JPH10289562A - 画像情報の検索装置および方法 - Google Patents

画像情報の検索装置および方法

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JPH10289562A
JPH10289562A JP9095629A JP9562997A JPH10289562A JP H10289562 A JPH10289562 A JP H10289562A JP 9095629 A JP9095629 A JP 9095629A JP 9562997 A JP9562997 A JP 9562997A JP H10289562 A JPH10289562 A JP H10289562A
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JP
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title
memory
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JP9095629A
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English (en)
Inventor
Masahiro Matsushita
雅弘 松下
Katsuhiro Sugiyama
克弘 杉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索したい画像内容を推定把握して画像の検
索ができる。 【解決手段】 記録媒体が収納容器に収納されていると
共に、メモリを備え、このメモリに、タイトルデータ
と、このタイトルデータに基づくタイトル表示情報を重
畳して表示すべき画像情報が記録されている記録媒体上
のアドレス情報とが対応付けられて記録されている記録
媒体収納物を用いる。検索指示があったときに、メモリ
に記録されているすべてのタイトルデータによるタイト
ルを一覧表示する。一覧表示されたタイトルのうちか
ら、ユーザ操作は、一つのタイトルを選択する。選択さ
れたタイトルに対応付けられてメモリに記録されている
アドレス情報に基づいて、記録媒体上の位置検索を実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ルVCRに用いられるメモリ付カセットのように記録媒
体が収納容器に収納されていると共に、メモリを備える
記録媒体収納物を用いる画像情報の検索装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】小型のテープカセットを用いて撮影した
画像情報およびその周辺音声を記録するようにするカメ
ラ一体型VTRが普及している。この種の装置では、1
本のテープカセットに種々のタイミングで種々の画像を
撮影して記録するようにすることが多々ある。このよう
な場合において、1本のテープカセットに記録された画
像の中から、所望の画像部分の先頭を検索して、その所
望画像部分の再生を行いたいとする要求がある。
【0003】この要求を満足する手法の一つとして、イ
ンデックスサーチ機能が知られている。このインデック
スサーチ機能は、ユーザが、予め、テープを再生して、
所望の画像部分の先頭位置にインデックスを打ち込んで
おき、このインデックスを頼りにして、所望画像部分の
先頭を検索し、再生を実行するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
ンデックスサーチ機能を用いるためには、テープを再生
してユーザがインデックスを打ち込む操作をしなければ
ならず、厄介であると共に、インデックスの位置にどの
ような内容の画像が記録されているかを予め知ることは
できなかった。したがって、インデックスサーチをし
て、再生を実行しなければ画像内容を把握することがで
きないため、所望の画像部分を迅速かつ適格にサーチす
ることはできなかった。
【0005】この発明は、以上の問題点にかんがみ、予
め、記録媒体にどのような内容の画像が記録されている
かを容易に知ることができると共に、所望の画像部分を
迅速かつ適格に検索することができる装置および方法を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明においては、記録媒体が収納容器に収納さ
れていると共に、メモリを備え、このメモリに、タイト
ルデータと、このタイトルデータに基づくタイトル表示
情報を重畳して表示すべき画像情報が記録されている前
記記録媒体上のアドレス情報とが対応付けられて記録さ
れている記録媒体収納物を用いて、前記記録媒体に記録
されている画像情報を検索する装置であって、検索指示
があったときに、前記メモリに記録されているすべての
前記タイトルデータによるタイトルを一覧表示する一覧
表示手段と、前記一覧表示されたタイトルのうちから、
ユーザ操作に応じた一つのタイトルを選択する選択手段
と、前記選択手段で選択されたタイトルに対応付けられ
て前記メモリに記録されているアドレス情報に基づい
て、前記記録媒体上の位置検索を行う検索手段と、を備
える画像情報の検索装置を提供する。
【0007】上述の構成のこの発明による検索装置にお
いては、ユーザが検索指示を行うと、メモリに記録され
ているタイトルの一覧が表示される。これにより、ユー
ザは、記録媒体に記録されている画像内容を把握するこ
とができる。そして、ユーザが所望のタイトルを選択す
ると、その選択されたタイトルに対応付けられてメモリ
に記憶されているアドレス情報にしたがって、検索が実
行され、タイトルが打ち込まれた画像部分が再生され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態
は、デジタルVCRの構成とされたカメラ一体型VTR
に、この発明を適用したものであり、記録媒体収納物
は、この例ではテープカセットである。そして、この例
のテープカセットは、その収納容器であるカセット内
に、例えばEEPROM等の不揮発性メモリ(以下、カ
セットメモリと呼ぶ)を備えるものである。
【0009】理解を容易にするために、以下の説明は、 [1]この実施の形態のカメラ一体型VTRの外観 [2]カセットメモリを備えるテープカセットの構成 [3]この実施の形態のカメラ一体型VTRの構成 [4]タイトル打ち込み [5]タイトルの色、サイズ、表示の変更 [6]カセットメモリの記録データについて [7]タイトル消去 [8]オリジナルタイトルの作成処理 [9]画像へのタイトル表示 [10]タイトルサーチ [11]変形例 の各項目に別けて、順に行うこととする。
【0010】[1]この実施の形態のカメラ一体型VT
Rの外観 図2は、この実施の形態のカメラ一体型VTR10の外
観を示すものであり、また、図3は、この実施の形態の
カメラ一体型VTR10で使用するテープカセットの概
要を示す図である。
【0011】図2Aに示すように、この実施の形態のカ
メラ一体型VTR10は、LCD表示部11を備える。
このLCD表示部11は、回動軸部11Rを中心にし
て、カメラ筐体に対して回動可能に取り付けられて、カ
メラ筐体の形状に沿うような状態で、収納される状態
と、図2Aのような、LCD画面11Dをユーザが観視
できる状態とを取り得るように構成されている。
【0012】また、アイカップ12からユーザが覗く内
部には、電子式のビューファインダーが設けられてい
る。この電子ビューファインダーは、例えば小型のカラ
ー陰極線管により構成される。
【0013】また、図2Aのように、LCD表示部11
をその表示画面11Dを観視できるように開いていると
きには、LCD表示部11が収納されていた筐体部分に
設けられている各種のボタンキー(以下単にキーと言
う)が操作可能となる。ここで使用可能なキーには、タ
イトルキー13と、メニューキー14とが含まれる。
【0014】また、撮影録画動作を行っているユーザが
操作しやすい位置には、録画開始/ポーズキー15が設
けられる。このキー15は、押下操作をするごとに、録
画開始指示と、録画ポーズ指示とを、交互に繰り返すも
のである。このキー15に関連して、スタンバイキー
(図示せず)が設けられ、スタンバイキーにより録画ス
タンバイになったときに、録画開始/ポーズキー15の
操作が有効になる。
【0015】また、この実施の形態のカメラ一体型VT
Rは、アイカップ12の下側の筐体下部に、後述するよ
うに、主としてタイトル作成処理等のために用いるダイ
ヤルキー16を備える。このダイヤルキー16は、図2
Bの拡大図に示すように、回動すると共に、筐体方向に
押し込むことが可能である。すなわち、ダイヤルキー1
6は、回動キーと押ボタンキーとの2つの機能を合わせ
持つものである。
【0016】そして、このダイヤルキー16を回動キー
として回動操作したときには、後述する各種選択動作が
行え、また、押ボタンキーとして押下操作したときに
は、選択された項目の決定入力を意味するようなものと
されている。
【0017】また、図2には、図示しなかったが、この
実施の形態のカメラ一体型VTRに対してはリモートコ
ントロールができるようにされており、そのリモコン送
信機には、再生キー、再生ポーズキー、巻き戻しキー、
早送りキー、順方向および逆方向のサーチキー、サーチ
選択キーなどのモード変更やテープ走行を制御するボタ
ンキーが設けられている。
【0018】[2]ICメモリを備えるテープカセット
の構成 図3に、この実施の形態で用いるテープカセット20の
外観図を示す。図3Aは、テープカセット20の平面
図、図3Bは、このテープカセット20の側面図であ
る。
【0019】テープカセット20には、リール軸挿入口
21aおよび21bが設けられる。このリール軸挿入口
21a,21bにリールの中心が位置するように2個の
リールがそれぞれ配置される。リールには磁気テープが
巻回されている。このテープカセット20がカメラ一体
型VTR10に装填されると、その一側面部に設けられ
たテープ保護シャッタ22が開かれ、カセット20から
テープが引き出される。
【0020】そして、カセット20の一隅には、基準孔
23および誤消去防止孔24が設けられれる。また、カ
セット20のテープ保護シャッタ22とは反対側の側面
には、複数の端子25が設けられる。この複数の端子2
5のそれぞれは、開口を介して外部に臨ませられてい
る。カセット20内には、図中破線で示すカセットメモ
リ26が設けられており、前記の複数の端子25は、こ
のカセットメモリ26に接続されている。カセットメモ
リ26は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリか
ら構成され、後述するように、タイトル情報などのカセ
ット20のそれぞれに固有の情報が記録される。
【0021】なお、カメラ一体型VTR10側には、カ
セット20が装填されたときに、端子25に接続される
端子が設けられており、これらの端子を介して、カセッ
ト20に固有の情報(後述するタイトル情報のほかに、
テープ長、テープ残量、使用回数、TOC等)がVTR
により読み出され、情報表示のために使用され、あるい
は、動作制御のために使用される。
【0022】[3]この実施の形態のカメラ一体型VT
R10の構成 図4は、この実施の形態のカメラ一体型VTR10のブ
ロック図である。このカメラ一体型VTR10は、撮像
して得たビデオ信号をデジタル化し、例えばDCT変換
を用いたデータ圧縮を行い、回転ヘッドにより磁気テー
プに記録するデジタルVCRの構成とされている。
【0023】図4に示すように、このカメラ一体型VT
R10は、記録信号系100と、再生信号系200とを
備える。また、メインコントローラ300と、メカコン
トローラ400と、メカデッキ部500と、表示系60
0を備えている。
【0024】メインコントローラ300は、マイクロコ
ンピュータにより構成され、全体を制御する。メカコン
トローラ400は、メカデッキ部500を、メインコン
トローラ300の制御の下に行う。メカデッキ部500
は、VTR部のテープ走行駆動制御や、カセットイン、
イジェクトなどの機構制御などを行う。メカデッキ部5
00は、カセットインのときのセンサを備え、カセット
インをこのセンサにより検知すると、その検知情報をメ
カコントローラ400を通じてメインコントローラ30
0に通知するなどの動作も行う。
【0025】表示系600は、表示素子として、前述し
たLCD11と、カラー陰極線管により構成される電子
式のビューファインダー601とを備えると共に、メイ
ンコントローラ300の制御を受けて、表示情報を生成
するOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)回路6
02と、画像情報重畳回路603と、スイッチ回路60
4とを備える。OSD回路602は、キャラクタジェネ
レータを備え、文字、記号、図形などからなる表示情報
と、画像情報との重畳(例えばスーパーインポーズ)の
ためのキー信号とを、メインコントローラ300からの
制御指示に応じて生成し、出力するものである。
【0026】記録時について説明する。カメラ部101
で撮像されて得られたビデオ信号はA/Dコンバータ1
02によりデジタル信号に変換され、データ圧縮部10
3に供給される。データ圧縮部103では、デジタルビ
デオ信号をブロック化し、DCT変換を用いたデータ圧
縮を行い、圧縮したビデオデータをデータ合成部104
に供給する。
【0027】また、撮像時に、マイクロホン105で収
音された音声の信号は、A/Dコンバータ106により
デジタル信号に変換され、デジタル音声信号処理部10
7を介してデータ合成部104に供給される。データ合
成部104には、さらにサブコード形成部108からの
サブコードデータが供給される。サブコードは、サーチ
用のデータで、タイムコードやトラック番号等である。
トラック番号は、テープ上の絶対アドレスである。
【0028】サブコード形成部108は、メカコントロ
ーラ400からの制御により前記サブコードを形成して
発生する。そして、メカコントローラ400は、記録時
には、このサブコード形成部108のサブコードを監視
して、テープ上の現在位置を管理する。このテープ上の
現在位置のデータであるトラック番号の情報は、メカコ
ントローラ400からメインコントローラ300に与え
られる。このように、メインコントローラ300は、メ
カコントローラ400からテープ上の現在位置を示すト
ラック番号の情報を取得して、これを後述するように、
タイトル打ち込み時に、カセットメモリ26に記録する
情報として使用することができるように構成されてい
る。
【0029】データ合成部104では、圧縮部103か
らのビデオデータおよびデジタル音声処理部107から
の音声データに必要な付加データを付加し、付加後のビ
デオデータと、音声データと、サブコード形成部108
からのサブコードとを合成する。なお、ビデオデータに
付加される付加データは、例えば、モノクロ/カラー、
ソースコードや、記録時間、記録年月日等の予備データ
であり、音声データに付加される付加データは、2チャ
ンネル/4チャンネル、サンプリング周波数、エンファ
シスの有無や、記録時間、記録年月日等の予備データで
ある。
【0030】データ合成部104からの合成データは、
記録処理部109を通じ、また、記録再生切り換え部1
10を通じて回転ヘッド120に供給される。そして、
メカデッキ500には、カセット20が装填されている
ので、テープ20Tに回転ヘッド120により、図5に
示すように、斜めトラックとして、ビデオデータ、音声
データおよびサブコードデータが、それぞれ別エリア
(セクタ)として記録される。
【0031】この場合、図5に示すように、テープ20
Tの各斜めトラックには、トラックの入り口側からIT
Iエリア、オーディオセクタ、ビデオセクタ、サブコー
ドセクタの順に構成される。なお、各セクタ間にはIB
G(インナーブロックギャップ)が、また、サブコード
の後ろにはマージンが設けられる。
【0032】次に、再生時には、テープ20Tから回転
ヘッド120により取り出されたデータは、記録再生切
り換え部110を通じて再生処理部201に供給され、
記録処理に対応した再生処理がなされる。この再生処理
部201の出力信号は、データ分離およびエラー訂正部
202に供給され、データについてのエラー訂正処理を
行った後、ビデオデータ、オーディオデータ、サブコー
ドデータに分離される。そして、ビデオデータはデータ
伸長部203に供給され、オーディオデータは、オーデ
ィオデータ再生部206に供給され、サブコードは、サ
ブコード処理部209に供給される。
【0033】データ伸長部203で伸長されたビデオデ
ータは、D/Aコンバータ204によりアナログビデオ
信号に戻され、出力端子205に導出される。また、オ
ーディオデータ再生部206で再生されたオーディオ信
号は、D/Aコンバータ207によりアナログオーディ
オ信号に戻され、出力端子208に導出される。
【0034】さらに、サブコード処理部209で復元さ
れたサブコードデータは、メカコントローラ400に供
給される。サブコードには、前述したように、テープ上
の絶対アドレスとしてのトラック番号が含まれており、
これに基づいて、走行制御やその他の制御に使用され
る。すなわち、メカコントローラ400は、再生時は、
このサブコード処理部209からのサブコードを監視し
て、テープ上の現在位置を管理する。そして、前述もし
たように、このテープ上の現在位置のデータであるトラ
ック番号の情報は、メカコントローラ400からメイン
コントローラ300に与えられ、メインコントローラ3
00は、これを後述するように、再生時のタイトル打ち
込みの際に、カセットメモリ26に記録する情報として
使用することができるように構成されている。
【0035】また、メインコントローラ300には、キ
ー入力装置17が接続される。このキー入力装置17
は、図2を用いて前述したタイトルキー13やメニュー
キー14、録画開始/ポーズキー15およびダイヤルキ
ー16、その他のテープ走行制御キーを備え、いずれの
キーがユーザーにより操作されたかがメインコントロー
ラ300にて検出される。そして、メインコントローラ
300は、操作されたキーに応じた制御等を行う。
【0036】次に、表示系について説明する。カメラ部
101からのビデオ信号は、スイッチ回路604の一方
の入力端に供給される。また、D/Aコンバータ204
からの再生ビデオ信号が、このスイッチ回路604の他
方の入力端に供給される。このスイッチ回路604の出
力端に得られるビデオ信号は、重畳回路603に供給さ
れる。また、OSD回路602からの表示情報が重畳回
路603に供給される。
【0037】この重畳回路603からのビデオ信号は、
LCD11に供給されてその画面11Dに表示されると
共に、電子式ビューファインダー601に供給されて、
その画面に表示される。さらに、重畳回路603の出力
信号は、出力端子605に導出される。
【0038】スイッチ回路604は、図示は省略した
が、撮影時と再生時とで、キー入力装置17を通じたユ
ーザ指示に応じたメインコントローラ300からの切り
換え制御信号により切り換えられる。したがって、撮影
時には、カメラ部101からのビデオ信号が、LCD1
1および電子式ビューファインダー601に供給され
て、それぞれの表示画面に撮影中の画像が表示される。
また、出力端子605に例えばモニター受像機が接続さ
れていれば、そのモニター受像機の画面に同様に撮影中
の画像およびOSD回路602からの表示情報が表示さ
れる。
【0039】また、再生時には、D/A変換器204か
らの再生ビデオ信号が、LCD11および電子式ビュー
ファインダー601に供給されて、それぞれの表示画面
に再生画像が表示される。また、出力端子605に例え
ばモニター受像機が接続されていれば、そのモニター受
像機の画面に同様に再生画像およびOSD回路602か
らの表示情報が表示される。
【0040】メインコントローラ300に対しては、さ
らに、リモコン受信機801が設けられる。このリモコ
ン受信機801は、リモコン送信機802からの、例え
ば赤外線リモコン信号を受信して、その受信データを解
析し、その解析結果をメインコントローラ300に送
る。
【0041】リモコン送信機802には、前述したよう
に、再生キー、再生ポーズキー、巻き戻しキー、早送り
キー、順方向および逆方向のサーチキー、サーチ選択キ
ーなどのモード変更やテープ走行を制御するボタンキー
が設けられている。
【0042】そして、この実施の形態のカメラ一体型V
TRの場合、キー入力装置17のテープ走行制御に関す
るキー入力があった場合、メインコントローラ300
は、そのキー入力に応じた制御信号をメカコントローラ
400に送る。メカコントローラ400は、この制御信
号から生成したメカデッキ制御信号をメカデッキ500
に供給し、テープ走行その他を制御する。
【0043】さらに、テープカセット20の前述した端
子25に接続される端子を備えるメモリ制御部700が
メインコントローラ300に接続されている。このメモ
リ制御部700は、メインコントローラ300からの制
御を受けて、カセットメモリ26へのデータの書き込
み、カセットメモリ26からのデータの読み出し、カセ
ットメモリ26のデータの消去などを制御する。
【0044】そして、以下に説明するように、メインコ
ントローラ300の制御にしたがって、このカセットメ
モリ26に対して、タイトル書き込み、読み出し、消去
が行われる。
【0045】すなわち、この場合、メインコントローラ
300は、キー入力装置17からのキー入力情報を受
け、それがタイトル作成やタイトル消去などのタイトル
処理関係のキーか、それ以外のテープ走行やモード変更
に関するキーであるかを判別して、それぞれに対応した
制御を行う。
【0046】この場合のメインコントローラ300のキ
ー入力処理動作のフローチャートの概略を図6に示す。
【0047】すなわち、メインコントローラ300で
は、キー入力装置17を通じたキー入力があることを検
知すると、ステップS1から、図6の処理ルーチンに入
る。そして、ステップS2において、検出されたキー入
力を受け付け、次のステップS3で、入力キーがタイト
ル関係のキーであるか、それ以外のキーであるかを判別
する。
【0048】ステップS3で、入力キーがタイトル関係
以外のテープ走行等に関するキーであると判別されたと
きには、ステップS4に進み、メカコントローラ400
に制御信号を送る。メカコントローラ400は、これを
受けて、メカデッキ500を制御する。
【0049】一方、ステップS3で入力キーがタイトル
作成やタイトル消去関係のキーであると判別されたとき
には、ステップS5に進み、タイトル作成、消去のタイ
トル関係処理を行う。
【0050】そして、ステップS6で、ユーザのキー入
力操作によりタイトル作成やタイトル消去の処理の終了
指示があると判別されたときに、ステップS7に進ん
で、カセットメモリ26に対するデータの書き込み処理
や消去処理がなされる。すなわち、タイトル作成処理の
場合には、タイトル情報と、当該タイトルを画像に重畳
表示すべきテープ上の位置を示すアドレス情報、この例
ではトラック番号がカセットメモリ26に書き込まれ、
消去処理の場合には、前記タイトル情報とアドレス情報
の消去が実行される。これらのタイトル打ち込み処理や
消去処理については、後で詳述する。
【0051】また、ステップS6でタイトル関係処理に
関して中止指示がなされたと判別されると、カセットメ
モリ26に対するアクセスを行うことなく、この処理ル
ーチンを終了する(ステップS8)。
【0052】[4]タイトル打ち込み処理 前記ステップS5で行われる処理の内、まず、タイトル
打ち込み処理について詳述する。
【0053】このタイトル打ち込み処理は、記録時、記
録ポーズ時、再生時、再生ポーズ時等の画像をLCD1
1や電子式ビューファインダー601の画面に表示して
いる(画像情報を出力している)状態においてのみ行う
ことができるようにされている。
【0054】この実施の形態の場合、図2に示したタイ
トルキー13をユーザが押下操作すると、以下に説明す
るタイトル打ち込み処理ルーチンに入る。そして、ユー
ザがタイトルキー13を再び押下すると、タイトル打ち
込み処理ルーチンを中断して、タイトルキー13を最初
に押下する前の状態に戻る。
【0055】そして、この実施の形態の場合、タイトル
打ち込み処理ルーチンにおいては、ダイヤルキー16の
みの操作で、以下に説明するようなタイトル選択および
決定、色やサイズや表示位置の変更および決定、打ち込
みタイミング指示等をすべて行うことができる。前述し
たように、この場合、ダイヤルキー16は、ユーザによ
る回転操作により種々の選択入力キーとして働き、ユー
ザによる押下操作により決定入力キーとして働くもので
ある。
【0056】図7、図8および図9は、この実施の形態
におけるタイトル打ち込み処理ルーチンを示すものであ
る。また、図10、図11および図12は、それぞれ、
この打ち込み処理時のLCD11の画面表示変化を示す
ものであり、図10は記録ポーズ状態からタイトルキー
16を押下した後のタイトル打ち込み手順を、図11は
再生、再生ポーズあるいは記録の各モードの状態からタ
イトルキー16を押下した後のタイトル打ち込み手順
を、それぞれ示している。また、図12は、タイトル文
字の色、サイズ、画面上の表示位置の、各項目の変更を
行う場合の手順を示す図である。電子式ビューファイン
ダー601の画面や、出力端子605に接続されたモニ
ター受像機の画面にも同様の画像が表示される。
【0057】メインコントローラ300は、キー入力装
置17の一つであるダイヤルキー16の操作情報を判別
し、その判別結果にしたがって、メインコントローラ3
00に予め用意されている表示情報生成処理ルーチンを
実行して、OSD回路602を制御し、図10〜図12
に示す表示画面を生成させるようにする。なお、図10
〜図12には、理解を容易にするために、便宜上、スイ
ッチ回路604からのビデオ信号による表示画像は省略
し、重畳される表示情報のみを示している。
【0058】タイトルキー13をユーザが押下操作する
と、図7のステップS10からタイトル打ち込み処理ル
ーチンに入り、ステップS11において、打ち込み可能
なタイトルの一覧を表示する(例えば図10(B)参
照)。
【0059】このとき、メインコントローラ300は、
図示しない不揮発性メモリに、予め登録されて記憶され
ているタイトル文字列のデータ、例えばテキストデータ
をすべて読み出し、OSD回路602を制御して、タイ
トル一覧の表示情報を生成させる。OSD回路602か
らのタイトル一覧の表示情報は、重畳回路603に供給
されて、そのときにスイッチ回路604から得られるビ
デオ信号に重畳される。したがって、LCD11や電子
式ビューファインダー601の画面には、スイッチ回路
604からのビデオ信号による画像にタイトル一覧が重
畳(例えばスーパーインポーズ)表示される。
【0060】タイトル一覧として表示されるタイトル文
字列は、予め、用意されているもののほかに、ユーザが
オリジナルタイトルを作成し、その作成したオリジナル
タイトルを前記の不揮発性メモリに記憶させておくこと
も可能である。オリジナルタイトルの作成処理について
は、後述する。
【0061】このタイトル一覧においては、選択中のタ
イトルが図10Bにおいて四角で囲んで示すように、例
えば画面上反転表示で表示され、選択中のタイトルがど
れであるかがユーザに報知される。
【0062】この状態において、タイトル打ち込みを中
止する場合には、タイトルキー13を押下する。また、
一覧表示されているタイトルの中からユーザが打ち込み
たいタイトルを選択する場合には、ユーザは、ダイヤル
キー16を回転させる。そして、打ち込みたいタイトル
を現在選択中のもので決定をする場合には、ダイヤルキ
ー16を押下する。
【0063】このため、メインコントローラ300で
は、ステップS12において、タイトルキー13が押下
されたか否か判断し、タイトルキー13が押下されたと
きには、図8のステップS29に進み、OSD回路60
2からのタイトル打ち込み処理の表示情報を消去して、
このタイトル打ち込み処理ルーチンを中断する。
【0064】ステップS12でタイトルキー13が押下
されないと判断されたときには、ステップS13に進
み、ダイヤルキー16が操作されたか否か判断される。
ダイヤルキー16も操作されなかったと判断されたとき
には、ステップS12に戻る。ステップS13でダイヤ
ルキー16が操作されたと判断したときには、ステップ
S14に進み、ダイヤルキー16は回転操作されたか押
下されたかを判別する。そして、回転操作されたと判断
したときには、ステップS15に進み、選択中のタイト
ルを回転操作に応じて変更する。このステップS15の
後はステップS12に戻る。
【0065】また、ステップS14でダイヤルキー16
が押下されたと判断したときには、ステップS16に進
み、タイトル一覧を消去して、選択されたタイトルを、
実際に重畳表示される色、サイズ、位置の状態で、点滅
表示する(例えば図10(C)参照)。この点滅表示
は、そのときに表示中のタイトルで打ち込みを実行する
か否かのタイトル打ち込み確認を意味している。
【0066】次に、ステップS17に進み、タイトルキ
ー13が押下されたか否か判別し、タイトルキー13が
押下されたと判別されたときには、前述と同様にして、
ステップS29に進み、OSD回路602からのタイト
ル打ち込み処理の表示情報を消去して、このタイトル打
ち込み処理ルーチンを中断する。
【0067】ステップS17でタイトルキー13が押下
されないと判断されたときには、ステップS18に進
み、ダイヤルキー16が操作されたか否か判断される。
ダイヤルキー16も操作されないと判断されたときに
は、ステップS17に戻る。ステップS18でダイヤル
キー16が操作されたと判断したときには、ステップS
19に進み、ダイヤルキー16は回転操作されたか押下
されたかを判別する。
【0068】ステップS19で、ダイヤルキー16は回
転操作されたと判別したときには、ステップS100と
して示すタイトルの色、サイズ、表示位置の変更処理ル
ーチンに移行する。このステップS100のタイトルの
色、サイズ、表示位置の変更処理ルーチンについては、
後で詳述する。このステップS100の後は、ステップ
S17に戻る。
【0069】また、ステップS19で、ダイヤルキー1
6は押下操作されたと判別したときには、それはタイト
ル打ち込み決定を意味するものであるので、ステップS
20に移り、LCD11および電子式ビューファインダ
ー602の画面のタイトル文字の点滅を停止して、決定
入力が受け付けられたことを報知する。そして、図8に
示す次のステップS21では、このときのカメラ一体型
VTR10のモード確認をする。
【0070】そして、次のステップS22では、記録ポ
ーズ(記録一時停止)の状態であるか否か判断する。記
録ポーズの状態であると判別されたときには、ステップ
S23に進み、OSD回路602により、打ち込み予約
の画面(図10(D)参照)を生成して表示する。
【0071】次に、ステップS24に進み、タイトルキ
ー13が押下されたか否か判別し、タイトルキー13が
押下されたと判別されたときには、前述と同様にして、
ステップS29に進み、OSD回路602からのタイト
ル打ち込み処理の表示情報を消去して、このタイトル打
ち込み処理ルーチンを中断する。
【0072】ステップS24でタイトルキー13が押下
されないと判断されたときには、ステップS25に進
み、録画開始/ポーズキー15が操作されて録画開始と
なったか否か判断される。録画開始/ポーズキー15が
操作されないときには、ステップS24に戻る。
【0073】そして、ステップS25で、録画開始/ポ
ーズキー15が操作されたと判別されたときには、メイ
ンコントローラ300は、メカコントローラ400を制
御して、装置を記録状態に移行させるとともに、ステッ
プS26において、ステップS19で決定されたタイト
ルデータと、その対応アドレス情報としての記録開始時
のトラック番号とを、カセットメモリ26に記録する。
【0074】この場合、カセットメモリ26に記録され
るタイトルデータに対応するアドレス情報は、記録開始
時のトラック番号のみであるが、タイトル文字は、予め
定められた時間、例えば5秒間、記録される画像に重畳
表示される。
【0075】すなわち、ステップS26の次にステップ
S27に進み、選択され、打ち込み決定されたタイトル
が記録される画像に重畳表示され続ける。そして、ステ
ップS28に進み、記録開始から5秒間が経過したか否
か判断し、5秒経過していなければ、ステップS27に
戻り、タイトル重畳表示を続行する。したがって、ユー
ザは、当該5秒間に渡って、タイトルが打ち込まれたよ
うに認識する。また、ステップS28で5秒経過したと
判断されると、ステップS29に進み、タイトル文字を
消去し、ステップS30により、このタイトル打ち込み
処理ルーチンを終了する。
【0076】一方、ステップS22において、記録ポー
ズの状態ではないと判断されたときには、ステップS3
1に進み、再生状態であるか、または記録状態である
か、判断する。そして、このステップS31で再生状態
または記録状態のいずれかであると判断されたときに
は、ステップS26に進み、ステップS19で決定され
たタイトルデータと、その対応アドレス情報としてのス
テップS19で決定されたと判断されたときのトラック
番号とを、カセットメモリ26に記録する。
【0077】この場合にカセットメモリ26に記録され
るトラック番号は、記録状態であれば、ユーザが選択決
定したタイトルを重畳したいとする記録画像区間の先頭
がテープに記録されるトラック番号であり、カセットメ
モリ26だけでなく、サブコードとしてテープ20Tに
も記録されるものである。また、再生状態であれば、ユ
ーザが選択決定したタイトルを重畳したいとする再生画
像区間の先頭のトラック番号であり、これはテープ20
Tに記録されているサブコードから得るものである。メ
インコントローラ300は、カセットメモリ26への書
き込みに先立ち、この現在トラック番号の情報をメカコ
ントローラ400から取得するようにする。
【0078】こうして、この実施の形態では、記録実行
中に、記録画像を見ながらタイトルを打ち込むことがで
きる。また、再生中に、再生画像を見ながらタイトルを
打ち込むことができる。この場合に、記録モードや再生
モードから、ポーズ状態にすることがなく、タイトル打
ち込みを行うことができる。
【0079】ステップS31で再生状態でも記録状態で
もないと判別されたときには、ステップS32に進み、
再生ポーズ状態であるか否か判断する。そして、再生ポ
ーズ状態であると判別されたときには、ステップS33
に進み、ステップS19で決定されたタイトルデータ
と、その対応アドレス情報としての現在のトラック番号
とを、カセットメモリ26に記録する。前述と同様にし
て、このメモリ26への書き込みに先立ち、メインコン
トローラ300は、現在トラック番号の情報をメカコン
トローラ400から取得する。
【0080】そして、次のステップS34で、再生状態
になるのを待つ。そして、このステップS34で再生状
態になったことを判別すると、ステップS27に進み、
前述したように、5秒間、選択決定したタイトル文字の
表示を行った後、ステップS29でタイトル文字の重畳
表示を停止して、この処理ルーチンを終了する。
【0081】なお、この場合に、再生ポーズ状態から再
生モードに移行することなく、例えばストップ状態にな
ったとしても、カセットメモリ26にはステップS33
でタイトルデータの記録はなされているので、タイトル
打ち込み処理は完了している。
【0082】以上のように、カセットメモリ26には、
タイトルデータと、タイトルを重畳表示すべき画像区間
の先頭位置を示すアドレス情報の例としてのトラック番
号が記録される。
【0083】タイトルは、通常は、ある程度の時間に渡
って重畳表示されないと、ユーザに認識されにくい。こ
の重畳区間をユーザが指定するためには、この重畳区間
の先頭と最後のアドレスを記録するようにしなければな
らない。そのためには、重畳開始時点と終了時点の2点
を指定入力する必要があり、操作が繁雑となると共に、
カセットメモリ26に記録する情報量が増加する問題が
ある。
【0084】これに対し、この実施の形態では、後述の
ように、再生時に、カセットメモリ26に記録されてい
るアドレス情報からテープ上のタイトル重畳区間である
タイトル表示領域を決めるようにして、上述のように、
タイトル打ち込み時には、前記タイトル表示領域の区間
の先頭アドレスのみを記録するようにしている。したが
って、タイトル打ち込み指示は、タイトル表示領域の先
頭でのみ行えばよく、打ち込み操作が簡単である。
【0085】しかも、ステップS27,ステップS28
により、予め定めた時間、例えば5秒間、タイトルが重
畳されるように表示されるので、ユーザは、何等の違和
感を持たない。
【0086】また、後で詳述するように、この実施の形
態においては、再生時にタイトルが再生画像に重畳され
るタイトル表示領域の区間は、前記5秒間に相当する複
数トラック区間としているので、実際の重畳区間と、タ
イトル打ち込み時の確認のためのタイトル重畳表示区間
が一致し、その点でもユーザが違和感を持たない。
【0087】また、この実施の形態では、ユーザは、ダ
イヤルキー16の操作のみでタイトル打ち込み動作を行
うことができるものであり、上述したように、非常に使
い勝手がよい。
【0088】次に、図10および図11に示したLCD
11や電子式ビューファインダーの表示画面の変化を参
照しながら、上述のタイトル打ち込み動作について、さ
らに説明する。
【0089】まず、図10の記録ポーズ状態からのタイ
トル打ち込みについて説明する。
【0090】すなわち、記録ポーズ状態のときには、図
10(A)に示すような画面がLCD11やビューファ
インダー601に表示される。前述したように、ビデオ
信号による画像の表示は省略してある。
【0091】この状態において、タイトルキー13を押
下すると、図10(B)に示すように、メインコントロ
ーラ300に対して接続されている前述した不揮発性メ
モリに記憶されているタイトルの一覧が表示されるとと
もに、選択中のタイトル文字列がどれであるかが反転表
示などにより表示される。
【0092】この状態で、ユーザがダイヤルキー16を
回転操作すれば、選択されるタイトル文字列が変わり、
ダイヤルキー16を押下すると、図10(C)に示すよ
うに、一覧画面から選択されていたタイトル文字列のみ
が点滅表示される画面に変更される。
【0093】この点滅画面において、ダイヤルキー16
が押下されると、当該表示中のタイトル文字列を打ち込
むことを決定したことになる。ただし、この記録ポーズ
の状態では、即座にカセットメモリ26へ書き込みを行
わず、図10(D)に示すようなタイトル文字列の点滅
を停止した打ち込み予約の画面となる。
【0094】そして、録画開始指示があると、録画が開
始されるとともに、カセットメモリ26に、タイトル文
字データと、それを重畳する区間の先頭のトラック番号
とが書き込まれる。そして、図10(E)に示すよう
に、録画中の画像に重畳して打ち込み中のタイトル文字
列が重畳表示される。そして、5秒経過すると、タイト
ル打ち込みモードが終了となり、図10(F)に示すよ
うに、重畳表示されていたタイトル文字などが消える。
【0095】なお、この図10(A)〜(D)の画面の
ときに、ダイヤルキー16を操作せずに、タイトルキー
13を再び操作すると、このタイトル打ち込み処理を中
止して、元のモードの状態に戻る。
【0096】次に、図11を参照して、再生ポーズのと
きからのタイトル打ち込み動作について説明する。
【0097】すなわち、再生ポーズ状態のときには、図
11(A)に示すような画面がLCD11やビューファ
インダー601に表示される。前述したように、ビデオ
信号による画像の表示は省略してある。
【0098】この状態において、タイトルキー13を押
下すると、図11(B)に示すように、不揮発性メモリ
に記憶されているタイトルの一覧が表示されるととも
に、選択中のタイトル文字列がどれであるかが反転表示
などにより表示される。
【0099】この状態で、ユーザがダイヤルキー16を
回転操作すれば、選択されるタイトル文字列が変わり、
ダイヤルキー16を押下すると、図11(C)に示すよ
うに、一覧画面から選択されていたタイトル文字列のみ
が点滅表示される画面に変更される。
【0100】この点滅画面において、ダイヤルキー16
が押下されると、当該表示中のタイトル文字列を打ち込
むことを決定したことになり、この再生ポーズの状態で
は、即座にカセットメモリ26に、タイトル文字データ
と、それを重畳する区間の先頭のトラック番号とが書き
込まれる。そして、図11(D)に示すようなタイトル
文字列の点滅を停止したタイトル打ち込み中の画面とな
る。
【0101】この状態から再生ポーズ状態が続けば、図
11(E)に示すように、タイトル文字が重畳表示され
続ける。また、再生ポーズが解除されて、再生状態にな
ると5秒間はタイトル文字の重畳表示画面が表示される
が、5秒経過すると、図11(F)に示すように、重畳
表示されていたタイトル文字が消える。
【0102】なお、この図11(A)〜(C)の画面の
ときに、ダイヤルキー16を操作せずに、タイトルキー
13を再び操作すると、このタイトル打ち込み処理を中
止して、元のモードの状態に戻る。
【0103】[5]タイトルの色、サイズ、表示位置の
変更 次に、図7のステップS100として示したタイトルの
色、サイズ、表示位置の変更処理ルーチンを、図9のフ
ローチャートおよび図12の画面変化を参照しながら説
明する。
【0104】この実施の形態の場合、ダイヤルキー16
だけの操作で、しかも、簡単な操作でタイトルの色、サ
イズ、表示位置の変更を行えるようにするために、次の
ような処理を行うようにしている。
【0105】この実施の形態においては、図10(C)
あるいは図11(C)に示したタイトル文字が点滅表示
される打ち込み確認画面において、ダイヤルキー16が
回転操作されたときには、タイトルに関する属性項目、
この実施の形態では、タイトル色、タイトルサイズ、タ
イトル表示位置のいずれかを選択できる画面(属性項目
選択画面)の状態に移行するようにされている。
【0106】そして、タイトル色、サイズ、表示位置の
うちのいずれかを選択中の画面において、ユーザにより
ダイヤルキー16が押下されると、その属性項目を選択
することが決定された操作と判断され、その属性項目に
ついての細目を選択する画面(属性細目選択画面)に移
行する。
【0107】そして、それぞれの属性細目選択画面にお
いて、ユーザがダイヤルキー16を押下すると、その押
下したときに選択されていた色、サイズ、表示位置で決
定される。
【0108】決定された後は再び図10(C)あるいは
図11(C)に示したタイトル文字が点滅表示される打
ち込み確認画面に戻り、そこで再びダイヤルキー16を
回転操作すると、再び、タイトル色、タイトルサイズ、
タイトル表示位置の属性項目選択画面に移行するように
なる。
【0109】すなわち、図7のステップS19でダイヤ
ルキー16が回転操作されると、図9のステップS41
において、タイトル文字が点滅表示される打ち込み確認
画面から属性項目選択画面とされ、選択される属性項目
である、色、サイズ、位置が、その回転操作により順次
に選択される。この属性項目選択画面においては、タイ
トル文字の点滅は停止している。また、この属性項目選
択画面のときに、タイトルキー13を押下すると、前述
の場合と同様にして、タイトル打ち込み処理を中止す
る。そして、色、サイズ、位置のいずれかが選択中の属
性項目選択画面において、ダイヤルキー16が押下され
ると、その選択中の属性項目の細目選択画面に移行す
る。
【0110】すなわち、図9のフローチャートにおいて
は、ステップS41の次には、ステップS42に進み、
タイトルキー13が押下されたか否か判別する。タイト
ルキー13が押下されたと判別されたときには、図8の
ステップS29に飛び、タイトル打ち込み処理を中止す
る。また、タイトルキー13が押下されなかったときに
は、ステップS43に進み、ダイヤルキー16が操作さ
れたか否か判別し、操作されないと判別されたときに
は、ステップS41に戻る。
【0111】また、ステップS43で、ダイヤルキー1
6が操作されたと判別されたときには、ステップS44
に進み、操作は、回転か押下か判別する。そして、回転
であれば、ステップS45に進み、選択中の属性項目を
変更する。この例では、色→サイズ→位置→色…の順に
属性項目がダイヤルキー16の回転操作量に応じて変わ
る。ダイヤルキー16を逆回転させれば、前記と逆の順
に属性項目が、色→位置→サイズ→色と、変わる。
【0112】そして、ステップS44でダイヤルキー1
6が押下操作されたと判別されたときには、ステップS
46に進み、選択決定された属性項目は、色、サイズ、
位置のいずれであるか判別される。そして、選択決定さ
れた属性項目の細目についての選択画面である属性細目
選択画面が表示される。この属性細目選択画面において
も、タイトル文字の点滅は停止しており、選択中の属性
細目がタイトル文字に反映されて表示される。
【0113】すなわち、選択決定された属性項目がタイ
トル色であると判別されたときには、タイトル色の細目
選択画面(図12(B)参照)を表示する。そして、こ
のタイトル色の細目選択画面においては、ダイヤルキー
16を回転すると、タイトル色の細目として、この例で
は、白、黄、シアン、緑、マゼンタ、赤、青の7種類の
色を選択することができる。
【0114】そして、このとき、タイトル色の細目選択
画面においては、表示されているタイトル文字の色が、
選択中の色で表示され、その属性細目がタイトル表示に
直接的に反映される。すなわち、ダイヤルキー16の回
転操作量により、白、黄、シアン、緑、マゼンタ、赤、
青の順に選択され、その選択中の色で、画面に表示され
ているタイトル文字が表示される。また、画面の上方に
現在選択中のタイトル色名が表示される。
【0115】そして、いずれかの色を選択してその色の
タイトル文字が表示されている画面においてダイヤルキ
ー16を押下すると、タイトル色がその色で決定され、
図12(A)のタイトル文字点滅の打ち込み確認画面に
戻る。また、タイトル色の細目選択画面のときに、タイ
トルキー13を押下すると、前述の場合と同様にして、
タイトル打ち込み処理を中止する。
【0116】すなわち、図9のフローチャートにおいて
は、ステップS51の次には、ステップS52に進み、
タイトルキー13が押下されたか否か判別する。タイト
ルキー13が押下されたと判別されたときには、図8の
ステップS29に飛び、タイトル打ち込み処理を中止す
る。また、タイトルキー13が押下されなかったときに
は、ステップS53に進み、ダイヤルキー16が操作さ
れたか否か判別し、操作されないと判別されたときに
は、ステップS51に戻る。
【0117】また、ステップS53で、ダイヤルキー1
6が操作されたと判別されたときには、ステップS54
に進み、操作は、回転か押下か判別する。そして、回転
であれば、ステップS55に進み、タイトル文字の色を
変更し、ステップS51に戻り、変更後のタイトル色で
タイトル文字を表示する。
【0118】そして、ステップS54でダイヤルキー1
6が押下操作されたと判別されたときには、ステップS
56に進み、表示されていたタイトル色で重畳表示する
ことを決定する。この決定されたタイトル色は、図8の
ステップS26においてタイトルデータの一部としてカ
セットメモリ26に記録される。このステップS56の
後は、図7のステップS17に戻る。
【0119】また、選択決定された属性項目がタイトル
サイズであると判別されたときには、タイトルサイズの
細目選択画面(図12(C)参照)を表示する。そし
て、このタイトルサイズの細目選択画面において、ダイ
ヤルキー16を回転すると、表示されているタイトル文
字のサイズが、この例の場合には、「大きい」状態と、
「小さい」状態との2状態に、サイクリックに変わる。
図12(C)はタイトルサイズが小さい状態である。こ
のとき、画面の上方に現在選択中のタイトルサイズが表
示される。すなわち、この実施の形態では、タイトルサ
イズの細目は、「大きい」と、「小さい」の2通りが選
択できる。
【0120】そして、いずれかのサイズを選択してその
サイズのタイトル文字が表示されている画面においてダ
イヤルキー16を押下すると、タイトルサイズがそのサ
イズで決定され、図12(A)のタイトル文字点滅の打
ち込み確認画面に戻る。また、タイトルサイズの細目選
択画面のときに、タイトルキー13を押下すると、前述
の場合と同様にして、タイトル打ち込み処理を中止す
る。
【0121】すなわち、図9のフローチャートにおいて
は、ステップS61の次には、ステップS62に進み、
タイトルキー13が押下されたか否か判別する。タイト
ルキー13が押下されたと判別されたときには、図8の
ステップS29に飛び、タイトル打ち込み処理を中止す
る。また、タイトルキー13が押下されなかったときに
は、ステップS63に進み、ダイヤルキー16が操作さ
れたか否か判別し、操作されないと判別されたときに
は、ステップS61に戻る。
【0122】また、ステップS63で、ダイヤルキー1
6が操作されたと判別されたときには、ステップS64
に進み、操作は、回転か押下か判別する。そして、回転
であれば、ステップS65に進み、タイトル文字のサイ
ズを変更し、ステップS61に戻り、変更後のタイトル
サイズでタイトル文字を表示する。
【0123】そして、ステップS64でダイヤルキー1
6が押下操作されたと判別されたときには、ステップS
66に進み、表示されていたタイトルサイズで表示する
ことを決定する。この決定されたタイトルサイズは、図
8のステップS26においてタイトルデータの一部とし
てカセットメモリ26に記録される。このステップS6
6の後は、図7のステップS17に戻る。
【0124】さらに、選択決定された属性項目がタイト
ル表示位置であると判別されたときには、タイトル表示
位置の細目選択画面(図12(D)参照)を表示する。
そして、このタイトル表示位置の細目選択画面におい
て、ダイヤルキー16を回転すると、表示位置が、この
例では、画面の縦方向の表示位置が、上、中、下の3位
置に、順に、サイクリックに変わる。すなわち、この実
施の形態の場合、表示位置の細目は、上、中、下の3位
置である。そして、表示位置の細目選択画面の上方に
は、現在選択中のタイトル表示位置を示す数値が表示さ
れる。
【0125】そして、いずれかの表示位置を選択してそ
の表示位置でタイトル文字が表示されている画面におい
てダイヤルキー16を押下すると、その表示位置で決定
され、図12(A)のタイトル文字点滅の打ち込み確認
画面に戻る。また、タイトル表示位置の細目選択画面の
ときに、タイトルキー13を押下すると、前述の場合と
同様にして、タイトル打ち込み処理を中止する。
【0126】すなわち、図9のフローチャートにおいて
は、ステップS71の次には、ステップS72に進み、
タイトルキー13が押下されたか否か判別する。タイト
ルキー13が押下されたと判別されたときには、図8の
ステップS29に飛び、タイトル打ち込み処理を中止す
る。また、タイトルキー13が押下されなかったときに
は、ステップS73に進み、ダイヤルキー16が操作さ
れたか否か判別し、操作されないと判別されたときに
は、ステップS71に戻る。
【0127】また、ステップS73で、ダイヤルキー1
6が操作されたと判別されたときには、ステップS74
に進み、操作は、回転か押下か判別する。そして、回転
であれば、ステップS75に進み、タイトル文字の表示
位置を変更し、ステップS71に戻り、変更後の表示位
置でタイトル文字を表示する。
【0128】そして、ステップS74でダイヤルキー1
6が押下操作されたと判別されたときには、ステップS
76に進み、表示されていたタイトル表示位置で表示す
ることを決定する。この決定されたタイトル表示位置
は、図8のステップS26においてタイトルデータの一
部としてカセットメモリ26に記録される。このステッ
プS76の後は、図7のステップS17に戻る。
【0129】以上のようにして、この実施の形態におい
ては、ダイヤルキー16のみを操作するだけで、タイト
ル色、サイズ、表示位置の選択および決定を、容易に行
うことができる。
【0130】[6]カセットメモリの記録データについ
て カセットメモリの記録データのフォーマットは、デジタ
ルVCRに対応の規格として定められているものを用い
ることができる(例えば特願平5−268056号参
照)。この場合、カセットメモリ26に記録されるデー
タはパック単位で構成されている。パックは、データグ
ループの最小単位のことであり、関連するデータを集め
て一つのパックが構成される。
【0131】この実施の形態の場合、タイトル文字、タ
イトル色、サイズ、表示位置のデータを含むタイトルデ
ータは、テキストデータとして記録される。ここで、タ
イトル関係の記録データは、タグ(図13(A)参照)
のパックと、これに付随する関係とされるテキストユニ
ット(図13(B)参照)として記録される。タグのパ
ックは、テープ上のアドレス情報であるトラック番号の
データを記録するもので、5バイトの固定長である。ま
た、テキストユニットは、可変長のものであり、その最
初の4バイトPC0〜PC3はテキストヘッダと呼ばれ
るパックである。このテキストヘッダパックに続いてテ
キストデータが記録される。
【0132】図13に示すように、このタグとテキスト
ヘッダのパックにおいて、第1バイトPC0は、パック
のデータ内容を示すヘッダであり、「0000101
1」(0Bh)はタグであることを示し、また、「00
001000」(08h)はテキストヘッダであること
を示す。
【0133】そして、図13(A)に示すように、タグ
の第2バイトPC2〜第4バイトPC3において、テー
プ20T上の一点を示す絶対アドレスとしてのトラック
番号がデータとして記録される。そして、このタグのパ
ックの第5バイトPC4の先頭のフラグ「TEXT」
は、このタグに付随するテキストデータが存在するか否
かを示すフラグである。このフラグが「0」であれば、
関連するテキストデータが存在することを意味する。
【0134】テキストヘッダを含むテキストユニット
は、タグとの対応付けが可能な状態でカセットメモリ2
6に記録されている。図13(B)において、テキスト
ヘッダの「TDP」は、テキストヘッダパックに続くテ
キストデータの総バイト数を示している。また、第4バ
イトPC3の「TEXT CODE」は、記録されるテ
キストコードの種別を示し、例えばアスキーコードか、
JISコードか、漢字コードか等が記録される。
【0135】そして、第5バイトPC4以降にテキスト
データが記録される。この例の場合、テキストヘッダの
後のテキストデータの最初の5バイトとして、前述のよ
うにして選択し決定したタイトル色(1バイト)、タイ
トルサイズ(1バイト)、タイトル表示位置のデータ
(3バイト)がテキストコードとして記録される。タイ
トル色、タイトルサイズ、タイトル表示位置のテキスト
コードの例を図14に示す。
【0136】この場合、タイトル表示位置は、それを示
すシンボルとしてAPSが用いられ、N1,N2の3バ
イトデータにより表示位置が特定されるようにされる。
すなわち、 N1:40h+(たて方向の移動コマ数) N2:40h+(横方向の移動コマ数) とされる。ここで、移動コマ数の「コマ」は、図15に
示すように、表示画面を縦および横にマトリクス状態に
細かく分割したときの最小分割単位BLのことを示して
いる。この例の場合、図15に示すように、画面は垂直
方向に4ブロックに分割され、そのうちのブロック2〜
ブロック4がタイトル表示のために用いられるように選
定されている。そして、前述した上、中、下の表示位置
は、それぞれブロック2、ブロック3、ブロック4に対
応している。なお、この例では、タイトル文字は、各ブ
ロック2、3、4において、センタリングされた状態で
表示されるように定められている。もちろん、任意の位
置に表示されるように表示位置を変更できるように構成
することもできる。
【0137】この場合、これらタイトル色、タイトルサ
イズ、タイトル表示位置の3つのデータは、当該テキス
トユニットがテキストデータとして、タイトルデータを
保持することを意味するコントロールコードとして扱わ
れる。すなわち、タグに対応して存在するテキストユニ
ットには、タイトルデータではないものも存在するが、
このコントロールコードの存在如何により、タイトルデ
ータのテキストユニットか否かを判別することができる
ようにされている。
【0138】そして、このコントロールコードの後に、
タイトル文字のテキストコードが記録される。
【0139】[7]タイトル消去 次に、以上のようにしてカセットメモリ26に記録され
たタイトルの消去について説明する。従来のタイトル打
ち込み方法の場合には、タイトル文字を重畳した画像デ
ータをテープに記録するものであるために、タイトルの
消去は困難であったが、この実施の形態では、カセット
メモリにタイトルデータを記録するものであるため、当
該タイトルデータを消去するだけで、容易にタイトルの
消去を行うことができる。
【0140】このタイトル消去のための手順を、図16
を参照して説明する。
【0141】すなわち、図2に示したメニューキー14
をユーザが押下すると、図16(A)に示すメニュー画
面が表示される。このメニュー画面は、メインコントロ
ーラ300により予め用意されており、OSD回路60
2が制御されて表示される。このメニュー画面におい
て、ダイヤルキー16を回転操作すると、選択するメニ
ュー項目を変更することができる。そこで、ユーザは、
メニュー項目の中から「タイトル消去」をダイヤルキー
16を回転させて選択した後、ダイヤルキー16を押下
して、その選択状態を決定する。
【0142】すると、メインコントローラ300は、タ
イトル消去が選択決定されたことを判別し、図16
(B)に示すタイトル消去画面を表示するように制御す
る。すなわち、メインコントローラ300は、メモリ制
御部700を制御して、カセットメモリ26に記録され
ているすべてのタイトルデータを読み出す。そして、メ
インコントローラ300は、その読み出したタイトルデ
ータを元にして、OSD回路602を制御して、図16
(B)に示すような、カセットメモリ26に記録されて
いるタイトル一覧を表示させるようにする。
【0143】次に、ユーザは、ダイヤルキー16を回転
させて、消去したいタイトルを、タイトル一覧から選択
する。メインコントローラ300は、この選択を受け
て、選択されたタイトル文字列を反転表示する等して、
選択中のタイトル文字列がどれであるかを示すと共に、
図16(C)に示すように、例えば「タイトル消去しま
すか?」などのメッセージを合わせて表示する。
【0144】この状態でユーザがダイヤルキー16を押
下して、決定すれば、メインコントローラ300はこれ
を判別して、選択決定されたタイトルを、カセットメモ
リ26から消去するようにメモリ制御部700を制御す
る。そして、表示画面を図16(D)に示すようにメニ
ュー画面に戻す。このメニュー画面は、メニューキー1
4を再度押下することで、終了となり、メニューキー1
4の操作前の状態に復帰する。なお、図16(A),
(B),(C)の各画面でメニューキー14を押下して
も、メニューキー14の操作前の状態に復帰する。
【0145】[8]オリジナルタイトルの作成処理 オリジナルタイトルの作成は、図17(A)に示す通常
画面において、タイトルキー13を操作したときのタイ
トル打ち込み画面のタイトルメニューの中の、「オリジ
ナルタイトル作成」を、図17(B)に示すように、ダ
イヤルキー16を回転して選択し、押下して決定するこ
とにより、行うことができる。
【0146】前述のようにして「オリジナルタイトル作
成」が選択されると、図17(C)に示すような50音
のひらがな、および制御文字の表示画面となる。そし
て、この図17(C)の最初の画面においては、図示の
ように、「あ」行、「か」行、「さ」行…のように各行
単位の選択状態となっており、ダイヤルキー16を回転
操作することにより、どの行を選ぶかを選択できる。
【0147】そして、ある行を選択した状態で、ダイヤ
ルキー16を押下操作すると、その選択した行の中の
「かな」を一つずつ選択できる状態になる。すなわち、
例えば「あ」行を選択してダイヤルキー16を押下する
と、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」のいずれ
か一つをダイヤルキー16を回転することにより選択す
ることができる。そして、その一つの「かな」を選択し
た状態で、ダイヤルキー16を押下すると、その選択し
た「かな」をタイトル文字として決定する。決定された
文字は、「オリジナルタイトル作成」の見出しの下の作
成文字列の表示欄TLの位置に表示される。
【0148】以下、この操作を繰り返すことにより、オ
リジナルタイトル文字列を、図17(D)に示すように
作成することができる。そして、図17(D)に示すよ
うに、最後に、ダイヤルキー16を前述と同様に操作し
て、制御文字[完成]を選択して決定すると、オリジナ
ルタイトル作成が終了し、メインコントローラ300に
接続されている不揮発性メモリに記憶される。そして、
画面は、この不揮発性メモリ内のタイトル一覧表示画面
に戻り、作成したオリジナルタイトルを、その一覧の中
の一つのタイトル文字列として加える。これ以降の処理
は、前述した通りである。
【0149】こうして、ダイヤルキー16を操作するだ
けで、オリジナルタイトルの文字列を作成して、不揮発
性メモリに登録することができる。
【0150】[9]画像へのタイトル表示 前述したように、この実施の形態においては、カセット
メモリ26には、タイトルを重畳表示するためのテープ
上の位置情報として、ノーマル再生したときのタイトル
重畳区間の先頭のトラック番号のみを記録している。
【0151】このような1点のアドレス情報を元にし
て、タイトルを再生画像に重畳表示する場合、この1点
のアドレス位置をインデックスとし、このインデックス
から一定時間だけ、タイトルを重畳表示することが考え
られる。しかしながら、このようにインデックス点を重
畳開始基準点として一定時間、例えば5秒間重畳表示す
る方式を採用した場合、次に説明するように、テープ上
に、ノーマル速度での5秒間分のトラック区間に画像情
報に合成されて記録されたタイトルとは異なる表示態様
となる場合が生じ、不自然なタイトル表示となってしま
う。
【0152】すなわち、今、図18(A)に示すよう
に、タイトル1に対してインデックスポイント1のアド
レス(例えばトラック番号)IDX1が記録され、タイ
トル2に対してインデックスポイント2のアドレス(例
えばトラック番号)IDX2が記録され、タイトル3に
対してインデックスポイント3のアドレス(例えばトラ
ック番号)IDX3が記録されているとする。
【0153】このインデックスポイント1、2、3を重
畳開始基準点として前記5秒間に渡って、タイトル1、
2、3をそれぞれ重畳表示するとすると、ノーマル再生
の場合には、5秒間分のテープ上のトラック区間の時間
長と、再生時間の5秒間とは一致するので、図18
(B)に示すように、タイトルが画像データに合成され
てテープに記録されている場合と全く同一のテープ上で
の5秒間分のトラック区間において、再生画像にタイト
ルが重畳表示される。
【0154】ところが、図18(C)のインデックスポ
イント1の近傍において示すように、インデックスポイ
ント1を僅かに過ぎた後に、再生状態から再生ポーズ状
態に変更される等のように、走行モードが変わった場
合、タイトル表示時間は同一モード内の時間で管理する
必要があるため、モードが変更になった時点でタイトル
文字の重畳は終了となり、タイトル文字の重畳区間は、
5秒以内の僅かな区間だけとなってしまう。
【0155】また、キュー再生を行ったときには、テー
プ速度がノーマル再生時よりも高速であるため、このキ
ュー再生時の5秒間は、図18(C)に示すように、ノ
ーマル再生時の5秒間分のテープ上のトラック区間より
も長い区間となってしまい、ユーザはノーマル再生時の
5秒間よりも長い区間の画像にもタイトルが重畳されて
いるように認識して、違和感を感じることとなる。
【0156】さらに、スロー再生を行った場合には、逆
に、テープ速度がノーマル再生時よりも低速になるた
め、このスロー再生時の5秒間は、図18(C)に示す
ように、ノーマル再生時の5秒間分のテープ上のトラッ
ク区間よりも短くなり、ユーザはノーマル再生時の5秒
間よりも短い区間の画像にしかタイトルが重畳されてい
ないように認識して、違和感を感じることとなる。
【0157】さらに、図18(D)に示すように、テー
プ走行方向がノーマル再生時とは逆向きのレビュー再生
のときには、インデックスポイントのところから5秒間
に渡ってタイトルを重畳表示すると、図から明らかなよ
うに、テープ上では、ノーマル再生時とは全く別の画像
の部分についてタイトルが重畳表示されることとなって
しまう。
【0158】以上の点にかんがみ、この実施の形態で
は、予めカセットメモリ26に記録されているアドレス
からテープ上で、タイトルを画像に重畳表示すべきタイ
トル表示領域を求めておく。このタイトル表示領域は、
この例では、カセットメモリ26に記録されているトラ
ック番号IDX1,IDX2,IDX3を、当該タイト
ル表示領域のトラック区間の先頭とし、この位置からノ
ーマル再生方向に5秒間分の複数トラック区間として求
める。そして、例えばこのタイトル表示領域の終りのト
ラック番号を求めておく。
【0159】そして、テープ20Tからの現在再生位置
を示すトラック番号が、前記先頭トラック番号と終りの
トラック番号との間のタイトル表示領域内であるか否か
を監視して、タイトル表示領域であると判別されたとき
には、タイトル文字の重畳表示を行うようにする。
【0160】図19は、この実施の形態におけるタイト
ル表示方法を説明するための図で、前述の図18と比較
するために再生モードを対応付けたものである。この図
19に示すように、この実施の形態では、メインコント
ローラ300は、予めタイトル表示領域の先頭のトラッ
ク番号IDX1,IDX2,IDX3と、このタイトル
表示領域の終りのトラック番号E1,E2,E3とを求
めて、タイトル重畳表示領域を認識しておく。そして、
常に、現在のテープ再生位置がタイトル重畳表示領域内
にあるか否かを監視して、タイトル重畳表示領域内であ
ればタイトル重畳表示を実行する。
【0161】したがって、図19(B),(C),
(D)に示すように、テープ上の記録アドレスに対応し
て設定されているタイトル表示領域は、いずれの再生モ
ードでも変わらず、画像に合成されてタイトルがテープ
に記録されている場合と全く同一の状態でタイトル表示
がなされるものである。
【0162】図20に、この実施の形態におけるタイト
ル表示処理ルーチンを示す。この実施の形態では、カセ
ットメモリ26に対するアクセス速度を考慮した処理を
行うようにしている。
【0163】すなわち、テープカセット20が装置に装
填されると(ステップS101)、ステップS102に
進み、カセットメモリ26の記録データから、タイトル
関連のデータを検索し、そのタイトル関連のうち、タグ
パックのトラック番号の情報のみを読み出す。そして、
次のステップS103で、読み出したトラック番号をテ
ープ上の順に並び変えたテーブルを作成し、作成したテ
ーブルをメインコントローラ300の内蔵メモリに保持
する。すなわち、この場合、メインコントローラ300
は、タイトルを重畳すべきトラック番号の順番のみを管
理する。
【0164】次に、ステップS104に進み、テーブル
と、テープの現在トラック番号位置とから、次に表示す
べきタイトルのトラック番号を特定し、そのトラック番
号に対応付けられて記録されているタイトルデータ(テ
キストデータ)をカセットメモリ26から読み出して、
メインコントローラ300のワークエリアのバッファメ
モリに記憶しておく。そして、前述したように、次に表
示すべきタイトルについてのタイトル表示領域を定めて
おく。
【0165】次に、ステップS105に進み、現在トラ
ック番号のテープ位置は、タイトル表示領域内であるか
否か判別する。タイトル表示領域内であれば、ステップ
S106に進み、再生画像がLCD11や電子式ビュー
ファインダー601に出力されているか否か判別し、再
生画像が出力されていれば、ステップS107に進み、
ワークエリアのバッファメモリに記憶しているタイトル
データによるタイトルを、出力画像に重畳表示し、次の
ステップS108に進む。画像が出力されていなけれ
ば、ステップS107をバイパスしてステップS108
に進む。
【0166】ステップS108では、テーブルと、テー
プの現在トラック番号で示されるテープ位置とから、次
に表示すべきタイトルのトラック番号を特定し、そのト
ラック番号に対応付けられて記録されているタイトルデ
ータ(テキストデータ)をカセットメモリ26から読み
出して、メインコントローラ300のワークエリアのバ
ッファメモリに記憶しておく。そして、前述したよう
に、次に表示すべきタイトルについてのタイトル表示領
域を定めておく。このステップS108の後は、ステッ
プS105に戻り、ステップS105以降を繰り返す。
【0167】なお、ステップS106における画像が出
力されているか否かの判定は、例えばメインコントロー
ラ300とメカコントローラ400との間の情報のやり
取りにより、現在のモードが、再生画像を出力するモー
ド、すなわち、再生、再生ポーズ、キュー再生、レビュ
ー再生、スロー再生などのモードであるか否かにより行
う。
【0168】ステップS105で現在トラック番号で示
されるテープ位置が、タイトル表示領域内ではないと判
別されたときには、ステップS109に進み、テープ走
行状態であるか否か判別する。そして、テープ走行状態
でなければ、テープ走行状態になるまで待つ。そして、
テープ走行状態になると、ステップS110に進み、テ
ープ走行により変化した、サブコードから得るトラック
番号を監視して、それがタイトル表示領域内であるか否
か判別する。
【0169】ステップS110での判別の結果、現在ト
ラック番号がタイトル表示領域内であれば、ステップS
106に進み、再生画像が出力されているか否かを確認
した後、ステップS107で再生画像にタイトルを重畳
表示する。
【0170】ステップS110での判別の結果、現在ト
ラック番号がタイトル表示領域内ではないと判別された
ときには、ステップS111に進み、テープ走行方向が
反転したか否かを、例えばサブコードから得るトラック
番号の増減を元に判断する。そして、ステップS111
でテープ走行方向が反転したと判別されたときには、ス
テップS108に進み、当該テープ方向で次に重畳表示
すべきタイトルの重畳位置のトラック番号を、前記テー
ブルから検索し、当該トラック番号位置のタイトルデー
タをカセットメモリ26から読み出して、メインコント
ローラ300の前記バッファメモリに記憶しておく。そ
して、前述したように、次に表示すべきタイトルについ
てのタイトル表示領域を定めておく。
【0171】ステップS111で走行方向が反転しては
いないと判別されたときには、ステップS105に戻
り、このステップS105以降を繰り返す。
【0172】こうして、テープの記録画像に合成して記
録するのではなく、カセットメモリに記録したタイトル
情報を用いて、テープの記録画像に合成して記録した場
合と全く同様の態様で、再生画像に対するタイトル表示
を行うことができる。そして、この実施の形態では、次
に重畳表示するタイトルデータのみを読み出してバッフ
ァに一時記憶しておくようにしたので、バッファは、小
容量のものでよいと共に、重畳する時点でカセットメモ
リをアクセスしてタイトルデータを読み出す場合に比べ
てアクセス速度が早くなる。
【0173】[10]タイトルサーチ 以上のようにして、タイトル打ち込み処理がなされ、カ
セットメモリ26に記録されたタイトルデータおよびそ
れに対応付けられたアドレス情報とを用いて、以下に説
明するようにして、タイトルサーチが行われる。
【0174】図1は、このタイトルサーチを、例えばL
CD11の画面変化を用いて説明する図である。また、
図21は、このタイトルサーチ時のメインコントローラ
300での処理ルーチンのフローチャートである。以
下、この図21のフローチャートを元に、図1の画面変
化を参照しながら、この実施の形態におけるタイトルサ
ーチについて説明する。
【0175】この実施の形態の場合、リモコン送信機8
02のサーチ選択キーを操作すると、ステップS201
から図21のタイトルサーチ処理ルーチンに入り、ステ
ップS202で、カセットメモリ26から、これに記録
されているすべてのタイトルデータを読み出す。そし
て、次のステップS203で、カセットメモリ26に記
録されているタイトルの一覧を表示する。
【0176】すなわち、図1(A)に示す通常画面のと
きに、ユーザがリモコン送信機802のサーチ選択キー
を操作すると、図1(B)のタイトルサーチのタイトル
一覧画面になる。このとき、タイトル一覧画面において
は、選択中のタイトルについて、図1(B)で四角で囲
んで示すように、選択中表示、例えばタイトル文字が反
転表示される。
【0177】そして、次のステップS204では、この
タイトル一覧表示画面のときに、さらにリモコン送信機
802でサーチ選択キーが操作されたか否か判別する。
サーチ選択キーが操作されたと判別されたときには、ス
テップ205に進み、他のサーチ処理ルーチンに進む
(図1(C)参照)。
【0178】すなわち、この実施の形態では、撮影され
て、画像データがテープカセット20のテープ20Tに
記録されたときに、日付情報と、その日付情報に関連付
けて、画像データが記録された領域の最初のトラック番
号をカセットメモリ26に自動的に記録するようにして
いる。そこで、この日付情報の一覧を画面に表示し、そ
の一覧から選択された日付を検索キーとして、その日付
の画像情報の先頭の位置を検索することができる。この
検索を、この明細書では日付サーチと呼ぶことにする。
【0179】また、この実施の形態では、静止画を記録
することができるようにされている。そして、この実施
の形態では、この静止画を撮影して記録した場合には、
撮影日付だけでなく、撮影時刻を、カセットメモリ26
に記録する。この場合も、これら日付および時刻に対応
付けて、当該静止画が記録されているトラック番号がカ
セットメモリ26に記録される。そこで、これら日付お
よび時刻を検索キーとして、静止画を検索することがで
きる。この検索を、この明細書では、フォトサーチと呼
ぶことにする。
【0180】ステップS205では、これらの日付サー
チ、フォトサーチを行う。なお、この実施の形態におい
ては、サーチ選択キーを操作するごとに、タイトルサー
チ→日付サーチ→フォトサーチ→通常画面→タイトルサ
ーチ…というようにサイクリックにサーチモードが選択
される。
【0181】そして、各サーチモードの検索キーの一覧
画面において、リモコン送信機802で、順方向サーチ
キーFWDあるいは逆方向サーチキーREVのいずれか
のサーチキーが操作されると、画面の一覧から検索キー
の選択ができる。
【0182】したがって、ユーザは、タイトルサーチを
行う場合には、図1(B)のタイトルサーチの一覧画面
において、サーチキーを操作する。このサーチキーの操
作は、ステップS206で検出される。そして、ステッ
プS207に進み、操作キーが順方向サーチキーFWD
と、逆方向サーチキーREVとのいずれであるかを判別
する。
【0183】そして、ステップS207で操作されたサ
ーチキーが順方向サーチキーFWDであると判別された
ときには、ステップS208に進み、選択中のタイトル
を、現在選択中のタイトルの一つ上のタイトルに変更す
る。そして、その変更されたタイトルの選択状態におい
て、サーチキーが操作されることなく、予め、定められ
た一定時間経過したか否かステップS209において判
別する。ステップS209で、未だ、一定時間が経過し
ていないと判別したときには、ステップS206に戻
り、このステップS206以下を繰り返す。
【0184】また、ステップS207で操作されたサー
チキーが逆方向サーチキーREVであると判別されたと
きには、ステップS210に進み、選択中のタイトル
を、現在選択中のタイトルの一つ下のタイトルに変更す
る。そして、その変更されたタイトルの選択状態におい
て、サーチキーが操作されることなく、予め、定められ
た一定時間経過したか否かステップS211において判
別する。ステップS211で、未だ、一定時間が経過し
ていないと判別したときには、ステップS206に戻
り、このステップS206以下を繰り返す。
【0185】また、ステップS209またはステップS
211で、一定時間が経過したと判別したときには、選
択中タイトルでサーチを行うべきものであるとして、ス
テップS212で検索を実行する。すなわち、メインコ
ントローラ300は、選択中タイトルに対応してカセッ
トメモリ26に記録されているトラック番号を読み出
し、このトラック番号の情報をメカコントローラ400
に送り、検索を実行させる。メカコントローラ400
は、選択中タイトルが重畳されるべきタイトル表示領域
の先頭位置を検索する。
【0186】そして、選択中タイトルが重畳されるべき
タイトル表示領域の先頭位置が検索されると、ステップ
S213に進み、再生モードにする。表示画面では、図
1(D)に示すように、タイトル表示領域の先頭から前
述のタイトル表示のときと同様にして、タイトルが再生
画像に重畳表示される。そして、前述したように、再生
モードにしてから5秒経過すると、図1(E)に示すよ
うに、タイトルが消え、通常の再生状態の画面になる。
【0187】以上のようにして、この実施の形態におい
ては、ユーザは、サーチ選択キーを操作することによ
り、表示画面にタイトル一覧を表示させ、このタイトル
一覧のタイトル文字列から、どのような画像内容が記録
されているかを認識することができる。そして、そのタ
イトル一覧から、検索したい画像内容のタイトルを、ユ
ーザが指定することにより、そのタイトルが重畳される
べき画像部分の先頭位置から再生を実行させることがで
きる。
【0188】なお、タイトルサーチを行った後に、その
まま、自動的に再生するのではなく、そのテープ位置
で、停止させるようにしても、もちろんよい。
【0189】[11]変形例 上述の実施の形態では、タイトル表示領域のトラック区
間は、予め定めた再生時間に換算したときの一定時間分
としたが、この再生時間に換算した時間長をユーザが設
定して、タイトル表示領域のトラック区間の長さをユー
ザが選択できるようにしてもよい。また、そのタイトル
表示領域の長さをタイトルごとに、カセットメモリにタ
イトルデータの一部として記録するようにしてもよい。
【0190】また、上述の実施の形態では、タイトルデ
ータと関連させてカセットメモリに記憶するアドレスデ
ータは、タイトル表示領域のトラック区間の先頭とした
が、タイトル表示領域のトラック区間の終りのトラック
番号をカセットメモリに記録するようにしてもよい。そ
の場合には、ユーザはタイトル打ち込みを、タイトル重
畳を止めたいポイントで行い、タイトル表示領域の先頭
ポイントは、その終りのトラック番号から遡って定める
ようにすればよい。そして、タイトルサーチのステップ
S212での検索ポイントは、この定められたタイトル
表示領域の先頭ポイントとすればよい。
【0191】また、タイトルデータと関連させてカセッ
トメモリに記憶するアドレスデータは、タイトル表示領
域のトラック区間の中間、例えば真ん中のポイントとす
るようにしてもよい。その場合には、ユーザは、タイト
ル打ち込みを、タイトル重畳をしたい区間の中間で行え
ばよい。そして、タイトル表示領域の先頭および終りの
トラック番号は、中間のトラック番号から定めることが
できる。この場合も、タイトルサーチのステップS21
2での検索ポイントは、この定められたタイトル表示領
域の先頭ポイントとすればよい。
【0192】また、以上の実施の形態では、タイトル文
字のテキストデータをタイトルデータとしてカセットメ
モリに記録するようにしたが、この発明においては、タ
イトル文字そのものを画像に重畳して記録するものでは
ないので、カセットメモリには、重畳表示するタイトル
を特定できるインデックスのみを記録するようにしても
よい。
【0193】すなわち、定型のタイトル文字情報やオリ
ジナルタイトル文字情報は、メインコントロールに接続
される不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性メ
モリのタイトル文字情報を特定するインデックスをカセ
ットメモリ26に記録するようにしてもよい。
【0194】また、この場合に、不揮発性メモリに、タ
イトル文字の内容に応じたタイトル画像情報を用意して
おき、カセットメモリに記録されているタイトル文字の
情報をインデックスとして、対応するタイトル画像を再
生画像に重畳表示あるいは挿入表示するようにしてもよ
い。もちろん、カセットメモリの記録データは、タイト
ル文字のテキストデータではなく、タイトル画像情報の
インデックスそのものであってもよい。
【0195】なお、カセットメモリは、上述の例のよう
に、カセット内に収納されている必要はなく、カセット
筐体の表面のいずれかの位置に設けられる構成であって
もよい。
【0196】また、カセットメモリではなく、テープカ
セットとは別体の、例えばメモリカードをテープカセッ
トの対として用い、このメモリカードに上述したタイト
ルデータおよびアドレスデータを記録することもでき
る。この場合には、カメラ一体型VTRなどの装置に
は、対となるメモリカードの装填部を備えると共に、タ
イトル打ち込みやタイトルサーチなどの際には、このメ
モリカードに対してアクセスするようにすればよい。
【0197】また、記録媒体収納物は、テープカセット
に限らず、例えばフロッピーディスクのように収納容器
にディスクが収納されたものであって、メモリが付加さ
れたものであってもよい。
【0198】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録媒体とは別のメモリに記録されているタイトル
を一覧表示して、そのタイトル内容を検索キーとして検
索を実行するものであるので、所望の画像位置を、迅速
かつ容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるタイトルサーチ
の手順を説明するための図である。
【図2】この発明の実施の形態が適用される装置の外観
を説明するための図である。
【図3】この発明による記録媒体収納物の一例の外観を
示す図である。
【図4】この発明の実施の形態が適用される装置のブロ
ック図である。
【図5】この発明の実施の形態における記録媒体上の記
録フォーマットを示す図である。
【図6】この発明の実施の形態におけるキー入力処理の
流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態におけるタイトル記録処
理の流れを示すフローチャートの一部である。
【図8】この発明の実施の形態におけるタイトル記録処
理の流れを示すフローチャートの一部である。
【図9】この発明の実施の形態におけるタイトル記録処
理の流れを示すフローチャートの一部である。
【図10】この発明の実施の形態におけるタイトル打ち
込み処理を説明するための図である。
【図11】この発明の実施の形態におけるタイトル打ち
込み処理を説明するための図である。
【図12】この発明の実施の形態におけるタイトル打ち
込み処理時におけるタイトル色、サイズ、表示位置の変
更動作を説明するための図である。
【図13】この発明の実施の形態における記録媒体収納
物のメモリの記録データフォーマットを説明するための
図である。
【図14】この発明の実施の形態における記録媒体収納
物のメモリの記録データを説明するための図である。
【図15】この発明の実施の形態におけるタイトル表示
位置の例を説明するための図である。
【図16】この発明の実施の形態におけるタイトル消去
動作を説明するための図である。
【図17】この発明の実施の形態におけるオリジナルタ
イトル作成動作を説明するための図である。
【図18】タイトル重畳表示動作の例を説明するための
図である。
【図19】この発明の実施の形態におけるタイトル重畳
表示動作の例を説明するための図である。
【図20】この発明の実施の形態におけるタイトル重畳
表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】この発明の実施の形態におけるタイトルサー
チの処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…カメラ一体型VTR(デジタルVCR)、11…
LCD(液晶ディスプレイ)、13…タイトルキー、1
4…メニューキー、15…録画開始/ポーズキー、16
…ダイヤルキー、20…テープカセット、25…端子、
26…カセットメモリ、101…カメラ部、300…メ
インコントローラ、400…メカコントローラ、500
…メカデッキ部、600…表示系、602…OSD回
路、603…重畳回路、700…メモリ制御部、801
…リモコン受信機、802…リモコン送信機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収納容器に収納されていると共
    に、メモリを備え、このメモリに、タイトルデータと、
    このタイトルデータに基づくタイトル表示情報を重畳し
    て表示すべき画像情報が記録されている前記記録媒体上
    のアドレス情報とが対応付けられて記録されている記録
    媒体収納物を用いて、前記記録媒体に記録されている画
    像情報を検索する装置であって、 検索指示があったときに、前記メモリに記録されている
    すべての前記タイトルデータによるタイトルを一覧表示
    する一覧表示手段と、 前記一覧表示されたタイトルのうちから、ユーザ操作に
    応じた一つのタイトルを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択されたタイトルに対応付けられて前
    記メモリに記録されているアドレス情報に基づいて、前
    記記録媒体上の位置検索を行う検索手段と、 を備える画像情報の検索装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像情報の検索装置にお
    いて、 前記検索手段により検索された記録媒体位置から再生を
    行うと共に、この再生に際して、前記メモリに記録され
    ているアドレス情報に基づいて定めたタイトル表示領域
    の領域内において、前記一覧表示で選択されたタイトル
    を再生画像に重畳表示する手段を備えることを特徴とす
    る画像情報の検索装置。
  3. 【請求項3】記録媒体が収納容器に収納されていると共
    に、メモリを備える記録媒体収納物の前記メモリに、タ
    イトルデータと、このタイトルデータに基づくタイトル
    表示情報を重畳して表示すべき画像情報が記録されてい
    る前記記録媒体上のアドレス情報とを対応付けて記録す
    る工程と、 ユーザからの検索指示があったときに、前記メモリに記
    録されているすべての前記タイトルデータによるタイト
    ルを一覧表示する一覧表示工程と、 前記一覧表示されたタイトルのうちから、ユーザ操作に
    応じた一つのタイトルを選択する選択工程と、 前記選択工程で選択されたタイトルに対応付けられて前
    記メモリに記録されているアドレス情報に基づいて、前
    記記録媒体上の位置検索を行う検索工程と、 を備える画像情報の検索方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の画像情報の検索方法にお
    いて、 前記検索手段により検索された記録媒体位置から再生を
    行う工程と、 この再生に際して、前記メモリに記録されているアドレ
    ス情報に基づいて定めたタイトル表示領域の領域内にお
    いて、前記一覧表示で選択されたタイトルを再生画像に
    重畳表示する工程と、 を備えることを特徴とする画像情報の検索方法。
JP9095629A 1997-04-14 1997-04-14 画像情報の検索装置および方法 Pending JPH10289562A (ja)

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JP9095629A JPH10289562A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 画像情報の検索装置および方法

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