JP6587994B2 - ブランキングアパーチャアレイ装置、荷電粒子ビーム描画装置、および電極テスト方法 - Google Patents

ブランキングアパーチャアレイ装置、荷電粒子ビーム描画装置、および電極テスト方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ブランキングアパーチャアレイ装置、荷電粒子ビーム描画装置、および電極テスト方法に関する。
半導体デバイスの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。半導体デバイスに所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターンが必要となる。ここで、電子ビーム(EB)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
例えば、マルチビーム描画方式のEB(電子ビーム)描画装置は、描画用にマルチビームを用いることで一度に多くのビームを照射できるため、1本の電子ビームで描画を行う場合に比べて、スループットを大幅に向上させることができる。このようなEB描画装置では、例えば、電子銃から放出された電子ビームを複数の穴を持ったマスクに通してマルチビームを形成し、各ビームをブランキングアパーチャアレイ(BAA)装置に通す。その際、各ビームはBAA装置によって個別に偏向制御され、偏向されたビームは遮蔽物に当たり遮蔽(ブランキング)される。偏向されなかったビームは、試料上に照射される。なお、偏向されなかったビームは、試料上の所望の位置に照射されるように、BAA装置とは別の偏向器によって偏向制御される。
図10は、従来のBAA装置の構成を模式的に示す模式図である。
図10(a)は、BAA装置のブランキング動作を制御する制御回路1と、BAA装置の電極を駆動する駆動回路2と、電子ビームを通すためのアパーチャ3とを示している。図10(a)に示すように、BAA装置は、複数のアパーチャ3を有するアパーチャアレイを備えている。図10(a)のアパーチャアレイは、アレイ状に配置されたm×n個のアパーチャ3を有している(m、nは正の整数)。BAA装置は、半導体チップ(BAAチップ)で構成されている。
図10(b)は、アパーチャアレイを構成する1つのアパーチャ3の電極部分を上方から見たときのパターン構造を示している。具体的には、図10(b)は、このアパーチャ3の付近に設けられた配線4a、4b、ビアプラグ5a、5b、および電極6a、6bを示している。電極6aは、このアパーチャ3を通過する電子ビームを偏向するための偏向電極である。電極6bは、グランド(GND)電位が印加されるグランド電極である。以下、電極6aを適宜「偏向電極」と表記し、電極6bを適宜「グランド電極」と表記する。なお、電極6aはブランキング電極とも呼ばれ、電極6bはアース電極とも呼ばれる。
このBAA装置において、制御回路1と駆動回路2は半導体製造工程で製造される。一方、アパーチャアレイは、電極部分、すなわち、電極6aや電極6bの部分を厚くする必要があるため、一般にはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)製造工程で製造される。
制御回路1は、計算機システムから高速で転送される描画データを受信するための受信回路と、受信したデータを各アパーチャ3での偏向制御用に配信する配信回路等で構成されている。駆動回路2は、LSI(Large Scale Integrated circuit)の内部電圧レベルを偏向電極6aにより電子ビームを偏向するのに必要な電圧レベルに変換するレベル変換回路と、変換された電圧レベルを有する駆動信号を出力して実際に偏向電極6aを駆動するバッファ回路等で構成されている。半導体製造工程で製造される制御回路1と駆動回路2は、LSIの出荷テスト工程において例えばスキャンテスト回路によりテストされる。
偏向電極6aは、電子ビームの偏向制御用の電圧を印加するために使用される。アパーチャ3は、電子ビームが通過できるように半導体基板に形成された穴であり、アパーチャ3を挟んでMEMS電極である偏向電極6aとグランド電極6bとが配置されている。偏向電極6aは、ビアプラグ5aと配線4aを介して下層の駆動回路2の出力につながっている。一方、グランド電極6bは、ビアプラグ5bと配線4bを介してグランド電位につながっている。配線4a、4bの例は、アルミニウム配線等の金属配線である。
ブランキングの際には、偏向電極6aとグランド電極6bとの間に電圧を印加し、これにより発生する電界により電子ビームを偏向する。偏向電極6aは、電気的には駆動回路2の電圧が印加されるだけで他の回路を駆動することはない。そのため、偏向電極6aをテストするには、偏向電極6aに直接接触する必要がある。しかしながら、偏向電極6aに直接接触して偏向電極6aをテストすることは、偏向電極6aのサイズが数10nmと小さいことから困難である。
そのため、偏向電極6aの検査では、MEMS工程の終了時点に偏向電極6aが剥離していないことを目視で確認したり、偏向電極6aを駆動し配線4a、4b間に流れる電流を測定することで配線4a、4bがショートしているかどうかをテストしたりする。しかしながら、この検査では、偏向電極6aがオープンになっている不良は検出することができない。よって、偏向電極6aのオープン不良は、BAA装置をプリント基板に実装し、この基板をEB描画装置に実際に搭載し、EB描画装置が電子ビームを適切に制御できるかどうかを確認することで判断されている。
特開2013−128031号公報 特開2013−128032号公報 特開2013−197469号公報
BAA装置のアパーチャ3を通過する電子ビームの中に、電極6aの不良等が原因で制御できない不良ビームが存在する場合、不良ビームを使用せず精度を落とさないで描画を行う方法がある。そして、この描画方法で使用する不良ビーム検出工程として、電子ビームが当たる位置にXYステージを移動し、ファラデーカップで電流を検出して電子ビームが不良かどうかをテストする方法が知られている。
このように、EB描画装置を使用して電極部分をテストする場合、BAA装置の電極6aの数が少なければテスト時間はさほど長くならない。しかしながら、EB描画装置の描画処理のスループット向上のためにBAA装置のアパーチャ3の数(電極6aの数) が今後数万個以上に増えた場合には、長いテスト時間がかかることは問題である。
また、電極6aの数が増えると、不良ビームの数が増えて不良の解析により時間がかかることになり、不良発生の影響が増大する。不良ビームを使用せず精度を落とさないで描画を行う上記方法は、不良ビームに近接するビームの近接効果を利用して不良ビーム位置の描画を行うため、さらに不良ビームが多い場合にはこの描画方法は限界となり、正常な描画が困難になる。この場合、BAAチップ(BAA装置)が載った基板全体が使用できなくなり、基板全体を不良品として交換する必要があり、経済的に問題である。そのため、電極6aを容易かつ完全にテストでき、BAA装置の不良個所を特定できるテスト方法が必要とされている。
また、EB描画装置を使用して実施する不良ビーム箇所の特定は、通常数カ月に1回の定期点検で実施されることが多い。しかしながら、定期点検後のEB描画装置の使用中に電極6aが剥離した場合は、この剥離した電極6aによるビームが不良ビームとして認識されていないため、描画されたマスクにパターンエラーが発生する。
EB描画装置の使用時の電極6aの剥離の主な原因は、BAAチップを基板に実装する際に、BAAチップと基板との熱膨張率の違いのためにチップに反りが発生し、チップの反りにより電極6aに応力が発生することにあると考えられる。
今後開発されるBAAチップは、スループット向上のためにアパーチャ3の数が数万以上になるため、チップサイズが大きくなる傾向にある。チップサイズが大きくなると、熱膨張率の違いによるチップの反りも大きくなり、電極6aが剥離しやすくなる。EB描画装置の使用中に電極6aが剥離してパターンエラーが発生した場合には、パターンエラーの原因は多数考えられるため、原因を特定するのに時間がかかり、その間EB描画装置が使用できない。そのため、EB描画装置の使用時に電極6aの剥離を検出できる手段が必要とされている。
そこで、本発明の実施形態は、ブランキングアパーチャアレイ装置の電極の数が多い場合にも電極を容易にテストすることが可能なブランキングアパーチャアレイ装置、荷電粒子ビーム描画装置、および電極テスト方法を提供することを目的とする。
一の実施形態によれば、ブランキングアパーチャアレイ装置は、アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャを備える。前記装置はさらに、前記複数のアパーチャに対してそれぞれ設けられた第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段であって、ブランキング制御を行う第1電極と、前記第1電極と対向し、グランド接続された第2電極と、前記第1電極に電気的に接続された第1ビアプラグと、前記第1電極に電気的に接続された第2ビアプラグと、前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1ビアプラグを介して前記第1電極に供給する駆動手段と、前記第1電極に対応して設けられ、前記駆動信号と、前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する比較手段とを備える。
また、好適には、前記装置は、前記複数のアパーチャを複数のブロックに分け、前記比較手段からの比較結果信号の出力を前記ブロックごとに圧縮し、前記圧縮の結果を示す圧縮結果信号を出力する圧縮手段をさらに備える。
さらに、好適には、前記比較結果信号は、前記駆動信号の論理レベルと、前記第2ビアプラグから得られた信号の論理レベルとの排他的論理和の演算結果を示す。
別の実施形態によれば、荷電粒子ビーム描画装置は、アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャを備える。前記装置はさらに、前記複数のアパーチャに対してそれぞれ設けられた第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段であって、ブランキング制御を行う第1電極と、前記第1電極と対向し、グランド接続された第2電極と、前記第1電極に電気的に接続された第1ビアプラグと、前記第1電極に電気的に接続された第2ビアプラグと、前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1ビアプラグを介して前記第1電極に供給する駆動手段と、前記第1電極に対応して設けられ、前記駆動信号と、前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する比較手段とを備える。前記装置はさらに、前記比較結果信号に基づいて、前記荷電粒子ビームによる描画を制御する制御手段を備える。
別の実施形態によれば、電極テスト方法は、アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャに対して、第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段がそれぞれ設けられたブランキングアパーチャアレイ装置についての電極テスト方法であって、前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1電極に電気的に接続された前記第1ビアプラグを介して前記駆動手段から前記第1電極に供給する工程を備える。前記方法はさらに、前記第1電極に対応して設けられた比較手段が、前記駆動信号と、前記第1電極に電気的に接続された前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する工程を備える。前記方法はさらに、前記比較結果信号に基づいて、前記ブランキングアパーチャアレイ装置が不良であるかどうかを判定する工程を備える。
本発明の実施形態によれば、ブランキングアパーチャアレイ装置の電極の数が多い場合にも電極を容易にテストすることが可能となる。
一の実施形態のEB描画装置の構成を示す模式図である。 本実施形態のアパーチャ部材の構成を示す模式図である。 本実施形態のBAA装置の構成を示す模式図である。 本実施形態のBAA装置の構成を示す断面図である。 本実施形態の比較回路の出力の利用方法を説明するための模式図である。 本実施形態のテスト出力回路の第1の例を示す回路図である。 本実施形態のテスト出力回路の第1の例の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本実施形態のテスト出力回路の第2の例を示す回路図である。 本実施形態のテスト出力回路の第2の例の動作を説明するためのタイミングチャートである。 従来のBAA装置の構成を模式的に示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、一の実施形態のEB描画装置100の構成を示す模式図である。図1に示すマルチビーム描画方式のEB描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例であり、描画部110と制御部120とを備えている。
そして、描画部110は、電子鏡筒111、描画室112、XYステージ113、およびミラー114を備え、電子鏡筒111内に電子銃201、照明レンズ202、アパーチャ部材203、BAA装置204、縮小レンズ205、制限アパーチャ部材206、対物レンズ207、偏向器208、およびブランキングアパーチャステージ装置209を備えている。図1のBAA装置204は、基板に実装された半導体チップ(BAAチップ)であり、この基板がブランキングアパーチャステージ装置209上に載置されている。
また、制御部120は、制御計算機121、メモリ122、偏向制御回路123、ステージ位置検出器124、および記憶装置125、126と、これらを互いに接続するバスを備えている。制御計算機121は、制御手段の一例である。記憶装置125には、描画データが格納され、記憶装置126には、各ショットの照射時間データが格納される。
制御計算機121は、種々のデータの情報処理を行うデータ処理部131と、EB描画装置100の描画動作を制御する描画制御部132とを備えている。データ処理部131と描画制御部132は、電気回路により実現されてもよいし、コンピュータプログラムをプロセッサにより実行することで実現されてもよい。データ処理部131および描画制御部132における入出力情報や演算中の情報は、メモリ122に都度格納される。
EB描画装置100は、電子銃201から放出された電子ビーム200を、照明レンズ202を介して、複数の穴を持ったアパーチャ部材203に照射する。電子ビーム200は、荷電粒子ビームの一例である。電子ビーム200がこれらの穴を通ることにより、マルチビーム20a〜20eが形成される。以下、マルチビーム20a〜20eの各々を、適宜「ビーム20」と表記する。
EB描画装置100はさらに、各ビーム20をBAA装置204に通す。その際、各ビーム20はBAA装置204によって個別に偏向制御され、偏向されたビーム20は制限アパーチャ部材206に当たり遮蔽(ブランキング)される。この偏向制御は、偏向制御回路123を介して制御計算機121により行われる。図1では、符号20aで示すビーム20が制限アパーチャ部材206に当たっている。
一方、BAA装置204によって偏向されなかったビーム20は、縮小レンズ205、制限アパーチャ部材206、および対物レンズ207を介して、XYステージ113に載置された試料101上に照射される。試料101の例は、マスクブランクス、露光用マスク、半導体基板などである。図1では、符号20b〜20dで示すビーム20が試料101上に照射されている。
なお、BAA装置204によって偏向されなかったビーム20は、試料101上の所望の位置に照射されるように、偏向器208によって偏向制御される。
図2は、本実施形態のアパーチャ部材203の構成を示す模式図である。
図2の一例において、アパーチャ部材203の矩形領域203a内には、y方向にm列、x方向にn列の穴(開口部)203bが所定の配列ピッチでマトリクス状に形成されている。これらの穴203bの形状は、同じ寸法の矩形であるが、これらの形状は矩形に限られるものではなく、例えば同じ半径の円形としてもよい。これらの穴203bを電子ビーム200の一部が通過することで、マルチビーム20a〜20eが形成されることになる。
図3は、本実施形態のBAA装置204の構成を示す模式図である。
図3(a)は、図10(a)と同様に、BAA装置204のブランキング動作を制御する制御回路1と、BAA装置204の電極を駆動する駆動回路2と、電子ビーム200(マルチビーム20a〜20e)を通すためのアパーチャ3とを示している。駆動回路2は、駆動手段の一例である。図3(a)に示すように、BAA装置204は、複数のアパーチャ3を有するアパーチャアレイを備えている。図3(a)のアパーチャアレイは、アレイ状に配置されたm×n個のアパーチャ3を有している。このように、BAA装置204は、アパーチャ部材203の穴203bと同数のアパーチャ3を有している。
図3(a)はさらに、比較手段の一例となる比較回路7を示している。本実施形態のBAA装置204は、アパーチャ3と同数の比較回路7を備えており、各比較回路7が1つのアパーチャ3に対応している。同様に、本実施形態のBAA装置204は、アパーチャ3と同数の駆動回路2を備えており、各駆動回路2が1つのアパーチャ3に対応している。比較回路7の詳細については後述する。
図3(b)は、図10(b)と同様に、アパーチャアレイを構成する1つのアパーチャ3の電極部分を上方から見たときのパターン構造を示している。具体的には、図3(b)は、このアパーチャ3に対して設けられた配線4a、4b、4c、ビアプラグ5a、5b、5c、および電極6a、6bを示している。ビアプラグ5a、5cはそれぞれ、第1および第2ビアプラグの一例である。また、電極6a、6bはそれぞれ、第1および第2電極の一例である。
電極6aは、図3(b)に示すアパーチャ3を通過するビーム20を偏向するための偏向電極である。電極6bは、グランド(GND)電位が印加されるグランド電極である。ビアプラグ5a、5cは、互いに独立したビアプラグであり、互いに接触しないように電極6aに電気的に接続されている。一方、ビアプラグ5bは、電極6bに電気的に接続されている。また、配線4a、4b、4cはそれぞれ、ビアプラグ5a、5b、5cに電気的に接続されている。上述のように、電極6aは適宜「偏向電極」と表記し、電極6bは適宜「グランド電極」と表記する。
このBAA装置204において、制御回路1、駆動回路2、および比較回路7は半導体製造工程で製造される。一方、アパーチャアレイは、電極部分、すなわち、電極6aや電極6bの部分を厚くする必要があるためMEMS製造工程で製造することが望ましい。
制御回路1および駆動回路2の動作は、前述の通りである。制御回路1は、制御計算機121から受信した描画データを各アパーチャ3での偏向制御用に配信する。駆動回路2は、偏向電極6aを駆動する駆動信号を出力する。駆動信号は、偏向電極6aによりビーム20を偏向するのに必要な電圧レベルを有し、配線4aおよびビアプラグ5aを介して偏向電極6aに供給される。
偏向電極6aは、アパーチャ3を通過するビーム20の偏向制御用の電圧を印加するために使用される。駆動回路2から偏向電極6aに駆動信号が供給されると、偏向電極6aとグランド電極6bとの間に電圧が印加され、これにより発生する電界によりビーム20が偏向される。偏向電極6aは、ビアプラグ5aと配線4aとを介して駆動回路2の出力につながっており、ビアプラグ5cと配線4cとを介して比較回路7の入力につながっている。一方、グランド電極6bは、ビアプラグ5bと配線4bとを介してグランド電位につながっている。
比較回路7は、駆動回路2から出力された駆動信号の論理レベルと、ビアプラグ5cから得られた信号の論理レベルとを比較して、この比較の結果を示す比較結果信号Sを出力する。比較回路7は、BAA装置204をEB描画装置100内に収容する前の電極テストで利用してもよいし、BAA装置204がEB描画装置100内に収容されている状態での電極テストで利用してもよい。以下の説明は、前者の電極テストを想定して記載するが、後者の電極テストにも適用可能である。
電極6aをテストする場合、テストパターンを保持する駆動信号を駆動回路2からビアプラグ5aを介して電極6aに入力する。この駆動信号は、駆動回路2とビアプラグ5aとの間の配線4aから比較回路7にも入力される。
ここで、電極6aが正常に形成されていれば、この駆動信号と同じ信号が電極6aからビアプラグ5cおよび配線4cを介して比較回路7に入力される。この場合、比較回路7は、配線4aと配線4cから同じ論理レベルの信号を受信するため、両信号の論理レベルが一致した場合の論理レベルを有する比較結果信号Sを出力する。
例えば、比較回路7を排他的論理和(XOR)で構成した場合、電極6aが正常の場合、比較回路7は、両信号の一致を示す「論理0」を出力する。理由は、配線4aからの駆動信号が「論理0」であれば、配線4cからの信号も「論理0」となり、比較回路7の出力はXOR(0,0)=0となるからである。また、配線4aからの駆動信号が「論理1」であれば、配線4cからの信号も「論理1」となり、比較回路7の出力はXOR(1,1)=0となるからである。
一方、不良がある場合は、比較回路7は後述のように動作する。なお、ビアプラグ5aとビアプラグ5cが正常に形成され、単純なショート不良であれば、半導体製造工程で製作した駆動回路2の出力とMEMS工程で製作した偏向電極が繋がっており、通常のスキャンテスト等による駆動回路のテスト工程にて不良はリジェクトできる。従って以下、ビアプラグ5aがオープンの場合で、かつ、配線4cがVDDまたはGNDにショートしている場合とオープンの場合とについて説明する。
先ず、ビアプラグ5aがオープンで電極6aがVDD電位(電源電位)とショートしている場合、配線4aからの駆動信号が「論理0」のときには、比較回路7は、両信号の不一致を示す「論理1」を出力する。理由は、配線4aからの駆動信号が「論理0」となっても、配線4cからの信号は常に「論理1」であるため、比較回路7の出力はXOR(0,1)=1となるからである。ビアプラグ5aがオープンで電極6aがVDD電位とショートしている場合には、配線4aからの駆動信号が「論理1」のときには、比較回路7は、両信号の一致を示す「論理0」を出力する。
また、ビアプラグ5aがオープンで電極6aがGND電位(グランド電位)とショートしている場合、配線4aからの駆動信号が「論理1」のときには、比較回路7は、両信号の不一致を示す「論理1」を出力する。理由は、配線4aからの駆動信号が「論理1」となっても、配線4cからの信号は常に「論理0」であるため、比較回路7の出力はXOR(1,0)=1となるからである。ビアプラグ5aがオープンで電極6aがGND電位とショートしている場合には、配線4aからの駆動信号が「論理0」のときには、比較回路7は、両信号の一致を示す「論理0」を出力する。
また、ビアプラグ5aが正常に形成されていない等の理由で電極6aがオープン状態の場合には、配線4cからの信号の論理レベルは「論理0」になるか「論理1」になるか不明である。しかしながら、電極6aがVDD電位またはGND電位とショートしている場合と同様に、配線4aからの駆動信号が「論理0」と「論理1」のいずれかのときに、比較回路7の出力が「論理1」となる。
このように、本実施形態の電極テストでは、テストパターンを保持する駆動信号を駆動回路2から電極6aに入力し、配線4aからの駆動信号と配線4cから信号とを比較回路7に入力する。そして、比較回路7は、両信号の論理レベルの排他的論理和の演算結果を示す比較結果信号Sを出力する。
そのため、電極6aが正常であれば、駆動信号が「論理0」でも「論理1」でも、比較結果信号Sは「論理0」となる。一方、電極6aがショート状態またはオープン状態であれば、駆動信号が「論理0」または「論理1」のときに、比較結果信号Sが「論理1」となる。よって、本実施形態によれば、ビアプラグ5aがオープンの場合の電極6aの不良を比較結果信号Sから判定することが可能となる。
本実施形態の電極テストは、比較回路7からの比較結果信号Sを利用するため、BAA装置204をEB描画装置100に実際に搭載しなくても実行可能である。そのため、本実施形態によれば、BAA装置204をEB描画装置100に搭載して、アパーチャ3ごとに時間のかかるビームテストを行うことを回避することが可能となる。本実施形態の電極テストは、BAA装置204の出荷テストに適用することができ、出荷テスト時に電極6aの不良を検出することが可能となる。
なお、本実施形態では、いずれの電極6aにも不良が発生していないBAA装置204を良品と判定し、いずれかの電極6aに不良が発生しているBAA装置204を不良品と判定する。この判定は、比較結果信号Sに基づいて人間がマニュアルで行ってもよいし、比較結果信号Sに基づいて自動的に行ってもよい。
また、本実施形態の電極テストは、BAA装置204をEB描画装置100内に収容する前に行ってもよいし、BAA装置204がEB描画装置100内に収容されている状態で行ってもよい。前者の場合には、例えば比較結果信号Sをテスターで検出し、BAA装置204が不良であるか否かをテスターが判定する。後者の場合には、例えば比較結果信号Sを制御計算機121に入力し、BAA装置204が不良であるか否かを制御計算機121が判定する。この場合、制御計算機121は、EB描画装置100の稼働前や稼働中にBAA装置204の不良が検出された場合には、試料101への描画を停止することにしてもよい。
なお、本実施形態の電極テストでは、各比較回路7からの比較結果信号Sの代わりに、複数の比較回路7からの比較結果信号Sを圧縮した圧縮結果信号に基づいて、BAA装置204が不良であるか否かを判定してもよい。圧縮結果信号の詳細については後述する。
図4は、本実施形態のBAA装置204の構成を示す断面図である。
図4に示すように、BAA装置204は、基板11と、基板11上に絶縁膜12を介して形成された導電膜13と、導電膜13上に絶縁膜14を介して形成された配線4a〜4c、ビアプラグ5a〜5c、および電極6a、6bとを備えている。配線4aおよびビアプラグ5aは、絶縁膜15により、配線4cおよびビアプラグ5cと電気的に絶縁されている。
基板11の例は、シリコン基板等の半導体基板である。図4は、基板11等を貫通するように形成されたアパーチャ3を示している。電極6a、6bは、アパーチャ3を挟むように配置されている。電極6aは、ビアプラグ5aを介して配線4a上に形成され、ビアプラグ5cを介して配線4c上に形成されている。一方、電極6bは、ビアプラグ5bを介して配線4b上に形成されている。図4は、アパーチャ3を通過するビーム20が電極6aにより偏向されて制限アパーチャ部材206に当たる軌道を、点線で示している。
図4に示すように、BAA装置204の電極部分、すなわち、電極6aや電極6bの部分は、他の部分より厚く形成されている。そのため、本実施形態のアパーチャアレイは、MEMS製造工程で製造することが望ましいが、MEMS製造工程に限定されるものではない。
図5は、本実施形態の比較回路7の出力の利用方法を説明するための模式図である。
本実施形態のBAA装置204は、アパーチャ3と同数の比較回路7を備えており、各比較回路7が1つのアパーチャ3に対応している。図5では、これらのアパーチャ3を、符号31、1、31、2、・・・31、n、・・・3m、nのように添字で区別している。同様に、これらのアパーチャ3用の比較回路7からの比較結果信号Sを、符号S1、1、S1、2、・・・S1、n、・・・Sm、nのように添字で区別している。
BAA装置204はさらに、m個の第1圧縮回路21〜21と、1個の第2圧縮回路22とを備えている。第1圧縮回路21〜21と第2圧縮回路22は、圧縮手段の例である。図5はさらに、第1圧縮回路21〜21から出力される圧縮結果信号C〜Cと、第2出力回路22から出力される圧縮結果信号Dとを示している。なお、第1圧縮回路21〜21同士や、圧縮結果信号C〜C同士を互いに区別する必要がない場合には、第1圧縮回路21や圧縮結果信号Cと表記する(他の添字付き符号についても同様)。
比較回路7はアパーチャ3ごとに存在するため、今後開発されるBAA装置204では数万個の比較回路7が設けられる。しかしながら、BAA装置204の外部端子の個数には制限があるため、すべての比較結果信号Sを外部に出力することは難しい。
比較回路7用の外部端子数を減らすには、比較結果信号Sを所定のブロック単位で圧縮して出力すればよい。例えば、比較回路7がXOR(排他的論理和)ゲートの場合には、各ブロックの複数の比較結果信号SをOR(論理和)ゲートに入力し、ORゲートから1つの圧縮結果信号Cを出力することで、これらの比較結果信号Sを1つの圧縮結果信号Cに圧縮することができる。
この場合、これらの比較結果信号Sの論理レベルがすべて「論理0」であれば、圧縮結果信号Cの論理レベルは「論理0」となり、このブロックは不良の電極6aを含まないことが判明する。一方、これらの比較結果信号Sの論理レベルの中に1つでも「論理1」があれば、圧縮結果信号Cの論理レベルは「論理1」となり、このブロックは不良の電極6aを含むことが判明する。各ブロックがK個(Kは2以上の整数)の比較回路7を含む場合、比較回路7用の外部端子数は圧縮により1/Kに減らすことができる(各ブロックの詳細は後述する)。
よって、第1圧縮回路21は、n個の比較結果信号S1、1〜S1、nの論理和をとり、この論理和の演算結果を圧縮結果信号Cとして出力する。同様に、第1圧縮回路21〜21はそれぞれ、対応するn個の比較結果信号Sの論理和をとり、この論理和の演算結果を圧縮結果信号C〜Cとして出力する。第1圧縮回路21〜21の各々は、複数の比較手段からの比較結果信号を圧縮する圧縮手段の一例であり、ここでは、各圧縮手段が、m個の比較手段からの比較結果信号Sを圧縮結果信号Cに圧縮している。
さらに、第2圧縮回路22は、m個の圧縮結果信号C〜Cの論理和をとり、この論理和の演算結果を圧縮結果信号Dとして出力する。これにより、比較回路7用の外部端子数を、1個に減らすことが可能となる。この場合、m×n個の比較結果信号Sの論理レベルがすべて「論理0」があれば、圧縮結果信号Dの論理レベルは「論理0」となり、BAA装置204は不良の電極6aを含まないことが判明する。一方、m×n個の比較結果信号Sの論理レベルの中に1つでも「論理1」があれば、圧縮結果信号Dの論理レベルは「論理1」となり、BAA装置204は不良の電極6aを含むことが判明する。第1圧縮回路21〜21および第2圧縮回路22の組合せも、複数の比較手段からの比較結果信号を圧縮する圧縮手段の一例であり、ここでは、この圧縮手段が、m×n個の比較手段からの比較結果信号Sを圧縮結果信号Dに圧縮している。
なお、m×n個の比較回路7を分割するブロックは、図5とは異なる方式で設定してもよい。例えば、図5のように横列のn個の比較回路7を1ブロックに設定する代わりに、縦列のm個の比較回路7を1ブロックに設定してもよい。
以上の電極テストは例えば、BAA装置204の出荷段階で不良品を検出するためにテスターを用いて実施される。この場合には、圧縮結果信号Dをテスターに出力し、BAA装置204が不良であるか否かをテスターが判定する。
一方、この電極テストをBAA装置204がEB描画装置100内に収容されている状態で実行する場合には、圧縮結果信号DをEB描画装置100のポート入力または割り込み入力に入力する。これにより、EB描画動作状態において電極剥離等により電極6aの不良が発生したことを、EB描画装置100(制御計算機121)に認識させることが可能となる。
通常、EB描画装置100には、不良の電極6aのないBAA装置204が搭載されるが、電極剥離等によりEB描画時にBAA装置204の電極6aの不良が発生してしまうことがある。この場合、従来は描画したマスクにパターンエラーが発生した際に、原因を調査するためにEB描画装置100を停止していた。パターンエラーの原因は多数存在するため、パターンエラーによる停止は、EB描画装置100の稼働率の低下の大きな原因となるおそれがある。
一方、本実施形態のEB描画動作状態では、駆動回路2が駆動信号を都度出力し、電極剥離の発生時には、不良の電極6aに対応する比較回路7が「論理1」の比較結果信号Sを出力する。この場合、第2圧縮回路22は「論理1」の圧縮結果信号Dを出力することから、EB描画装置100は、BAA装置204の電極6aの不良が発生したことを圧縮結果信号Dから認識することができる。
そして、本実施形態のEB描画装置100は、「論理1」の圧縮結果信号Dを受信した場合には、ワーニングやエラーを出力することで、電極6aの不良が発生した段階でEB描画装置100の描画動作を停止させる。この場合、描画動作の停止の原因がBAA装置204にあることが判明しているため、BAA基板204を交換して描画動作を再開することで、EB描画装置100の稼働率の低下を最小限に抑えることができる。
図6は、本実施形態のテスト出力回路の第1の例を示す回路図である。
図6において、BAA装置204は、駆動回路としてフリップフロップ回路2を備え、比較回路7としてXORゲートを備えると共に、比較回路7の後段にテスト出力回路23を備えている。テスト出力回路23は、ORゲート23aとフリップフロップ回路23bとを備えている。
なお、図6ではフリップフロップ2が直接電極電圧を駆動できるものとしているが、論理回路の電圧より電極電圧の方が高い場合には、フリップフロップ2とビアプラグ5aとの間にレベル変換回路を挿入して駆動信号の電圧レベルを論理回路の電圧から電極電圧へ変換するとともに、電極電圧を入力可能で論理回路の電圧レベルを出力可能なレベル変換回路をビアプラグ5cとXORゲート7との間に挿入すると良い。
比較回路7は、駆動回路2からの駆動信号の論理レベルと、ビアプラグ5cからの信号の論理レベルとを比較する。この際、ビアプラグ5cからの信号の論理レベルの変化が、駆動信号の論理レベルの変化よりも遅いため、これらの信号の位相差に起因する髭状のパルスが、比較回路7からの比較結果信号Sに現れる。比較結果信号Sをそのまま圧縮する場合には、このパルスが圧縮結果信号Dにも反映されてしまう。
そこで、圧縮結果信号DをEB描画装置100に入力して電極剥離をモニタする場合に髭状のパルスが問題となるときには、比較結果信号Sの髭状のパルスをフリップフロップ回路によりマスクするか、あるいは駆動回路2の動作タイミングを制御する信号等で髭状のパルスをマスクすることが望ましい。テスト出力回路23は、前者のマスキングのために設けられている(後述するテスト出力回路24は、後者のマスキングのために設けられている)。テスト出力回路23の動作については、図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態のテスト出力回路の第1の例の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図7(a)は、駆動回路2に入力される描画データを示し、図7(b)は、駆動回路2に入力される描画データタイミング制御信号を示す。また、図7(c)は、ビアプラグ5aで計測される信号の変化を示し、図7(d)は、ビアプラグ5cで計測される信号の変化を示す。
駆動回路2が描画データを取り込むタイミングは、描画データタイミング制御信号の立ち上がりにより規定される。時間t、t、t、tは、描画データタイミング制御信号が立ち上がる時間を示している。駆動回路2は、描画データおよび描画データタイミング制御信号に応じて駆動信号を出力し、その結果、図7(c)の信号がビアプラグ5aで計測される。さらには、図7(d)の信号がビアプラグ5cで計測される。図7(d)の信号の論理レベルの変化が、図7(c)の信号の論理レベルの変化よりも遅いことに留意されたい。
比較回路7には、駆動回路2からの駆動信号と、ビアプラグ5cからの信号とが入力される。この際、図7(c)および図7(d)から理解されるように、ビアプラグ5cからの信号の論理レベルの変化が、駆動信号の論理レベルの変化よりも遅いため、これらの信号の位相差に起因する髭状のパルスが、比較回路7からの比較結果信号Sに現れる(図7(e))。
ここで、フリップフロップ回路23bには、ORゲート23aからの出力信号と、図7(f)に示すクロック信号(CLK)とが入力される。さらに、ORゲート23aには、比較回路7からの比較結果信号Sと、フリップフロップ回路23bからの出力信号とが入力される。そして、フリップフロップ回路23bがORゲート23aからの出力信号を取り込むタイミングは、クロック信号の立ち上がりにより規定される。時間t、t、t、tは、クロック信号が立ち上がる時間を示している。
図7(f)に示すように、クロック信号は、時間t、t、t、tからそれぞれ十分に遅れた時間t、t、t、tに立ち上がる。具体的には、時間t、t、t、tはそれぞれ、髭状のパルスのパルス幅よりも長い時間だけ、時間t、t、t、tから遅れている。そのため、フリップフロップ回路23bは、髭状のパルスの影響を受けないタイミングに、ORゲート23aからの出力信号を取り込むことができる。よって、フリップフロップ回路23bは、テスト出力信号として、髭状のパルスを除去した比較結果信号Sを出力することができる(図7(g))。テスト出力信号は、図5のいずれかの第1圧縮回路21に入力される。
なお、フリップフロップ回路23bには、比較結果信号Sそのものではなく、比較結果信号Sとこのテスト出力信号とのOR演算結果が入力される。よって、テスト出力信号の論理レベルが一旦「論理1」に変化すると、テスト出力信号の論理レベルはその後、継続的に「論理1」となる。これにより、圧縮結果信号Dを検出するテスターや制御計算機121は、BAA装置204の不良発生を確実に検出することが可能となる。
図8は、本実施形態のテスト出力回路の第2の例を示す回路図である。
図8において、BAA装置204は、駆動回路2としてフリップフロップ回路を備え、比較回路7としてXORゲートを備えると共に、比較回路7の後段にテスト出力回路24を備えている。テスト出力回路24は、NOTゲート24aとNORゲート24bとを備えている。
テスト出力回路24は、上述のテスト出力回路23と同様に、比較結果信号Sの髭状のパルスのマスキングのために設けられている。テスト出力回路24の動作については、図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態のテスト出力回路の第2の例の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図9(a)は、駆動回路2に入力される描画データを示し、図9(b)は、駆動回路2に入力される描画データタイミング制御信号を示す。また、図9(c)は、ビアプラグ5aで計測される信号の変化を示し、図9(d)は、ビアプラグ5cで計測される信号の変化を示す。図9(e)は、比較回路7から出力される比較結果信号Sを示す。図9(a)〜図9(e)の信号の性質はそれぞれ、図7(a)〜図7(e)の信号と同様である。
ここで、NOTゲート24aには、図9(e)の比較結果信号Sが入力される。さらに、NORゲート24bには、NOTゲート24aからの出力信号と、図9(b)の描画データタイミング制御信号とが入力される。そして、テスト出力回路24は、テスト出力信号として、NORゲート24bからの出力信号を出力する(図9(f))。
NORゲート24bは、NOTゲート24aからの出力信号と、描画データタイミング制御信号とのNOR演算結果を、テスト出力信号として出力する。そのため、図9(b)の描画データタイミング制御信号が「論理0」で、かつ、図9(e)の比較結果信号Sが「論理1」の場合にのみ、図9(f)のテスト出力信号が「論理1」になる。ここで、比較結果信号Sに髭状のパルスが現れると比較結果信号Sが「論理1」になるが、髭状のパルスが現れるタイミングは、描画データタイミング制御信号が「論理0」であるタイミングと異なっている(図9(b)および図9(e)を参照)。よって、NOTゲート24aは、テスト出力信号として、髭状のパルスを除去した比較結果信号Sを出力することができる(図9(f))。テスト出力信号は、図5のいずれかの第1圧縮回路21に入力される。
なお、第1の例のテスト出力回路23と、第2の例のテスト出力回路24とを比較した場合、第2の例のテスト出力回路24には、第1の例のテスト出力回路23よりも構成がシンプルであるという利点がある。一方、第1の例のテスト出力回路23では、テスト出力信号の論理レベルが一旦「論理1」に変化すると、テスト出力信号の論理レベルがその後、継続的に「論理1」となるため、BAA装置204の不良発生を確実に検出できるという利点がある。
次に、図3を再び参照し、スキャンテスト回路によるBAA装置204のスキャンテストについて説明する。
不良解析や歩留まり向上のための解析のために、BAA装置204のどのアパーチャ3の電極6aが不良かを知りたい場合には、BAA装置202にスキャンテスト回路を使用してもよい。
駆動回路2は例えば、あるサイクルごとに制御回路1から描画データを受け取り、同じサイクルの間は描画データの値を保持するためのフリップフロップ(F/F)回路を備えている。図6および図8に示す駆動回路2は、その一例である。この場合、BAA装置204のテスト容易化のために、駆動回路2のF/F回路を、スキャンテスト用のスキャンF/F回路に置き換えてもよい。
スキャンテストでは、テストする状態をすべてのF/F回路に設定するためのシフトイン動作を行う。さらには、シフトインしたデータを通常動作状態で動作させて、F/F回路にテスト結果を取り込むキャプチャー動作を行う。さらには、各F/F回路の出力を1サイクル毎にシフトしてスキャンアウト端子から出力し、この出力を期待値と比較するスキャンアウト動作を行う。スキャンテストでは、これらの動作によりBAA装置204のテストを行う。
どのアパーチャ3の電極6aが不良かを判別するために、BAA装置204に、比較回路7からの比較結果信号SをスキャンF/F回路にキャプチャーするテストモードを設けてもよい。駆動回路2から電極テスト用のテストパターンを比較回路7に入力した後、キャプチャー動作によりスキャンF/F回路に比較結果信号Sを取り込み、その後シフトアウト動作を行うことで、すべての比較結果信号Sをスキャンアウト端子から1サイクルごとに出力することが可能となる。
スキャンF/F回路は、スキャンチェーンの繋ぎ方により、シフトアウトしたときの出力順番が予め決まっている。よって、何番目のシフトアウト動作で比較結果信号Sが「論理1」になったかを確認することで、どのアパーチャ3の電極6aが不良かを判別することが可能となる。電極6aの不良をピンポイントで特定することが可能になることで、MEMS製造工程の歩留まり改善や、電極不良発生時の不良解析の効率化を実現することが可能となる。
以上のように、本実施形態のBAA装置204は、駆動信号の論理レベルと、ビアプラグ5cから得られた信号の論理レベルとを比較して、この比較の結果を示す比較結果信号Sを出力する比較回路7を備えている。よって、本実施形態によれば、BAA装置204の電極6aの数が多い場合にも電極6aを容易にテストすることが可能となる。
また、本実施形態のBAA装置204は、アパーチャを複数のブロックに分け、ブロックごとの複数の比較結果信号Sを圧縮して、この圧縮の結果を示す圧縮結果信号C〜Cを出力する第1圧縮回路21〜21や、これらの圧縮結果信号C〜Cを圧縮して、この圧縮の結果を示す圧縮結果信号Dを出力する第2圧縮回路22を備えている。よって、本実施形態によれば、BAA装置204から出力する信号の数を減らすことができ、BAA装置204の外部端子数が少なくてもBAA装置204から比較結果(圧縮結果)を出力することが可能となる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1 制御回路
2 駆動回路
3 アパーチャ
4a、4b、4c 配線
5a、5b、5c ビアプラグ
6a 電極(偏向電極、ブランキング電極)
6b 電極(グランド電極、アース電極)
7 比較回路
11 基板
12 絶縁膜
13 導電膜
14 絶縁膜
15 絶縁膜
20 ビーム
20a、20b、20c、20d、20e マルチビーム
21 第1圧縮回路
22 第2圧縮回路
23 テスト出力回路
23a ORゲート
23b フリップフロップ回路
24 テスト出力回路
24a NOTゲート
24b NORゲート
100 EB描画装置
101 試料
110 描画部
111 電子鏡筒
112 描画室
113 XYステージ
114 ミラー
120 制御部
121 制御計算機
122 メモリ
123 偏向制御回路
124 ステージ位置検出器
125 記憶装置
126 記憶装置
131 データ処理部
132 描画制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 アパーチャ部材
203a 矩形領域
203b 穴
204 ブランキングアパーチャアレイ装置
205 縮小レンズ
206 制限アパーチャ部材
207 対物レンズ
208 偏向器
209 ブランキングアパーチャステージ装置

Claims (5)

  1. アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャと、
    前記複数のアパーチャに対してそれぞれ設けられた第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段であって、
    ブランキング制御を行う第1電極と、
    前記第1電極と対向し、グランド接続された第2電極と、
    前記第1電極に電気的に接続された第1ビアプラグと、
    前記第1電極に電気的に接続された第2ビアプラグと、
    前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1ビアプラグを介して前記第1電極に供給する駆動手段と、
    前記第1電極に対応して設けられ、前記駆動信号と、前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する比較手段と、
    を備えるブランキングアパーチャアレイ装置。
  2. 前記複数のアパーチャを複数のブロックに分け、前記比較手段からの比較結果信号の出力を前記ブロックごとに圧縮し、前記圧縮の結果を示す圧縮結果信号を出力する圧縮手段をさらに備える、請求項1に記載のブランキングアパーチャアレイ装置。
  3. 前記比較結果信号は、前記駆動信号の論理レベルと、前記第2ビアプラグから得られた信号の論理レベルとの排他的論理和の演算結果を示す、請求項1または2に記載のブランキングアパーチャアレイ装置。
  4. アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャと、
    前記複数のアパーチャに対してそれぞれ設けられた第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段であって、
    ブランキング制御を行う第1電極と、
    前記第1電極と対向し、グランド接続された第2電極と、
    前記第1電極に電気的に接続された第1ビアプラグと、
    前記第1電極に電気的に接続された第2ビアプラグと、
    前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1ビアプラグを介して前記第1電極に供給する駆動手段と、
    前記第1電極に対応して設けられ、前記駆動信号と、前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する比較手段と、
    前記比較結果信号に基づいて、前記荷電粒子ビームによる描画を制御する制御手段と、
    を備える荷電粒子ビーム描画装置。
  5. アレイ状に配置され、複数の荷電粒子ビームのブランキングがそれぞれ行われる複数のアパーチャに対して、第1電極、第2電極、第1ビアプラグ、第2ビアプラグ、駆動手段、および比較手段がそれぞれ設けられたブランキングアパーチャアレイ装置についての電極テスト方法であって、
    前記第1電極を駆動する駆動信号を、前記第1電極に電気的に接続された前記第1ビアプラグを介して前記駆動手段から前記第1電極に供給する工程と、
    前記第1電極に対応して設けられた比較手段が、前記駆動信号と、前記第1電極に電気的に接続された前記第2ビアプラグから得られた信号とを比較して、前記比較の結果を示す比較結果信号を出力する工程と、
    前記比較結果信号に基づいて、前記ブランキングアパーチャアレイ装置が不良であるかどうかを判定する工程と、
    を備える電極テスト方法。
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