JP4305082B2 - 映像記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダのような映像記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVD−RAMやDVD−RWなどの光ディスクには、映像や音声を記録することが可能であり、最近では、このような記録型の光ディスクに対応したDVDレコーダのような映像記録再生装置が実用化されている。例えばDVDレコーダでは、映画などを収録したディスクの再生機能に加えて、テレビ番組の映像やデジタルビデオカメラ等で撮影した映像をディスクに記録する機能が備わっている。
【0003】
ところで、ディスクに映像を記録する場合、映像とともに自分で作成した任意のタイトルを挿入できれば便利である。映像に所定の画像を付加して記録することは従来から公知であり、例えば下記の特許文献1には、撮像した映像に日付等の付加画像を合成して記録媒体に記録するようにしたデジタルカメラが記載されている。しかし、この特許文献1のものでは、付加画像の位置や大きさを変更できるようにはなっているが、付加画像そのものをユーザが任意に設定することはできない。したがって、特許文献1の技術では、ディスクに記録する映像に任意のタイトルを挿入するという機能を実現することは不可能である。また、本文献では、付加画像とは別に、メニュー選択画面や数値設定画面等を含むOSD(On Screen Display)画像を用意し、このOSD画像の画面上での操作に基づいて付加画像の表示状態を変化させるようにしているため、付加画像生成手段とOSD画像生成手段とが必要となり、回路構成が複雑となってコスト高になる。一方、下記の特許文献2にも実写映像にタイトルを重ね合せる技術が開示されているが、本文献におけるタイトルの画像は、タイトルが描かれた原稿をビデオカメラで撮影して得られる画像である。したがって、このような方式では、タイトル画の原稿を作成してカメラで撮影するという煩雑な手順を経る必要があり、ユーザが簡単にタイトルを挿入することはできない。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−358934号公報
【特許文献2】
特開2000−134576号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するものであって、その課題とするところは、複雑な構成を必要とせずに、記録映像にタイトル等を簡単に合成して記録することが可能な映像記録再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主映像信号を記録するビデオパックと、音声信号を記録するオーディオパックと、副映像信号を記録するサブピクチャパックの各記録領域を備えた記録型光ディスクに各データを記録するとともに、光ディスクに記録されている各データを読み出して再生するディスク読取書込部と、前記ディスク読取書込部が光ディスクから読み出した信号を処理して表示装置に送出して表示する再生回路および光ディスクに書き込むべき信号を処理して前記ディスク読取書込部に送出する記録回路を少なくとも備えた信号処理部と、OSDバッファおよびパターンメモリを有する記憶部と、ユーザの手動操作による指令または指示を入力する入力手段と、入力手段からの指令または指示に基づき装置全体を制御する制御部とを備え、制御部は、入力手段から順次入力される文字および/または図形のOSD(On Screen Display)パターンをそれぞれOSDバッファに一時的に格納し、OSDパターンの入力の完了であると判別したときに、OSDバッファに格納されている各OSDパターンを信号処理部によりランレングス圧縮処理させてサプピクチャ用のパターンに順次変換したのち、その変換後の各パターンをパターンメモリにそれぞれ記憶するパターン登録制御機能と、入力手段から指定入力されたパターンをパターンメモリから読み出して表示装置の表示画面の一部のパターン表示部に表示したのち、入力手段からのパターンの選択の指示を受け付けるパターン選択制御機能と、パターン選択制御機能が受け付けたパターンがパターン表示部に表示された状態で入力手段から録画の指令が入力されたときに、ディスク読取書込部を制御して光ディスクへのデータの録画を開始させ、且つ録画中のデータの映像を表示装置に表示させる録画制御手段と、録画中のデータの映像および選択されたパターンがそれぞれ表示装置に表示された状態において入力手段からパターンの挿入の指令が入力されたときに、前記パターン表示部に表示中のパターンのサブピクチャストリームを前記挿入の指令が入力されたタイミングで信号処理部に送出して録画中の映像ストリームに合成した合成映像を生成させて、ディスク読取書込部により合成映像の映像ストリームおよびパターンのサブピクチャストリームをそれぞれ光ディスクのビデオパックおよびサブピクチャパックの各領域に記録させるパターン付加制御機能とを有し、パターン選択制御機能およびパターン付加制御機能は、録画終了であると判別するまでの間に入力手段からパターンの指定およびパターンの挿入指令が入力される毎に、選択されたパターンを光ディスクのサブピクチャパックの領域に記録させる制御を繰り返すことを特徴とする。
【0007】
本発明においては、文字や図形のパターンをOSDパターンとして生成し、これをサブピクチャ用のパターンに変換して記録映像と合成し、光ディスクに記録するようにしているため、ユーザはOSDの画面において任意のタイトル等を簡単に入力することができる。また、入力したパターンをサブピクチャ用のデータに変換するだけで、パターンをそのまま光ディスクに記録することができるため、信号処理も簡単で済む。さらに、DVDレコーダ等に備わっているOSD機能をそのまま利用することができ、パターン生成のための特別なハードウェアを追加する必要がないので、従来に比べて回路構成が複雑化することがなく、コストアップを抑制して安価に実現することができる。さらにまた、予め複種類のパターンを作成しておき、映像を記録する際にパターンを選択するだけで所望のパターンを映像に付加することができる上、パターンの選択に際しては表示装置のパターン表示部に表示されているパターンを確認しながら行えるので、簡単かつ確実にパターンを選択できるとともに、録画中の映像を監視しながらユーザが所望のタイミングでパターン表示部に表示中のパターンを確認した上でそのパターンを記録映像に挿入して合成することができる。しかも、記録映像の或る場面でパターンを挿入した後、別の場面で別のパターンを挿入したい場合には、所望のパターンを選択したのち、そのパターンを所望のタイミングで記録映像に挿入することを繰り返すことができる。
【0008】
また、本発明における制御部が有するパターン登録制御機能は、文字パターンまたは図形パターンの何れか一方を選択するパターン作成画面をOSD画像として前記表示装置に表示させたのち、前記入力手段から文字パターンを選択する指示が入力したときに、文字パターン入力画面を表示して、その文字パターン入力画面の文字入力部に前記入力手段から順次入力される文字列をOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納し、一方、前記入力手段から図形パターンを選択する指示が入力したときに、図形パターン入力画面を表示して、その図形パターン入力画面の図形入力部に描画用アプリケーションソフトに基づき前記入力手段から順次入力される図形をOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納する、或いは図形パターン選択画面を表示して、その図形パターン選択画面に表示されている複種類の図形パターンの中から前記入力手段の指示入力により選択された図形パターンをOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納する、の何れか一方を実行するものであるとすることができる。これによると、文字または図形による何れのパターンであっても、既存のOSD機能を利用して任意のタイトルや図形を簡単に入力することができる。
【0009】
また、本発明における制御部が有するパターン選択制御機能は、入力手段からパターン選択の指令が入力したときに、パターンメモリに記憶されている複数のパターンに個々に対応付けられた複数の選択キーの配列からなるパターンメニューとパターン表示部とを有するパターンメニュー画面を表示装置における録画すべき映像の表示領域の外方の領域に表示させ、入力手段からパターンメニューにおける何れかの選択キーを選択する指令が入力したときに、選択された選択キーに対応するパターンをパターンメモリから読み出してパターン表示部に表示させるものとすることができる。これによると、何れかの選択キーを選択することでパターンメモリに記憶されているパターンを指定してパターン表示部に表示させることができるので、パターン表示部に表示されるパターンを確認しながらパターンの選択を簡単且つ確実に行うことができる。
【0010】
また、本発明における制御部が有する前記パターン付加制御機能は、録画中のデータの映像および選択されたパターンが前記表示装置にそれぞれ表示された状態において前記入力手段の特定キーの1回目の操作が行われたと判別したタイミングで前記パターン表示部に表示中のパターンのサブピクチャストリームを前記信号処理部に送出し、前記特定キーの2回目の操作が行われたと判別したタイミングでサブピクチャストリームの前記信号処理部への送出を停止するものであるとすることができる。これによると、録画中の記録映像を監視しながら記録映像の途中でユーザが希望する任意のタイミングで任意の区間を確実に設定してパターンを付加することができる。
【0011】
さらに、本発明においては、制御部が有するパターン選択制御機能が、入力手段からパターンメニューの複数の選択キーを同時に選択する指令が入力されたときに、その選択された各選択キーにそれぞれ対応する各パターンが選択されたと判別し、パターン付加制御機能が、入力手段からパターンの挿入の指令が入力された時点で、パターン選択制御機能が判別した複数のパターンのそれぞれのサブピクチャストリームを信号処理部に同時に送出して録画中の映像ストリームと合成した合成映像を生成させ、制御部が、さらに、光ディスクに記録した映像の再生時に、入力手段からパターンメニューの選択キーを示す情報が指定入力された時に、同じタイミングで光ディスクに記録されている複数のパターンのうちの選択キーを示す情報で指定されたパターンのみを表示装置に表示するパターン表示制御機能を有している構成とすることもできる。これによると、同一の記録映像の同じ個所に、例えば友人用と家族用とで区別したタイトル等のパターンを付加して、再生時に所望のパターンを選択して表示させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をDVDレコーダに適用した場合の実施形態につき説明する。図1は、DVDレコーダの一例を示したブロック図である。図において、1はDVD−RAMやDVD−RWなどの記録型光ディスク(以下、単に「ディスク」という)、2はディスク1に記録されている情報を読み取り、またディスク1に情報を書き込むディスク読取書込部である。ディスク読取書込部2は光ピックアップ等から構成されている。3は、ディスク読取書込部2がディスク1から読み取った信号あるいはディスク1に書き込む信号を処理する信号処理部で、デコーダを含む再生回路やエンコーダを含む記録回路等から構成される。4は、ディスク1を駆動するディスク駆動部で、スピンドルモータやその駆動回路等から構成される。5は、DVDレコーダ全体の制御を行う制御部で、CPUを搭載したマイクロコンピュータから構成される。6は放送電波から所定周波数の信号を抽出するチューナ、7は放送電波を受信するアンテナである。8はDVDレコーダに外付けされるテレビモニタであって、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどから構成される。
【0013】
信号処理部3には、チューナ6で選局された映像信号および音声信号が入力されるとともに、デジタルビデオカメラ等の外部機器からの映像信号および音声信号が入力される。信号処理部3で再生された映像はテレビモニタ8に表示され、信号処理部3で再生された音声は図示しないスピーカから出力される。一方、ディスク1の再生時には、ディスク1に記録されている情報がディスク読取書込部2で読み取られて信号処理部3に送られ、信号処理部3で再生された映像はテレビモニタ8に表示され、信号処理部3で再生された音声は図示しないスピーカから出力される。また、チューナ6で受信した映像信号および音声信号や、外部機器からの映像信号および音声信号をディスク1に記録する場合には、信号処理部3で処理された各信号がディスク読取書込部2によりディスク1に記録される。
【0014】
9はDVDレコーダ本体のフロントパネルに設けられている操作部であって、ディスク1の再生・記録・停止・早送り・早戻し等の各種動作を行わせるためのキーや電源スイッチなどから構成される。10はROMやRAM等のメモリから構成される記憶部であって、この記憶部10は、OSDバッファ11aおよびパターンメモリ11bを有している。OSDバッファ11aには、後述するOSDパターンが一時的に格納され、パターンメモリ11bには後述するサブピクチャ用のパターンが記憶される。12はリモコン13からの赤外線信号を受信するリモコン受信部、14はディスクの状態や時間等が表示される蛍光表示管等からなる表示部で、これらのリモコン受信部12および表示部14も、操作部9と同様に、DVDレコーダ本体のフロントパネルに設けられている。なお、リモコン13には、操作部9と同様にディスク1に各種動作を行わせるためのキーや電源スイッチが設けられているとともに、記録映像に付加するパターン(後述)の入力や選択を行うためのキーが設けられている。
【0016】
図2は、記憶部10のOSDバッファ11aおよびパターンメモリ11bの内容を示したテーブルである。OSDバッファ11aには、図2(a)に示すように、記録映像に付加する文字や図形のOSDパターンが一時的に格納される。本実施形態では、OSDバッファ11aは、複数のパターンを格納する領域を備えている。また、パターンメモリ11bには、図2(b)に示すように、OSDバッファ11aのOSDパターンをDVDフォーマットのサブピクチャデータに変換したパターンが記憶される。このパターンメモリ11bも、複数のパターンを格納する領域を備えている。
【0017】
図3は、記録映像に文字や図形のパターンを付加する回路の例を示しており、この回路は信号処理部3(図1)の一部をなしている。21はエンコーダであって、このエンコーダ21により、チューナ6あるいは外部機器から出力される映像信号および音声信号は、DVDの記録フォーマットに合致する信号に変換され、映像ストリームおよび音声ストリームとして出力される。22は本発明の合成手段を構成する合成部であって、この合成部22において、エンコーダ21から出力された映像・音声ストリームに、前述したパターンメモリ11bから読み出された文字や図形のパターンがサブピクチャストリームとして合成され、その合成出力がディスク読取書込部2へ出力される。パターンの作成や合成の詳細については後述する。
【0018】
図4は、ディスク1に記録されるDVDフォーマットのデータ構造を階層的に示した図である。図4(a)はディスク1のボリューム空間を表しており、ボリューム空間はボリューム及びファイル構成ゾーンと、DVDビデオゾーンと、その他のゾーンとから構成される。DVDビデオゾーンは、図4(b)に示すように、ビデオマネージャVMGと、ビデオタイトルセットVTS#1〜VTS#nからなる。ビデオマネージャVMGは、全ビデオタイトルセットの内容を表すテーブルであって、ビデオマネージャ・インフォメーションVMGIと呼ばれる制御データと、VMGメニュー表示用のビデオオブジェクトセットと、バックアップ用の制御データとで構成される。ビデオタイトルセットVTS(#1〜#n)はタイトルの集合であって、各VTSは、図4(c)に示すように、ビデオタイトルセット・インフォメーションVTSIと呼ばれる制御データと、VTSメニュー表示のためのメニュー用ビデオオブジェクトセットVOBSと、映像を表示するための映像用ビデオオブジェクトセットVOBSと、バックアップ用の制御データとで構成される。
【0019】
ビデオタイトルセットVTSの映像用ビデオオブジェクトセットVOBSは、図4(d)に示すように複数のセル(Cell)から構成される。セルは再生されるコンテンツの基本単位となるものであり、映像の切換はこのセル単位で行なわれる。また、各セルは図4(e)に示すように、複数のビデオオブジェクトユニットVOBUから構成される。そして、各ビデオオブジェクトユニットVOBUは、図4(f)に示すように、ナビゲーションパックNP、ビデオパックVP、オーディオパックAP、サブピクチャパックSPから構成される。それぞれのパックは、1つである場合もあるし、複数である場合もある。
【0020】
ナビゲーションパックNPは、ビデオオブジェクトユニットVOBUの先頭に置かれ、主として所属するVOBU内のデータの再生表示制御やデータ検索を行なうための制御データとして用いられる。ビデオパックVPは、映像信号をMPEG規格に従って圧縮した主映像データである。オーディオパックAPは、音声信号をPCM方式等により処理した音声データである。サブピクチャパックSPは字幕などの信号をランレングス圧縮処理した副映像データである。本発明では、OSD画像として作成した文字や図形のパターンを、ランレングス圧縮によりサブピクチャ用のデータに変換し、これをサブピクチャパックSPに記録する。なお、サブピクチャパックSPには、タイムコードや制御情報も含まれている。
【0021】
次に、以上の構成からなるDVDレコーダにおいて、ディスク1に記録する映像に文字や図形のパターンを付加する手順につき説明する。まず、録画を行うに先立って、付加するパターンをあらかじめ作成してパターンメモリ11bに保存しておく。パターンの作成にあたっては、最初にテレビモニタ8に例えば図5に示すようなパターン作成画面8aを表示させる。このパターン作成画面8aは、OSD画像として表示されるものであり、このOSD画像データは記憶部10に格納されている(図示省略)。以下の画面8b〜8dについても同様である。次に、表示されたパターン作成画面8aにおいて、作成するパターンの種類を選択する。ここでは、文字パターン用のキー51と図形パターン用のキー52とが表示されており、いずれかのキーをリモコン13の操作により選択する。
【0022】
いま、文字でタイトルを作成するために、文字パターン用のキー51が選択されたとすると、テレビモニタ8の画面は、例えば図6に示すような文字パターン作成画面8bに切り替わる。この画面8bには、文字が入力される文字入力部53が設けられており、リモコン13の所定のキーを操作することにより、文字入力部53にはタイトルとなる文字列が入力される。なお、文字の入力にあたっては、リモコン13に代えて小型キーボード(図示省略)を用いてもよい。入力された文字列はOSD画像として、図2(a)に示したOSDバッファ11aに一時的に格納される。そして、文字の入力が終了して、例えばリモコン13の決定キーを押すと、OSDバッファ11aに格納されているOSD画像のパターン(ここでは文字)が、前述したようにランレングス圧縮処理されてサブピクチャ用のデータに変換され、変換後のパターン(文字)が図2(b)に示したパターンメモリ11bに保存される。なお、文字パターン作成画面8bを利用して繰り返し文字を入力することにより、OSDバッファ11aには、図2(a)のように複数のパターンが順次格納され、それぞれがサブピクチャ用のデータに変換されて、図2(b)のようにパターンメモリ11bに順次保存される。以上で、パターンの作成と保存のプロセスが終了したことになる。
【0023】
次に、上記のようにして作成・保存したパターンを、記録映像に付加する手順につき説明する。まず、録画を開始する前に、リモコン13(または操作部9)のキーを操作して、テレビモニタ8に図7のような画面80を表示させる。この画面80の下方には、映像に付加されるパターンを選択するためのパターンメニュー61と、選択したパターンメニュー61に対応するパターンを表示するパターン表示部62とが表示されている。なお、60は録画開始後に表示される映像である。パターンメニュー61およびパターン表示部62は、本発明の選択手段の一部を構成している。パターンメニュー61は、パターンメモリ11bに保存されている複数のパターンに対応した複数の選択キーで表示されており、いずれかのキーをリモコン13のカーソルキーで選択すると、選択されたキーに対応するパターンがパターンメモリ11bから読み出されて、パターン表示部62に表示される。例えば、番号1のキーを選択すると、パターンメモリ11bのパターン1が表示され、番号2のキーを選択すると、パターンメモリ11bのパターン2が表示され、番号3のキーを選択すると、パターンメモリ11bのパターン3が表示される。図7の例では、番号2のキーが選択されており、パターン表示部62には、パターン2に相当する「運動会」の文字が表示されている。また、図8の例では、番号5のキーが選択されており、パターン表示部62には、パターン5に相当する「結婚式」の文字が表示されている。
【0024】
このようにして、タイトルとなるパターンがテレビモニタ8の画面80に表示されるので、ユーザは映像に付加したいタイトルを選択した後、リモコン13の録画キーを操作して録画を開始する。録画が開始されると、画面80に録画中の映像60が表示されるので、この映像60を監視して、タイトルを挿入したい場面になったときに、リモコン13の所定のキー(例えば決定キー)を押す。この1回目のキー操作のタイミングで、選択されたタイトルが制御部5によって信号処理部3の合成部22(図3)へ送られ、前述したように、この合成部22において記録画像にタイトルが付加される。合成部22から出力される記録映像にタイトルが付加された合成映像は、ディスク読取書込部2へ与えられる。ディスク読取書込部2は、合成映像中の映像データをディスク1のビデオパックVPに記録するとともに、合成映像中のパターンをサブピクチャパックSPに記録する。このとき、サブピクチャパックSPには、リモコンキーが押されたタイミングを示すタイムコードも記録される。なお、合成部22から出力される音声データは、ディスク1のオーディオパックAPに記録される。
【0025】
その後、ユーザは画面80の映像60を監視し、タイトルの表示を終了したい場面になったときに、リモコン13の所定のキー(例えば決定キー)を再度押す。この2回目のキー操作のタイミングで、制御部5は合成部22へタイトルを送るのを中止する。これ以降は、エンコーダ21からの映像と音声は合成部22をそのまま通過して、ディスク読取書込部2へ与えられる。こうして、画面80の映像60を見ながら、リモコン13のキー操作により、タイトルの表示開始時点と表示終了時点とを指定することにより、ディスク1に記録する映像に任意のタイミングでタイトルを付加することができる。したがって、このディスク1を再生した場合には、上記タイミングと同じタイミングで再生映像にタイトルが付加されて表示され、また表示が終了することとなる。また、ある場面であるタイトルを挿入した後、別の場面で別のタイトルを挿入したい場合は、そのタイトルをパターンメニュー61で選択して、当該場面になった時点で上記と同様にリモコン13を操作すればよい。
【0026】
図9は、映像とタイトルの合成を具体例で説明するための図である。図9(a)は録画画面であって、テレビモニタ8の画面80に、録画中の映像31が表示されている状態を示している。図9(b)は、録画開始前にあらかじめユーザが作成してパターンメモリ11bに保存したパターン(タイトル)32を示している。図9(c)は再生画面であって、テレビモニタ8の画面80に、図9(a)の映像31と図9(b)のパターン32とが合成された再生映像が表示されている状態を示している。
【0027】
上述した実施形態では、文字パターンからなるタイトルを映像に付加する例を示したが、図形パターンを映像に付加することもできる。この場合の実施形態を図10〜図12に基づいて説明する。
【0028】
図5に示したパターン作成画面8aにおいて、図形パターン用のキー52をリモコン13の操作により選択すると、テレビモニタ8の画面は、例えば、図10に示すような図形パターン作成画面8c、あるいは図11に示すような図形パターン選択画面8dに切り替わる。図10の画面8cには、図形が入力される図形入力部54が設けられており、適宜入力手段により図形入力部54にパターンを入力する。この場合は、DVDレコーダに描画用のアプリケーションソフトウェアが搭載されており、このソフトウェアを利用して所望のパターンを作成することができる。また、図形に加えて文字を入力することもできる。一方、図11の画面8dには、複数のパターン55があらかじめ用意されており、この中からリモコン13のキー操作により所望のパターンを選択することができる。この場合も、文字を入力できるようにしてもよい。
【0029】
その後の手順は、先の文字パターンの場合と基本的に同じである。すなわち、図10または図11の画面において入力(作成または選択)された図形は、OSD画像として、OSDバッファ11aに一時的に格納され、図形の入力が終了すると、OSDバッファ11aに格納されているOSD画像のパターン(ここでは図形)が、ランレングス圧縮処理されてサブピクチャ用のデータに変換され、変換後のパターン(図形)がパターンメモリ11bに保存される。この場合も、画面上で繰り返し図形を入力することにより、OSDバッファ11aには、複数のパターンが順次格納され、それぞれがサブピクチャ用のデータに変換されて、パターンメモリ11bに順次保存される。
【0030】
次に、保存したパターンを記録映像に付加する場合は、テレビモニタ8に表示される図7の画面80において、パターンメニュー61を選択してパターン表示部62に図形パターンを表示させた後、ディスク1への録画を開始して画面80の映像を監視し、パターンを挿入したい場面になったときに、リモコン13の1回目のキー操作を行う。このタイミングで、選択された図形パターンが信号処理部3の合成部22へ送られ、記録画像に図形パターンが付加される。合成部22から出力される記録映像に図形パターンが付加された合成映像は、ディスク読取書込部2に与えられ、ディスク読取書込部2は、合成映像中の映像データをディスク1のビデオパックVPに記録するとともに、合成映像中のパターンをサブピクチャパックSPに記録する。このとき、サブピクチャパックSPには、リモコンキーの操作のタイミングを示すタイムコードも記録される。
【0031】
その後、ユーザは画面80の映像60を監視し、図形パターンの表示を終了したい場面になったときに、リモコン13の2回目のキー操作を行う。このタイミングで、合成部22へは図形パターンが送られなくなり、以降は、エンコーダ21からの映像と音声は合成部22をそのまま通過して、ディスク読取書込部2へ与えられる。こうして、画面80の映像60を見ながら、リモコン13のキー操作により、図形パターンの表示開始時点と表示終了時点とを指定することにより、ディスク1に記録する映像に任意のタイミングで図形パターンを付加することができる。したがって、このディスク1を再生した場合には、上記タイミングと同じタイミングで再生映像に図形パターンが付加されて表示され、また表示が終了することとなる。
【0032】
図12は、映像と図形パターンの合成を具体例で説明するための図である。図12(a)は録画画面であって、テレビモニタ8の画面80に、録画中の映像41が表示されている状態を示している。図12(b)は、録画開始前にあらかじめパターンメモリ11bに保存した図形パターン42を示している。図12(c)は再生画面であって、テレビモニタ8の画面80に、図12(a)の映像41と図12(b)の図形パターン42とが合成された再生映像が表示されている状態を示している。
【0033】
なお、以上述べた実施形態では、録画開始後にパターン付加のタイミングを指定することで、再生時にパターンが表示される区間を任意に設定できるようにしたが、録画開始と同時に自動的に映像にパターンが付加されるようにしてもよい。また、パターンを自動的に付加するか手動設定により付加するかを、テレビモニタ8の画面上で選択可能としてもよい。また、パターンを付加するタイミングを、録画開始時からの経過時間を入力することによって指定するようにしてもよい。さらに、再生時にパターンを表示するかしないかをテレビモニタ8の画面上で選択できるようにしてもよい。
【0034】
図13は、パターン登録、すなわちパターンメモリ11bにパターンを保存する場合の手順を示したフローチャートであって、制御部5により実行される手順を示している。なお、この手順を実行するためのプログラムは、記憶部10に格納されている(図示省略)。最初に、テレビモニタ画面上で文字パターンまたは図形パターンの入力を受け付け(ステップS1)、入力されたデータをOSDバッファ11aへ一時的に格納する(ステップS2)。そして、入力が完了するのを待ち(ステップS3)、入力が完了すると、入力されたデータをランレングス圧縮処理してサブピクチャデータに変換し、変換データをパターンメモリ11bに保存して(ステップS4)、処理を終了する。
【0035】
図14は、パターン挿入、すなわち記録映像に文字パターン、図形パターン、またはその両方を付加する場合の手順を示したフローチャートであって、制御部5により実行される手順を示している。なお、この手順を実行するためのプログラムも、記憶部10に格納されている(図示省略)。最初に、図7に示したパターンメニューの画面をテレビモニタ8に表示し(ステップS11)、この画面でパターンの選択を受け付ける(ステップS12)。その後、録画が開始されると(ステップS13)、パターンの選択および表示開始時点が指定されたか否かを判定し(ステップS14)、判定結果がYESであれば、選択されたパターンの文字・図形のサブピクチャデータを記録映像に付加して、これらをディスク1に記録する(ステップS15)。一方、ステップS14の判定結果がNOであれば、ステップS19へ移行する。
【0036】
ステップS15でディスク1への記録を行った後、表示終了時点が指定されたか否かを判定する(ステップS16)。指定がなければ(ステップS16:NO)、ステップS17へ移って録画が終了したか否かを判定し、終了してなければ(ステップS17:NO)、ステップS15へ戻ってサブピクチャデータの記録映像への付加を継続する。一方、ステップS16において指定があれば(ステップS16:YES)、サブピクチャデータの記録映像への付加を終了する(ステップS18)。その後、録画終了か否かを判定し(ステップS19)、録画終了でなければ(ステップS19:NO)、ステップS14へ戻って上述した処理を繰り返す。ステップS17およびステップS19において、録画終了と判定されれば、処理を終了する。
【0037】
以上述べた実施形態においては、文字や図形のパターンをOSDパターンとして生成し、これをサブピクチャ用のパターンに変換して記録映像と合成し、ディスク1に記録するようにしている。このため、OSD機能を利用して任意のタイトルや図形を簡単に入力することができるとともに、入力したパターンをサブピクチャデータに変換するだけで、タイトルや図形をそのままディスク1に記録することができるため、信号処理も簡単で済む。さらに、OSD機能に必要なバッファ11aやメモリ11bなどは、DVDレコーダにもともと備わっているものであり、これらを利用することでパターン生成のための特別なハードウェアが不要となって、安価に実現することができる。
【0038】
また、ディスク1への映像記録時に、パターンを付加するタイミングを指定できるようにしたので、記録する映像の途中でパターンを挿入したい場合でも、ユーザが希望する任意のタイミングで記録映像にパターンを付加することができる。さらに、付加されるパターンの開始時点および終了時点の指定が可能なため、パターンを付加する区間を任意に設定することができる。
【0039】
また、パターンメモリ11bには複数のパターンが記憶されており、これらのパターンの中から所定のパターンを選択するだけで、所望のパターンを簡単に映像に付加することができる。この場合、テレビモニタ8の画面上にパターンメニュー61とパターン表示部62とが表示されるので、ユーザは、パターン表示部62に表示されるパターンを確認しながらパターンメニュー61のキーを選択することで、簡単かつ確実にパターンの選択を行うことができる。
【0040】
上述した実施形態では、記録映像に付加されるパターンを1種類としたが、複数の異なるパターンを同じタイミングで記録映像に付加し、再生時にいずれかのパターンが表示されるようにしてもよい。この場合は、図7や図8において、パターンメニュー61のキーを複数同時に選択し、選択した各パターンを所定のタイミングで同時にディスク1に記録するとともに、再生時には表示するパターンの番号を画面上で選択するようにすればよい。このようにすれば、同じ映像に付加するパターンであっても、例えば友人用と家族用とで区別したタイトルやメッセージを挿入することが可能となる。
【0041】
また、上記実施形態においては、DVDレコーダを例に挙げたが、本発明はこれ以外の映像記録再生装置、たとえばハードディスクレコーダなどにも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複雑な構成を必要とせずに、記録映像にタイトルや図形等のパターンを簡単に合成して記録することが可能な映像記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDレコーダの一例を示したブロック図である。
【図2】OSDバッファおよびパターンメモリの内容を示したテーブルである。
【図3】記録映像に文字や図形のパターンを付加する回路の例である。
【図4】ディスクに記録されるデータ構造を階層的に示した図である。
【図5】パターン作成画面の例である。
【図6】文字パターン作成画面の例である。
【図7】パターンメニュー表示画面の例である。
【図8】パターンメニュー表示画面の例である。
【図9】映像とタイトルの合成を説明する図である。
【図10】図形パターン作成画面の例である。
【図11】図形パターン選択画面の例である。
【図12】映像と図形パターンの合成を説明する図である。
【図13】パターン登録の手順を示したフローチャートである。
【図14】パターン挿入の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク
2 ディスク読取書込部
3 信号処理部
5 制御部
8 テレビモニタ
9 操作部
10 記憶部
11a OSDバッファ
11b パターンメモリ
13 リモコン
22 合成部
61 パターンメニュー
62 パターン表示部
VP ビデオパック
AP オーディオパック
SP サブピクチャパック
Claims (5)
- 主映像信号を記録するビデオパックと、音声信号を記録するオーディオパックと、副映像信号を記録するサブピクチャパックの各記録領域を備えた記録型光ディスクに各データを記録するとともに、光ディスクに記録されている各データを読み出して再生するディスク読取書込部と、
前記ディスク読取書込部が光ディスクから読み出した信号を処理して表示装置に送出して表示する再生回路および光ディスクに書き込むべき信号を処理して前記ディスク読取書込部に送出する記録回路を少なくとも備えた信号処理部と、
OSDバッファおよびパターンメモリを有する記憶部と、
ユーザの手動操作による指令または指示を入力する入力手段と、
前記入力手段からの指令または指示に基づき装置全体を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記入力手段から順次入力される文字および/または図形のOSDパターンをそれぞれ前記OSDバッファに一時的に格納し、OSDパターンの入力の完了であると判別したときに、前記OSDバッファに格納されている各OSDパターンを前記信号処理部によりランレングス圧縮処理させてサプピクチャ用のパターンに順次変換したのち、その変換後の各パターンを前記パターンメモリにそれぞれ記憶するパターン登録制御機能と、
前記入力手段から指定入力されたパターンを前記パターンメモリから読み出して前記表示装置の表示画面の一部のパターン表示部に表示したのち、前記入力手段からのパターンの選択の指示を受け付けるパターン選択制御機能と、
前記パターン選択制御機能が受け付けたパターンが前記パターン表示部に表示された状態で前記入力手段から録画の指令が入力されたときに、前記ディスク読取書込部を制御して光ディスクへのデータの録画を開始させ、且つ録画中のデータの映像を前記表示装置に表示させる録画制御手段と、
録画中のデータの映像および選択されたパターンがそれぞれ前記表示装置に表示された状態において前記入力手段からパターンの挿入の指令が入力されたときに、前記パターン表示部に表示中のパターンのサブピクチャストリームを前記挿入の指令が入力されたタイミングで前記信号処理部に送出して録画中の映像ストリームに合成した合成映像を生成させて、前記ディスク読取書込部により前記合成映像の映像ストリームおよびパターンのサブピクチャストリームをそれぞれ光ディスクのビデオパックおよびサブピクチャパックの各領域に記録させるパターン付加制御機能とを有し、
前記パターン選択制御機能およびパターン付加制御機能は、録画終了であると判別するまでの間に前記入力手段からパターンの指定およびパターンの挿入指令が入力される毎に、選択されたパターンを光ディスクのサブピクチャパックの領域に記録させる制御を繰り返すことを特徴とする映像記録再生装置。 - 請求項1に記載の映像記録再生装置において、
前記パターン登録制御機能は、文字パターンまたは図形パターンの何れか一方を選択するパターン作成画面をOSD画像として前記表示装置に表示させたのち、前記入力手段から文字パターンを選択する指示が入力したときに、文字パターン入力画面を表示して、その文字パターン入力画面の文字入力部に前記入力手段から順次入力される文字列をOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納し、一方、前記入力手段から図形パターンを選択する指示が入力したときに、図形パターン入力画面を表示して、その図形パターン入力画面の図形入力部に描画用アプリケーションソフトに基づき前記入力手段から順次入力される図形をOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納する、或いは図形パターン選択画面を表示して、その図形パターン選択画面に表示されている複種類の図形パターンの中から前記入力手段の指示入力により選択された図形パターンをOSD画像として前記OSDバッファに一時的に格納する、の何れか一方を実行するものであることを特徴とする映像記録再生装置。 - 請求項1または請求項2に記載の映像記録再生装置において、
前記パターン選択制御機能は、前記入力手段からパターン選択の指令が入力したときに、前記パターンメモリに記憶されている複数のパターンに個々に対応付けられた複数の選択キーの配列からなるパターンメニューと前記パターン表示部とを有するパターンメニュー画面を前記表示装置における録画すべき映像の表示領域の外方の領域に表示させ、前記入力手段から前記パターンメニューにおける何れかの選択キーを選択する指令が入力したときに、選択された選択キーに対応するパターンを前記パターンメモリから読み出して前記パターン表示部に表示させるものであることを特徴とする映像記録再生装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の映像記録再生装置において、
前記パターン付加制御機能は、録画中のデータの映像および選択されたパターンが前記表示装置にそれぞれ表示された状態において前記入力手段の特定キーの1回目の操作が行われたと判別したタイミングで前記パターン表示部に表示中のパターンのサブピクチャストリームを前記信号処理部に送出し、前記特定キーの2回目の操作が行われたと判別したタイミングでサブピクチャストリームの前記信号処理部への送出を停止するものであることを特徴とする映像記録再生装置。 - 請求項3または請求項4に記載の映像記録再生装置において、
前記パターン選択制御機能は、前記入力手段から前記パターンメニューの複数の選択キーを同時に選択する指令が入力されたときに、その選択された各選択キーにそれぞれ対応する各パターンが選択されたと判別し、
前記パターン付加制御機能は、前記入力手段からパターンの挿入の指令が入力された時点で、前記パターン選択制御機能が判別した複数のパターンのそれぞれのサブピクチャストリームを前記信号処理部に同時に送出して録画中の映像ストリームと合成した合成映像を生成させ、
前記制御部は、さらに、
光ディスクに記録した映像の再生時に、前記入力手段から前記パターンメニューの選択キーを示す情報が指定入力された時に、同じタイミングで光ディスクに記録されている複数のパターンのうちの選択キーを示す情報で指定されたパターンのみを前記表示装置に表示するパターン表示制御機能を有していることを特徴とする映像記録再生装置。
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