JPH1028703A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JPH1028703A JPH1028703A JP8189441A JP18944196A JPH1028703A JP H1028703 A JPH1028703 A JP H1028703A JP 8189441 A JP8189441 A JP 8189441A JP 18944196 A JP18944196 A JP 18944196A JP H1028703 A JPH1028703 A JP H1028703A
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Abstract
を有する使い捨ておむつにおいて、該ファスニングテー
プが締結力に優れ、着用者の誤操作やいたずらによって
は容易に外れることがない使い捨ておむつを提供するこ
と。 【解決手段】 液透過性のトップシート2と、液不透過
性のバックシート3と、両シート間に介在された液保持
性の吸収体4とを具備してなり、背側部Bの左右両側縁
部B1,B2に機械的ファスナーの凸部材11を有する
おむつ止着用のファスニングテープ10が配されてお
り、上記ファスニングテープ10は、基端部12aが上
記背側部Bの左右両側縁部B1,B2に固着されている
テープ本体12と、該テープ本体12に固着された上記
凸部材11とからなり、上記凸部材11は、該テープ本
体12の一面側において、複数個配されている使い捨て
おむつ。
Description
を有するおむつ止着用のファスニングテープを具備する
展開型の使い捨ておむつに関し、更に詳しくは、着用者
の誤操作などでファスニングテープが外れることがな
い、ファスニングテープの締結力に優れた使い捨ておむ
つに関する。
り、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシ
ートと、両シート間に介在された液保持性の吸収体とを
具備してなり、背側部の左右両側縁部におむつ止着用の
ファスニングテープが配されており、該ファスニングテ
ープが機械的ファスナーの凸部材を用いて形成されてい
る展開型の使い捨ておむつは、広く用いられている。そ
して、従来の機械的ファスナーの凸部材を用いて形成さ
れているファスニングテープは、その一面全面に凸部材
を固着して形成されていた。
ープは幼児等の着用者の弱い力によっても外せるもので
あったため、着用者の誤操作やいたずらによってファス
ニングテープが外れてしまい、おむつが緩んだり外れた
りして排泄物が漏れてしまうという問題があった。ま
た、かかる問題があることにより、母親などの着用者に
付き添う者において、着用時にファスニングテープが外
れていないかどうかを頻繁に確認する必要が生じ、安心
感に乏しいという問題もあった。
ープとして機械的ファスナーを有する使い捨ておむつに
おいて、該ファスニングテープが締結力に優れ、着用者
の誤操作やいたずらによっては容易に外れることがない
使い捨ておむつを提供することにある。
を解消すべく鋭意検討した結果、複数の凸部材を所定間
隔を開けて上記テープ本体に固着させてなるファスニン
グテープを具備してなる使い捨ておむつが上記目的を達
成しうることを知見した。
ので、液透過性のトップシートと、液不透過性のバック
シートと、両シート間に介在された液保持性の吸収体と
を具備してなり、背側部の左右両側縁部に機械的ファス
ナーの凸部材を有するおむつ止着用のファスニングテー
プが配されている展開型の使い捨ておむつにおいて、上
記ファスニングテープは、基端部が上記背側部の左右両
側縁部に固着されているテープ本体と、該テープ本体に
固着された上記凸部材とからなり、上記凸部材は、該テ
ープ本体の一面側において、複数個配されている、こと
を特徴とする使い捨ておむつを提供するものである。
伸縮部材により形成されている上記使い捨ておむつを提
供するものである。
一形態について図面を参照して詳細に説明する。ここ
で、図1は、本発明の使い捨ておむつの一形態を示す平
面図であり、図2(a)は、図1に示す形態におけるフ
ァスニングテープを示す拡大平面図であり、図2(b)
は、その拡大側面図であり、図3は、図1に形態におけ
るファスニングテープを伸長させた状態を示す拡大側面
図である。また、図4は、図1に示すファスニングテー
プの使用形態を示す拡大側面図である。
透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート
3と、両シート間に介在された液保持性の吸収体4とを
具備してなり、背側部Bの左右両側縁部B1、B2に機
械的ファスナーの凸部材11を有するおむつ止着用のフ
ァスニングテープ10が配されている展開型の使い捨て
おむつである。
おむつ1は、図1に示すように、吸収体4が股下領域が
縊れた砂時計状に湾曲形成され、トップシート2及びバ
ックシート3も吸収体4の形状に即して股下領域が上述
の如く湾曲形成されており、該吸収体4は、トップシー
ト2及びバックシート3により挟持・固定されている。
また、上記吸収体4の周縁部におけるウエスト部5とレ
ッグ部6とには、おむつを着用した際に、着用者にウエ
スト部5とレッグ部6とをフィットさせるための弾性伸
縮部材7がトップシート2とバックシート3とにより固
定されて設けられている。このような構成は、従来の展
開型の使い捨ておむつと同じである。
れぞれ、バックシート3側に貼着されており、非使用時
においては、機械的ファスナーの凸部材11が、上記ト
ップシート2と剥離自在に締結されている。また、おむ
つの腹側部Aの上記バックシート3上には、該ファスニ
ングテープ10を剥離自在に締結させるためのランディ
ングテープ8が設けられている。
部材の形成材料について説明する。上記トップシート2
としては、排泄物を吸収体へ透過させる液透過性シート
で肌着に近い感触を有したものが好ましく、このような
液透過性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔
性フィルム等が好ましく挙げられる。また、トップシー
ト2の周縁にシリコン系油剤、パラフィンワックス等の
疎水性化合物を塗布する方法や、予めアルキルリン酸エ
ステルのような親水性化合物を全体に塗布し、周縁を温
水で洗浄する方法により、撥水処理を施し、周縁におけ
る尿等の滲みによる漏れを防止することができる。
塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した液不透過性かつ蒸
気透過性のフィルムシート、または繊維集合体が用いら
れる。
を主材とした高分子吸水ポリマーを併用したものが好ま
しい。該高分子吸水ポリマーは、上記吸収体の上層、中
層、下層のいずれに存在させてもよく、また、パルプと
混合したものであってもよい。また、該高分子吸水ポリ
マーは自重の20倍以上の液体を吸収して保持し得る保
持性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが
好ましく、このような高分子吸水ポリマーとしては、例
えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、
デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナト
リウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル
酸(塩)重合体などが好ましく挙げられる。
ム、平ゴム、フィルムタイプの弾性材あるいはフィルム
状の発泡ポリウレタン等が好ましく挙げられ、50%伸
長時の応力が40〜150グラムのものが好ましい。
械的ファスナーの凸部材11としては、「マジックテー
プ」(登録商標、ベルクロ社製)、「クイックロン」
(登録商標、YKK社製)、「マジクロス」(登録商
標、カネボウベルタッチ社製)等、鍵状やキノコ形状な
どの凸状の係合部材11a(図2参照)が多数付設され
てなるシート等の公知の(市販の)メカニカルホックテ
ープの凸部材を特に制限なく用いることができる。ま
た、上記ランディングテープ8は、機械的ファスナーの
凹部材からなっており、該凹部材としては、不織布等の
繊維シートの他、トリコット編物生地、たとえばフロン
ト糸50デニール、18フィラメントバック糸20デニ
ール、1フィラメントの構成糸を用いて、フロント3針
飛びで編んだ26ゲージ/インチの編物等が用いられ
る。
ては、図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、
上記ファスニングテープ10は、基端部12aが上記背
側部の左右両側縁部に固着されているテープ本体12
と、該テープ本体12に固着された上記凸部材11とか
らなり、上記凸部材11は、該テープ本体12の一面1
2c側において、4個配されている。
長手方向の長さが上記テープ本体12の巾とほぼ等しい
長方形状であり、上記テープ本体12の一面12c側
(上記トップシート2側)において、その巾方向がテー
プ本体12の長手方向に沿うように、所定間隔を開けて
4個配されている。ここで、上記凸部材11の巾wは、
全ての凸部材11が連続していると仮定した時のT剥離
力が30g以上になるように設定するのが好ましく、ま
た上記所定間隔dは、2cm以下であるのが好ましい。
上記巾wをT剥離が30g以下未満となるように設定す
ると、ランディングテープ8との係合力が不足する場合
があるので、好ましくない。また、上記所定間隔dが0
であっても、各々の凸部材11が連続していなければ
(即ち、各凸部材がくっついていても分離されていれ
ば)、本発明の所望の効果が発現されるが、2.0cm
を超えるとテープの操作性が損なわれる場合があるので
好ましくない。また、本形態においては上記凸部材11
は4個配されているが、上記凸部材を配する個数は2個
以上であれば任意である。
上記テープ本体12に接着剤を介して接着されて、固着
されている。この際用いられる上記接着剤としては、通
常上記凸部材11の接着に用いられるものであれば特に
制限されずに用いられる。
12は、弾性伸縮部材により形成されている。このよう
に、上記テープ本体を弾性伸縮部材により形成するの
が、図3に示すように、上記テープ本体12における上
記凸部材11の配されていない箇所を伸長させた状態で
おむつの止着を行うことができ、おむつを止着したとき
に該テープ本体12の収縮により締結力が更に向上する
ので好ましい。この際用いることができる上記弾性伸縮
部材としては、フィルムタイプ、不織布タイプ、織布タ
イプ及び編物タイプの弾性伸縮材であって、弾性伸縮性
を発現する素材が使用されているものであれば特に制限
されない。この際用いられる形成材料としては、(発
泡)ポリウレタン、変性ポリエステル、天然ゴム、合成
ゴム等が挙げられる。また、構造的に弾性伸縮を発現す
るものでもよく、例えば、バネ状のマイクロクリップ繊
維が含まれた不織布等でも良い。
は、上記一面12c側に向けて折り返されて且つこの折
り返された状態で固定されて、摘み部13を形成してい
る。
型の使い捨ておむつと同様に使用することができる。そ
して、上記ファスニングテープ10は、これを外す際に
は、図4に示すように、各凸部材11の上記先端部12
b側の端部11bにおいて高い剪断力がかかるため、乳
幼児の誤操作やいたずら程度の力では外しにくいもので
あり、このため、本形態のおむつは、装着者の誤操作な
どにより緩んだり外れたりすることがない。
に従って上記凸部材11を上記テープ本体12に貼り付
けて形成したファスニングテープ10を用い、通常の使
い捨ておむつと同様にして製造することができる。
形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変更が可能である。例えば、上記の形態においては、
上記テープ本体12の形成材料として、伸縮弾性部材を
用いた例で説明したが、該形成材料はこれに限定され
ず、不織布などの柔軟性材料など種々の材料を用いるこ
とができる。また、上記凸部材11の形状は、上記の長
方形状には限定されず、円形、楕円形などとすることも
できる。また、上記凸部材11は、所定間隔を開けて配
されていなくてもよく、複数個の上記凸部材11が間隔
を開けずに隣接して設置されている形態とすることもで
きる。この場合には、所定形状に切断された複数個の上
記凸部材11を上記テープ本体12に固着することによ
り上記ファスニングテープ10を形成することができ
る。更には、所定箇所に設けられたスリットにより引っ
張れば完全に分離されるようになされた、分離可能に連
結された複数の凸部材11を上記テープ本体12に固着
してなる、使用時においては各凸部材11が完全に分離
されるようになされたファスニングテープ10を用いる
こともできる。また、この場合には、上記テープ本体1
2として上記弾性伸縮部材を用るのが好ましい。
グテープとして機械的ファスナーを有する使い捨ておむ
つにおいて、該ファスニングテープが締結力に優れ、着
用者の誤操作やいたずらによっては容易に外れることが
ないものである。更に詳述すると、本発明の使い捨てお
むつは、乳幼児などの力によっては、ファスニングテー
プが容易に外れることがないため、おむつが緩んだり外
れたりして漏れることがなく、更には、おむつの装着状
態を確認する必要がないので、母親などの付き添う者の
安心感も高いものである。
す平面図である。
ニングテープを示す拡大平面図であり、図2(b)は、
その拡大側面図である。
プを伸長させた状態を示す拡大側面図である。
形態を示す拡大側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、両シート間に介在された液保持性の
吸収体とを具備してなり、背側部の左右両側縁部に機械
的ファスナーの凸部材を有するおむつ止着用のファスニ
ングテープが配されている展開型の使い捨ておむつにお
いて、 上記ファスニングテープは、基端部が上記背側部の左右
両側縁部に固着されているテープ本体と、該テープ本体
に固着された上記凸部材とからなり、 上記凸部材は、該テープ本体の一面側において、複数個
配されている、 ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 上記テープ本体は、弾性伸縮部材により
形成されていることを特徴とする請求項1記載の使い捨
ておむつ。
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-
1996
- 1996-07-18 JP JP18944196A patent/JP3611678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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