JPH10290097A - 部品装着方法 - Google Patents
部品装着方法Info
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- JPH10290097A JPH10290097A JP9032184A JP3218497A JPH10290097A JP H10290097 A JPH10290097 A JP H10290097A JP 9032184 A JP9032184 A JP 9032184A JP 3218497 A JP3218497 A JP 3218497A JP H10290097 A JPH10290097 A JP H10290097A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 姿勢をいくつか変えた部品にレーザ光を当て
てその影の計測に基づく演算により装着姿勢のずれの補
正角度を求めて、部品装着時間を短縮化する。 【解決手段】 長さを角度で一階微分又は二階以上の高
階微分することに基づいて、影の長さが増加するときは
微分値は正、減少のときは負となるので、回転角と微分
値は一対一で対応し、いずれか一方に極小角だけ回転さ
せることにより、補正すべき回転方向が把握できる。
てその影の計測に基づく演算により装着姿勢のずれの補
正角度を求めて、部品装着時間を短縮化する。 【解決手段】 長さを角度で一階微分又は二階以上の高
階微分することに基づいて、影の長さが増加するときは
微分値は正、減少のときは負となるので、回転角と微分
値は一対一で対応し、いずれか一方に極小角だけ回転さ
せることにより、補正すべき回転方向が把握できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明(各請求項に係る発
明)は、例えばIC、抵抗器、コンデンサ等の部品をプ
リント基板上の所定の位置に正確な姿勢で装着するため
の部品装着方法に関するものである。
明)は、例えばIC、抵抗器、コンデンサ等の部品をプ
リント基板上の所定の位置に正確な姿勢で装着するため
の部品装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品供給機から吸着ノズルで部品を吸着
したときには、ノズルの中心位置と吸着した部品の中心
位置との間に不可避的にずれが生ずる。このため、部品
の姿勢を複数変えて、そこにレーザ光を当てたときに生
ずる影を計測することにより、装着姿勢のずれを求めて
いる。そして、求めたずれをノズルに施せば、プリント
基板に部品を正確に装着することができる。
したときには、ノズルの中心位置と吸着した部品の中心
位置との間に不可避的にずれが生ずる。このため、部品
の姿勢を複数変えて、そこにレーザ光を当てたときに生
ずる影を計測することにより、装着姿勢のずれを求めて
いる。そして、求めたずれをノズルに施せば、プリント
基板に部品を正確に装着することができる。
【0003】例えば、部品を長方形として取り扱うと
き、図1(a)に示すように、レーザ発光部とレーザ受
光部との間に位置する長方形ABCDの部品Wを、ノズ
ル中心NC を中心に時計針の回る方向に90度回転させ
る。レーザ受光部における影の長さは、回転するにつれ
て、辺AD又は辺BC(いずれも短辺)の長さである図
1(b)中のaから順次増加していき、やがて極大値で
あるb(点ACの長さ)になる。さらに回転させていく
と、今度は減少に転じ、影の長さc(辺AB又は辺CD
の長さ)は極小となる。
き、図1(a)に示すように、レーザ発光部とレーザ受
光部との間に位置する長方形ABCDの部品Wを、ノズ
ル中心NC を中心に時計針の回る方向に90度回転させ
る。レーザ受光部における影の長さは、回転するにつれ
て、辺AD又は辺BC(いずれも短辺)の長さである図
1(b)中のaから順次増加していき、やがて極大値で
あるb(点ACの長さ)になる。さらに回転させていく
と、今度は減少に転じ、影の長さc(辺AB又は辺CD
の長さ)は極小となる。
【0004】なお、影の長さがaのときに時計針と逆の
方向に回転させると、aからb’さらにc’と変化して
いくが、影の長さはまったく同じであり、b’はbと、
また、c’はcと等しいものである。
方向に回転させると、aからb’さらにc’と変化して
いくが、影の長さはまったく同じであり、b’はbと、
また、c’はcと等しいものである。
【0005】ここで、横長部品では、図1(b)に示し
たように、bからcまで又はb’からc’までの区間に
おける影の変化量は少なく、角度と影との関係は、図1
(b)のaからbまで又はaからb’までの区間に比較
しても精度が低い。
たように、bからcまで又はb’からc’までの区間に
おける影の変化量は少なく、角度と影との関係は、図1
(b)のaからbまで又はaからb’までの区間に比較
しても精度が低い。
【0006】また、縦長部品では、図1(b)に示すよ
うに、例えば影の長さがh2 (b>h2 >c)である場
合としては、同じ影の長さとなる角度が4か所存在し、
影の長さと角度が一対一で対応しないので、影の長さか
ら角度を指定するのはあまり適さない。一方、変化量の
大きなa近傍では、影の長さがh1 (c>h1 >a)で
ある場合には、同じ値は反対方向にあるので、横長部品
よりは精度が良い。
うに、例えば影の長さがh2 (b>h2 >c)である場
合としては、同じ影の長さとなる角度が4か所存在し、
影の長さと角度が一対一で対応しないので、影の長さか
ら角度を指定するのはあまり適さない。一方、変化量の
大きなa近傍では、影の長さがh1 (c>h1 >a)で
ある場合には、同じ値は反対方向にあるので、横長部品
よりは精度が良い。
【0007】しかしながら、従来の方式では、影の長さ
が極小となる角度を示すa、cとc’の近傍では、図1
(b)から明らかなように、部品の姿勢を左右に少し回
転させてもその変化量は小さいので、影が極小となる角
度をいかに探すのが課題であった。
が極小となる角度を示すa、cとc’の近傍では、図1
(b)から明らかなように、部品の姿勢を左右に少し回
転させてもその変化量は小さいので、影が極小となる角
度をいかに探すのが課題であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような課題を解決
しようとした先行技術はいくつか存在する。例えば、特
願平4−299031号(特開平6−152194号)
に記載された技術は、部品を数回回転させて、その都度
影の位置を計測し、補正値を算出している。しかしなが
ら、この技術では、回転させる回数が多く、しかもその
際の角度も大きいため、補正値を得るための処理時間が
かかり過ぎるという欠点があった。
しようとした先行技術はいくつか存在する。例えば、特
願平4−299031号(特開平6−152194号)
に記載された技術は、部品を数回回転させて、その都度
影の位置を計測し、補正値を算出している。しかしなが
ら、この技術では、回転させる回数が多く、しかもその
際の角度も大きいため、補正値を得るための処理時間が
かかり過ぎるという欠点があった。
【0009】また、特願平4−173571号(特開平
6−18215号)に記載された技術は、吸着した部品
を時計針の回る方向に予備回転させて、部品の回転方向
を定め、予備回転させた位置の影の長さと部品の影の長
さが極小になる影の長さから、補正量を幾何学的手法か
ら算出している。したがって、位置補正の大きさは判明
するものの、正負の方向は依然として不明である。
6−18215号)に記載された技術は、吸着した部品
を時計針の回る方向に予備回転させて、部品の回転方向
を定め、予備回転させた位置の影の長さと部品の影の長
さが極小になる影の長さから、補正量を幾何学的手法か
ら算出している。したがって、位置補正の大きさは判明
するものの、正負の方向は依然として不明である。
【0010】予備回転の大きさによっては、回転方向が
反対のときには、極小の影にするのに大きく部品を回転
させることになる。一定の予備回転角を与えるだけで
は、部品の大きさや部品の回転角状態によって必要な回
転角は異なるので、これに対応できないのは、回転角の
予測がまったく行われていないためである。
反対のときには、極小の影にするのに大きく部品を回転
させることになる。一定の予備回転角を与えるだけで
は、部品の大きさや部品の回転角状態によって必要な回
転角は異なるので、これに対応できないのは、回転角の
予測がまったく行われていないためである。
【0011】回転予測がなされていないので、回転が不
要な装着が確認できず、回転不要の場合でも予備回転が
行われる。影と角度による影の極小値の探索であるか
ら、角度の変化が大きいのにもかかわらず、影の変化が
小さいところを探すのに、影が極小値になる角度の精度
が悪くなる。また、図1(b)に示すような影の極大値
であるbとb’を認識できない。
要な装着が確認できず、回転不要の場合でも予備回転が
行われる。影と角度による影の極小値の探索であるか
ら、角度の変化が大きいのにもかかわらず、影の変化が
小さいところを探すのに、影が極小値になる角度の精度
が悪くなる。また、図1(b)に示すような影の極大値
であるbとb’を認識できない。
【0012】特表平6−504847号に記載された技
術では、部品供給機を予備回転に相当する角度だけ回転
させて、影が極小になる回転方向を定めているが、部品
供給機を予め斜めに設定している。このような設定は、
従来の部品装着機には誤った設定であり、汎用性に欠
け、作業上問題がある。
術では、部品供給機を予備回転に相当する角度だけ回転
させて、影が極小になる回転方向を定めているが、部品
供給機を予め斜めに設定している。このような設定は、
従来の部品装着機には誤った設定であり、汎用性に欠
け、作業上問題がある。
【0013】その他、特願平5−331222号(特開
平7−193397号)に記載された技術は、平均操作
が装着位置補正に限定され、予測回転角度と実測回転角
度の平均までには至っていない。
平7−193397号)に記載された技術は、平均操作
が装着位置補正に限定され、予測回転角度と実測回転角
度の平均までには至っていない。
【0014】本発明は、かかる先行技術では解決に不十
分であった課題を解決するためになされたものである。
分であった課題を解決するためになされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた発明は、ノズルに吸着され外形寸法が既知
の部品について姿勢規正の補正を行った後に、位置決め
されたプリント基板の所定位置に前記部品を装着する部
品装着方法において、前記補正の角度は、前記ノズルを
挟んで設けられたレーザ発光部とレーザ受光部とにより
計測された前記部品の投影長さと、予測回転とを基にし
て、前記ノズルで吸着された部品姿勢と前記投影長さが
極小になる部品姿勢との角度の差として検出し、X軸方
向とY軸方向の部品装着位置補正量は、測定される部品
の座標値を基にして、前記ノズルの位置に対して、X軸
方向、Y軸方向それぞれに演算によって正負の値で求め
られることを特徴とする部品装着方法である(請求項
1)。
めになされた発明は、ノズルに吸着され外形寸法が既知
の部品について姿勢規正の補正を行った後に、位置決め
されたプリント基板の所定位置に前記部品を装着する部
品装着方法において、前記補正の角度は、前記ノズルを
挟んで設けられたレーザ発光部とレーザ受光部とにより
計測された前記部品の投影長さと、予測回転とを基にし
て、前記ノズルで吸着された部品姿勢と前記投影長さが
極小になる部品姿勢との角度の差として検出し、X軸方
向とY軸方向の部品装着位置補正量は、測定される部品
の座標値を基にして、前記ノズルの位置に対して、X軸
方向、Y軸方向それぞれに演算によって正負の値で求め
られることを特徴とする部品装着方法である(請求項
1)。
【0016】前記補正の角度は、前記部品の投影長さに
基づき、予め定められた演算式を用い、該演算式を角度
で一階微分又は二階以上の高階微分した微分式を用いて
行うことを特徴とする(請求項2)方式により検出でき
る。
基づき、予め定められた演算式を用い、該演算式を角度
で一階微分又は二階以上の高階微分した微分式を用いて
行うことを特徴とする(請求項2)方式により検出でき
る。
【0017】前記補正の際の回転方向は、投影長さの変
化が計測できる極小角度を一方向へ回転させて投影長さ
の変化を計測することにより決定され、投影長さが減少
したときにはその方向、増加したときには逆の方向とす
る(請求項3)方式がとれる。なお、投影長さが対角長
と同じときはまれであるが、その場合は除かれる。
化が計測できる極小角度を一方向へ回転させて投影長さ
の変化を計測することにより決定され、投影長さが減少
したときにはその方向、増加したときには逆の方向とす
る(請求項3)方式がとれる。なお、投影長さが対角長
と同じときはまれであるが、その場合は除かれる。
【0018】前記演算式により求めた補正の角度の近傍
から予め定められたきざみ角度で一方向へ連続的に複数
回回転させてそれぞれの投影長さを計測する収束操作を
続け、計測値の極性が変化する位置を検出して、前記演
算による補正の角度を修正すること(請求項4)を特徴
とする方式を用いる。
から予め定められたきざみ角度で一方向へ連続的に複数
回回転させてそれぞれの投影長さを計測する収束操作を
続け、計測値の極性が変化する位置を検出して、前記演
算による補正の角度を修正すること(請求項4)を特徴
とする方式を用いる。
【0019】すなわち、3点法又は5点法を応用したも
のであり、きざみ角度は分解能を考慮して決定する。
のであり、きざみ角度は分解能を考慮して決定する。
【0020】前記演算による補正の角度と前記収束操作
による修正値の平均を部品供給機ごとに算出することを
特徴とする(請求項5)方式を用いる。
による修正値の平均を部品供給機ごとに算出することを
特徴とする(請求項5)方式を用いる。
【0021】すなわち、ゆらぎを算出するものであり、
部品供給機ごとの特徴を把握することができる。なお、
標準偏差を求めることも考えられる。
部品供給機ごとの特徴を把握することができる。なお、
標準偏差を求めることも考えられる。
【0022】ここで、前記計測した部品の投影長さが予
め定めた許容範囲内のときは、投影長さを長方形短辺の
長さに置き換えることを特徴とする(請求項6)方式を
用いる。また、前記演算で求めた補正の角度が予め定め
た許容範囲内のときは、補正の角度を零とすることを特
徴とする(請求項7)方式を用いる。
め定めた許容範囲内のときは、投影長さを長方形短辺の
長さに置き換えることを特徴とする(請求項6)方式を
用いる。また、前記演算で求めた補正の角度が予め定め
た許容範囲内のときは、補正の角度を零とすることを特
徴とする(請求項7)方式を用いる。
【0023】このようにすると、回転操作を省略できる
場合もあり、装着時間の短縮化を図ることができる。
場合もあり、装着時間の短縮化を図ることができる。
【0024】その他、発光手段から照明されたヘッドユ
ニットのノズルで吸着された部品の射影を受光手段によ
り、部品のかどの座標を測定しノズルで部品が吸着され
た姿勢と予測回転を基にして影が極小となる部品姿勢角
度を検出し、測定される座標値を基に、X軸方向とY軸
方向の部品装着位置補正量を演算によって求める過程
で、ノズルの回転操作で部品の影を極小とする部品姿勢
角度の検出が、回転予測方式、微分方式、収束方式、微
分方式と収束方式の併用及び実測の平均操作方式の中で
いずれか、又はそれらの組み合わせによって行うことを
特徴とする(請求項8)方式で部品装着装置の補正機能
が向上する。
ニットのノズルで吸着された部品の射影を受光手段によ
り、部品のかどの座標を測定しノズルで部品が吸着され
た姿勢と予測回転を基にして影が極小となる部品姿勢角
度を検出し、測定される座標値を基に、X軸方向とY軸
方向の部品装着位置補正量を演算によって求める過程
で、ノズルの回転操作で部品の影を極小とする部品姿勢
角度の検出が、回転予測方式、微分方式、収束方式、微
分方式と収束方式の併用及び実測の平均操作方式の中で
いずれか、又はそれらの組み合わせによって行うことを
特徴とする(請求項8)方式で部品装着装置の補正機能
が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のうち最良と
思われるものについて、図面を参照しつつ説明する。な
お、以下説明する実施形態の部品の形状は、長方形であ
る。
思われるものについて、図面を参照しつつ説明する。な
お、以下説明する実施形態の部品の形状は、長方形であ
る。
【0026】図2において、補正値の算出を容易にする
ために、部品に対する原点をノズル中心とする。部品が
レーザ受光部またはレーザ発光部に対してθ傾いた状態
の部品中心点wG の座標を(xG,y G)とする。部品を
θ回転させて長方形の短い辺がレーザ受光部又はレーザ
発光部と平行になる状態の部品中心点wC の座標を、
(xC ,yC )とする。部品が吸着された状態を長方形
ABCDで表す。そして、レーザ発光部からレーザが発
せられ、レーザ受光部で受ける部品の影の長さが極小に
なる位置までノズルを回転させると、長方形abcdの
状態となる。
ために、部品に対する原点をノズル中心とする。部品が
レーザ受光部またはレーザ発光部に対してθ傾いた状態
の部品中心点wG の座標を(xG,y G)とする。部品を
θ回転させて長方形の短い辺がレーザ受光部又はレーザ
発光部と平行になる状態の部品中心点wC の座標を、
(xC ,yC )とする。部品が吸着された状態を長方形
ABCDで表す。そして、レーザ発光部からレーザが発
せられ、レーザ受光部で受ける部品の影の長さが極小に
なる位置までノズルを回転させると、長方形abcdの
状態となる。
【0027】部品が吸着されたとき、θ回転したときの
2か所の部品姿勢、すなわち部品姿勢1のA・C及び部
品姿勢2のa・cの各点の座標を、点A(x2,y 2)、
点a(x1,y 1)、点C(x3,y 3)及び点c(x4,y
4)とする。このとき、点bの座標は(x1 ,y4 )、
点dの座標は(x4 ,y1 )になる。x1 、x2 、x3~
x 4はいずれも実測可能である。点aの座標(x1~y
1)は、点Aの座標(x2 ,y2 )をθ回転した座標で
あるので、
2か所の部品姿勢、すなわち部品姿勢1のA・C及び部
品姿勢2のa・cの各点の座標を、点A(x2,y 2)、
点a(x1,y 1)、点C(x3,y 3)及び点c(x4,y
4)とする。このとき、点bの座標は(x1 ,y4 )、
点dの座標は(x4 ,y1 )になる。x1 、x2 、x3~
x 4はいずれも実測可能である。点aの座標(x1~y
1)は、点Aの座標(x2 ,y2 )をθ回転した座標で
あるので、
【0028】
【数1】となる。同様に、点cの座標(x4,y 4)は、
点Cの座標(x3,y 3)をθ回転した座標であるので、
点Cの座標(x3,y 3)をθ回転した座標であるので、
【0029】
【数2】となる。よって、式1と式3とから、sinθ
が零でないとき、
が零でないとき、
【0030】
【数3】が得られる。これらの式5と式6を利用して、
次に示すように吸着状態の部品中心点wc の座標(xc,
y c)と、部品がレーザ受光部又はレーザ発光部に対し
てθ傾いた状態の部品中心点wG の座標(xG,y G)
は、実測可能なx1,x 2,x3 ,x4~び回転角θで表す
ことができる。すなわち、部品の中心点w Gは、
次に示すように吸着状態の部品中心点wc の座標(xc,
y c)と、部品がレーザ受光部又はレーザ発光部に対し
てθ傾いた状態の部品中心点wG の座標(xG,y G)
は、実測可能なx1,x 2,x3 ,x4~び回転角θで表す
ことができる。すなわち、部品の中心点w Gは、
【0031】
【数4】で与えられる。wc のxc は、
【0032】
【数5】である。式2に式5を、また、式4に式6をそ
れぞれ代入して、
れぞれ代入して、
【0033】
【数6】が得られる。
【0034】sinθが零でないとき、
【0035】
【数7】で表され、式9と式12からノズルの位置に対
して正負の位置補正量が求まる。図1(a)に示すよう
に左右に回転させても、影と回転角の関係は、偶関数で
あるから、回転方向を把握しておけばそのまま使用でき
る。
して正負の位置補正量が求まる。図1(a)に示すよう
に左右に回転させても、影と回転角の関係は、偶関数で
あるから、回転方向を把握しておけばそのまま使用でき
る。
【0036】次に、回転角θの値を求める。部品の縦と
横の寸法をそれぞれL1 とL2 とすると、図2から、
横の寸法をそれぞれL1 とL2 とすると、図2から、
【0037】
【数8】となり、これをθについて解くと、
【0038】
【数9】となる。なお、図3に示すように、ψ=tan
-1(L2 /L1 )とする。影の長さの差(x2 −x3 )
は計測可能であるので、部品の縦と横の長さが既知であ
れば、式16から回転角θを予測できる。
-1(L2 /L1 )とする。影の長さの差(x2 −x3 )
は計測可能であるので、部品の縦と横の長さが既知であ
れば、式16から回転角θを予測できる。
【0039】影の長さは図1(b)に示すように、点O
を中心に左右対称に変化していくので、回転量を少なく
させて影の長さが極小となる角度を定めるために、予め
回転方向を定めておき、左右に少し回転させて影の長さ
が減少する方向を正しい方向と定める。
を中心に左右対称に変化していくので、回転量を少なく
させて影の長さが極小となる角度を定めるために、予め
回転方向を定めておき、左右に少し回転させて影の長さ
が減少する方向を正しい方向と定める。
【0040】ここで、L1 とL2 を常数として、式15
を、x2~x 3=xとして角度で微分すると、
を、x2~x 3=xとして角度で微分すると、
【0041】
【数10】となり、
【0042】
【数11】になる。式15の微分は、同式の右辺が三角
関数であるので、高階微分すると、sinとcosが微
分ごとに現れるので、微分から生ずる符号及びsinの
曲線が、cosの曲線と角度に対して90度位相がずれ
ているので、これに注意すれば、高階微分(二階以上の
微分)も式16、式17や式18から導かれ、本発明の
特性は生かされる。
関数であるので、高階微分すると、sinとcosが微
分ごとに現れるので、微分から生ずる符号及びsinの
曲線が、cosの曲線と角度に対して90度位相がずれ
ているので、これに注意すれば、高階微分(二階以上の
微分)も式16、式17や式18から導かれ、本発明の
特性は生かされる。
【0043】式15及び式17に、具体的数値を代入し
てグラフに表したものを図4〜7に示す。図4及び図5
では、L1 =1.0,L2~0.5、図6では、L 1=
0.9,L2 =0.4、図7では、L1~0.5,L 2=
1.0の値をそれぞれ用いている。
てグラフに表したものを図4〜7に示す。図4及び図5
では、L1 =1.0,L2~0.5、図6では、L 1=
0.9,L2 =0.4、図7では、L1~0.5,L 2=
1.0の値をそれぞれ用いている。
【0044】これらの図面から明らかなように、影の長
さが増加するときは微分値は正で、逆に、減少のときは
負となる。そして、微分の影の長さと回転角との関係は
線形に近いものであり、また、微分の係数はほぼ一定で
あるから、微分係数を算出する過程を監視検定できる。
さらに、角度に対する影の長さよりも微分の方が影の長
さが極小となる所では正負の極性が大きく変化するの
で、影が極小となる角度は検出し易い。その上、縦と横
の両辺が等しい部品では、影の長さが極小となる近傍に
おける長さの変化は小さいものの、微分の大きさははる
かに大きく、微分の正負の極性も大きく変化するので、
長さの変化と微分の変化の差は顕著である。
さが増加するときは微分値は正で、逆に、減少のときは
負となる。そして、微分の影の長さと回転角との関係は
線形に近いものであり、また、微分の係数はほぼ一定で
あるから、微分係数を算出する過程を監視検定できる。
さらに、角度に対する影の長さよりも微分の方が影の長
さが極小となる所では正負の極性が大きく変化するの
で、影が極小となる角度は検出し易い。その上、縦と横
の両辺が等しい部品では、影の長さが極小となる近傍に
おける長さの変化は小さいものの、微分の大きさははる
かに大きく、微分の正負の極性も大きく変化するので、
長さの変化と微分の変化の差は顕著である。
【0045】次に、部品の寸法誤差の影響を検討するた
め、部品の縦の長さL1 と横の長さL2 が、L1~1.
0,L 2=0.5、及びL1~0.9,L 2=0.4の場
合について、式15の傾き角度と影の大きさ、並びに式
17の微分値を図8に示す。
め、部品の縦の長さL1 と横の長さL2 が、L1~1.
0,L 2=0.5、及びL1~0.9,L 2=0.4の場
合について、式15の傾き角度と影の大きさ、並びに式
17の微分値を図8に示す。
【0046】図8中の矢印に部品を回転させたとき、L
1 =1.0,L2 =0.5の微分値Ad と、L1 =0.
9,L2~0.4の微分値B dの差は、前者の影の大きさ
の変化Asと後者の影の大きさの変化B sに比較して非
常に小さい。したがって、部品の寸法誤差を考慮する
と、微分値をθ傾いた値として採用するとよい。
1 =1.0,L2 =0.5の微分値Ad と、L1 =0.
9,L2~0.4の微分値B dの差は、前者の影の大きさ
の変化Asと後者の影の大きさの変化B sに比較して非
常に小さい。したがって、部品の寸法誤差を考慮する
と、微分値をθ傾いた値として採用するとよい。
【0047】停止状態では微分値の大きさは不明である
が、部品の回転方向を調べるとき、左右いずれかに回転
させるので、微分値が判明し、加えて、吸着状態での微
分値からの影の長さが極小となる位置への回転角が式1
7から判明する。その際、微分をとると、図4〜7の比
較から、部品に0.1mmの誤差があったとしても、影の
大きさと回転角の大きさの差は少ない。
が、部品の回転方向を調べるとき、左右いずれかに回転
させるので、微分値が判明し、加えて、吸着状態での微
分値からの影の長さが極小となる位置への回転角が式1
7から判明する。その際、微分をとると、図4〜7の比
較から、部品に0.1mmの誤差があったとしても、影の
大きさと回転角の大きさの差は少ない。
【0048】図4〜7でも同様であるが、図6の横長の
場合も影の長さのピークは2か所存在するので、同一影
の長さに対して4つの角度が存在するが、微分をとると
余分なピークは存在せず、回転角と微分の大きさは一対
一で対応する。
場合も影の長さのピークは2か所存在するので、同一影
の長さに対して4つの角度が存在するが、微分をとると
余分なピークは存在せず、回転角と微分の大きさは一対
一で対応する。
【0049】ここで、式15の右辺をf(x)、式17
の右辺をf’(x)とすると、x0での微分は、
の右辺をf’(x)とすると、x0での微分は、
【0050】
【数12】で近似される。例えば、hは回転角のステッ
プきざみで、Ai とKは表1で与えられる。
プきざみで、Ai とKは表1で与えられる。
【0051】いま、式16の目標角度θを求めるため
に、回転過程で目標角度θの近傍から分解能を考慮した
一定のきざみ角度で、例えば、式19の微分の大きさを
表3の係数で計算し、影が極小になる位置では、図4〜
図7に示すように極性が大きく変化するので、この変化
を検出する。
に、回転過程で目標角度θの近傍から分解能を考慮した
一定のきざみ角度で、例えば、式19の微分の大きさを
表3の係数で計算し、影が極小になる位置では、図4〜
図7に示すように極性が大きく変化するので、この変化
を検出する。
【0052】具体的には、図10の方法で微分を計算す
ると、3点法では、「−2・−1・0」のデータでは図
4〜7に示すように極性が大きな負であり、「−1・0
・1」で零に近くなり、「0・1・2」では大きな正に
なる。よって、「−2」と「2」との中間で影が極小に
なる角度であることが明確に確認できるので、「2」の
角度から2ステップ戻れば良い。
ると、3点法では、「−2・−1・0」のデータでは図
4〜7に示すように極性が大きな負であり、「−1・0
・1」で零に近くなり、「0・1・2」では大きな正に
なる。よって、「−2」と「2」との中間で影が極小に
なる角度であることが明確に確認できるので、「2」の
角度から2ステップ戻れば良い。
【0053】また、5点法では、「−4・−3・−2・
−1・0」が大きな負の極性とすれば順に計算すると、
負の値が減少して正の値に反転する。「0・1・2・3
・4」で正が極大になり、極性の反転が明確に判定でき
る。すなわち、「−4」と「4」の中間で目標の影が極
小になる角度である。このように、極性が明確に反対で
ある位置の中間を採って、影の長さが極小となる目標角
度に精度良く到達することができる。
−1・0」が大きな負の極性とすれば順に計算すると、
負の値が減少して正の値に反転する。「0・1・2・3
・4」で正が極大になり、極性の反転が明確に判定でき
る。すなわち、「−4」と「4」の中間で目標の影が極
小になる角度である。このように、極性が明確に反対で
ある位置の中間を採って、影の長さが極小となる目標角
度に精度良く到達することができる。
【0054】ここで、影の分解能と角度の分解能との関
係を近似的に考える。これは、ステップきざみが重要な
要素となるからである。
係を近似的に考える。これは、ステップきざみが重要な
要素となるからである。
【0055】いま、Lを部品の縦の長さ(単位:mm)、
δLを部品の縦の長さ誤差(単位mm)、δθを微少回転
角(単位:ラシ゛アン)、δψを微少回転角(単位:度)、
δxを影の長さの微少変化(単位:mm)とし、図11の
ように部品の情報を与えると、分解能の限界から極小角
度が概略的に、
δLを部品の縦の長さ誤差(単位mm)、δθを微少回転
角(単位:ラシ゛アン)、δψを微少回転角(単位:度)、
δxを影の長さの微少変化(単位:mm)とし、図11の
ように部品の情報を与えると、分解能の限界から極小角
度が概略的に、
【0056】
【数13】で示される。これを基に数値計算すると、表
2及び表3のような結果を得る。
2及び表3のような結果を得る。
【0057】式14を得るための回転は、式20及び式
21の1乃至2単位くらいであり、図4〜7のように影
が減少する方向(影が極小になる方向)は簡単に判明す
る。ほぼこのような単位を目安にして、予測回転角を基
に影の長さが極小になる角度を探索する。
21の1乃至2単位くらいであり、図4〜7のように影
が減少する方向(影が極小になる方向)は簡単に判明す
る。ほぼこのような単位を目安にして、予測回転角を基
に影の長さが極小になる角度を探索する。
【0058】図2における部品姿勢2が装着姿勢である
とする。例えば表2で、部品の横の長さが規定よりも誤
差範囲で小さい場合には、吸着した部品は、式18から
数度以内に回転すれば良いことが判明する。このよう
に、寸法が規定よりも小さい部品でも回転の目安が算出
できる。
とする。例えば表2で、部品の横の長さが規定よりも誤
差範囲で小さい場合には、吸着した部品は、式18から
数度以内に回転すれば良いことが判明する。このよう
に、寸法が規定よりも小さい部品でも回転の目安が算出
できる。
【0059】同一部品で式18で予測した角度と実際の
角度との平均と揺らぎを算出し、影の極小値は微分方式
で検出できるので、式18での予測角度のばらつきが定
量的に把握でき、部品供給機の部品姿勢の特徴を予測に
より把握できる。装着上、回転角の許容度が予測と実際
の平均操作から回転不要な吸着が判明するので、不要な
操作が削除でき、装着の効率が向上する。
角度との平均と揺らぎを算出し、影の極小値は微分方式
で検出できるので、式18での予測角度のばらつきが定
量的に把握でき、部品供給機の部品姿勢の特徴を予測に
より把握できる。装着上、回転角の許容度が予測と実際
の平均操作から回転不要な吸着が判明するので、不要な
操作が削除でき、装着の効率が向上する。
【0060】図1(b)のc,c’とb,b’は、影が
極小となる部品が回転した角度に相当する位置にある。
この影が極小となる角度を正確に速く探索することは、
部品をプリント基板に正確に速く装着するために使用す
る補正角度と位置補正値を求めるのに非常に重要であ
る。
極小となる部品が回転した角度に相当する位置にある。
この影が極小となる角度を正確に速く探索することは、
部品をプリント基板に正確に速く装着するために使用す
る補正角度と位置補正値を求めるのに非常に重要であ
る。
【0061】図4に示すように、影の極小値の近傍で影
と角度との変化状態が著しいときには、影と角度との関
係を微分方式と収束方式とを併用することも可能であ
り、影の長さが極小になる部品姿勢の精度が上がる。
と角度との変化状態が著しいときには、影と角度との関
係を微分方式と収束方式とを併用することも可能であ
り、影の長さが極小になる部品姿勢の精度が上がる。
【0062】影と角度との関係から極小値となる角度を
検索する方法として、急速に目標値に漸近的に収束する
手法がある。例えば、図9(a)に示すように、θ1 か
ら始まって矢印Aに部品を回転させて、影の長さが極小
になる角度Oよりも少し行き過ぎた角度θ2 になったと
する。
検索する方法として、急速に目標値に漸近的に収束する
手法がある。例えば、図9(a)に示すように、θ1 か
ら始まって矢印Aに部品を回転させて、影の長さが極小
になる角度Oよりも少し行き過ぎた角度θ2 になったと
する。
【0063】
【数14】になるように、矢印Bの方向に回転させ、
【0064】
【数15】のように、この手順を順次実行させていく
と、
と、
【0065】
【数16】となる。nが大きくなると、同図(b)に示
すように、影が極小になる部品姿勢に急速に収束する。
なお、この方法で、急速に収束するので、分解能を十分
に考慮して行う必要がある。
すように、影が極小になる部品姿勢に急速に収束する。
なお、この方法で、急速に収束するので、分解能を十分
に考慮して行う必要がある。
【0066】式17の角度微分値を観察することによ
り、極小値の通過を微分値の極性反転として捉えること
ができる。
り、極小値の通過を微分値の極性反転として捉えること
ができる。
【0067】図12に示すように、センサ内にレーザ発
光部とレーザ受光部をそれぞれ同一面内で平行に設置す
る。X軸又はY軸の一方で吸着された状態の部品姿勢に
レーザ光を照射すると、SX1又はSY1に影ができる。影
の端となるa、b又はc、dの座標をノズルの中心を原
点にして計測し、部品姿勢を算出する。図13におい
て、レーザ発光部からレーザ光を照射して、レーザ受光
部でレーザ光を受けると、吸着された部品姿勢の影とな
る端の座標から、式15が適用できるので、式16から
部品の傾き予測角が算出される。
光部とレーザ受光部をそれぞれ同一面内で平行に設置す
る。X軸又はY軸の一方で吸着された状態の部品姿勢に
レーザ光を照射すると、SX1又はSY1に影ができる。影
の端となるa、b又はc、dの座標をノズルの中心を原
点にして計測し、部品姿勢を算出する。図13におい
て、レーザ発光部からレーザ光を照射して、レーザ受光
部でレーザ光を受けると、吸着された部品姿勢の影とな
る端の座標から、式15が適用できるので、式16から
部品の傾き予測角が算出される。
【0068】部品の傾き方向を決めるために、一次元で
ある図2のように予め方向を定めておき、部品を少し回
転させて影の長さが減少する方向を定めて、影の長さが
極小になる角度を探索するのに回転操作が少なくて済
む。
ある図2のように予め方向を定めておき、部品を少し回
転させて影の長さが減少する方向を定めて、影の長さが
極小になる角度を探索するのに回転操作が少なくて済
む。
【0069】式20及び式21の部品の大きさから分解
能を考慮して、式17の微分方式又は、式22と式23
の収束方式でX軸とY軸における影の長さが極小となる
角度θを求め、部品をθだけ回転させると部品姿勢2に
なる。影の長さが極小となる2つの角度をx軸とy軸の
両方で独立に同時に探索計測できるので、影の長さが極
小となる点の探索精度が図2の場合のように1つをそれ
ぞれ独立に探索する場合よりも向上し、探索時間も速く
なる。部品姿勢2のとき、X軸上の影の端の値をxH1,
xH2、そして、Y軸上の影の端の値をyH1,yH2とす
る。そこで、図13からX軸方向の部品中心は、(xH1
+xH2)/2になり、Y軸方向の部品中心は、(yH1+
yH2)/2になる。
能を考慮して、式17の微分方式又は、式22と式23
の収束方式でX軸とY軸における影の長さが極小となる
角度θを求め、部品をθだけ回転させると部品姿勢2に
なる。影の長さが極小となる2つの角度をx軸とy軸の
両方で独立に同時に探索計測できるので、影の長さが極
小となる点の探索精度が図2の場合のように1つをそれ
ぞれ独立に探索する場合よりも向上し、探索時間も速く
なる。部品姿勢2のとき、X軸上の影の端の値をxH1,
xH2、そして、Y軸上の影の端の値をyH1,yH2とす
る。そこで、図13からX軸方向の部品中心は、(xH1
+xH2)/2になり、Y軸方向の部品中心は、(yH1+
yH2)/2になる。
【0070】ノズルの中心を原点としているので、部品
の補正値が簡単な式で求まるので、処理時間が大幅に短
縮できる。
の補正値が簡単な式で求まるので、処理時間が大幅に短
縮できる。
【0071】
【発明の効果】本発明には以下の効果がある。すなわ
ち、影の長さが極小になる角度の検索は、収束の速い手
法によって速やかに角度検索ができる。
ち、影の長さが極小になる角度の検索は、収束の速い手
法によって速やかに角度検索ができる。
【0072】また、極小値の検出は、角度と影の大きさ
の微分も採用しているので、影と角度の曲線の変化が小
さくても、微分を取れば微分値は大きくなり、部品の寸
法誤差による影響が少なく、影が極小となる所では微分
の正負極性が大きく変化するので、精度良く影の極小値
が検出できることになる。加えて、影の長さと角度につ
いて微分をとると、影との微分と角度の関係は直線に近
く、ピーク値はなくなり、微分の大きさで角度が判明す
る。
の微分も採用しているので、影と角度の曲線の変化が小
さくても、微分を取れば微分値は大きくなり、部品の寸
法誤差による影響が少なく、影が極小となる所では微分
の正負極性が大きく変化するので、精度良く影の極小値
が検出できることになる。加えて、影の長さと角度につ
いて微分をとると、影との微分と角度の関係は直線に近
く、ピーク値はなくなり、微分の大きさで角度が判明す
る。
【0073】このように、部品の傾き角度と部品の大き
さは、部品の寸法誤差による影響は、部品の傾き角度と
影の大きさに比較して、非常に小さいので、微分方式は
部品の傾き角度を推定するには有効な方法である。
さは、部品の寸法誤差による影響は、部品の傾き角度と
影の大きさに比較して、非常に小さいので、微分方式は
部品の傾き角度を推定するには有効な方法である。
【0074】また、影の座標を基にしているので、ノズ
ルの吸着中心からXY軸で正負の位置補正量が算出でき
る。
ルの吸着中心からXY軸で正負の位置補正量が算出でき
る。
【0075】さらに、影の長さが予測できれば、その長
さになる回転角が予測できるので、部品の装着姿勢であ
る影の長さが極小になる回転角の予測ができ、不明の場
合に比較して装着の効率が向上する。
さになる回転角が予測できるので、部品の装着姿勢であ
る影の長さが極小になる回転角の予測ができ、不明の場
合に比較して装着の効率が向上する。
【0076】部品の影の長さが極小値の検出を角度と影
の大きさの微分を採用しているので、影と距離の曲線の
勾配が小さくても、微分を取れば微分は大きくなり、影
が極小になる所では、微分の極性が大きく変化するの
で、精度良く影の極小値が検出できることになる。
の大きさの微分を採用しているので、影と距離の曲線の
勾配が小さくても、微分を取れば微分は大きくなり、影
が極小になる所では、微分の極性が大きく変化するの
で、精度良く影の極小値が検出できることになる。
【0077】回転予測と実測の平均操作で、装着におけ
る回転許容値を含めた部品寸法誤差も考慮に入れた回転
予測角度が判明し、予測回転精度が向上する。
る回転許容値を含めた部品寸法誤差も考慮に入れた回転
予測角度が判明し、予測回転精度が向上する。
【0078】回転予測と実測の平均操作で、装着におけ
る回転許容値を含めた回転予測が可能になり、回転が不
要な装着に際しては、回転予測を基に不要な回転を省略
して装着が実行できる。
る回転許容値を含めた回転予測が可能になり、回転が不
要な装着に際しては、回転予測を基に不要な回転を省略
して装着が実行できる。
【0079】影と角度の検索で、収束する方法を用いて
速い収束により極小となる角度が定まる。
速い収束により極小となる角度が定まる。
【0080】微分をとると、部品に誤差があってたとし
ても、影の大きさと回転角の大きさの差は少ない。
ても、影の大きさと回転角の大きさの差は少ない。
【0081】図6から影の長さのピークは2個存在する
ので、同一影の長さに対して4個の角度が存在するが、
微分をとると、余分なピークはなく、回転角と微分の大
きさは一対一で対応する。
ので、同一影の長さに対して4個の角度が存在するが、
微分をとると、余分なピークはなく、回転角と微分の大
きさは一対一で対応する。
【0082】2対のレーザ発光部とレーザ受光部を設置
することにより、部品の回転角と位置補正量が簡単にし
かも高速に得られ、部品の高速装着が可能になる。
することにより、部品の回転角と位置補正量が簡単にし
かも高速に得られ、部品の高速装着が可能になる。
【図1】図1(a)は、本発明の一実施形態に用いる装
置において、部品を吸着した状態を示した図面であり、
同図(b)は、レーザ受光部で計測された部品の影の長
さと回転角度との関係を示したグラフである。
置において、部品を吸着した状態を示した図面であり、
同図(b)は、レーザ受光部で計測された部品の影の長
さと回転角度との関係を示したグラフである。
【図2】図2は、吸着状態で、部品を回転させて姿勢規
正を行う過程を示した図面である。
正を行う過程を示した図面である。
【図3】図3は、部品の寸法や角度を示した説明図であ
る。
る。
【図4】図4は、縦長部品(L1 =1.0、L2 =0.
5)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
5)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図5】図5は、図4の回転方向と逆方向に回転させた
場合のグラフである。
場合のグラフである。
【図6】図6は、横長部品(L1 =0.5、L2 =1.
0)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
0)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図7】図7は、縦長部品(L1 =0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図8】図8は、寸法がわずかに異なる2つの部品(L
1 =1.0、L2 =0.5とL1=0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係をまとめて
示したグラフである。
1 =1.0、L2 =0.5とL1=0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係をまとめて
示したグラフである。
【図9】図9は、収束法で補正角度を求めた場合を表し
た説明図であり、(a)は、縦軸に影の長さ、横軸に回
転角度をとったグラフであり、(b)は縦軸に回転角
度、横軸に回数をとったグラフである。
た説明図であり、(a)は、縦軸に影の長さ、横軸に回
転角度をとったグラフであり、(b)は縦軸に回転角
度、横軸に回数をとったグラフである。
【図10】図10は、3点法及び5点法を示した図面で
ある。
ある。
【図11】図11は、影の分解能と角度の分解能との関
係を示した図面である。
係を示した図面である。
【図12】図12は、センサ内にレーザ発光部とレーザ
受光部とをそれぞれ同一面内で平行に設置した状態を示
す図面である。
受光部とをそれぞれ同一面内で平行に設置した状態を示
す図面である。
【図13】図13は、図12において、部品を回転させ
て姿勢規正を行う過程を示した図面である。
て姿勢規正を行う過程を示した図面である。
W 部品 NC ノズル中心 WC 、wC 部品中心点 L1 部品の縦寸法 L2 部品の横寸法 1、2 部品姿勢
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月31日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 部品装着方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明(各請求項に係る発
明)は、例えばIC、抵抗器、コンデンサ等の部品をプ
リント基板上の所定の位置に正確な姿勢で装着するため
の部品装着方法に関するものである。
明)は、例えばIC、抵抗器、コンデンサ等の部品をプ
リント基板上の所定の位置に正確な姿勢で装着するため
の部品装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品供給機から吸着ノズルで部品を吸着
したときには、ノズルの中心位置と吸着した部品の中心
位置との間に不可避的にずれが生ずる。このため、部品
の姿勢を複数変えて、そこにレーザ光を当てたときに生
ずる影を計測することにより、装着姿勢のずれを求めて
いる。そして、求めたずれをノズルに施せば、プリント
基板に部品を正確に装着することができる。
したときには、ノズルの中心位置と吸着した部品の中心
位置との間に不可避的にずれが生ずる。このため、部品
の姿勢を複数変えて、そこにレーザ光を当てたときに生
ずる影を計測することにより、装着姿勢のずれを求めて
いる。そして、求めたずれをノズルに施せば、プリント
基板に部品を正確に装着することができる。
【0003】例えば、部品を長方形として取り扱うと
き、図1(a)に示すように、レーザ発光部とレーザ受
光部との間に位置する長方形ABCDの部品Wを、ノズ
ル中心NC を中心に時計針の回る方向に90度回転させ
る。レーザ受光部における影の長さは、回転するにつれ
て、辺AD又は辺BC(いずれも短辺)の長さである図
1(b)中のaから順次増加していき、やがて極大値で
あるb(点ACの長さ)になる。さらに回転させていく
と、今度は減少に転じ、影の長さc(辺AB又は辺CD
の長さ)は極小となる。
き、図1(a)に示すように、レーザ発光部とレーザ受
光部との間に位置する長方形ABCDの部品Wを、ノズ
ル中心NC を中心に時計針の回る方向に90度回転させ
る。レーザ受光部における影の長さは、回転するにつれ
て、辺AD又は辺BC(いずれも短辺)の長さである図
1(b)中のaから順次増加していき、やがて極大値で
あるb(点ACの長さ)になる。さらに回転させていく
と、今度は減少に転じ、影の長さc(辺AB又は辺CD
の長さ)は極小となる。
【0004】なお、影の長さがaのときに時計針と逆の
方向に回転させると、aからb’さらにc’と変化して
いくが、影の長さはまったく同じであり、b’はbと、
また、c’はcと等しいものである。
方向に回転させると、aからb’さらにc’と変化して
いくが、影の長さはまったく同じであり、b’はbと、
また、c’はcと等しいものである。
【0005】ここで、横長部品では、図1(b)に示し
たように、bからcまで又はb’からc’までの区間に
おける影の変化量は少なく、角度と影との関係は、図1
(b)のaからbまで又はaからb’までの区間に比較
しても精度が低い。
たように、bからcまで又はb’からc’までの区間に
おける影の変化量は少なく、角度と影との関係は、図1
(b)のaからbまで又はaからb’までの区間に比較
しても精度が低い。
【0006】また、縦長部品では、図1(b)に示すよ
うに、例えば影の長さがh2 (b>h2 >c)である場
合としては、同じ影の長さとなる角度が4か所存在し、
影の長さと角度が一対一で対応しないので、影の長さか
ら角度を指定するのはあまり適さない。一方、変化量の
大きなa近傍では、影の長さがh1 (c>h1 >a)で
ある場合には、同じ値は反対方向にあるので、横長部品
よりは精度が良い。
うに、例えば影の長さがh2 (b>h2 >c)である場
合としては、同じ影の長さとなる角度が4か所存在し、
影の長さと角度が一対一で対応しないので、影の長さか
ら角度を指定するのはあまり適さない。一方、変化量の
大きなa近傍では、影の長さがh1 (c>h1 >a)で
ある場合には、同じ値は反対方向にあるので、横長部品
よりは精度が良い。
【0007】しかしながら、従来の方式では、影の長さ
が極小となる角度を示すa、cとc’の近傍では、図1
(b)から明らかなように、部品の姿勢を左右に少し回
転させてもその変化量は小さいので、影が極小となる角
度をいかに探すのが課題であった。
が極小となる角度を示すa、cとc’の近傍では、図1
(b)から明らかなように、部品の姿勢を左右に少し回
転させてもその変化量は小さいので、影が極小となる角
度をいかに探すのが課題であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような課題を解決
しようとした先行技術はいくつか存在する。例えば、特
願平4−299031号(特開平6−152194号)
に記載された技術は、部品を数回回転させて、その都度
影の位置を計測し、補正値を算出している。しかしなが
ら、この技術では、回転させる回数が多く、しかもその
際の角度も大きいため、補正値を得るための処理時間が
かかり過ぎるという欠点があった。
しようとした先行技術はいくつか存在する。例えば、特
願平4−299031号(特開平6−152194号)
に記載された技術は、部品を数回回転させて、その都度
影の位置を計測し、補正値を算出している。しかしなが
ら、この技術では、回転させる回数が多く、しかもその
際の角度も大きいため、補正値を得るための処理時間が
かかり過ぎるという欠点があった。
【0009】また、特願平4−173571号(特開平
6−18215号)に記載された技術は、吸着した部品
を時計針の回る方向に予備回転させて、部品の回転方向
を定め、予備回転させた位置の影の長さと部品の影の長
さが極小になる影の長さから、補正量を幾何学的手法か
ら算出している。したがって、位置補正の大きさは判明
するものの、正負の方向は依然として不明である。
6−18215号)に記載された技術は、吸着した部品
を時計針の回る方向に予備回転させて、部品の回転方向
を定め、予備回転させた位置の影の長さと部品の影の長
さが極小になる影の長さから、補正量を幾何学的手法か
ら算出している。したがって、位置補正の大きさは判明
するものの、正負の方向は依然として不明である。
【0010】予備回転の大きさによっては、回転方向が
反対のときには、極小の影にするのに大きく部品を回転
させることになる。一定の予備回転角を与えるだけで
は、部品の大きさや部品の回転角状態によって必要な回
転角は異なるので、これに対応できないのは、回転角の
予測がまったく行われていないためである。
反対のときには、極小の影にするのに大きく部品を回転
させることになる。一定の予備回転角を与えるだけで
は、部品の大きさや部品の回転角状態によって必要な回
転角は異なるので、これに対応できないのは、回転角の
予測がまったく行われていないためである。
【0011】回転予測がなされていないので、回転が不
要な装着が確認できず、回転不要の場合でも予備回転が
行われる。影と角度による影の極小値の探索であるか
ら、角度の変化が大きいのにもかかわらず、影の変化が
小さいところを探すのに、影が極小値になる角度の精度
が悪くなる。また、図1(b)に示すような影の極大値
であるbとb’を認識できない。
要な装着が確認できず、回転不要の場合でも予備回転が
行われる。影と角度による影の極小値の探索であるか
ら、角度の変化が大きいのにもかかわらず、影の変化が
小さいところを探すのに、影が極小値になる角度の精度
が悪くなる。また、図1(b)に示すような影の極大値
であるbとb’を認識できない。
【0012】特表平6−504847号に記載された技
術では、部品供給機を予備回転に相当する角度だけ回転
させて、影が極小になる回転方向を定めているが、部品
供給機を予め斜めに設定している。このような設定は、
従来の部品装着機には誤った設定であり、汎用性に欠
け、作業上問題がある。
術では、部品供給機を予備回転に相当する角度だけ回転
させて、影が極小になる回転方向を定めているが、部品
供給機を予め斜めに設定している。このような設定は、
従来の部品装着機には誤った設定であり、汎用性に欠
け、作業上問題がある。
【0013】その他、特願平5−331222号(特開
平7−193397号)に記載された技術は、平均操作
が装着位置補正に限定され、予測回転角度と実測回転角
度の平均までには至っていない。
平7−193397号)に記載された技術は、平均操作
が装着位置補正に限定され、予測回転角度と実測回転角
度の平均までには至っていない。
【0014】本発明は、かかる先行技術では解決に不十
分であった課題を解決するためになされたものである。
分であった課題を解決するためになされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた発明は、ノズルに吸着され外形寸法が既知
の部品について姿勢規正の補正を行った後に、位置決め
されたプリント基板の所定位置に前記部品を装着する部
品装着方法において、前記補正の角度は、前記ノズルを
挟んで設けられたレーザ発光部とレーザ受光部とにより
計測された前記部品の投影長さと、予測回転とを基にし
て、前記ノズルで吸着された部品姿勢と前記投影長さが
極小になる部品姿勢との角度の差として検出し、X軸方
向とY軸方向の部品装着位置補正量は、測定される部品
の座標値を基にして、前記ノズルの位置に対して、X軸
方向、Y軸方向それぞれに演算によって正負の値で求め
られることを特徴とする部品装着方法である(請求項
1)。
めになされた発明は、ノズルに吸着され外形寸法が既知
の部品について姿勢規正の補正を行った後に、位置決め
されたプリント基板の所定位置に前記部品を装着する部
品装着方法において、前記補正の角度は、前記ノズルを
挟んで設けられたレーザ発光部とレーザ受光部とにより
計測された前記部品の投影長さと、予測回転とを基にし
て、前記ノズルで吸着された部品姿勢と前記投影長さが
極小になる部品姿勢との角度の差として検出し、X軸方
向とY軸方向の部品装着位置補正量は、測定される部品
の座標値を基にして、前記ノズルの位置に対して、X軸
方向、Y軸方向それぞれに演算によって正負の値で求め
られることを特徴とする部品装着方法である(請求項
1)。
【0016】前記補正の角度は、前記部品の投影長さに
基づき、予め定められた演算式を用い、該演算式を角度
で一階微分又は二階以上の高階微分した微分式を用いて
求められることを特徴とする(請求項2)方式により検
出できる。
基づき、予め定められた演算式を用い、該演算式を角度
で一階微分又は二階以上の高階微分した微分式を用いて
求められることを特徴とする(請求項2)方式により検
出できる。
【0017】前記補正の際の回転方向は、投影長さの変
化が計測できる極小角度を一方向へ回転させて投影長さ
の変化を計測することにより決定され、投影長さが減少
したときにはその方向、増加したときには逆の方向とす
る(請求項3)方式がとれる。なお、投影長さが対角長
と同じときはまれであるが、その場合は除かれる。
化が計測できる極小角度を一方向へ回転させて投影長さ
の変化を計測することにより決定され、投影長さが減少
したときにはその方向、増加したときには逆の方向とす
る(請求項3)方式がとれる。なお、投影長さが対角長
と同じときはまれであるが、その場合は除かれる。
【0018】前記演算式により求めた補正の角度の近傍
から予め定められたきざみ角度で一方向へ連続的に複数
回回転させてそれぞれの投影長さを計測する収束操作を
続け、計測値の極性が変化する位置を検出して、前記演
算による補正の角度を修正すること(請求項4)を特徴
とする方式を用いる。
から予め定められたきざみ角度で一方向へ連続的に複数
回回転させてそれぞれの投影長さを計測する収束操作を
続け、計測値の極性が変化する位置を検出して、前記演
算による補正の角度を修正すること(請求項4)を特徴
とする方式を用いる。
【0019】すなわち、3点法又は5点法を応用したも
のであり、きざみ角度は分解能を考慮して決定する。
のであり、きざみ角度は分解能を考慮して決定する。
【0020】前記演算による補正の角度と前記収束操作
による修正値の平均を部品供給機ごとに算出することを
特徴とする(請求項5)方式を用いる。
による修正値の平均を部品供給機ごとに算出することを
特徴とする(請求項5)方式を用いる。
【0021】すなわち、ゆらぎを算出するものであり、
部品供給機ごとの特徴を把握することができる。なお、
標準偏差を求めることも考えられる。
部品供給機ごとの特徴を把握することができる。なお、
標準偏差を求めることも考えられる。
【0022】ここで、前記計測した部品の投影長さが予
め定めた許容範囲内のときは、投影長さを長方形短辺の
長さに置き換えることを特徴とする(請求項6)方式を
用いる。また、前記演算で求めた補正の角度が予め定め
た許容範囲内のときは、補正の角度を零とすることを特
徴とする(請求項7)方式を用いる。
め定めた許容範囲内のときは、投影長さを長方形短辺の
長さに置き換えることを特徴とする(請求項6)方式を
用いる。また、前記演算で求めた補正の角度が予め定め
た許容範囲内のときは、補正の角度を零とすることを特
徴とする(請求項7)方式を用いる。
【0023】このようにすると、回転操作を省略できる
場合もあり、装着時間の短縮化を図ることができる。
場合もあり、装着時間の短縮化を図ることができる。
【0024】その他、発光手段から照明されたヘッドユ
ニットのノズルで吸着された部品の射影を受光手段によ
り、部品のかどの座標を測定しノズルで部品が吸着され
た姿勢と予測回転を基にして影が極小となる部品姿勢角
度を検出し、測定される座標値を基に、X軸方向とY軸
方向の部品装着位置補正量を演算によって求める過程
で、ノズルの回転操作で部品の影を極小とする部品姿勢
角度の検出が、回転予測方式、微分方式、収束方式、微
分方式と収束方式の併用及び実測の平均操作方式の中で
いずれか、又はそれらの組み合わせによって行うことを
特徴とする(請求項8)方式で部品装着装置の補正機能
が向上する。
ニットのノズルで吸着された部品の射影を受光手段によ
り、部品のかどの座標を測定しノズルで部品が吸着され
た姿勢と予測回転を基にして影が極小となる部品姿勢角
度を検出し、測定される座標値を基に、X軸方向とY軸
方向の部品装着位置補正量を演算によって求める過程
で、ノズルの回転操作で部品の影を極小とする部品姿勢
角度の検出が、回転予測方式、微分方式、収束方式、微
分方式と収束方式の併用及び実測の平均操作方式の中で
いずれか、又はそれらの組み合わせによって行うことを
特徴とする(請求項8)方式で部品装着装置の補正機能
が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のうち最良と
思われるものについて、図面を参照しつつ説明する。な
お、以下説明する実施形態の部品の形状は、長方形であ
る。
思われるものについて、図面を参照しつつ説明する。な
お、以下説明する実施形態の部品の形状は、長方形であ
る。
【0026】図2において、補正値の算出を容易にする
ために、部品に対する原点をノズル中心とする。部品が
レーザ受光部またはレーザ発光部に対してθ傾いた状態
の部品中心点wG の座標を(xG,y G)とする。部品を
θ回転させて長方形の短い辺がレーザ受光部又はレーザ
発光部と平行になる状態の部品中心点wC の座標を、
(xC ,yC )とする。部品が吸着された状態を長方形
ABCDで表す。そして、レーザ発光部からレーザが発
せられ、レーザ受光部で受ける部品の影の長さが極小に
なる位置までノズルを回転させると、長方形abcdの
状態となる。
ために、部品に対する原点をノズル中心とする。部品が
レーザ受光部またはレーザ発光部に対してθ傾いた状態
の部品中心点wG の座標を(xG,y G)とする。部品を
θ回転させて長方形の短い辺がレーザ受光部又はレーザ
発光部と平行になる状態の部品中心点wC の座標を、
(xC ,yC )とする。部品が吸着された状態を長方形
ABCDで表す。そして、レーザ発光部からレーザが発
せられ、レーザ受光部で受ける部品の影の長さが極小に
なる位置までノズルを回転させると、長方形abcdの
状態となる。
【0027】部品が吸着されたとき、θ回転したときの
2か所の部品姿勢、すなわち部品姿勢1のA・C及び部
品姿勢2のa・cの各点の座標を、点A(x2,y 2)、
点a(x1,y 1)、点C(x3,y 3)及び点c(x4,y
4)とする。このとき、点bの座標は(x1 ,y4 )、
点dの座標は(x4 ,y1 )になる。x1 、x2 、x3~
x 4はいずれも実測可能である。点aの座標(x1~y
1)は、点Aの座標(x2 ,y2 )をθ回転した座標で
あるので、
2か所の部品姿勢、すなわち部品姿勢1のA・C及び部
品姿勢2のa・cの各点の座標を、点A(x2,y 2)、
点a(x1,y 1)、点C(x3,y 3)及び点c(x4,y
4)とする。このとき、点bの座標は(x1 ,y4 )、
点dの座標は(x4 ,y1 )になる。x1 、x2 、x3~
x 4はいずれも実測可能である。点aの座標(x1~y
1)は、点Aの座標(x2 ,y2 )をθ回転した座標で
あるので、
【0028】
【数1】
【0029】となる。同様に、点cの座標(x4,y 4)
は、点Cの座標(x3,y 3)をθ回転した座標であるの
で、
は、点Cの座標(x3,y 3)をθ回転した座標であるの
で、
【0030】
【数2】
【0031】となる。よって、式1と式3とから、si
nθが零でないとき、
nθが零でないとき、
【0032】
【数3】
【0033】が得られる。これらの式5と式6を利用し
て、次に示すように吸着状態の部品中心点wc の座標
(xc,y c)と、部品がレーザ受光部又はレーザ発光部
に対してθ傾いた状態の部品中心点wG の座標(xG,y
G)は、実測可能なx1,x 2,x3 ,x4~び回転角θで
表すことができる。すなわち、部品の中心点w Gは、
て、次に示すように吸着状態の部品中心点wc の座標
(xc,y c)と、部品がレーザ受光部又はレーザ発光部
に対してθ傾いた状態の部品中心点wG の座標(xG,y
G)は、実測可能なx1,x 2,x3 ,x4~び回転角θで
表すことができる。すなわち、部品の中心点w Gは、
【0034】
【数4】
【0035】で与えられる。wc のxc は、
【0036】
【数5】
【0037】である。式2に式5を、また、式4に式6
をそれぞれ代入して、
をそれぞれ代入して、
【0038】
【数6】
【0039】が得られる。
【0040】sinθが零でないとき、
【0041】
【数7】
【0042】で表され、式9と式12からノズルの位置
に対して正負の位置補正量が求まる。図1(a)に示す
ように左右に回転させても、影と回転角の関係は、偶関
数であるから、回転方向を把握しておけばそのまま使用
できる。
に対して正負の位置補正量が求まる。図1(a)に示す
ように左右に回転させても、影と回転角の関係は、偶関
数であるから、回転方向を把握しておけばそのまま使用
できる。
【0043】次に、回転角θの値を求める。部品の縦と
横の寸法をそれぞれL1 とL2 とすると、図2から、
横の寸法をそれぞれL1 とL2 とすると、図2から、
【0044】
【数8】
【0045】となり、これをθについて解くと、
【0046】
【数9】
【0047】となる。なお、図3に示すように、ψ=t
an-1(L2 /L1 )とする。影の長さの差(x2 −x
3 )は計測可能であるので、部品の縦と横の長さが既知
であれば、式16から回転角θを予測できる。
an-1(L2 /L1 )とする。影の長さの差(x2 −x
3 )は計測可能であるので、部品の縦と横の長さが既知
であれば、式16から回転角θを予測できる。
【0048】影の長さは図1(b)に示すように、点O
を中心に左右対称に変化していくので、回転量を少なく
させて影の長さが極小となる角度を定めるために、予め
回転方向を定めておき、左右に少し回転させて影の長さ
が減少する方向を正しい方向と定める。
を中心に左右対称に変化していくので、回転量を少なく
させて影の長さが極小となる角度を定めるために、予め
回転方向を定めておき、左右に少し回転させて影の長さ
が減少する方向を正しい方向と定める。
【0049】ここで、L1 とL2 を常数として、式15
を、x2~x 3=xとして角度で微分すると、
を、x2~x 3=xとして角度で微分すると、
【0050】
【数10】
【0051】となり、
【0052】
【数11】
【0053】になる。式15の微分は、同式の右辺が三
角関数であるので、高階微分すると、sinとcosが
微分ごとに現れるので、微分から生ずる符号及びsin
の曲線が、cosの曲線と角度に対して90度位相がず
れているので、これに注意すれば、高階微分(二階以上
の微分)も式16、式17や式18から導かれ、本発明
の特性は生かされる。
角関数であるので、高階微分すると、sinとcosが
微分ごとに現れるので、微分から生ずる符号及びsin
の曲線が、cosの曲線と角度に対して90度位相がず
れているので、これに注意すれば、高階微分(二階以上
の微分)も式16、式17や式18から導かれ、本発明
の特性は生かされる。
【0054】式15及び式17に、具体的数値を代入し
てグラフに表したものを図4〜7に示す。図4及び図5
では、L1 =1.0,L2~0.5、図6では、L 1=
0.9,L2 =0.4、図7では、L1~0.5,L 2=
1.0の値をそれぞれ用いている。
てグラフに表したものを図4〜7に示す。図4及び図5
では、L1 =1.0,L2~0.5、図6では、L 1=
0.9,L2 =0.4、図7では、L1~0.5,L 2=
1.0の値をそれぞれ用いている。
【0055】これらの図面から明らかなように、影の長
さが増加するときは微分値は正で、逆に、減少のときは
負となる。そして、微分の影の長さと回転角との関係は
線形に近いものであり、また、微分の係数はほぼ一定で
あるから、微分係数を算出する過程を監視検定できる。
さらに、角度に対する影の長さよりも微分の方が影の長
さが極小となる所では正負の極性が大きく変化するの
で、影が極小となる角度は検出し易い。その上、縦と横
の両辺が等しい部品では、影の長さが極小となる近傍に
おける長さの変化は小さいものの、微分の大きさははる
かに大きく、微分の正負の極性も大きく変化するので、
長さの変化と微分の変化の差は顕著である。
さが増加するときは微分値は正で、逆に、減少のときは
負となる。そして、微分の影の長さと回転角との関係は
線形に近いものであり、また、微分の係数はほぼ一定で
あるから、微分係数を算出する過程を監視検定できる。
さらに、角度に対する影の長さよりも微分の方が影の長
さが極小となる所では正負の極性が大きく変化するの
で、影が極小となる角度は検出し易い。その上、縦と横
の両辺が等しい部品では、影の長さが極小となる近傍に
おける長さの変化は小さいものの、微分の大きさははる
かに大きく、微分の正負の極性も大きく変化するので、
長さの変化と微分の変化の差は顕著である。
【0056】次に、部品の寸法誤差の影響を検討するた
め、部品の縦の長さL1 と横の長さL2 が、L1~1.
0,L 2=0.5、及びL1~0.9,L 2=0.4の場
合について、式15の傾き角度と影の大きさ、並びに式
17の微分値を図8に示す。
め、部品の縦の長さL1 と横の長さL2 が、L1~1.
0,L 2=0.5、及びL1~0.9,L 2=0.4の場
合について、式15の傾き角度と影の大きさ、並びに式
17の微分値を図8に示す。
【0057】図8中の矢印に部品を回転させたとき、L
1 =1.0,L2 =0.5の微分値Ad と、L1 =0.
9,L2~0.4の微分値B dの差は、前者の影の大きさ
の変化Asと後者の影の大きさの変化B sに比較して非
常に小さい。したがって、部品の寸法誤差を考慮する
と、微分値をθ傾いた値として採用するとよい。
1 =1.0,L2 =0.5の微分値Ad と、L1 =0.
9,L2~0.4の微分値B dの差は、前者の影の大きさ
の変化Asと後者の影の大きさの変化B sに比較して非
常に小さい。したがって、部品の寸法誤差を考慮する
と、微分値をθ傾いた値として採用するとよい。
【0058】停止状態では微分値の大きさは不明である
が、部品の回転方向を調べるとき、左右いずれかに回転
させるので、微分値が判明し、加えて、吸着状態での微
分値からの影の長さが極小となる位置への回転角が式1
7から判明する。その際、微分をとると、図4〜7の比
較から、部品に0.1mmの誤差があったとしても、影の
大きさと回転角の大きさの差は少ない。
が、部品の回転方向を調べるとき、左右いずれかに回転
させるので、微分値が判明し、加えて、吸着状態での微
分値からの影の長さが極小となる位置への回転角が式1
7から判明する。その際、微分をとると、図4〜7の比
較から、部品に0.1mmの誤差があったとしても、影の
大きさと回転角の大きさの差は少ない。
【0059】図4〜7でも同様であるが、図6の横長の
場合も影の長さのピークは2か所存在するので、同一影
の長さに対して4つの角度が存在するが、微分をとると
余分なピークは存在せず、回転角と微分の大きさは一対
一で対応する。
場合も影の長さのピークは2か所存在するので、同一影
の長さに対して4つの角度が存在するが、微分をとると
余分なピークは存在せず、回転角と微分の大きさは一対
一で対応する。
【0060】ここで、式15の右辺をf(x)、式17
の右辺をf’(x)とすると、x0での微分は、
の右辺をf’(x)とすると、x0での微分は、
【0061】
【数12】
【0062】で近似される。例えば、hは回転角のステ
ップきざみで、Ai とKは表1で与えられる。
ップきざみで、Ai とKは表1で与えられる。
【0063】
【表1】
【0064】いま、式16の目標角度θを求めるため
に、回転過程で目標角度θの近傍から分解能を考慮した
一定のきざみ角度で、例えば、式19の微分の大きさを
表3の係数で計算し、影が極小になる位置では、図4〜
図7に示すように極性が大きく変化するので、この変化
を検出する。
に、回転過程で目標角度θの近傍から分解能を考慮した
一定のきざみ角度で、例えば、式19の微分の大きさを
表3の係数で計算し、影が極小になる位置では、図4〜
図7に示すように極性が大きく変化するので、この変化
を検出する。
【0065】具体的には、図10の方法で微分を計算す
ると、3点法では、「−2・−1・0」のデータでは図
4〜7に示すように極性が大きな負であり、「−1・0
・1」で零に近くなり、「0・1・2」では大きな正に
なる。よって、「−2」と「2」との中間で影が極小に
なる角度であることが明確に確認できるので、「2」の
角度から2ステップ戻れば良い。
ると、3点法では、「−2・−1・0」のデータでは図
4〜7に示すように極性が大きな負であり、「−1・0
・1」で零に近くなり、「0・1・2」では大きな正に
なる。よって、「−2」と「2」との中間で影が極小に
なる角度であることが明確に確認できるので、「2」の
角度から2ステップ戻れば良い。
【0066】また、5点法では、「−4・−3・−2・
−1・0」が大きな負の極性とすれば順に計算すると、
負の値が減少して正の値に反転する。「0・1・2・3
・4」で正が極大になり、極性の反転が明確に判定でき
る。すなわち、「−4」と「4」の中間で目標の影が極
小になる角度である。このように、極性が明確に反対で
ある位置の中間を採って、影の長さが極小となる目標角
度に精度良く到達することができる。
−1・0」が大きな負の極性とすれば順に計算すると、
負の値が減少して正の値に反転する。「0・1・2・3
・4」で正が極大になり、極性の反転が明確に判定でき
る。すなわち、「−4」と「4」の中間で目標の影が極
小になる角度である。このように、極性が明確に反対で
ある位置の中間を採って、影の長さが極小となる目標角
度に精度良く到達することができる。
【0067】ここで、影の分解能と角度の分解能との関
係を近似的に考える。これは、ステップきざみが重要な
要素となるからである。
係を近似的に考える。これは、ステップきざみが重要な
要素となるからである。
【0068】いま、Lを部品の縦の長さ(単位:mm)、
δLを部品の縦の長さ誤差(単位mm)、δθを微少回転
角(単位:ラシ゛アン)、δψを微少回転角(単位:度)、
δxを影の長さの微少変化(単位:mm)とし、図11の
ように部品の情報を与えると、分解能の限界から極小角
度が概略的に、
δLを部品の縦の長さ誤差(単位mm)、δθを微少回転
角(単位:ラシ゛アン)、δψを微少回転角(単位:度)、
δxを影の長さの微少変化(単位:mm)とし、図11の
ように部品の情報を与えると、分解能の限界から極小角
度が概略的に、
【0069】
【数13】
【0070】で示される。これを基に数値計算すると、
表2及び表3のような結果を得る。
表2及び表3のような結果を得る。
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】式14を得るための回転は、式20及び式
21の1乃至2単位くらいであり、図4〜7のように影
が減少する方向(影が極小になる方向)は簡単に判明す
る。ほぼこのような単位を目安にして、予測回転角を基
に影の長さが極小になる角度を探索する。
21の1乃至2単位くらいであり、図4〜7のように影
が減少する方向(影が極小になる方向)は簡単に判明す
る。ほぼこのような単位を目安にして、予測回転角を基
に影の長さが極小になる角度を探索する。
【0074】図2における部品姿勢2が装着姿勢である
とする。例えば表2で、部品の横の長さが規定よりも誤
差範囲で小さい場合には、吸着した部品は、式18から
数度以内に回転すれば良いことが判明する。このよう
に、寸法が規定よりも小さい部品でも回転の目安が算出
できる。
とする。例えば表2で、部品の横の長さが規定よりも誤
差範囲で小さい場合には、吸着した部品は、式18から
数度以内に回転すれば良いことが判明する。このよう
に、寸法が規定よりも小さい部品でも回転の目安が算出
できる。
【0075】同一部品で式18で予測した角度と実際の
角度との平均と揺らぎを算出し、影の極小値は微分方式
で検出できるので、式18での予測角度のばらつきが定
量的に把握でき、部品供給機の部品姿勢の特徴を予測に
より把握できる。装着上、回転角の許容度が予測と実際
の平均操作から回転不要な吸着が判明するので、不要な
操作が削除でき、装着の効率が向上する。
角度との平均と揺らぎを算出し、影の極小値は微分方式
で検出できるので、式18での予測角度のばらつきが定
量的に把握でき、部品供給機の部品姿勢の特徴を予測に
より把握できる。装着上、回転角の許容度が予測と実際
の平均操作から回転不要な吸着が判明するので、不要な
操作が削除でき、装着の効率が向上する。
【0076】図1(b)のc,c’とb,b’は、影が
極小となる部品が回転した角度に相当する位置にある。
この影が極小となる角度を正確に速く探索することは、
部品をプリント基板に正確に速く装着するために使用す
る補正角度と位置補正値を求めるのに非常に重要であ
る。
極小となる部品が回転した角度に相当する位置にある。
この影が極小となる角度を正確に速く探索することは、
部品をプリント基板に正確に速く装着するために使用す
る補正角度と位置補正値を求めるのに非常に重要であ
る。
【0077】図4に示すように、影の極小値の近傍で影
と角度との変化状態が著しいときには、影と角度との関
係を微分方式と収束方式とを併用することも可能であ
り、影の長さが極小になる部品姿勢の精度が上がる。
と角度との変化状態が著しいときには、影と角度との関
係を微分方式と収束方式とを併用することも可能であ
り、影の長さが極小になる部品姿勢の精度が上がる。
【0078】影と角度との関係から極小値となる角度を
検索する方法として、急速に目標値に漸近的に収束する
手法がある。例えば、図9(a)に示すように、θ1 か
ら始まって矢印Aに部品を回転させて、影の長さが極小
になる角度Oよりも少し行き過ぎた角度θ2 になったと
する。
検索する方法として、急速に目標値に漸近的に収束する
手法がある。例えば、図9(a)に示すように、θ1 か
ら始まって矢印Aに部品を回転させて、影の長さが極小
になる角度Oよりも少し行き過ぎた角度θ2 になったと
する。
【0079】
【数14】
【0080】になるように、矢印Bの方向に回転させ、
【0081】
【数15】
【0082】のように、この手順を順次実行させていく
と、
と、
【0083】
【数16】
【0084】となる。nが大きくなると、同図(b)に
示すように、影が極小になる部品姿勢に急速に収束す
る。なお、この方法で、急速に収束するので、分解能を
十分に考慮して行う必要がある。
示すように、影が極小になる部品姿勢に急速に収束す
る。なお、この方法で、急速に収束するので、分解能を
十分に考慮して行う必要がある。
【0085】式17の角度微分値を観察することによ
り、極小値の通過を微分値の極性反転として捉えること
ができる。
り、極小値の通過を微分値の極性反転として捉えること
ができる。
【0086】図12に示すように、センサ内にレーザ発
光部とレーザ受光部をそれぞれ同一面内で平行に設置す
る。X軸又はY軸の一方で吸着された状態の部品姿勢に
レーザ光を照射すると、SX1又はSY1に影ができる。影
の端となるa、b又はc、dの座標をノズルの中心を原
点にして計測し、部品姿勢を算出する。図13におい
て、レーザ発光部からレーザ光を照射して、レーザ受光
部でレーザ光を受けると、吸着された部品姿勢の影とな
る端の座標から、式15が適用できるので、式16から
部品の傾き予測角が算出される。
光部とレーザ受光部をそれぞれ同一面内で平行に設置す
る。X軸又はY軸の一方で吸着された状態の部品姿勢に
レーザ光を照射すると、SX1又はSY1に影ができる。影
の端となるa、b又はc、dの座標をノズルの中心を原
点にして計測し、部品姿勢を算出する。図13におい
て、レーザ発光部からレーザ光を照射して、レーザ受光
部でレーザ光を受けると、吸着された部品姿勢の影とな
る端の座標から、式15が適用できるので、式16から
部品の傾き予測角が算出される。
【0087】部品の傾き方向を決めるために、一次元で
ある図2のように予め方向を定めておき、部品を少し回
転させて影の長さが減少する方向を定めて、影の長さが
極小になる角度を探索するのに回転操作が少なくて済
む。
ある図2のように予め方向を定めておき、部品を少し回
転させて影の長さが減少する方向を定めて、影の長さが
極小になる角度を探索するのに回転操作が少なくて済
む。
【0088】式20及び式21の部品の大きさから分解
能を考慮して、式17の微分方式又は、式22と式23
の収束方式でX軸とY軸における影の長さが極小となる
角度θを求め、部品をθだけ回転させると部品姿勢2に
なる。影の長さが極小となる2つの角度をx軸とy軸の
両方で独立に同時に探索計測できるので、影の長さが極
小となる点の探索精度が図2の場合のように1つをそれ
ぞれ独立に探索する場合よりも向上し、探索時間も速く
なる。部品姿勢2のとき、X軸上の影の端の値をxH1,
xH2、そして、Y軸上の影の端の値をyH1,yH2とす
る。そこで、図13からX軸方向の部品中心は、(xH1
+xH2)/2になり、Y軸方向の部品中心は、(yH1+
yH2)/2になる。
能を考慮して、式17の微分方式又は、式22と式23
の収束方式でX軸とY軸における影の長さが極小となる
角度θを求め、部品をθだけ回転させると部品姿勢2に
なる。影の長さが極小となる2つの角度をx軸とy軸の
両方で独立に同時に探索計測できるので、影の長さが極
小となる点の探索精度が図2の場合のように1つをそれ
ぞれ独立に探索する場合よりも向上し、探索時間も速く
なる。部品姿勢2のとき、X軸上の影の端の値をxH1,
xH2、そして、Y軸上の影の端の値をyH1,yH2とす
る。そこで、図13からX軸方向の部品中心は、(xH1
+xH2)/2になり、Y軸方向の部品中心は、(yH1+
yH2)/2になる。
【0089】ノズルの中心を原点としているので、部品
の補正値が簡単な式で求まるので、処理時間が大幅に短
縮できる。
の補正値が簡単な式で求まるので、処理時間が大幅に短
縮できる。
【0090】
【発明の効果】本発明には以下の効果がある。すなわ
ち、影の長さが極小になる角度の検索は、収束の速い手
法によって速やかに角度検索ができる。
ち、影の長さが極小になる角度の検索は、収束の速い手
法によって速やかに角度検索ができる。
【0091】また、極小値の検出は、角度と影の大きさ
の微分も採用しているので、影と角度の曲線の変化が小
さくても、微分を取れば微分値は大きくなり、部品の寸
法誤差による影響が少なく、影が極小となる所では微分
の正負極性が大きく変化するので、精度良く影の極小値
が検出できることになる。加えて、影の長さと角度につ
いて微分をとると、影との微分と角度の関係は直線に近
く、ピーク値はなくなり、微分の大きさで角度が判明す
る。
の微分も採用しているので、影と角度の曲線の変化が小
さくても、微分を取れば微分値は大きくなり、部品の寸
法誤差による影響が少なく、影が極小となる所では微分
の正負極性が大きく変化するので、精度良く影の極小値
が検出できることになる。加えて、影の長さと角度につ
いて微分をとると、影との微分と角度の関係は直線に近
く、ピーク値はなくなり、微分の大きさで角度が判明す
る。
【0092】このように、部品の傾き角度と部品の大き
さは、部品の寸法誤差による影響は、部品の傾き角度と
影の大きさに比較して、非常に小さいので、微分方式は
部品の傾き角度を推定するには有効な方法である。
さは、部品の寸法誤差による影響は、部品の傾き角度と
影の大きさに比較して、非常に小さいので、微分方式は
部品の傾き角度を推定するには有効な方法である。
【0093】また、影の座標を基にしているので、ノズ
ルの吸着中心からXY軸で正負の位置補正量が算出でき
る。
ルの吸着中心からXY軸で正負の位置補正量が算出でき
る。
【0094】さらに、影の長さが予測できれば、その長
さになる回転角が予測できるので、部品の装着姿勢であ
る影の長さが極小になる回転角の予測ができ、不明の場
合に比較して装着の効率が向上する。
さになる回転角が予測できるので、部品の装着姿勢であ
る影の長さが極小になる回転角の予測ができ、不明の場
合に比較して装着の効率が向上する。
【0095】部品の影の長さが極小値の検出を角度と影
の大きさの微分を採用しているので、影と距離の曲線の
勾配が小さくても、微分を取れば微分は大きくなり、影
が極小になる所では、微分の極性が大きく変化するの
で、精度良く影の極小値が検出できることになる。
の大きさの微分を採用しているので、影と距離の曲線の
勾配が小さくても、微分を取れば微分は大きくなり、影
が極小になる所では、微分の極性が大きく変化するの
で、精度良く影の極小値が検出できることになる。
【0096】回転予測と実測の平均操作で、装着におけ
る回転許容値を含めた部品寸法誤差も考慮に入れた回転
予測角度が判明し、予測回転精度が向上する。
る回転許容値を含めた部品寸法誤差も考慮に入れた回転
予測角度が判明し、予測回転精度が向上する。
【0097】回転予測と実測の平均操作で、装着におけ
る回転許容値を含めた回転予測が可能になり、回転が不
要な装着に際しては、回転予測を基に不要な回転を省略
して装着が実行できる。
る回転許容値を含めた回転予測が可能になり、回転が不
要な装着に際しては、回転予測を基に不要な回転を省略
して装着が実行できる。
【0098】影と角度の検索で、収束する方法を用いて
速い収束により極小となる角度が定まる。
速い収束により極小となる角度が定まる。
【0099】微分をとると、部品に誤差があってたとし
ても、影の大きさと回転角の大きさの差は少ない。
ても、影の大きさと回転角の大きさの差は少ない。
【0100】図6から影の長さのピークは2個存在する
ので、同一影の長さに対して4個の角度が存在するが、
微分をとると、余分なピークはなく、回転角と微分の大
きさは一対一で対応する。
ので、同一影の長さに対して4個の角度が存在するが、
微分をとると、余分なピークはなく、回転角と微分の大
きさは一対一で対応する。
【0101】2対のレーザ発光部とレーザ受光部を設置
することにより、部品の回転角と位置補正量が簡単にし
かも高速に得られ、部品の高速装着が可能になる。
することにより、部品の回転角と位置補正量が簡単にし
かも高速に得られ、部品の高速装着が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施形態に用いる装
置において、部品を吸着した状態を示した図面であり、
同図(b)は、レーザ受光部で計測された部品の影の長
さと回転角度との関係を示したグラフである。
置において、部品を吸着した状態を示した図面であり、
同図(b)は、レーザ受光部で計測された部品の影の長
さと回転角度との関係を示したグラフである。
【図2】図2は、吸着状態で、部品を回転させて姿勢規
正を行う過程を示した図面である。
正を行う過程を示した図面である。
【図3】図3は、部品の寸法や角度を示した説明図であ
る。
る。
【図4】図4は、縦長部品(L1 =1.0、L2 =0.
5)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
5)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図5】図5は、図4の回転方向と逆方向に回転させた
場合のグラフである。
場合のグラフである。
【図6】図6は、横長部品(L1 =0.5、L2 =1.
0)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
0)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図7】図7は、縦長部品(L1 =0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係を示したグ
ラフである。
【図8】図8は、寸法がわずかに異なる2つの部品(L
1 =1.0、L2 =0.5とL1=0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係をまとめて
示したグラフである。
1 =1.0、L2 =0.5とL1=0.9、L2 =0.
4)の回転角度と微分式の演算結果との関係をまとめて
示したグラフである。
【図9】図9は、収束法で補正角度を求めた場合を表し
た説明図であり、(a)は、縦軸に影の長さ、横軸に回
転角度をとったグラフであり、(b)は縦軸に回転角
度、横軸に回数をとったグラフである。
た説明図であり、(a)は、縦軸に影の長さ、横軸に回
転角度をとったグラフであり、(b)は縦軸に回転角
度、横軸に回数をとったグラフである。
【図10】図10は、3点法及び5点法を示した図面で
ある。
ある。
【図11】図11は、影の分解能と角度の分解能との関
係を示した図面である。
係を示した図面である。
【図12】図12は、センサ内にレーザ発光部とレーザ
受光部とをそれぞれ同一面内で平行に設置した状態を示
す図面である。
受光部とをそれぞれ同一面内で平行に設置した状態を示
す図面である。
【図13】図13は、図12において、部品を回転させ
て姿勢規正を行う過程を示した図面である。
て姿勢規正を行う過程を示した図面である。
【符号の説明】 W 部品 NC ノズル中心 WC 、wC 部品中心点 L1 部品の縦寸法 L2 部品の横寸法 1、2 部品姿勢
Claims (8)
- 【請求項1】 ノズルに吸着され外形寸法が既知の部品
について姿勢規正の補正を行った後に、位置決めされた
プリント基板の所定位置に前記部品を装着する部品装着
方法において、 前記補正の角度は、前記ノズルを挟んで設けられたレー
ザ発光部とレーザ受光部とにより計測された前記部品の
投影長さと、予測回転とを基にして、前記ノズルで吸着
された部品姿勢と前記投影長さが極小になる部品姿勢と
の角度の差として検出し、 X軸方向とY軸方向の部品装着位置補正量は、測定され
る部品の座標値を基にして、前記ノズルの位置に対し
て、X軸方向、Y軸方向それぞれに演算によって正負の
値で求められることを特徴とする部品装着方法。 - 【請求項2】 前記補正の角度は、前記部品の投影長さ
に基づき、予め定められた演算式を用い、該演算式を角
度で一階微分又は二階以上の高階微分した微分式を用い
て行うことを特徴とする請求項1記載の部品装着方法。 - 【請求項3】 前記補正の際の回転方向は、投影長さの
変化が計測できる極小角度を一方向へ回転させて投影長
さの変化を計測することにより決定され、投影長さが減
少したときにはその方向、増加したときには逆の方向と
することを特徴とする請求項1又は2に記載の部品装着
方法。 - 【請求項4】 前記演算式により求めた補正の角度の近
傍から予め定められたきざみ角度で一方向へ連続的に複
数回回転させてそれぞれの投影長さを計測する収束操作
を続け、計測値の極性が変化する位置を検出して、前記
演算による補正の角度を修正することを特徴とする請求
項3に記載の部品装着方法。 - 【請求項5】 前記演算による補正の角度と前記収束操
作による修正値の平均を部品供給機ごとに算出すること
を特徴とする請求項4記載の部品装着方法。 - 【請求項6】 前記計測した部品の投影長さが予め定め
た許容範囲内のときは、投影長さを長方形短辺の長さに
置き換えることを特徴とする請求項1記載の部品装着方
法。 - 【請求項7】 前記演算で求めた補正の角度が予め定め
た許容範囲内のときは、補正の角度を零とすることを特
徴とする請求項1記載の部品装着方法。 - 【請求項8】 発光手段から照明されたヘッドユニット
のノズルで吸着された部品の射影を受光手段により、部
品のかどの座標を測定しノズルで部品が吸着された姿勢
と予測回転を基にして影が極小となる部品姿勢角度を検
出し、測定される座標値を基に、X軸方向とY軸方向の
部品装着位置補正量を演算によって求める過程で、ノズ
ルの回転操作で部品の影を極小とする部品姿勢角度の検
出が、回転予測方式、微分方式、収束方式、微分方式と
収束方式の併用及び実測の平均操作方式の中でいずれ
か、又はそれらの組み合わせによって行うことを特徴と
する部品装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9032184A JPH10290097A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 部品装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9032184A JPH10290097A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 部品装着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10290097A true JPH10290097A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12351842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9032184A Pending JPH10290097A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 部品装着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10290097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100673940B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2007-01-24 | 삼성테크윈 주식회사 | 부품실장기의 z축 캘리브레이션 방법 |
WO2023210126A1 (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 実装機 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP9032184A patent/JPH10290097A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100673940B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2007-01-24 | 삼성테크윈 주식회사 | 부품실장기의 z축 캘리브레이션 방법 |
WO2023210126A1 (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 実装機 |
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