JP3247920B2 - 電子部品実装装置の制御方法 - Google Patents

電子部品実装装置の制御方法

Info

Publication number
JP3247920B2
JP3247920B2 JP19801593A JP19801593A JP3247920B2 JP 3247920 B2 JP3247920 B2 JP 3247920B2 JP 19801593 A JP19801593 A JP 19801593A JP 19801593 A JP19801593 A JP 19801593A JP 3247920 B2 JP3247920 B2 JP 3247920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
suction nozzle
detected
optical detection
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19801593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0758496A (ja
Inventor
正人 小沢
Original Assignee
ジューキ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジューキ株式会社 filed Critical ジューキ株式会社
Priority to JP19801593A priority Critical patent/JP3247920B2/ja
Publication of JPH0758496A publication Critical patent/JPH0758496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3247920B2 publication Critical patent/JP3247920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品実装装置の制御
方法、特に吸着ノズルにより吸着した電子部品の吸着位
置あるいは角度を光学的に検出する光学検出機構を有す
る電子部品実装装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、チップマウンタなどの実装装
置において、回路基板にICなどの方形の電子部品を実
装するに際し、CCDカメラを用いて取得した画像に対
して画像認識処理を行なうことにより電子部品の位置決
めを非接触で行なう手法が知られている。
【0003】このような装置では、X,Y,Z軸に沿っ
た3次元方向に移動可能な吸着ノズルにより、供給され
た部品を負圧により吸着し、その部品を吸着ノズルの中
心を基準として、基板上の指定された位置に正確に搬送
しなければならない。
【0004】このために、吸着ノズルにより吸着した部
品の基準軸線(XまたはY軸)に対する傾きおよび位置
を正確に測定して、規定の向きに対する傾きおよび吸着
ノズルの中心と部品の中心の位置ずれを補正する必要が
ある。
【0005】図4は、電子部品の位置決め装置の構成を
示している。図において、符号5は位置決めすべき電子
部品、4は吸着ノズルである。
【0006】吸着ノズル4に吸着された電子部品5の回
転角度、吸着ノズル4に対する吸着位置を検出するた
め、レーザーダイオード1の光をコリメータレンズ2に
より平行光に変換し、電子部品5を照明するようになっ
ている。この平行光束6は電子部品5を照明し、電子部
品5により遮光されなかったものがラインセンサアレイ
3により受光される。吸着ノズル4および上記の光学検
出機構は、不図示のチップマウンタのヘッド機構に装着
される。
【0007】このレーザ光による平行光束6の幅および
ラインセンサアレイ3の有効検出長を電子部品5の対角
線の長さより大きくしておけば、電子部品5の回転によ
ってラインセンサアレイ3で検出される影の幅Wが変化
し、電子部品5の対向する平行光束6の光軸Lcと平行
になった時、図5に示すように影Wの幅が極小になる。
この影Wの幅は、図4に示すようにラインセンサアレイ
3を構成する受光素子3aのうち、受光出力がスレッシ
ョルドレベルVs以下の素子数、すなわち2値化した出
力が0のビット数を計数することにより得られる。
【0008】すなわち、影Wの幅が極小となった時点ま
での電子部品5の回転角度すなわち吸着ノズル4の回転
角度θ1(図5)が平行光束6の光軸Lcあるいはこれ
に直交する方向に対する電子部品5の傾き角度に対応
し、この時の影の中心位置、すなわちラインセンサアレ
イ3の出力がスレッショルドレベルVs以下の受光素子
3aのうち中央の素子の位置を電子部品5の光軸に直交
する方向の中心位置として検出することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来方式では、
光学検出機構が電子部品を側方から検出するために、検
出した左右の端部間の長さが、xないしy軸方向の中心
の位置を決定するために使用される。
【0010】つまり、QFP型のICを例にとると、図
6のXu方向の中心を決定するために、寸法A(あるい
はパッケージ端部〜端部)を測定している。
【0011】Xu方向の中心を決定するのは、最終的に
は、Xu方向に並んだICの足の中心位置を決定するこ
とが目的であるが、上記の従来方式では、Xu方向に並
んだICの足の中心位置をYu方向に並んだICの足の
長さに基づいて決定しており、Yu方向に並んだICの
寸法、特にB1、B2寸法の精度がバラついている場合に
は、当然Xu方向の中心を正確に決定することができな
い。
【0012】本発明の課題は、以上の問題を解決し、吸
着した電子部品の平面方向の中心を求めるのに、その方
向に配設された部材を直接検出して、正確に電子部品の
中心あるいは角度を求めることができる電子部品実装装
の制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、垂直方向に配置された吸着ノ
ズルにより吸着した電子部品の吸着位置あるいは角度を
光学的に検出する光学検出手段を有する電子部品実装
置の制御方法において、水平面に対して前記光学検出手
段の光軸を傾斜させて配置し、検出すべき電子部品を吸
着ノズルの吸着点を中心として回転させ、電子部品の投
影幅が最小となった状態において、吸着した電子部品の
水平方向に配列された部材の位置を前記光学検出手段に
より直接検出し、検出された前記部材の位置に基づき該
電子部品の前記部材の配列方向に関する中心を検出する
構成を採用した。
【0014】
【作用】以上の構成によれば、垂直方向に配置された吸
着ノズルの軸方向に関して光学検出手段の光軸を傾斜さ
せて配置することにより、検出すべき電子部品の水平方
向に配設された部材と光学検出手段の光軸を交差させ
検出すべき電子部品を吸着ノズルの吸着点を中心として
回転させ、電子部品の投影幅が最小となった状態におい
て、電子部品の水平方向に配設された部材の位置を直接
検出し、検出された前記部材の位置に基づき該電子部品
の前記部材の配列方向に関する中心を検出することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
【0016】図1に本発明を採用した電子部品実装装置
の要部の構成を示す。図1において、吸着ノズル4は真
空吸引機構などからなる吸着部14により駆動され、ま
たZ軸回りの回転角度はθモータ15により制御され
る。θモータ15は、モータドライバ17を介してマイ
クロコンピュータ18により制御される。吸着ノズル4
のZ軸回りの回転角度はエンコーダ16により検出さ
れ、後述のセンサ制御モジュール12、ないしモータド
ライバ17さらにマイクロコンピュータ18にフィード
バックされる。
【0017】チップマウンタの所定位置には、吸着ノズ
ル4により吸着した電子部品の回転角度を検出するため
の測定位置が確保され、この測定位置には、レーザ光源
ユニット10およびセンサユニット11が対向配置され
る。
【0018】θモータ15の回転軸、吸着ノズル4はZ
軸と並行であるが、レーザ光源ユニット10およびセン
サユニット11は、後述のように、Z軸に関して角度θ
だけ傾けて配置される。
【0019】レーザ光源ユニット10およびセンサユニ
ット11には、それぞれ図6に示したレーザーダイオー
ド1、コリメータレンズ2、およびラインセンサアレイ
3が収納されている。
【0020】レーザ光源ユニット10の駆動およびセン
サユニット11による光検出は、センサ制御モジュール
12により行なわれる。センサ制御モジュール12は、
レーザ光源ユニット10の駆動およびセンサユニット1
1による光検出に必要な駆動回路、およびマイクロコン
ピュータ18から与えられた制御データをこの駆動回路
で扱えるよう変換する処理回路などから成る。
【0021】本実施例では、レーザ光源ユニット10、
センサユニット11は、角度θだけZ軸に対して傾斜し
て配置されている。図2は、この構造を側方から示して
おり、これにより、光軸Lcは角度θだけxy平面から
傾斜することになる。
【0022】このような構成では、レーザ光源ユニット
10、センサユニット11に対する電子部品5の吸着高
さを調節することにより、従来は不可能であったxない
しy軸方向の中心を求めるのに、その方向に配設された
ICの足を直接検出して、正確に電子部品の中心を求め
ることができるようになる。
【0023】すなわち、図3のXu方向の中心を決定す
るのに、この方向に配列されたICの足1〜nを直接検
出することにより、その中心を決定することができ、従
来よりも正確に部品の中心を決定することができる。特
に、ICの足の配列方向のピッチは、かなり高精度に規
定されており、この足を直接検出することにより従来と
比較にならない程正確に部品の中心(あるいは現在の角
度)を決定することができる。
【0024】この場合、吸着した電子部品5のサイズは
あらかじめ判っているから、吸着ノズル4を上下させ
て、ICの足のレーザ光源ユニット10、センサユニッ
ト11の検出範囲を出入りさせ足の端部を検出した時点
から、足の主要部を検出できる点まで多少吸着ノズル4
の高さを調節し、そこで足の配列を検出すればよい。こ
のとき、検出した各々の足のピッチを平均することなど
により、各々の足の位置を決定することができ、その位
置から、部品の中心(ないし角度)を求めることができ
る。部品の中心は、xおよびy軸方向の中心をそれぞれ
求めることにより決定できる。
【0025】なお、各々の足の位置の検出は、ICとレ
ーザ光源ユニット10、センサユニット11が平行とな
った状態で行なうのが好ましいが、この平行状態を形成
するには、従来と同様に、電子部品5の影の幅の最小値
を検出することにより行なえばよい。
【0026】また、以上の構成によれば、図2のレーザ
光源ユニット10、センサユニット11の角度θを検出
すべき部品のサイズに合せて適宜設定しておき、吸着ノ
ズル4を上下させて電子部品5の吸着高さを調節するこ
とにより、ICの足の直接検出のみならず、従来と同様
にICの幅を検出したり、足が実装面方向に向って設け
られた部品の幅を検出したりすることもでき、構成を複
雑にすることなく、簡単安価に実施できる利点がある。
【0027】なお、レーザ光源ユニット10、センサユ
ニット11の傾斜角度を調節する機構を追加することに
より、種々の形状、サイズを有する電子部品について本
発明の検出処理を実施できるようになる。この調節機構
はレーザ光源ユニット10、センサユニット11を揺動
支持し、適当な位置でネジ止めするような機構でも良い
し、モータなどを用いて傾斜角度をアクティブ制御して
もよい。
【0028】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、垂直方向に配置された吸着ノズルの軸方向に関して
光学検出手段の光軸を傾斜させて配置することにより、
検出すべき電子部品の水平方向に配設された部材と光学
検出手段の光軸を交差させ、検出すべき電子部品を吸着
ノズルの吸着点を中心として回転させ、電子部品の投影
幅が最小となった状態において、電子部品の水平方向に
配設された部材の位置を直接検出し、検出された前記部
材の位置に基づき該電子部品の前記部材の配列方向に関
する中心を正確に検出することができる優れた電子部品
実装装置の制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した電子部品実装装置の要部の構
成を示した説明図である。
【図2】図1のレーザ光源ユニット、センサユニットの
配置を示した説明図である。
【図3】図1の装置における検出処理を示した説明図で
ある。
【図4】従来方式における電子部品の角度ないし中心の
検出処理機構の概要を示した説明図である。
【図5】従来方式における電子部品の角度ないし中心の
検出処理を示した説明図である。
【図6】従来方式における問題点を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
3 ラインセンサアレイ 4 吸着ノズル 5 電子部品 6 平行光束 10 レーザ光源ユニット 11 センサユニット 12 センサ制御モジュール 15 θモータ 16 エンコーダ 17 モータドライバ 18 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に配置された吸着ノズルにより
    吸着した電子部品の吸着位置あるいは角度を光学的に検
    出する光学検出手段を有する電子部品実装装置の制御方
    において、 水平面に対して前記光学検出手段の光軸を傾斜させて配
    置し、 検出すべき電子部品を吸着ノズルの吸着点を中心として
    回転させ、電子部品の投影幅が最小となった状態におい
    て、吸着した電子部品の水平方向に配列された部材の位
    置を前記光学検出手段により直接検出し、検出された前
    記部材の位置に基づき該電子部品の前記部材の配列方向
    に関する中心を検出することを特徴とする電子部品実装
    装置の制御方法
  2. 【請求項2】 前記光学検出手段の光軸の傾斜角度が調
    節可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子部
    品実装装置の制御方法
  3. 【請求項3】 電子部品を吸着した吸着ノズルを上下動
    させ、電子部品を前記光学検出手段の検出範囲を出入り
    させ、電子部品の水平方向に配列された部材を検出した
    時点から、既知の電子部品のサイズに応じて前記部材の
    主要部を検出するまで吸着ノズルの高さを調節した上、
    前記部材の位置を前記光学検出手段により直接検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置
    制御方法
JP19801593A 1993-08-10 1993-08-10 電子部品実装装置の制御方法 Expired - Fee Related JP3247920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19801593A JP3247920B2 (ja) 1993-08-10 1993-08-10 電子部品実装装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19801593A JP3247920B2 (ja) 1993-08-10 1993-08-10 電子部品実装装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0758496A JPH0758496A (ja) 1995-03-03
JP3247920B2 true JP3247920B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=16384099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19801593A Expired - Fee Related JP3247920B2 (ja) 1993-08-10 1993-08-10 電子部品実装装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3247920B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0758496A (ja) 1995-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08213800A (ja) 実装機の部品状態検出装置
JP2001136000A (ja) 装着装置の装着精度検出治具および装着精度検出方法
JP3372799B2 (ja) ペースト塗布機
JP2001156425A (ja) プリント基板検査装置
JP7337997B2 (ja) 測定装置及び部品実装機
JP3337924B2 (ja) 実装機における部品吸着状態検出装置
US6266891B1 (en) Method of and apparatus for bonding component
JP3247920B2 (ja) 電子部品実装装置の制御方法
JP3417773B2 (ja) チップ部品の位置検出方法
JP3266524B2 (ja) チップ部品の位置検出方法及び同装置
JP3265143B2 (ja) 部品搭載方法および装置
JP4562275B2 (ja) 電気部品装着システムおよびそれの精度検査方法
US6400459B1 (en) Methods and apparatus for using optical sensors in component replacement heads
JP3039645B1 (ja) 電子部品の位置認識方法及び装置
JP2746810B2 (ja) 吸着ノズルに吸着された部品の傾き及び位置測定方法
JP3445681B2 (ja) チップマウンタ
JP2000068696A (ja) 部品認識装着装置及び部品認識方法
JP3247925B2 (ja) 電子部品実装方法
JPH06314897A (ja) チップマウンター
JP3075854B2 (ja) 部品のリード浮き検出方法及びそれを使用した部品装着装置
JP2000196300A (ja) 対象物認識配置装置
JP3816650B2 (ja) 表面実装機の部品認識方法
JP3055864B2 (ja) 電子部品実装方法及び装置
JP2001036299A (ja) 電子部品装着装置及び方法
JP2001153640A (ja) プリント基板検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees