JPH10288492A - 熱交換素子 - Google Patents

熱交換素子

Info

Publication number
JPH10288492A
JPH10288492A JP9097042A JP9704297A JPH10288492A JP H10288492 A JPH10288492 A JP H10288492A JP 9097042 A JP9097042 A JP 9097042A JP 9704297 A JP9704297 A JP 9704297A JP H10288492 A JPH10288492 A JP H10288492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
partition plate
exchange element
air flow
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9097042A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Suzuki
正人 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP9097042A priority Critical patent/JPH10288492A/ja
Publication of JPH10288492A publication Critical patent/JPH10288492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換形換気扇等に使用される熱交換素子に
おいて、仕切板の表面側に複数の凸部で構成することに
より、温度および湿度の交換効率を向上させる熱交換素
子の提供を目的とする。 【解決手段】 間隔板3の波形の中に仕切板2の表面側
に複数の凸部4を有した単位素子5を一段おきに90度
交互に積層接着し、2種類の気流間で前記仕切板2を介
して熱交換が行われるように構成された熱交換素子1に
おいて、1次気流Aおよび2次気流Bは複数の凸部4に
接触するので、前記仕切板2が平板状に比べ接触面積が
増加し、温度および湿度の交換効率を向上させることが
できる熱交換素子を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換形換気扇等
に使用する積層構造の熱交換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換素子は、特開昭5
5−72797号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】以下、その熱交換素子について図9を参照
しながら説明する。図に示すように、熱交換素子101
は仕切板102と前記仕切板102を所定間隔に保持す
る波形の間隔板103からなり、1次気流Aと2次気流
Bとが直交するよう流入および吐出し、前記仕切板10
2を介して熱交換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換素子の同一素子寸法内において熱交換効率を向上させ
ようとするには、波形の間隔板103の高さピッチhを
低くして1次気流Aおよび2次気流Bとの間に位置する
仕切板102のトータル面積を増加させればよいが、逆
にピッチhを低くした分、前記1次気流Aおよび前記2
次気流Bが前記波形の間隔板103の接触が増加される
ので、通気抵抗が増加するという課題がある。通気抵抗
の増加をできるだけ抑えて、前記仕切板102のトータ
ル面積を増加させて熱交換効率の高い熱交換素子が要求
されている。
【0005】また、仕切板102と波形の間隔板103
によって形成される風路内では、熱交換効率が律速とな
る境界層が発生して、熱交換効率が減少されているとい
う課題がある。熱交換効率が律速となる境界層を破壊し
て、熱交換効率の高い熱交換素子が要求されている。
【0006】また、熱交換素子101の強度を保つため
四隅に補強の部材を備えるが、熱交換素子101を製造
した後に備え付けるので作業性および量産性が低いとい
う課題がある。補強の部材を製造した後に備え付けるこ
となく、熱交換素子101自体の強度を向上させ、作業
性および量産性を向上させる熱交換素子が要求されてい
る。
【0007】また、波形の間隔板103は通風路を形成
するためにあり熱交換効率にはあまり寄与しなく、前記
間隔板103の波形の分1次気流Aおよび2次気流Bの
接触による通気抵抗が増加しているという課題がある。
前記波形の間隔板103をできるだけ少なくして、前記
1次気流Aおよび前記2次気流Bが接触して生じる通気
抵抗を低くさせた熱交換素子が要求されている。
【0008】また、従来の熱交換素子101のような1
次気流Aおよび2次気流Bが直交あるいは斜交に流れる
より対向に流れる方が、前記1次気流Aおよび前記2次
気流Bの接触時間が長くなるので熱交換効率は向上する
が、流入および吐出における気流の分岐が課題となる。
前記1次気流Aおよび前記2次気流Bをできるだけ対向
に流して、熱交換効率の高い熱交換素子が要求されてい
る。
【0009】本発明は、通気抵抗の増加をできるだけ抑
え仕切板のトータル面積を増加させ、熱交換効率が律速
となる境界層を破壊し、互いの気流をできるだけ対向に
流して熱交換効率を向上させることができ、また熱交換
素子自体の強度を向上させ作業性および量産性を向上さ
せることができ、また間隔板をできるだけ少なくして気
流の通気抵抗を低減させることができる熱交換素子を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換素子は上
記目的を達成するために、伝熱性と透湿性を有する仕切
板の表面には、前記仕切板を所定間隔に保持する波形の
間隔板を設け、また前記仕切板の表面側に所定間隔およ
び所定長さで複数の凸部を設け、前記複数の凸部が前記
間隔板の波形の中に有する単位素子を一段おきに90度
交互に積層接着し、1次気流および2次気流とが前記仕
切板を介して、温度と湿度を交換させるように構成した
ものである。
【0011】本発明によれば、通気抵抗の増加をできる
だけ抑え仕切板のトータル面積を増加させて熱交換効率
を向上させることのできる熱交換素子が得られる。
【0012】また他の手段は、仕切板の表面側に所定間
隔および所定長さで複数の断続凸部を間隔板の波形の中
に有するものである。
【0013】そして本発明によれば、複数の断続凸部に
することにより気流は分岐と合流が行われ熱交換効率が
律速となる境界層を破壊し、更に熱交換効率を向上させ
ることのできる熱交換素子が得られる。
【0014】また他の手段は、気流の流入方向に並行に
仕切板の両端を、樹脂のリブで遮蔽したものである。
【0015】そして本発明によれば、熱交換素子自体の
強度を向上させ作業性および量産性を向上させることの
できる熱交換素子が得られる。
【0016】また他の手段は、仕切板を気流に並行に、
所定間隔に折り畳み複数の間隔リブとしたものである。
【0017】そして本発明によれば、間隔板をできるだ
け少なくして気流の接触による通気抵抗を低減させるこ
とのできる熱交換素子が得られる。
【0018】また他の手段は、仕切板表面の両端部を遮
蔽する樹脂の遮蔽リブと、前記遮蔽リブと並行に所定間
隔に複数本の樹脂の間隔リブを設け、前記複数本の間隔
リブ間に所定間隔および所定長さで複数の断続凸部を有
し、前記仕切板の裏面は、前記仕切板表面の遮蔽リブと
直交あるいは斜交するように樹脂の遮蔽リブを設け、前
記遮蔽リブと並行に所定間隔に複数本の樹脂の間隔リブ
を前記仕切板を介して樹脂にて一体成形した単位素子
と、仕切板とを交互に複数枚積層接着するように構成し
たものである。
【0019】そして本発明によれば、風路を形成する間
隔板を樹脂にすることにより熱交換素子自体の強度を更
に向上させ作業性および量産性を向上させることのでき
る熱交換素子が得られる。
【0020】また他の手段は、1次気流および2次気流
の流入口および吐出口近傍においては、仕切板両面の間
隔リブおよび遮蔽リブは互いに直交または斜交するよう
に設け、中央部においては、互いに並行または重なるよ
うに構成したものである。
【0021】そして本発明によれば、風路内の仕切板が
断続凸部に形成されていることにより、通気抵抗をでき
るだけ抑え仕切板のトータル面積を増加させて熱交換効
率を向上させるとともに、気流をできるだけ対向に流し
て、更に熱交換効率を向上させることのできる熱交換素
子が得られる。
【0022】また他の手段は、中央部の気流が対向に流
れる熱交換素子の複数本の断続間隔リブとしたものであ
る。
【0023】そして本発明によれば、仕切板のトータル
面積を増加させ、気流をできるだけ対向に流して熱交換
効率を向上させるとともに、複数本の断続間隔リブにす
ることにより気流が分岐と合流が行われ熱交換効率が律
速となる境界層を破壊し、更に熱交換効率を向上させる
ことのできる熱交換素子が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、伝熱性と透湿性を有す
る仕切板の表面には、前記仕切板を所定間隔に保持する
波形の間隔板を設け、また前記仕切板の表面側に所定間
隔および所定長さで複数の凸部を設け、前記複数の凸部
が前記間隔板の波形の中に有する単位素子を一段おきに
90度交互に積層接着し、1次気流および2次気流とが
前記仕切板を介して、温度と湿度を交換させるように構
成としたものであり、前記1次気流および前記2次気流
が接触する前記仕切板が凸部により、平板状に比べ接触
する面積が増加されているので、結果互いの気流の温度
と湿度の交換できる面積が増加され、熱交換効率を向上
させることができる。
【0025】また、仕切板の表面側に所定間隔および所
定長さで複数の断続凸部を間隔板の波形の中に有するも
のであり、前記複数の断続凸部にすることにより流入し
た気流は、前記複数の断続凸部によって分岐と合流が行
われるようになり、熱交換効率が律速となる境界層を破
壊して、更に熱交換効率を向上させることができる。
【0026】また、気流の流入方向に並行に仕切板の両
端を、樹脂のリブで遮蔽としたものであり、単位素子を
積層接着するだけでそれによってできた熱交換素子自体
の強度も備えられ、従来の熱交換素子のように後から補
強の部材を備えて強度をもたせるという工程が省けるの
で、作業性および量産性を向上させることができる。
【0027】また、仕切板を気流に並行に、所定間隔に
折り畳み複数の間隔リブとしたものであり、間隔板をで
きるだけ少なくして気流が前記間隔板に接触する通気抵
抗を低減させることができる。
【0028】また、仕切板表面の両端部を遮蔽する樹脂
の遮蔽リブと、前記遮蔽リブと並行に所定間隔に複数本
の樹脂の間隔リブを設け、前記複数本の間隔リブ間に所
定間隔および所定長さで複数の断続凸部を有し、前記仕
切板の裏面は、前記仕切板表面の遮蔽リブと直交あるい
は斜交するように樹脂の遮蔽リブを設け、前記遮蔽リブ
と並行に所定間隔に複数本の樹脂の間隔リブを前記仕切
板を介して樹脂にて一体成形した単位素子と、仕切板と
を交互に複数枚積層接着するように構成したものであ
り、風路を形成する間隔板を樹脂にすることにより熱交
換素子自体の強度を更に向上させ、作業性および量産性
を向上させることができる。
【0029】また、1次気流および2次気流の流入口お
よび吐出口近傍においては、仕切板両面の間隔リブおよ
び遮蔽リブは互いに直交または斜交するように設け、中
央部においては、互いに並行または重なるように構成し
たものであり、前記仕切板のトータル面積を増加させて
熱交換効率を向上させることができるとともに、中央部
の気流を対向に流すことにより、更に熱交換効率を向上
させることができる。
【0030】また、中央部の気流が対向に流れる熱交換
素子の複数本の断続間隔リブとしたものであり、仕切板
のトータル面積を増加させ、中央部の気流を対向に流し
て熱交換効率を向上させることができるとともに、前記
断続間隔リブにすることにより流入した気流は、前記断
続間隔リブによって分岐と合流が行われるようになり、
熱交換効率が律速となる境界層を破壊して、更に熱交換
効率を向上させることができる。
【0031】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0032】
【実施例】
(実施例1)図1および図2に示すように、熱交換素子
1は伝熱性と透湿性を有する仕切板2の表面には、前記
仕切板2を所定間隔に保持する波形の間隔板3を設け、
また前記仕切板2の表面側に所定間隔および所定長さで
複数の凸部4を設け、前記複数の凸部4が前記間隔板3
の波形の中に有する単位素子5を一段おきに90度交互
に積層接着した構成とし、前記仕切板2と前記波形の間
隔板3は通風路6および通風路7を形成し、1次気流A
および2次気流Bが交錯して各々前記通風路6および前
記通風路7を通るようにして、前記仕切板2を介して前
記1次気流Aおよび前記2次気流Bとの間で温度および
湿度の交換が行われるよう構成されている。
【0033】上記構成により、1次気流Aおよび2次気
流Bを熱交換素子1に送風すると、通風路6を流れる前
記1次気流Aと通風路7を流れる前記2次気流Bは、複
数の凸部4を有した仕切板2を介して温度と湿度の交換
をする。
【0034】複数の凸部4を有した仕切板2を介して1
次気流Aおよび2次気流Bとの間で温度と湿度を交換さ
れる際に、前記1次気流Aおよび前記2次気流Bは前記
複数の凸部4に接触するので、前記仕切板2が平板状に
比べ接触面積が増加し、温度および湿度の交換効率を向
上することができる。
【0035】(実施例2)図3を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0036】図3において、熱交換素子8は仕切板9と
前記仕切板9を所定間隔に保持する波形の間隔板3とか
らなり、前記間隔板3の波形の中に前記仕切板9の表面
側に所定間隔および所定長さで複数の断続凸部10を有
した単位素子11を一段おきに90度交互に積層接着し
た構成とし、前記仕切板9と前記波形の間隔板3は通風
路6および通風路7を形成し、1次気流Aおよび2次気
流Bが交錯して各々前記通風路6および前記通風路7を
通るようにして、前記仕切板9を介して前記1次気流A
および前記2次気流Bとの間で温度および湿度の交換が
行われるよう構成されている。
【0037】上記構成により、1次気流Aおよび2次気
流Bを熱交換素子8に送風すると、通風路6を流れる前
記1次気流Aと通風路7を流れる前記2次気流Bは、複
数の断続凸部10を有した仕切板9を介して温度と湿度
の交換をする。
【0038】複数の断続凸部10を有した仕切板9を介
して1次気流Aおよび2次気流Bとの間で温度と湿度を
交換される際に、前記1次気流Aおよび前記2次気流B
は前記複数の断続凸部10に接触するので、前記仕切板
9が平板状に比べ接触面積が増加し、また前記断続凸部
10が断続的であるため、前記1次気流Aおよび前記2
次気流Bは分岐と合流が繰り返し行われて熱交換効率が
律速となる境界層を破壊するので、更に温度および湿度
の交換効率を向上することができる。
【0039】(実施例3)図4を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0040】図4において、熱交換素子12は仕切板1
3と前記仕切板13を所定間隔に保持する波形の間隔板
3、1次気流Aおよび2次気流Bの流入方向に並行に前
記仕切板13の両端を遮蔽する樹脂の遮蔽リブ14とか
らなり、前記仕切板13は前記間隔板3の波形の中に前
記仕切板13の表面側に所定間隔および断続的な所定長
さで複数の断続凸部10を有した単位素子15を一段お
きに90度交互に積層接着した構成とし、前記仕切板1
3と前記波形の間隔板3および前記遮蔽リブ14は通風
路6および通風路7を形成し、前記1次気流Aおよび前
記2次気流Bが交錯して各々前記通風路6および前記通
風路7を通るようにして、前記仕切板13を介して前記
1次気流Aおよび前記2次気流Bとの間で温度および湿
度の交換が行われるよう構成されている。
【0041】上記構成により、1次気流Aおよび2次気
流Bを熱交換素子12に送風すると、通風路6を流れる
前記1次気流Aと通風路7を流れる前記2次気流Bは、
複数の断続凸部10を有した仕切板13を介して温度と
湿度の交換をする。
【0042】1次気流Aおよび2次気流Bの流入方向に
並行に仕切板13の両端を樹脂の遮蔽リブ14で遮蔽す
ることにより、単位素子15を積層接着するだけでそれ
によってできた熱交換素子12自体の強度も備えられ、
従来の熱交換素子のように後から補強の部材を備えて強
度をもたせるという工程が省けるので、作業性および量
産性を向上させることができる。
【0043】(実施例4)図5を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0044】図5において、熱交換素子16は仕切板1
7を1次気流Aおよび2次気流Bに並行に、所定間隔に
折り畳み複数の間隔リブ18に構成し、前記1次気流A
および前記2次気流Bの流入方向に並行に前記仕切板1
7の両端を遮蔽する樹脂の遮蔽リブ14を設け、複数間
隔リブ18間に所定間隔および所定長さで断続凸部10
を有した単位素子19を一段おきに90度交互に積層接
着した構成とし、前記仕切板17と前記複数の間隔リブ
18および前記遮蔽リブ14は通風路6および通風路7
を形成し、前記1次気流Aおよび前記2次気流Bが交錯
して各々前記通風路6および前記通風路7を通るように
して、前記仕切板17を介して前記1次気流Aおよび前
記2次気流Bとの間で温度および湿度の交換が行われる
よう構成されている。
【0045】上記構成により、1次気流Aおよび2次気
流Bを熱交換素子16に送風すると、通風路6を流れる
前記1次気流Aと通風路7を流れる前記2次気流Bは、
複数の断続凸部10を有した仕切板17を介して温度と
湿度の交換をする。
【0046】仕切板17の中央部において、間隔板を波
形状から平板状の間隔リブにすることにより、1次気流
Aおよび2次気流Bが間隔板に接触する通気抵抗を低減
することができる。
【0047】(実施例5)図6を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0048】図6において、仕切板20表面の1次気流
Aおよび2次気流Bに並行に両端部を遮蔽する樹脂の遮
蔽リブ21aと、前記遮蔽リブ21aと並行に所定間隔
に複数本の樹脂の間隔リブ22aを設け、前記複数本の
間隔リブ22a間に所定間隔および所定長さで断続凸部
10を設けて、前記仕切板20の裏面は、前記仕切板2
0表面の前記遮蔽リブ21aと直交または斜交するよう
に樹脂の遮蔽リブ21bを設け、前記遮蔽リブ21bと
並行に所定間隔に複数本の樹脂の間隔リブ22bを、前
記仕切板20を介して樹脂にて一体成形した単位素子2
3と仕切板24とを交互に複数枚積層接着した構成と
し、前記仕切板20、24と前記遮蔽リブ21a、21
bと前記間隔リブ22a、22bは通風路6および通風
路7を形成し、前記1次気流Aおよび前記2次気流Bが
交錯して各々前記通風路6および前記通風路7を通るよ
うにして、前記仕切板20、24を介して前記1次気流
Aおよび前記2次気流Bとの間で温度および湿度の交換
が行われるよう構成されている。
【0049】上記構成により、通風路6を流れる1次気
流Aと通風路7を流れる2次気流Bは、仕切板20、2
4を介して温度と湿度の交換をする。
【0050】通風路6および通風路7を形成する間隔板
を樹脂の間隔リブ22a、22bにすることにより熱交
換素子自体の強度を更に向上させ、作業性および量産性
を向上させることができる。
【0051】(実施例6)図7を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0052】図7において、仕切板25両面の1次気流
Aおよび2次気流Bに並行に両端部を遮蔽する樹脂の遮
蔽リブ26a、26bと、前記1次気流Aおよび前記2
次気流Bの流入口27a、28aおよび吐出口27b、
28b近傍においては、前記仕切板25の両面の複数本
の樹脂の間隔リブ29a、29bは互いに直交あるいは
斜交するように設け、中央部においては、互いに並行ま
たは重なるように構成し、前記複数本の間隔リブ29
a、29b間に所定長さで断続凸部10を有し、前記仕
切板25を介して樹脂にて一体成形した単位素子30と
仕切板31とを交互に複数枚積層接着した構成とし、前
記仕切板25、31と前記遮蔽リブ26a、26bと前
記間隔リブ29a、29bは通風路6および通風路7を
形成し、前記1次気流Aおよび前記2次気流Bが交錯し
て各々前記通風路6および前記通風路7を通るようにし
て、前記仕切板25、31を介して前記1次気流Aおよ
び前記2次気流Bとの間で温度および湿度の交換が行わ
れるよう構成されている。
【0053】上記構成により、通風路6を流れる1次気
流Aと通風路7を流れる2次気流Bは、仕切板25、3
1を介して温度と湿度の交換をする。
【0054】仕切板25が平板状に比べ断続凸部10を
形成しているので、接触する面積が増加されまた1次気
流Aおよび2次気流Bは分岐と合流が繰り返し行われ、
結果互いの気流の温度と湿度の交換できる面積が増加さ
れまた熱交換効率が律速となる境界層が破壊されるの
で、熱交換効率を向上させることができるとともに、中
央部の前記1次気流Aおよび前記2次気流Bを対向に流
すことにより、更に熱交換効率を向上させることができ
る。
【0055】(実施例7)図8を参照しながら説明す
る。なお前記実施例と同一箇所には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0056】図8において、複数本の断続間隔リブ32
a、32bの構成とし、前記複数本の断続間隔リブ32
a、32b間に所定間隔および所定長さの断続凸部10
を有した仕切板33を介して樹脂にて一体成形した単位
素子34と仕切板35とを交互に複数枚積層接着した構
成とし、前記仕切板33、35と前記遮蔽リブ26a、
26bと前記断続間隔リブ32a、32bは通風路6お
よび通風路7を形成し、1次気流Aおよび2次気流Bが
交錯して各々前記通風路6および前記通風路7を通るよ
うにして、仕切板33、35を介して前記1次気流Aと
前記2次気流Bとの間で温度および湿度の交換が行われ
るよう構成されている。
【0057】上記構成により、通風路6を流れる1次気
流Aと通風路7を流れる2次気流Bは、仕切板33、3
5を介して温度と湿度の交換をする。
【0058】仕切板33が平板状に比べ断続凸部10を
有しているので接触する面積が増加しまた1次気流Aお
よび2次気流Bは分岐と合流が繰り返し行われ、結果互
いの気流の温度と湿度の交換できる面積が増加しまた熱
交換効率が律速となる境界層を破壊され、中央部の1次
気流Aおよび2次気流Bを対向に流すとともに、前記断
続凸部10が断続的であるため、前記1次気流Aおよび
前記2次気流Bは分岐と合流が繰り返し行われて熱交換
効率が律速となる境界層を更に破壊するので、更に温度
および湿度の交換効率を向上することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、通気抵抗の増加をできるだけ抑え仕切板の
トータル面積を増加させ、熱交換効率が律速となる境界
層を破壊し、互いの気流をできるだけ対向に流して熱交
換効率の向上に効果のある熱交換素子を提供できる。
【0060】また、熱交換素子自体の強度を向上させ作
業性および量産性を向上に効果のある熱交換素子を提供
できる。
【0061】また、間隔板をできるだけ少なくして気流
の通気抵抗を低減させることに効果のある熱交換素子を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換素子の斜視図
【図2】同仕切板の断面図
【図3】同実施例2の熱交換素子の斜視図
【図4】同実施例3の熱交換素子の斜視図
【図5】同実施例4の熱交換素子の斜視図
【図6】同実施例5の熱交換素子の斜視図
【図7】同実施例6の熱交換素子の斜視図
【図8】同実施例7の熱交換素子の斜視図
【図9】従来の熱交換素子の斜視図
【符号の説明】
1、8、12、16
熱交換素子 2、9、13、17、20、24、25、31、33、
35 仕切板 3
間隔板 4
凸部 5、11、15、19、23、30、34
単位素子 6、7
通風路 10
断続凸部 14、21a、21b、26a、26b
遮蔽リブ 18、22a、22b、29a、29b
間隔リブ 27a、28a
流入口 27b、28b
吐出口 32a、32b
断続間隔リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝熱性と透湿性を有する仕切板の表面に
    は、前記仕切板を所定間隔に保持する波形の間隔板を設
    け、また前記仕切板の表面側に所定間隔および所定長さ
    で複数の凸部を設け、前記複数の凸部が前記間隔板の波
    形の中に有する単位素子を一段おきに90度交互に積層
    接着し、1次気流および2次気流とが前記仕切板を介し
    て、温度と湿度を交換させるように構成した熱交換素
    子。
  2. 【請求項2】仕切板の表面側に所定間隔および所定長さ
    で複数の断続凸部を間隔板の波形の中に有する請求項1
    記載の熱交換素子。
  3. 【請求項3】気流の流入方向に並行に仕切板の両端を、
    樹脂のリブで遮蔽した請求項2記載の熱交換素子。
  4. 【請求項4】仕切板を気流に並行に、所定間隔に折り畳
    み複数の間隔リブとした請求項3記載の熱交換素子。
  5. 【請求項5】仕切板表面の両端部を遮蔽する樹脂の遮蔽
    リブと、前記遮蔽リブと並行に所定間隔に複数本の樹脂
    の間隔リブを設け、前記複数本の間隔リブ間に所定間隔
    および所定長さで複数の断続凸部を有し、前記仕切板の
    裏面は、前記仕切板表面の遮蔽リブと直交あるいは斜交
    するように樹脂の遮蔽リブを設け、前記遮蔽リブと並行
    に所定間隔に複数本の樹脂の間隔リブを前記仕切板を介
    して樹脂にて一体成形した単位素子と、仕切板とを交互
    に複数枚積層接着するように構成した請求項4記載の熱
    交換素子。
  6. 【請求項6】1次気流および2次気流の流入口および吐
    出口近傍においては、仕切板両面の間隔リブおよび遮蔽
    リブは互いに直交または斜交するように設け、中央部に
    おいては、互いに並行または重なるように構成した請求
    項5記載の熱交換素子。
  7. 【請求項7】複数本の断続間隔リブとした請求項6記載
    の熱交換素子。
JP9097042A 1997-04-15 1997-04-15 熱交換素子 Pending JPH10288492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9097042A JPH10288492A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 熱交換素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9097042A JPH10288492A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 熱交換素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10288492A true JPH10288492A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14181541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9097042A Pending JPH10288492A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 熱交換素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10288492A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172357A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 三菱重工業株式会社 熱交換コア

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174787U (ja) * 1984-10-19 1986-05-20
JPH0379082U (ja) * 1989-11-30 1991-08-12
JPH0712772U (ja) * 1993-06-30 1995-03-03 株式会社ゼクセル 熱交換器の偏平チューブ
JPH08291990A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Matsushita Seiko Co Ltd 熱交換素子

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174787U (ja) * 1984-10-19 1986-05-20
JPH0379082U (ja) * 1989-11-30 1991-08-12
JPH0712772U (ja) * 1993-06-30 1995-03-03 株式会社ゼクセル 熱交換器の偏平チューブ
JPH08291990A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Matsushita Seiko Co Ltd 熱交換素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172357A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 三菱重工業株式会社 熱交換コア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101123456B1 (ko) 열교환 소자
KR910002108B1 (ko) 대향류형 열교환기(對向流型熱交煥器)
JPH09184692A (ja) 熱交換エレメント
JP2006329499A (ja) 熱交換器
JPH10170177A (ja) プレートパイル構造を有する熱交換器とその製造方法
JP2000205783A (ja) 熱交換器用偏平チュ―ブ
JP3651938B2 (ja) 熱交換素子
JPH08291990A (ja) 熱交換素子
JPH11337276A (ja) 積層型熱交換器
JPH10288492A (ja) 熱交換素子
JPH11108580A (ja) 熱交換素子
JP2004095599A (ja) 積層冷却器
JP2017062094A (ja) 熱交換素子
JP2006210586A (ja) 積層導体
JP2003262487A (ja) 熱交換素子
JP2005282907A (ja) 熱交換器
JPH08128794A (ja) 熱交換素子
JPH0875385A (ja) 熱交換素子
JPH09152291A (ja) 熱交換素子
JPH03279793A (ja) 全熱交換素子
JPH09184693A (ja) 熱交換エレメント
JPH08145588A (ja) 熱交換素子
JP5818749B2 (ja) 全熱交換素子および全熱交換装置
WO2023243313A1 (ja) 積層構造体並びにそれを用いた熱交換形換気装置及び空気浄化装置
JP4021048B2 (ja) 熱交換素子