JP2008004626A - 電子部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準パラメータに基づいてマシンのずれを補正して電子部品を搭載する際、基準パラメータの取得後のマシンの経時変化に拘わらず、部品を高精度で搭載する。
【解決手段】ヘッドユニット14を、X軸フレーム10に沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する際、前記X軸フレーム10の軸方向に複数の歪センサ20を付設し、予め前記X軸フレーム10の真直度からのオフセットを、軸方向の複数箇所で測定し、基準パラメータとして設定すると共に、各測定位置に対応する前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、その後、前記基準パラメータに基づいて部品を目標位置に搭載する際、目標位置に対応する歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品実装方法、特に電子部品実装装置により基板上に搭載する電子部品の搭載精度向上に適用して好適な、電子部品実装方法に関する。
従来より、ヘッドユニットをXY方向に移動させ、該ヘッドユニットに装着されている吸着ノズルに保持されている電子部品を基板上に搭載する電子部品実装装置(マシン)が用いられている。
図1には、ボールねじや駆動ベルトと組合せたモータ、あるいはリニアモータ等で駆動されるXYステージを備えた一般的な電子部品実装装置の概要を示す。
この電子部品実装装置では、X軸フレーム10とYL軸フレーム12A及びYR軸フレーム12Bとから上記XYステージが形成され、X軸フレーム10は左右のYL軸フレーム12A、YR軸フレーム12Bに装着されたモータにより駆動されることにより、X軸フレーム10上に設置されているヘッドユニット14は、X軸フレーム10に沿って移動されると共に、X軸フレーム10と一体でY軸上に沿って移動されるようになっている。
ヘッドユニット14上には、上下方向に移動可能なシャフトの先端に吸着ノズル(図示せず)が装着されており、該吸着ノズルによりテープフィーダ等の部品供給部16により供給された部品を吸着した後、該ヘッドユニット14を、基板搬送部18によって搬送され、所定位置にクランプされている基板(図示せず)の上方に移動させ、吸着した部品を該基板の目標位置に搭載することができるようになっている。その際の位置決めは、軸に平行に設置されているエンコーダやモータに内蔵されているエンコーダをセンサとし、その出力に基づいて行なうことができる。
このような電子部品実装装置が備えているXYステージでは、X軸フレームとY軸フレームの各軸の真直度や2本のY軸等の平行度を高精度に保つ必要がある。軸の真直度や平行度が崩れると、XYの搭載座標系に微妙な狂いが生じることになり、その結果搭載した部品の目標位置からの搭載位置ずれ等の悪影響が生じるからである。
そのため、例えば特許文献1には、X軸(フレーム)に歪ゲージを取り付けると共に、熱変形防止部材と、そのボルト状部材を駆動する駆動手段とを付設し、該歪ゲージで検出される歪量を基に駆動手段を制御し、熱変形防止部材を動作させることにより、X軸フレームの真直度を維持しようとする技術が開示されている。
この場合、真直度を高精度に保持できるとしても、X軸フレームに歪ゲージの他に更に熱変形防止部材やモータ等の駆動手段を設置することになるため、装置自体が大掛かりとなってしまう。
そこで、上述した座標系の狂い等に起因する搭載位置のずれを補正するために、予めX軸等のマシンに関するオフセットパラメータを実測して取得し、これを基準パラメータとして用いて搭載位置のずれを補正することが行なわれている。
特開2001−352200号公報
しかしながら、予めX軸等のマシンに関するオフセットパラメータを取得し、それを基準パラメータとして搭載位置を補正する方法でも、該パラメータの取得後に生じるマシンの経時的な変化、例えば温度の変化や軸の変形などが原因で真直度や平行度がパラメータ取得時より更に崩れてしまった場合は、電子部品の搭載位置のずれを正確に補正することはできないという問題があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、予め取得されている基準パラメータに基づいてマシンのずれを補正して電子部品を搭載する際、基準パラメータの取得後にマシンに経時的な変化が生じている場合でも、電子部品の搭載を高精度に行なうことができる電子部品実装方法を提供することを課題とする。
本発明は、ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、前記X軸フレーム及びY軸フレームの少なくとも一方に、軸方向に複数の歪センサを付設し、予め前記X軸フレーム及びY軸フレームの少なくとも一方の真直度からのオフセットを、軸方向の複数箇所で測定し、基準パラメータとして設定すると共に、各測定位置に対応する前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、その後、前記基準パラメータに基づいて部品を目標位置に搭載する際、目標位置に対応する歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載することにより、前記課題を解決したものである。
本発明は、又、ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、前記ヘッドユニットに歪センサを付設し、予め前記部品保持手段に保持されている部品を基板上に搭載して目標位置からのオフセットを測定し、基準パラメータとして設定すると共に、前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、その後、前記基準パラメータに基づいて部品を目標位置に搭載する際、前記歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載することにより、同様に前記課題を解決したものである。
本発明は、又、ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、前記部品保持手段に保持されている部品の位置を認識する部品認識手段に歪センサを付設し、予め前記部品認識手段の基準取付位置からのオフセットを測定し、基準パラメータとして設定すると共に、前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、その後、前記基準パラメータに基づいて前記部品認識手段による認識位置を補正した部品を目標位置に搭載する際、前記歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載することにより、同様に前記課題を解決したものである。
本発明によれば、予め設定されている基準オフセットに基づいて電子部品を目標位置に搭載する際に、歪センサにより検出される歪量の差分を基に、搭載時におけるマシンのずれを補正するようにしたので、温度変化等により経時的にマシンに変形が生じる場合でも、常に高精度に目標位置に部品を搭載することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図2には、本発明に係る第1実施形態に適用される電子部品実装装置の特徴を模式的に示す。
本実施形態に適用される電子部品実装装置は、X軸フレーム10に複数個の歪センサ20を付設し、図示しない電子部品を基板上の目標位置に搭載する際に、以下に詳述する原理に基づいて搭載位置の補正を行なうことが可能になっている。それ以外の構成は、前記図1に示したものと実質的に同一である。
本実施形態では、上記電子部品実装装置において、まずは通常どおり搭載前(生産前)にX軸フレーム10の真直度からのずれ(オフセット)を基準パラメータとして取得する。図3には、この基準パラメータの取得方法を説明するために、X軸フレーム10とYL軸フレーム12A及びYR軸フレーム12BとからなるXYステージを模式的に示す。
この図に示されるように、本実施形態ではパラメータ取得時に、X軸フレーム10に存在する軸方向の僅かな曲がり量を、図中ストレッチャ22で示す真直定規からの差(オフセット)として、X軸方向に一定間隔で設定した測定位置毎に測定して記録していく。
具体的には、図示されているように、ヘッドユニット14にテコ式のダイヤルゲージ24を固定し、テコ部をストレッチャ22に当接させる。このダイヤルゲージ24は、テコ部をストレッチャ22に接触させたときのテコの角度に応じて、X軸フレーム10とストレッチャ22間の距離の変位を測定することができる。
そこで、最初にX軸方向両端(図中左右端)でテコ式ダイヤルゲージ24の値が0になるようにストレッチャ22の位置を調整して、その後にヘッドユニット14をX軸フレーム10に沿って移動させ、一定間隔毎にテコ式ダイヤルゲージの値を記録(測定)する。その際、各測定位置で測定すると同時に、X軸フレーム10に取り付けてある前記歪センサ20の歪量をも取得する。
図4の表1には、このように取得したオフセットである基準パラメータ(図中曲がり量)と、対応する歪センサにより検出される第1歪量の例を示す。この例ではX軸フレーム10を0mmから300mmまで50mm間隔で測定位置を設定し、歪センサA〜Gも各測定位置に一致させて同様に50mm間隔に配置してある。
なお、歪センサ20の値はセンサの種類によって出力値が異なっているので、ここでは簡易な値として歪量を[mV]の単位で表わし、曲がり量と歪量の値は、いずれもY方向の+方向(図中、上方向)に変化すると増加し、一方向(図中、下方向)に変化すると減少し、−の値も取るものとする。又、このX軸方向のオフセットである基準パラメータは、Y軸方向に関しては、例えばY座標の中心を基準位置とし、この位置にX軸フレーム10を固定して測定し、それを標準値として使用する。但し、これに限らず、X軸フレーム10をY軸方向に一定間隔、例えば50mm間隔でずらしながら固定し、各Y軸位置でオフセットを取得するようにしてもよい。
以上のようなX軸フレーム10に関する基準パラメータの設定が終了した後、電子部品の搭載(生産)を開始する。実際の搭載時には、その時の歪センサ20の第2歪量と、パラメータ取得時の前記表1の第1歪量と比較し、その差分に応じてパラメータ取得時のX軸フレーム10の曲がり量を増減して補正する。
例えば、電子部品を搭載する目標位置の搭載座標が(X,Y)=(210,50)であるとした場合、その搭載時に歪センサ20による第2歪量の検出値が図4の表2に示すようであったとする。この場合、搭載座標のX座標の値は210mmなので、最も近い場所にある(対応する)歪センサEを使用して補正を行なう。搭載前(パラメータ取得時)の歪センサEの検出値は−0.3[mV]であり、搭載時には−0.1[mV]になって、+0.2[mV]変化している。ここで、歪量εとX軸の曲がり量ΔXの関係は、
ΔX=A×ε …(1)
の式で定義される。なお、定数Aの値は事前に実験を行なって決定しておく。
いま、定数Aの値が0.1であったとして計算すると、曲がり量は+0.02[mm]になる。従って、搭載前に計測した歪センサEによる曲がり量−0.01[mm]と、変化した量+0.02[mm]より、+0.01[mm]の値を補正値として加える。
即ち、X軸フレーム10の曲がり量はY方向の値になるので、搭載座標のY座標:Y=50[mm]に0.01を加えた50.01[mm]の位置に搭載する。
以上の詳述した本実施形態によれば、熱の影響や軸の変形等の変化に対応することができることから、電子部品の搭載位置を高精度に保つことができる。
図5には、本発明に係る第2実施形態に適用される電子部品実装装置を示す。
本実施形態に適用される電子部品実装装置は、ヘッドユニット14に複数個の歪センサ20を付設した以外は、前記図1に示したものと実質的に同一である。なお、歪センサ20は、後述するシャフトに近接配置する。従って、シャフトが複数ある場合は、同数の歪センサ20を、それぞれ対応させて付設することが望ましい。
図6には、このヘッドユニット14を横から見た状態を模式的に示すように、該ヘッドユニット14は、X軸フレーム10に固定するためのベースプレート30、該ベースプレート30に固定されたガイドに沿って上下動するリニアスライダ32と、該スライダ32に固定されたシャフト34、該シャフト34の下端に装着され、搭載部品を吸着するノズル(部品保持手段)36を備えている。
リニアスライダ32は、図示しないボールねじ等に連結されたモータによって上下方向に駆動される。シャフト34及びノズル36は長さ方向に貫通孔が形成されている円筒形からなり、真空ポンプ等の真空発生装置により貫通孔の内部を負圧にすることが可能になっている。部品の吸着時や搭載時にはリニアスライダ32を下方に移動させ、ノズル36内を真空状態にすることにより、該ノズル36の先端部に部品を吸着すると共に、負圧を解除することによりその部品搭載を行なうことができる。
このようにノズル36の先端部に吸着した部品(図示せず)を、基板上に搭載する場合も、搭載前に予めシャフト34及びノズル36等のZ軸駆動部に関する目標位置からのオフセットを測定し、基準パラメータとして設定しておき、該パラメータの基づいて各部品を基板上の目標位置に搭載できるようにしている。
しかしながら、図6に誇張して示したように、熱等の影響で歪が発生してノズル36の先端位置が、前記基準パラメータとして設定した垂直方向(Z軸方向)位置から、例えば図示されているY方向に更にずれていると、リニアスライダ32を下に移動させて部品を搭載するときには、目標位置に対する位置ずれが発生する。
そこで、本実施形態では、ヘッドユニット14(リニアスライダ32)にシャフト34に近接させて歪センサ20を付設し、これにより検出される歪量を基にシャフト34(Z軸)の曲がりに起因する部品の搭載位置のずれを補正する。ここでは、このずれを補正するために歪センサ20で検出される歪量εを利用して、位置ずれ補正量ΔZを
ΔZ=B×ε …(2)
の式で補正する。定数Bの値は第1実施形態の場合と同様に予め実験で求めておく。
具体的には予め基準データ(パラメータ)を取得しておく。例えば、(X,Y)=(150,150)の目標位置に部品を搭載したときのX,Y方向のずれ量(基準パラメータ)が(X,Y)=(0.02mm,0.03mm)であり、そのときの歪センサ20による第1歪量の検出値が+0.1[mV]であったとする。この検出値は、図の左方向(図中、Y方向)を+、右方向を−とし、−の値にもなるものとする。又、搭載部品の実際のずれ量は三次元測定器により測定する。
上記基準パラメータ取得後、実際の部品搭載時において、歪センサ20による第2歪量の検出値が+0.2[mV]になっていたとする。この場合は、第1実施形態の場合と同様に、定数B=0.1とし、Y方向に関してのみ補正したとすると、変化した歪センサの検出値は+0.1[mV]なので、曲がり量は+0.01[mm]になり、基準点でのずれ分も含めて計算するとY方向に+0.04[mm]加える補正をすることになる。なお、説明は省略するが、X方向についても同様に補正することができる。
本実施形態における補正は、搭載座標には依存しないので、例えばXY座標が(X,Y)=(100,20)や(200,50)の目標位置に搭載する場合でも、搭載するヘッドの装着された歪センサの値が+0.2[mV]になっていたとすると、搭載する座標は(X,Y)=(100,20.004)、(200,50.004)のようになる。
図7には、本発明に係る第3実施形態に適用される電子部品実装装置を示す。
本実施形態に適用される電子部品実装装置は、ヘッドユニット14に装着されている、前記図6に示したノズル36に吸着された部品(図示せず)の吸着位置を認識するための部品認識装置に歪センサ20を付設した以外は、前記図1に示したものと実質的に同一である。
この電子部品実装装置では、ヘッドユニット14と、該ヘッドユニット14より下方のXY平面上の2個所に第1、第2部品認識装置40、42がそれぞれ取付けられているので、その両方に歪センサ20を付設してある。但し、ノズルに吸着された部品を認識する点で、第1、第2部品認識装置40、42のいずれを使用しても、実質的に同一であるため、以下には部品認識カメラ(第2部品認識装置)42について説明する。
ここでも、歪量をεとすると、部品認識カメラ42の補正量ΔZを
ΔZ=C×ε …(3)
の式で補正する。定数Cの値は、第1実施形態の場合と同様に予め求めておく。具体的には、図8に、XYステージと共に部品認識カメラ42を上から見た状態を模式的に示すように、Y軸に平行な面とX軸に平行な面にそれぞれ歪センサ20A、20Bを付設してある。部品認識カメラ42は、前記図6のノズル36の先端に吸着した部品の位置(吸着状態)を、下方から撮像して画像認識する。
まずは、部品認識カメラ42の組付位置(光軸)を計測する必要があるので、通常の部品吸着ノズルに代えて、図9に示すような基準測定用の治具ノズル44を、前記図6に示したシャフト34の下端に装着する。この治具ノズル44の下面には、図示されているように認識マークMが付いており、その位置を部品認識カメラ42で撮像し、その重心位置を測定することにより、該カメラ42の基準組付位置からの位置ずれ量(基準パラメータ)を取得する。その際、便宜上ノズルの装着位置のずれ等は無いものとする。
ここでは、一例として、取得した結果(基準パラメータ)が、(X,Y)=(0.02,−0.03)で、歪センサ20A、20Bによる第1歪量の検出値がそれぞれ+0.3[mV]、−0.1[mV]であったとする。
その後、任意の部品搭載時に取得された歪センサ20A、20Bによる第2歪量の検出値が、それぞれ+0.2[mV]、−0.2[mV]であるとする。歪センサ20AはX方向(図中右方向が+)、歪センサ20BはY方向(図中上方向が+)の歪量を測定することができる。
ここでは、歪センサ20A、20Bの変化した検出値(差分)は、それぞれ+0.1[mV]、−0.1[mV]なので、第1実施形態と同様に定数C=0.1として計算すると、補正量は、(X,Y)=(+0.01mm,−0.01mm)となる。
この値にカメラの装着位置ずれ量を加えて搭載する座標を補正する。この場合、第2実施形態の場合と同様に、XYの搭載座標に影響されず、歪センサの値に依存して補正を行なうことができるので、歪センサ20A、20Bの値が前述した検出値であるとして、目標座標(X,Y)=(100,200)に搭載する場合は、(100.03,199.96)の位置に搭載することになる。以上の補正を行なうことにより、第1、第2実施形態と同様に高い精度を保つことができる。
なお、前記請求項1の発明は、複数の歪センサ20をX軸フレーム10に付設する場合に限らず、XL軸フレーム12A、YR軸フレーム12Bに付設し、真直度と共に平行度をも高精度に補正できるようにしてもよいことはいうまでもない。又、この発明は、半導体製造装置等の他の多軸ロボットにも適用することができる。
電子部品実装装置の概要を示す斜視図 本発明に係る第1実施形態に適用される電子部品実装装置の概要を示す斜視図 X軸フレームについて真直度からのオフセットパラメータの計測方法を示す平面図 搭載前の基準データと搭載時のデータを示す図表 本発明に係る第2実施形態に適用される電子部品実装装置の概要を示す斜視図 第2実施形態におけるヘッドユニットを模式的に示す側面図 本発明に係る第3実施形態に適用される電子部品実装装置の概要を示す斜視図 第3実施形態における部品認識装置と歪センサの関係を示す平面図 基準位置測定用の治具ノズルを示す斜視図
符号の説明
10…X軸フレーム
12A…YL軸フレーム
12B…YR軸フレーム
14…ヘッドユニット
16…部品供給部
18…基板搬送部
20…歪センサ
22…ストレッチャ
24…ダイヤルゲージ
30…ベースプレート
32…リニアスライダ
34…シャフト
36…ノズル
40…第1部品認識装置
42…第2部品認識装置
44…治具ノズル

Claims (3)

  1. ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、
    前記X軸フレーム及びY軸フレームの少なくとも一方の軸方向に複数の歪センサを付設し、
    予め前記X軸フレーム及びY軸フレームの少なくとも一方の真直度からのオフセットを、軸方向の複数箇所で測定し、基準パラメータとして設定すると共に、各測定位置に対応する前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、
    その後、前記基準パラメータに基づいて部品を目標位置に搭載する際、目標位置に対応する歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載することを特徴とする電子部品実装方法。
  2. ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、
    前記ヘッドユニットに歪センサを付設し、
    予め前記部品保持手段に保持されている部品を基板上に搭載した際の目標位置からのオフセットを、基準パラメータとして測定すると共に、前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、
    その後、前記基準パラメータに基づいて部品を目標位置に搭載する際、前記歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量に基づいて前記基準パラメータを補正し、前記部品を搭載することを特徴とする電子部品実装方法。
  3. ヘッドユニットを、X軸フレームに沿って移動させると共に、該X軸フレームと一体でY軸フレームに沿って移動させ、該ヘッドユニットに装着されている部品保持手段に保持されている部品を、位置決めされている基板上の目標位置に搭載する電子部品実装方法において、
    前記部品保持手段に保持されている部品の位置を認識する部品認識手段に歪センサを付設し、
    予め前記部品認識手段の基準取付位置からのオフセットを、基準パラメータとして測定すると共に、前記歪センサによる第1歪量を検出しておき、
    前記基準パラメータに基づいて前記部品認識手段による認識位置を補正して部品を目標位置に搭載する際、前記歪センサによる第2歪量を検出し、該第2歪量と前記第1歪量との差分に基づいて前記基準パラメータを補正し、該補正パラメータを用いて前記部品を搭載することを特徴とする電子部品実装方法。
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