JPH10290128A - マイクロフォン回路 - Google Patents

マイクロフォン回路

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JPH10290128A
JPH10290128A JP9421897A JP9421897A JPH10290128A JP H10290128 A JPH10290128 A JP H10290128A JP 9421897 A JP9421897 A JP 9421897A JP 9421897 A JP9421897 A JP 9421897A JP H10290128 A JPH10290128 A JP H10290128A
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Japan
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microphone
external microphone
terminal
operational amplifier
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JP9421897A
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Kazuo Sudo
一夫 須藤
Kazuhiko Terajima
一彦 寺島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部マイクロフォンの接続を正確に検出し、
また、消費電力を低減する。 【解決手段】 外部マイクロフォン42の接続は、電流
IMによって第二の負荷抵抗6の両端に生じた電位差を
コンパレータ7で検出することにより行う。そして、こ
のコンパレータ7からの出力によって、マイクロフォン
アンプである第三の演算増幅器11への入力を内蔵マイ
クロフォン33から外部マイクロフォン42に、切り換
えスイッチ10によって切り換える。また、外部マイク
ロフォン42が接続されていないときには、内蔵マイク
ロフォン33からの音声信号を増幅する第一の演算増幅
器3をパワーセーブモードとして、内蔵マイクロフォン
33に電流を流さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部マイクロフ
ォンの接続を検出するマイクロフォン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部マイクロフォンの接続を検出
して、内蔵マイクロフォンから外部マイクロフォンへ入
力を切り換えるマイクロフォン回路が提供されている。
また、外部マイクロフォンの接続を検出し、外部マイク
ロフォンアンプをオンにするマイクロフォン回路も提供
されている。
【0003】従来のマイクロフォン回路の一例として
は、図4に示すように、内蔵マイクフォン33と外部マ
イクロフォン42とからの音声信号の入力を切り換え
て、演算増幅器8で増幅した後に、ボリューム調整部1
1で音量を調整するものが挙げられる。
【0004】このマイクロフォン回路においては、外部
マイクロフォン42の接続は、ジャック34の機械的な
スイッチSW1によって判別している。
【0005】具体的には、ジャック34に外部マイクロ
フォン42が接続されるプラグ41が挿入されていない
ときには、スイッチSW1の端子dと端子eの間はショ
ートされているが、プラグ41が挿入されたときには、
この間は開放される。
【0006】このスイッチSW1の端子eは、トランジ
スタ61のベースに接続しているので、プラグ41が挿
入されていないときは、上記電源ラインVCCを第二の負
荷抵抗38とベース抵抗63で分圧した電圧がベースに
加わるのでこのトランジスタ61はオンになり、プラグ
41が挿入されているときにはベース電位は0となるの
でトランジスタ61はオフとなる。
【0007】従って、ジャック34にプラグ41が挿入
されていないときには、トランジスタ61のコレクタ出
力はローレベルであるが、プラグ41が挿入されて外部
マイクロフォン42が接続されたときには、上記コレク
タ出力はハイレベルとなる。
【0008】このマイクロフォン回路においては、上記
コレクタ出力により切り換えスイッチ19及びボリュー
ム調整部11を制御している。
【0009】即ち、上記切り換えスイッチ10において
は、外部マイクロフォン42が接続されて上記コレクタ
出力がハイレベルの場合には、端子aと端子cを短絡し
て外部マイクロフォン42からの音声信号を選択する。
外部マイクロフォン42が接続されずに上記コレクタ出
力がローレベルの場合には、端子bと端子cを短絡して
内蔵マイクロフォン33からの音声信号を選択する。
【0010】また、外部マイクロフォン42と内蔵マイ
クロフォン33とから入力する音声信号のレベルに応じ
て、ボリューム調整部11のゲインを切り換えて、出力
する音声信号を所定レベルにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来のマイクロフォン回路においては、外部マイ
クロフォン42の接続は、ジャック34の備える機械的
なスイッチSW1よって、プラグ41の着脱を検出する
ことにより行っていた。
【0012】このため、このマイクロフォン回路が外部
マイクロフォン42の接続を検出したとしても、実際に
は単なる延長ケーブルが接続しているという場合が有り
得る。また、外部マイクロフォン42が着脱可能な場合
には、接続を正確に検出することができない。
【0013】さらに、このマイクロフォン回路において
は、電源ラインVCCから供給される電源電流が、常時内
蔵マイクロフォン33に流れてしまうという問題があ
る。
【0014】この発明は、上述の実情に鑑みてなされる
ものであって、外部マイクロフォン42の接続を正確に
検出し、同時に、外部マイクロフォン42が接続された
際には内蔵マイクロフォン33への電源電流の供給を停
止して消費電力の低減を図るマイクロフォン装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係るマイクロフォン回路は、内蔵マイ
クロフォンと、外部マイクロフォンが接続される外部マ
イクロフォン接続手段と、この外部マイクロフォン接続
手段を介して接続される外部マイクロフォンに電源を供
給する定電圧源と、この定電圧源と外部マイクロフォン
接続手段との間に直列に挿入される負荷抵抗と、この負
荷抵抗の両端の電位差を検出し、この電位差をレベル弁
別するレベル弁別手段と、このレベル弁別手段からの出
力に応じて内蔵マイクロフォンからの入力と外部マイク
ロフォン接続手段からの入力とを切り換える切り換えス
イッチとを有するものである。
【0016】また、この発明に係るマイクロフォン回路
は、外部マイクロフォンが接続される外部マイクロフォ
ン接続手段と、この外部マイクロフォン接続手段を介し
て外部マイクロフォンから与えられる音声信号を増幅す
る外部マイクロフォンの増幅手段と、上記外部マイクロ
フォン接続手段を介して接続される外部マイクロフォン
に電源を供給する定電圧源と、この定電圧源と外部マイ
クロフォン接続手段との間に直列に挿入される負荷抵抗
と、この負荷抵抗の両端の電位差を検出し、この電位差
をレベル弁別するレベル弁別手段とを有し、このレベル
弁別手段からの出力に応じて上記外部マイクロフォンの
増幅手段の電源をオン/オフ制御するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るマイクロフ
ォン回路の実施の形態の一例について、図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0018】マイクロフォン回路は、図1に示すよう
に、このマイクロフォン回路の主要部をチップ化した大
規模集積回路(large scale integrated ciruit; LSI)
1と、このLSI1に接続される周辺回路とから構成さ
れる。このLSI1は、CPU51からの制御の下に動
作を行う。
【0019】上記LSI1は、シリコン薄板のチップの
主面に大規模な電子回路を形成したものであり、マイク
ロフォン回路の主要部を備えている。即ち、このLSI
1は、基準電圧源2と、第一の演算増幅器3と、第二の
演算増幅器4と、第一の負荷抵抗5と、第二の負荷抵抗
6と、コンパレータ7と、第三の演算増幅器8と、帰還
抵抗9と、切り換えスイッチ10と、ボリューム調整部
11と、インバータ12と、AND回路13とを有して
いる。
【0020】上記LSI1は、接続端子としては、第一
の入力端子21と、第二の入力端子22と、第一の電圧
供給端子23と、第二の電圧供給端子24と、出力端子
25と、パワーセーブ制御信号入力端子26とを有して
いる。
【0021】ここで、上記LSI1の備える回路につい
て説明する。
【0022】基準電圧源2は、基準となる一定の電圧V
Bを発生する電圧源である。この基準電圧源2は、プラ
ス端子を上記第一の演算増幅器3、第二の演算増幅器
4、第三の演算増幅器8のそれぞれの非反転入力(図中
“+”にて示される。)に接続され、基準電圧VBを供
給している。この基準電圧源2のマイナス端子は接地さ
れている。
【0023】第一の演算増幅器3は、非反転入力には基
準電圧源2から基準電圧VBが供給され、反転入力(図
中の“−”にて示される。)は出力と短絡され、基準電
圧VBに対する、いわゆる電圧フォロワとなされてい
る。即ち、この第一の演算増幅器3は、バッファとして
働き、出力インピーダンスを低下させている。この第一
の演算増幅器3は、AND回路13を介して供給される
パワーセーブ制御信号がローレベルになると、パワーセ
ーブモードとなり、消費電流を低下させる。
【0024】第二の演算増幅器4は、非反転入力には基
準電圧源2から基準電圧VBが供給され、反転入力は出
力と短絡され、基準電圧VBに対する、いわゆる電圧フ
ォロワとなされている。即ち、この第二の演算増幅器4
は、バッファとして働き、出力インピーダンスを低下さ
せている。この第二の演算増幅器4は、CPU51から
パワーセーブ制御信号入力端子26を介して供給される
パワーセーブ制御信号がローレベルになると、パワーセ
ーブモードとなり、消費電流を低下させる。
【0025】第一の負荷抵抗5は、一端を上記第一の演
算増幅器3の出力に、他端を第一の電圧供給端子23に
接続されている。この第一の負荷抵抗5は、電圧供給端
子23を介して接続される内蔵マイクロフォン23の負
荷となると共に、第一の電圧挙給端子23が接地された
場合に電流を制限する保護抵抗の役割も果たす。
【0026】上記第二の負荷抵抗6は、一端を上記第二
の演算増幅器4の出力と上記コンパレータ7の非反転入
力とに接続され、他端を上記第二の電圧供給端子24と
上記コンパレータ7の反転入力とに接続されている。こ
の第二の負荷抵抗6は、このマイクロフォン回路に外部
マイクロフォンが接続された場合に外部マイクロフォン
に対する負荷となると共に、第二の電圧供給端子24が
接地された場合に電流を制限する保護抵抗となる。
【0027】上記コンパレータ7は、非反転入力を第二
の負荷抵抗6の一端と第二の演算増幅器4の出力及び反
転入力とに接続され、反転入力を第二の負荷抵抗6の他
端と第二の電圧供給端子24とに接続されている。この
コンパレータ7は、出力をボリューム調節部11と、イ
ンバータ12の入力と、切り換えスイッチ10に供給し
ている。
【0028】上記コンパレータ7は、非反転入力と反転
入力と間に電位を比較し、電位差が生じた場合にはこれ
を検出する。ここでは、このマイクロフォン回路に外部
マイクロフォン42が接続されたときには、第二の電圧
供給端子24から外部マイクロフォン42に電源電流I
Mが供給されるので、第二の負荷抵抗6の両端に電位差
が生じ、この電位差を検出したコンパレータ7の出力は
ハイレベルとなる。
【0029】なお、このコンパレータ7にCPU51か
ら与えられるパワーセーブ制御信号が入力すると、パワ
ーセーブモードとなり消費電流を低下させる。
【0030】第三の演算増幅器8は、反転入力を帰還抵
抗9の一端と、切り換えスイッチ10の端子cとに接続
され、非反転入力には上記基準電圧源2から基準電圧V
Bが供給され、出力を帰還抵抗9の他端と、ボリューム
調節部11の入力とに接続されている。この第三の演算
増幅器8は、内蔵マイクロフォン33又は外部マイクロ
フォン42から切り換えスイッチ10を介して入力され
る音声信号を、所定ゲイン増幅し、上記ボリューム調節
部11に与えるいわゆるマイクロフォンアンプである。
この第三の演算増幅器8は、CPU51から供給される
パワーセーブ制御信号がローレベルになった場合には、
パワーセーブモードになり、消費電流を低減させる。
【0031】帰還抵抗9は、一端を上記第三の演算増幅
器8の反転入力と、上記切り換えスイッチ10の端子c
と、他端を上記第三の演算増幅器8の出力と、上記ボリ
ューム調節部11の入力とに接続されている。この帰還
抵抗9は、第三の演算増幅器8のゲインを決定する。
【0032】切り換えスイッチ10は、端子aを第一の
入力端子21に、端子bを上記第二の入力端子22に、
端子cを上記第三の演算増幅器9の反転入力と帰還抵抗
9の一端とに、それぞれ接続している。端子aには、第
一の入力端子21と第一の結合コンデンサ31とを介し
て内蔵マイクロフォン33からの音声信号が入力し、端
子bには、外部マイクロフォン42が接続されていると
きには、第二の入力端子22と第二の結合コンデンサ3
2とを介して外部マイクロフォン42からの音声信号が
入力する。
【0033】この切り換えスイッチ10は、上記コンパ
レータ7によって制御され、コンパレータの出力がハイ
レベルのときには端子aと端子cを接続して外部マイク
ロフォン42からの音声信号を選択し、ローレベルのと
きには端子bと端子cを接続して内蔵マイクロフォン3
3からの音声信号を選択する。
【0034】ボリューム調節部11は、第三の演算増幅
器8の出力を入力され、入力した音声信号についてボリ
ューム調整を行い、出力端子25を介して外部に出力す
る。このボリューム調節部11は、上記コンパレータ7
の出力がハイレベルであるかローレベルであるかによっ
てゲインを調整し、出力する音声信号のレベルを所定の
範囲に維持する。
【0035】インバータ12は、コンパレータ7の出力
を入力し、出力をAND回路13の一方の入力に接続さ
れる。このインバータは、入力レベルを反転させて出力
レベルとする。
【0036】AND回路13は、インバータ12の出力
を入力の一方とし、CPU51から供給されるパワーセ
ーブ制御信号を入力の他方としている。このAND回路
13は、入力が両方ともハイレベルになった場合にのみ
出力がハイレベルとなる。即ち、このAND回路13か
らの出力は、コンパレータ7の出力がローレベルで、か
つ、パワーセーブ制御信号がハイレベルの場合にのみ、
唯一ハイレベルとなり、他の場合にはローレベルであ
る。
【0037】即ち、上記第一の演算増幅器3は、CPU
1から供給されるパワーセーブ制御信号がハイレベル
で、かつ、コンパレータの出力がローレベルの場合を唯
一除いて、他の場合には入力されるパワーセーブモード
制御信号がローレベルとなるので、パワーセーブモード
となり、消費電流を低減させる。
【0038】第一の入力端子21は記切り換えスイッチ
10の端子aに接続され、外部からは、第一の結合コン
デンサ31の一端と接続されている。
【0039】第二の入力端子22は、上記切り換えスイ
ッチ10のb端子に接続され、外部からは、第二の結合
コンデンサ32の他端に接続されている。
【0040】第一の電圧供給端子23は、第一の負荷抵
抗5の他端に接続され、外部からは、内蔵マイクロフォ
ン33の一端及び第一の結合コンデンサ31の他端に接
続されている。
【0041】第二の電圧供給端子24は、第二の負荷抵
抗6の他端に接続され、外部からは、ジャックの端子d
及び第二の結合コンデンサ32の他端に接続されてい
る。
【0042】出力端子25は、上記ボリューム調整部1
1の出力に接続され、外部に出力信号を供給する。
【0043】パワーセーブ制御信号入力端子26は、第
二の演算増幅器4と、第三の演算増幅器8と、コンパレ
ータ7と、AND回路13とに接続され、CPU51か
らパワーセーブ制御信号を供給される。
【0044】続いて、上記LSI1に接続される周辺回
路について説明する。このマイクロフォン回路は、LS
I1と周辺回路とが一体となって構成される。
【0045】上記第一の結合コンデンサ31は、一端を
LSI1の第一の入力端子21と、他端を内蔵マイクロ
フォン33の一端及び第一の電圧供給端子23と接続さ
れる。この第一の結合コンデンサ31は、内蔵マイクロ
フォン33から供給される音声信号に重畳されている直
流分をカットして第一の入力端子21に交流分のみを供
給する。
【0046】上記第二の結合コンデンサ32は、一端を
第二の入力端子22と、他端をジャック34の端子d及
び第二の電圧供給端子24と接続される。この第二の結
合コンデンサ32は、外部マイクロフォン42が接続さ
れた場合には、音声信号の交流分を第二の入力端子22
に供給する。
【0047】ジャック34は、端子dを上記第二の結合
コンデンサ32の他端及び第二の電圧供給端子24と接
続され、端子eは開放され、端子fは接地されている。
このマイクロフォン回路に外部マイクロフォンが接続さ
れるときには、このジャック34にプラグが挿入され、
ジャック34の端子dと端子fとは、それぞれプラグ4
1の第一の端子41aと第二の端子41bと接続され
る。
【0048】外部マイクロフォン42は、一端をプラグ
41の第一端子41aと、他端を第二の端子42bと接
続されている。
【0049】なお、このマイクロフォン回路において
は、端子eは利用されていないので、図2に示すよう
に、端子dと端子fとからなり、端子eを省略したジャ
ック34を採用することができる。
【0050】CPU51は、再び図1に示すように、L
SI1のパワーセーブ制御信号入力端子26にパワーセ
ーブ制御信号を供給し、所定の場合にこのLSI1をパ
ワーセーブモードとして消費電力を低減させる。また、
ここでは図示されていないが、このマイクロフォン回路
全体を制御して、所定の手順によって動作させる。
【0051】以上述べたように、この発明に係るマイク
ロフォン回路の実施の形態の一例においては、外部マイ
クロフォン42が接続されたときにはこれを検出して、
切り換えスイッチ10によって、マイクアンプである第
三の演算増幅器8に入力する音声信号を、内蔵マイクロ
フォン33から外部マイクロフォン42に切り換える。
【0052】そして、切り換えスイッチ10によって選
択された音声信号を第三の演算増幅器8にて増幅し、次
段のボリューム調整部11において所定範囲のレベルの
音声信号として、出力端子25から出力する。
【0053】このマイクロフォン回路においては、外部
マイクロフォン42が接続されている場合には、内蔵マ
イク33に電源を供給するバッファである第一の演算増
幅器3をパワーセーブモードとして、消費電力を低減す
る。
【0054】また、CPU51から供給されるパワーセ
ーブ制御信号がローレベルとなったときには、第一の演
算増幅器3、第二の演算増幅器7、コンパレータ7、第
三の演算増幅器8のいずれもがパワーセーブモードとな
って、消費電力を低減させる。
【0055】次に、この発明に係るマイクロフォン回路
に係る実施の形態の他の一例について説明する。
【0056】この例は、上述した実施の形態と重複する
部分も多いので、重複部分については説明を省略する。
また、比較の便宜のため、対応する部分の部品名等は同
一とする。
【0057】このマイクロフォン回路は、図3に示すよ
うに、このマイクロフォン回路の主要部をチップ化した
LSI1と、このLSI1に接続される周辺回路とから
構成される。
【0058】上記LSI1は、基準電圧源2と、第二の
演算増幅器4と、第二の負荷抵抗6と、コンパレータ7
と、第三の演算増幅器8と、帰還抵抗9と、ボリューム
調整部11と、AND回路14とを有している。
【0059】上記LSI1は、接続端子としては、第二
の入力端子22と、第二の電圧供給端子24と、出力端
子25と、パワーセーブ制御信号入力端子26とを有し
ている。
【0060】ここで、上記LSI1の備える回路につい
て説明する。
【0061】基準電圧源2は、プラス端子を第二の演算
増幅器4、第三の演算増幅器8のそれぞれの非反転入力
(図中“+”にて示される。)に接続され、基準電圧V
Bを供給している。この基準電圧源2のマイナス端子は
接地されている。
【0062】第二の演算増幅器4は、非反転入力は出力
と短絡され、反転入力には基準電圧VBが供給されてい
る。この第二の演算増幅器4は、基準電圧VBについて
のバッファとして働き、出力インピーダンスを低下させ
る。この第二の演算増幅器4は、CPU51から供給さ
れるパワーセーブ制御信号がローレベルになると、パワ
ーセーブモードとなる。
【0063】第二の負荷抵抗6は、一端を、第二の演算
増幅器4の出力及び反転出力と、コンパレータ7の非反
転入力とに、他端を、コンパレータの反転入力と、第二
の電圧供給端子24とに接続されている。第二の負荷抵
抗6は、このマイクロフォン回路に外部マイクロフォン
が接続された場合に外部マイクロフォンに対する負荷と
なると共に、第二の電圧供給端子24が接地された場合
に電流を制限する保護抵抗となる。
【0064】コンパレータ7は、非反転入力を第二の負
荷抵抗6の一端と、第二の演算増幅器4の出力及び反転
入力と、反転入力を第二の負荷抵抗6の他端と、第二の
電圧供給端子24と、それぞれ接続されている。コンパ
レータ7は、第二の負荷抵抗6の両端の電位を比較し、
電位差が生じた場合にはこれを検出する。ここでは、こ
のマイクロフォン回路に外部マイクロフォン42が接続
されたときには、電流IMが流れ、第二の負荷抵抗6の
両端に電位差が生じ、この電位差を検出したコンパレー
タ7の出力はハイレベルとなる。
【0065】なお、このコンパレータ7にCPU51か
ら与えられるパワーセーブ制御信号が入力すると、パワ
ーセーブモードとなり消費電流を低下させる。
【0066】第三の演算増幅器8は、反転入力を帰還抵
抗9の一端と、第二の入力端子22と、出力を帰還抵抗
9の他端と、ボリューム調整部11の入力と、それぞれ
接続され、非反転入力には、基準電圧VBが供給されて
いる。第三の演算増幅器8は、いわゆるマイクロフォン
アンプである。この第三の演算増幅器8は、AND回路
14から供給されるパワーセーブ制御信号がローレベル
になった場合には、パワーセーブモードになり、消費電
流を低減させる。
【0067】帰還抵抗9は、一端を第三の演算増幅器8
の反転入力と、第二の入力端子22と、他端を上記第三
の演算増幅器8の出力と、上記ボリューム調節部11の
入力とに接続されている。この帰還抵抗9は、第三の演
算増幅器8のゲインを決定する。
【0068】ボリューム調節部11は、第三の演算増幅
器8の出力を入力され、入力する音声信号についてボリ
ューム調整を行い、出力端子25を介して外部に出力す
る。このボリューム調節部11は、上記コンパレータ7
の出力がハイレベルであるかローレベルであるかによっ
てゲインを調整し、出力する音声信号のレベルを所定の
範囲に維持する。
【0069】AND回路14は、CPU51から供給さ
れるパワーセーブ制御信号とコンパレータ7の出力の論
理積を取り、新たなパワーセーブ制御信号として第三の
演算増幅器8に与える。従って、外部マイクロフォンが
接続されてコンパレータ出力がハイレベルで、かつ、C
PU51から供給されるパワーセーブ制御信号がハイレ
ベルの場合を唯一除いて、第三の演算増幅器はパワーセ
ーブモードとなる。
【0070】第二の入力端子22は、第三の演算増幅器
8の反転入力と、帰還抵抗9の一端とに接続され、外部
からは、第二の結合コンデンサ32の他端に接続されて
いる。
【0071】第二の電圧供給端子24は、第二の負荷抵
抗6の一端に接続され、外部からは、ジャックの端子d
及び第二の結合コンデンサ32の他端に接続されてい
る。
【0072】出力端子25は、上記ボリューム調整部1
1の出力に接続され、外部に出力信号を供給する。
【0073】パワーセーブ制御信号入力端子は、第二の
演算増幅器4と、第三の演算増幅器8と、コンパレータ
7と、AND回路13とに接続され、CPU51からパ
ワーセーブ制御信号を供給される。
【0074】続いて、上記LSI1に接続される周辺回
路について説明する。このマイクロフォン回路は、LS
I1と周辺回路とが一体となって構成される。
【0075】上記第二の結合コンデンサ32は、一端を
第二の入力端子22と、他端をジャック34の端子d及
び第二の電圧供給端子24と接続される。この第二の結
合コンデンサ32は、外部マイクロフォン42が接続さ
れた場合には、音声信号の交流分を第二の入力端子22
に供給する。
【0076】ジャック34は、端子dを上記第二の結合
コンデンサ32の他端及び第二の電圧供給端子24と接
続され、端子eは開放され、端子fは接地されている。
このマイクロフォン回路に外部マイクロフォンが接続さ
れるときには、このジャック34にプラグが挿入され、
ジャック34の端子dと端子fとは、それぞれプラグ4
1の第一の端子41aと第二の端子41bと接続され
る。
【0077】外部マイクロフォン42は、一端をプラグ
41の第一の端子41aと、他端を第二の端子41bに
接続されている。
【0078】なお、このマイクロフォン回路において
は、上述の場合と同じく、端子eは利用されていないの
で、図2に示すような端子dと端子fとからなり、端子
eを省略したジャック34を採用することができる。
【0079】以上述べたように、この発明に係るマイク
ロフォン回路の実施の形態の他の一例においては、外部
マイクロフォンが接続されたときにはこれを検出して、
外部マイクロフォン42から入力する音声信号を所定レ
ベルまで増幅する。
【0080】このマイクロフォン回路においては、外部
マイクロフォン42が接続されていない場合には、マイ
クアンプである第三の演算増幅器8をパワーセーブモー
ドとして、消費電力を低減する。
【0081】また、CPU51から供給されるパワーセ
ーブ制御信号がローレベルとなったときには、第二の演
算増幅器4、コンパレータ7、第三の演算増幅器8のい
ずれもがパワーセーブモードとなって、消費電力を低減
させる。
【0082】なお、この実施の形態においては、LSI
1に主要部を形成されたマイクロフォン回路について説
明したが、この発明はLSI1に限定されない。例え
ば、IC等のディスクリート部品によっても構成するこ
とができる。
【0083】また、この発明の実施の形態においては、
内蔵マイクロフォン33及び外部マイクロフォン42は
それぞれ1個であったが、この発明はこれに限定されな
い。これらのマイクロフォンをそれぞれ複数個備えるこ
ともできる。
【0084】
【発明の効果】この発明に係るマイクロフォン回路にお
いては、外部マイクロフォンの接続検出を、外部マイク
ロフォンを流れる電流を検出することにより行ってい
る。従って、ジャックにスイッチ機構が不要となり、簡
単な構造で安価なジャックが使用できる。
【0085】また、上記マイクロフォン回路において
は、外部マイクロフォン接続の検出をジャックの備える
機械的スイッチに依らないので、外部マイクロフォンの
接続の正確な検出をすることができる。たとえば、延長
ケーブルを接続した場合にも、誤動作をすることがな
い。
【0086】さらに、このマイクロフォン回路において
は、実際に使用しているマイクロフォンが、外部マイク
ロフォンと内部マイクロフォンとのいずれかであるかに
よって、不要な回路部分をパワーセーブモードとするこ
とにより消費電力の削減することができる。
【0087】そして、このマイクロフォン回路において
は、マイクロフォンには演算増幅器を介して電源が供給
されているので、電源ノイズの影響を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマイクロフォン回路の実施の形
態の一例の概略的な構成を示す回路図である。
【図2】上記マイクロフォン回路のジャックの一例の要
部を示す模式図である。
【図3】上記マイクロフォン回路の実施の形態の他の例
の概略的な構成を示す回路図である。
【図4】従来のマイクロフォン回路の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 LSI、6 第二の負荷抵抗、7 コンパレータ、
10切り換えスイッチ、33 内蔵マイクロフォン、3
4 ジャック、41 プラグ、42 外部マイクロフォ
ン、51 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵マイクロフォンと、 外部マイクロフォンが接続される外部マイクロフォン接
    続手段と、 この外部マイクロフォン接続手段を介して上記外部マイ
    クロフォンに電源を供給する定電圧源と、 この定電圧源と外部マイクロフォン接続手段との間に直
    列に挿入される負荷抵抗と、 この負荷抵抗の両端の電位差を検出し、この電位差をレ
    ベル弁別するレベル弁別手段と、 このレベル弁別手段からの出力に応じて内蔵マイクロフ
    ォンからの入力と外部マイクロフォン接続手段からの入
    力とを切り換える切り換えスイッチとを有することを特
    徴とするマイクロフォン回路。
  2. 【請求項2】 上記外部マイクロフォンが接続されたと
    きには、上記レベル弁別手段からの出力に応じて、上記
    内蔵マイクロフォンへの電源の供給をオフし、接続され
    ていないときにはオンとすることを特徴とする請求項1
    記載のマイクロフォン回路。
  3. 【請求項3】 外部マイクロフォンが接続される外部マ
    イクロフォン接続手段と、 この外部マイクロフォン接続手段を介して接続される外
    部マイクロフォンから与えられる音声信号を増幅する増
    幅手段と、 上記外部マイクロフォン接続手段を介して接続される外
    部マイクロフォンに電源を供給する定電圧源と、 この定電圧源と外部マイクロフォン接続手段との間に直
    列に挿入される負荷抵抗と、 この負荷抵抗の両端の電位差を検出し、この電位差をレ
    ベル弁別するレベル弁別手段とを有し、 このレベル弁別手段からの出力に応じて上記外部マイク
    ロフォンの増幅手段の電源をオン/オフ制御することを
    特徴とするマイクロフォン回路。
JP9421897A 1997-04-11 1997-04-11 マイクロフォン回路 Withdrawn JPH10290128A (ja)

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