JPH10287279A - 自動車用スポイラ - Google Patents

自動車用スポイラ

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JPH10287279A
JPH10287279A JP9711897A JP9711897A JPH10287279A JP H10287279 A JPH10287279 A JP H10287279A JP 9711897 A JP9711897 A JP 9711897A JP 9711897 A JP9711897 A JP 9711897A JP H10287279 A JPH10287279 A JP H10287279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
spoiler
terminal flange
rear end
end flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP9711897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Numaguchi
芳美 沼口
Masahiro Ezure
雅弘 江連
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP9711897A priority Critical patent/JPH10287279A/ja
Publication of JPH10287279A publication Critical patent/JPH10287279A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品点数が減って製造コストが低減できると
ともに、ガスアシスト射出成形法により軽量化と剛性の
向上が図れる自動車用スポイラを提供する。 【解決手段】 スポイラ1の形状は、平面視が略長方形
状で下面側が開口するように上面部1aの周縁から前端
端末フランジ部1b及び後端端末フランジ部1c、及び
側端端末フランジ部1d,1dがそれぞれ垂下する形状
で、両端末フランジ部1b,1c同士を部分的に繋ぐ連
結片1eを備える。ガスアシスト射出成形法によりスポ
イラ1を成形する際、キャビティ内にガスを注入するた
めのゲート2を、連結片1e付近に位置させ、樹脂の金
型キャビティへの射出充填完了直後にゲート2部分から
キャビティ内にガスを注入するとガスが連結片1eの部
分を通って後端端末フランジ部1cの部分に導入され
て、前端端末フランジ部1bと後端端末フランジ部1e
との部分に中空状のガスチャンネル1f,1fがそれぞ
れ形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体に外
装部品として取付けられる合成樹脂からなる自動車用ス
ポイラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車用スポイラの成形
法としては、熱硬化性材料のSMC(シート モールデ
ィング コンパウンド)を使用した成形、又は熱可塑性材
料を使用したブロー成形や射出成形などの成形法が一般
的であり、SMCを使用した成形法による場合には、別
々に成形した上下二つの成形品同士を接着して一体化す
るようにした接着構造や、一つの成形品からなるものの
場合はこの成形品を車体に取付けた別の部材に接着する
構造となっており、また、ブロー成形によるものの場合
にはその形状が中空構造のスポイラとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、SMC成形法による二つの成形品を接着して
一体化する構造においては、接着する面の仕上げ加工と
接着作業とを要するためコストが高くなるとともにスポ
イラとしての重量が重くなる問題点があり、また、後者
のブロー成形の場合においても、成形品の外表面に生じ
る金型の分割線(パーティングライン)の面の仕上げ加
工を必要としてコスト高を招くとともに肉厚の不均一化
による重量増大の問題点を有していた。
【0004】従来の技術の有するこれらの問題点に鑑
み、本発明者らは、成形品の肉厚変動部の表面ひけや反
りを防止する成形法として従来より知られ、樹脂の射出
充填完了直後にキャビティ内にN2ガスなどのガスを注
入することにより成形品内部に中空部を形成することが
できるガス支援射出成形法(ガスアシスト射出成形法)
によって本発明の実施例である図1(a)に示す下面側
の全体を開口(但し、図中に示す連結片1eがない状
態)した形状のスポイラ1の下方に向けられた外周縁の
各端末フランジ部1b、1c及び1d、1dに、剛性を
持たせるための中空部を形成すべく成形することを試み
た。そして、幅方向の前端端末フランジ部1bの部分に
ガスを注入するためのゲートを位置させるとともにゲー
ト側の前端端末フランジ部1dに沿ってガスを流したと
ころ、ゲートと反対側に位置する後端端末フランジ部1
cの部分にはガスが回らないため、後端端末フランジ部
1cの部分には中空部としてのガスチャンネルを形成す
ることができないという問題が生じた。
【0005】さりとて、図1(a)に示すスポイラ1の
製品表面側となる上面部1aの部分にガスを通した場合
には、外観上にひけなどが発生しやしやすいという問題
点があったのである。
【0006】本発明は、前記のような従来の技術の有す
る問題点及びガスアシスト射出成形法によるスポイラの
成形の際の問題点に鑑みてなされたもので、部品点数及
び加工工数が減って製造コストが低減できるとともに、
ガスアシスト射出成形法の採用により軽量化と剛性の向
上が図れる自動車用スポイラを提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者らはガスアシスト射出成形法によるスポイラの
成形の際の問題点について種々検討した結果、幅方向に
長い形状のスポイラにおける前端と後端との両端末フラ
ンジ部同士を部分的に繋ぐ連結片を設けることで、ガス
が連結片を通ってゲートと反対側の端末フランジ部の部
分にも導入されるようになって、この部分にも中空部と
してのガスチャンネルを形成することができることを知
見した。
【0008】すなわち、本発明は、下面側を開口し該開
口の外周縁の端末フランジ部が下方に向けられ、幅方向
に長い形状となるようにガスアシスト射出成形法により
成形される合成樹脂からなる自動車用スポイラであっ
て、幅方向の前端と後端とに位置する両端末フランジ部
同士を部分的に繋ぐ連結片を設け、幅方向の前端又は後
端のいずれか一方側の端末フランジ部付近のゲートから
注入されたガスが前記連結片を通してゲートと反対側に
位置する幅方向の端末フランジ部に導入され前記幅方向
の両端末フランジ部に中空状のガスチャンネルが形成さ
れていることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ガスチャンネルが外周縁の両側端の端末フ
ランジ部を含む全端末フランジ部に形成されていること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、本発明のガスアシスト射
出成形法によるスポイラの材質としては、ABS又はP
Pなどの熱可塑性樹脂が使用される。
【0011】連結片は、この部分を通ってガスがゲート
側の端末フランジ部と対向する反対側の端末フランジ部
の部分に回るようにすることを主目的とするものである
から、その個数と幅方向の寸法については、スポイラ全
体の幅方向の寸法なども考慮した上で上記目的が達成で
きる個数及び寸法に設定される。
【0012】本発明によれば、下面側を開口した一つの
成形品からなるスポイラであるため、仕上げ加工や接着
作業が不要となって製造コストを低減できる。
【0013】また、スポイラの下面側における開口の幅
方向の前端と後端とに位置する両側端末フランジ部同士
が連結片で連結されているとともに、各端末フランジ部
には中空状のガスチャンネルが形成されているため、端
末フランジ部が設けられた下面側開口部分の剛性が向上
するとともに、スポイラ全体としての軽量化も図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用スポイラの実施
例について、図1を参照しながら説明する。
【0015】図1(a)は本発明によるスポイラの一実
施例を示す斜視図、図1(b)は(a)中のA−A拡大
説明断面図である。
【0016】図1(a)において、スポイラ1は、平面
視が略長方形状で下面側が開口するように、製品面とな
る上面部1aの周囲から下方に向けて幅方向の前端に位
置する前端端末フランジ部1b及び後端に位置する後端
端末フランジ部1c、及び左右に位置する側端端末フラ
ンジ部1d,1dがそれぞれ垂下される形状に形成され
る。このスポイラ1における下面側の開口の幅方向の略
中央部分には、前端端末フランジ部1bと後端端末フラ
ンジ部1cとの一部を繋いで連結するための連結片1e
を一体に成形する形状に設定される。
【0017】図1(b)に示すように、上記スポイラ1
の形状に合わせて製作された金型(図示省略)を使用し
てのガスアシスト射出成形法によるスポイラ1の成形に
際し、キャビティ内にガス(主としてN2ガス)を注入
するためのゲート2は、図に示すようにスポイラ1の幅
方向の前端側に位置する前端端末フランジ部1bの幅方
向の略中央部分に設定した連結片1e付近に位置して設
けられる。なお、このガスを注入するためのゲート2
は、樹脂のゲート内にガスを注入するためのノズルを内
設する構造又は樹脂のゲートとは別に設ける構造のいず
れを採用してもよい。
【0018】そして、樹脂の金型キャビティへの射出充
填完了直後に図1(b)に示すゲート2部分からキャビ
ティ内にガスを注入すると、注入されたガスが連結片1
eの部分を通ってゲート2と対向する側の後端端末フラ
ンジ部1cの部分に導入された結果、前端端末フランジ
部1bと後端端末フランジ部1eとの両方に中空状のガ
スチャンネル1f,1fをそれぞれ形成することができ
た。なお、連結片1eの部分はガスが通った後この部分
は先に充填された樹脂により中実な連結片1eが形成さ
れることになる。また、図示は省略したが、実施例にお
いては図1(a)中に示す左右の側端端末フランジ部1
d,1dの部分にも上記のガスチャンネル1fを形成す
ることによって、スポイラ1としてのボリューム感がよ
り出るように成形した。
【0019】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ガスアシ
スト射出成形法により成形した下面側を開口した一つの
成形品からなるスポイラであるため、従来におけるSM
C成形品やブロー成形品に必要とした仕上げ加工や接着
作業が不要となって製造コストを低減することができ、
さらに、下面側の開口における前端と後端との端末フラ
ンジ部は連結片で連結されているともに端末フランジ部
にはガスチャンネルが形成されているため、下面開口部
分の剛性が向上しスポイラ全体としての軽量化も図れ
る。
【0020】また、請求項2記載のように、ガスチャン
ネルを外周縁の両側端の端末フランジ部を含む全端末フ
ランジ部に形成することにより、端末フランジ部のボリ
ューム感とともに剛性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用スポイラの実施例を示
し、(a)はスポイラの斜視図、(b)は(a)中のA
−A拡大説明断面図である。
【符号の説明】
1…スポイラー 1a…上面部 1b…前端端末フランジ部 1c…後端端
末フランジ部 1d,1d…側端端末フランジ部 1e…連結片 1f,1f…ガスチャンネル 2…ゲート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側を開口し該開口の外周縁の端末フ
    ランジ部が下方に向けられ、幅方向に長い形状となるよ
    うにガスアシスト射出成形法により成形される合成樹脂
    からなる自動車用スポイラであって、幅方向の前端と後
    端とに位置する両端末フランジ部同士を部分的に繋ぐ連
    結片を設け、幅方向の前端又は後端のいずれか一方側の
    端末フランジ部付近のゲートから注入されたガスが前記
    連結片を通してゲートと反対側に位置する幅方向の端末
    フランジ部に導入され前記幅方向の両端末フランジ部に
    中空状のガスチャンネルが形成されていることを特徴と
    する自動車用スポイラ。
  2. 【請求項2】 ガスチャンネルが、外周縁の両側端の端
    末フランジ部を含む全端末フランジ部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車用スポイラ。
JP9711897A 1997-04-15 1997-04-15 自動車用スポイラ Pending JPH10287279A (ja)

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