JP7018337B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御装置に関する。
従来、出力電圧の過電圧に対して保護を行う過電圧保護回路を有する電源回路が知られている。
図11は、上述のような過電圧保護回路を有する電源回路の一構成例を示す。図11に示す電源回路100Aは、DC/DCコンバータの一種である所謂リニアレギュレータである。電源回路100Aは、出力トランジスタ101と、エラーアンプ102と、過電圧保護回路103Aと、抵抗R1,R2と、を有する。
nチャネルMOSFETとして構成される出力トランジスタ101のドレインには、入力電圧Vinが印加される。出力トランジスタ101のソースには、出力電圧Voutの出力される出力端子Toutが接続される。出力トランジスタ101のソースは、抵抗R1,R2の直列接続構成を介してグランド電位に接続される。抵抗R1,R2は、出力電圧Voutを分圧する。
抵抗R1と抵抗R2とが接続される接続ノードは、エラーアンプ102の反転入力端に接続される。エラーアンプ102の非反転入力端には、参照電圧Vrefが印加される。エラーアンプ102の出力端は、出力トランジスタ101のゲートに接続される。
このような構成により、エラーアンプ102は、出力電圧Voutを抵抗R1,R2により分圧して生成されるフィードバック電圧FBが参照電圧Vregと一致するように出力トランジスタ101のゲートを駆動する。これにより、出力電圧Voutは、下記(1)式で示される電圧値に制御される。
Vout=((R1+R2)/R2)×Vref (1)
また、過電圧保護回路103Aは、フィードバック電圧FBを監視し、フィードバック電圧FBが過電圧設定された閾値電圧を超えた場合に、エラーアンプ102の出力動作を停止させる。これにより、出力電圧Voutが上昇して過電圧に達した場合に、フィードバック電圧FBも上昇して閾値電圧を超え、エラーアンプ102の出力動作が停止されるので、出力電圧Voutは低下する。従って、出力電圧Voutの過電圧保護が行われる。
また、図12は、過電圧保護回路を有する電源回路の別の構成例を示す。図12に示す電源回路100Bは、上述の図11に示した電源回路100Aと同様にリニアレギュレータであるが、構成の相違点として、過電圧保護回路103Bを有する。
過電圧保護回路103Bは、出力電圧Voutを直接監視し、出力電圧Voutが過電圧設定値を超えた場合に、エラーアンプ102の出力動作を停止させる。
なお、例えば特許文献1にも、過電圧保護を行う電源回路が開示されている。
特開2010-220454号公報
しかしながら、上述した図11に示す電源回路100Aおよび図12に示す電源回路100Bには、それぞれ次のような問題がある。電源回路100Aでは、抵抗R1がオープンとなった場合、または抵抗R2がショートとなった場合、フィードバック電圧FBの異常低下によってエラーアンプ102により出力電圧Voutが上昇して過電圧となるが、フィードバック電圧FBは低下するので過電圧保護回路103Aは過電圧を検出できず、過電圧保護機能が有効とならない。
一方、電源回路100Bであれば、上記のように抵抗R1がオープンとなった場合、または抵抗R2がショートとなった場合に出力電圧Voutが上昇すると、過電圧保護回路103Bは出力電圧Voutを直接監視するので、過電圧保護を行うことはできる。
しかしながら、出力トランジスタ101、エラーアンプ102、および過電圧保護回路103Bを1つのICに含まれるように構成し、抵抗R1,R2が上記ICに対して外付けで設けられる場合、上記(1)式に示すように抵抗R1,R2の抵抗値により出力電圧Voutを設定できる。この場合、設定されうる全ての出力電圧Voutに対して、共通のIC、すなわち過電圧保護回路103Bにおいて過電圧設定を適切に行うことは困難となる。
上記状況に鑑み、本発明は、フィードバック用の分圧抵抗のオープン・ショートが生じた場合にでも出力電圧の過電圧保護を行うことができ、且つ、適切な過電圧設定を行うことが容易となる電源制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る電源制御装置は、
電源回路の出力電圧を分圧抵抗により分圧して得られるフィードバック電圧に基づいて前記出力電圧を制御する出力電圧制御部と、
前記出力電圧の過電圧に対する保護を行う過電圧保護回路と、
を有し、
前記過電圧保護回路は、
前記出力電圧が出力電圧閾値を超えたかを検出する出力電圧検出部と、
前記フィードバック電圧がフィードバック電圧閾値以下となったかを検出するフィードバック電圧検出部と、を有し、
前記過電圧保護回路は、前記出力電圧検出部の第1検出出力および前記フィードバック電圧検出部の第2検出出力に基づいて前記出力電圧制御部の動作継続・停止を切替える、構成としている。
本発明によると、フィードバック用の分圧抵抗のオープン・ショートが生じた場合にでも出力電圧の過電圧保護を行うことができ、且つ、適切な過電圧設定を行うことが容易となる。
本発明の第1実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 第1実施形態に係る過電圧保護回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係る過電圧保護回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 第2実施形態に係る過電圧保護回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る過電圧保護回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電源ICにおけるピン配置の一例を示す平面図である。 各種電子機器が搭載された車両の一例の外観を示す図である。 過電圧保護回路を有する電源回路の一例を示す図である。 過電圧保護回路を有する電源回路の別の一例を示す図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電源回路10の構成を示す図である。電源回路10は、DC/DCコンバータ、より具体的にはリニアレギュレータとして構成される。電源回路10は、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換する。
電源回路10は、電源IC10Aと、外付けの抵抗R1,R2と、を備えている。電源IC10Aは、電源回路10の出力電圧Voutを一定に制御する電源制御装置である。電源IC10Aは、出力トランジスタ1と、エラーアンプ2と、第1過電圧保護回路3と、第2過電圧保護回路4と、を集積化して有する半導体集積回路である。電源IC10Aは、外部との電気的接続を確立するための各端子T1~T4を有する。また、出力トランジスタ1とエラーアンプ2とから出力電圧Voutを制御する出力電圧制御部5が構成される。
nチャネルMOSFETとして構成される出力トランジスタ1のドレインには、端子T1を介して入力電圧Vinが印加される。出力トランジスタ1のソースには、端子T2を介して出力端子Toutが接続される。出力端子Toutに出力電圧Voutが生じる。端子T2は、抵抗R1,R2の直列接続構成を介してグランド電位に接続される。抵抗R1,R2は、出力電圧Voutを分圧する。
抵抗R1と抵抗R2とが接続される接続ノードは、端子T3を介してエラーアンプ2の反転入力端に接続される。エラーアンプ2の非反転入力端には、参照電圧Vrefが印加される。エラーアンプ2の出力端は、出力トランジスタ1のゲートに接続される。
このような構成により、エラーアンプ2は、出力電圧Voutを抵抗R1,R2により分圧して生成されるフィードバック電圧FBが参照電圧Vregと一致するように出力トランジスタ1のゲートを駆動する。これにより、出力電圧Voutは、上述した(1)式で示される電圧値に制御される。
また、第1過電圧保護回路3は、出力電圧検出部31と、フィードバック電圧検出部32(FB電圧検出部)と、AND回路33と、を有し、出力電圧Voutの過電圧に対して保護を行う。
FB電圧検出部32は、端子T3に生じるフィードバック電圧FBが所定のフィードバック電圧閾値(FB電圧閾値)以下となったか否かを検出する。出力電圧検出部31は、端子T4を介して入力される出力電圧Voutが所定の出力電圧閾値を超えたか否かを検出する。出力電圧検出部31およびFB電圧検出部32の各検出出力はAND回路33に入力される。エラーアンプ2は、AND回路33の出力に応じて出力動作の継続・停止を切替える。
ここで、第1過電圧保護回路3の動作について図2に示すタイミングチャートを参照して説明する。図2は、上段より、出力電圧Vout、フィードバック電圧FB、出力電圧検出部31の検出出力V1、FB電圧検出部32の検出出力V2、AND回路33の出力ANDをそれぞれ示す。また、図2は、抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutが電圧Vout1(例えば1V)に設定される場合を示す。
さらに、図2において、出力電圧検出部31に設定される出力電圧閾値Vth1と、FB電圧検出部32に設定されるFB電圧閾値Vth2がそれぞれ示される。出力電圧閾値Vth1は、電圧Vout1よりも若干高い電圧(例えば1.2V)であり、FB電圧閾値Vth2はゼロに近い電圧(例えば0.2V)である。
図2に示すタイミングt1において、エラーアンプ2が起動し、出力電圧Voutおよびフィードバック電圧FBが上昇を開始する。このとき、出力電圧Voutはゼロであり、出力電圧Voutは出力電圧閾値Vth1以下であるので、検出出力V1はLowとなる。また、フィードバック電圧FBはゼロであるので、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下であり、検出出力V2はHighとなる。従って、出力ANDは、Lowとなる。出力ANDがLowの場合に、エラーアンプ2は出力動作を継続する。
そして、タイミングt2において、フィードバック電圧FBが上昇してFB電圧閾値Vth2を超えると、検出出力V2がLowとなる。これにより、出力ANDは、Lowとなる。
そして、タイミングt3において、フィードバック電圧FBが参照電圧Vrefに達し、出力電圧Voutが電圧Vout1に達すると、フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutは一定となる。フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutが一定のとき、検出出力V1、V2ともにLowとなり、出力ANDはLowとなる。
そして、タイミングt4において、抵抗R1にオープンが生じるか、または抵抗R2にショートが発生した場合、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下に急激に低下し、FB電圧検出部32により検出出力V2はHighとなる。このとき、検出出力V1はLowであるので、出力ANDはLowとなる。
そして、フィードバック電圧FBの異常な低下により、出力電圧Voutが上昇し、タイミングt5において出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1を超える。このとき、出力電圧検出部32により検出出力V1はHighとなるので、出力ANDはHighとなる。これにより、エラーアンプ2は、出力動作を停止し、出力電圧Voutは低下する。これにより、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートによる出力電圧Voutの過電圧に対して保護を行うことができる。
このように、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2以下であるが、出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1以下である場合は、起動中であるとして出力電圧Voutの出力動作は継続される(タイミングt1~t2)。また、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2を超えている場合は、正常状態であるとして、出力電圧Voutの出力動作が継続される(タイミングt2~t4)。そして、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2以下となり、且つ出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1を超えた場合、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートによる過電圧が生じたとして、出力電圧Voutの出力動作が停止され、過電圧保護が図られる(タイミングt5以降)。
また、図3は、図2に対応するタイミングチャートであるが、抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutが電圧Vout1よりも高い電圧Vout2(例えば5V)に設定される場合を示す。
図3に示すタイミングt11において、エラーアンプ2が起動し、出力電圧Voutおよびフィードバック電圧FBが上昇を開始する。このとき、検出出力V1はLow、検出出力V2はHighとなるので、出力ANDは、Lowとなる。
そして、タイミングt12において、フィードバック電圧FBが上昇してFB電圧閾値Vth2を超えると、検出出力V2がLowとなる。これにより、出力ANDは、Lowとなる。
その後、出力電圧Voutが上昇して、タイミングt13において出力電圧閾値Vth1を超えると、検出出力V1はHighとなるが、検出出力V2はLowであるので、出力ANDはLowとなり、エラーアンプ2の出力動作は継続される。
そして、タイミングt14において、フィードバック電圧FBが参照電圧Vrefに達し、出力電圧Voutが電圧Vout2に達すると、フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutは一定となる。フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutが一定のとき、検出出力V1はHigh、検出出力V2はLowとなり、出力ANDはLowとなる。
そして、タイミングt15において、抵抗R1にオープンが生じるか、または抵抗R2にショートが発生した場合、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下に急激に低下し、FB電圧検出部32により検出出力V2はHighとなる。このとき、検出出力V1はHighであるので、出力ANDはHighとなる。これにより、エラーアンプ2は、出力動作を停止し、出力電圧Voutは低下する。これにより、出力電圧Vout2は、過電圧まで上昇することなく低下し、過電圧保護が図られる。
このように、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2以下であるが、出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1以下である場合は、起動中であるとして出力電圧Voutの出力動作は継続される(タイミングt11~t12)。また、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2を超えている場合は、正常状態であるとして、出力電圧Voutの出力動作が継続される(タイミングt12~t15)。そして、フィードバック電圧FBがFB電圧閾値Vth2以下となり、且つ出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1を超えた場合、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートによる過電圧が生じたとして、出力電圧Voutの出力動作が停止され、過電圧保護が図られる(タイミングt15以降)。
また、図2および図3で説明したように、外付けの抵抗R1,R2の設定により共通の電源IC10Aに対して出力電圧Voutを可変(Vout1,Vout2)に設定する場合でも、過電圧保護回路3における過電圧設定を出力電圧閾値Vth1およびFB電圧閾値Vth2とすることにより、いずれの設定の出力電圧Voutに対しても過電圧保護を行うことができる。すなわち、適切な過電圧設定を行うことが容易となる。
なお、第2過電圧保護回路4は、フィードバック電圧FBを監視し、フィードバック電圧FBが所定の過電圧設定値を超えた場合に、エラーアンプ2の出力動作を停止させる。これにより、抵抗R1,R2は正常な状態で出力電圧Voutに過電圧が生じた場合にも、過電圧保護を図ることができる。すなわち、第1過電圧保護回路3のみならず第2過電圧保護回路4を設けることにより、種々の原因による過電圧に対する対策を行うことが可能となる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る電源回路15の構成を示す図である。図4に示す電源回路15は、上述の第1実施形態に係る電源回路10と同様にリニアレギュレータとして構成される。電源回路15は、電源IC15Aを有する。第1実施形態との構成上の相違点として、電源IC15Aは、第1過電圧保護回路301を有する。
第1過電圧保護回路301は、出力電圧検出部301Aと、FB電圧検出部301Bと、を有する。FB電圧検出部301Bからの検出出力V2に応じて、出力電圧検出部301Aの検出動作継続および動作の停止が切替えられる。出力電圧検出部301Aは、検出出力V1をエラーアンプ2に出力する。エラーアンプ2は、検出出力V1に応じて出力動作の継続・停止を切替える。
ここで、第1過電圧保護回路301の動作について図5に示すタイミングチャートを参照して説明する。図5は、上段より、出力電圧Vout、フィードバック電圧FB、出力電圧検出部301Aの検出出力V1、FB電圧検出部301Bの検出出力V2をそれぞれ示す。また、図5は、抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutが電圧Vout1に設定される場合を示す。
さらに、図5において、出力電圧検出部301Aに設定される出力電圧閾値Vth1と、FB電圧検出部301Bに設定されるFB電圧閾値Vth2がそれぞれ示される。出力電圧閾値Vth1は、電圧Vout1よりも若干高い電圧であり、FB電圧閾値Vth2はゼロに近い電圧である。
図5に示すタイミングt21において、エラーアンプ2が起動し、出力電圧Voutおよびフィードバック電圧FBが上昇を開始する。このとき、フィードバック電圧FBはゼロであるので、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下であり、検出出力V2はHighとなる。これにより、出力電圧検出部301Aは検出動作をしている。このとき、出力電圧Voutはゼロであり、出力電圧Voutは出力電圧閾値Vth1以下であるので、検出出力V1はLowとなる。検出出力V1がLowの場合に、エラーアンプ2は出力動作を継続する。
そして、タイミングt22において、フィードバック電圧FBが上昇してFB電圧閾値Vth2を超えると、検出出力V2がLowとなる。これにより、出力電圧検出部301Aの検出動作は停止され、検出出力V1はLowとなる。
そして、タイミングt23において、フィードバック電圧FBが参照電圧Vrefに達し、出力電圧Voutが電圧Vout1に達すると、フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutは一定となる。フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutが一定のとき、検出出力V1、V2ともにLowとなる。
そして、タイミングt24において、抵抗R1にオープンが生じるか、または抵抗R2にショートが発生した場合、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下に急激に低下し、FB電圧検出部301Bにより検出出力V2はHighとなる。これにより、出力電圧検出部301Aは起動される。このとき、出力電圧Voutは出力電圧閾値Vth1以下であるので、検出出力V1はLowとなる。
そして、フィードバック電圧FBの異常な低下により、出力電圧Voutが上昇し、タイミングt25において出力電圧Voutが出力電圧閾値Vth1を超える。このとき、出力電圧検出部301Aにより検出出力V1はHighとなる。これにより、エラーアンプ2は、出力動作を停止し、出力電圧Voutは低下する。これにより、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートによる出力電圧Voutの過電圧に対して保護を行うことができる。
また、図6は、図5に対応するタイミングチャートであるが、抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutが電圧Vout1よりも高い電圧Vout2に設定される場合を示す。
図6に示すタイミングt31において、エラーアンプ2が起動し、出力電圧Voutおよびフィードバック電圧FBが上昇を開始する。このとき、検出出力V2はHighとなるので、出力電圧検出部301Aは検出動作をしており、検出出力V1はLowとなる。
そして、タイミングt32おいて、フィードバック電圧FBが上昇してFB電圧閾値Vth2を超えると、検出出力V2がLowとなる。これにより、出力電圧検出部301Aの検出動作は停止され、検出出力V1はLowとなる。
その後、出力電圧Voutが上昇して、タイミングt33において出力電圧閾値Vth1を超えるが、検出出力V2がLowであるため、出力電圧検出部301Aは停止されており、検出出力V1はLowとなる。
そして、タイミングt34において、フィードバック電圧FBが参照電圧Vrefに達し、出力電圧Voutが電圧Vout2に達すると、フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutは一定となる。フィードバック電圧FBおよび出力電圧Voutが一定のとき、検出出力V1、V2ともにLowとなる。
そして、タイミングt35において、抵抗R1にオープンが生じるか、または抵抗R2にショートが発生した場合、フィードバック電圧FBはFB電圧閾値Vth2以下に急激に低下し、FB電圧検出部301Bにより検出出力V2はHighとなる。これにより、出力電圧検出部301Aが起動され、出力電圧Voutは出力電圧閾値Vth1を超えているので、検出出力V1はHighとなる。これにより、エラーアンプ2は、出力動作を停止し、出力電圧Voutは低下する。これにより、出力電圧Voutは、過電圧まで上昇することなく低下し、過電圧保護が図られる。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を享受できる。特に第2実施形態では、FB電圧検出部301Bにより起動されるまでは出力電圧検出部301Aは停止しているので、消費電力の低減を図ることができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態に係る電源回路20の構成を示す図である。図7に示す電源回路20は、DC/DCコンバータであり、より具体的には、同期整流型のスイッチングレギュレータである。電源回路20は、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換する。電源回路20は、電源IC20Aと、コイルL1と、コンデンサC1と、抵抗R1,R2と、を備えている。電源IC20Aは、電源回路20の出力電圧Voutを一定に制御する電源制御装置である。コイルL1、コンデンサC1、および抵抗R1,R2は、電源IC20Aに対して外付けの部品として設けられる。
電源IC20Aは、第1スイッチング素子11と、第2スイッチング素子12と、エラーアンプ13と、ドライバ14と、第1過電圧保護回路16と、第2過電圧保護回路17と、を集積化して有する半導体集積回路である。エラーアンプ13、ドライバ14、第1スイッチング素子11、および第2スイッチング素子12から出力電圧Voutを制御する出力電圧制御部18が構成される。電源IC20Aは、外部との電気的接続を確立するための各端子T11~T14を有する。
pチャネルMOSFETで構成される第1スイッチング素子11のソースには、端子T11を介して入力電圧Vinが印加される。第1スイッチング素子11のドレインは、nチャネルMOSFETで構成される第2スイッチング素子12のドレインに接続される。第2スイッチング素子12のソースは、グランド電位の印加端に接続される。すなわち、第1スイッチング素子11および第2スイッチング素子12は、入力電圧とグランド電位との間で直列に接続される。
第1スイッチング素子11と第2スイッチング素子12とが接続される接続ノードには、端子T12を介してコイルL1の一端が接続される。コイルL1の他端は、コンデンサC1の一端に接続される。コンデンサC1の他端は、グランド電位の印加端に接続される。コイルL1とコンデンサC1とが接続される接続ノードには、出力端子Toutが接続される。出力端子Toutに出力電圧Voutが生じる。
出力電圧Voutが生じるラインには、抵抗R1、R2の直列接続構成を介してグランド電位の印加端が接続される。抵抗R1と抵抗R2とが接続される接続ノードは、エラーアンプ13の反転入力端に接続される。エラーアンプ13の非反転入力端には、参照電圧Vrefが印加される。ドライバ14は、エラーアンプ13の出力に基づいて第1スイッチング素子11および第2スイッチング素子12の各ゲートを駆動する。ドライバ14により、第1スイッチング素子11と第2スイッチング素子12は相補的にスイッチングされる。
出力電圧Voutを抵抗R1,R2により分圧することでフィードバック電圧FBが生成される。生成されたフィードバック電圧FBがエラーアンプ13に入力され、ドライバ14が第1スイッチング素子11および第2スイッチング素子12を駆動することで、フィードバック電圧FBが参照電圧Vrefと一致するよう制御され、出力電圧Voutが一定に制御される。外付けの抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutの設定が可変である。
また、第1過電圧保護回路16は、出力電圧検出部161と、FB電圧検出部162と、AND回路163と、を有する。すなわち、第1過電圧保護回路16の構成は、第1実施形態の第1過電圧保護回路3と同様である。AND回路163からの出力に応じて、ドライバ14は、スイッチング動作の継続・停止を切替える。過電圧保護を行う場合、ドライバ14は、第1スイッチング素子11および第2スイッチング素子12をともにオフとする。
第1過電圧保護回路16の動作については先述した実施形態と同様であるので詳述しないが、抵抗R1,R2により出力電圧Voutが可変に設定された場合でも、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートが生じた場合に、第1過電圧保護回路16によりドライバ14のスイッチング動作を停止させ、出力電圧Voutの過電圧に対する保護を行うことができる。また、その際に、出力電圧検出部161およびFB電圧検出部162の各過電圧設定を適切に行うことは容易である。
なお、第2過電圧保護回路17は、第1実施形態の第2過電圧保護回路4と同様の機能である。
また、本実施形態の電源IC20Aに対して、第1過電圧保護回路16の代わりに、第2実施形態の第1過電圧保護回路301と同様の構成の過電圧保護回路を設けることも可能である。
<第4実施形態>
図8は、本発明の第4実施形態に係る電源回路40の構成を示す図である。図8に示す電源回路40は、DC/DCコンバータであり、より具体的には、同期整流型のスイッチングレギュレータである。電源回路40は、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換する。電源回路40は、電源IC40Aと、コイルL1と、コンデンサC1と、抵抗R1,R2と、を備えている。電源IC40Aは、固定オンタイム制御方式を用いて電源回路40の出力電圧Voutを一定に制御する電源制御装置である。コイルL1、コンデンサC1、および抵抗R1,R2は、電源IC40Aに対して外付けの部品として設けられる。
電源IC40Aは、第1スイッチング素子21と、第2スイッチング素子22と、コンパレータ23と、オンタイム生成部24と、ドライバ25と、第1過電圧保護回路26と、第2過電圧保護回路27と、パワーグッド部28と、内部電源部29と、UVLO部30と、イネーブル制御部34と、ソフトスタート部35と、を集積化して有する半導体集積回路である。コンパレータ23、オンタイム生成部24、ドライバ25、第1スイッチング素子21、および第2スイッチング素子22から出力電圧Voutを制御する出力電圧制御部36が構成される。電源IC40Aは、外部との電気的接続を確立するための端子PVIN等の各端子を有する。
pチャネルMOSFETで構成される第1スイッチング素子21のソースには、端子PVINを介して入力電圧Vinが印加される。第1スイッチング素子21のドレインは、nチャネルMOSFETで構成される第2スイッチング素子22のドレインに接続される。第2スイッチング素子22のソースは、端子PGNDを介してグランド電位の印加端に接続される。すなわち、第1スイッチング素子21および第2スイッチング素子22は、入力電圧Vinとグランド電位との間で直列に接続される。
第1スイッチング素子21と第2スイッチング素子22とが接続される接続ノードには、端子SWを介してコイルL1の一端が接続される。コイルL1の他端は、コンデンサC1の一端に接続される。コンデンサC1の他端は、グランド電位の印加端に接続される。コイルL1とコンデンサC1とが接続される接続ノードには、出力端子Toutが接続される。出力端子Toutに出力電圧Voutが生じる。
出力電圧Voutが生じるラインには、抵抗R1、R2の直列接続構成を介してグランド電位の印加端が接続される。抵抗R1と抵抗R2とが接続される接続ノードは、端子FBSを介してコンパレータ23の反転入力端に接続される。コンパレータ23の一つの非反転入力端には、参照電圧Vrefが印加される。
オンタイム生成部24は、コンパレータ23の出力が入力され、オンタイムを生成する。ドライバ25は、オンタイム生成部24の出力に基づいて第1スイッチング素子21および第2スイッチング素子22の各ゲートを駆動する。ドライバ25により、第1スイッチング素子21と第2スイッチング素子22は相補的にスイッチングされる。
出力電圧Voutを抵抗R1,R2により分圧することでフィードバック電圧FBが生成される。生成されたフィードバック電圧FBがコンパレータ23に入力される。オンタイム生成部24は、コンパレータ23の出力がHighとなると、所望のオンタイムを生成する。このとき、オンタイム生成部は、入出力電圧に基づきオンタイムを調整することで、周波数変動を抑制する。
ドライバ25は、生成されたオンタイムの期間だけ第1スイッチング素子21をオン、第2スイッチング素子22をオフとする。そして、オンタイムの期間が経過すると、ドライバ25は、第1スイッチング素子21をオフ、第2スイッチング素子22をオンとする。これにより、出力電圧Voutが一定に制御される。外付けの抵抗R1,R2の設定により、出力電圧Voutの設定が可変である。
また、第1過電圧保護回路26は、出力電圧検出部261と、FB電圧検出部262と、AND回路263と、を有する。すなわち、第1過電圧保護回路26の構成は、第1実施形態の第1過電圧保護回路3と同様である。出力電圧検出部261には、端子VOUTSを介して出力電圧Voutが入力される。FB電圧検出部262は、端子FBSを介してフィードバック電圧FBが入力される。AND回路263からの出力に応じて、ドライバ25は、スイッチング動作の継続・停止を切替える。
第1過電圧保護回路26の動作については先述した実施形態と同様であるので詳述しないが、抵抗R1,R2により出力電圧Voutが可変に設定された場合でも、抵抗R1のオープンまたは抵抗R2のショートが生じた場合に、第1過電圧保護回路26によりドライバ25のスイッチング動作を停止させ、出力電圧Voutの過電圧に対する保護を行うことができる。また、その際に、出力電圧検出部261およびFB電圧検出部262の各過電圧設定を適切に行うことは容易である。
なお、第2過電圧保護回路27は、第1実施形態の第2過電圧保護回路4と同様の機能である。第2過電圧保護回路27および後述するパワーグッド部28には、端子FBSを介してフィードバック電圧FBが入力される。
また、本実施形態の電源IC40Aに対して、第1過電圧保護回路26の代わりに、第2実施形態の第1過電圧保護回路301と同様の構成の過電圧保護回路を設けることも可能である。
パワーグッド部28は、パワーグッド機能を実現する構成部である。パワーグッド部28は、フィードバック電圧FBに基づいてトランジスタTr1のオンオフを制御する。nチャネルMOSFETであるトランジスタTr1のドレインは、端子PGDに接続され、ソースは、グランド電位の印加端に接続される。端子PGDは、抵抗(不図示)によって出力端子Toutにプルアップされる。フィードバック電圧が所定電圧に達すると、パワーグッド部28は、トランジスタTr1をオフし、端子PGDからHighのフラグを出力させる。
端子AVINは、ドライバ25用の電源端子であり、端子PVINに接続される。内部電源部29は、内部電源を生成する回路ブロックである。UVLO部30は、低電圧誤動作防止ブロックである。UVLO部30は、端子AVINが所定電圧以下でデバイスをシャットダウンさせる。
イネーブル制御部34は、端子ENをLowとすると、デバイスをシャットダウンさせ、Highとすると、デバイスをイネーブルとする。
端子SSは、ソフトスタート時間設定端子であり、ソフトスタート部35の入力端に接続される。ソフトスタート部35の出力端は、コンパレータ23の一つの非反転入力端に接続される。端子SSに接続するコンデンサ(不図示)の容量値によって出力電圧Voutの立ち上がり時間を可変とする。
端子VOUTSには、抵抗Rdの一端が接続される。抵抗Rdの他端は、nチャネルMOSFETであるトランジスタTr2のドレインが接続される。トランジスタTr2のソースは、グランド電位の印加端に接続される。デバイスのシャットダウン時に、トランジスタTr2がオンとなることで、出力コンデンサC1をディスチャージする。すなわち、端子VOUTSは、出力電圧検出および出力ディスチャージ用端子である。
端子MODEは、スイッチング制御モード設定端子である。端子MODEに印加する信号のレベルに応じて、デバイスが強制的に固定周波数モードで動作するか、Deep-SLLM制御と固定周波数モードを自動的に遷移するか、が切替えられる。
端子RESERVEは、リザーブ端子であり、グランドに接続される。端子AGNDは、ドライバ25用のグランド端子である。
図9は、半導体集積回路装置(パッケージ品)としての電源IC40Aにおけるピン配置の一例を示す平面図である。各端子の機能については、先述したとおりである。
平面視で矩形状の電源IC40Aにおける横方向に延びる第1辺401には、順に、端子PGND、端子PGND、端子VOUTS、および端子ENが横方向に並んで配置される。端子PGNDを複数設けるのは、パッケージ内で複数本のワイヤを接続できるようにし、第2スイッチング素子22のON抵抗を低下させて効率を向上するためである。
第1辺401の一方端から縦方向に延びる第2辺402には、順に、端子SW、端子SW、端子SW、および端子PGNDが縦方向に並んで配置される。端子SWを複数設けるのは、パッケージ内で複数本のワイヤを接続できるようにし、第1スイッチング素子21および第2スイッチング素子22のON抵抗を低下させて効率を向上するためである。
第3辺403は、第2辺402における第1辺401側ではない端部から横方向に延びる。すなわち、第3辺403は、第1辺401と縦方向に対向する。第3辺403には、順に、端子FBS、端子AGND、端子RESERVE、および端子MODEが横方向に並んで配置される。
第4辺404は、第3辺403における第2辺402側ではない端部から縦方向に延び、第1辺401の端部に繋がる。すなわち、第4辺404は、第2辺402と横方向に対向する。第4辺404には、順に、端子SS、端子AVIN、端子PVIN、および端子PVINが縦方向に並んで配置される。端子PVINを複数設けるのは、パッケージ内で複数本のワイヤを接続できるようにし、第1スイッチング素子21のON抵抗を低下させて効率を向上するためである。
第4辺404に配置される全ての端子の定格電圧は高電圧である。第3辺403に配置される全ての端子の定格電圧は低電圧である。これにより、高電圧の端子の組と、低電圧の端子の組とを分離している。第1辺401に配置される端子のうち、第4辺404側の端部に配置される端子ENの定格電圧は高電圧であり、それ以外の端子の定格電圧は低電圧である。これにより、端子ENと第4辺404に配置される端子とで高電圧の端子の組を形成し、当該組を第1辺401に配置される低電圧の端子の組と分離している。
第2辺402に配置される端子のうち、第3辺403側の端部に配置される端子PGDの定格電圧は低電圧であり、それ以外の端子の定格電圧は高電圧である。これにより、端子PGDと第3辺403に配置される端子とで低電圧の端子の組を形成し、当該組を第2辺402に配置される高電圧の端子の組と分離している。
また、パッドEXP-PADは、裏面放熱用パッドであり、ICを基板実装時に、複数のビアを使用して基板内部のグラウンドプレーンに接続する。これにより、良好な放熱特性を得られる。
<電源回路が搭載される機器>
以上説明した実施形態に係る電源回路は、信頼性が要求される機器に特に適しており、コンシューマ製品(携帯機器、ゲーム機器、カメラ等)の他にも、車載機器、産業機器、医療機器などに搭載することが可能である。
ここで、図10は、各種電子機器を搭載した車両の一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリX10と、バッテリX10から入力電圧の供給を受けて動作する種々の電子機器X11~X18と、を搭載している。なお、図10におけるバッテリX10および電子機器X11~X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、走行用モータの駆動制御を行う走行モータコントローラである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行うボディコントロールユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、および、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、および、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
先に説明した各実施形態に係る電源回路は、適宜、電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、本発明を適用するスイッチングレギュレータとしては、上述した同期整流型に限らず、非同期整流型のものでもよいし、昇圧型・降圧型、非絶縁型・絶縁型なども問わない。
本発明は、各種機器に搭載される電源回路に利用することができる。
1 出力トランジスタ
2 エラーアンプ
3 第1過電圧保護回路
31 出力電圧検出部
32 フィードバック電圧検出部
33 AND回路
301 第1過電圧保護回路
301A 出力電圧検出部
301B フィードバック電圧検出部
4 第2過電圧保護回路
5 出力電圧制御部
10、15、20 電源回路
10A、15A、20A 電源IC
11 第1スイッチング素子
12 第2スイッチング素子
13 エラーアンプ
14 ドライバ
16 第1過電圧保護回路
161 出力電圧検出部
162 フィードバック電圧検出部
163 AND回路
17 第2過電圧保護回路
18 出力電圧制御部
21 第1スイッチング素子
22 第2スイッチング素子
23 コンパレータ
24 オンタイム生成部
25 ドライバ
26 第1過電圧保護回路
261 出力電圧検出部
262 フィードバック電圧検出部
263 AND回路
27 第2過電圧保護回路
28 パワーグッド部
29 内部電源部
30 UVLO部
34 イネーブル制御部
35 ソフトスタート部
36 出力電圧制御部
40 電源回路
40A 電源IC
R1、R2 抵抗
L1 コイル
C1 コンデンサ
T1~T4、T11~T14 端子
Tout 出力端子

Claims (10)

  1. 電源回路の出力電圧を分圧抵抗により分圧して得られるフィードバック電圧に基づいて前記出力電圧を制御する出力電圧制御部と、
    前記出力電圧の過電圧に対する保護を行う過電圧保護回路と、
    を有し、
    前記過電圧保護回路は、
    前記出力電圧が出力電圧閾値を超えたかを検出する出力電圧検出部と、
    前記フィードバック電圧がフィードバック電圧閾値以下となったかを検出するフィードバック電圧検出部と、を有し、
    前記過電圧保護回路は、前記出力電圧検出部の第1検出出力および前記フィードバック電圧検出部の第2検出出力に基づいて前記出力電圧制御部の動作継続・停止を切替える、
    電源制御装置。
  2. 前記過電圧保護回路は、
    前記フィードバック電圧が前記フィードバック電圧閾値以下であり、且つ前記出力電圧が前記出力電圧閾値以下である場合、前記出力電圧制御部の動作を継続させ、
    前記フィードバック電圧が前記フィードバック電圧閾値を超えた場合、前記出力電圧制御部の動作を継続させ、
    前記フィードバック電圧が前記フィードバック電圧閾値以下であり、且つ前記出力電圧が前記出力電圧閾値を超えた場合、前記出力電圧制御部の動作を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記過電圧保護回路は、前記第1検出出力および前記第2検出出力の両方が入力されるAND回路をさらに有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記出力電圧検出部は、前記第2検出出力に応じて検出動作継続・停止を切替えられる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源制御装置。
  5. 前記フィードバック電圧が過電圧設定値を超えた場合に前記出力電圧制御部の動作を停止させる第2過電圧保護回路をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電源制御装置と、分圧抵抗と、を有することを特徴とする電源回路。
  7. 前記電源回路はリニアレギュレータであって、
    前記電源制御装置は、
    入力電圧が印加される出力トランジスタと、
    前記フィードバック電圧と参照電圧とが入力されて、出力により前記出力トランジスタを駆動するエラーアンプと、を有し、
    前記過電圧保護回路は、前記エラーアンプを制御する、ことを特徴とする請求項6に記載の電源回路。
  8. スイッチングレギュレータであることを特徴とする請求項6に記載の電源回路。
  9. 前記電源制御装置は、
    入力電圧とグランド電位との間で直列に接続される第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、
    前記フィードバック電圧と参照電圧とが入力されるエラーアンプまたはコンパレータと、
    前記エラーアンプまたは前記コンパレータの出力に基づいて前記第1スイッチング素子および第2スイッチング素子を駆動するドライバと、
    を有し、
    前記電源回路は、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とが接続される接続ノードに一端を接続されるコイルと、
    前記コイルの他端に一端を接続されるコンデンサと、
    を有し、
    前記過電圧保護回路は、前記ドライバを制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の電源回路。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の電源回路を有することを特徴とする電子機器。
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