JP3542022B2 - レギュレータ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電圧を負荷に供給するレギュレータに関するもので、特に、負荷に低電圧の直流電圧を供給する低電圧動作レギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路装置などの負荷に供給される直流電圧が、その動作クロックの高周波数化に応じて、従来は5Vであったのに対して、近年、3.3Vまたは2.5Vと減少傾向にある。又、このような直流電圧が供給される負荷に与えられる負荷電流は、従来、1〜2Aであったものが、近年、その機能拡大に伴い、3〜5Aと増加傾向にある。このように、近年、低電圧動作化及び大電流化した負荷に対応した低電圧動作レギュレータが求められる。更に、このような低電圧動作レギュレータにおいては、その電力損失が低いものが求められる。
【0003】
従来より使用されているレギュレータに於いて、図7のようなシリーズレギュレータを示す。従来より使用されているシリーズレギュレータは、入力端子INより供給された直流電圧を、入力端子INにエミッタが接続されたpnp型トランジスタTaのベース電流が制御されることによって、トランジスタTaのコレクタに接続された出力端子OUTに接続される負荷(不図示)に供給する直流電圧に変換する。又、トランジスタTaのベース電流が、入力端子INより供給される直流電圧によってバイアスされるコントロールIC20によって制御される。
【0004】
又、出力端子OUTとグランド電圧の間には、直列に接続された抵抗R1,R2が設けられ、抵抗R1,R2の接続ノードに表れる電圧がコントロールIC20に帰還される。尚、抵抗R2の一端が出力端子OUTに接続されるとともに、抵抗R1の一端が接地される。更に、入力端子INに一端が接続されるとともに他端が接地されたコンデンサC1と、出力端子OUTに一端が接続されるとともに、他端が接地されたコンデンサC2とを有する。又、抵抗R1、コンデンサC1,C2、及びコントロールIC20は、それぞれ、グランド端子GNDを介してグランド電圧に接地される。
【0005】
このようなシリーズレギュレータにおいて、抵抗R1,R2の接続ノードに表れる電圧が、出力端子OUTより出力される出力直流電圧が分圧された電圧となる。この抵抗R1,R2の接続ノードに表れる電圧がコントロールIC20に帰還されることによって、出力端子OUTより出力される出力直流電圧が安定するようにトランジスタTaのベース電流が制御される。このようにすることで、入力端子INより供給される直流電圧を変換して、出力端子OUTに接続される負荷に常に一定の直流電圧を供給する。このとき、コンデンサC1が入力側の電圧の平滑回路として動作するとともに、コンデンサC2が出力側の電圧の平滑回路として動作する。
【0006】
上述したように、近年、レギュレータより直流電圧が供給される負荷の低電圧動作化が進んでいる。よって、図7のようなシリーズレギュレータにおいて、入力端子INに5Vの入力直流電圧VIN入力されるとともに、出力端子OUTに接続された負荷に供給する出力直流電圧VOUTが3.3Vである場合、その負荷に流れる負荷電流Iが1Aのとき、(1)式より、その電力損失PDが1.7Wとなる。
PD=(VIN−VOUT)×I …(1)
【0007】
更に、このようなシリーズレギュレータに接続される負荷に供給する出力電圧VOUTが2.5Vと、負荷に供給される電圧が低電圧化されると、(1)式より、図7のようなシリーズレギュレータにおいて、その電力損失PDが、2.5Wと増加することがわかる。このように低電圧化されたとき、入力端子INに入力される入力直流電圧VINを3.3Vに下げることによって、電力損失PDを0.8Wと小さくすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
更に、出力電圧を低く設定しなければならない場合、例えば、出力電圧を1.5Vに設定しなければ成らない場合には、その電力損失を小さくする方法として、入力直流電圧を低くすることが考えられる。しかしながら、現在、レギュレータのコントロールICがバイポーラプロセスで構成された場合、その回路構成上、トランジスタを3段で構成する必要がある。よって、コントロールICを動作させるのに必要な最低動作電圧が2.1V程度は必要である。又、現状において、このようなコントロールICを安定に動作させるためには、3〜4Vの動作電圧が必要である。そのため、レギュレータにおいて、コントロールICに供給される電圧を、入力端子に入力される入力直流電圧と共通とした構成にしたとき、その電力損失の低減には限界がある。
【0009】
このような問題を鑑みて、本発明は、制御用回路の電源を別に供給することによって、その電力損失を低減したレギュレータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のレギュレータは、入力直流電圧が第1電極に入力されるとともに出力直流電圧が第2電極に現れる出力トランジスタと、前記出力直流電圧を帰還して前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御手段とが設けられたレギュレータにおいて、前記制御手段が、前記入力直流電圧と前記電源電圧とを比較し、この比較結果に応じて、前記出力トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させるとともに、前記制御手段の電源電圧として、前記入力直流電圧より高い直流電圧が与えられることを特徴とする。

【0011】
このようなレギュレータに接続される前記負荷に供給する前記出力直流電圧が、例えば1.5Vといった低い電圧が求められるとき、前記入力直流電圧を2Vといった低い電圧を供給することによって、前記出力トランジスタにおける電力損失を低減させることができる。又、このとき、前記制御手段を動作させる前記電源電圧を、3〜4V程度とすることで、安定して前記制御手段を動作させることができる。
【0012】
又、このようなレギュレータにおいて、前記制御手段が、前記入力直流電圧と前記電源電圧とを比較し、この比較結果に応じて、前記出力トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させる。即ち、前記入力直流電圧が低下したとき、前記出力電圧も低下する。このとき、前記制御手段が、前記出力トランジスタの制御電極に与える電流値を大きくすることによって、前記出力トランジスタを流れる電流を大きくして、前記出力直流電圧を高くする。このようにして、前記入力直流電圧の変動に影響されずに、前記出力直流電圧を安定化させることができる。
【0013】
又、本発明のレギュレータは、上述したレギュレータにおいて、前記制御手段が、前記出力直流電圧が分圧された電圧と、基準電圧とが入力されて、これらの電圧を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路からの出力によって前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御トランジスタと、から構成される制御回路と、前記電源電圧と、前記出力トランジスタの制御電極に現れる電圧とが入力されるとともに、これらの電位差を検出する検出回路と、前記検出回路で検出した結果に応じて、前記制御トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させる比較器と、を有することを特徴とする。
【0014】
このようなレギュレータにおいて、前記検出回路を抵抗としても構わない。このとき、前記電源電圧は、電源回路などより供給される電圧であるので、ほぼ一定の値となるのに対して、前記入力直流電圧は、前記電源回路などの電圧を変圧して与えられる直流電圧などを用いるため、その値にふらつきがでる可能性がある。よって、前記入力直流電圧の変動に応じて、前記抵抗の両端に現れる電位差が変動する。このとき、前記入力直流電圧が高くなって、前記抵抗の両端に現れる電位差が小さくなったとき、前記比較器より前記制御トランジスタに与える電流の電流値を小さくすることによって、前記出力トランジスタを流れる電流を小さくして、その電圧値が高くなった前記入力直流電圧に応じて高くなった前記出力直流電圧を低くすることができる。又、前記入力直流電圧が低くなって、前記抵抗の両端に現れる電位差が大きくなったとき、前記比較器より前記制御トランジスタに与える電流の電流値を大きくすることによって、前記出力トランジスタを流れる電流を大きくして、その電圧値が低くなった前記入力直流電圧に応じて低くなった前記出力直流電圧を高くすることができる。このようにして、前記入力直流電圧の変動に関わらず、前記出力直流電圧を安定して出力することができる。
【0015】
又、前記検出回路をダイオードとしても構わない。このとき、前記電源電圧は、電源回路などより供給される電圧であるので、ほぼ一定の値となるのに対して、前記入力直流電圧は、前記電源回路などの電圧を変圧して与えられる直流電圧などを用いるため、その値にふらつきがでる可能性がある。よって、前記入力直流電圧の変動に応じて、前記ダイオードの両端に現れる電位差が変動する。このとき、前記入力直流電圧が低くなって、前記ダイオードの両端に現れる電位差が、前記ダイオードが導通させるために必要な電圧よりも大きくなったとき、前記比較器より前記制御トランジスタに与える電流の電流値を大きくすることによって、前記出力トランジスタを流れる電流を大きくして、その電圧値が低くなった前記入力直流電圧に応じて低くなった前記出力直流電圧を高くすることができる。このようにして、前記入力直流電圧の変動に関わらず、前記出力直流電圧を安定して出力することができる。
【0016】
又、前記比較器の出力を、前記レギュレータ外部の回路に出力するようにしても構わない。このようにすることで、電源回路などから与えられる電源電圧を変圧するなどして与えられる前記入力直流電圧を生成する前記レギュレータ外部の回路を、前記比較器の出力を用いて制御することによって、前記入力直流電圧を安定化させることができる。
【0017】
又、本発明のレギュレータは、上述したいずれかのレギュレータにおいて、1チップの半導体集積回路装置として構成された前記制御手段と、前記出力トランジスタとによって、1パッケージ化された装置として構成されることを特徴とする。
【0018】
このようなレギュレータにおいて、前記制御手段に、過電流保護機能、過電圧保護機能、及び過熱保護機能を持たせたとき、該制御手段が前記出力トランジスタとともに、1パッケージ化された装置として構成されるため、過電流、過電圧及び熱が発生する前記出力トランジスタの近傍に、過電流保護機能、過電圧保護機能、及び過熱保護機能を持つ各回路を配置することができる。そのため、このようなレギュレータを、過電流保護機能、過電圧保護機能、及び過熱保護機能を持つ各回路を、効率よく動作させることができる装置として、構成させることができる。
【0019】
又、このようなレギュレータにおいて、前記検出回路が、該半導体集積回路装置の外部に取り付け可能な検出素子とするとともに、前記1パッケージ化された装置に、前記検出素子を接続するための端子を設けても構わない。このようにすることで、前記負荷が要求するレギュレータからの前記出力直流電圧の値に応じて、検出素子を付け替えることがが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
<本発明のレギュレータの全体構成>
本発明のシリーズレギュレータの構成について、図面を参照して説明する。図1は、本発明のシリーズレギュレータの内部構成を示すブロック図である。尚、図1に示すシリーズレギュレータにおいて、図7に示すシリーズレギュレータを構成する部分と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0021】
図1に示すシリーズレギュレータ1は、入力端子INと、出力端子OUTと、グランド端子GNDと、pnp型トランジスタTaと、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、入力端子INに入力される入力直流電圧よりも高い電源電圧が入力される電源電圧入力端子IN1と、抵抗R1,R2の接続ノードに現れる電圧を帰還してトランジスタTaのベース電流を制御するコントロールIC2とを有する。このようなシリーズレギュレータ1の出力端子OUTに、負荷3が接続される。又、入力端子INには、直流電圧Vi1が、入力端子IN1には、直流電圧Vi2が、それぞれ印加される。
【0022】
このような構成のシリーズレギュレータ1は、トランジスタTaのベース電流が増幅されたコレクタ電流が出力端子OUT側に流れることによって、出力端子OUTに出力直流電圧が与えられる。このとき、コンデンサC2によって、この出力端子OUTに現れる直流電圧が平滑化されるとともに、抵抗R1,R2によって、この出力端子OUTに現れる電圧が分圧される。そして、この抵抗R1,R2によって分圧された電圧が、コントロールIC2に与えられる。又、コンデンサC1は、入力端子INに入力される入力直流電圧を平滑化して、ノイズを除去する。
【0023】
このコントロールIC1では、出力端子OUTに現れる電圧が負荷3が要求する出力電圧より高くなったとき、抵抗R1,R2の接続ノードに現れる電圧が高くなることより、出力端子OUTに現れる電圧が高くなったことを検知する。そして、このコントロールIC1によって、トランジスタTaのベース電流が小さくなるように制御される。よって、トランジスタTaを流れるコレクタ電流が小さくなるため、出力端子OUTに現れる電圧が低くなる。
【0024】
又、出力端子OUTに現れる電圧が負荷3が要求する出力電圧より低くなったとき、抵抗R1,R2の接続ノードに現れる電圧が低くなることより、出力端子OUTに現れる電圧が低くなったことを検知する。そして、このコントロールIC1によって、トランジスタTaのベース電流が大きくなるように制御される。よって、トランジスタTaを流れるコレクタ電流が大きくなるため、出力端子OUTに現れる電圧が高くなる。
【0025】
又、シリーズレギュレータ1において、コントロールIC2を動作させるために、入力端子IN1より電源電圧Vi2が与えられる。この電源電圧Vi2と入力端子INに与えられる入力直流電圧Vi1との関係は、Vi2>Vi1となる。即ち、コントロールIC2を動作させるために必要な電源電圧よりも低い電圧が、入力直流電圧として与えられる。
【0026】
よって、例えば、負荷3に供給する電圧が1.5Vとするとともに、コントロールIC2を動作させるために必要な最低動作電圧を3V程度とするとき、電源電圧Vi2を3.3Vとするとともに、入力直流電圧Vi1を2Vとすることができる。このとき、(1)式における入力直流電圧VIN及び出力直流電圧VOUTが、それぞれ、2V、1.5Vとなるので、負荷電流Iを1Aとしたとき、上述した(1)式より、シリーズレギュレータ1の電力損失PDが、0.5Wとなる。又、このとき、コントロールIC2に与える電源電圧が3.3Vであるため、コントロールIC2は、十分動作可能な状態にある。このように、電力損失を増やすことなく、出力直流電圧の低電圧化が実現できる。
【0027】
<コントロールICの構成>
又、コントロールIC2は、抵抗R1,R2の接続ノードに現れる電圧を検知してトランジスタTaのベース電流を制御する制御回路4と、トランジスタTaのベース電圧に応じて制御回路4を制御してトランジスタTaのベース電流を変動させる検出回路5(尚、実施の形態における検出回路は、特許請求の範囲における検出回路と比較器で構成された回路に相当する)と、過電流保護機能、過電圧保護機能、過熱保護機能をそれぞれ有する過電流保護回路6、過電圧保護回路7及び過熱保護回路8とを有する。
【0028】
このようなコントロールIC2において、検出回路5は、トランジスタTaのベースに現れる電圧と入力端子IN1に入力される電源電圧Vi2とを比較する。そして、この比較結果に応じて制御回路4を制御してトランジスタTaのベース電流を変動させる。又、一般的に、入力端子INに入力される入力直流電圧Vi1は、電源電圧Vi2が電源回路などより与えられるのに対して、入力端子IN1に入力される電源電圧Vi2がコンバータなどによって、変圧されることによって得られる。そのため、電源電圧Vi2に比べて、入力直流電圧Vi1は、変動しやすい。
【0029】
故に、トランジスタTaのベース電圧は、入力直流電圧Vi1より、トランジスタTaのベース・エミッタ間電圧となる略0.3Vを引いた値となるため、入力直流電圧Vi1と同様に、トランジスタTaのベース電圧が変動する。よって、入力直流電圧Vi1が低くなったとき、検出回路5では、電源電圧Vi2と比較することによって、トランジスタTaのベース電圧が低くなったことを検出する。そして、制御回路4がトランジスタTaに供給するベース電流を大きくするように制御回路4を制御し、出力直流電圧を高くすることが出来る。このようにすることで、入力直流電圧Vi1の変動の影響なく、出力直流電圧を安定して出力することができる。
【0030】
又、過電流保護回路6は、トランジスタTaのベース電流の電流量を検出する。そして、検出した電流量が所定値より大きくなったとき、トランジスタTaへのベース電流の供給をOFFするように制御回路4を制御する。又、過電圧保護回路7は、出力端子OUTに現れる出力直流電圧を検出する。そして、検出した出力直流電圧が所定値より高くなったとき、トランジスタTaへのベース電流の供給をOFFするように制御回路4を制御する。更に、過熱保護回路は、温度が高くなるとともに、過熱保護回路の内部に設けられたトランジスタのベース・エミッタ間電圧が小さくなることを利用して、トランジスタTaによって発生する熱を検出する。そして、その発熱量が所定量よりも大きくなったとき、トランジスタTaへのベース電流の供給をOFFするように制御回路4を制御する。
【0031】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態のシリーズレギュレータの内部構造を示すブロック回路図である。尚、図2における過電圧保護回路及び過熱保護回路については省略する。
【0032】
図3に示すシリーズレギュレータ1aは、図1に示すシリーズレギュレータ1と同様に、入力端子IN,IN1と、出力端子OUTと、グランド端子GNDと、pnp型トランジスタTaと、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、コントロールIC2a(図1又は図2におけるコントロールIC2に相当する)とで構成される。又、コントロールIC2aは、npn型トランジスタTbと差動増幅回路9と抵抗R3とスイッチSWとによって構成される制御回路4と、抵抗R4と比較器10とで構成される検出回路5a(図2の検出回路5に相当する)と、過電流保護回路6とを有する。尚、図2のように、コントロールIC2aは、過電圧保護回路及び過熱保護回路を有するが、図3では省略している。
【0033】
このようなシリーズレギュレータ1aにおいて、トランジスタTaのベースと入力端子IN1との間に抵抗R4及び比較器10が接続される。又、トランジスタTbのコレクタにトランジスタTaのベースが接続されるとともに、そのエミッタに抵抗R3が接続される。この抵抗R3は、グランド端子GNDを介して接地される。又、スイッチSWがトランジスタTbのベースに一端が接続されるとともに、他端がグランド端子GNDを介して接地される。
【0034】
又、差動増幅回路9において、抵抗R1,R2の接続ノードに現れる電圧が反転入力端子に与えられるとともに、基準電圧Vrefが非反転入力端子に与えられる。更に、差動増幅回路9の出力及び比較器10の出力がトランジスタTbのベースに与えられるとともに、差動増幅回路9が入力端子IN1より与えられる電源電圧Vi2とグランド端子GNDより与えられるグランド電圧によって、バイアスされる。又、出力端子OUTには、他端が接地された負荷3が接続される。
【0035】
このようなシリーズレギュレータ1aにおいて、出力端子OUTに現れる出力直流電圧が高くなったとき、抵抗R1,R2によって分圧された電圧が高くなるため、差動増幅回路9の出力が小さくなる。よって、トランジスタTbのコレクタ電流が小さくなるため、トランジスタTaのベース電流が小さくなる。このようにトランジスタTaのベース電流が小さくなることで、トランジスタTaのコレクタ電流が小さくなるため、出力直流電圧が低くなる。
【0036】
逆に、出力端子OUTに現れる出力直流電圧が低くなったとき、抵抗R1,R2によって分圧された電圧が低くなるため、差動増幅回路9の出力が大きくなる。よって、トランジスタTbのコレクタ電流が大きくなるため、トランジスタTaのベース電流が大きくなる。このようにトランジスタTaのベース電流が大きくなることで、トランジスタTaのコレクタ電流が大きくなるため、出力直流電圧が高くなる。
【0037】
又、上述したように、一般的に、入力端子INに入力される入力直流電圧Vi1は、電源電圧Vi2が電源回路などより与えられるのに対して、入力端子IN1に入力される電源電圧Vi2がコンバータなどによって、変圧されることによって得られる。そのため、電源電圧Vi2に比べて、入力直流電圧Vi1は、変動しやすい。よって、入力直流電圧Vi1の変動に応じて、抵抗R4の両端に現れる電位差の変動として比較器10に与えられる。
【0038】
即ち、入力直流電圧Vi1が高くなったとき、トランジスタTaのベース・エミッタ間電圧は略0.3Vとほぼ一定であるため、トランジスタTaのベース電圧も高くなる。よって、抵抗R4の両端に現れる電位差が小さくなる。このとき、比較器10よりトランジスタTbのベースに与える電流を小さくすることによって、トランジスタTbを流れるコレクタ電流、即ちトランジスタTaのベース電流を小さくする。このように、トランジスタTaのベース電流が小さくなることで、トランジスタTaのコレクタ電流が小さくなるため、出力直流電圧を低くすることができる。故に、入力直流電圧Vi1が高くなったためにその電圧値が高くなった出力直流電圧を低くすることができる。
【0039】
逆に、入力直流電圧Vi1が低くなったとき、トランジスタTaのベース電圧も低くなる。よって、抵抗R4の両端に現れる電位差が大きくなる。このとき、比較器10よりトランジスタTbのベースに与える電流を大きくすることによって、トランジスタTbを流れるコレクタ電流、即ちトランジスタTaのベース電流を大きくする。このように、トランジスタTaのベース電流が大きくなることで、トランジスタTaのコレクタ電流が大きくなるため、出力直流電圧を高くすることができる。故に、入力直流電圧Vi1が低くなったためにその電圧値が低くなった出力直流電圧を高くすることができる。よって、入力直流電圧Vi1の変動の影響なく、出力直流電圧を安定して出力することができる。
【0040】
更に、抵抗R3によって現れる電圧が、過電流保護回路6に与えられる。即ち、トランジスタTaを流れる電流が大きくなって、抵抗R3に流れる電流が大きくなったとき、抵抗R3に現れる電圧が大きくなる。このとき、抵抗R3に現れる電圧が所定の値より大きくなったとき、トランジスタTaに過電流が流れたと過電流保護回路6で判断される。そして、トランジスタTbの駆動を停止させるように、トランジスタTbのベースとグランド端子GND間に接続されるスイッチSWをONにする。このようにして、シリーズレギュレータ1aの動作を停止させる。
【0041】
尚、図2の過電圧保護回路7及び過熱保護回路8についても、出力直流電圧が大きくなったとき、又、トランジスタTaの発熱量が大きくなったとき、それぞれ、スイッチSWをONにしてトランジスタTbの駆動を停止させるようにして、過電圧保護、又は過熱保護を行うようにしても良い。
【0042】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態のシリーズレギュレータの内部構造を示すブロック回路図である。尚、図4に示すシリーズレギュレータにおいて、図3に示すシリーズレギュレータを構成する部分と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0043】
図4に示すシリーズレギュレータ1bは、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1a(図3)と同様に、入力端子IN,IN1と、出力端子OUTと、グランド端子GNDと、pnp型トランジスタTaと、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、コントロールIC2b(図1又は図2におけるコントロールIC2に相当する)とで構成される。又、コントロールIC2bは、npn型トランジスタTbと差動増幅回路9と抵抗R3とスイッチSWとによって構成される制御回路4と、ダイオードDと比較器10aとで構成される検出回路5b(図2の検出回路5に相当する)と、過電流保護回路6とを有する。更に、入力端子IN,IN1にそれぞれ入力直流電圧Vi1、電源電圧Vi2が入力されるとともに、出力端子OUTに他端が接地された負荷3が接続される。尚、図2のように、コントロールIC2bは、過電圧保護回路及び過熱保護回路を有するが、図4では省略している。
【0044】
このようなシリーズレギュレータ1bは、図3のシリーズレギュレータ1aにおける抵抗R4の代わりにダイオードDを使用するとともに、比較器10の代わりに比較器10aを使用した構成のシリーズレギュレータである。尚、ダイオードDは、アノードが入力端子IN1に接続されるとともに、カソードがトランジスタTaのベースに接続される。尚、差動増幅回路9及び抵抗R3については、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1aと同様の動作を行うので、その動作の説明については省略する。
【0045】
このようなシリーズレギュレータ1bにおいて、入力直流電圧Vi1が低くなったとき、トランジスタTaのベース電圧も低くなる。よって、ダイオードDの両端に現れる電位差が、ダイオードDを導通させるのに必要な電圧よりも大きくなったとき、比較器10aよりトランジスタTbのベースに与える電流を大きくすることによって、トランジスタTbを流れるコレクタ電流、即ちトランジスタTaのベース電流を大きくする。
【0046】
このように、トランジスタTaのベース電流が大きくなることで、トランジスタTaのコレクタ電流が大きくなるため、出力直流電圧を高くすることができる。故に、入力直流電圧Vi1が低くなったためにその電圧値が低くなった出力直流電圧を高くすることができる。よって、入力直流電圧Vi1の変動の影響なく、出力直流電圧を安定して出力することができる。
【0047】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態のシリーズレギュレータの内部構造を示すブロック回路図である。尚、図5に示すシリーズレギュレータにおいて、図3に示すシリーズレギュレータを構成する部分と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0048】
図5に示すシリーズレギュレータ1cは、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1a(図3)と同様に、入力端子IN,IN1と、出力端子OUTと、グランド端子GNDと、pnp型トランジスタTaと、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、コントロールIC2c(図1又は図2におけるコントロールIC2に相当する)とで構成されるとともに、信号出力端子SIGが設けられる。又、コントロールIC2cは、npn型トランジスタTbと差動増幅回路9と抵抗R3とスイッチSWとによって構成される制御回路4と、抵抗R4と比較器10とで構成される検出回路5c(図2の検出回路5に相当する)と、過電流保護回路6とを有する。更に、入力端子IN,IN1にそれぞれ入力直流電圧Vi1、電源電圧Vi2が入力されるとともに、出力端子OUTに他端が接地された負荷3が接続される。尚、図2のように、コントロールIC2cは、過電圧保護回路及び過熱保護回路を有するが、図5では省略している。
【0049】
このようなシリーズレギュレータ1cは、比較器10からの出力がトランジスタTbのベースに与えられる代わりに、信号出力端子SIGに接続されたシリーズレギュレータ1cの外部に設けられた外部回路11に与えられるような構成のシリーズレギュレータである。即ち、比較器10の出力が信号出力端子SIGに接続される。又、入力端子INには、シリーズレギュレータ1cの外部に設けられた可変の電源回路12が接続される。尚、差動増幅回路9、比較器10及び抵抗R3,R4については、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1aと同様の動作を行うので、その動作の説明については省略する。
【0050】
このような構成のシリーズレギュレータ1cは、比較器10からの出力が、信号出力端子SIGを介して外部回路11に与えられる。そして、外部回路11によって、入力端子INに入力される入力直流電圧Vi1が、負荷3によって要求される出力直流電圧を出力するために適切な値になるように、可変の電源回路12が制御される。
【0051】
即ち、直流入力電圧Vi1が高くなったとき、トランジスタTaのベース電圧が高くなったことを抵抗R4と比較器10によって検出し、比較器10の出力が外部回路11に与えられる。そして、この出力によって、外部回路11が電源回路12より供給される入力直流電圧Vi1を低くするように、電源回路12を制御する。又、直流入力電圧Vi1が低くなったとき、トランジスタTaのベース電圧が低くなったことを抵抗R4と比較器10によって検出し、比較器10の出力が外部回路11に与えられる。そして、この出力によって、外部回路11が電源回路12より供給される入力直流電圧Vi1を高くするように、電源回路12を制御する。このようにすることによって、入力端子INに入力される入力直流電圧Vi1を安定な電圧値とすることができるので、出力端子OUTより出力される出力直流電圧の値を安定化させることができる。
【0052】
尚、本実施形態において、入力直流電圧の値を検出する検出回路5cを、第1の実施形態と同様に、比較器10と抵抗R4によって構成したが、第2の実施形態と同様に、比較器10aとダイオードDによって構成するようにしても構わない。又、本実施形態において、可変の電源回路12によって、入力端子INに入力される入力直流電圧が供給されるものとしたが、可変の電源回路12の代わりに、直流電圧変圧回路を用いて、入力端子IN1に入力される直流電圧Vi2を入力端子Vi1に変圧した入力直流電圧を入力端子INに入力するようにしても構わない。このとき、外部回路11によって、直流電圧変圧回路における変圧率が制御されることによって、入力端子INに入力される入力直流電圧を安定化させることができる。
【0053】
第1〜第3の実施形態において、図2の制御回路4、検出回路5、過電流保護回路6、過電圧保護回路7、及び過熱保護回路8で構成されるコントロールIC2を、1チップの半導体集積回路装置として構成するとともに、このコントロールIC2とpnp型トランジスタTaとを1パッケージ化するようにしても構わない。このように、シリーズレギュレータを1パッケージ化することによって、過熱保護回路8を最も発熱量の大きいpnp型トランジスタTaの近傍に配置することができるので、効率よく過熱保護を行うことができる。又、コントロールIC2及びpnp型トランジスタTaをバイポーラトランジスタの代わりに、MOSトランジスタで構成することによって、例えば、トランジスタTaをMOSトランジスタで構成したとき、その動作時のゲート・ソース間電圧が0.1〜0.2V程度と低くなるため、その電力損失を更に低減させることができる。
【0054】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態のシリーズレギュレータの内部構造を示すブロック回路図である。尚、図6に示すシリーズレギュレータにおいて、図3に示すシリーズレギュレータを構成する部分と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0055】
図6に示すシリーズレギュレータ1dは、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1a(図3)と同様に、入力端子IN,IN1と、出力端子OUTと、グランド端子GNDと、pnp型トランジスタTaと、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、コントロールIC2d(図1又は図2におけるコントロールIC2に相当する)とで構成されるとともに、端子13,14が設けられる。又、コントロールIC2dは、npn型トランジスタTbと差動増幅回路9と抵抗R3とスイッチSWとによって構成される制御回路4と、比較器10と、過電流保護回路6とを有する。更に、入力端子IN,IN1にそれぞれ入力直流電圧Vi1、電源電圧Vi2が入力されるとともに、出力端子OUTに他端が接地された負荷3が接続される。尚、図2のように、コントロールIC2dは、過電圧保護回路及び過熱保護回路を有するが、図5では省略している。
【0056】
このようなシリーズレギュレータ1dは、端子13が入力端子IN1と接続されるとともに、トランジスタTaのベースに端子14が接続された構成のシリーズレギュレータである。この端子13,14の間に抵抗R4が接続され、この抵抗R4と比較器10で検出回路5aが構成される。このような構成のシリーズレギュレータ1dにおいて、差動増幅回路9、比較器10及び抵抗R3,R4については、第1の実施形態のシリーズレギュレータ1aと同様の動作を行うので、その動作の説明については省略する。
【0057】
このように、抵抗R4を外付けとすることによって、負荷3が要求するシリーズレギュレータ1dからの出力直流電圧の値に応じて、抵抗値の違う抵抗の付け替えが可能となる。このとき、制御回路4、比較器10、過電流保護回路6、過電圧保護回路7(図2参照)、及び過熱保護回路8(図2参照)で構成されるコントロールIC2dを、1チップの半導体集積回路装置として構成するとともに、このコントロールIC2dとpnp型トランジスタTaとを1パッケージ化し、更に、抵抗R4を外部に接続するように構成する。このとき、1パッケージ化されたシリーズレギュレータには、抵抗R4を接続するための端子13,14が設けられる。
【0058】
尚、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、抵抗R4を端子13,14に接続して、比較器10と抵抗R4とで検出回路5aを構成したが、第2の実施形態と同様に、比較器10を比較機10aとするとともにダイオードDを端子13,14に接続して、比較器10aとダイオードDによって検出回路5bを構成するようにしても構わない。又、第3の実施形態のように、信号出力端子をシリーズレギュレータに設けて、コントロールIC内に設けられた比較器からの出力を外部回路に与えるような構成にしても構わない。
【0059】
【発明の効果】
出力トランジスタを制御する制御手段を動作させるための電源電圧と、出力トランジスタに入力される入力直流電圧とを、異なる直流電圧とするとともに、電源電圧を入力直流電圧より高い直流電圧としたため、出力トランジスタへの入力直流電圧を出力直流電圧に応じた可能な限り低い電圧とすることができる。よって、1.5Vや2Vといった低電圧を出力直流電圧として出力する場合においても、制御手段の最低動作電圧と関係なく、入力直流電圧を可能な限り低い電圧に設定することができるため、このレギュレータにおける電力損失を低減させることができる。又、入力直流電圧と電源電圧とを比較し、この比較結果に応じて、前記出力トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させることができるため、入力直流電圧の変動に関わらず、出力直流電圧を安定した電圧として出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレギュレータの内部構成を示すブロック図。
【図2】図1のレギュレータ内に設けられたコントロールICの内部構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態のレギュレータの内部構成を示すブロック回路図。
【図4】第2の実施形態のレギュレータの内部構成を示すブロック回路図。
【図5】第3の実施形態のレギュレータの内部構成を示すブロック回路図。
【図6】第4の実施形態のレギュレータの内部構成を示すブロック回路図。
【図7】従来のレギュレータの内部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 シリーズレギュレータ
2 コントロールIC
3 負荷
4 制御回路
5 検出回路
6 過電流保護回路
7 過電圧保護回路
8 過熱保護回路
9 差動増幅回路
10 比較器
11 外部回路
12 電源回路
13,14 端子
20 コントロールIC
IN,IN1 入力端子
OUT 出力端子
Ta pnp型トランジスタ
Tb npn型トランジスタ
R1〜R4 抵抗
C1,C2 コンデンサ
D ダイオード
SW スイッチ

Claims (8)

  1. 入力直流電圧が第1電極に入力されるとともに出力直流電圧が第2電極に現れる出力トランジスタと、前記出力直流電圧を帰還して前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御手段とが設けられたレギュレータにおいて、
    前記制御手段が、前記入力直流電圧と前記電源電圧とを比較し、この比較結果に応じて、前記出力トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させるとともに、
    前記制御手段の電源電圧として、前記入力直流電圧より高い直流電圧が与えられることを特徴とするレギュレータ。
  2. 前記制御手段が、
    前記出力直流電圧が分圧された電圧と、基準電圧とが入力されて、これらの電圧を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路からの出力によって前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御トランジスタと、から構成される制御回路と、
    前記電源電圧と、前記出力トランジスタの制御電極に現れる電圧とが入力されるとともに、これらの電位差を検出する検出回路と、
    前記検出回路で検出した結果に応じて、前記制御トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させる比較器と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のレギュレータ。
  3. 入力直流電圧が第1電極に入力されるとともに出力直流電圧が第2電極に現れる出力トランジスタと、前記出力直流電圧を帰還して前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御手段とが設けられたレギュレータにおいて、
    前記制御手段が、
    前記出力直流電圧が分圧された電圧と、基準電圧とが入力されて、これらの電圧を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路からの出力によって前記出力トランジスタの制御電極に与える電流を制御する制御トランジスタと、から構成される制御回路と、
    前記電源電圧と、前記出力トランジスタの制御電極に現れる電圧とが入力されるとともに、これらの電位差を検出する検出回路と、
    前記検出回路で検出した結果に応じて、前記制御トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させる比較器と、
    を有するとともに、
    前記制御手段の電源電圧として、前記入力直流電圧より高い直流電圧が与えられることを特徴とするレギュレータ。
  4. 前記検出回路が抵抗であり、
    前記比較器が、前記抵抗に現れる電圧に応じて、前記制御トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレギュレータ。
  5. 前記検出回路がダイオードであり、
    前記比較器が、前記ダイオードに現れる電圧を、前記ダイオードを導通させるために必要な電圧と比較することによって、前記制御トランジスタの制御電極に与える電流値を変化させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレギュレータ。
  6. 前記比較器の出力が、前記レギュレータ外部の回路に出力されることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のレギュレータ。
  7. 1チップの半導体集積回路装置として構成された前記制御手段と、前記出力トランジスタが、1パッケージ化された装置として構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のレギュレータ。
  8. 1チップの半導体集積回路装置として構成された前記制御手段と、前記出力トランジスタとが、1パッケージ化された装置として構成され、
    前記検出回路が、該半導体集積回路装置の外部に取り付け可能な検出素子であるとともに、
    前記1パッケージ化された装置に、前記検出素子を接続するための端子が設けられたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載のレギュレータ。
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