JPH10286134A - アジャスタフット及びこれを底面に取り付けた機器 - Google Patents

アジャスタフット及びこれを底面に取り付けた機器

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JPH10286134A
JPH10286134A JP9394497A JP9394497A JPH10286134A JP H10286134 A JPH10286134 A JP H10286134A JP 9394497 A JP9394497 A JP 9394497A JP 9394497 A JP9394497 A JP 9394497A JP H10286134 A JPH10286134 A JP H10286134A
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JP
Japan
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base
adjuster
adjuster foot
state
attached
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9394497A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okubo
浩之 大久保
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースに機器を設置する場合であって
も、機器内部の実装容量を減らすことなく、又アジャス
タフットを機器から外側に突出させずに機器を支持する
と共に傾きを防止する。 【解決手段】 アジャスタフット1は、ネジ部2を回転
することにより機器10の矢印A、B方向の設置高さを
調節することができる。ベース部7は、ネジ部2を回転
軸として矢印C、D方向に回転自在となっている。ベー
スカバー4の穴4aは、ネジ部2に対し偏心して形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の設置高さを
調節し且つ傾きを防止するアジャスタフットにおいて、
特にその形状に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アジャスタフットは機器の底面
に取り付けられ、機器の設置高さを調節すると共に、機
器が傾いてしまうことを防止している。アジャスタフッ
トは、例えば機器の底面に差し込まれる軸、及び軸に挿
入され床面に載置される円盤型のベース部から成ってお
り、軸の底面への差し込み深さを調節することにより設
置高さを調整し、ベース部により機器の傾きを防止して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアジャスタフッ
トは、できる限り機器の外側(軸の差し込み位置が側壁
に近い位置)に設けて機器の傾きを防止していたが、ア
ジャスタフットを外側に設けるほど、ベース部が機器の
側壁からはみ出して(突出して)しまっていた。即ち、
例えば機器の側壁を壁や机等に接触させて機器を設置し
ようとした場合、機器の外側に突出しているベース部が
先に壁や机に突き当たってしまうことにより、機器の側
壁と壁(や机)とを接触できなかった。従って、両壁と
の間にベース部の突出分の隙間ができてしまう。従っ
て、機器を設置するスペースを確保する際、ベース部の
突出分、余計に設置スペースを必要としていた。
【0004】また、アジャスタフットの軸は機器の底面
に差し込まれているので底面から機器内へ突出している
が、例えば、アジャスタフットのベース部が機器の側壁
から突出しないように軸を機器の内側寄り(軸の差し込
み位置が側壁から離れている位置)に設けた場合、機器
内部に突出したアジャスタフットの軸が邪魔となり、機
器内部の実装容量が減ってしまう。この結果、機器を大
きくして実装容量を確保する必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、先端部側が機器の底面
に移動可能に取り付けられ、移動して設置高さを調節す
る支軸部と、支軸部を回転中心とし支軸部の後端部に偏
心して取り付けられ、機器が設置される床面に載置され
て機器の傾きを防止する平板状のベース部とを備えたも
のである。
【0006】上述の解決手段によれば、ベース部の中心
から最も径の短い部分を機器が傾く側に向けて取り付け
る。従って、ベース部は機器の側壁から突出しない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。図1は本発明に係る実施
の形態における拡大したアジャスタフットを示す分解斜
視図、図2は実施の形態の拡大したアジャスタフットを
組み立てた状態を示す斜視図、図3は実施の形態のアジ
ャスタフットを機器に取り付けたときの状態説明図、図
4は実施の形態のアジャスタフットのベース部と機器の
底面との関係を説明する拡大図である。
【0008】アジャスタフット1は、本実施の形態で
は、図3に示す機器10の底面11の四隅に取り付けら
れる。アジャスタフット1は、底面11に形成した図示
せぬ穴に差し込まれるネジ部2及び樹脂で形成されるワ
ッシャ3、ベースカバー4、Eリング5、ゴム座6から
成っている。
【0009】ネジ部2の先端部側にはネジ溝2aが形成
されている。また、後端部側には座部2bが形成される
と共に溝2cが形成されている。ネジ溝2aは、底面1
1に形成した上述の穴に形成された溝(図示せず)と係
合しており、ネジ部2を回転することにより先端部側が
底面11の穴に対して矢印A、B方向に移動し、機器1
0の矢印A、B方向の設置高さを調節することができ
る。
【0010】ネジ部2の後端部には、ワッシャ3及びベ
ースカバー4、Eリング5、ゴム座6がこの順で挿入さ
れる。ベースカバー4は、座部2bにより矢印A方向へ
の移動を阻止され、Eリング5が溝2cに嵌め込まれる
ことにより矢印B方向への移動を阻止される。ベースカ
バー4は、ネジ部2を回転軸として矢印C、D方向に回
転自在となっている。
【0011】ところで、図1に示すように、ベースカバ
ー4は円柱の一部が切り欠かれた略半円柱形状となって
おり、底面を有していない。更に、ネジ部2の後端部側
が挿入されるベースカバー4の穴4aは、ベースカバー
4の中心に形成されていない、即ち、回転軸であるネジ
部2に対し偏心して形成されている。
【0012】ゴム座6はその底面が、機器10が設置さ
れる床面に載置される。ゴム座6の外形はベースカバー
4と同じであり、ネジ部2の後端部側が挿入されるゴム
座6の穴6aは、穴4aよりも径が大きくなっている。
ゴム座6は、ベースカバー4の内側に貼り付けられて固
定され(図2参照)、アジャスタフット1の平板状のベ
ース部7を形成する。従って、ゴム座6もベースカバー
4と同様にネジ部2に対し偏心し、ベースカバー4を矢
印C、D方向に回転すると、ゴム座6も同方向に回転す
る。
【0013】ところで、図4に示すように、ベース部7
の回転中心から円弧となっている円弧面4b側の径Q1
は、切り欠かれた端面4c側の径Q2よりも大きく、さ
らに本実施の形態では径Q2は、ベース部7の回転中心
から側壁までの距離Q3よりも小さくしている(Q1>
Q3>Q2)。従って、ベース部7の円弧面4bを機器
10が傾く外側方向(転倒方向)に突出させ、端面4c
を機器10の内側に向けると、ベース部7は転倒方向と
は逆方向に機器10を支えて傾きや転倒を防止する。
【0014】次に、機器10の設置状況における実施の
形態のアジャスタフット1の取り付け状態を図5〜図1
3を加えて説明する。図5〜図7は機器の周囲に障害物
が何も無いときの実施の形態のアジャスタフットの取り
付け状態を説明する図であり、図8〜図12は機器の周
囲に障害物があるときの実施の形態のアジャスタフット
の取り付け状態を説明する図である。また、図13は機
器の内部ユニットを引き出した状態を説明する図であ
り、図において内部ユニット20はレール21に案内さ
れて機器10から引き出される。
【0015】図5〜図7の状態において、即ち、機器1
0の周囲に障害物として例えば机や壁等が無い場合、ベ
ース部7を回転して端面4cを機器10の内側に向け円
弧面4bを外側に突出させ、機器10を4個のアジャス
タフット1により自立させる。例えば、機器10が図1
3に示す内部ユニット20等を有しており、この内部ユ
ニット20を側壁から引き出すとき、機器10の転倒方
向に力が掛かっても、円弧面4bが外側に向いているこ
とにより円弧面4b側のベース部7が機器10を支え、
機器10は転倒を防止される。
【0016】また図8及び図9の状態において、即ち、
機器10の側壁の一つを(側壁10a)を壁15等(図
9参照)に接触させて設置させる場合、側壁10a側に
取り付けられたベース部7を回転して端面4cを外側に
向け、壁15と対向させる。これにより、アジャスタフ
ット1は側壁から機器10の外側へ突出せず、側壁10
aを壁15に接触させて設置できる。
【0017】またこの状態において、側壁10a以外の
側壁から内部ユニット20を引き出すとき、機器10の
転倒方向に力が掛かっても、側壁10a以外の側壁のア
ジャスタフット1の円弧面4bが外側に向いていること
により、上述と同様にベース部7が機器10を支え、機
器10は転倒を防止される。
【0018】また図10〜図12の状態において、即
ち、機器10の対向する側壁を、両側壁間の距離と略同
じ大きさの隙間を有する壁15、16等の間に設置させ
る場合、ベース部7を回転して壁15、16と対向する
側の端面4cを夫々壁15、16と対向させる(図12
参照)。これにより、アジャスタフット1は側壁から壁
15、16側へ突出せず、側壁10aを壁15に近接或
いは接触させて設置できる。
【0019】この状態において、壁15、16と対向し
ていない側壁から内部ユニット20を引き出すとき、機
器10の転倒方向に力が掛かっても、上述と同様、ベー
ス部7が機器10を支え、機器10は転倒を防止され
る。
【0020】本実施の形態では、ベース部7がネジ部2
に対して偏心し且つ回転自在に取り付けられていること
により、機器10が設置される周囲状況に応じてベース
部7の向きを上述した向き以外にも最適な方向に自在に
変えることができる。従って、機器10の設置スペース
をベース部7の分だけ余計に広く確保する必要がない。
また、ベース部7の回転動作においては、特種工具を必
要とせずユーザが手作業により容易に行える。
【0021】さらに機器10が、内部ユニット20等が
引き出される機器であっても、ベース部7の円弧面4b
の向きを内部ユニット20の引出し方向(機器10の転
倒方向)に向けることにより、端面4cを転倒方向に向
けた場合よりも転倒角(転倒角:機器10の設置面と機
器10の底面とが成す角度、及び設置面に設置面に対す
る垂線と機器10の側面とが成す角度を指し、両角度は
夫々機器10を傾けていったときに機器10が転倒して
しまわないで自立できる最大の角度)を増やすことがで
きる。この場合、例えば、内部ユニット20を引き出す
際に、ベース部7を回転して円弧面4bの向きを転倒方
向に向けるということもできる。即ち、機器10の設置
時は勿論のこと設置後であってもベース部7の向きは機
器10が設置される環境に応じて容易に変更可能であ
る。
【0022】本実施の形態では、ベース部7の形状を略
半円柱形状とし、機器10の支えたい側にのみ突出させ
て機器10を支えることができる。従って、ベース部7
の形状を円柱とした場合と同様の効果を得ることがで
き、円柱とした場合よりもベース部7の面積を小さくす
ることができ且つ円弧面4aのみ大きくして転倒角を大
きくする等も可能である。これにより、ベース部7を円
柱形状とした場合よりもコスト低減も図ることができ
る。
【0023】さらに、ベース部のみが本実施の形態と異
なるアジャスタフットであれば、ベース部のみ本実施の
形態のベース部7と交換すればよいので、交換は容易で
ある。
【0024】次に、本実施の形態の変形例を図14及び
図15を加えて説明する。図14及び図15は実施の形
態の変形例のベース部を示す説明図である。
【0025】上述の実施の形態では、ベース部7は平板
の略半円柱形で説明しているが、形状はこれに限らず、
平板状のそのほかの形状であってもよい。例えば、図1
4に示すように三角形(図14(a))又はL字型(図
14(b))、T字型(図14(c))、略U字型(図
14(d))或いは四角形(図示せず)であっても上述
と同様の効果を得ることができ、さらに半円柱形よりも
ベース部の面積を小さくすることができる。さらに、四
角形であればベース部の加工が容易であり、コスト低減
となる。
【0026】なおU字型のベース部を使用する場合、例
えば機器10が底面11にキャスタ30を有していると
き、機器10の設置時はキャスタ30を、図15に示す
ように、U字型の凹形状の部分に嵌め込み、動かないよ
うに収納することもできる。そして機器10を移動した
い場合は、ネジ部2を回転してアジャスタフットの高さ
をキャスタ30の高さよりも短く調節する。
【0027】本実施の形態及び変形例では、移動して機
器10の設置高さを調節する支軸部として、先端部側に
ネジ溝2aが形成されたネジを部2を例に挙げて説明し
ているが、ネジ部2に限らず、移動して機器10の設置
高さを調節する他の構造の支軸部であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
機器を支持し傾きを防止するベース部を、機器底面に移
動可能に取り付けられた支軸部を回転中心とし偏心して
取り付けることにより、狭いスペースに機器を設置する
場合であっても、ベース部分を機器から突出させないよ
うにできるので、アジャスタフットをできる限り機器の
外側に設けることができる。従って、ベース部分余計に
設置スペースを必要とせず、さらに、機器内部の実装容
量が減ってしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のアジャスタフットを
示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態のアジャスタフットの組み立て状態
斜視図である。
【図3】実施の形態のアジャスタフットの機器への取り
付け状態説明図である。
【図4】実施の形態のベース部と機器底面との関係説明
図である。
【図5】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状態
説明図である。
【図6】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状態
説明図である。
【図7】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状態
説明図である。
【図8】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状態
説明図である。
【図9】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状態
説明図である。
【図10】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状
態説明図である。
【図11】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状
態説明図である。
【図12】実施の形態のアジャスタフットの取り付け状
態説明図である。
【図13】機器の内部ユニットを引き出した状態説明図
である。
【図14】実施の形態の変形例のベース部を示す説明図
である。
【図15】実施の形態の変形例のベース部を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 アジャスタフット 2 ネジ部 4 ベースカバー 6 ゴム座 7 ベース部 10 機器 11 底面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の底面に設けられるアジャスタフッ
    トにおいて、 先端部側が前記機器の底面に移動可能に取り付けられ、
    移動して設置高さを調節する支軸部と、 前記支軸部を回転中心とし支軸部の後端部に偏心して取
    り付けられ、前記機器が設置される床面に載置されて機
    器の傾きを防止する平板状のベース部とを備えたことを
    特徴とするアジャスタフット。
  2. 【請求項2】 設置高さを調節し且つ傾きを防止するア
    ジャスタフットを底面に取り付けた機器において、 前記アジャスタフットは、 先端部側を前記底面に移動可能に取り付けられ、移動し
    て設置高さを調節する支軸部と、 前記支軸部を回転中心とし支軸部の後端部に偏心して取
    り付けられ、前記機器が設置される床面に載置されて機
    器の傾きを防止する平板状のベース部とを備えたことを
    特徴とする機器。
  3. 【請求項3】 前記ベース部は略U字型に形成される請
    求項2記載の機器。
  4. 【請求項4】 前記底面に移動用のキャスタを取り付
    け、 前記キャスタは、前記ベース部のU字型の凹形状の部分
    に嵌め込まれて固定される請求項3記載の機器。
JP9394497A 1997-04-11 1997-04-11 アジャスタフット及びこれを底面に取り付けた機器 Withdrawn JPH10286134A (ja)

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JP9394497A JPH10286134A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 アジャスタフット及びこれを底面に取り付けた機器

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JPH10286134A true JPH10286134A (ja) 1998-10-27

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JP9394497A Withdrawn JPH10286134A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 アジャスタフット及びこれを底面に取り付けた機器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102162326A (zh) * 2011-02-14 2011-08-24 黄晓辉 家具部件安装微调装置
JP2014226597A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社日本トリム 電解水生成装置
JP2019180558A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 ニトリ ファニチャー ベトナムNitori Furniture Vietnam Epe 転倒防止具およびこれを具備する箪笥

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102162326A (zh) * 2011-02-14 2011-08-24 黄晓辉 家具部件安装微调装置
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Effective date: 20040706