小さいので、読み出しラインの寄生容量
の影響を受け易く、読み出しに伴うノイズの影響を無視
することができない。
【0006】一方、増幅型固体撮像装置の場合は、画素
内で信号電荷を増幅してから読み出すので、読み出しに
伴うノイズの影響を無視することができ、S/Nの点
で、非増幅型のものよりも有利である。また、画素から
の読み出しに伴う信号電荷量に制限はなく、ダイナミッ
クレンジの点で、CCDよりも有利である。更に、後で
述べる様に、水平方向及び垂直方向の各信号線を駆動す
るだけであって、これらの駆動電圧も低いため、その消
費電力がCCDよりも少ない。
【0007】この様な増幅型固体撮像装置の各画素は、
入射光に応じた信号電荷を発生する光電変換部と、この
光電変換部の信号電荷を信号電圧に変換して増幅する増
幅部を備えており、光電変換部と増幅部を平面的に配置
した横型と、これらを立体的に配置した縦型に分類され
る。
【0008】横型の画素の例としては、図11に示す様
なAPS型のものが知られている(B.Ackland, et al.,
"Camera on Chips", ISSCC'96, pp.22〜25, Feb.1996.
を参照)。
【0009】同図において、光電変換部101で発生し
た信号電荷は、トランジスタ102のゲートに移動さ
れ、このトランジスタ102の入力電圧となる。このト
ランジスタ102は、インピーダンス変換のために設け
られ、信号の電流増幅を行う。このトランジスタ102
の出力は、信号電圧Vsigとして、画素選択用のトラン
ジスタ103を介して読み出される。読み出し後の排出
期間には、リセット用のトランジスタ104をオンにし
て、トランジスタ102のゲートに蓄積している信号電
荷をドレインVDへ排出する。
【0010】また、縦型の画素の例としては、図12に
示す様なCMD型のものが知られている(中村他、「ゲ
ート蓄積型MOSフォトトランジスタ イメージセン
サ」、テレビジョン学会誌 Vol.41,No.11,pp.1047〜10
53, 1987.を参照)。
【0011】この画素では、トランジスタ111のゲー
トに初期電圧を印加しておき、このゲートに、光電変換
によって発生した信号電荷を蓄積する。読み出し期間に
は、トランジスタ111のゲートにパルス信号ΦXを加
えて、トランジスタ111の信号電圧Vsigを読み出
し、排出期間には、電圧ΦXよりも高いパルス信号ΦR
トランジスタ111のゲートに加えて、このゲートの信
号電荷を基板(図示せず)へ排出する。したがって、こ
のトランジスタ111においては、光電変換、信号電荷
の増幅及び画素の選択を共に行うことになる。
【0012】しかしながら、この画素の場合は、3値の
電圧をトランジスタ111のゲートに選択的に加えねば
ならず、そのうちの少なくとも1つが高電圧となる。
【0013】このため、低電圧の駆動を可能にしたもの
が、この発明の出願人によって、別の発明(特開平8−
78653号)として既に提案されている。ここでは、
図13に示す様に、トランジスタ121のゲートに信号
電荷を蓄積し、このゲートにパルス信号ΦXを印加し
て、信号電圧Vsigを読み出し、排出期間には、トラン
ジスタ122にパルス信号ΦRを加えて、信号電荷を接
地記号によって示される基板へ排出する。各電圧ΦX
Rは、共に低くて済む。したがって、低い2値の電圧に
よる駆動が可能である。
【0014】図11〜図13に示す各画素の構成は、図
14に示す様な共通の模式図で表すことができる。光電
変換部131は、光電変換を行うばかりでなく、パルス
信号ΦXに応答して、信号電圧を出力し、またパルス信
号ΦRに応答して、信号電荷を排出する。増幅部132
は、信号電圧を入力すると、これを増幅してVsig出力
する。
【0015】この様な構成の多数の画素をマトリクス状
に配列することによって、固体撮像装置の撮像画面を形
成し、この撮像画面上の映像に応じて、各画素の信号電
圧を得、これらの画素の信号電圧を映像信号とする。ま
た、各画素の光積分期間は、画素の信号電荷を空にする
ためのリセット動作から、光電変換により画素に蓄積し
た信号電荷を読み出すための読み出し動作までとなる。
なお、リセット動作と読み出し動作が一致することもあ
る。
【0016】ところで、固体撮像装置によって映像を撮
像するだけでなく、この固体撮像装置の撮像画面上の映
像の動きを検出することがある。例えば、同一視野を連
続的に撮像して、この視野内に人が侵入してきたことを
検出し、この人の侵入に応答して各種の機器を制御した
り、この人の侵入を報知したり記録する。
【0017】この様な撮像画面上の映像の動きを検出す
るために、例えば図15に示す様な装置が提案されてい
る。
【0018】この装置では、図16に示す各フレーム期
間(F−1),F,(F+1),……毎に、フレーム期
間の映像信号144を固体撮像装置141から出力し、
このフレーム期間の映像信号144をフレームメモリ1
42に記憶すると共に、差動増幅器143に出力する。
また、フレームメモリ142は、フレーム期間の映像信
号144を記憶しつつ、1つ前のフレーム期間の映像信
号145を差動増幅器143に出力する。差動増幅器1
43は、前後の各フレーム期間の映像信号144,14
5の差を求め、この差を出力する。
【0019】この差動増幅器143による演算は、各画
素単位で行われる。つまり、前後の各フレーム期間毎
に、同じ画素番地(i行,j列)の画素の信号電圧を得
て、これらのフレーム期間の信号電圧の差を求める。
【0020】例えば、前後の各フレーム期間(F−
1),(F)の経過に伴い、撮像画面上の映像に変化が
無ければ、各フレーム期間(F−1),(F)におい
て、同じ画素の各信号電圧が変化せず、これらの信号電
圧の差が0となる。また、図17に示す様に前後の各フ
レーム期間(F−1),(F)の経過に伴い、撮像画面
上の映像が変化し、同じ画素番地(i行,j列)の画素
146の信号電圧が変化すると、これらのフレーム期間
(F−1),(F)の信号電圧の差が0とはならない。
【0021】したがって、撮像画面上の映像が変化した
ときにのみ、前後の各フレーム期間の信号電圧の差が0
とならず、差動増幅器143の出力が変化する。これに
よって、撮像画面上の映像の動きを検出することができ
る。
【0022】しかしながら、この様な装置においては、
フレームメモリ142として、アナログ信号を記憶する
ものを適用する場合、このフレームメモリ142から出
力される信号電圧のゲインやリニアリティーを固体撮像
装置141から出力される信号電圧と一致させ、かつノ
イズレベルを十分に抑えなければならないので、実現が
極めて困難である。また、フレームメモリ142とし
て、デジタル信号を記憶するものを適用する場合、固体
撮像装置141から出力される信号電圧をデジタル信号
にA/D変換して、このデジタル信号をフレームメモリ
142に記憶し、このフレームメモリ142から出力さ
れたデジタル信号をアナログの信号電圧にD/A変換せ
ねばならないので、A/D変換器とD/A変換器を必要
とし、回路規模が大きくなり、コストの上昇を避けるこ
とができない。
【0023】図18は、撮像画面上の映像の動きを検出
するための他の装置を示している(A.Dickinson, et a
l., "A 256×256 CMOS Active Pixel Image Sensor wit
h Motion Detection",ISSCC95, p.226-227, Feb. 1995.
を参照)。
【0024】ここでは、複数の画素151をマトリクス
状に配列して、これらの画素151の配列における垂直
方向の各列毎に、各列増幅器152を設けており、水平
方向の各行毎に、1行の各画素151の信号電圧を各列
増幅器152に伝送し、これらの列増幅器152の出力
を差動増幅器153に順次伝送している。
【0025】各画素151は、図19に示す様に構成さ
れており、光電変換素子154によって形成された信号
電荷を容量Cpに蓄積する。電荷転送トランジスタ15
5は、そのゲートにパルス信号ΦTを加えられて、オン
となり、この信号電荷を容量Csに転送する。増幅トラ
ンジスタ156は、そのゲートに容量Csの電圧を加え
られ、この容量Csの信号電荷に応じた信号電圧Vsig
出力する。選択トランジスタ157は、そのゲートにパ
ルス信号ΦVを加えられて、オンとなり、増幅トランジ
スタ156の信号電圧Vsigを列増幅器152へと出力
する。リセットトランジスタ158は、そのゲートにパ
ルス信号ΦRを加えられて、オンとなり、容量Csの信号
電荷をドレインVDへと排出する。
【0026】一方、列増幅器152では、それぞれのタ
イミングで、各パルス信号ΦsA,ΦsBを各選択トランジ
スタ161,162のゲートに加えて、これらの選択ト
ランジスタ161,162をオンにし、画素151から
の信号電圧Vsigを各選択トランジスタ161,162
を介して各容量CA,CBに加えて保持する。そして、同
時に、パルス信号ΦHを各トランジスタ163,164
のゲートに加えて、これらのトランジスタ163,16
4をオンにし、各容量CA,CBによって保持されている
各信号電圧Vsigを各増幅器165,166を介して差
動増幅器167に送出する。
【0027】差動増幅器167は、各容量CA,CBによ
って保持されている各信号電圧Vsigの差を求め、この
差を出力する。
【0028】この様な装置における各信号のタイミング
を図20に示す。なお、この場合のフレーム期間は水平
行毎に異なるため、以下ではi番目の行について考え
る。
【0029】このタイミングチャートから明らかな様
に、画素151では、フレーム期間(F−1)の終了直
前であって、このフレーム期間(F−1)の信号電荷が
容量Csに保持され続けているときに、パルス信号ΦVを
立ち上げて、選択トランジスタ157をオンとし、この
フレーム期間(F−1)の信号電圧Vsig(各図19,
20の信号電圧171)を選択トランジスタ157を介
して列増幅器152へと出力する。
【0030】列増幅器152では、フレーム期間(F−
1)の終了直前に、パルス信号ΦsBを立ち上げて、選択
トランジスタ162をオンとし、画素151からのフレ
ーム期間(F−1)の信号電圧Vsig(各図19,20
の信号電圧173)を選択トランジスタ162を介し容
量CBに加えて保持する。
【0031】引き続いて、画素151では、パルス信号
ΦRを立ち上げて、リセットトランジスタ158をオン
とし、容量Csの信号電荷をリセットトランジスタ15
8を介してドレインVDへと排出し、フレーム期間(F
−1)の信号電圧Vsigを消去する。更に、パルス信号
ΦTを立ち上げて、電荷転送トランジスタ155をオン
とし、フレーム期間Fとなってから蓄積された容量Cp
の信号電荷を電荷転送トランジスタ155を介して容量
Csに転送する。これによって、増幅トランジスタ15
6からはフレーム期間Fの信号電圧Vsig(各図19,
20の信号電圧171)が出力される。
【0032】次に、列増幅器152では、パルス信号Φ
sAを立ち上げて、選択トランジスタ161をオンとし、
画素151からのフレーム期間Fの信号電圧Vsig(各
図19,20の信号電圧172)を選択トランジスタ1
61を介し容量CAに加えて保持する。
【0033】この直後に、パルス信号ΦHを立ち上げ
て、各トランジスタ163,164をオンにし、各容量
CA,CBによって保持されている各信号電圧Vsig(各
図19,20の各信号電圧172,173)を差動増幅
器165に送出する。
【0034】この差動増幅器165は、容量CBによっ
て保持されているフレーム期間(F−1)の信号電圧V
sigと、容量CAによって保持されているフレーム期間F
の信号電圧Vsigの差を求め、この差を出力する。
【0035】すなわち、フレーム期間(F−1)の終了
直前に、このフレーム期間(F−1)の信号電圧Vsig
を画素151から列増幅器152に転送して、このフレ
ーム期間(F−1)の信号電圧Vsigを列増幅器152
に保持し、引き続いてフレーム期間Fの開始後に、この
フレーム期間Fの信号電圧Vsigを画素151から列増
幅器152に転送して、このフレーム期間Fの信号電圧
sigを列増幅器152に保持し、差動増幅器165に
よって各フレーム期間(F−1),Fの信号電圧Vsig
の差を求めている。
【0036】ここで、撮像画面上の映像が静止していれ
ば、フレーム期間(F−1)からフレーム期間Fへと経
過しても、画素151の入射光のレベルが変化しないの
で、各フレーム期間(F−1),Fの信号電圧Vsig
差が0となる。また、映像が動けば、フレーム期間(F
−1)からフレーム期間Fへと経過する間に、画素15
1の入射光のレベルが変化して、各フレーム期間(F−
1),Fの信号電圧Vsigの差が発生する。したがっ
て、この差に基づいて、撮像画面上の映像の動きを検出
することができる。
【0037】この様な画素151から列増幅器152へ
の各フレーム期間(F−1),Fの信号電圧Vsigの転
送、並びに該各信号電圧Vsigの差の出力は、水平方向
の1行における各画素151毎に行われ、各行(i−
1),i,(i+1)毎に繰り返される。
【0038】しかしながら、この固体撮像装置において
は、各画素151毎に、2つの信号電荷を保持するため
の2つの容量Cp,Csと、これらの容量Cp,Cs間に介
在する電荷転送トランジスタ155を内蔵せねばなら
ず、このために各画素151のサイズが大きくなった。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】この様に図15に示す
従来の装置では、フレームメモリ142として、アナロ
グ信号を記憶するものを適用すると、このフレームメモ
リ142から出力される信号電圧のゲインやリニアリテ
ィーを固体撮像装置141に対して一致させ、かつノイ
ズレベルを十分に抑えなければならないので、実現が極
めて困難となり、またデジタル信号を記憶するフレーム
メモリ142を適用すると、A/D変換器とD/A変換
器を必要とするので、回路規模が大きくなって、コスト
の上昇を避けることができなかった。
【0040】また、図18に示す従来の他の装置では、
各画素151毎に、2つの容量Cp,Cs、及び電荷転送
トランジスタ155を内蔵するので、各画素151のサ
イズが大きくなった。
【0041】そこで、この発明は、この様な従来技術の
課題を解決するものであって、外部のメモリを必要とせ
ず、かつ画素内に2つの信号電荷を保持する必要がな
く、画素のサイズを小さくすることが可能な動き検出用
固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、請求項1に記載の発明は、複数の光電変換手
段をマトリクス状に配列して、撮像画面を形成し、これ
らの光電変換手段の信号に基づいて撮像画面上の映像の
動きを検出する動き検出用固体撮像装置において、各光
電変換手段のうちの相互に空間的に近接する第1及び第
2光電変換手段を1組とし、第1光電変換手段の第1光
積分期間を第2光電変換手段の第2光積分期間よりも短
くすると共に、第1及び第2光積分期間の終了時点を略
一致させ、第1及び第2光積分期間の後に、第1及び第
2光電変換手段の信号を共に読み出し、第1光積分期間
に対する第2光積分期間の比と第1光電変換手段の信号
の積を求め、この積と第2光電変換手段の信号の差に基
づいて撮像画面上の映像の動きを検出している。
【0043】例えば、請求項2に記載の様に、第1光積
分期間を第2光積分期間の1/2に、第1光積分期間に
対する第2光積分期間の比を2に設定し、第1光電変換
手段の信号の2倍のものと第2光電変換手段の信号の差
に基づいて撮像画面上の映像の動きを検出する。
【0044】この発明では、相互に空間的に近接する第
1及び第2光電変換手段を1組とし、これらの光電変換
手段を1つの感知単位として扱っており、連続する2つ
のフレーム期間を経過する間に、第1及び第2光電変換
手段の信号に変化が発生すれば、撮像画面上の映像が動
いたものとみなす。
【0045】例えば、第2光積分期間を連続する2つの
フレーム期間とし、第1光積分期間を後半のフレーム期
間とすると、第2光電変換手段は、連続する2つのフレ
ーム期間の間、入射光を積分し続け、この積分された光
の量に対応する信号を出力する。また、第1光電変換手
段は、後半のフレーム期間の間のみ、入射光を積分し、
この積分された光の量に対応する信号を出力する。
【0046】このため、撮像画面上の映像が静止してい
る状態であって、連続する2つのフレーム期間に、同一
画素とみなす第1及び第2光電変換手段に同じ量の各光
が入射し続けた場合は、2つのフレーム期間の後に、第
1及び第2光電変換手段の信号を共に読み出すと、第2
光電変換手段の信号のレベルが第1光電変換手段の信号
のレベルの2倍となる。したがって、第1光電変換手段
の信号の2倍のものと第2光電変換手段の信号の差は0
となる。
【0047】また、撮像画面上の映像が動いたことによ
って、連続する2つのフレーム期間に、第1及び第2光
電変換手段に入射する各光の量に相異が発生した場合
は、2つのフレーム期間の後に、第1及び第2光電変換
手段の信号を共に読み出すと、第2光電変換手段の信号
のレベルが第1光電変換手段の信号のレベルの2倍とな
らず、第1光電変換手段の信号の2倍のものと第2光電
変換手段の信号間に、差が発生する。
【0048】したがって、2つのフレーム期間毎に、第
1光電変換手段の信号の2倍のものと第2光電変換手段
の信号の差に基づいて、撮像画面上の映像の動きを検出
することができる。
【0049】この発明と従来の装置を比較すると、従来
の装置では、連続する2つのフレーム期間の信号の差を
求めるために、1つ前のフレーム期間の信号を記憶した
り保持しているが、これに対して、この発明では、連続
する2つのフレーム期間に、第2光電変換手段による光
積分を続けると共に、後半のフレーム期間のみに、第1
光光電変換手段による光積分を行い、第1光電変換手段
の信号の2倍のものと第2光電変換手段の信号の差を求
めているので、外部のメモリを必要とせず、かつ画素内
に2種類の信号電荷を保持する必要がない。
【0050】請求項3に記載の様に、マトリクス状に配
列された各光電変換手段を第1及び第2光電変換手段か
らなる各組に分け、これらの組毎に、第1及び第2光積
分期間を個別に設定しても良い。
【0051】また、請求項4に記載の様に、第1及び第
2光積分期間を第1及び第2光電変換手段のリセットで
開始して、第1及び第2光電変換手段の信号の読み出し
で終了し、また、これらのリセット及び読み出しを各光
電変換手段のマトリクス状の配列における水平方向の各
行単位で行う様にしても構わない。
【0052】更に、請求項5に記載の様に、各光電変換
手段のマトリクス状の配列における水平方向の各行毎
に、水平方向に並ぶ各光電変換手段の信号の読み出しを
共通の読み出し手段によって行い、水平方向に並ぶ各光
電変換手段のうちの第1光電変換手段のリセットを第1
リセット手段によって行うと共に、水平方向に並ぶ各光
電変換手段うちの第2光電変換手段のリセットを第2リ
セット手段によって行っても構わない。
【0053】また、請求項6及び7に記載の様に、光電
変換手段は、光電変換、及び信号の蓄積を行うもの、あ
るいは光電変換、及び信号の蓄積に加え、更に信号の増
幅を行うもの等である。
【0054】更に、請求項8に記載の様に、読み出され
た光電変換手段の信号から、この光電変換手段の電荷排
出後の該光電変換手段の出力を差し引いて、この光電変
換手段の信号を補正する相関2重サンプリング手段を更
に備えても構わない。この場合は、両者の差を改めて信
号電圧とすることによって、画素内のトランジスタのし
きい値やコンダクタンスのバラツキの影響を排除するこ
とができ、このバラツキを原因とする画素の固定パター
ンノイズを抑制することができる。
【0055】また、請求項9に記載の様に、撮像画面上
に、1組の第1及び第2光電変換手段の離間距離に対応
する分離幅を有する光学ローパスフィルタを配置しても
良い。この場合は、光学ローパスフィルタによって、第
1及び第2画素との位置ずれがキャンセルされ、撮像画
面上の映像の動きの検出精度が向上する。
【0056】一方、この発明は、請求項10に記載の様
に、複数の光電変換手段をマトリクス状に配列して、撮
像画面を形成し、マトリクス状の配列の各列に沿ってそ
れぞれの垂直CCDを配置し、これらの列毎に、列に並
ぶ各光電変換手段をリセットすることによって、これら
の光電変換手段の信号電荷を該列の垂直CCDを通じて
転送し取り出す動き検出用固体撮像装置において、マト
リクス状の配列の各列毎に、第1光電変換手段及び第2
光電変換手段を交互に配置して列を形成し、第2光電変
換手段の第2光積分期間の途中で、第1光電変換手段を
リセットして、第1光電変換手段の第1光積分期間を開
始すると共に、第2光電変換手段の第2光積分期間を継
続し、第1及び第2光積分期間の終了時点で、第1及び
第2光電変換手段を共にリセットし、第1及び第2光電
変換手段の信号電荷を垂直CCDを通じて取り出し、第
1光積分期間に対する第2光積分期間の比と第1光電変
換手段の信号電荷の積を求め、この積と第2光電変換手
段の信号電荷の差に基づいて撮像画面上の映像の動きを
検出している。
【0057】ここでは、CCDを適用した固体撮像装置
によって、動きを検出しており、列に並ぶ第1及び第2
光電変換手段を1つの感知単位とし、第1及び第2光積
分期間を終了した後に、第1光積分期間に対する第2光
積分期間の比と第1光電変換手段の信号電荷の積を求
め、この積と第2光電変換手段の信号電荷の差が発生す
れば、撮像画面上の映像が動いたとみなす。
【0058】請求項11に記載の様に、第1水平CCD
及び第2水平CCDを更に備え、各列毎に、第1及び第
2光電変換手段の信号電荷を該列の垂直CCDを通じて
第1及び第2水平CCDに伝送し、第1光電変換手段の
信号電荷を第1水平CCDを通じて取り出すと共に、第
2光電変換手段の信号電荷を第2水平CCDを通じて取
り出しても良い。
【0059】この場合は、第1水平CCDから取り出さ
れた第1光電変換手段の信号電荷と、第2水平CCDか
ら取り出された第2光電変換手段の信号電荷に基づい
て、撮像画面上の映像の動きを検出する。
【0060】請求項12に記載の様に、水平CCDを更
に備え、各列毎に、第1及び第2光電変換手段の信号電
荷を該列の垂直CCDを通じて水平CCDに伝送し、第
1及び第2光電変換手段の信号電荷を水平CCDを通じ
て交互に転送し、第1及び第2光電変換手段の信号電荷
の少なくとも一方を遅延して、第1及び第2光電変換手
段の信号電荷を相互のタイミングを一致させて取り出し
ても良い。
【0061】更に、請求項13に記載の様に、撮像画面
上の映像の明るさが周期的に変化する場合、第1光電変
換手段の第1光積分期間を該映像の明るさの周期の整数
倍に設定しても構わない。この場合は、第1光電変換手
段の第1光積分期間は、映像の明るさの周期的な変化に
同期し、この明るさの周期を複数回連続的に含み、これ
に伴い、第2光電変換手段の第2光積分期間も、映像の
明るさの周期的な変化に同期し、この明るさの周期を複
数回連続的に含むので、第1光電変換手段の信号の2倍
のものと第2光電変換手段の信号の差を求めると、映像
の明るさの周期的な変化が相殺され、この差には、撮像
画面上の映像の動きによる変化分だけが現れる。
【0062】また、請求項14に記載の様に、撮像画面
上の映像の動きを検出したことを示す検出信号と、この
撮像画面上の映像を示す各光電変換手段の信号を切り換
えて出力しても良い。この場合は、撮像画面上の映像の
動きを検出するときにのみ、第1及び第2の光電変換素
子を1つの画素として扱い、撮像画面上の映像を撮像す
るときには、各光電変換素子を個別の各画素として扱
う。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。
【0064】図1は、この発明の固体撮像装置の第1実
施形態を示している。この第1実施形態では、複数の画
素1a,1bをマトリクス状に配列して、撮像画面を形
成している。これらの画素1a,1bは、図14に示す
ものと同様の構成であって、光電変換部131及び増幅
部132を備え、パルス信号ΦXに応答して、信号電圧
sigを出力し、またパルス信号ΦRに応答して、信号電
荷を排出する。更に、先に述べた様に図14が図11〜
図13に示す各画素の構成を共通に表す模式図であるか
ら、これらの画素1a,1bは、図11〜図13に示す
各画素等とも共通する。
【0065】このマトリクス状の配列における水平方向
の各行i,(i+1),……毎に、各画素1a,1bを
交互に配列し、相互に隣接する2つの画素1a,1bを
1つの感知単位1として扱っている。
【0066】読み出し回路2からは、水平方向の各行へ
とそれぞれの読み出し信号線3を導出している。この読
み出し回路2は、各読み出し信号線3を通じてそれぞれ
のパルス信号ΦX(i),ΦX(i+1),……を順次送出する。
これによって、各行毎に、パルス信号ΦXが各画素1
a,1bの光電変換部131に同時に加えられ、これら
の画素1a,1bの光電変換部131から信号電圧をV
sigが出力される。
【0067】また、第1リセット回路4からは、水平方
向の各行へとそれぞれの第1リセット信号線4aを導出
している。この第1リセット回路4は、各画素1aに対
応しており、各第1リセット信号線4aを通じてそれぞ
れのパルス信号ΦR1(i),ΦR 1(i+1),……を順次送出す
る。これによって、各行毎に、パルス信号ΦR1が各画素
1aの光電変換部131に同時に加えられ、これらの画
素1aの光電変換部131から信号電荷が排出される。
【0068】同様に、第2リセット回路5からは、水平
方向の各行へとそれぞれの第2リセット信号線5aを導
出している。この第2リセット回路5は、各画素1bに
対応しており、各第2リセット信号線5aを通じてそれ
ぞれのパルス信号ΦR2(i),ΦR2(i+1),……を順次送出
する。これによって、各行毎に、パルス信号ΦR2が各画
素1bの光電変換部131に同時に加えられ、これらの
画素1bの光電変換部131から信号電荷が排出され
る。
【0069】また、各感知単位1の配列における垂直方
向の各列j,(j+1),……毎に、各垂直信号線6
a,6bを配列している。各垂直信号線6a,6bは、
各画素1a,1bと同様に、2本を1組とし、一方の垂
直信号線6aを1列の各画素1aの増幅部132に接続
すると共に、他方の垂直信号線6bを1列の各画素1b
の増幅部132に接続している。
【0070】各垂直信号線6aは、各第1選択トランジ
スタ7を介して第1水平信号線9に接続され、各垂直信
号線6bは、各第2選択トランジスタ8を介して第2水
平信号線10に接続されている。第1及び第2選択トラ
ンジスタ7,8も、各画素1a,1bと同様に、2個を
1組としている。
【0071】水平走査回路11は、第1及び第2選択ト
ランジスタ7,8からなる各組を順次選択し、その度
に、第1及び第2選択トランジスタ7,8のゲートに水
平走査信号を加え、第1及び第2選択トランジスタ7,
8をオンにして、各垂直信号線6a,6bを第1及び第
2水平信号線9,10に接続する。
【0072】第1及び水平信号線9,10は、第1及び
第2増幅器12,13を介して差動増幅器14に接続さ
れている。第1増幅器12のゲインは、第2増幅器13
のものの2倍に設定されている。
【0073】次に、この様な構成の固体撮像装置の動作
を図2のタイミングチャートに従って述べる。
【0074】まず、フレーム期間(F−1)の開始に際
し、読み出し回路2は、各読み出し信号線3を通じてそ
れぞれのパルス信号ΦX(i),ΦX(i+1),……を順次送出
する。これに応答して、各行毎に、各画素1a,1bの
光電変換部131は、それぞれの信号電圧Vsigを出力
する。
【0075】これらのパルス信号ΦX(i),ΦX(i+1),…
…と同期して、第1リセット回路4は、各第1リセット
信号線4aを通じてそれぞれのパルス信号ΦR1(i),Φ
R1(i+1),……を順次送出する。これに応答して、各行
毎に、各画素1aの光電変換部131は、信号電荷を排
出する。同様に、第2リセット回路5は、各第2リセッ
ト信号線5aを通じてそれぞれのパルス信号ΦR2(i),
ΦR2(i+1),…… を順次送出し、各行毎に、各画素1b
の光電変換部131から信号電荷を排出する。
【0076】したがって、フレーム期間(F−1)の開
始に際し、全ての各画素1a,1bの信号電荷が排出さ
れ、これらの画素1a,1bがリセットされる。
【0077】こうして全ての各画素1a,1bをリセッ
トしてから、これらの各画素1a,1b毎に、光電変換
並びに信号電荷の蓄積を行い、入射した光量に応じた信
号電荷を蓄積する。
【0078】次に、フレーム期間(F−1)の終了、及
び後半のフレーム期間Fの開始に際しては、第1リセッ
ト回路4のみを起動し、この第1リセット回路4から各
第1リセット信号線4aを通じてそれぞれのパルス信号
ΦR1(i),ΦR1(i+1),……を順次送出する。これに応答
して、各行毎に、各画素1aの光電変換部131は、信
号電荷を排出する。
【0079】したがって、後半のフレーム期間Fにおい
ては、このフレーム期間Fの開始のときに各画素1aの
信号電荷を一旦排出してから、これらの画素1aによる
信号電荷の蓄積を再度行うことになる。ただし、各画素
1bによる信号電荷の蓄積を間断なく続行する。
【0080】次に、フレーム期間Fの終了に際しては、
フレーム期間(F−1)の開始のときと同様に、読み出
し回路2から各パルス信号ΦX(i),ΦX(i+1),……を順
次伝送して、各行毎に、各画素1a,1bの光電変換部
131からそれぞれの信号電圧Vsigを出力させる。ま
た、第1リセット回路4から各パルス信号ΦR1(i),Φ
R1(i+1),……を順次送出して、各行毎に、各画素1a
の光電変換部131から信号電荷を排出させ、同様に、
第2リセット回路5から各パルス信号ΦR2(i),ΦR2(i+
1),…… を順次送出して、各行毎に、各画素1bの光
電変換部131から信号電荷を排出させる。
【0081】すなわち、各画素1bは、各フレーム期間
(F−1),Fを通じて信号電荷の蓄積を行い、フレー
ム期間Fの終了のときに、読み出し回路2からのパルス
信号ΦXに応答して、蓄積した信号電荷に対応する信号
電圧Vsigを出力する。また、各画素1aは、各フレー
ム期間(F−1),Fの度にリセットされて、信号電荷
を排出するので、フレーム期間Fの終了のときに、読み
出し回路2からのパルス信号ΦXに応答して、フレーム
期間Fのみに蓄積した信号電荷に対応する信号電圧V
sigを出力する。
【0082】各行毎に、各画素1aの信号電圧V
sigは、各垂直信号線6aに送出され、各画素1bの信
号電圧Vsigは、各垂直信号線6bに送出されれる。
【0083】一方、フレーム期間Fの終了に際し、読み
出し回路2から各パルス信号ΦX(i),ΦX(i+1),……が
出力される度に、水平走査回路11は、第1及び第2選
択トランジスタ7,8からなる各組を順次選択して、選
択した第1及び第2選択トランジスタ7,8のゲートに
水平走査信号を加え、第1及び第2選択トランジスタ
7,8をオンにして、各垂直信号線6a,6bを第1及
び第2水平信号線9,10に接続する。
【0084】例えば、読み出し回路2からパルス信号Φ
X(i)が出力されている間に、水平走査回路11は、第1
及び第2選択トランジスタ7,8からなる各組を順次選
択し、選択した第1及び第2選択トランジスタ7,8を
オンにして、各垂直信号線6a,6bを第1及び第2水
平信号線9,10に接続する。このとき、パルス信号Φ
X(i)に応答して、i行目の各組の各画素1a,1bから
それぞれの信号電圧Vsigが出力されているので、これ
らの組が順次選択され、選択された組の各画素1a,1
bの信号電圧Vsigが第1及び第2選択トランジスタ
7,8を介して第1及び第2水平信号線9,10に伝送
される。
【0085】そして、1組の各画素1a,1bの信号電
圧Vsigのうちの前者は、第1増幅器12によって2倍
の増幅率で増幅され、また後者は、第2増幅器13によ
って増幅され、画素1aの信号電圧Vsigの2倍のもの
と画素1bの信号電圧Vsigが差動増幅器14に加えら
れる。差動増幅器14は、両者の信号電圧Vsigの差を
求め、この差を出力する。
【0086】各画素1a,1bの信号電圧Vsigの差
は、i行目の各組毎に求められ、これらの組の各画素1
a,1bの信号電圧Vsigの差が差動増幅器14から順
次出力される。
【0087】この様な動作は、各行毎に繰り返されて、
全ての組の各画素1a,1bの信号電圧Vsigの差が差
動増幅器14から順次出力される。
【0088】また、この様な各組の各画素1a,1bの
信号電圧Vsigの差を求める動作は、2つのフレーム期
間の度に繰り返される。
【0089】これまでの動作を図3(a),(b)を参
照して説明すると、図3(a)の撮像画面15における
垂直方向のj列における1番目からn番目までの各感知
単位1(a1j〜anj)においては、図3(b)に示す様
に時間の経過に伴い、連続する2つのフレーム期間の度
に、これらの感知単位1の各画素1a,1bの読み出し
がなされると共に、これらの感知単位1の画素1bのリ
セットがなされ、1つのフレーム期間の度に、これらの
感知単位1の画素1aのリセットがなされる。
【0090】ここで、1組の各画素1a,1bのうちの
画素1bは、各フレーム期間(F−1),Fを通じて信
号電荷の蓄積を行い、フレーム期間Fの終了のときに、
各フレーム期間(F−1),Fに蓄積した信号電荷に対
応する信号電圧Vsigを出力する。また、画素1aは、
各フレーム期間(F−1),Fの度にリセットされるの
で、フレーム期間Fの終了のときに、フレーム期間Fの
みに蓄積した信号電荷に対応する信号電圧Vsigを出力
する。
【0091】したがって、画素1aによる信号電荷の蓄
積期間は、画素1bによる信号電荷の蓄積期間の1/2
である。このため、撮像画面上の映像が静止した状態で
あって、1つの感知単位1とみなされる各画素1a,1
bに同じ量の光が入射している場合は、画素1aからの
信号電圧Vsigが画素1bからの信号電圧Vsigの1/2
となる。これらの画素1a,1bの信号電圧Vsigをそ
れぞれの増幅器12,13によって増幅し、画素1aの
信号電圧Vsigを画素1bの信号電圧Vsigの2倍の増幅
率で増幅しているので、各増幅器12,13の出力が相
互に等しくなり、差動増幅器14によって求められる差
が0となる。
【0092】また、撮像画面上の映像が動いている状態
であって、フレーム期間(F−1)からフレーム期間F
1へと経過する間に、1つの感知単位1とみなされる各
画素1a,1bに入射する光の量が変化した場合は、画
素1aからの信号電圧Vsigが画素1bからの信号電圧
sigの1/2とならず、画素1aの信号電圧Vsigを画
素1bの信号電圧Vsigの2倍の増幅率で増幅しても、
画素1aの信号電圧Vs igの2倍のものと画素1bの信
号電圧Vsigが相互に等しくならず、差動増幅器14に
よって求められる差が0とはならない。
【0093】したがって、差動増幅器14の出力に基づ
いて、撮像画面上の映像が動いているか否かを検出する
ことができ、少なくとも1組の各画素1a,1bについ
ての差動増幅器14の出力が0でなければ、撮像画面上
の映像が動いているとみなすことができる。
【0094】なお、この固体撮像装置から通常の映像信
号を得るには、第2増幅器13の出力を出力線16を介
し映像信号として取り出せば良い。ただし、この第2増
幅器13の出力は、各画素1bの信号電圧Vsigを増幅
したものであって、他の各画素1aの信号電圧Vsig
含まないので、撮像画面の解像度が全ての各画素1a,
1bによる撮像画面のものの1/2となる。
【0095】図4は、この発明の固体撮像装置の第2実
施形態を示している。この第2実施形態では、図1の装
置における出力線16の代わりに、第1、第2及び第3
トランジスタ21,22,23、増幅器24を設け、ま
たリセット回路制御部25を増設している。
【0096】また、撮像画面上の映像の動きを検出する
ときには、図1の装置と同様の動作を行い、通常の映像
信号を得るときには、次の様な動作を行う。
【0097】まず、リセット回路制御部25は、第1及
び第2リセット回路4,5の動作を切り換え、第1及び
第2リセット回路4,5による各画素1a,1bのリセ
ットを各フレーム期間毎に行わせる。これに伴い、読み
出し回路2による各画素1a,1bの信号電圧Vsig
読み出しも各フレーム期間毎に行う。
【0098】したがって、各画素1a,1bは、各フレ
ーム期間毎に、リセット、信号電荷の蓄積、及び信号電
圧Vsigの出力を繰り返すことになる。
【0099】水平走査回路11は、図1の装置と同様に
動作し、第1及び第2選択トランジスタ7,8からなる
各組を順次選択し、選択した第1及び第2選択トランジ
スタ7,8をオンにして、各垂直信号線6a,6bを第
1及び第2水平信号線9,10に接続する。
【0100】このため、1行における各画素1a,1b
からなる各組が順次選択され、選択された組の各画素1
a,1bの信号電圧Vsigが第1及び第2水平信号線
9,10に伝送される。
【0101】各画素1a,1bの信号電圧Vsigが第1
及び第2水平信号線9,10に伝送されている期間にお
いて、パルス信号ΦS1は、水平走査回路11によって水
平方向の各画素が順次選択される周期T(図示せず)と
同周期、同位相でオンするため、第1トランジスタ21
及び第2トランジスタ22によって各画素1a,1bの
信号が周期T毎にサンプリングされる。パルス信号ΦS2
は、パルス信号ΦS1よりも位相がT/2だけ遅れてオン
する。これに応答して、画素1aの画信号は、第3トラ
ンジスタ23によって再度サンプリングされ、対となる
画素1bの画素信号よりもT/2だけ遅れる。すなわ
ち、周期Tの前半T/2で画素1bの画素信号が、その
後半T/2で画素1aの画素信号が得られる。
【0102】この様な第1乃至第3トランジスタ21〜
23のサンプリング動作は、1行における各画素1a,
1bからなる各組毎に行われ、各行毎に繰り返される。
これによって、全ての組の各画素1a,1bが交互に選
択されて、これらの画素1a,1bの信号電圧Vsig
増幅器24から順次出力される。
【0103】こうして全ての各画素1a,1bの信号電
圧Vsigを取り出せば、無駄となる画素が無くなるの
で、撮像画面の解像度が劣化せずに済む。ただし、この
場合は、第1及び第2リセット回路4,5、及び読み出
し回路2の動作が撮像画面上の映像の動きを検出すると
きの動作とは異なるので、通常の映像信号を得ながら、
撮像画面上の映像の動きを検出することはできない。
【0104】図5は、この発明の固体撮像装置の第3実
施形態を示している。この第3実施形態では、図1の装
置における全ての各垂直信号線6a,6bに、各相関2
重サンプリング(CDS)回路31を挿入している。
【0105】相関2重サンプリング回路31は、画素か
らの信号電圧Vsigを入力すると共に、画素の信号電荷
が排出された後にも、画素からの信号電圧を入力し、両
者の信号電圧の差、つまり読み出し期間の信号電圧V
sigと信号電荷排出後の信号電圧Vresの差を求めて、こ
の差の信号電圧を出力する。この差の信号電圧は、読み
出し期間と信号電荷排出後の各信号電圧の差であるか
ら、各画素毎に、この差を求めれば、各画素のしきい値
のバラツキ(信号電荷排出後の各信号電圧のバラツキに
相当する)をキャンセルすることができ、このバラツキ
を原因とする各画素の固定パターンノイズ(FPN)が
抑制される。
【0106】相関2重サンプリング回路31は、クラン
プ回路及びサンプルホールド回路からなる。
【0107】クランプ回路は、クランプコンデンサ3
2、及びクランプトランジスタ33を備えている。読み
出し期間には、画素からの信号電圧Vsigをクランプコ
ンデンサ32に入力して、クランプトランジスタ33を
オンにすることによって、信号電圧Vsigをクランプ電
圧VCPに変換し、引き続いてクランプトランジスタ33
をオフにする。
【0108】そして、信号電荷排出後には、この画素か
らの信号電圧Vresをクランプコンデンサ32に入力し
て、クランプ電圧VCP−(信号電圧Vsig−信号電圧V
res)を形成し、この差の信号電圧を保持する。例え
ば、クランプ電圧VCPが接地電位であれば、信号電圧
[−(Vsig−Vres)]を保持することとなる。
【0109】サンプルホールド回路は、サンプルトラン
ジスタ34、及びサンプルホールドコンデンサ35を備
えている。クランプ回路によって上記差の信号電圧[−
(Vsig−Vres)]が形成されてから、サンプルトラン
ジスタ34は、オンとなって、この差の信号電圧[−
(Vsig−Vres)]をサンプルホールドコンデンサ35
に加える。サンプルホールドコンデンサ35は、この差
の信号電圧[−(Vsig−Vres)]を保持しつつ選択トラ
ンジスタ7(又は選択トランジスタ8)に加える。
【0110】この様な動作は、水平方向の1行の各画素
について行われ、これによって各画素の信号電荷に基づ
くそれぞれの信号電圧[−(Vsig−Vres)]が各選択ト
ランジスタ7(及び各選択トランジスタ8)に加えられ
る。
【0111】図6は、この発明の固体撮像装置の第4実
施形態を示している。この第4実施形態では、各感知単
位1の配列における垂直方向の各列j,(j+1),…
…毎に、各画素1a,1bを交互に配列し、縦方向で相
互に隣接する2つの画素1a,1bを1つの感知単位1
として扱っている。
【0112】これに伴い、2行毎に、読み出し回路2の
各読み出し信号線3を導出し、それぞれを2行の各画素
1a,1bに接続している。また、第1リセット回路4
の各第1リセット信号線4aを奇数行の各画素1aに接
続し、第2リセット回路5の各第2リセット信号線5a
を偶数行の各画素1bに接続している。
【0113】なお、各画素1a,1bの配列、つまり後
半のフレーム期間のみに信号電荷を蓄積する画素と、連
続する2つのフレーム期間に信号電荷を蓄積する画素の
配列を多様に変形することができる。例えば、各画素1
a,1bを斜めに配列しても構わない、あるいは、隣接
する3個以上の各画素を適宜に組み合わせて、1つの感
知単位として扱っても良い。
【0114】ところで、1つの感知単位1として扱われ
る1組の各画素1a,1bは、僅かながら相互に離間し
ている。このため、各画素1a,1bの信号電圧Vsig
の差は、撮像画面上の映像の動きによってのみ生じると
は限らず、撮像画面上の映像の光強度のむらによっても
生じ、いずれのときにも差動増幅器14の出力が0とは
ならならないので、これが映像の動きを検出する上での
エラーとなる。
【0115】この様なエラーを防止するには、図7及び
図8に示す様に、この発明の固体撮像装置における撮像
画面41上に、複屈折特性を有する複屈折板42を重ね
れば良い。
【0116】この複屈折板42は、例えば水晶であり、
その表面の法線が結晶に特有な光学軸→qと角度αで交
わる様に切り出されたものである。この複屈折板42に
垂直に入射した光束→lは、常光線→loと異常光線→
leに分離し、常光線→loと異常光線→leの分離距離
dは、次式(1)に示す様に複屈折板42の厚さwと角
度δによって決まる。角度δは、常光線→loと異常光
線→leの各屈折率と角度αに依存し、水晶の場合は、
α=44.8°で、tanδが最大値5.876×10-3
ある。 d=w・tanδ ……(1) ここで、分離距離dを1組の各画素1a,1bの離間距
離に一致させれば、先の映像の光強度のむらを原因とす
る動きの検出エラーを防止することができる。
【0117】すなわち、図8に示す様に撮像レンズ43
を介して入射した光束は、複屈折板42を介して撮像画
面41上に入射し、この撮像画面41上に映像を形成す
る。この複屈折板42による分離距離dを1組の各画素
1a,1bの離間距離に一致させておくと、この複屈折
板42を介した全ての光束が撮像画面41上で分離距離
dを隔て入射するので、各画素1a,1bに入射する光
の量が同一となり、映像の光強度のむらを原因とする動
きの検出エラーを防止することができる。
【0118】また、人工の光源のもとで、この固体撮像
装置による動きの検出を行う場合は、各画素1a,1b
に入射する光量の変化が撮像画面上の映像の動きを原因
とするのか、人工の光源の光強度の周期的な変化を原因
とするものかを識別する必要がある。
【0119】このためには、図9に示す様にフレーム期
間を人工の光源の光強度の周期の整数倍に設定する。こ
れによって、フレーム期間における人工の光源の光強度
の平均値は、各フレーム期間に共通のものとなり、各フ
レーム期間の度に変化することがない。これによって、
各画素1a,1bに入射する光量の変化を撮像画面上の
映像の動きを原因とするものと特定することができ、映
像の動きを誤り無く検出することできる。
【0120】なお、これまでの各実施形態においては、
各画素1a,1bとして、図14の増幅型のものを例示
しているが、図10に示す非増幅型のものを適用するこ
とも可能である。ただし、この場合は、読み出し用のパ
ルス信号とリセット用のパルス信号を共通化する必要が
あり、連続する2つのフレーム期間のうちの後半のフレ
ーム期間の開始に際しては、各画素1aから読み出され
た信号電圧を切り捨てる必要がある。
【0121】図21は、この発明の固体撮像装置の第5
実施形態を示している。この固体撮像装置は、CCDを
適用したものであって、撮像部51、蓄積部52、第1
及び第2水平CCD53,54、第1及び第2増幅器5
5,56、及び差動増幅器57を備えている。
【0122】撮像部51は、各画素を2m行n列のマト
リクス状に配列したものであり、各列61毎に、図22
に示す様に各画素62a,62bを交互に配列し、また
各列に沿って、それぞれの垂直CCD63を配置してい
る。これらの画素62a,62bは、光電変換部64及
び移送ゲート部65を備えており、列に並ぶ各画素62
a,62bの光電変換部64がそれぞれの移送ゲート部
65を通じて垂直CCD63に接続されている。
【0123】各画素62a,62bの光電変換部64
は、光電変換を行って、それぞれの信号電荷を形成して
蓄積する。これらの画素62a,62bの信号電荷は、
それぞれの移送ゲート部65を通じて垂直CCD63に
移送される。各列61毎に、垂直CCD63は、2m個
の各画素62a,62bからの信号電荷を受け取り、こ
れらの信号電荷を蓄積しつつ転送する。
【0124】各列毎に、各画素62a,62bの移送ゲ
ート部65及び垂直CCD63を転送電極制御信号線群
66を通じて制御しており、各画素62aの移送ゲート
部65と各画素62bの移送ゲート部65は、相互に異
なる各転送電極制御信号線66a,66bによって制御
されている。これによって、各画素62aの移送ゲート
部65と各画素62bの移送ゲート部65を別々に制御
することができ、各画素62aの信号電荷のみを該各画
素62aの移送ゲート部65を通じて各垂直CCD63
に移送して転送したり、各画素62a,62bの信号電
荷を該各画素62a,62bの移送ゲート部65を通じ
て各垂直CCD63に移送して転送することができる。
【0125】蓄積部52は、n列の各垂直CCD67を
備えている。これらの垂直CCD67は、m個の各画素
の信号電荷を蓄積しつつ転送する。したがって、この蓄
積部52では、m行n列の各画素の信号電荷、つまり撮
像部51の1/2の各画素の信号電荷を蓄積しつつ、転
送することができる。
【0126】次に、この第5実施形態の固体撮像装置の
動作を図23のタイミングチャートに従って説明する。
【0127】まず、フレーム期間Fにおいて、各画素6
2a,62bの光電変換部64による光電変換並びに信
号電荷の蓄積は、時点t1から開始される。このフレー
ム期間Fの途中の時点t3、つまりフレーム期間Fの1
/2に達したときに、各画素62aのみをリセットし
て、これらの画素62aの信号電荷を各垂直CCD63
から蓄積部52の各垂直CCD67へと順次転送する。
これらの画素62aの信号電荷は、図23の矢印71,
72に示す様に、時点t3から時点t4までは通常の転送
速度で転送され、時点t4から時点t6までは高速の転送
速度で転送される。そして、これらの画素62aの信号
電荷は、第1水平CCD53、第1増幅器55及び差動
増幅器57を通じて排出される。
【0128】時点t3から時点t5までは、各画素62a
の光電変換部64による光電変換並びに信号電荷の蓄積
が再開されると共に、各画素62bの光電変換部64に
よる光電変換並びに信号電荷の蓄積が継続される。
【0129】したがって、各画素62aの光電変換部6
4による蓄積をフレーム期間Fの1/2の期間だけ行
い、各画素62bの光電変換部64による蓄積をフレー
ム期間Fだけ行うことになり、各画素62aの蓄積期間
が各画素62bの蓄積期間の1/2となる。
【0130】次に、時点t5で、全ての各画素62a,
62bをリセットして、これらの画素62a,62bの
信号電荷を各垂直CCD63から蓄積部52の各垂直C
CD67へと順次転送する。
【0131】これらの画素62a,62bの信号電荷
は、図23の矢印73,74に示す様に、次のフレーム
期間(F+1)の時点t5から時点t6までは高速の転送
速度で転送され、時点t6から時点t8までは通常の転送
速度で転送される。そして、各画素62aの信号電荷
は、第1水平CCD53に転送されて、ここから第1増
幅器55及び差動増幅器57へと伝達され、また各画素
62bの信号電荷は、第2水平CCD54に転送され
て、ここから第2増幅器56及び差動増幅器57へと伝
達される。
【0132】例えば、第1行の各画素62aの信号電荷
を第1水平CCD53を通じて転送しているときには、
同様のタイミングで第2行の各画素62bの信号電荷を
第2水平CCD54を通じて転送し、また第i行の各画
素62aの信号電荷を第1水平CCD53を通じて転送
しているときには、同様のタイミングで第(i+1)行
の各画素62bの信号電荷を第2水平CCD54を通じ
て転送している。したがって、差動増幅器57は、撮像
画面の列に沿って上下に隣接する1組の各画素62a,
62bの信号電荷を第1及び第2増幅器55,56を介
して同時に入力することになり、これらの画素62a,
62bの信号電荷の差(Vout)を出力する。この様な差
動増幅器57の出力Voutは、上下に隣接する全ての組
の各画素62a,62bの信号電荷について逐次形成さ
れる。
【0133】なお、時点t6からt8までの期間におい
て、撮像部51の各垂直CCD63及び蓄積部52の各
垂直CCD67は、1フレーム期間におけるm回の各水
平走査期間Hの度に、2回の転送動作を行って、1フレ
ーム期間に合計2m回の転送動作を行い、これによって
2m行n列の全ての各画素62a,62bの信号電荷を
読み出す。また、時点t1から時点t5までと、時点t5
から時点t9までは、等価であり、これらの期間の動作
が1フレーム期間毎に繰り返される。
【0134】さて、各画素62aからの信号電荷を第1
増幅器55によって増幅し、また各画素62bからの信
号電荷を第2増幅器56によって増幅しており、第1増
幅器55のゲインを第2増幅器56のものの2倍に設定
している。また、先に述べた様に各画素62aの蓄積期
間は、各画素62bの蓄積期間の1/2である。このた
め、撮像画面上の映像が静止した状態であって、1つの
感知単位とみなされる各画素62a,62bに同じ量の
光が入射している場合は、画素62aからの信号電荷が
画素1bからの信号電荷の1/2となり、2倍のゲイン
の第1増幅器55の出力と第2増幅器56の出力が相互
に等しくなり、差動増幅器57によって求められる差が
0となる。
【0135】また、撮像画面上の映像が動いている状態
であって、1つの感知単位とみなされる各画素62a,
62bに入射する光の量に差が発生した場合は、画素6
2aからの信号電荷が画素1bからの信号電荷の1/2
ではなくなり、2倍のゲインの第1増幅器55の出力と
第2増幅器56の出力が相互に等しくならず、これらの
出力の差が差動増幅器57から出力され、映像の動きが
検出される。
【0136】図24は、この発明の固体撮像装置の第6
実施形態を示している。この固体撮像装置では、図21
に示した装置における第1及び第2水平CCD53,5
4の代わりに、1つの水平CCD81を備え、更にバッ
ファ82、及び同時化並びに時間伸長回路83を設けて
いる。
【0137】ここでは、撮像部51及び蓄積部52の動
作が図21の装置と全く同様であり、フレーム期間Fの
途中の時点t3で、各画素62aのみをリセットして、
これらの画素62aの信号電荷を排出し、時点t5で、
全ての各画素62a,62bをリセットして、これらの
画素62a,62bの信号電荷を各垂直CCD63から
蓄積部52の各垂直CCD67へと順次転送する。この
様な転送動作を1フレーム期間に2m回繰り返すので
(1フレーム期間における各水平走査期間Hの回数が
m)、1水平走査期間Hの半分の周期H/2に同期し
て、奇数行の各画素62aの信号電荷及び偶数行の各画
素62bの信号電荷が水平CCD81に交互に与えられ
る。
【0138】奇数行の各画素62aの信号電荷及び偶数
行の各画素62bの信号電荷は、水平CCD81を通じ
て交互に転送され、更にバッファ82を介して同時化並
びに時間伸長回路83へ伝送される。この同時化並びに
時間伸長回路83の動作を図25のタイミングチャート
に従って述べる。
【0139】バッファ82は、第i行の各画素62aの
信号電荷Ai、及び第(i+1)行の各画素62bの信
号電荷B(i+1)を周期H/2に同期して交互に出力する
(図25(a)に示す)。同時化並びに時間伸長回路8
3は、周期Hに同期して、画素62aの信号電荷Ai及
び画素62bの信号電荷B(i+1)を共に入力すると、信
号電荷Aiを周期Hだけ遅延すると共に、信号電荷B(i
+1)を周期H/2だけ遅延して、これらの信号電荷A
i,B(i+1)を同時化し、更に、これらの信号電荷A
i,B(i+1)の期間を2倍に伸長してから、これらの信
号電荷Ai,B(i+1)を出力する。これによって、同時
化並びに時間伸長回路83からは、信号電荷Aiに対応
する周期Hの信号Ao(図25(b)に示す)、及び信
号電荷B(i+1)に対応する周期Hの信号Bo(図25
(c)に示す)が同時に出力される。
【0140】これらの信号Ao,Boは、増幅率2Gの
第1増幅器55及び増幅率Gの第2増幅器56によって
それぞれ増幅されてから、差動増幅器57に加えられ
る。この差動増幅器57は、信号Boから信号Aoの2
倍のものを差し引いて、この差(Vout)を出力する。
【0141】したがって、図21の装置と同様に、映像
に動きが無い場合は、差動増幅器57の出力Voutが実
質的に0になり、また映像に動きがある場合は、この出
力Voutが0から外れて、信号を得ることができ、映像
の動きを検出される。
【0142】なお、第5及び第6実施形態の固体撮像装
置においても、人工光源のもとで、撮像画面上の映像の
動きを検出する場合は、各画素62aの信号電荷の蓄積
期間(フレーム期間の1/2の期間)を人工の光源の光
強度の周期の整数倍に設定すれば、映像の動きを誤りな
く検出することができる。
【0143】また、第5実施形態の固体撮像装置におい
ては、図4の装置と同様に、第1及び第2CCD53,
54と第1及び第2増幅器55,56間に、第1、第2
及び第3トランジスタ21,22,23を設けると共
に、フレーム期間途中の各画素62aのリセットを行わ
ずに、各画素62a,62bを各フレーム期間毎に共に
リセットし、第1及び第2CCD53,54の出力を第
1、第2及び第3トランジスタ21,22,23を介し
て交互に取り出せば、通常の映像信号を得ることができ
る。
【0144】あるいは、第5実施形態の固体撮像装置に
おいては、フレーム期間途中の各画素62aのリセット
を行わずに、各画素62a,62bを各フレーム期間毎
に共にリセットするだけで、バッファ82から通常の映
像信号を得ることができる。
【0145】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明の動き検出
用固体撮像装置によれば、2つのフレーム期間毎に、第
1光電変換手段の信号の2倍のものと第2光電変換手段
の信号の差に基づいて、撮像画面上の映像の動きを検出
することができる。
【0146】この発明と従来の装置を比較すると、従来
の装置では、連続する2つのフレーム期間の信号の差を
求めるために、1つ前のフレーム期間の信号を記憶した
り保持しているが、これに対して、この発明では、連続
する2つのフレーム期間に、第2光電変換手段による光
積分を続けると共に、後半のフレーム期間のみに、第1
光光電変換手段による光積分を行い、第1光電変換手段
の信号の2倍のものと第2光電変換手段の信号の差を求
めているので、外部のメモリを必要とせず、かつ画素内
に2種類の信号電荷を保持する必要がない。
【0147】また、この発明の装置は、容易に実現する
ことができ、回路規模が大きくなることもなく、コスト
の上昇を抑えることができる。更に、画素として、通常
のものを利用することができるので、画素のサイズが大
きくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固体撮像装置の第1実施形態を示す
ブロック図
【図2】図1の装置における各信号のタイミングを示す
タイミングチャート
【図3】(a)は図1の装置における撮像画面を示す
図、(b)は図1の装置における読み出しとリセットの
タイミングを示す図
【図4】この発明の固体撮像装置の第2実施形態を示す
ブロック図
【図5】この発明の固体撮像装置の第3実施形態を示す
ブロック図
【図6】この発明の固体撮像装置の第4実施形態を示す
ブロック図
【図7】この発明の固体撮像装置の撮像画面に重ねられ
る複屈折板を概略的に示す図
【図8】この発明の固体撮像装置の撮像画面に図7の複
屈折板を重ねた状態を示す図
【図9】この発明における固体撮像装置のフレーム期間
を説明するために用いた図
【図10】非増幅型固体撮像装置の画素を示す回路図
【図11】増幅型固体撮像装置の横型の画素を例示する
回路図
【図12】増幅型固体撮像装置の縦型の画素を例示する
回路図
【図13】増幅型固体撮像装置の画素の他の例を示す回
路図
【図14】図11乃至図13の回路を模式的に示すブロ
ック図
【図15】従来の装置の一例を示すブロック図
【図16】図15の装置における各信号のタイミングを
示すタイミングチャート
【図17】撮像画面上の動きを示す図
【図18】従来の装置の他の例を示すブロック図
【図19】図18の装置における画素及び列増幅器の構
成を示す図
【図20】図18の装置における各信号のタイミングを
示すタイミングチャート
【図21】この発明の固体撮像装置の第5実施形態を示
すブロック図
【図22】図21の固体撮像装置における撮像部を示す
ブロック図
【図23】図21の固体撮像装置の動作を説明するため
に用いたタイミングチャート
【図24】この発明の固体撮像装置の第6実施形態を示
すブロック図
【図25】図24の固体撮像装置の動作を説明するため
に用いたタイミングチャート
【符号の説明】
1 感知単位 1a,1b 画素 2 読み出し回路 3 読み出し信号線 4 第1リセット回路 4a 第1リセット信号線 5 第2リセット回路 5a 第2リセット信号線 6a,6b 垂直信号線 7 第1選択トランジスタ 8 第2選択トランジスタ 9 第1水平信号線 10 第2水平信号線 11 水平走査回路 12 第1増幅器 13 第2増幅器 14 差動増幅器 16 出力線 21 第1トランジスタ 22 第2トランジスタ 23 第3トランジスタ 24 増幅器 31 相関2重サンプリング回路 32 クランプコンデンサ 33 クランプトランジスタ 34 サンプルトランジスタ 35 サンプルホールドコンデンサ 51 撮像部 52 蓄積部 53 第1水平CCD 54 第2水平CCD 55 第1増幅器 56 第2増幅器 57 差動増幅器 62a,62b 画素 63,67 垂直CCD 64 光電変換部 65 移送ゲート部 66 転送電極制御信号線群 81 水平CCD 82 バッファ 83 同時化並びに時間伸長回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光電変換手段をマトリクス状に配
    列して、撮像画面を形成し、これらの光電変換手段の信
    号に基づいて撮像画面上の映像の動きを検出する動き検
    出用固体撮像装置において、 各光電変換手段のうちの相互に空間的に近接する第1及
    び第2光電変換手段を1組とし、 第1光電変換手段の第1光積分期間を第2光電変換手段
    の第2光積分期間よりも短くすると共に、第1及び第2
    光積分期間の終了時点を略一致させ、 第1及び第2光積分期間の後に、第1及び第2光電変換
    手段の信号を共に読み出し、 第1光積分期間に対する第2光積分期間の比と第1光電
    変換手段の信号の積を求め、この積と第2光電変換手段
    の信号の差に基づいて撮像画面上の映像の動きを検出す
    る動き検出用固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 第1光積分期間を第2光積分期間の1/
    2に、第1光積分期間に対する第2光積分期間の比を2
    に設定し、 第1光電変換手段の信号の2倍のものと第2光電変換手
    段の信号の差に基づいて撮像画面上の映像の動きを検出
    する請求項1に記載の動き検出用固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配列された各光電変換手
    段を第1及び第2光電変換手段からなる各組に分け、 これらの組毎に、第1及び第2光積分期間を個別に設定
    する請求項1又は2に記載の動き検出用固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2光積分期間は、第1及び第
    2光電変換手段のリセットで開始されて、第1及び第2
    光電変換手段の信号の読み出しで終了し、 これらのリセット及び読み出しは、各光電変換手段のマ
    トリクス状の配列における水平方向の各行単位で行われ
    る請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の動き検出用
    固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 各光電変換手段のマトリクス状の配列に
    おける水平方向の各行毎に、 水平方向に並ぶ各光電変換手段の信号の読み出しを共通
    の読み出し手段によって行い、 水平方向に並ぶ各光電変換手段のうちの第1光電変換手
    段のリセットを第1リセット手段によって行うと共に、
    水平方向に並ぶ各光電変換手段うちの第2光電変換手段
    のリセットを第2リセット手段によって行う請求項4に
    記載の動き検出用固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 光電変換手段は、光電変換、及び信号の
    蓄積を行う請求項1乃至5のうちのいずれかに記載の動
    き検出用固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 光電変換手段は、光電変換、及び信号の
    蓄積に加え、更に信号の増幅を行う請求項1乃至5のう
    ちのいずれかに記載の動き検出用固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 読み出された光電変換手段の信号から、
    この光電変換手段の電荷排出後の該光電変換手段の出力
    を差し引いて、この光電変換手段の信号を補正する相関
    2重サンプリング手段を更に備える請求項1乃至7のう
    ちのいずれかに記載の動き検出用固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像画面上に、1組の第1及び第2光電
    変換手段の離間距離に対応する分離幅を有する光学ロー
    パスフィルタを配置した請求項1乃至8のうちのいずれ
    かに記載の動き検出用固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 複数の光電変換手段をマトリクス状に
    配列して、撮像画面を形成し、マトリクス状の配列の各
    列に沿ってそれぞれの垂直CCDを配置し、これらの列
    毎に、列に並ぶ各光電変換手段をリセットすることによ
    って、これらの光電変換手段の信号電荷を該列の垂直C
    CDを通じて転送し取り出す動き検出用固体撮像装置に
    おいて、 マトリクス状の配列の各列毎に、第1光電変換手段及び
    第2光電変換手段を交互に配置して列を形成し、 第2光電変換手段の第2光積分期間の途中で、第1光電
    変換手段をリセットして、第1光電変換手段の第1光積
    分期間を開始すると共に、第2光電変換手段の第2光積
    分期間を継続し、第1及び第2光積分期間の終了時点
    で、第1及び第2光電変換手段を共にリセットし、第1
    及び第2光電変換手段の信号電荷を垂直CCDを通じて
    取り出し、 第1光積分期間に対する第2光積分期間の比と第1光電
    変換手段の信号電荷の積を求め、この積と第2光電変換
    手段の信号電荷の差に基づいて撮像画面上の映像の動き
    を検出する動き検出用固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 第1水平CCD及び第2水平CCDを
    更に備え、 各列毎に、第1及び第2光電変換手段の信号電荷を該列
    の垂直CCDを通じて第1及び第2水平CCDに伝送
    し、第1光電変換手段の信号電荷を第1水平CCDを通
    じて取り出すと共に、第2光電変換手段の信号電荷を第
    2水平CCDを通じて取り出す請求項10に記載の動き
    検出用固体撮像装置。
  12. 【請求項12】 水平CCDを更に備え、 各列毎に、第1及び第2光電変換手段の信号電荷を該列
    の垂直CCDを通じて水平CCDに伝送し、第1及び第
    2光電変換手段の信号電荷を水平CCDを通じて交互に
    転送し、第1及び第2光電変換手段の信号電荷の少なく
    とも一方を遅延して、第1及び第2光電変換手段の信号
    電荷を相互のタイミングを一致させて取り出す請求項1
    0に記載の動き検出用固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 撮像画面上の映像の明るさが周期的に
    変化する場合、第1光電変換手段の第1光積分期間を該
    映像の明るさの周期の整数倍に設定する請求項1乃至1
    2のうちのいずれかに記載の動き検出用固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 撮像画面上の映像の動きを検出したこ
    とを示す検出信号と、この撮像画面上の映像を示す各光
    電変換手段の信号を切り換えて出力する請求項1乃至1
    3のうちのいずれかに記載の動き検出用固体撮像装置。
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