JPH05299328A - 荷電粒子ビーム露光方法及び装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光方法及び装置

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JPH05299328A
JPH05299328A JP4098090A JP9809092A JPH05299328A JP H05299328 A JPH05299328 A JP H05299328A JP 4098090 A JP4098090 A JP 4098090A JP 9809092 A JP9809092 A JP 9809092A JP H05299328 A JPH05299328 A JP H05299328A
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JP
Japan
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block
exposure time
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exposure
particle beam
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JP4098090A
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Katsuhiko Kobayashi
克彦 小林
Juichi Sakamoto
樹一 坂本
Yoshihisa Daikyo
義久 大饗
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子光学系を改良することなく、制御系に改良
を加えるだけで、絞りアパーチャ上のクロスパターン像
に生じる収差に影響されない、精度の高いパターンを試
料に形成することができ、これを、例えば、半導体集積
回路の製造工程に使用する場合には、パターン精度の高
い半導体集積回路を製造することができるようにする。 【構成】露光時間補正データ格納部29に、ブロックマ
スク8の全てのブロックパターンについて、ブロック成
形された電子ビーム3の試料25に対する露光時間補正
データを格納しておき、この露光時間補正データに基づ
いて、ブロック成形された電子ビーム3の試料25に対
する露光量がブロックマスクの全てのブロックパターン
について略一定値となるように、露光時間を制御して露
光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビームやイオンビ
ーム等、いわゆる荷電粒子ビームを使用して露光を行う
荷電粒子ビーム露光方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷電粒子ビーム露光装置、例え
ば、電子ビーム露光装置として、図4にその要部を示す
ようなものが知られている。
【0003】図中、1は電子銃、2は光軸、3は電子銃
1から射出された電子ビーム、4は電子銃1から射出さ
れた電子ビーム3の断面形状を矩形に成形するための矩
形成形アパーチャ、5は矩形成形アパーチャ4により矩
形成形された電子ビーム3を集束させるための電磁レン
ズである。
【0004】また、6は矩形成形された電子ビーム3を
可変矩形する場合に使用する可変矩形成形用の偏向器、
7は可変矩形成形用の偏向器6を通過した電子ビーム3
を平行ビーム化するための電磁レンズである。
【0005】また、8は複数の透過パターン、いわゆる
ブロックパターンが形成されてなるマスク板、いわゆる
ブロックマスクであり、このブロックマスク8は、例え
ば、図5にその平面図を示すように構成されている。
【0006】図5において、9は基板、10は所定のピ
ッチでマトリクス状に配置されたエリアと呼ばれる領
域、11はエリア内にマトリクス状に配置されたブロッ
クと呼ばれる領域であり、これらブロック11を単位と
してブロックパターンが形成されいる。
【0007】ここに、エリア10は、ブロックマスク8
上、電子ビーム3を最大限に偏向できる大きさとされて
おり、図6に示すように、1個のエリア10には、例え
ば、36個のブロック11が配置されている。なお、図
7はブロックパターンの例を示す図であり、12がブロ
ックパターンである。
【0008】また、図4において、13〜16は電磁レ
ンズ7によって平行ビーム化された電子ビーム3をブロ
ックマスク8に形成されたブロックパターン12の形状
に成形する場合、即ち、いわゆるブロック成形する場合
に使用される偏向器である。
【0009】ここに、偏向器13は、電子ビーム3を選
択されたブロックパターンの方向に偏向するための偏向
器である。また、偏向器14は、偏向器13により偏向
された電子ビーム3を選択されたブロックパターン上、
ブロックマスク8に対して垂直方向に偏向するための偏
向器である。
【0010】また、偏向器15は、選択されたブロック
パターンによりブロック成形された電子ビーム3を光軸
2の方向に偏向するための偏向器である。また、偏向器
16は、偏向器15により偏向された電子ビーム3を光
軸2上に偏向するための偏向器である。
【0011】また、17は電磁レンズ7によって平行ビ
ーム化された電子ビーム3を集束するための電磁レン
ズ、18は電子ビーム3の通過を制御するためのブラン
キング電極、19は電子ビーム像を縮小するための縮小
レンズである。
【0012】また、20は絞りアパーチャ、21、22
は電子ビーム像を試料に結像させるための結像レンズ、
23は電子ビーム3を副偏向領域に偏向するための主偏
向器(メインデフレクタ)、24は電子ビーム3を副偏
向領域中、露光位置に偏向するための副偏向器(サブデ
フレクタ)、25は試料、26は試料25を搭載するた
めのステージである。
【0013】かかる電子ビーム露光装置は、ブロックマ
スク8を備えているので、DRAM(dynamic random a
ccess memory)等のように、繰り返しパターンを有する
LSIを製造する場合には、電子ビーム3をブロック成
形して露光を行うことにより、全体としての露光時間の
短縮化を図ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の電子ビー
ム露光装置を使用した従来の露光方法においては、電子
ビーム3をブロックマスク8のどの位置へ偏向する場合
においても、試料25に露光される電子ビーム3の電流
密度を一定とし、全てのブロックパターンについて、1
ショットの露光時間を一定としていた。
【0015】しかし、偏向器13、14により偏向され
た電子ビーム3は、その偏向量に応じて絞りアパーチャ
20上でクロスオーバ像に収差を持ち、試料25上に所
望のサイズを持つパターンが結像されたとしても、その
電流密度は、クロスオーバ像の収差に応じて絞りアパー
チャ20により欠損されたものとなる。
【0016】このため、使用するブロックパターンによ
って露光量にバラツキが発生し、試料25上に精度の高
いパターンを形成することができず、これを、例えば、
半導体集積回路の製造に使用する場合には、パターン精
度の高い半導体集積回路を製造することができないとい
う問題点があった。
【0017】ここに、絞りアパーチャ20上でのクロス
オーバ像の収差自体を補正し、全てのブロックパターン
について、ブロック成形された電子ビーム3の試料面2
5上での電流密度を一定に保つようにする場合には、精
度の高いパターンを形成することができるが、このよう
にする場合には、電子ビーム露光装置の電子光学系が余
りに複雑になってしまうという問題点があった。
【0018】本発明は、かかる点に鑑み、電子光学系を
改良することなく、制御系に改良を加えるだけで、絞り
アパーチャ上のクロスパターン像に生じる収差に影響さ
れない、精度の高いパターンを試料に形成することがで
き、これを、例えば、半導体集積回路の製造工程に使用
する場合には、パターン精度の高い半導体集積回路を製
造することができるようにした荷電粒子ビーム露光方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による荷電粒子ビ
ーム露光方法は、荷電粒子ビームの断面形状をブロック
成形する複数のブロックパターンが形成されたブロック
マスクを備えてなる荷電粒子ビーム露光装置を使用して
露光を行う場合、予め、荷電粒子ビームをブロック上の
全ての偏向対象位置に偏向した場合における試料面上の
電流密度を求めて露光時間の補正データを作成してお
き、この露光時間の補正データに基づいて、ブロック成
形された荷電粒子ビームの試料に対する露光量がブロッ
クマスクの全てのブロックパターンについて略一定値と
なるように露光時間を制御して露光を行う、というもの
である。
【0020】なお、この場合、電流密度は、例えば、位
置、形状が既知の透過パターンを使用して、ブロックマ
スク上、全ての偏向対象位置について実測して求めるこ
とができるし、また、ブロックマスク上、所定の偏向対
象位置についてのみ、位置、形状が既知の透過パターン
を使用して実測により求め、その他の偏向対象位置につ
いては、所定の偏向対象位置についての実測値を基準に
して所定の補完を行うことにより求めることもできる。
【0021】また、本発明による荷電粒子ビーム露光装
置は、荷電粒子ビームの断面形状をブロック成形する複
数のブロックパターンが形成されたブロックマスクを備
えてなる荷電粒子ビーム露光装置を改良するものであ
り、複数のブロックパターンについて、ブロック成形さ
れた荷電粒子ビームの試料に対する露光時間の補正デー
タを格納する露光時間補正データ格納部と、この露光時
間補正データ格納部をアクセスして、ブロックパターン
を識別するコードが指示するブロックパターンについて
の露光時間の補正データを読出す露光時間補正データ読
出し回路と、この露光時間補正データ読出し回路を介し
て読み出された露光時間の補正データに基づいて、ブロ
ック成形された荷電粒子ビームの試料に対する露光量が
ブロックマスクの全てのブロックパターンについて略一
定値となるように、露光時間を演算する露光時間演算回
路とを備えて構成される。
【0022】
【作用】本発明による荷電粒子ビーム露光方法によれ
ば、荷電粒子ビームをブロックマスク上の全ての偏向対
象位置に偏向した場合における試料面上の電流密度から
作成された補正データに基づいて、ブロック成形された
荷電粒子ビームの試料に対する露光量がブロックマスク
の全てのブロックパターンについて略一定値となるよう
に露光時間を制御して露光を行うとしている。
【0023】したがって、電子光学系を改良することな
く、制御系に改良を加えるだけで、絞りアパーチャ上の
クロスパターン像に生じる収差に影響されない、精度の
高いパターンを試料に形成することができる。なお、本
発明による荷電粒子ビーム露光装置は、本発明による荷
電粒子ビーム露光方法を実施し得る荷電粒子ビーム露光
装置の一例である。
【0024】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、本発明の一実
施例につき、本発明を電子ビーム露光方法及び装置に適
用した場合を例にして説明する。なお、図1において、
図4に対応する部分には同一符号を付し、その重複説明
は省略する。
【0025】図1は本発明の一実施例である電子ビーム
露光装置の要部を示す図である。図中、27は電子光学
系、28はブランキング制御系であり、電子光学系27
は、図4に示す従来の電子ビーム露光装置と同様に構成
されている。
【0026】本実施例の電子ビーム露光装置はブランキ
ング制御系28に特徴があり、このブランキング制御系
28において、29は電子ビーム3の試料25に対する
露光時間の補正データを格納する露光時間補正データ格
納部であり、アドレス301、302・・・30nにそれ
ぞれブロックパターンごとの露光時間補正データが格納
される。
【0027】また、31は露光データ中、ブロックパタ
ーンを識別するコード、いわゆるブロックパターンコー
ドに基づいて露光時間補正データ格納部29をアクセス
し、対応するアドレスから対応するブロックパターンに
ついての露光時間補正データを読出す露光時間補正デー
タ読出し回路である。
【0028】また、32は露光時間補正データ読出し回
路31を介して露光時間補正データ格納部29から読み
出された露光時間補正データに基づいて、露光時間=基
準露光時間×露光時間補正データなる演算、即ち、電流
密度×露光時間=一定値となるような露光時間を演算す
る露光時間演算回路である。
【0029】また、33は露光時間演算回路32が出力
する露光時間データに基づいてブランキング・クロック
を発生するブランキング・クロック発生回路、34はブ
ランキング・クロック発生回路33から出力されたブラ
ンキング・クロックに基づいてブランキング・タイミン
グ信号を発生するブランキング・タイミング信号発生回
路である。
【0030】また、35はブランキング・タイミング信
号発生回路34から出力されたブランキング・タイミン
グ信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ、3
6はD/Aコンバータ35の出力を増幅してブランキン
グ電極18に供給する増幅器である。
【0031】ここに、本実施例においては、露光時間補
正データ格納部29の各アドレス301、302・・・3
nに格納すべき露光時間補正データは、次のようにし
て求められる。
【0032】まず、図2に示すように、エリア37内の
中央部及び四隅に正方形のキャリブレーション用のブロ
ックパターン38〜42を形成してなるブロックマスク
を用意する。なお、43〜47はそれぞれブロックパタ
ーン38〜42の位置を示す基準点である。
【0033】次に、電子ビーム3を偏向してブロックパ
ターン38の形状にブロック成形し、ブロック成形され
た電子ビーム3の試料25上でのビームサイズと電流値
とを計測することにより、ブロックパターン38につい
て、ブロック成形された電子ビーム3の電流密度を計測
する。
【0034】以下、同様のことをブロックパターン39
〜42について行い、図3に示すように、ブロックパタ
ーン38〜42によりブロック成形された電子ビーム3
の電流密度をもとに線形近似の補完を行い、電流密度マ
ップ48を作成する。
【0035】ここに、図3において、X、Yはブロック
マスク上の座標軸、49は電流密度を示す軸であり、こ
の電流密度を示す軸49は、ブロックマスクに対して垂
直とされている。また、点50と基準点43との間の長
さはブロックパターン38によりブロック成形された電
子ビーム3の試料面25上での電流密度の大きさとされ
ている。
【0036】また、点51と基準点44とを結ぶ線分5
2は、ブロックマスクに垂直に延在されており、その長
さは、ブロックパターン39によりブロック成形された
電子ビーム3の試料面25上での電流密度の大きさとさ
れている。
【0037】また、点53と基準点45とを結ぶ線分5
4は、ブロックマスクに垂直に延在されており、その長
さは、ブロックパターン40によりブロック成形された
電子ビーム3の試料面25上での電流密度の大きさとさ
れている。
【0038】また、点55と基準点46とを結ぶ線分5
6は、ブロックマスクに垂直に延在されており、その長
さは、ブロックパターン41によりブロック成形された
電子ビーム3の試料面25上での電流密度の大きさとさ
れている。
【0039】また、点57と基準点47とを結ぶ線分5
8は、ブロックマスクに垂直に延在されており、その長
さは、ブロックパターン42によりブロック成形された
電子ビーム3の試料面25上での電流密度の大きさとさ
れている。
【0040】したがって、例えば、ブロックパターン5
9によってブロック成形される電子ビーム3の電流密度
は、その基準点60から垂直方向に点50、53、55
を含む平面と点61で交差するまで伸ばした線分62の
長さで求めることができる。
【0041】次に、この電流密度マップから、全てのブ
ロックパターンについて、電流密度×露光時間補正デー
タ=一定値となるように露光時間補正データを求め、こ
れを露光時間補正データ格納部29に格納する。
【0042】かかる本実施例の電子ビーム露光装置にお
いては、順次、転送されてくる露光データ中、ブロック
パターンコードは、露光時間補正データ読出し回路31
に供給される。
【0043】露光時間補正データ読出し回路31は、ブ
ロックパターンコードを、対応するアドレスに変換して
露光時間補正データ格納部29をアクセスし、対応する
ブロックパターンの露光時間補正データを読み出す。
【0044】この露光時間補正データ格納部29から読
み出された露光時間補正データは、露光時間演算回路3
2に供給されて、この露光時間演算回路32において
は、露光時間=基準露光時間×露光時間補正データなる
演算がなされ、即ち、電流密度×露光時間=一定値とな
るように、露光時間が演算されて、これがブランキング
・クロック発生回路33に供給される。
【0045】ここに、ブランキング・クロック発生回路
33は、演算された露光時間に対応するブランキング・
クロックを出力し、これをブランキング・タイミング信
号発生回路34に供給し、ブランキング・タイミング信
号発生回路34はブランキング・クロックに対応するブ
ランキング・タイミング信号をD/Aコンバータ35に
供給する。
【0046】D/Aコンバータ35は、デジタル信号で
あるブランキング信号をアナログ信号に変換し、これを
増幅器36を介して電子光学系27のブランキング電極
18に供給する。
【0047】このように、本実施例においては、全ての
ブロックパターンについて、電流密度×露光時間=一定
値となるように露光時間を演算して、ブロック成形され
た電子ビーム3の試料25に対する露光量が、どのブロ
ックパターンについても、略一定値となるように露光時
間を制御して露光を行うようにしている。
【0048】したがって、本実施例によれば、絞りアパ
ーチャ20上のクロスパターン像に生じる収差に影響さ
れない、精度の高いパターンを試料に形成することがで
き、これを、例えば、半導体集積回路の製造工程に使用
する場合には、パターン精度の高い半導体集積回路を製
造することができる。
【0049】なお、上述の実施例では、図3に示すよう
に、線形近似の補完を行うことにより電流密度マップを
作成し、全てのブロックパターンについて、露光時間の
補正データを求めるようにしているが、この代わりに、
位置、形状が既知のブロックパターンが形成されたブロ
ックマスクを使用して全ての偏向対象位置について電流
密度を実測して露光時間の補正データを求め、この補正
データを、使用するブロックマスクのブロックパターン
について適用するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明による荷電粒子ビ
ーム露光方法及び装置によれば、電子光学系を改良する
ことなく、制御系に改良を加えるだけで、絞りアパーチ
ャ上のクロスパターン像に生じる収差に影響されない、
精度の高いパターンを試料に形成することができ、これ
を、例えば、半導体集積回路の製造工程に使用する場合
には、パターン精度の高い半導体集積回路を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による荷電粒子ビーム露光装置の一実施
例の要部を示す図である。
【図2】本発明による荷電粒子ビーム露光方法の一実施
例を実施するために用意すべきブロックマスクの一部分
を示す平面図である。
【図3】本発明による荷電粒子ビーム露光方法の一実施
例を実施するために必要とされる電流密度マップの作成
方法を説明するための図である。
【図4】従来の電子ビーム露光装置の一例の要部を示す
図である。
【図5】ブロックマスクを示す平面図である。
【図6】1個のエリア部分を示す平面図である。
【図7】ブロックパターンの例を示す平面図である。
【符号の説明】
27 電子光学系 28 ブランキング制御系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電粒子ビームの断面形状をブロック成形
    する複数のブロックパターンが形成されたブロックマス
    クを備えてなる荷電粒子ビーム露光装置を使用して露光
    を行う場合、予め、前記荷電粒子ビームを前記ブロック
    マスク上の全ての偏向対象位置に偏向した場合における
    試料面上の電流密度を求めて露光時間の補正データを作
    成しておき、この露光時間の補正データに基づいて、ブ
    ロック成形された荷電粒子ビームの試料に対する露光量
    が前記複数のブロックパターンの全てについて略一定値
    となるように露光時間を制御して露光を行うことを特徴
    とする荷電粒子ビーム露光方法。
  2. 【請求項2】前記電流密度は、位置、形状が既知の透過
    パターンを使用して、ブロックマスク上、全ての偏向対
    象位置について実測して求めることを特徴とする請求項
    1記載の荷電粒子ビーム露光方法。
  3. 【請求項3】前記電流密度は、ブロックマスク上、所定
    の偏向対象位置についてのみ、位置、形状が既知の透過
    パターンを使用して実測により求め、その他の偏向対象
    位置については、前記所定の偏向対象位置についての実
    測値を基準にして所定の補完を行うことにより求めるこ
    とを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム露光方
    法。
  4. 【請求項4】荷電粒子ビームの断面形状をブロック成形
    する複数のブロックパターンが形成されたブロックマス
    クを備えてなる荷電粒子ビーム露光装置であって、前記
    複数のブロックパターンについて、ブロック成形された
    荷電粒子ビームの試料に対する露光時間の補正データを
    格納する露光時間補正データ格納部と、この露光時間補
    正データ格納部をアクセスしてブロックパターンを識別
    するコードが指示するブロックパターンについての露光
    時間の補正データを読出す露光時間補正データ読出し回
    路と、この露光時間補正データ読出し回路を介して読み
    出された前記露光時間の補正データに基づいて、ブロッ
    ク成形された荷電粒子ビームの前記試料に対する露光量
    が前記複数のブロックパターンの全てについて略一定値
    となるように、露光時間を演算する露光時間演算回路と
    を備えていることを特徴とする荷電粒子ビーム露光装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5998797A (en) * 1997-04-15 1999-12-07 Nec Corporation Mask for electron beam exposure and electron beam drawing method
KR100520639B1 (ko) * 2000-04-27 2005-10-13 캐논 가부시끼가이샤 대전 입자선 노광장치 및 디바이스제조방법
US7425714B2 (en) 2004-09-09 2008-09-16 Hitachi High-Technologies Corporation Measurement method of electron beam current, electron beam writing system and electron beam detector

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