JP2004082228A - ロボットの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立ち上げ時間を短く、角度ずれを精度良く測定することができ、システムの安定化、簡略化を行うことができるロボットの制御装置を提供する。
【解決手段】ラインセンサ1a〜1cにより、基準となるマスターワーク6aの所定の3つの計測点と固定治具5との相対的な位置変位を計測するとともに、マスターワーク6aの各計測点と対応する実ワークの3つの計測点と固定治具5との相対的な位置変位を計測し、各計測点間のずれ量を演算し、y軸方向のずれ量が零となるように実ワークを移動させた後、これによって一致した計測点Aを中心にして実ワークをマスターワーク6aと平行となるように回転させる。次に、x軸方向のずれ量を演算し、このx軸方向のずれ量が零となるように実ワークを移動し、最後に実ワークを固定治具5のセット位置に移動させる。
【選択図】 図3
【解決手段】ラインセンサ1a〜1cにより、基準となるマスターワーク6aの所定の3つの計測点と固定治具5との相対的な位置変位を計測するとともに、マスターワーク6aの各計測点と対応する実ワークの3つの計測点と固定治具5との相対的な位置変位を計測し、各計測点間のずれ量を演算し、y軸方向のずれ量が零となるように実ワークを移動させた後、これによって一致した計測点Aを中心にして実ワークをマスターワーク6aと平行となるように回転させる。次に、x軸方向のずれ量を演算し、このx軸方向のずれ量が零となるように実ワークを移動し、最後に実ワークを固定治具5のセット位置に移動させる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多関節ロボットを用いた自動化ライン等において、ワークとワークを装着する固定治具の両者の位置ずれを検出し、ワークを固定治具に確実に装着するような場合に用いられるロボットの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、FDP(フラットパネルディスプレイ)の液晶製造工程において、ガラスを1枚ずつ搬送するために用いる固定治具にガラスを取り付ける作業を多関節ロボットを用いて自動化する場合、この固定治具とロボットのハンドに持ったガラスとの位置ずれを計測し、この位置ずれを補正して確実にガラスを固定治具に装着する必要がある。従来、固定治具とロボットハンドに持ったガラスとの位置ずれの補正に際して、ガラスの位置計測点において、カメラで長方形のガラスの一角を見ることにより、ガラスが基準位置からどれだけずれているかを計測し、ガラスの位置と角度を補正していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、カメラにより位置ずれを計測する場合、計測対象がガラスという透明な物体であるために、精度良く位置ずれを検出するためには、カメラの絞り、照明、あるいはカメラにより撮影された画像の処理の設定調整を厳密に行う必要があり、ラインの立ち上げに時間を要した。又、ガラスの位置ずれを高解像度で検出するために、カメラの視野を数mm〜数十mmと狭くしており、検出誤差により角度の補正量が大きく変化した。さらに、ガラス搬送用の固定治具の位置ずれは、別に画像処理装置を設けたり、レーザ変位センサなどの変位センサを用いたりして、ガラスの位置ずれとは別に計測する必要があり、システムが複雑でコストアップになった。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、立ち上げ時間が短く、角度ずれを精度良く測定することができ、かつシステムの安定化、簡略化を行うことができるロボットの制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るロボットの制御装置は、ワークを固定治具にセットするロボットの制御装置であって、基準となるマスターワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するとともに、マスターワークの各計測点と対応する制御対象である実ワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するラインセンサと、各計測点間のずれ量を演算する手段と、あるずれ量を零にする方向に実ワークを移動するとともに、これによって一致した計測点を中心にして実ワークがマスターワークと平行になるように回転させる手段と、ずれ量が零の方向と直角の方向のずれ量を演算する手段と、この直角方向のずれ量が零になるように実ワークを移動する手段と、実ワークが固定治具のセット位置となるように移動させる手段とを備えたものである。
【0006】
請求項2に係るロボットの制御装置は、マスターワーク及び実ワークを四角形とし、それぞれの一辺に2つの計測点を設けるとともに、該辺と直交する辺に1つの計測点を設けたものである。
【0007】
請求項3に係るロボットの制御装置は、3つの計測点に対応して3つのラインセンサを設けたものである。
【0008】
請求項4に係るロボットの制御装置は、ラインセンサを1つ又は2つ設け、マスターワーク及び実ワークを所定量動かして各計測点での計測を行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1によるロボットの制御装置の全体構成図を示し、1はガラス(ワーク)と固定治具との間隔を測定するラインセンサである。即ち、ラインセンサ1を用いて、比較的容易に透明なガラスと不透明な固定治具の両者を確実に判定し、両者の相対的な位置変位を計測することによって、固定治具に対する相対的なガラスのずれ量を求める。2はラインセンサ1のサンプリング、データ変換を行うセンサコントローラ、3はセンサコントローラ2からラインセンサ1のデータを受け取り、ガラスをセットする位置と姿勢を演算し、ロボットアームを制御するロボットコントローラ、4はガラスを固定治具にセットするロボットアームである。
【0010】
図2は固定治具5とガラス(ワーク)6との関係を示す模式図、図3、図4は固定治具5とガラス6との相対位置変位(平行移動)測定図を示し、実施形態1においては、3点を計測することによって、x方向のずれ、y方向のずれ、回転方向のずれを検出する。即ち、図3、図4に示すように、3個のラインセンサ1a〜1cを配置する。図3は固定治具5がフレームのみで構成されている場合に有効であり、図4は固定治具5がフレームと底板から構成されている場合に有効である。底板がある場合には、ラインセンサ1a〜1cが透過しないので、固定治具5の内側での計測ができないからである。但し、固定治具5に底板がある場合でも、底板に計測用の孔を開けておけば、ラインセンサ1a〜1cによる計測が可能である。ラインセンサ1a〜1cの配置は、四角形のワークの1辺に2個配置し、その辺に直交する辺に1個配置する。具体的には、長辺側に2個配置し、短辺側に1個配置している。これは、ずれ角を求める際に、センサ間の距離を用いて逆正接をとるので、センサ間の距離が長いほど、計測誤差の影響を小さくできるからである。
【0011】
以下は、図3を用いて説明する。まず、計測点を点A、点B、点Cとする。計測点は、必ずしもガラス6を固定治具5へセットする状態で計測する必要はなく、また逆に、セットする位置ではガラス6あるいは固定治具5のずれによって、ガラス6と固定治具5とが干渉する可能性があるので、ガラス6と固定治具5との干渉を避け、ラインセンサ1a〜1cの計測有効範囲に固定治具5とガラス6とを位置させ、かつ双方のずれの最大値を考慮した位置に計測位置を決定する。
計測点Aは基準となる四角形のガラス(マスターワーク)6aの一辺に設け、計測点B、Cはこの一辺と直交する辺に設けた。
【0012】
次に、基準となるガラス(マスターワーク)6aにおけるラインセンサ1a〜1cの計測値(基準値という。)、即ち計測点A、B、Cから固定治具5の対向部分までの距離をd01,d02,d03とし、他のガラス(実ワーク)6bにおけるラインセンサ1a〜1cの計測値をd1,d2,d3とする。ここで、計測点Aからガラス6aの端部までのx方向(図示したxyワーク座標系)の距離をL1、計測点Bからガラス6aの端部までのy方向の距離をL2、計測点B,C間のy方向の距離をL3として、計測点Aを原点としたときの計測点Bの位置APBは数1のように表される。なお、L1〜L3は正の値であり、ラインセンサ1a〜1cの取付位置とガラス6aの位置によって一意的に定まる。
【0013】
【数1】
【0014】
次に、実ワークであるガラス6bが図5に示すように位置ずれしている場合の補正手順について説明する。ガラス6bにおけるラインセンサ1a〜1cの計測点(端点)をA1,B1,C1として、固定治具5との距離の測定結果をそれぞれd1,d2,d3とする。計測点A1は四角形のガラス6bの一辺上に設け、計測点B1,C1はこの一辺に直交する一辺に設ける。計測点A1からガラス6aの端部までのx方向の距離はL1、計測点B1からガラス6aの端部までのy方向の距離をL2、計測点B1,C1間のy方向の距離はL3である。マスターワークによる基準値と実ワークによる計測値とのずれ量を求めると、a=d01−d1,b=d02−d2,c=d03−d3となる。ここで、計測点A1から見た計測点B1の位置A1PB1は数2のように表される。
【0015】
【数2】
【0016】
次に、ラインセンサ1aによって計測された、ずれ量aだけガラス6bをy方向に並進移動する。このときの変換行列は数3となる。
【0017】
【数3】
【0018】
これにより、ガラス6bは移動して、図6の実線で示すようにガラス6cとなる。このとき、計測点A1は計測点Aに一致する。
【0019】
次に、数4により補正回転角θを求め、得られた補正回転角θを用いて、ガラス6cを計測点Aを中心にしてθだけ回転させる。
【0020】
【数4】
【0021】
この回転によって、ガラス6cは図7の実線で示すガラス6dとなり、マスターワークであるガラス6aと平行になる。又、計測点Aを中心にθの回転を施したことにより、計測点B1が計測点B2に、計測点C1が計測点C2に移動する。計測点B2の位置は数5で求められる。
【0022】
【数5】
【0023】
又、d=−L1−AxB2=−L1−(AxB1cosθ−AyB1sinθ)=−L1−(−L1−b)cosθ+(L2−a)sinθとして、x軸方向の補正量dを求める。なお、誤差を小さくするために、点C2を用いて同様の演算を行っても良い。又、点B1と点C1の中点を設定し、誤差を平均することができる。
いずれの方法によっても、x方向の並進移動量dを算出することができる。そして、図8に示すように、このように得られた移動量dだけ、x方向に並進移動する。以上により、補正が完了する。この方式を用いれば、実ワークについては、1回の計測により並進及び回転の補正が可能となる。
【0024】
上記のような手順をロボットコントローラ3内で実施するが、実施するためのデータ変換手順を以下に示す。まず、ワーク座標系を定義するが、3次元空間において、変換時のz成分を0にするために、ワーク座標系は計測ステーションのマスターワークに対する法線をz軸方向に合致させる。x軸、y軸は図3のように定める。原点は、任意に定めればよい。変換は、前述のように、y軸方向の並進、z軸周りの回転、x軸方向の並進を行う。又、計測位置におけるロボットハンドの位置(TCP(ツールセンターポイント)という。)をWTtとすると、y方向への並進移動は数6と表して、計測値aだけy軸方向に並進移動する。これにより、WTtはWTt1へ移動する。
【0025】
【数6】
【0026】
次に、回転移動においては、回転量は前述の通りθであり、回転中心は計測点Aである。WTt1を点A周りにθの回転を施すため、点Aが原点に移るような平行移動を施す。ワーク座標系における点Aを数7で表すと、点Aを原点へ平行移動する変換は数8で表される。従って、計測点Aをワーク座標系の原点とすれば、この変換は不要である。
【0027】
【数7】
【0028】
【数8】
【0029】
y軸方向へ並進移動したTCPを点Aの原点への位置変位分だけ平行移動したものをWATt2で表すと、WATt2は数9のようになる。
【0030】
【数9】
【0031】
このTCPを原点周りにθだけ回転させると、数10に示すようにWATt3になる。
【0032】
【数10】
【0033】
次に、TCPを点Aの位置変位分だけ元に戻さなければならない。この変換は、数11に示すようにWTWAで表されるから、TCPは数12に示すようにWTt4となり、ワーク座標系に戻る。
【0034】
【数11】
【0035】
【数12】
【0036】
次に、x方向に並進移動させるが、その並進移動量は前述のdであり、TCPは数13で示すようにWTt5表される。
【0037】
【数13】
【0038】
以上のように変化させれば、ずれたワークをマスターワークに合致させるためのTCP位置WTt5が求められる。従って、計測位置におけるTCP位置WTtからWTt5へ移動し、ここから相対移動によりワークセット動作を行うことにより、確実にワークを固定治具5にセットできる。
【0039】
実施形態1においては、ラインセンサ1を用いることにより、ガラス6という透明な対象物も、固定治具5という不透明な対象物も、同時に精度良く検出することができ、設定も比較的簡単であり、立ち上げ時間を短くすることができる。
又、ずれ角を求めるために、二つの測定点における位置ずれを用いるが、この測定点間の距離はワークサイズにもよるが、比較的大きく設定できるため、測定誤差が角度誤差に及ぼす影響は、狭視野の画像処理に比べて非常に小さく、角度ずれを精度良く検出することができる。さらに、処理が単純なので、比較的安定した補正が可能であり、信頼性が向上する。また、画像処理に比べて高速に処理することができ、タクトの短縮に寄与する。又、ワークの位置ずれを、ワーク搬送用の固定治具に対する相対的な位置として計測するので、固定治具の位置ずれも同時に補正することになり、システムが簡略化される。
【0040】
実施形態2
実施形態1においては、ラインセンサを3個用いることで、1度の計測で必要なデータを得ることができるが、ラインセンサは高価であるので、ロボットでワークを移動させ、1個のラインセンサで複数回の計測を行うことにより、必要なデータをすべて得ることもできる。即ち、図9に示すように、教示した計測点Aについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行い、次に図10に示すようにロボットによりガラス6を動かして、教示した計測点Bについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行い、最後に図11に示すようにロボットによりガラス6を動かして、教示した計測点Cについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順による処理を行うことにより、実ワークであるガラス6bのマスターワークであるガラス6aに対する位置及び角度のずれを補正することができる。
【0041】
実施形態3
実施形態3においては、例えば図12に示すようにラインセンサ1a,1cにより計測点A,Cの計測を行った後、図13に示すようにロボットの移動によりガラス6を移動させ、ラインセンサ1cによりこのガラス6の計測点Bの計測を行うように教示し、この測定を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行うことにより、ガラス6の位置及び角度のずれの補正を行うことができる。
【0042】
なお、ラインセンサの配置の方法は、この他にもいくつかあり、ラインセンサの取付の容易さや計測時の動作量の少なさ、機械的制約などを指標に自由に選定することができる。
【0043】
実施形態4
実施形態1〜3においては、ロボットコントローラ3内で位置と角度の補正演算を実施していたが、実施形態4においては図14に示すように、センサコントローラ2からラインセンサ1のデータを受け取り、ワークをセットする位置と姿勢を演算する位置補正演算装置7を設ける。この結果、ロボットコントローラ3は、位置補正演算装置7から演算結果が与えられ、この結果に従ってロボットアーム4を制御すればよい。従って、ロボットコントローラ3は自らのCPU負荷が軽減され、全体として演算速度が速められる。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1〜3によれば、ラインセンサを用いることにより、ワーク及び固定治具の両者を同時に精度良く検出することができ、設定も容易であり、立ち上げ時間を短くすることができる。又、ずれ角を求めるために2つの測定点間の位置ずれを用いるが、この測定点間の距離が比較的大きいために、角度ずれを精度良く検出することができる。さらに、ワークの位置ずれも固定治具に対する相対的な位置ずれとして計測するので、ワークの位置ずれを補正すれば、固定治具の位置ずれも同時に補正され、システムが簡略化される。
【0045】
請求項4によれば、ラインセンサの数を1個又は2個としたので、構成を安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるロボットの制御装置の全体構成図である。
【図2】実施形態1による固定治具とガラスとの関係を示す模式図である。
【図3】実施形態1による固定治具とガラスとの相対位置変位測定図である。
【図4】実施形態1による固定治具とガラスとの相対位置変位測定図である。
【図5】実施形態1による実ワークの計測の模式図である。
【図6】実施形態1による実ワークをずれ量だけy軸方向に移動させた状態の図である。
【図7】実施形態1による実ワークを補正回転角だけ回転させた図である。
【図8】実施形態1による実ワークをx軸方向に移動させた状態の図である。
【図9】実施形態2による計測点Aにおける計測を示す図である。
【図10】実施形態2による計測点Bにおける計測を示す図である。
【図11】実施形態2による計測点Cにおける計測を示す図である。
【図12】実施形態3による計測点A,Cにおける計測を示す図である。
【図13】実施形態3による計測点Bにおける計測を示す図である。
【図14】実施形態4によるロボットの制御装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1,1a〜1c…ラインセンサ
2…センサコントローラ
3…ロボットコントローラ
4…ロボットアーム
5…固定治具
6,6a〜6d…ワーク
7…位置補正演算装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、多関節ロボットを用いた自動化ライン等において、ワークとワークを装着する固定治具の両者の位置ずれを検出し、ワークを固定治具に確実に装着するような場合に用いられるロボットの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、FDP(フラットパネルディスプレイ)の液晶製造工程において、ガラスを1枚ずつ搬送するために用いる固定治具にガラスを取り付ける作業を多関節ロボットを用いて自動化する場合、この固定治具とロボットのハンドに持ったガラスとの位置ずれを計測し、この位置ずれを補正して確実にガラスを固定治具に装着する必要がある。従来、固定治具とロボットハンドに持ったガラスとの位置ずれの補正に際して、ガラスの位置計測点において、カメラで長方形のガラスの一角を見ることにより、ガラスが基準位置からどれだけずれているかを計測し、ガラスの位置と角度を補正していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、カメラにより位置ずれを計測する場合、計測対象がガラスという透明な物体であるために、精度良く位置ずれを検出するためには、カメラの絞り、照明、あるいはカメラにより撮影された画像の処理の設定調整を厳密に行う必要があり、ラインの立ち上げに時間を要した。又、ガラスの位置ずれを高解像度で検出するために、カメラの視野を数mm〜数十mmと狭くしており、検出誤差により角度の補正量が大きく変化した。さらに、ガラス搬送用の固定治具の位置ずれは、別に画像処理装置を設けたり、レーザ変位センサなどの変位センサを用いたりして、ガラスの位置ずれとは別に計測する必要があり、システムが複雑でコストアップになった。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、立ち上げ時間が短く、角度ずれを精度良く測定することができ、かつシステムの安定化、簡略化を行うことができるロボットの制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るロボットの制御装置は、ワークを固定治具にセットするロボットの制御装置であって、基準となるマスターワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するとともに、マスターワークの各計測点と対応する制御対象である実ワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するラインセンサと、各計測点間のずれ量を演算する手段と、あるずれ量を零にする方向に実ワークを移動するとともに、これによって一致した計測点を中心にして実ワークがマスターワークと平行になるように回転させる手段と、ずれ量が零の方向と直角の方向のずれ量を演算する手段と、この直角方向のずれ量が零になるように実ワークを移動する手段と、実ワークが固定治具のセット位置となるように移動させる手段とを備えたものである。
【0006】
請求項2に係るロボットの制御装置は、マスターワーク及び実ワークを四角形とし、それぞれの一辺に2つの計測点を設けるとともに、該辺と直交する辺に1つの計測点を設けたものである。
【0007】
請求項3に係るロボットの制御装置は、3つの計測点に対応して3つのラインセンサを設けたものである。
【0008】
請求項4に係るロボットの制御装置は、ラインセンサを1つ又は2つ設け、マスターワーク及び実ワークを所定量動かして各計測点での計測を行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1によるロボットの制御装置の全体構成図を示し、1はガラス(ワーク)と固定治具との間隔を測定するラインセンサである。即ち、ラインセンサ1を用いて、比較的容易に透明なガラスと不透明な固定治具の両者を確実に判定し、両者の相対的な位置変位を計測することによって、固定治具に対する相対的なガラスのずれ量を求める。2はラインセンサ1のサンプリング、データ変換を行うセンサコントローラ、3はセンサコントローラ2からラインセンサ1のデータを受け取り、ガラスをセットする位置と姿勢を演算し、ロボットアームを制御するロボットコントローラ、4はガラスを固定治具にセットするロボットアームである。
【0010】
図2は固定治具5とガラス(ワーク)6との関係を示す模式図、図3、図4は固定治具5とガラス6との相対位置変位(平行移動)測定図を示し、実施形態1においては、3点を計測することによって、x方向のずれ、y方向のずれ、回転方向のずれを検出する。即ち、図3、図4に示すように、3個のラインセンサ1a〜1cを配置する。図3は固定治具5がフレームのみで構成されている場合に有効であり、図4は固定治具5がフレームと底板から構成されている場合に有効である。底板がある場合には、ラインセンサ1a〜1cが透過しないので、固定治具5の内側での計測ができないからである。但し、固定治具5に底板がある場合でも、底板に計測用の孔を開けておけば、ラインセンサ1a〜1cによる計測が可能である。ラインセンサ1a〜1cの配置は、四角形のワークの1辺に2個配置し、その辺に直交する辺に1個配置する。具体的には、長辺側に2個配置し、短辺側に1個配置している。これは、ずれ角を求める際に、センサ間の距離を用いて逆正接をとるので、センサ間の距離が長いほど、計測誤差の影響を小さくできるからである。
【0011】
以下は、図3を用いて説明する。まず、計測点を点A、点B、点Cとする。計測点は、必ずしもガラス6を固定治具5へセットする状態で計測する必要はなく、また逆に、セットする位置ではガラス6あるいは固定治具5のずれによって、ガラス6と固定治具5とが干渉する可能性があるので、ガラス6と固定治具5との干渉を避け、ラインセンサ1a〜1cの計測有効範囲に固定治具5とガラス6とを位置させ、かつ双方のずれの最大値を考慮した位置に計測位置を決定する。
計測点Aは基準となる四角形のガラス(マスターワーク)6aの一辺に設け、計測点B、Cはこの一辺と直交する辺に設けた。
【0012】
次に、基準となるガラス(マスターワーク)6aにおけるラインセンサ1a〜1cの計測値(基準値という。)、即ち計測点A、B、Cから固定治具5の対向部分までの距離をd01,d02,d03とし、他のガラス(実ワーク)6bにおけるラインセンサ1a〜1cの計測値をd1,d2,d3とする。ここで、計測点Aからガラス6aの端部までのx方向(図示したxyワーク座標系)の距離をL1、計測点Bからガラス6aの端部までのy方向の距離をL2、計測点B,C間のy方向の距離をL3として、計測点Aを原点としたときの計測点Bの位置APBは数1のように表される。なお、L1〜L3は正の値であり、ラインセンサ1a〜1cの取付位置とガラス6aの位置によって一意的に定まる。
【0013】
【数1】
【0014】
次に、実ワークであるガラス6bが図5に示すように位置ずれしている場合の補正手順について説明する。ガラス6bにおけるラインセンサ1a〜1cの計測点(端点)をA1,B1,C1として、固定治具5との距離の測定結果をそれぞれd1,d2,d3とする。計測点A1は四角形のガラス6bの一辺上に設け、計測点B1,C1はこの一辺に直交する一辺に設ける。計測点A1からガラス6aの端部までのx方向の距離はL1、計測点B1からガラス6aの端部までのy方向の距離をL2、計測点B1,C1間のy方向の距離はL3である。マスターワークによる基準値と実ワークによる計測値とのずれ量を求めると、a=d01−d1,b=d02−d2,c=d03−d3となる。ここで、計測点A1から見た計測点B1の位置A1PB1は数2のように表される。
【0015】
【数2】
【0016】
次に、ラインセンサ1aによって計測された、ずれ量aだけガラス6bをy方向に並進移動する。このときの変換行列は数3となる。
【0017】
【数3】
【0018】
これにより、ガラス6bは移動して、図6の実線で示すようにガラス6cとなる。このとき、計測点A1は計測点Aに一致する。
【0019】
次に、数4により補正回転角θを求め、得られた補正回転角θを用いて、ガラス6cを計測点Aを中心にしてθだけ回転させる。
【0020】
【数4】
【0021】
この回転によって、ガラス6cは図7の実線で示すガラス6dとなり、マスターワークであるガラス6aと平行になる。又、計測点Aを中心にθの回転を施したことにより、計測点B1が計測点B2に、計測点C1が計測点C2に移動する。計測点B2の位置は数5で求められる。
【0022】
【数5】
【0023】
又、d=−L1−AxB2=−L1−(AxB1cosθ−AyB1sinθ)=−L1−(−L1−b)cosθ+(L2−a)sinθとして、x軸方向の補正量dを求める。なお、誤差を小さくするために、点C2を用いて同様の演算を行っても良い。又、点B1と点C1の中点を設定し、誤差を平均することができる。
いずれの方法によっても、x方向の並進移動量dを算出することができる。そして、図8に示すように、このように得られた移動量dだけ、x方向に並進移動する。以上により、補正が完了する。この方式を用いれば、実ワークについては、1回の計測により並進及び回転の補正が可能となる。
【0024】
上記のような手順をロボットコントローラ3内で実施するが、実施するためのデータ変換手順を以下に示す。まず、ワーク座標系を定義するが、3次元空間において、変換時のz成分を0にするために、ワーク座標系は計測ステーションのマスターワークに対する法線をz軸方向に合致させる。x軸、y軸は図3のように定める。原点は、任意に定めればよい。変換は、前述のように、y軸方向の並進、z軸周りの回転、x軸方向の並進を行う。又、計測位置におけるロボットハンドの位置(TCP(ツールセンターポイント)という。)をWTtとすると、y方向への並進移動は数6と表して、計測値aだけy軸方向に並進移動する。これにより、WTtはWTt1へ移動する。
【0025】
【数6】
【0026】
次に、回転移動においては、回転量は前述の通りθであり、回転中心は計測点Aである。WTt1を点A周りにθの回転を施すため、点Aが原点に移るような平行移動を施す。ワーク座標系における点Aを数7で表すと、点Aを原点へ平行移動する変換は数8で表される。従って、計測点Aをワーク座標系の原点とすれば、この変換は不要である。
【0027】
【数7】
【0028】
【数8】
【0029】
y軸方向へ並進移動したTCPを点Aの原点への位置変位分だけ平行移動したものをWATt2で表すと、WATt2は数9のようになる。
【0030】
【数9】
【0031】
このTCPを原点周りにθだけ回転させると、数10に示すようにWATt3になる。
【0032】
【数10】
【0033】
次に、TCPを点Aの位置変位分だけ元に戻さなければならない。この変換は、数11に示すようにWTWAで表されるから、TCPは数12に示すようにWTt4となり、ワーク座標系に戻る。
【0034】
【数11】
【0035】
【数12】
【0036】
次に、x方向に並進移動させるが、その並進移動量は前述のdであり、TCPは数13で示すようにWTt5表される。
【0037】
【数13】
【0038】
以上のように変化させれば、ずれたワークをマスターワークに合致させるためのTCP位置WTt5が求められる。従って、計測位置におけるTCP位置WTtからWTt5へ移動し、ここから相対移動によりワークセット動作を行うことにより、確実にワークを固定治具5にセットできる。
【0039】
実施形態1においては、ラインセンサ1を用いることにより、ガラス6という透明な対象物も、固定治具5という不透明な対象物も、同時に精度良く検出することができ、設定も比較的簡単であり、立ち上げ時間を短くすることができる。
又、ずれ角を求めるために、二つの測定点における位置ずれを用いるが、この測定点間の距離はワークサイズにもよるが、比較的大きく設定できるため、測定誤差が角度誤差に及ぼす影響は、狭視野の画像処理に比べて非常に小さく、角度ずれを精度良く検出することができる。さらに、処理が単純なので、比較的安定した補正が可能であり、信頼性が向上する。また、画像処理に比べて高速に処理することができ、タクトの短縮に寄与する。又、ワークの位置ずれを、ワーク搬送用の固定治具に対する相対的な位置として計測するので、固定治具の位置ずれも同時に補正することになり、システムが簡略化される。
【0040】
実施形態2
実施形態1においては、ラインセンサを3個用いることで、1度の計測で必要なデータを得ることができるが、ラインセンサは高価であるので、ロボットでワークを移動させ、1個のラインセンサで複数回の計測を行うことにより、必要なデータをすべて得ることもできる。即ち、図9に示すように、教示した計測点Aについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行い、次に図10に示すようにロボットによりガラス6を動かして、教示した計測点Bについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行い、最後に図11に示すようにロボットによりガラス6を動かして、教示した計測点Cについてラインセンサ1aによる計測を行った後、実施形態1と同様な手順による処理を行うことにより、実ワークであるガラス6bのマスターワークであるガラス6aに対する位置及び角度のずれを補正することができる。
【0041】
実施形態3
実施形態3においては、例えば図12に示すようにラインセンサ1a,1cにより計測点A,Cの計測を行った後、図13に示すようにロボットの移動によりガラス6を移動させ、ラインセンサ1cによりこのガラス6の計測点Bの計測を行うように教示し、この測定を行った後、実施形態1と同様な手順で処理を行うことにより、ガラス6の位置及び角度のずれの補正を行うことができる。
【0042】
なお、ラインセンサの配置の方法は、この他にもいくつかあり、ラインセンサの取付の容易さや計測時の動作量の少なさ、機械的制約などを指標に自由に選定することができる。
【0043】
実施形態4
実施形態1〜3においては、ロボットコントローラ3内で位置と角度の補正演算を実施していたが、実施形態4においては図14に示すように、センサコントローラ2からラインセンサ1のデータを受け取り、ワークをセットする位置と姿勢を演算する位置補正演算装置7を設ける。この結果、ロボットコントローラ3は、位置補正演算装置7から演算結果が与えられ、この結果に従ってロボットアーム4を制御すればよい。従って、ロボットコントローラ3は自らのCPU負荷が軽減され、全体として演算速度が速められる。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1〜3によれば、ラインセンサを用いることにより、ワーク及び固定治具の両者を同時に精度良く検出することができ、設定も容易であり、立ち上げ時間を短くすることができる。又、ずれ角を求めるために2つの測定点間の位置ずれを用いるが、この測定点間の距離が比較的大きいために、角度ずれを精度良く検出することができる。さらに、ワークの位置ずれも固定治具に対する相対的な位置ずれとして計測するので、ワークの位置ずれを補正すれば、固定治具の位置ずれも同時に補正され、システムが簡略化される。
【0045】
請求項4によれば、ラインセンサの数を1個又は2個としたので、構成を安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるロボットの制御装置の全体構成図である。
【図2】実施形態1による固定治具とガラスとの関係を示す模式図である。
【図3】実施形態1による固定治具とガラスとの相対位置変位測定図である。
【図4】実施形態1による固定治具とガラスとの相対位置変位測定図である。
【図5】実施形態1による実ワークの計測の模式図である。
【図6】実施形態1による実ワークをずれ量だけy軸方向に移動させた状態の図である。
【図7】実施形態1による実ワークを補正回転角だけ回転させた図である。
【図8】実施形態1による実ワークをx軸方向に移動させた状態の図である。
【図9】実施形態2による計測点Aにおける計測を示す図である。
【図10】実施形態2による計測点Bにおける計測を示す図である。
【図11】実施形態2による計測点Cにおける計測を示す図である。
【図12】実施形態3による計測点A,Cにおける計測を示す図である。
【図13】実施形態3による計測点Bにおける計測を示す図である。
【図14】実施形態4によるロボットの制御装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1,1a〜1c…ラインセンサ
2…センサコントローラ
3…ロボットコントローラ
4…ロボットアーム
5…固定治具
6,6a〜6d…ワーク
7…位置補正演算装置
Claims (4)
- ワークを固定治具にセットするロボットの制御装置において、基準となるマスターワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するとともに、マスターワークの各計測点と対応する制御対象である実ワークの所定の3つの計測点と固定治具との相対的な位置変位を計測するラインセンサと、各計測点間のずれ量を演算する手段と、あるずれ量を零にする方向に実ワークを移動するとともに、これによって一致した計測点を中心にして実ワークがマスターワークと平行になるように回転させる手段と、ずれ量が零の方向と直角の方向のずれ量を演算する手段と、この直角方向のずれ量が零になるように実ワークを移動する手段と、実ワークが固定治具のセット位置となるように移動させる手段とを備えたことを特徴とするロボットの制御装置。
- マスターワーク及び実ワークを四角形とし、それぞれの一辺に2つの計測点を設けるとともに、該辺と直交する辺に1つの計測点を設けたことを特徴とする請求項1記載のロボットの制御装置。
- 3つの計測点に対応して3つのラインセンサを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のロボットの制御装置。
- ラインセンサを1つ又は2つ設け、マスターワーク及び実ワークを所定量動かして各計測点での計測を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のロボットの制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2002243243A JP2004082228A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | ロボットの制御装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007189072A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Murata Mach Ltd | トレイ搬送システム |
WO2013083289A1 (de) * | 2011-12-08 | 2013-06-13 | Centrotherm Thermal Solutions Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung und verfahren zum vermessen eines scheibenförmigen substrats |
CN108237533A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-07-03 | 安徽嘉熠智能科技有限公司 | 一种机器人自适应对象定位方法及系统 |
JP2019118959A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 川崎重工業株式会社 | ロボットシステム及びロボット制御方法 |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002243243A patent/JP2004082228A/ja active Pending
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