JPH10289843A - 荷電粒子ビーム露光方法及び装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光方法及び装置

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JPH10289843A
JPH10289843A JP9094199A JP9419997A JPH10289843A JP H10289843 A JPH10289843 A JP H10289843A JP 9094199 A JP9094199 A JP 9094199A JP 9419997 A JP9419997 A JP 9419997A JP H10289843 A JPH10289843 A JP H10289843A
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JP9094199A
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Soichiro Arai
総一郎 荒井
Kenichi Miyazawa
憲一 宮沢
Hidefumi Yahara
秀文 矢原
Hiroshi Yasuda
洋 安田
Takayuki Nakatani
隆之 中谷
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Advantest Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Advantest Corp
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定箇所からブランキングアパーチャアレイの
各電極までの信号伝播遅延時間をより正確に測定してそ
のビット間のばらつきが小さくなるように調整する。 【解決手段】駆動回路312の入力側に調整用可変遅延
回路311を接続しておき、駆動回路312の出力電位
がその進行波V1Fの最大電位と最小電位との間の基準
電位VAを横切る時点t1を比較器52、Dフリップフ
ロップ51及び検出用可変遅延回路50で検出し、該出
力電位V1がその進行波V1Fと反射波V1Bとの和の
最大電位と最小電位との間の基準電位VBを横切る時点
t2を比較器62、Dフリップフロップ61及び検出用
可変遅延回路60で検出し、値{t1+(t2−t1)
/2}がブランキングアパーチャアレイの各電極につい
て互いに略同一になるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビーム露
光方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の荷電粒子ビーム露光装置
の概略構成を示す。チャンバ10内では、電子銃11か
ら放射された電子ビームEB0の断面が絞り12の矩形
アパーチャで成形され、電磁レンズ13を通って略平行
化され、ブランキングアパーチャアレイ14に入射す
る。ブランキングアパーチャアレイ14には多数、例え
ば1024個のアパーチャが2次元的に配列されてお
り、図10はその一部のアパーチャ141〜143を示
す。アパーチャ141〜143により電子ビームEB0
がマルチビームにされる。ブランキングアパーチャアレ
イ14のアパーチャ141〜143の縁部にはそれぞれ
対電極E1とG1、対電極E2とG2、及び、対電極E
3とG3とが形成されている。電極G1、G2及びG3
は、不図示のグランド線に共通に接続されて0Vにされ
る。例えば電極E1及びE3を0VにしE2を15Vに
すると、図示のようにアパーチャ141及び143を通
った電子ビームEB1は偏向されず、アパーチャ142
を通った電子ビームEB2は偏向される。
【0003】図9において、電子ビームEB1は、電磁
レンズ13の影響で、下方の絞り15に形成されたアパ
ーチャの位置に収束され、これを通り、電子ビームEB
2は絞り15で遮断される。ブランキングアパーチャア
レイ14と絞り15との間に配置されたブランキング偏
向器16は、ブランキングアパーチャアレイ14を通っ
た全ての電子ビームEB1及びEB2を絞り15で高速
に遮断するために用いられる。絞り15のアパーチャを
通った電子ビームEB1は、対物レンズ17により、可
動ステージ18に搭載された不図示のウェーハ上に収束
される。このようにして、ブランキングアパーチャアレ
イ14の電極E1〜E3に印加する2値の電位パターン
に応じたパターンがウェーハ上に縮小投影される。可動
ステージ18の上方に配置された主偏向器19及び副偏
向器20は、電子ビームEB1をウェーハ上で走査させ
るためのものである。
【0004】ブランキングアパーチャアレイ14の電極
E1〜E3には、パターン発生装置21から出力された
信号のパターンをBAAドライバ22で駆動電圧のパタ
ーンに変換したものが供給される。電子ビーム露光は、
電子ビームの走査による露光であるので、光露光よりも
処理時間が長くなる。この処理時間を短縮するために、
パターン発生装置21の出力の各ビットの転送レートが
例えば400Mbpsと高速にされる。このため、パタ
ーン発生装置21の出力端からブランキングアパーチャ
アレイ14の電極までの信号伝播遅延時間のビット間ば
らつきが、ウェーハ上の露光パターンの精度に大きく影
響する。
【0005】そこで従来では、荷電粒子ビーム露光装置
の調整段階において、可動ステージ18上に搭載された
ファラデーカップ23で電子ビームEB1を捕らえ電流
Iとして遅延時間検出回路24に供給し、他方ではパタ
ーン発生装置21の出力を遅延時間検出回路24に供給
していた。そして、遅延時間検出回路24により、パタ
ーン発生装置21の出力の変化時点から電流Iの変化時
点までの時間を、パターン発生装置21の出力の各ビッ
トについて検出していた。各ビットの遅延時間は、例え
ば図10において電極E1、E2及びE3に供給する電
位の組(V1,V2,V3)を(0,0,0)、(1
5,0,0)、(0,0,0)、(0,15,0)、
(0,0,0)、(0,0,15)と順に変化させるこ
とにより検出することができる。
【0006】図11は、ブランキングアパーチャアレイ
14からの1024本のマルチビームを全てファラデー
カップ23で補足し、次にそのうちの1本を絞り15で
所定時間だけ遮断したときの電流Iの変化を示す。負パ
ルス25はこの遮断時である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電流Iの変化
が僅かであるためSN比が低く、また、図9のファラデ
ーカップ23から遅延時間検出回路24までの伝送線路
を高品質性にしても、電流Iのパルス波形が鈍り、遅延
時間の検出精度が低くなる。本発明の目的は、このよう
な問題点に鑑み、所定箇所からブランキングアパーチャ
アレイの各電極までの信号伝播遅延時間をより正確に測
定してそのビット間のばらつきが小さくなるように調整
することができる荷電粒子ビーム露光方法及び装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明では、荷電粒子ビームをブランキングアパーチャアレ
イのアパーチャに通してマルチビームにし、各アパーチ
ャの縁部に形成された偏向電極に駆動回路の出力電位を
供給して、全偏向電極に印加される電位のパターンに対
応したパターンを対象物上に縮小投影する荷電粒子ビー
ム露光方法において、該駆動回路の入力側に調整用可変
遅延回路を接続しておき、該駆動回路の出力電位がその
進行波の最大電位と最小電位との間の第1基準電位を横
切る時点を第1時点として検出し、該駆動回路の出力電
位がその進行波と反射波との和の最大電位と最小電位と
の間の第2基準電位を横切る時点を第2時点として検出
し、該第1時点と該第2時点とに基づいて該調整用可変
遅延回路の遅延時間を設定する、ことを有する。
【0009】この第1発明によれば、所定箇所、例えば
該調整用可変遅延回路の入力端又は出力端、又は該駆動
回路の出力端から、ブランキングアパーチャアレイの各
電極までの信号伝播遅延時間Tが略等しくなり、結果と
して、ウェーハやマスクなどの試料上に縮小投影される
露光パターンの精度が向上するという効果を奏する。ま
た、図9に示すようなファラデーカップ23でビーム電
流を検出する必要がないので、この場合よりもSN比が
大きくなり、さらに、図9に示すようなファラデーカッ
プ23から遅延時間検出回路24までの比較的長い信号
伝送路が不要となるので、信号の鈍りがこの場合よりも
少なくなる。このようなことから、従来よりも正確に該
信号伝播遅延時間Tを測定することができるという効果
を奏する。
【0010】さらに、該信号伝播遅延時間Tの調整が自
動的に行われるので、調整所用時間が短縮されて、露光
のスループットが向上するという効果を奏する。第1発
明の第1態様では、上記遅延時間の設定は、上記第1時
点をt1とし上記第2時点をt2としたとき、値T=
{t1+(t2−t1)/2}が各電極について互いに
略同一になるようにする。
【0011】この第1態様によれば、駆動回路の信号伝
播遅延時間まで含めて該信号伝播遅延時間Tが調整され
るという効果を奏する。また、信号伝播遅延時間Tが他
の駆動回路についてのそれと大きく異なる場合には、駆
動回路出力端以降の伝送線路で開放故障が存在すると考
えられ、他の信号伝播遅延時間との差からその位置をあ
る程度の精度で特定することができるという効果を奏す
る。
【0012】第1発明の第2態様では、上記第1時点t
1の検出と上記第2時点t2の検出とを複数回行い、上
記値T={t1+(t2−t1)/2}の代表値が各電
極について互いに略同一になるようにする。この第2態
様によれば、該信号伝播遅延時間Tの測定精度が向上す
るという効果を奏する。
【0013】第1発明の第3態様では、上記遅延時間の
設定は、上記第1時点をt1とし上記第2時点をt2と
したとき、値T=(t2−t1)/2が各電極について
互いに略同一になるようにする。この第3態様は、駆動
回路の信号伝播遅延時間のビット間ばらつきが駆動回路
の出力端からブランキングアパーチャアレイの電極まで
の信号伝播遅延時間のビット間ばらつきよりも小さくて
無視できる場合に有効である。
【0014】第1発明の第4態様では、上記第1時点t
1の検出と上記第2時点t2の検出とを複数回行い、上
記値T=(t2−t1)/2の代表値が各電極について
互いに略同一になるようにする。この第4態様によれ
ば、第3態様よりも該信号伝播遅延時間Tの測定精度が
向上するという効果を奏する。
【0015】第1発明の第5態様では、設定時間経過し
ても上記第2時点を検出することができなかったとき、
上記駆動回路の出力側が短絡していると判定する。この
第5態様によれば、信号伝播遅延時間の調整と同時に短
絡欠陥を検出することができるという効果を奏する。第
2発明では、荷電粒子ビームをブランキングアパーチャ
アレイのアパーチャに通してマルチビームにし、各アパ
ーチャの縁部に形成された偏向電極に駆動回路の出力電
位を供給して、全偏向電極に印加される電位のパターン
に対応したパターンを対象物上に縮小投影する荷電粒子
ビーム露光装置において、該駆動回路の入力側に接続さ
れた調整用可変遅延回路と、該駆動回路の出力電位をそ
の進行波の最大電位と最小電位との間の第1基準電位と
比較する第1比較回路と、該駆動回路の出力電位をその
進行波と反射波との和の最大電位と最小電位との間の第
2基準電位と比較する第2比較回路と、該第1比較回路
の出力反転時点を第1時点として検出する第1検出回路
と、該第2比較回路の出力反転時点を第2時点として検
出する第2検出回路と、該第1時点と該第2時点とに基
づいて該調整用可変遅延回路の遅延時間を設定する調整
手段と、を有する。
【0016】この第2発明によれば、上記第1発明の効
果が得られる。第2発明の第1態様では、上記第1検出
回路は、上記駆動回路の入力側の信号を設定時間遅延さ
せて出力する検出用第1可変遅延回路と、該第1可変遅
延回路の出力に同期して上記第1比較回路の出力レベル
を判定する第1判定回路と、を有し、上記第2検出回路
は、該駆動回路の入力側の信号を設定時間遅延させて出
力する検出用2可変遅延回路と、該第2可変遅延回路の
出力に同期して上記第2比較回路の出力レベルを判定す
る第2判定回路と、を有する。
【0017】第2発明の第2態様では、上記第1判定回
路は、上記第1比較回路の出力がデータ入力端に供給さ
れ、上記第1可変遅延回路の出力がクロック入力端に供
給される第1Dフリップフロップであり、上記第2判定
回路は、上記第2比較回路の出力がデータ入力端に供給
され、上記第2可変遅延回路の出力がクロック入力端に
供給される第2Dフリップフロップである。
【0018】第2発明の第3態様では、上記調整手段
は、上記第1時点をt1とし、上記第2時点をt2とし
たとき、値{t1+(t2−t1)/2}が各電極につ
いて互いに略同一になるように上記調整用可変遅延回路
の遅延時間を調整する。第2発明の第4態様では、上記
調整手段は、複数回検出された上記第1時点t1及び上
記第2時点t2に基づいて、上記値{t1+(t2−t
1)/2}の代表値を求め、該代表値が各電極について
互いに略同一になるようにする。
【0019】第2発明の第5態様では、上記調整用可変
遅延回路と上記駆動回路との複数組に対し、上記第1比
較回路と上記第2比較回路と上記第1検出回路と上記第
2検出回路との1組を備え、さらに、該複数組の該駆動
回路の1つの出力を選択して該1組の該第1比較回路及
び該第2比較回路に供給する第1選択回路と、該複数組
の該調整用可変遅延回路の1つの入力を選択して該1組
の該第1検出回路及び該第2検出回路に供給する第2選
択回路と、を有し、上記調整手段は、該第1選択回路と
該第2選択回路とに対し該複数組の1つを選択させる。
【0020】この第5態様によれば、第1比較回路と第
2比較回路と第1検出回路と第2検出回路との組の数を
低減することができるので、構成が簡単になるという効
果を奏する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。 [第1実施形態]図1は、ブランキングアパーチャアレ
イ14に対する回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0022】ブランキングアパーチャアレイ14にはn
個のアパーチャ141〜14nが2次元的に配列され、
各アパーチャ14i(i=1〜n、以下同様)の縁部に
一対の電極Eiと電極Giとが形成されている。電極G
1〜Gnはグランド線に共通に接続され、0Vにされ
る。電極E1〜EnにはそれぞれBAAドライバ30の
ドライバ31〜3nから駆動電位V1〜Vnが供給され
る。BAAドライバ30とブランキングアパーチャアレ
イ14との間の配線長は、波形の鈍りを少なくするため
できるだけ短くした方が好ましく、例えば0.5mであ
り、信号往復時間は約3nsecである。ドライバ31
〜3nにはそれぞれパターン発生装置21からデジタル
信号S1〜Snが供給される。ドライバ31〜3nは互
いに同一構成であり、ドライバ31の構成例を図2に示
す。
【0023】ドライバ31において、信号S1が可変遅
延回路311で設定時間だけ遅延され、駆動回路312
に供給されて駆動電位V1に変換される。可変遅延回路
311は、例えばモトローラ製型式100E195のプ
ログラマブルパルス遅延回路1個又は複数個縦続接続し
たものであって、遅延時間が設定されるレジスタR0を
備えている。遅延時間の設定は、1個のICで例えば2
0psec×128=2.56nsecである。レジス
タR0には、図1の遅延時間検出調整装置40から値D
01が供給される。駆動回路312は、例えばエッジ社
製、型式EDGEなどのコンプリメンタリバイポーラデ
バイスであり、入力が‘0’のとき0Vを出力し、入力
が‘1’のとき例えば15Vを出力する。信号S1及び
駆動電位V1は、遅延時間検出回路313及び314に
供給される。
【0024】遅延時間検出回路313では、信号S1が
可変遅延回路50で遅延されてDフリップフロップ51
のクロック入力端CKに供給される。また、比較器52
の非反転入力端及び反転入力端にそれぞれ駆動電位V1
及び基準電位VAが供給され、比較器52の出力がDフ
リップフロップ51のデータ入力端Dに供給される。基
準電位VAは、デジタル入力値DAを保持するレジスタ
RAを備えたD/A変換器53の出力である。
【0025】遅延時間検出回路314は、遅延時間検出
回路313と同一構成であり、その構成要素60〜63
はそれぞれ遅延時間検出回路313の構成要素50〜5
3に対応している。可変遅延回路50のレジスタR1、
D/A変換器53のレジスタRA、可変遅延回路60の
レジスタR2及びD/A変換器63のレジスタRBには
それぞれ、図1の遅延時間検出調整装置40から値D
1、DA、D2及びDBが供給される。Dフリップフロ
ップ51及び61のデータ出力端Qからそれぞれ判定値
C1及びC2が出力され、図1の遅延時間検出調整装置
40に供給される。
【0026】次に、遅延時間検出調整装置40による処
理を説明する。図3は、この装置40による遅延時間検
出処理の一部を示す。以下、括弧内の数値は図中のステ
ップ識別番号である。前処理において、可変遅延回路3
11のレジスタR0に値D01=0が保持され、D/A
変換器53のレジスタRAに値DA=(V1の最大値V
b)/4が保持されている。
【0027】(100)D1の初期値1を可変遅延回路
50のレジスタR1に保持させる。 (101)パターン発生装置21に対し図4(A)に示
すようなパルス信号S1を出力させる。 (102)信号S1が低レベルに遷移するまで待つ。こ
の間において、駆動回路312の出力電位V1が図4
(B)示す如く立ち上がると、その波が進行波V1Fと
してブランキングアパーチャアレイ14側及び比較器5
2側に進行する。進行波V1Fの高さVaは、後の最大
値Vb、例えば15Vの約半分である。進行波V1Fが
ブランキングアパーチャアレイ14の電極に到達して反
射し、その反射波V1Bがドライバ31の出力端まで戻
ってくると、進行波V1Fと反射波V1Bとが重ね合わ
されて、駆動電位V1がVaの約2倍のVbとなる。
【0028】図4(B)中、TAは、可変遅延回路31
1の入力端での信号S1の立ち上がり時点t0から駆動
回路312の出力端での進行波V1Fの立ち上がり時点
t1までの信号伝播遅延時間であり、TBは、時点t0
から駆動回路312の出力端での反射波V1Bの立ち上
がり時点t2までの信号伝播遅延時間である。時点t0
からブランキングアパーチャアレイ14の電極E1の立
ち上がり時点tmまでの信号伝播遅延時間Tは、T=T
A+(TB−TA)/2となる。
【0029】ブランキングアパーチャアレイ14の電極
E1又はドライバ31から電極E1までの配線がグラン
ド線と短絡している場合には、短絡点で進行波V1Fの
符号が反転し反射波V1Bとしてドライバ31の出力端
に戻ってくるので、駆動電位V1の波形は図4(C)に
示す如くなる。可変遅延回路50の出力の立ち上がり時
点での比較器52の出力が判定値C1として、Dフリッ
プフロップ51に保持される。
【0030】(103)C1=‘1’であればステップ
106へ進み、そうでなければステップ104へ進む。 (104)D1=TBmaxであればステップ107へ進
み、そうでなければステップ105へ進む。TBmax
は、図4に示す如く、信号S1の立ち上がりから駆動電
位V1が最大値Vbになるまでの時間の推定最大値より
も長い時間である。
【0031】(105)D1を1だけインクリメントし
て可変遅延回路50のレジスタR1に保持させ、次いで
ステップ101へ戻る。ステップ101〜105の処理
を繰り返すと、正常な場合にはステップ103でC1=
‘1’と判定される。 (106)D1を遅延時間TAとして内部メモリに記憶
し、図3の処理を終了する。
【0032】(107)D1=TBmaxとなってもC1
=‘0’である場合には、すなわち図4(C)に示すよ
うな場合には、上記短絡と判定する。遅延時間検出調整
装置40は、図3の処理により遅延時間TAを求めた
後、遅延時間検出回路314に対し図3と同様の処理を
行って遅延時間TBを求める。この場合、ステップ10
0、104、105及び106でのD1がD2で置き換
えられ、ステップ100での1がTA+1で置き換えら
れ、ステップ103でのC1がC2で置き換えられ、ス
テップ106でのTAがTBで置き換えられる。
【0033】遅延時間TA及びTBの測定精度を向上さ
せるため、以上の処理を多数回行って、図5に示すよう
な信号伝播遅延時間T=TA+(TB−TA)/2のヒ
ストグラムを得る。そして、Tの代表値、例えばTの頻
度が最大であるT1又はTの平均値等を求める。ドライ
バ31についての以上の処理を、ドライバ32〜3nに
ついても同様に順次行う。信号Si及び駆動電位Viに
ついての信号伝播遅延時間Tの最頻値をTiと記す。
【0034】信号伝播遅延時間T1〜Tnの最大値Tma
xを求め、Tmax−Tiをドライバ3iのレジスタR0に
設定する。これにより、ドライバ31〜3nの入力端か
らブランキングアパーチャアレイ14の対応する電極ま
での信号伝播遅延時間がいずれもTmaxに略等しくな
り、結果として、ウェーハやマスクなどの試料上に縮小
投影される露光パターンの精度が向上する。
【0035】また、図9に示すようなファラデーカップ
23でビーム電流を検出する必要がないので、この場合
よりもSN比が大きくなり、さらに、図9に示すような
ファラデーカップ23から遅延時間検出回路24までの
信号伝送路が不要となるので、信号の鈍りがこの場合よ
りも少なくなる。このようなことから、従来よりも正確
に信号伝播遅延時間を測定することができる。
【0036】さらに、信号伝播遅延時間の調整が自動的
に行われるので、調整所用時間が短縮されて、露光のス
ループットが向上する。また、信号伝播遅延時間Tが他
のドライバについてのそれと大きく異なる場合には、駆
動回路出力端以降の伝送線路上で開放故障が存在すると
考えられ、信号伝播遅延時間Tからその位置をある程度
の精度で特定することができる。
【0037】[第2実施形態]図6は、本発明の第2実
施形態のドライバ回路を示す。この回路では、可変遅延
回路と駆動回路とを4組備えた回路70に対し、遅延時
間検出回路313及び314を1組備えており、これら
4組で遅延時間検出回路313及び314を共用してい
る。回路70は、可変遅延回路311、321、331
及び341の出力端がそれぞれ駆動回路312、32
2、332及び342の入力端に接続されている。可変
遅延回路311、321、331及び341の入力端に
それぞれ供給される信号S1〜S4は、セレクタ71の
入力端にも供給される。セレクタ71は、図1の遅延時
間検出調整装置40からの選択信号SELにより信号S
1〜S4の1つを選択して可変遅延回路50及び60に
供給する。同様に、駆動回路312、322、332及
び342から出力される駆動電位V1〜V4は、セレク
タ72にも供給され、選択信号SELにより駆動電位V
1〜V4の1つが選択されて比較器52及び62の非反
転入力端に供給される。セレクタ71及び72は、波形
歪みを少なくするため高精度のリレーで構成した方が好
ましい。
【0038】上記構成において、最初、信号S1及び駆
動電位V1がそれぞれセレクタ71及び72により選択
されて図2のドライバ31と実質的に同一構成となり、
ドライバ31と同じ動作が行われる。次に、セレクタ7
1及び72によりそれぞれ信号S2及び駆動電位V2が
選択され、以下同様の処理が繰り返される。本第2実施
形態によれば、遅延時間検出回路313及び314の数
を第1実施形態の場合の1/4にすることができるの
で、第1実施形態よりも回路ボードの実装面積が狭くな
る。
【0039】[第3実施形態]図7は、本発明の第3実
施形態のドライバ31Aを示す。このドライバ31Aで
は、信号S1が、固定遅延時間Tdの遅延回路64を介
して可変遅延回路60に供給される。遅延時間Tdは、
例えば図4に示す上限値TBmaxの3/5である。他の
点は、図2のドライバ31と同一である。
【0040】本第3実施形態によれば、可変遅延回路6
0の遅延時間の1ステップを図2の場合よりも短くして
より高精度で比較器62の出力の立ち上がり時点を検出
することができ、又は、可変遅延回路60を1個のIC
で構成することができる。 [第4実施形態]図8は、本発明の第4実施形態のドラ
イバ31Bを示す。
【0041】このドライバ31Bでは、可変遅延回路5
0の入力端が可変遅延回路311の出力端に接続され、
遅延回路64の入力端が可変遅延回路50の出力端に接
続されている。遅延回路64の遅延時間Tdは、例えば
上限値TBmaxの2/5である。他の点は、図7のドラ
イバ31Aと同一である。本第4実施形態によれば、可
変遅延回路311のレジスタR0に適当な初期値D01
を設定することにより、可変遅延回路50について上記
第3実施形態の効果と同じ効果が得られる。
【0042】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば図2において、第1検出回路としての可
変遅延回路50及びDフリップフロップ51の替わり
に、信号S1の立ち上がりでRSフリップフロップをセ
ットし、比較器52の出力の立ち上がりでこのRSフリ
ップフロップをリセットし、このRSフリップフロップ
がセットされている間、高周波クロックを計数し、その
計数値を遅延時間TAとして求める構成であってもよ
い。第2検出回路としての可変遅延回路60及びDフリ
ップフロップ61についても第1検出回路の場合と同様
である。
【0043】また、可変遅延回路311はドライバ31
の前段の回路(不図示)内に接続してもよい。図2及び
図4(B)において、基準電位VAは、駆動回路312
の出力電位V1の進行波V1Fの最大電位Vaと最小電
位0Vとの間の電位であればよい。基準電位VBは、駆
動回路312の出力電位V1の進行波V1Fと反射波V
1Bとの和の最大電位Vbと最小電位Vaとの間の電位
であればよい。
【0044】信号伝播遅延時間TAのビット間ばらつき
が信号伝播遅延時間TBのビット間ばらつきよりも小さ
くて無視できる場合には、上記実施形態において、信号
伝播遅延時間T=TA+(TB−TA)/2の替わりに
T=(TB−TA)/2を用いてもよい。この場合、図
4(B)のTBmaxの開始時点はt1であってもよい。
【0045】さらに、図2の駆動回路312は、インバ
ータを奇数段接続して入力の2値と出力の2値とが逆に
なる構成又は増幅回路であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の、ブランキングアパー
チャアレイ14に対する回路のブロック図である。
【図2】図1中のドライバの構成例を示す回路図であ
る。
【図3】遅延時間検出調整装置による遅延時間検出処理
の一部を示すフローチャートである。
【図4】図2の回路の動作を示す波形図である。
【図5】遅延時間T=TA+(TB−TA)/2を多数
回測定したときのヒストグラムを示す線図である。
【図6】本発明の第2実施形態のドライバの回路図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態のドライバの回路図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態のドライバの回路図であ
る。
【図9】従来の電子ビーム露光装置の概略構成図であ
る。
【図10】図9のブランキングアパーチャアレイの動作
説明図である。
【図11】電子ビーム電流検出値の変化を示す線図であ
る。
【符号の説明】
12、15 絞り 13 電磁レンズ 14 ブランキングアパーチャアレイ 141〜14n アパーチャ 16 ブランキング偏向器 17 対物レンズ 18 可動ステージ 21 パターン発生装置 22、30 BAAドライバ 31〜3n、31A、31B ドライバ 311、321、331、341、50、60 可変遅
延回路 312、322、332、342 駆動回路 313、314 遅延時間検出回路 40 遅延時間検出調整装置 51、61 Dフリップフロップ 52、62 比較器 53、63 D/A変換器 64 遅延回路 71、72 セレクタ EB0〜EB2 電子ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 憲一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 矢原 秀文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 安田 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中谷 隆之 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームをブランキングアパーチ
    ャアレイのアパーチャに通してマルチビームにし、各ア
    パーチャの縁部に形成された偏向電極に駆動回路の出力
    電位を供給して、全偏向電極に印加される電位のパター
    ンに対応したパターンを対象物上に縮小投影する荷電粒
    子ビーム露光方法において、 該駆動回路の入力側に調整用可変遅延回路を接続してお
    き、 該駆動回路の出力電位がその進行波の最大電位と最小電
    位との間の第1基準電位を横切る時点を第1時点として
    検出し、 該駆動回路の出力電位がその進行波と反射波との和の最
    大電位と最小電位との間の第2基準電位を横切る時点を
    第2時点として検出し、 該第1時点と該第2時点とに基づいて該調整用可変遅延
    回路の遅延時間を設定する、 ことを有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光方
    法。
  2. 【請求項2】 上記遅延時間の設定は、上記第1時点を
    t1とし上記第2時点をt2としたとき、値{t1+
    (t2−t1)/2}が各電極について互いに略同一に
    なるようにする、 ことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム露光方
    法。
  3. 【請求項3】 上記第1時点t1の検出と上記第2時点
    t2の検出とを複数回行い、上記値{t1+(t2−t
    1)/2}の代表値が各電極について互いに略同一にな
    るようにする、 ことを特徴とする請求項2記載の荷電粒子ビーム露光方
    法。
  4. 【請求項4】 上記遅延時間の設定は、上記第1時点を
    t1とし上記第2時点をt2としたとき、値(t2−t
    1)/2が各電極について互いに略同一になるようにす
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム露光方
    法。
  5. 【請求項5】 上記第1時点t1の検出と上記第2時点
    t2の検出とを複数回行い、上記値(t2−t1)/2
    の代表値が各電極について互いに略同一になるようにす
    る、 ことを特徴とする請求項4記載の荷電粒子ビーム露光方
    法。
  6. 【請求項6】 設定時間経過しても上記第2時点を検出
    することができなかったとき、上記駆動回路の出力側が
    短絡していると判定する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載
    の荷電粒子ビーム露光方法。
  7. 【請求項7】 荷電粒子ビームをブランキングアパーチ
    ャアレイのアパーチャに通してマルチビームにし、各ア
    パーチャの縁部に形成された偏向電極に駆動回路の出力
    電位を供給して、全偏向電極に印加される電位のパター
    ンに対応したパターンを対象物上に縮小投影する荷電粒
    子ビーム露光装置において、 該駆動回路の入力側に接続された調整用可変遅延回路
    と、 該駆動回路の出力電位をその進行波の最大電位と最小電
    位との間の第1基準電位と比較する第1比較回路と、 該駆動回路の出力電位をその進行波と反射波との和の最
    大電位と最小電位との間の第2基準電位と比較する第2
    比較回路と、 該第1比較回路の出力反転時点を第1時点として検出す
    る第1検出回路と、 該第2比較回路の出力反転時点を第2時点として検出す
    る第2検出回路と、 該第1時点と該第2時点とに基づいて該調整用可変遅延
    回路の遅延時間を設定する調整手段と、 を有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 上記第1検出回路は、 上記駆動回路の入力側の信号を設定時間遅延させて出力
    する検出用第1可変遅延回路と、 該第1可変遅延回路の出力に同期して上記第1比較回路
    の出力レベルを判定する第1判定回路と、 を有し、上記第2検出回路は、 該駆動回路の入力側の信号を設定時間遅延させて出力す
    る検出用2可変遅延回路と、 該第2可変遅延回路の出力に同期して上記第2比較回路
    の出力レベルを判定する第2判定回路と、 を有することを特徴とする請求項7記載の荷電粒子ビー
    ム露光装置。
  9. 【請求項9】 上記第1判定回路は、上記第1比較回路
    の出力がデータ入力端に供給され、上記第1可変遅延回
    路の出力がクロック入力端に供給される第1Dフリップ
    フロップであり、 上記第2判定回路は、上記第2比較回路の出力がデータ
    入力端に供給され、上記第2可変遅延回路の出力がクロ
    ック入力端に供給される第2Dフリップフロップであ
    る、 ことを特徴とする請求項8記載の荷電粒子ビーム露光装
    置。
  10. 【請求項10】 上記調整手段は、上記第1時点をt1
    とし、上記第2時点をt2としたとき、値{t1+(t
    2−t1)/2}が各電極について互いに略同一になる
    ように上記調整用可変遅延回路の遅延時間を調整する、 ことを特徴とする請求項9記載の荷電粒子ビーム露光装
    置。
  11. 【請求項11】 上記調整手段は、複数回検出された上
    記第1時点t1及び上記第2時点t2に基づいて、上記
    値{t1+(t2−t1)/2}の代表値を求め、該代
    表値が各電極について互いに略同一になるようにする、 ことを特徴とする請求項10記載の荷電粒子ビーム露光
    装置。
  12. 【請求項12】 上記調整用可変遅延回路と上記駆動回
    路との複数組に対し、上記第1比較回路と上記第2比較
    回路と上記第1検出回路と上記第2検出回路との1組を
    備え、さらに、 該複数組の該駆動回路の1つの出力を選択して該1組の
    該第1比較回路及び該第2比較回路に供給する第1選択
    回路と、 該複数組の該調整用可変遅延回路の1つの入力を選択し
    て該1組の該第1検出回路及び該第2検出回路に供給す
    る第2選択回路と、 を有し、上記調整手段は、該第1選択回路と該第2選択
    回路とに対し該複数組の1つを選択させる、 ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1つに記
    載の荷電粒子ビーム露光装置。
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