JP3915232B2 - カメラ一体型磁気記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影時あるいは再生時に1画面に複数の小画面表示(以下、マルチ画面機能の記す)が可能なカメラ一体型磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ一体型磁気記録再生装置はディジタル化が進み、大型液晶付きモデルが主流となってきている。その大型液晶画面を生かした機能の搭載が盛んに行われるようになってきた。その機能の一つとして画面上に小画面を複数表示する機能があり、その機能を用いて各種スポーツにおけるフォーム分析などができるようになっている。
【0003】
以下、従来のマルチ画面機能を有するカメラ一体型磁気記録再生装置について説明する。
【0004】
図8は従来のカメラ一体型磁気記録再生装置の構成を示す斜視図であり、80は被写体を撮影して磁気テープに記録可能であるとともに磁気テープに記録された映像音声信号を再生可能なカメラ一体型ビデオテープレコーダー(以下、カメラ一体型VTRと記す)、81はカメラ一体型VTR80の一面に設けられ撮影中の映像や再生中の映像を表示可能な表示部で、通常は液晶表示部が用いられる。82はカメラ一体型VTR80に着脱可能で撮影中の映像や再生中の映像を一時的に記憶可能な記憶手段であるメモリユニットである。83はカメラ一体型VTR80に装填された磁気テープを再生するよう操作する再生釦、84はマルチ画面機能を起動するマルチ機能釦であり、操作することにより表示部81に再生中の映像や撮影中の映像が小画面として複数表示することができる。
【0005】
以上のように構成された従来のカメラ一体型磁気記録再生装置について、以下その動作について説明する。
【0006】
まず、使用者はカメラ一体型VTR80を用いて被写体を撮影したり、磁気テープに記録された映像音声信号を再生すると、表示部81にその映像が表示される。
【0007】
次に撮影時におけるマルチ画面機能について説明する。まずカメラ一体型VTR80にメモリユニット82を装着する。そして、マルチ機能釦84を押すことにより撮影した映像の静止画を、十数秒かけて1枚をメモリユニット82に書き込む。書き込んだ静止画は縮小され、図8に示すように一度に9枚の小画面を表示部81に一覧表示させることができる。さらにそのうちの1枚を選択して拡大表示させることができる。
【0008】
次に磁気テープ再生時におけるマルチ画面機能について説明する。磁気テープ上に記録された映像は、再生釦83を押して再生動作を起動した後に、マルチ機能釦84を操作することで、約12秒かけて1枚の静止画をメモリユニット82に書き込むことができる。そして、9画面分の画像をメモリユニット82に書き込んだ後に表示部81に一覧表示し、そのうちの1つを選択してその画像から始まる映像信号の頭出しサーチをすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、再生時においては、静止画をメモリユニット82に取り込む以前に、再生釦83を押してカメラ一体型VTR80を再生状態にしておかないと静止画を取り込むことができないので、マルチ画面機能を起動するには再生釦とマルチ機能釦の最低2回の釦操作を必要とし、操作性の低下となる。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、取り込み操作だけで連続して高速に画像を取り込むことができ、マルチ画面表示を行うことができるカメラ一体型磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のカメラ一体型磁気記録再生装置は、マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段とを備えたものである。
【0012】
この構成によって、取り込みスイッチの操作だけで連続して高速に画像を取り込むことができ、取り込んだ画像でマルチ画面表示をするカメラ一体型磁気記録再生装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1〜6に記載の発明は、マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段とを備え、マルチ画面機能の起動の操作性を向上できるという作用を有する。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態のカメラ一体型磁気記録再生装置の構成を示すブロック図、図2はマルチ画面制御部18の動作を示すフローチャート、図7は本実施の形態により液晶表示部などに9画面表示を行った状態のカメラ一体型VTRの斜視図である。
【0015】
図1において、2は磁気テープ1を一定速度で送り出すテープ駆動用モータで、キャプスタンモータなどに代表される。3は磁気テープ1上に映像音声信号や付加情報を記録及び再生する磁気ヘッド4を有し一定速度で回転する回転シリンダー、11はテープ駆動用モータ2と回転シリンダー3の回転を駆動制御する駆動制御手段である駆動制御部、12は使用者が操作部(図示せず)を操作した時の操作情報を検出する入力検出手段である入力検出部、13は本装置の各種動作状態を検出する状態検出手段である状態検出部で、動作状態の情報として、電源オン/オフ情報、カセット有無情報、撮影/VTRモード情報、再生/停止等の動作モード情報、マルチ画面取り込み間隔が設定してあるデータテーブルを使用者が選択するためのメニュー情報等を検出可能とする。18は入力検出部12からのマルチ画面表示起動情報と状態検出部13からの装置状態情報に基づいてマルチ画面制御指令を出力するとともに駆動制御部11にテープ走行制御指令を出力するマルチ画面制御手段であるマルチ画面制御部、14はレンズやCCDなどの光学系からなり被写体を撮影可能な撮影手段であるカメラ部で、通常の動画としての撮影映像か、静止画映像かのうち一方を出力可能とする。17は記録再生部15からの再生映像信号かカメラ部14からの撮影映像信号を入力合成してマルチ画面を生成する画面合成手段である画面合成部で、入力される映像信号の画面表示形態を制御する画面制御手段である画面制御部17aと、取り込んだ映像信号を記憶する記憶手段であるメモリ17bを有している。15はカメラ部14からの撮影映像信号や画面合成部17で生成されたマルチ画面映像を磁気テープ1に記録及び再生するよう磁気ヘッド4を制御する記録再生手段である記録再生部、16は磁気テープ1の再生時に磁気テープ1上に記録されている付加情報を記録再生部15から検出する付加情報検出手段である付加情報検出部で、検出された付加情報は、磁気テープ1の位置情報と、映像信号を記録した日時情報と、静止画記録したことを示す静止画情報と、映像検索用のインデックス情報とフィールド情報とを含んだものである。20は記録再生部15からの映像信号を出力する映像出力部であり、外部接続のテレビジョン受像機や液晶表示装置などに接続されて映像表示される。その表示状態を図7に示す。
【0016】
図7において、70はカメラ一体型VTR、72はカメラ一体型VTR70に回動自在に設けられた表示体、71は表示体72の一面に設けられた液晶表示部などからなる表示部で、複数の小画面を表示可能とし、図7に示す構成ではその一例として9画面を一度に表示している。
【0017】
以上のように構成された本実施の形態のカメラ一体型磁気記録再生装置について、図面を用いてマルチ画面制御の動作について説明する。
【0018】
まず、使用者が操作部(図示せず)を操作してマルチ画面機能を起動すると、入力検出部12でその起動状態を検出し、マルチ画面制御部18へその情報を出力する。一方、状態検出部13は、本装置の電源オン/オフ状態、カセット有無状態、カメラ/VTRモード状態、再生や停止等の動作モード状態、マルチ画面取り込み間隔が設定してあるデータテーブルを使用者が選択するためのメニュー情報等を検出して、マルチ画面制御部18へそれらの情報を出力する。
【0019】
マルチ画面制御部18は、駆動制御部11に制御信号を出力し、駆動制御部11は回転シリンダー3及びテープ駆動用モータ2を駆動制御して磁気テープ1を所定速度で走行させる。走行している磁気テープ1に記録された映像信号は、回転シリンダー3に設けられた磁気ヘッド4により再生され、記録再生部15に入力される。
【0020】
一方、マルチ画面制御部18は画面合成部17に制御信号を出力し、画面合成部17ではカメラ部14で撮影した映像信号や記録再生部15で再生された映像信号を基に、マルチ画像を生成する。生成されたマルチ画像は記録再生部15を介して磁気ヘッド4から磁気テープ1に記録されたり、映像出力部20から外部に出力されてテレビジョン受像器や液晶表示部に映出される。また、付加情報検出部16は、記録再生部15で再生された付加情報を検出し、マルチ画面制御部18に出力している。
【0021】
ここでマルチ画面制御部18の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。図2に示したフローチャートの処理はシステム制御用のマイクロプロセッサに組み込まれたプログラムの一部であり、フレーム周期で起動される処理である。
【0022】
図2において、入力検出部12に入力される操作キー入力情報を基に、マルチ画面機能が起動されたかどうかの判別処理を行う(ブランチ201)。ブランチ201においてマルチ画面機能起動スイッチが使用者により操作されていれば、次に状態検出部13から入力される情報に従い、ここでは本装置の電源状態とカセット有無情報により判断処理を行う(ブランチ202)。すなわち、電源オンでかつカセットが本装置内に装填されているという条件が満たされている場合のみ次のブランチ203へ進み、条件を満たしていなければ処理を抜ける。ブランチ203では、状態検出部13から入力されるカメラ/VTRモード情報を基に判断処理を行う。VTRモードの場合には関数600で再生動作の起動処理を行い、磁気テープ1より再生された映像信号によりマルチ画面を作成する再生マルチ画面機能を実行する関数500を実行して処理を終了する。また、カメラモードの場合にはカメラ部14で撮影された映像信号によりマルチ画面を作成するカメラマルチ画面機能を実行する関数300を実行して処理を終了する。
【0023】
次に図3を用いてカメラマルチ画面機能の実行制御(図2における関数300)について説明する。図3はカメラマルチ画面制御動作を示すフローチャートである。
【0024】
まず、カメラマルチ画面機能とは、カメラ部14から撮影映像を出力しているカメラモード時において、撮影映像(静止画)をある一定時間間隔で記憶し、その撮影映像を9枚分記憶して9画面マルチ画面を表示する機能である。記憶する箇所は図1の画面合成部17に設けられたメモリ17bである。ここで、マルチ画面表示を9枚分としたが、枚数はこの数に限定されず12枚や16枚など、複数画像であれば構わない。
【0025】
図3において、スタート後、カメラ部14からの撮影映像を一定間隔で記憶していき、ブランチ301ではマルチ画面変数nが9になったかどうかを判断している。マルチ画面変数nが9、つまり画面上に9画面マルチ表示がされれば、ステップ305でマルチ画面変数nをクリアして処理を終了する。マルチ画面変数nが9以外(9以下)であれば、ステップ302でマルチ画面変数nをインクリメントし、ステップ303でn枚目の画像をメモリ17bに取り込む制御を実行し、ステップ304でn−1枚目、すなわち一回前にメモリ17bに取り込んだ画像を表示するよう制御する。上記処理により、画面合成部17内の画面制御部17aに制御用データを転送し、撮影映像データのメモリ17bに対する記憶処理や表示画面データの出力制御をして、9画面分割表示を出力させている。
【0026】
ここで画面合成部17における映像信号の取り込みタイミングと表示タイミングに関して図4を用いて説明する。図4はマルチ画面制御部18によって制御される画面合成部17における画像取り込み動作を説明するためのタイミングチャートである。図4において、(a)は1フィールド毎にHighとLow信号を交互に出力するフレームパルス、(b)はフレームパルス(a)に基づき画面合成部17に取り込んだフィールド毎の映像信号で、Fa1、Fa2…Fam(mは正数)は前半フィールド画像である第1のフィールド画像、Fb1、Fb2…Fbm(mは正数)は後半フィールド画像である第2のフィールド画像である。第1のフィールド画像Famと第2のフィールド画像Fbmとで1フレームを構成している。(c)は画面制御部17aへの指令信号で、A1、A2、…Am(mは正数)は画像取り込み制御指令信号で、B1、B2、…Bm(mは正数)は小画面表示制御指令信号である。(d)は1フィールド毎の出力映像信号の画面表示状態を示すものである。(e)は1フレーム毎に増加していくマルチ画面変数である。
【0027】
画像取り込みのタイミングと表示タイミングに関して時刻t1、t2、t3…tm(mは正数)にしたがって動作を説明する。まず時刻t1〜t2間に指令信号A1が画面制御部17aへ転送され、次の時刻t2〜t3間に画面制御部17aによりフィールド画像Fb1がメモリ17bに取り込まれる。時刻t3〜t4間には指令信号A2と指令信号B1の2つの指令が画面制御部17aへ転送される。そして時刻t4〜t5間に画面制御部17aは、フィールド画像Fb2の取り込みと、時刻t2〜t3間に取り込んだフィールド画像Fb1の画面出力処理を実行する。その結果の出力画面が画面44のように表示される。上記説明のように画面取り込み制御指令から1フィールド後に、1フィールド後の画像をメモリ17bに取り込み、その1フレーム後に画面表示出力される。この動作をマルチ画面変数(e)が9になるまで繰り返して、図7に示すような9画面表示を行う。図4では最短取り込み間隔で示しており、指令信号A2、B1の出力タイミングをずらすことで画像取り込みの間隔を調整することができる。
【0028】
次に図2における関数500の動作例として、図5を用いてVTRマルチ画面機能を実行制御について説明する。図5はVTRマルチ画面制御動作を示すフローチャートである。
【0029】
まず、VTRマルチ画面機能とは、本装置を再生モードで動作している状態において、カメラ部14で撮影されている撮影映像(静止画)をある一定時間間隔で記憶し、その撮影映像を9枚分記憶して9画面マルチ画面を表示する機能である。記憶する箇所は図1の画面合成部17に設けられたメモリ17bである。ここで、マルチ画面表示を9枚分としたが、枚数はこの数に限定されず12枚や16枚など、複数画像であれば構わない。
【0030】
図5において、ブランチ501では、マルチ機能が8秒以上停止しているかどうかを判断している。8秒以上停止している場合は、VTRマルチ画面機能を中断するためステップ505で停止指令を出力し、ステップ506で機能停止タイマをクリアして処理を抜ける。停止時間が8秒以内であればブランチ502に進む。ここで停止時間を8秒に設定したのは、本システムにおけるモード移行時間が最大で8秒かかるからである。ここで、モード移行とは再生モードから早送りモードへの移行や、巻き戻しモードから再生モードへの移行などの動作状態の移行を示すものである。ブランチ502ではモード移行中か否かを判断する。モード移行中であれば、ステップ504で機能停止タイマをインクリメントして処理を抜ける。モード移行中でなければ、ブランチ503に進む。ブランチ503では再生画像出力中か否かを判断している。再生画像出力中であれば、カメラマルチ画面機能関数300を実行し、ステップ506で機能停止タイマをクリアして処理を抜ける。再生画像が出力されていなければ、すなわちテープ上の無記録部の再生中等の映像信号が無い状態では、ステップ504で機能停止タイマをインクリメントして処理を抜ける。上記処理を行うことで、8秒以上無記録映像が続いた場合にはマルチ画面機能を停止することができ、無記録部の再生映像(ブルーバックなど)をメモリ17bに取り込むことはない。
【0031】
ここでVTRマルチ画面機能における、画面合成部17における映像信号の取り込みタイミングと表示タイミングに関して図4を用いて説明する。
【0032】
画像取り込みのタイミングと表示タイミングに関して時刻t1、t2、t3…tm(mは正数)にしたがって動作を説明する。まず時刻t1〜t2間に指令信号A1が画面制御部17aへ転送され、次の時刻t2〜t3間に画面制御部17aによりフィールド画像Fb1がメモリ17bに取り込まれる。時刻t3〜t4間には指令信号A2と指令信号B1の2つの指令が画面制御部17aへ転送される。そして時刻t4〜t5間に画面制御部17aは、フィールド画像Fb2の取り込みと、時刻t2〜t3間に取り込んだフィールド画像Fb1の画面出力処理を実行する。その結果の出力画面が画面44のように表示される。上記説明のように画面取り込み制御指令から1フィールド後に、1フィールド後の画像をメモリ17bに取り込み、その1フレーム後に画面表示出力される。この動作をマルチ画面変数(e)が9になるまで繰り返して、9画面表示を行う。図4では最短取り込み間隔で示しており、指令信号A2、B1の出力タイミングをずらすことで画像取り込みの間隔を調整することができる。
【0033】
VTRマルチ画面機能の場合には、画像データを取り込むのと同じタイミングで、取り込んだ画像と一緒に、付加情報検出部16で検出された磁気テープ位置情報をメモリ17bに記憶させている。
【0034】
次に、再生動作起動処理を行っている図2における関数600の動作を、図6を用いて説明する。図6は再生動作起動処理のフローチャートである。
【0035】
まず、ブランチ601では動作モードの判別を行っていて、再生一時停止モードと、停止・早送り・巻き戻しモードと、特殊再生を含む再生モードの判別を行っている。ブランチ601において、動作モードが再生一時停止モードであればブランチ602に進む。ブランチ602では画像の取り込み間隔が7フレーム以下か否かを判別している。ここで、基準を7フレームに設定しているのは、再生一時停止状態から再生モードに移行したときに、テープ走行が安定して映像信号が出力されるまでに、7フレームかかるからである。したがって7フレーム以内の間隔で画像を取り込むと、1枚目及び2枚目の画像を取り込む時点ではテープ走行がかなり低速となっており、取り込んだ画像は再生一時停止状態と同じ映像になってしまう。そこで、7フレーム以内で画像を取り込む時にはステップ604でスロー再生を起動する。スロー再生を起動することで映像信号を出力するまでの時間が1フレームかからないので、7フレーム以内の間隔でも再生画像出力を取り込むことができる。7フレーム以上の時にはステップ603で再生動作を起動して処理を抜ける。
【0036】
またブランチ601で動作モードが停止・早送り・巻き戻しモードの場合には、ステップ603で再生動作を起動して処理を抜ける。さらにブランチ601で上記以外の再生系のモードであれば何も処理をせず抜ける。上記説明のように再生マルチ画面機能を起動されたときに、本システムの動作モードにより起動動作を変えることにより、取り込んだ画像は画像取り込み間隔に設定された通りの間隔で磁気テープ上から再生されメモリ17bに書き込まれる。
【0037】
なお、画像の取り込み間隔は、テーブルデータとしてフレーム単位で設定している。
【0038】
以上のように本実施の形態によれば、入力検出部12により使用者がマルチ画面機能起動の操作をすると、マルチ画面制御部18が図2に示したフローに従って処理をすることで再生動作を起動してマルチ画面取り込みを実行するので、取り込みスイッチの操作だけで連続して高速に画像を取り込むことができ、取り込んだ画像でマルチ画面表示をすることができる。
【0039】
なお、以上の説明ではマルチ画面を9画面で説明したが、複数画面であれば同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明は、取り込みスイッチの操作だけで連続して高速に画像を取り込むことができ、取り込んだ画像でマルチ画面表示をするという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカメラ一体型磁気記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態におけるマルチ画面制御部の動作説明のためのフローチャート
【図3】同実施の形態におけるカメラマルチ画面機能の動作説明のためのフローチャート
【図4】同実施の形態における画面取り込みの動作説明のためのタイミングチャート
【図5】同実施の形態における再生マルチ画面機能の動作説明のためのフローチャート
【図6】同実施の形態における再生動作起動処理の動作説明のためのフローチャート
【図7】同実施の形態のカメラ一体型磁気記録再生装置の構成を示す斜視図
【図8】従来のカメラ一体型磁気記録再生装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
11 駆動制御部
12 入力検出部
13 状態検出部
14 カメラ部
15 記録再生部
16 付加情報検出部
17 画面合成部
17a 画面制御部
17b メモリ
18 マルチ画面制御部
Claims (6)
- マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、
撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、
前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、
記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、
被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、
前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段とを備えたことを特徴とするカメラ一体型磁気記録再生装置。 - マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、
撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、
前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、
記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、
被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、
前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段と、
前記画面合成手段が静止画を格納するときに前記静止画を特定するための付加情報を前記記録再生手段から出力される情報から検出し前記マルチ画面制御手段へ出力する付加情報検出手段とを備え、
前記付加情報検出手段で検出された付加情報は、前記記録媒体上の静止画の位置情報と、映像信号を記録した日時情報と、静止画記録したことを示す静止画情報と、映像検索用のインデックス情報とフィールド情報とを含んだことを特徴とするカメラ一体型磁気記録再生装置。 - 記録再生手段は、画面合成部で合成されたマルチ画面を記録媒体に記録可能なことを特徴とする請求項1及び2記載のカメラ一体型磁気記録再生装置。
- 画面合成手段は、取り込んだ画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像情報の表示状態を制御する画面制御手段とからなることを特徴とする請求項1及び2記載のカメラ一体型磁気記録再生装置。
- マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、
撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、
前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、
記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、
被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、
前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段とを備え、
動作状態が停止状態の時には再生動作を起動し、再生状態になってから映像信号の取り込みを開始し、所定の時間間隔で連続して取り込み動作を行い、取り込んだ映像信号を使ってマルチ画面を構成することを特徴とするカメラ一体型磁気記録再生装置。 - マルチ画面起動操作を含む操作指定の内、使用者が操作した操作指定情報を検出する入力検出手段と、
撮影状態及び再生可能状態を含む動作状態を検出する状態検出手段と、
前記入力検出手段が前記マルチ画面起動操作を指令し、前記動作状態が撮影状態または再生可能状態の何れかを検出された時、マルチ画面制御情報を作成し出力するマルチ画面制御手段と、
記録媒体を再生して再生映像信号を出力する記録再生手段と、
被写体を撮影し撮影映像信号を出力する撮影手段と、
前記マルチ画面制御情報を前記マルチ画面制御手段が指令した時、所定時間間隔で連続した前記再生映像信号あるいは前記撮影映像信号を静止画として格納し、格納された前記静止画をマルチ画面として合成する画面合成手段とを備え、
動作状態が再生一時停止状態の時にはスロー再生動作を起動し、スロー再生定常状態になってから映像信号の取り込みを開始し、磁気記録媒体に記録されている所定の時間間隔で連続して取り込み動作を行い、取り込んだ映像信号を使ってマルチ画面を構成することを特徴とするカメラ一体型磁気記録再生装置。
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