JPH10286844A - 成形品の一部に小孔を射出成形する方法及びこの成形方法に用いられる射出成形用金型 - Google Patents

成形品の一部に小孔を射出成形する方法及びこの成形方法に用いられる射出成形用金型

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JPH10286844A
JPH10286844A JP9099969A JP9996997A JPH10286844A JP H10286844 A JPH10286844 A JP H10286844A JP 9099969 A JP9099969 A JP 9099969A JP 9996997 A JP9996997 A JP 9996997A JP H10286844 A JPH10286844 A JP H10286844A
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Shoichi Honda
昭一 本田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出時にスライドコアピンを保持している保
持ピンがキャビティ内から後退した跡に、空間を残さな
い。 【解決手段】 スライドコアピン24、25を保持ピン
26、26′で保持しながらキャビティ23内に溶融樹
脂を射出し、保圧状態のときに保持ピン26、26′を
キャビティ23内から後退させることにより、保圧で保
持ピン26、26′が後退した孔内に樹脂を侵入させ、
その後樹脂を硬化させることにより、保持ピン26、2
6′が存在した孔を埋め尽くして成形品内に空間30を
残さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小さな孔や空間をスラ
イドコアピン又は偏平なスライドコアを用いて成形品の
一部に射出成形する方法及びこの方法に用いられる射出
成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】成形品の一部に小孔や空間を形成する場
合、射出成形用金型の可動型と固定型を閉じて形成され
るキャビティ内にスライドコアピン又はスライドコアを
前進させた後、キャビティ内に溶融樹脂を射出して成形
するのが一般的な成形方法である。
【0003】また、図1の様に小孔の角度が途中で例え
ば90°変化する形状の場合、2方向からスライドコア
ピンをキャビティ内に挿入し、90°変化する部位にお
いてスライドコアピンの先端どうしを突き当て、その後
溶融樹脂を射出して成形するという方法がとられてい
る。この様に、スライドコアピンを用いて成形品の一部
に小孔を形成する場合、小孔が深い場合にはスライドコ
アピンの長さも深さに応じて長くなってしまう。
【0004】そうすると、成形時、小孔断面であるスラ
イドコアピンは、キャビティ内へ侵入した溶融樹脂の流
入によりあおられ、特にスライドコアピンの先端程変動
し、軸芯から外れてしまう現象が生じる。したがって、
仕上がり寸法精度が保てないばかりか、図1の場合のよ
うにスライドコアピンを突き当てて成形する場合、突き
当て部が離れてしまい、そこに樹脂が流れ込み、孔がふ
さがってしまう要因になる。
【0005】その対策として、特開平3−291606
号公報には、コアーピン32を定位置に固定するように
上金型22と下金型23のほぼ中央部にそれぞれコアー
ピン把持板41および42を嵌合して成形する方法が提
示されている。同方法を用いれば、溶融樹脂の流れによ
るコアーピン32の変動を防ぐことが可能であり、よっ
て仕上がり寸法精度も良好な値を得られるよい方法であ
る。
【0006】しかし、コアーピン把持板41、42をキ
ャビティに挿入した状態で溶融樹脂を射出して成形する
為、成形品に空洞51が残る。このため、コアーピン3
2で成形された孔内に液体や気体などの流動物が流動す
る場合には、この空洞51内から流動物が外部に漏れて
出てしまうという問題がある。したがって、このような
場合には、成形後の製品にいちいち空洞51内に詰め物
等を嵌合して埋めることが必要となり、手間がかかる。
また、空洞が長い場合には、この入口側に詰め物を嵌合
するだけとなるため、成形品内に空洞が残り、この分強
度が低下するという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、成形
品の一部に小孔や空間を仕上がり寸法精度良く形成する
成形方法およびその成形方法に用いる射出成形用金型に
おいて、小孔や空間内に流動物を流動させたときに、ス
ライドコアピン又はスライドコアが位置して出来る空洞
を経由して流動物が外部に漏れ出てしまわないようにす
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に提案する本発明に係る技術手段は次のとおりである。 1.射出成形用金型において、可動型と固定型が閉じて
形成されたキャビティ内に、スライドコアピン又はスラ
イドコアを挿入後、前記キャビティ内へ溶融樹脂を射出
して成形品の一部に小孔を形成する射出成形方法におい
て、キャビティ内にスライドコアピン又はスライドコア
を挿入後、対向する方向から保持ピンを前記キャビティ
内に前進させて前記スライドコアピン又はスライドコア
を保持し、その後前記キャビティ内に溶融樹脂を射出
し、次工程の保圧状態のとき、前記保持ピンを前記キャ
ビティ内から少なくとも成形品の肉厚分後退させ、この
後退により生じた空間内に保圧を利用して周囲の樹脂を
侵入させることにより、保持ピンの存在により形成され
た空間を埋めつくすことを特徴とするスライドコアピン
又はスライドコアを用いて成形品の一部に小孔を形成す
る射出成形方法。
【0009】2.キャビティ内に前進及び後退自在なス
ライドコアピン又は偏平なスライドコアを組み込むこと
により、成形品の一部に小孔を形成する射出成形用金型
において、前記スライドコアピン又はスライドコアに対
して直角方向から出入り自在であって、スライドコアピ
ン又はスライドコアがキャビティ内に前進して来て停止
したときに、このスライドコアピン又はスライドコアを
対向する方向からその先端で同時に保持し、スライドコ
アピン又はスライドコアが溶融樹脂の射出圧で変位する
のを防止すると共に、保圧状態のときに保持ピンを少な
くとも成形品の肉厚分後退するように構成して成るスラ
イドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の一部に
小孔を形成するための射出成形用金型。
【0010】3.保持ピンの先端面にスライドコアピン
又はスライドコアが収まる凹部を形成して成る前記2記
載のスライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品
の一部に小孔を形成するための射出成形用金型。
【0011】4.保持ピンをスライドコアピン又はスラ
イドコアの先端側に位置させて成る前記2又は3記載の
スライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の一
部に小孔を形成するための射出成形用金型。
【0012】5.キャビティ内に前進したスライドコア
ピン又はスライドコアを複数箇所において保持するよう
に複数の保持ピンを設けて成る前記2又は3又は4記載
のスライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の
一部に小孔を形成するための射出成形用金型。
【0013】
【作用】キャビティ内に進入したスライドコアピン又は
スライドコアを保持ピンにて保持しながら溶融樹脂をキ
ャビティ内に射出した後、次工程の保圧状態の時、保持
ピンをキャビティ内から後退させると、この後退した空
間部分に保圧の力で溶融樹脂が侵入し、全体が埋め尽く
されて全体が閉塞される。
【0014】ここでいう保圧状態とは、キャビティ内に
溶融樹脂を射出後、その圧力を保持している保圧工程を
いう。保圧工程の目的は、ゲートが完全にシールされる
まで適正量の樹脂をキャビティ内に圧縮したままの状態
で保持しながら冷却させることである。したがって、保
圧工程は寸法や形状精度に大きく影響をもたらすことに
なる。
【0015】
【発明を実施するための形態】射出成形用金型において
可動型と固定型が閉じて形成されたキャビティ内に小孔
成形用のスライドコアピン又はスライドコアや空間形状
に応じたスライドコアピン又はスライドコアを進入さ
せ、このスライドコアピン又はスライドコアを保持ピン
にて保持する。保持ピンは、スライドコアピン又はスラ
イドコアに対して直角方向から、対向して進入又は後退
する一対で構成されている。但し、保持ピンは、単数の
場合及びスライドコアピン又はスライドコアの長さによ
っては複数で構成される。その状態でゲートからキャビ
ティ内に溶融樹脂を射出させる。この結果、スライドコ
アピンや薄いスライドコアは、樹脂の流入によりあおら
れることがない。
【0016】溶融樹脂の射出が終了すると、保圧状態に
移行するが、溶融樹脂の流動が止まるためスライドコア
ピンやスライドコアへのあおり等の影響がなくなり、保
持する必要がない。その為、保圧状態時においては保持
ピンを後退させてキャビティ外に移動させるか、または
所望する成形品の肉圧分後退させることが可能である。
そうすると、後退した後に生じる空間にはキャビティ内
の圧縮した溶融樹脂が直ちに侵入し、他の樹脂部分と一
体となる。その結果、奥深い細径な孔や空間が形成され
た成形品を射出成形することができる。
【0017】各図に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1はインクジェット方式のプリンターにおけるヘ
ッド部を構成する部品の樹脂製インクガイド10の斜視
図である。図2はインクガイド10を側面から見た側面
図である。インクガイド10は、外形が側面から見ると
L字形状をしており、その内部にはインク液が流れる2
つの貫通した小径孔11を備え、前記小径孔11はさら
に外形のL字形状同様に途中から直角に曲がっている。
【0018】貫通した小径孔11の構成はA小径孔12
とB小径孔13の結合から構成されている。A端面14
からインクガイド10内部に延びるA小径孔12は直径
が1.6mmでその奥行きは25mmの長さである。
【0019】B端面15からインクガイド10内部に延
びるB小径孔13は直径が1mmでその奥行きは2.5
mmの長さである。又、A端面14におけるA小径孔1
2の開口部周辺にはフランジ16を形成してインク液を
供給するビニールチューブを接続するのに用いる。
【0020】
【実施例】具体的に本発明である射出成形方法及び射出
成形用金型について説明する。尚、本実施例に用いた使
用樹脂はABS樹脂(テクノポリマ#58)を使用し、
射出成形機(住友重機(株) 型締力75t)を使用し
て射出成形した。図3〜図7は本発明の射出成形方法に
用いる射出成形用金型20の断面と射出成形時の説明図
である。
【0021】まず、図3(A)は溶融樹脂を射出成形用
金型20内に射出する前の工程を示す図である。可動型
21と固定型22が閉じて形成されたキャビティ23内
に図1、2において説明したφ1.6mmのA小径孔1
2を形成する細径なスライドコアピンA24を挿入させ
る。
【0022】次に、可動型21から図1、2において説
明したφ1.0mmのB小径孔13を形成する細径なス
ライドコアピンB25をキャビティ23内に進入させ
て、先端部25′をスライドコアピンA24の先端部2
4′の側面に当接させる。スライドコアピンB25にお
いてスライドコアピンA24に当接する先端の当接面に
は図3(B)に示すように、スライドコアピンA24の
外周形状と同一である凹部25″が形成してあるため、
密着状態が得られる。
【0023】次に可動型21と固定型22から一対の保
持ピン26、26′をキャビティ23内に前進させ、各
保持ピン26、26′の間にスライドコアピンA24を
挟み保持させる。保持ピン26、26′において、スラ
イドコアピンA24に当接する端面27は平坦でも良い
が、図8(A)、(B)に示すように、端面27の形状
が凹形状であると、スライドコアピンA24をかかえる
様に保持できるので、スライドコアピンA24の定位置
をさらに精度良く設定できる。
【0024】尚、保持ピン26、26′の端面27の凹
形状については図8(A)、(B)の様に円形タイプや
直角タイプなど考えられる。さらに、保持する位置は本
実施例ではキャビティ23内に入ったスライドコアピン
A24のほぼ中央部としているが、成形品の形状、成形
圧力、などの要因を考慮して最適な位置を選択するのが
望ましい。
【0025】又、保持する場所を本実施例では1箇所と
しているが、場所によっては数箇所保持することも可能
である。以上のように全ての金型締めの工程を終えた
ら、ゲート28より溶融樹脂29の射出をキャビティ2
3内に開始する。その様子を図4に現し、その時間は約
1秒である。
【0026】流動する溶融樹脂29によるスライドコア
ピンA24があおられても、保持ピン26、26′によ
りしっかりと固定されているため、定位置からずれるこ
となく射出成形できる。射出工程が終わったら保圧状態
に移行する。その時、図5に示す様に、キャビティ23
内から各保持ピン26、26′を後退させる。後退量
は、少なくとも所望するインクガイド10の肉厚分でよ
いが、キャビティ23の壁と同一面まで移動すると外観
的に目立たなくなる。
【0027】瞬間的に保持ピン26、26′の抜けたあ
とに空間30が生じるが、図5のように溶融樹脂29が
まだ圧縮状態のためと射出直後のため溶融樹脂29はま
だ硬化しておらず、直ちに空間30に侵入してこの空間
30内に充填される。保圧時間は本実施例では4秒であ
り、溶融樹脂29の充填が総て完了した図を図6に現し
ている。
【0028】保圧工程が経過すると、図7の様にスライ
ドコアピンA24とスライドコアピンB25を後退させ
ると、A小径孔12とB小径孔13が結合貫通した小径
孔11が形成される。その後可動型21と固定型22か
ら離脱して成形完成したインクガイド10を取り出すこ
とができた。
【0029】本発明による成形用金型20を用いて成形
したインクガイド10は、いづれも貫通した小径孔11
が形成されL字に曲がる部分の形状も何等問題なく成形
された。この様に小径なスライドコアピン24、25を
保持ピン26、26′で保持しているのでピンの長さが
長くても溶融樹脂の影響を受ける事なく寸法精度の高い
成形品を得ることができる。なお、スライドコアピン2
4、25の断面は、円形、多角形を含む。
【0030】本実施例では小径なスライドコアピンを保
持する方法であったが、スライドコアが薄い平板状のも
のであっても適宜な場所を保持ピンで保持することによ
り、射出成形時において平板状のスライドコアが変形す
ることなく、狭い空間を形成している成形品の成形を可
能とした。以上の様に本発明の成形用金型や成形方法を
用いれば、樹脂製品設計の自由度を飛躍的に向上させる
ことができ、また成形精度も向上する。
【0031】
【発明の効果】以上の様に本発明は、小径なスライドコ
アピンやスライドコアをキャビティ内で保持ピンで保持
することにより、溶融樹脂の流動の影響であおられるこ
となく成形でき、かつまた、溶融樹脂が硬化する前の保
圧状態において保持ピンを引き抜くので、引き抜いた後
に溶融樹脂が直ちに充填される。この結果、小径孔や成
形品内の空間などの内部壁面に保持ピンの跡つまり孔が
開くことはない。
【0032】したがって本発明の射出成形方法や射出成
形用金型をもちいれば、次の様な効果が得られる。 a.小径孔や狭い空間でも、成形品の奥深くまで形成す
ることができ、しかもその成形品の仕上がりは、保持ピ
ンの端面を凹形状にする事により、高い寸法精度を得ら
れる。同時に、製品設計の時点で設計自由度が向上する
効果がある。
【0033】b.特に2本のスライドコアピンを突き合
わせて、曲がった細径な貫通孔を有する成形品を成形す
るとき、スライドコアピンが保持されているため、スラ
イドコアピンどうしが離れて樹脂の侵入を抑えられ、そ
の結果成形精度向上をはかることができる。
【0034】c.スライドコアピンの一方の先端に他方
のスライドコアピンが係合する凹部を形成したことによ
り、保持ピンによる保持に併せて、この凹部での結合が
強化され、より成形精度が向上する。
【0035】d.成形品内に保持ピンが抜けた孔(空
間)を残さないため、従来のように孔から液漏れが発生
したり、孔を経由して内部に異物が侵成入したりするこ
とがないと共に、成形品の強度が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に用いるインクガイドの斜視図。
【図2】インクガイドの側面図。
【図3】本発明の構成による射出成形用金型の型締め完
了を示す金型の断面図。
【図4】射出成形用金型のキャビティに溶融樹脂を射出
充填した金型の断面図。
【図5】射出成形用金型のキャビティから保持ピンを引
き抜き、その後に空間が生じた事を示す金型の断面図。
【図6】図5の空間に溶融樹脂が侵入充填され他の樹脂
と一体になったことを示す金型の断面図。
【図7】射出成形用金型のキャビティからスライドコア
ピンが後退して小径孔が形成されたことを示す金型の断
面図。
【図8】保持ピンの端面形状を示す断面図。
【符号の説明】
10 インクガイド 11 小径孔 12 A小径孔 13 B小径孔 20 射出成形用金型 21 可動型 22 固定型 23 キャビティ 24 スライドコアピンA 25 スライドコアピンB 26、26′ 保持ピン 27 端面 28 ゲート 29 溶融樹脂 30 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形用金型において、可動型と固定
    型が閉じて形成されたキャビティ内に、スライドコアピ
    ン又はスライドコアを挿入後、前記キャビティ内へ溶融
    樹脂を射出して成形品の一部に小孔を形成する射出成形
    方法において、キャビティ内にスライドコアピン又はス
    ライドコアを挿入後、対向する方向から保持ピンを前記
    キャビティ内に前進させて前記スライドコアピン又はス
    ライドコアを保持し、その後前記キャビティ内に溶融樹
    脂を射出し、次工程の保圧状態のとき、前記保持ピンを
    前記キャビティ内から少なくとも成形品の肉厚分後退さ
    せ、この後退により生じた空間内に保圧を利用して周囲
    の樹脂を侵入させることにより、保持ピンの存在により
    形成された空間を埋めつくすことを特徴とするスライド
    コアピン又はスライドコアを用いて成形品の一部に小孔
    を形成する射出成形方法。
  2. 【請求項2】 キャビティ内に前進及び後退自在なスラ
    イドコアピン又は偏平なスライドコアを組み込むことに
    より、成形品の一部に小孔を形成する射出成形用金型に
    おいて、前記スライドコアピン又はスライドコアに対し
    て直角方向から出入り自在であって、スライドコアピン
    又はスライドコアがキャビティ内に前進して来て停止し
    たときに、このスライドコアピン又はスライドコアを対
    向する方向からその先端で同時に保持し、スライドコア
    ピン又はスライドコアが溶融樹脂の射出圧で変位するの
    を防止すると共に、保圧状態のときに保持ピンを少なく
    とも成形品の肉厚分後退するように構成して成るスライ
    ドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の一部に小
    孔を形成するための射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 保持ピンの先端面にスライドコアピン又
    はスライドコアが収まる凹部を形成して成る請求項2記
    載のスライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品
    の一部に小孔を形成するための射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 保持ピンをスライドコアピン又はスライ
    ドコアの先端側に位置させて成る請求項2又は3記載の
    スライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の一
    部に小孔を形成するための射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 キャビティ内に前進したスライドコアピ
    ン又はスライドコアを複数箇所において保持するように
    複数の保持ピンを設けて成る請求項2又は3又は4記載
    のスライドコアピン又はスライドコアを用いて成形品の
    一部に小孔を形成するための射出成形用金型。
JP9099969A 1997-04-17 1997-04-17 成形品の一部に小孔を射出成形する方法及びこの成形方法に用いられる射出成形用金型 Pending JPH10286844A (ja)

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