JPH06188640A - 増幅回路及びその回路を用いたic - Google Patents

増幅回路及びその回路を用いたic

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JPH06188640A
JPH06188640A JP4354323A JP35432392A JPH06188640A JP H06188640 A JPH06188640 A JP H06188640A JP 4354323 A JP4354323 A JP 4354323A JP 35432392 A JP35432392 A JP 35432392A JP H06188640 A JPH06188640 A JP H06188640A
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JP
Japan
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current
differential
amplifier circuit
operating
signal
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JP4354323A
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English (en)
Inventor
Yukito Horiuchi
幸人 堀内
Masanori Fujisawa
雅憲 藤沢
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷状態に拘らず十分に消費電力を節約するこ
とができる構成の増幅回路及びICを実現する。 【構成】差動トランジスタ対(Q1,Q2)を有する差
動アンプ32が入力信号Vinの増幅された電圧信号Vo
を出力する増幅回路又はICにおいて、トランジスタQ
1,Q2に流れる動作電流に対応した検出信号I3 ,I
4 を生成し、この検出信号I3 ,I4 の変動値に応じた
制御信号I6 に従って差動アンプ32の動作電流It が
電圧信号Vo の発生に要する出力電流Io に対応するよ
うに制御される。これにより、動作電流It が入力信号
Vinの変化のみならず負荷抵抗R4の変動にも応じて増
減し、消費電力を十分に節約することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、増幅回路及びその回
路を用いたICに関し、詳しくは、例えば携帯用ヘッド
ホンステレオ等のバッテリー駆動機器に特に適した低消
費電力の増幅回路及びICに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低消費電力の増幅回路として例え
ば特開平4−111506記載のものが知られている。
図3にその回路構成を示す。また、図4にその波形例を
示す。その概要は、非反転増幅回路の主体をなす差動ア
ンプA1の動作電流It を節約することにより低消費電
力化を図らんとするものである。具体的には、入力信号
Vinを全波整流し、これにより得られる電流値に応じて
動作電流It を制御する。これにより、最大出力対応の
大きな動作電流が常時流されるのではなく、出力電流I
o をカバーしつつも入力信号Vinの波形に応じて動作電
流It が増減されるものである(図4(c)の波形It
,Io 参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の増幅
回路及び信号増幅ICでは、入力信号に応じてアンプの
動作電流を増減制御することにより、一定の低消費電力
化を達成している。しかし、これだけでは増幅回路の低
消費電力化は未だ完全ではない。すなわち、負荷が既定
の一定状態以外のときには、消費電力の低減が不十分で
ある。例えば、負荷のヘッドホンが装置に接続されてお
らず電流出力が不要なときでも、入力信号に応じた駆動
電流が消費される。ヘッドホンを抜き取って装置の停止
を忘れると言うことは多々発生する不具合であるが、か
かるときには忽ちバッテリーがあがってしまう。
【0004】また、ヘッドホンには8Ω,16Ω,32
Ω等のタイプがあるが、8Ωタイプのヘッドホン対応の
増幅回路の出力に16Ωタイプのヘッドホンが接続され
ると、半分以上電流出力に寄与しないで無駄に消費され
る駆動電流が流されてしまう。このため、仕様上規定さ
れた作動時間を満足できない。一般ユーザはヘッドホン
のタイプまでは意識しないので、かかる場合装置の信頼
性が疑われてしまう。これでは、メーカーの信用が失墜
することにもなってしまうので問題である。この発明の
目的は、このような従来技術の問題点を解決するもので
あって、負荷状態に拘らず十分に消費電力を節約するこ
とができる構成の増幅回路及びその回路を用いたICを
実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明の増幅回路及びICの構成は、差動増幅用の
差動トランジスタ対を有する差動アンプが電圧信号を出
力する増幅回路又はICにおいて、前記差動トランジス
タ対のそれぞれのトランジスタを流れる動作電流に対応
した第1,第2の検出信号を生成し、前記差動アンプの
動作電流が前記電圧信号の発生に要する出力電流に対応
して変化するように前記第1,第2の検出信号の変動値
に応じて制御されるものである。
【0006】
【作用】このような構成のこの発明の増幅回路及びIC
にあっては、差動トランジスタ対の各トランジスタに
は、入力信号及び負荷抵抗に応じた動作電流が流れる。
詳述すると、差動トランジスタ対は電流増幅機能を担う
ものであるからそこには入力信号に応じた電流値の動作
電流が流れる。また、入力信号を増幅して最終的に生成
される出力信号が電圧信号であり、しかも差動アンプの
出力電圧は負荷抵抗に流される差動アンプの出力電流に
よって決定される。そこで、電流増幅を行ってこの出力
電流の生成を担う差動トランジスタ対の各トランジスタ
には、負荷抵抗にも応じた電流値の動作電流が流れる。
【0007】かかる差動トランジスタ対の各トランジス
タの動作電流に対応した第1,第2の検出信号は、やは
り入力信号及び負荷抵抗に応じて変動する。そこで、こ
の変動値に応じて制御される差動アンプの動作電流は、
入力信号の変化のみならず負荷抵抗の変動にも応じて増
減し、出力電圧の発生に要する出力電流に対応する分だ
けしか流れないように、制御され得る。したがって、入
力信号に応じて消費電力が節約されるばかりでなく、負
荷状態が変化したときであっても負荷のその変化した状
態に対応して十分に消費電力を節約することができる。
【0008】
【実施例】図1に、この発明の増幅回路を内蔵したIC
の一実施例を示す。(a)はその全体の回路図であり、
(b)はその中の検出電流整流回路の詳細図である。こ
こで、21は信号増幅用のICである。これは、入力端
子22を介して再生オーディオ信号等の入力信号Vinを
受け、端子26を介して基準電圧源28からバイアス電
圧を受け、増幅した電圧信号Vo を、信号出力端子23
を介して負荷としてのヘッドホンR4に出力する。ま
た、32は、IC21に内蔵された信号増幅用の差動ア
ンプであり、非反転増幅回路として機能すべく、これに
は増幅率を定める抵抗R1,R2,R3が接続されてい
る。
【0009】トランジスタQ1,Q2は、差動アンプ3
2における信号増幅用の差動トランジスタ対の1つであ
る。これは電流増幅を行うものであるから、その動作電
流の変動成分は入力信号及びこれの増幅された出力電流
に波形が対応している。トランジスタQ3,Q4は、僅
かな動作電流I2 で動作する差動トランジスタ対であ
る。これは、トランジスタQ3のベースがトランジスタ
Q1のベースに接続されトランジスタQ4のベースがト
ランジスタQ2のベースに接続されて、差動トランジス
タ対(Q3,Q4)が差動トランジスタ対(Q1,Q
2)と相似の動作を行う。これにより、トランジスタQ
1の動作電流に応じた検出電流I3 がトランジスタQ3
のコレクタ電流として得られ、トランジスタQ2の動作
電流に応じた検出電流I4 がトランジスタQ4のコレク
タ電流として得られる。よって、検出電流I3,I4 の変
動成分も波形が出力電流に対応する。
【0010】30は、検出電流I3,I4 から制御電流I
6 を生成する検出電流整流回路である。検出電流I3,I
4 からバイアス成分を除去すべく一定電流(I2 /2)
を減じつつ、それぞれを半波整流して加えることで、出
力電流に対応した波形の制御電流I6 が生成される。3
1は、この制御電流I6 に応じて動作電流It を生成す
ることにより、出力電流に対応した動作電流It を差動
アンプ32に供給する回路であり、大きな動作電流It
を供給すべく増幅機能をも果たすカレントミラーであ
る。なお、カレントミラー31の出力側に定電流源27
が並列に設けられて、その微少電流I1によって動作電
流It の最小値が保証され、無信号時の差動アンプ32
の動作も担保される。
【0011】なお、図1では、トランジスタ対(Q1,
Q2)が動作電流It の供給先として示されているが、
これは一例であり、通常は電力消費量の最も多い最終段
のトランジスタが対象とされる。さらに、中間における
トランジスタをも対象とするときには、カレントミラー
31の出力側トランジスタQ5を複数並列化して複数の
動作電流を生成し、これらをそれぞれの対象トランジス
タに供給すればよい。これにより、一層木目細かく差動
アンプ32の動作電流It を節約することができる。
【0012】次に、図2の波形例を参照しながら、この
IC21の動作を説明する。なお、簡単のためリアクタ
ンス成分を無視して定性的な説明に留める。第1の動作
状態は、負荷R4として8Ωタイプのヘッドホンが接続
された状態である。入力信号Vinとして或る交番信号を
受けると(図2(a)の波形Vin参照)、差動アンプ3
2等による非反転増幅がなされて、入力信号Vinの波形
に対応した増幅波形の電圧信号Vo が負荷R4へ出力さ
れる(図2(b)の波形Vo参照)。
【0013】このとき負荷R4に流される出力電流Io
は、電圧信号Vo と8Ωの抵抗値とに対応した大きさで
電圧信号Vo とほぼ同様な波形となる(図2(c)の波
形Io 参照)。そして、このときの差動アンプ32の動
作電流It は、出力電流Ioの絶対値に対応してそれよ
り僅かに大きなものとなる(図2(d)の波形It 参
照)。したがって、この動作状態では、アンプの動作電
流の無駄はほとんどない。
【0014】第2の動作状態は、負荷R4として16Ω
タイプのヘッドホンが接続された状態である。入力信号
Vinとして第1の動作状態のときと同じ交番信号を受け
ると(図2(a’)の波形Vin参照)、差動アンプ32
等による非反転増幅がなされて、入力信号Vinの波形に
対応した増幅波形の電圧信号Vo が負荷R4へ出力され
る(図2(b’)の波形Vo 参照)。第1の動作状態の
ときと同じ増幅率で非反転増幅が行われるから、この電
圧信号Vo は第1の動作状態におけるそれとほぼ同一で
ある。
【0015】ただし、このとき負荷R4に流される出力
電流Io は、電圧信号Vo と16Ωの抵抗値とに対応し
て決まることから、第1の動作状態におけるそれのほぼ
半分の大きさである(図2(c’)の波形Io 参照)。
もっとも、このときの差動アンプ32の動作電流It
は、半減した出力電流Io の絶対値に対応してそれより
僅かに大きなものとなる(図2(d’)の波形It 参
照)。したがって、この動作状態でも、アンプの動作電
流の無駄はほとんどない。
【0016】また、負荷が32Ωとなって、出力電流が
さらに半減して当初の約1/4になっても、同様にして
差動アンプの動作電流も減少する。やはり、このときで
もアンプの動作電流の無駄はほとんどない。さらには、
負荷のヘッドホンが接続されず無負荷のときには、出力
電流が“0”であり、差動アンプの動作電流は出力電圧
に拘らず最小値に保たれる。そこで、この場合にもアン
プの動作電流が節約できる。以上ICを例に採って具体
的に説明してきたが、これに内蔵されたこの発明の増幅
回路は、IC内蔵に限られるものではなく、信号増幅を
要する各種の回路に組み込まれて同様の作用効果を発揮
する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明にあっては、差動増幅用の差動トランジスタ対を有
する差動アンプが入力信号の増幅された電圧信号を出力
する増幅回路又はICにおいて、前記差動トランジスタ
対のそれぞれのトランジスタに流れる動作電流に対応し
た第1,第2の検出信号を生成し、前記第1,第2の検
出信号の変動値に応じて前記差動アンプの動作電流が前
記電圧信号の発生に要する出力電流に対応するように制
御される。
【0018】これにより、差動アンプの動作電流は、入
力信号の変化のみならず負荷抵抗の変動にも応じて増減
し、出力電圧の発生に要する出力電流に対応する分だけ
しか流れない。したがって、入力信号に応じて消費電力
が節約されるばかりでなく、負荷状態が変化したときで
あっても負荷のその変化した状態に対応して十分に消費
電力を節約することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の増幅回路を内蔵した信号増
幅ICの一実施例である。(a)はその全体の回路図で
あり、(b)はその中の検出電流整流回路の詳細図であ
る。
【図2】図2は、その動作を説明するためのその中の信
号の波形例である。
【図3】図3は、従来の信号増幅ICの例である。
【図4】図4は、その動作を説明するためのその中の信
号の波形例である。
【符号の説明】
1 増幅回路 2,3,6 端子 A1,A2 差動アンプ A3 全波整流回路 A4 カレントミラー 21 信号増幅IC 22,23,26 端子 30 検出電流整流回路 31 カレントミラー 32 差動アンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動増幅用の差動トランジスタ対を有する
    差動アンプが電圧信号を出力する増幅回路において、前
    記差動トランジスタ対のそれぞれのトランジスタを流れ
    る動作電流に対応した第1,第2の検出信号を生成し、
    前記差動アンプの動作電流が前記電圧信号の発生に要す
    る出力電流に対応して変化するように前記第1,第2の
    検出信号の変動値に応じて制御されることを特徴とする
    増幅回路。
  2. 【請求項2】差動増幅用の差動トランジスタ対を有する
    差動アンプが電圧信号を出力するICにおいて、前記差
    動トランジスタ対のそれぞれのトランジスタを流れる動
    作電流に対応した第1,第2の検出信号を生成し、前記
    差動アンプの動作電流が前記電圧信号の発生に要する出
    力電流に対応して変化するように前記第1,第2の検出
    信号の変動値に応じて制御されることを特徴とするI
    C。
JP4354323A 1992-12-15 1992-12-15 増幅回路及びその回路を用いたic Pending JPH06188640A (ja)

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JP (1) JPH06188640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136377A (ja) * 1998-07-02 2010-06-17 Qualcomm Inc 改良された指数関数電流発生器と方法
JP2013157805A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Handotai Rikougaku Kenkyu Center:Kk 差動増幅回路

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