JP3155050B2 - 荷電粒子ビームを用いた露光方法 - Google Patents

荷電粒子ビームを用いた露光方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子ビームなど
の荷電粒子ビームを用いて半導体装置を製造する際に用
いて好適な荷電粒子ビームを用いた露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路(IC)の集積度
と機能はますます向上し、ICに対し、計算機・通信・
機械など広く産業全般にわたる技術進歩の核技術として
の役割が期待されている。
【0003】ICのプロセス技術の大きな柱は、微細加
工による高集積化である。光リソグラフィは、限界が
0.3μm程度の所にあるとされているが、電子ビーム
露光では0.1μm以下の微細加工が0.05μm以下
の位置合わせ精度で可能である。
【0004】したがって、1cm2 を1秒程度で露光す
る電子ビーム露光装置が実現すれば、微細さ・位置合わ
せ精度・クイックターンアラウンド・信頼性、いずれの
点でも他のリソグラフィ手段の追随を許さない。1ギガ
ビットまたは4ギガビットのメモリや、1メガゲートL
SIも製造可能になる。
【0005】電子ビームの偏向は、一般に磁界によって
大きく偏向させるメインデフレクタと電界によって小さ
く偏向させるサブデフレクタによって行なわれる。メイ
ンデフレクタはインダクタンス成分を有し、動作速度が
遅い。また、サブデフレクタでは高電圧が必要となるた
め、大きな偏向には向いていない。
【0006】メインデフレクタとサブデフレクタとを組
合わせて偏向可能な領域が電子ビームによって描画可能
な範囲となる。一般に、必要とされる露光面積、たとえ
ばウエハ面は描画可能な範囲よりかなり大きい。したが
って、露光対象物をステージ上に載せ、ステージを機械
的に移動させる必要がある。この機械的移動は、さらに
応答速度が遅い。
【0007】電子ビームなどの荷電粒子ビームを用いた
露光方法として、一定のステージ移動速度でステージを
連続的に移動しながら該ステージ上の試料面に所望のパ
ターンを形成する連続移動露光方法が知られている。
【0008】このような露光方法においては、例えば、
対象物の露光範囲を複数の帯状の領域であるバンドに分
け、バンドを横切る方向にステージを連続的に移動しな
がら第1のバンド、第2のバンド、・・・に順次荷電粒
子ビームを照射して所望のパターンを描画する。
【0009】図9は、対象物の露光範囲(フィールド)
をバンドに分けた様子を示す。露光範囲90は、n個の
バンドB1〜Bnからなる。斜線部はi番目のバンド
(第iのバンド)Biを示す。バンドの幅は各バンドで
同一とは限らない。
【0010】各バンドは複数のサブフィールドからな
る。たとえば、第iのバンドBiは、サブフィールドF
1〜Fmからなる。サブフィールドとは、小さめの尺度
で荷電粒子ビームを偏向させるサブデフレクタ(静電デ
フレクタ)による偏向領域をいう。サブフィールドは、
たとえば100μm角の大きさである。
【0011】バンドの長手方向は、メインデフレクタ
(電磁デフレクタ)による前記荷電粒子ビームの偏向方
向にほぼ一致している。メインデフレクタは、大きめの
尺度で荷電粒子ビームを偏向させる。 矢印Aは対象物
を載置したステージの移動方向を示す。ステージをバン
ドを横切る矢印Aの方向に連続的に移動させながら、順
次第1のバンドB1から露光する。
【0012】たとえば第1のバンドB1の露光は、まず
メインデフレクタにより荷電粒子ビームを第1のバンド
B1の第1のサブフィールドF1の中心位置まで偏向さ
せ、その第1のサブフィールドF1内でサブデフレクタ
を用いて小さめの尺度で荷電粒子ビームを偏向させ、第
1のサブフィールドF1に所望のパターンを描画する。
【0013】次に、メインデフレクタにより荷電粒子ビ
ームを第1のバンドB1の第2のサブフィールドF2の
中心位置まで偏向させ、その第2のサブフィールドF2
に所望のパターンを描画する。
【0014】これを繰返して、第1のバンドB1の描画
を行う。さらに、折返して第2のバンドB2、折返して
第3のバンドB3、・・・の露光を繰返していく。この
とき、ステージは連続的に移動している。なお、隣り合
うバンド同士におけるサブフィールドの露光の順序は逆
になっている。
【0015】たとえば、バンドB1がサブフィールドF
1からF2,F3,・・・の順に露光されたとすると、
バンドB2では逆にサブフィールドFmからFm−1,
・・・の順に露光される。これは、折返し型移動を採用
することにより、バンドが変わったときのメインデフレ
クタによる偏向量の変化を少なくするためである。
【0016】bp0 〜bpn はバンドの境界位置を示
す。たとえば、bp0 (=0)は第1のバンドB1の描
画開始位置、bp1 は第2のバンドB2の描画開始位
置、同様にbp2 〜bpn はそれぞれ第3のバンドB
3、・・・、第nのバンドBnの描画開始位置を示す。
bt0〜btn はバンドの描画開始時間を示す。
【0017】たとえば、bt0 (=0)は第1のバンド
B1の描画開始時間、bt1 は第2のバンドB2の描画
開始時間である。bpn およびbtn は最終のバンドB
nの描画終了位置および描画終了時間を示す。T1〜T
nはそれぞれバンドB1〜Bnの描画時間を示す。
【0018】メインデフレクタによる荷電粒子ビームの
偏向量にも限界がある。偏向幅を小さくして荷電粒子ビ
ームが試料に対して垂直により近く照射されるほうが、
収差等の少ない条件で精度良く描画できる。
【0019】このような偏向限界内で精度良く描画でき
る範囲をメインデフレクタの可描画範囲、または単に可
描画範囲と呼ぶ。可描画範囲の値は、たとえばステージ
移動方向には1mm取る。ステージの移動速度は、この
可描画範囲にその時点で描画すべきバンドが含まれるよ
うに調整する必要がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】各サブフィールド内の
露光パターンには疎密がある。上述したようなステージ
を連続的に移動させながらベクトルスキャン方式で露光
を行う場合には、露光パターンの密度に疎密があると、
密な部分は描画時間が長く疎な部分では描画時間が短く
なる。
【0021】したがって、露光が終り次第、次のバンド
に移動させるとすれば、露光パターンの密度の疎密に応
じてバンドごとにステージ移動速度の速遅が生じる。し
かし、ステージ移動速度を変化させることは容易でな
い。
【0022】ステージ移動速度を一定にする場合、従来
はこの移動速度を最も露光時間が長いバンド部分を描画
できる遅い速度に設定していた。単純には、ステージ移
動速度は、最もパターン密度の高いバンドを露光するの
に必要な速度で定めることができる。たとえば、各バン
ド幅が一定(=w)の場合、各バンドの露光時間Tiの
うち最も長いもの(Tmとする)をとり、v=w/Tm
とすればよい。
【0023】しかしこの方法では、1つでもパターン密
度の高いバンドがあると、上式で算出される全体の露光
時間が極めて長くなる。また、電子ビームの可描画範囲
はバンド幅よりも広い。
【0024】そこで、密度の高いバンドは、バンド当り
移動時間内に露光できなくても、可描画範囲当りの移動
時間内に処理できればよいという方法が考えられる。た
とえば、可描画範囲がバンド3つ分の幅である時、v=
3w/Tmとする。
【0025】図10は、この方式による露光開始からの
時間とバンドの位置との関係を示す。横軸に時間、縦軸
に所定の基準点に対するバンドの位置を示す。ステージ
の定速移動により、可描画範囲Dは対象物(バンド)上
を定速移動する。破線s、tは、可描画範囲の先端と後
端を示す。
【0026】太めの線分L1は、第1のバンドB1の露
光が描画開始時間bt0 、描画開始位置bp0 で開始さ
れ、この線分L1の長さ分の時間だけ露光処理がなさ
れ、その後終了することを示す。
【0027】線分L2は、次の第2のバンドB2の露光
が描画開始時間bt1、描画開始位置bp1 で開始さ
れ、この線分L2の長さ分の時間だけ露光処理がなさ
れ、その後終了することを示す。以下同様である。
【0028】直線s、tに挾まれた領域が荷電粒子ビー
ムの可描画範囲を示す。すなわち、直線s、tの間に線
分L1,L2,・・・が入る必要がある。さらに、複数
のバンドを同時に露出する事は出来ないので、時間軸上
で線分L1,L2,・・・が重ならない様にする必要が
ある。図の上下方向の距離Dがある時間での可描画範囲
に相当する。直線s、tの傾きはステージの移動速度を
示す。
【0029】描画時間が最も長いバンドに着目し、その
バンドが可描画範囲に入るようにステージ移動速度(直
線s,tの傾き)を設定する。たとえば、図10では第
4のバンドB4の描画時間(線分L4の長さ)が最も長
いので、このバンドB4が可描画範囲に入るようにステ
ージの移動速度を決める。
【0030】このように可描画範囲を最大限利用するこ
とにより、ステージの移動速度を格段に速くすることが
できる。しかし、1つの可描画範囲に複数のバンドが含
まれるため、1つのバンドの影響が後のバンドにも及
ぶ。このため、後のバンドにおいて、可描画範囲で描画
が終了しない場合がある。
【0031】たとえば、図示の場合、第8のバンドは可
描画範囲で描画が終了しない。すなわち、最も長い部分
を描画できる速度(この例の場合、第4番目のバンドを
描画できる速度)をもってステージ移動を行った時には
描画しきれない場合がある。
【0032】本発明は、なるべく高速に、かつ全バンド
の描画が可能であるようにステージの移動速度を決定で
きる荷電粒子ビームを用いた露光方法を提供することを
目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の荷電粒子ビーム
を用いた露光方法は、ステージ上に載置された対象物の
露光範囲を複数の帯状の領域であるバンドに分け、バン
ドを横切る方向に該ステージを連続的に移動しながら第
1のバンド、第2のバンド、・・・に順次荷電粒子ビー
ムを照射して所望のパターンを描画する荷電粒子ビーム
を用いた露光方法において、(i) 該ステージのステージ
移動速度の初期値を定め、現ステージ移動速度とする工
程と、(ii)1つのバンドに着目し、現ステージ移動速度
でステージを移動した場合に、そのバンドの描画開始位
置が荷電粒子ビームの可描画範囲に入るかどうかを判別
する第1の判別工程と、(iii) 該第1の判別工程で、そ
のバンドの描画開始位置が荷電粒子ビームの可描画範囲
に達していない場合は、描画開始位置が可描画範囲に入
るように、そのバンドおよびそれ以降のバンドの描画開
始時刻を送らせる工程と、(iv)現ステージ移動速度でス
テージを移動した場合に、そのバンドの描画終了位置が
荷電粒子ビームの可描画範囲に入るかどうかを判別する
第2の判別工程と、(v) 該第2の判別工程で、そのバン
ドの描画終了位置が荷電粒子ビームの可描画範囲を通り
過ぎていた場合は、描画終了位置が可描画範囲に入るよ
うに現ステージ移動速度を遅くする工程とを具備し、対
象物の全バンドの描画開始位置および描画終了位置が可
描画範囲に入るまで上記の工程(ii)〜(iv)を繰返して得
た現ステージ移動速度を、実際の露光時のステージ移動
速度とすることを特徴とするように構成される。
【0034】前記工程(i) は、前記対象物の第1のバン
ドの描画開始位置から最終のバンドの描画終了位置まで
のステージ移動距離と露光データから各バンドのデータ
を読み取り、各バンド毎に描画に必要な時間を算出する
事で得られる全バンドの描画時間を累積した描画時間の
総計とから、ステージ移動速度の初期値を求めるように
するとよい。
【0035】前記バンドは、また、その長手方向がメイ
ンデフレクタによる前記荷電粒子ビームの偏向方向にほ
ぼ一致し、その長手方向に直交する方向が前記ステージ
の移動方向にほぼ一致していることが好ましい。
【0036】
【作用】各バンドにおいて、描画開始位置が荷電粒子ビ
ームの可描画範囲に入らない場合は、描画開始位置が可
描画範囲に入るようにそのバンドの描画開始時間が遅延
される。
【0037】描画終了位置が荷電粒子ビームの可描画範
囲に入らない場合は、描画終了位置が可描画範囲に入る
ようにステージ移動速度が遅くされる。これが対象物の
全バンドについて繰返されるので、全バンドが可描画範
囲に入るようになる。
【0038】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る露光方法を適用し
た電子ビーム露光装置の構成を示す。図2は、この装置
の動作説明用フローチャートである。図3〜7は、ステ
ージの移動速度の決定を行う際の各段階における露光開
始からの時間とバンドの位置との関係を示す。
【0039】まず図1に示す電子ビーム露光装置の構成
について説明する。図1中、1は中央処理装置(CP
U)、2は磁気ディスク、3は磁気テープで、これらは
バス4を介して互いに接続され、かつ、バス4およびイ
ンターフェース回路5を介してデータメモリ6およびス
テージ制御回路7に接続されている。
【0040】一方、8は筐体で、内部には電子銃9、電
子レンズ10、ブランキング電極11、電子レンズ1
2、スリットデフレクタ用電極13、サブデフレクタ用
電極14、電子レンズ15、メインデフレクタ用コイル
16、ステージ17および試料(露光すべき対象物)1
8が配置されている。ステージ17はステージ制御回路
7の出力信号に基づいてX方向およびY方向へ移動制御
される。
【0041】また、前記データメモリ6から読み出され
たデータはパターン発生回路19を介してパターン補正
回路20に供給される。パターン補正回路20はブラン
キング信号をアンプ21を介してブランキング電極11
に印加し、またデジタル・アナログコンバータ(DA
C)22、24、および26とアンプ23、25および
27を介して電極13、14、およびコイル16へ信号
を印加する。
【0042】電子銃9より放射された電子ビームは電子
レンズ10を通過し、ブランキング電極11により透過
または遮断され、さらにスリットデフレクタ用電極13
によりたとえば3μm平方以下の任意のショットサイズ
の矩形ビームに成形される。
【0043】その後、この電子ビームは、投影レンズ1
5およびメインデフレクタ16により1mm以下程度
で、かつ2〜30μs/100μm程度の低速で大偏向
された後、サブデフレクタ用電極14により100μm
以下程度で、かつ0.6μs/3μm程度の高速で小偏
向され、試料18の表面に照射される。
【0044】このようにして、データメモリ6から読み
出されたデータに基づくパターンが試料18の表面に描
画される。試料18の表面には、図10で説明したバン
ドB1〜BnとサブフィールドF1〜Fmが設定されて
いる。
【0045】データメモリ6は、メインメモリ、サブメ
モリおよびバンドメモリを有する。このうちバンドメモ
リは、各バンドのサブフィールド数、パターン数および
ショット数に関するデータを記憶する。各バンドごとの
サブフィールド数、パターン数およびショット数は実露
光前にあらかじめ該バンドメモリに格納されている。
【0046】次に、図2および図3〜7を参照して、こ
の装置におけるステージ移動速度の決定の動作を説明す
る。まず、ステップS1でCPU1はバンドメモリに記
憶された各バンドのサブフィールド数、パターン数およ
びショット数のデータを読み込む。
【0047】ステップS2でこれらのデータに基づいて
各バンドの描画に必要な時間を算出する。たとえば次式
(1)に基づいて各バンドごとの描画時間Tiを算出す
る。 Ti=TM・Mi+TP・Pi+TS・Si ・・・(1) ここで、TM:メインデフレクタ整定時間 TP:パターン分割処理時間 TS:ビームショット時間 Mi:サブフィールド数 Pi:パターン数 Si:ショット数 をそれぞれ示す。
【0048】次に、ステップS3で各バンドの描画終了
位置と描画終了時間を求める。ここでは1つのバンドの
露光が終了すると、その終了時点および終了位置から即
時に次のバンドの露光を開始するとして、描画終了位置
bp1 〜bpn と描画終了時間bt1 〜btn を求め
る。したがって、最終のバンドの描画終了位置bpn は
各バンドの描画開始位置から描画終了位置までの距離を
累積した値となる。また、描画終了時間btn は各バン
ドの描画時間を累積した値となる。
【0049】ステップS4でステージ移動速度の初期値
を求める。実現可能な値以上の速めの値をとる。たとえ
ば、描画を開始する第1のバンドの位置bp0から最終
のバンドの描画終了位置bpn-1 までの距離(bp0 =
0であるから、この値はnバンド目までの距離に等し
い)を最終バンドまでの描画時間の累積btn で割るこ
とにより、ステージ移動速度の初期値V0を求める。
【0050】これを現ステージ移動速度Vとする。1番
目のバンド露光開始時間をbt(0)とすると、 V=(bpn-1 +D)/(bt(n)−bt(0)) で求められる。
【0051】以下、各バンドが可描画範囲に入るように
現ステージ移動速度Vは低速側に変更されていく。各バ
ンドの描画開始位置や描画終了位置あるいはステージ移
動速度の調整はこの現ステージ移動速度を基準にして行
う。すなわち、今後の処理の過程においてステージ移動
速度を調整(変更)した場合は、それ以降の処理は調整
後の値に従う。
【0052】図3は、ステップS4までの処理が終了し
た段階における露光開始からの時間とバンドの位置との
関係を示す。図10と同様、L1,L2,・・・は第1
のバンド、第2のバンド、・・・にそれぞれ対応し、そ
の長さは各バンドの描画時間を表す。
【0053】白丸は描画開始位置(あるいは時間)、黒
丸は描画終了位置(あるいは時間)を示す。bp0 、b
p1 、・・・は各バンドの描画開始位置を示し、bt0
、bt1 、・・・はバンドの描画開始時間を示す。
【0054】これらの値はステップS3でバンドメモリ
に記憶された各バンドのデータに基づいて求められてい
る。直線sは描画開始位置の限界を、直線tは描画終了
位置の限界を、それぞれ示す。
【0055】直線s、tの傾きはステージ移動速度Vを
示し、その初期値は上述したように平均移動速度 V0=(bpn-1 +D)/btn である。Dは可描画範囲に相当する。
【0056】次に、現ステージ移動速度Vから最終的な
ステージの最適移動速度を求めるには、i=1〜nとし
て以下の処理をバンド数分繰返す。図2を参照して、ス
テップS5で現在着目している第iバンドの描画開始位
置bpi-1 がメインデフレクタ可描画範囲に入っている
かどうかを判別する。
【0057】ステージ移動方向に向かって第iバンドの
描画開始位置bpi-1 が、このバンドの描画開始時間b
ti-1 においてステージの移動速度Vに従う位置より大
きい場合、すなわち描画開始位置bpi-1 が可描画範囲
を超えてbpi-1 >bti-1*Vとなる場合は、ステー
ジの位置がメインデフレクタの可描画範囲に達しておら
ず描画することができないので、ステップS6に分岐す
る。
【0058】ステップS6で、ステージの移動によって
該当バンドの描画開始位置がメインデフレクタの可描画
範囲に達するまで当該バンドの描画開始を待たせるよう
に描画開始時間を変更する。すなわち、バンドの描画開
始時間bti-1 をbpi-1 =bti-1 *Vを満たすよう
な時間に変更する。描画開始を遅らせた分だけ描画終了
時間bti も遅れるので、ステップS7でこの遅れ分を
描画終了時間bti に加えてbti も変更しておく。
【0059】さらに、複数のバンドを同時に露光する条
件では、正確なステージ速度が求まらないので、bti
番目以降の各バンドの描画開始時間及び描画終了時間に
ついてもこの遅れ分を加えて変更しておく。ステップS
7の後、ステップS8に進む。
【0060】ステップS5でバンドの描画開始位置bp
i-1 が、このバンドの描画開始時間bti-1 においてス
テージの移動速度Vに従う位置より小さいもしくは同じ
場合、すなわちbpi-1 ≦bti-1 *Vとなる場合は、
ステージの位置がメインデフレクタの可描画範囲に達し
ていて描画開始が可能であるので、ステップS8に進
む。
【0061】図4は、ステップS6に分岐した段階にお
ける露光開始からの時間とバンドの位置との関係を示
す。この図では第2のバンドの描画開始位置bp1 がb
p1 >bt1 *Vであるので、線分L2が矢印で示すよ
うに紙面の右方向にΔbt移動され、描画開始位置bp
1 が可描画範囲に入るようにされ、L2〜L5まですべ
ての位置がΔbt移動される。
【0062】図5はステップS6およびS7の処理を行
った後の時間とバンド位置との関係を示す。第2のバン
ドの描画開始位置bp1 が時間軸上で遅らされて、可描
画範囲Dに入っている。
【0063】再び図2を参照して、ステップS8で現在
着目している第iバンドの描画終了位置bpi がメイン
デフレクタ可描画範囲に入っているかどうかを判別す
る。これは描画終了時間bti をチェックすることと同
等である。
【0064】第iのバンドの描画終了時の実際のバンド
位置bti *Vが当該バンドの可描画範囲bpi +Dを
超えてbpi +D<bti*Vとなる場合は、ステージ
の位置がメインデフレクタの可描画範囲を通り過ぎてお
り描画することができないので、ステップS9に分岐す
る。
【0065】ステップS9では、ステージの位置がメイ
ンデフレクタの可描画範囲を超えないように現ステージ
移動速度Vを変更する。言い換えれば、ステージの速度
を遅くして、当該バンドの描画が可描画範囲内で終了す
るように現ステージ移動速度Vを調整し、ステップS1
0で現ステージ移動速度Vを書換える。ステップS10
の後、次のステップに進む。
【0066】ステップS8で第iバンドの描画終了時の
実際のバンド位置bti *Vが当該バンドの描画範囲b
pi +Dを超えることなくbpi+D≧bti *Vとな
る場合は、ステージの位置がメインデフレクタの可描画
範囲内であり描画することができるので、次のステップ
に進む。
【0067】図6および図7は、上記のステップS9,
S10の処理における時間とバンド位置の関係の一例を
示す。図6において、第2バンドの描画終了位置Bが可
描画範囲D(直線sとtとの間)に入っていない。そこ
で、直線tの傾きすなわちステージ移動速度Vを変更し
て直線taとし、その直線taが点Bを通るようにす
る。
【0068】可描画範囲Dと第2のバンドを描画するの
に必要な時間L2の長さ(T2)は固定である。それ以
前のステップで第2のバンドの描画開始位置bp1 と描
画開始時間bt1 は定められており、bt2 =bt1 +
T2からbt2 も定められる。
【0069】したがって、直線taの傾きすなわちステ
ージ移動速度Vは V=(bp1 +D)/bt2 ・・・(2) で算出できる。
【0070】これを一般化してステップS9で、第iバ
ンドの描画終了位置が可描画範囲に入らない場合は、ス
テージの移動速度を下式を満たすように調整する。 V=(bpi-1 +D)/bti ・・・(3) 直線tの傾きVを変更して直線taとしたので、ステッ
プS10では同様に直線sの傾きも同じVに変更する。
図7において、直線saは図6の直線sの傾きを上述の
式(2)のVに変更した直線を示す。このように、可描
画範囲の限界を示す直線が直線sa、taとなる。
【0071】以上のステップS5〜S10の処理は第1
バンドから最終バンド(第nのバンド)まで繰返され
る。図7においては、第3のバンドL3の描画開始時間
及び終了時間は共に可描画範囲に入っているが、次の第
4のバンドの描画開始時間bt3は可描画範囲に入って
いないために、新たな値に変更され、第4のバンドの描
画開始位置及び第5のバンドの描画開始位置が矢印Cの
ように可描画範囲に入るように変更されている。
【0072】なお、第1バンドの描画開始位置bp0
は、時間0のときバンド位置0となる。したがって、第
1バンドでは前述のステップS5〜S7は省略できる。
よって、実際の処理は、第1バンドの描画終了位置のチ
ェックから始めて、最終バンド(第nのバンド)の描画
終点チェックで終わる。
【0073】上記のステップS5〜S10の処理を最終
バンドまで繰返すと、描画開始時間にステージが可描画
範囲に達しないバンドが生じる場合がある。たとえば図
7の第2のバンド(線分L2)の描画開始位置は可描画
範囲から外れている。
【0074】この場合は、全バンドの調整終了後、ステ
ップS11からステップS5に戻り、上記の処理をさら
に繰返す。これは、調整が必要なくなるまで、すなわち
全バンドの描画開始位置および描画終了位置が共に可描
画範囲に入るまで続ける。
【0075】図8は、全バンドが直線sb,tbに挟ま
れた可描画範囲に入った状態を示す。ステップS11で
調整が終了したときの現ステージ移動速度Vが、ステー
ジ移動速度の最適値である。この値でステージ連続移動
を行えば、各バンドを描画し得る最高速度で露光するこ
とができる。
【0076】そして、本処理で求まった最高速度は、そ
の範囲の先頭バンドは可描画範囲の先端から露光を開始
し、その範囲の最終バンドは可描画範囲の終端で露光が
終了し、その間のバンドは可描画範囲の先端及び終端の
いずれにも接せずに連続して露光が行える範囲で決定さ
れていることが分かる。
【0077】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
当初設定するステージ移動速度の初期値は、他の値であ
ってもよい。たとえば、最もパターン密度の高いバンド
の露光時間で可描画範囲Dを除算したものであってもよ
い。その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能な
ことは当業者に自明であろう。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全バンドの描画が可能であるようにステージの移動速度
を決定できる。また、このステージ移動速度は全バンド
を描画できる最高速度となるので、荷電粒子ビームを用
いた露光における生産性および信頼性の向上に寄与する
ところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る露光方法を適用できる
電子ビーム露光装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る露光方法の動作説明用
フローチャートである。
【図3】ステージの移動速度の決定を行う際の各段階に
おける露光開始からの時間経過に対するバンドの位置と
可描画範囲との関係を示すグラフである。
【図4】ステージの移動速度の決定を行う際の各段階に
おける露光開始からの時間経過に対するバンドの位置と
可描画範囲との関係を示すグラフである。
【図5】ステージの移動速度の決定を行う際の各段階に
おける露光開始からの時間経過に対するバンドの位置と
可描画範囲との関係を示すグラフである。
【図6】ステージの移動速度の決定を行う際の各段階に
おける露光開始からの時間経過に対するバンドの位置と
可描画範囲との関係を示すグラフである。
【図7】ステージの移動速度の決定を行う際の各段階に
おける露光開始からの時間経過に対するバンドの位置と
可描画範囲との関係を示すグラフである。
【図8】全バンドが可描画範囲に入ったときの時間経過
に対するバンドの位置と可描画範囲との関係を示すグラ
フである。
【図9】露光対象物の露光範囲をバンドに分けた様子を
示す概念図である。
【図10】露光開始からの時間経過に対するバンドの位
置と可描画範囲との関係を示すグラフである。
【符号の説明】 1 中央処理装置(CPU) 2 磁気ディスク 3 磁気テープ 4 バス 5 インターフェース回路 6 データメモリ 7 ステージ制御回路 8 筐体 9 電子銃 10 電子レンズ 11 ブランキング電極 12 電子レンズ 13 スリットデフレクタ用電極 14 サブデフレクタ用電極 15 電子レンズ 16 メインデフレクタ用コイル 17 ステージ 18 試料(露光対象物) 19 パターン発生回路 20 パターン補正回路 21,23,25,27 アンプ 22,24,26 DAコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大饗 義久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−44825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置された対象物の露光範
    囲を複数の帯状の領域であるバンドに分け、バンドを横
    切る方向に該ステージを連続的に移動しながら第1のバ
    ンド、第2のバンド、・・・に順次荷電粒子ビームを照
    射して所望のパターンを描画する荷電粒子ビームを用い
    た露光方法において、 (i) 該ステージのステージ移動速度の初期値を定め、現
    ステージ移動速度とする工程と、 (ii)1つのバンドに着目し、現ステージ移動速度でステ
    ージを移動した場合に、そのバンドの描画開始位置が荷
    電粒子ビームの可描画範囲に入るかどうかを判別する第
    1の判別工程と、 (iii) 該第1の判別工程で、そのバンドの描画開始位置
    が荷電粒子ビームの可描画範囲に達していない場合は、
    描画開始位置が可描画範囲に入るように、そのバンドお
    よびそれ以降のバンドの描画開始時刻を送らせる工程
    と、 (iv)現ステージ移動速度でステージを移動した場合に、
    そのバンドの描画終了位置が荷電粒子ビームの可描画範
    囲に入るかどうかを判別する第2の判別工程と、 (v) 該第2の判別工程で、そのバンドの描画終了位置が
    荷電粒子ビームの可描画範囲を通り過ぎていた場合は、
    描画終了位置が可描画範囲に入るように現ステージ移動
    速度を遅くする工程とを具備し、対象物の全バンドの描
    画開始位置および描画終了位置が可描画範囲に入るまで
    上記の工程(ii)〜(iv)を繰返して得た現ステージ移動速
    度を、実際の露光時のステージ移動速度とすることを特
    徴とする荷電粒子ビームを用いた露光方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(i) は、前記対象物の第1のバ
    ンドの描画開始位置から最終のバンドの描画終了位置ま
    でのステージ移動距離と、露光データから各バンドのデ
    ータを読み取り、各バンド毎に描画に必要な時間を算出
    することで得られる全バンドの描画時間を累積した描画
    時間の総計とから、ステージ移動速度の初期値を求める
    請求項1に記載の荷電粒子ビームを用いた露光方法。
  3. 【請求項3】 前記バンドは、その長手方向がメインデ
    フレクタによる前記荷電粒子ビームの偏向方向にほぼ一
    致している請求項1または2に記載の荷電粒子ビームを
    用いた露光方法。
  4. 【請求項4】 前記バンドは、その長手方向に直交する
    方向が前記ステージの移動方向にほぼ一致している請求
    項1〜3のいずれかに記載の荷電粒子ビームを用いた露
    光方法。
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